[go: up one dir, main page]

JP4128570B2 - 生体情報照合装置 - Google Patents

生体情報照合装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4128570B2
JP4128570B2 JP2004567514A JP2004567514A JP4128570B2 JP 4128570 B2 JP4128570 B2 JP 4128570B2 JP 2004567514 A JP2004567514 A JP 2004567514A JP 2004567514 A JP2004567514 A JP 2004567514A JP 4128570 B2 JP4128570 B2 JP 4128570B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
matching
registration
collation
fingerprint
feature information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004567514A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2004068413A1 (ja
Inventor
高弘 松田
祥治 鈴木
卓 新崎
茂史 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Publication of JPWO2004068413A1 publication Critical patent/JPWO2004068413A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4128570B2 publication Critical patent/JP4128570B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V40/00Recognition of biometric, human-related or animal-related patterns in image or video data
    • G06V40/10Human or animal bodies, e.g. vehicle occupants or pedestrians; Body parts, e.g. hands
    • G06V40/12Fingerprints or palmprints
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V40/00Recognition of biometric, human-related or animal-related patterns in image or video data
    • G06V40/10Human or animal bodies, e.g. vehicle occupants or pedestrians; Body parts, e.g. hands

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Collating Specific Patterns (AREA)

Description

本発明は、例えば指紋,掌紋,虹彩(虹彩筋肉紋様),音声,顔画像,血管パターン(眼底網膜血管網,静脈血管網),動的署名,キーストローク等の生体情報(バイオメトリクス情報)による個人認証を行なうシステムに用いて好適の技術に関する。
近年、コンピュータが広範な社会システムの中に導入されるに伴い、セキュリティに関心が集まっている。従来、コンピュータ室への入室や端末利用の際の本人確認手段としては、IDカードやパスワードが用いられてきた。しかし、それらはセキュリティの面で多くの課題が残されている。
そこで、IDカードやパスワードよりも信頼性の高い本人確認手段として、近年、人間の生体情報を利用したバイオメトリクス認証が広く活用されている。生体情報としては、例えば指紋,掌紋,虹彩,顔画像,音声,血管パターン,動的署名,キーストロークなどが用いられている。これらの中でも、指紋を利用したバイオメトリクス認証技術は、実用化が最も進んでいる。
指紋認証では、一般に、認証対象者がユーザ名等のIDを入力するとともに指紋を入力し、IDに対応して予め登録されている登録指紋データを読み出してから、その登録指紋データと認証対象者によって入力された指紋データとを照合して個人認証を行なう、一対一認証が用いられている。しかし、このような一対一認証では、指紋センサ以外に、IDを入力するためのキーボードやキーパッドが必要で設備コストを要することになる。また、認証対象者によるID入力の手間を削減したという要望も多い。
IDを入力せずに指紋だけを入力して本人を特定する認証技術は、一対多認証と呼ばれる。この一対多認証では、一般に、予め登録されている全ての登録指紋データと認証対象者によって入力された指紋データとを照合し、登録指紋データの中から入力指紋データと一致するものを特定することにより認証対象者を特定し、認証対象者の本人認証を行なっている。しかし、このような一対多認証では、登録指紋データの数が増大すると、当然、全登録指紋データと入力指紋データとの照合処理に要する時間も増大するため、その照合処理時間を短縮することが望まれている。
一対多認証において照合処理時間の増大を抑制する手法としては、例えば特開2002-133416号公報(以下、特許文献1という)に開示された手法がある。この特許文献1に開示された手法では、照合に用いられる指紋データ以外の属性情報(例えば指紋の紋様種別;図6A〜図6H参照)を検出し、その属性情報によって登録指紋データを予め分類しておき、照合時に認証対象者から得られた属性情報(紋様種別)と同じ属性情報をもつ登録指紋データと、入力指紋データとの照合を行なっている。しかし、このような手法では、属性情報として例えば指紋の紋様種別を用いた場合、登録指紋データを紋様種別数n(図6A〜図6Hに示す例では8種類)のグループにしか分類できないため、照合処理時間も、n分の1程度までしか短縮することができない。
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、生体情報を用いて一対多認証を行なう際に、登録特徴情報と入力特徴情報との照合処理に要する時間の大幅な短縮を実現することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の生体情報照合装置は、一対多認証を行なうための照合用生体情報を認証対象者から採取して入力する照合用生体情報入力部と、該照合用生体情報入力部によって入力された前記照合用生体情報から照合用特徴情報を抽出する照合用特徴情報抽出部と、該照合用生体情報入力部によって入力された前記照合用生体情報から前記照合用特徴情報とは異なる複数種類の照合用属性情報を抽出する照合用属性情報抽出部と、該照合用特徴情報抽出部によって抽出された前記照合用特徴情報と照合されるべき複数の登録用特徴情報の照合優先順位を、前記複数の登録用特徴情報のそれぞれに対応付けられている複数種類の登録用属性情報と該照合用属性情報抽出部によって抽出された前記複数種類の照合用属性情報とに基づいて算出する照合優先順位算出部と、該照合用特徴情報抽出部によって抽出された前記照合用特徴情報を、該照合優先順位算出部によって算出された前記照合優先順位に従って、順次、前記複数の登録用特徴情報と照合することにより、該複数の登録用特徴情報の中から前記照合用特徴情報と一致するものを特定しうる照合部とをそなえ、該照合優先順位算出部が、前記複数種類の照合用属性情報と各登録用特徴情報に対応付けられた前記複数種類の登録用属性情報とをそれぞれ比較して一致するか否かを判断し、前記複数種類の登録用属性情報のうち、前記照合用属性情報と一致すると判断されたものに予め付与された優先順位に従って、前記照合優先順位を決定することを特徴としている。
述した本発明の生体情報照合装置によれば、生体情報を用いて一対多認証を行なう際に、複数の登録用特徴情報の照合優先順位が、その登録用特徴情報のそれぞれに対応付けられている複数種類の登録用属性情報と認証対象者の生体情報から抽出された複数種類の照合用属性情報とに基づいて算出され、認証対象者の生体情報から抽出された照合用特徴情報が、算出された照合優先順位に従って、順次、登録用特徴情報と照合され、複数の登録用特徴情報の中から照合用特徴情報と一致するものが特定される。
このように複数種類の属性情報に基づいて決定された照合優先順位の上位に位置する登録用特徴情報ほど、認証対象者本人の特徴情報である確率が高い。従って、一対多認証を行なう際に照合用特徴情報を全ての登録用特徴情報と総当りで照合を行なわなくても、照合優先順位に従って照合を行ない、ある程度の一致度が得られれば、認証対象者本人の登録用特徴情報を確定することが可能であり、照合処理に要する時間(照合回数)を大幅に削減できるとともに、照合精度の向上をはかることもできる。
図1は本発明の一実施形態としての指紋データ登録装置(生体情報登録装置)の機能構成を示すブロック図である。 図2は本発明の一実施形態としての指紋データ照合装置(生体情報照合装置)の機能構成を示すブロック図である。 図3は本実施形態における指紋認証装置(生体情報登録/照合装置)のハードウエア構成を示すブロック図である。 図4は本実施形態における指紋認証システム(生体情報登録/照合システム)のハードウエア構成を示すブロック図である。 図5は本実施形態の登録用データ格納部におけるデータ内容を説明するための図である。 図6A〜図6Hは、それぞれ、本実施形態における属性情報としての指紋の紋様種別を説明すべく指紋の具体例を示す図である。 図7は本実施形態における属性情報としての指の形状を説明するための図である。 図8Aは水分量の少ない指の指紋画像例を示す図、図8Bは図8Aの指紋画像例の輝度を示すグラフである。 図9Aは中間水分量の指の指紋画像例を示す図、図9Bは図9Aの指紋画像例の輝度を示すグラフである。 図10Aは水分量の多い指の指紋画像例を示す図、図10Bは図10Aの指紋画像例の輝度を示すグラフである。 図11は本実施形態における指紋データ登録手順(指紋データ登録装置の動作)を説明するためのフローチャートである。 図12は本実施形態における指紋データ照合手順(指紋データ照合装置の動作)を説明するためのフローチャートである。 図13は、本実施形態における照合優先順位算出手順を説明するための図である。 図14は、本実施形態における照合優先順位算出手順を説明するための図である。 図15は本実施形態における指紋データ照合手順(指紋データ照合装置の動作)の変形例を説明するためのフローチャートである。 図16は本実施形態における照合優先順位算出手順の変形例を説明するためのフローチャートである。 図17は本実施形態における照合優先順位算出手順の変形例を説明するための図である。 図18は本実施形態における照合優先順位算出手順の変形例を説明するための図である。 図19は本実施形態における指紋データ照合装置(生体情報照合装置)の変形例の機能構成を示すブロック図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
〔1〕ハードウエア構成
本発明は、例えば、図3に示すような指紋認証装置(生体情報登録/照合装置)10、あるいは、図4に示すような指紋認証システム(生体情報登録/照合システム)として実現される。なお、図3および図4は、それぞれ上記指紋認証装置および上記指紋認証システムのハードウエア構成を示すブロック図である。
図3に示す指紋認証装置10は、図1を参照しながら後述する指紋データ登録装置(生体情報登録装置)としての機能と、図2を参照しながら後述する指紋データ照合装置(生体情報照合装置)としての機能とを併せもつもので、パーソナルコンピュータに指紋センサ14を接続して構成されている。このパーソナルコンピュータは、少なくともCPU11,メモリ(ROM,RAM)12,入出力インタフェース13,記憶装置(ハードディスク等)15の相互間をバス16により接続して構成された一般的なもので、指紋センサ14も、バス16を介してCPU11に接続されている。
ここで、指紋センサ14としては、静電容量式,光学式,感熱式など、いずれのタイプのものを用いてもよい。
また、指紋認証装置10の記憶装置15には、指紋登録/照合プログラム(生体情報登録/照合プログラム)15aが格納されるほか、この記憶装置15は、図5を参照しながら後述するごとく、指紋登録者から抽出された登録指紋データ(登録用特徴情報)および登録用属性情報を、その指紋登録者のIDに対応付けて格納する登録用データ格納部15bとしての機能を果たしている。
そして、指紋認証装置10のCPU11においては、記憶装置15に格納されている指紋登録/照合プログラム15aを読み出して実行することにより、図1を参照しながら後述する指紋データ登録装置(生体情報登録装置)としての機能と、図2を参照しながら後述する指紋データ照合装置(生体情報照合装置)としての機能とが実現される。
上述の構成により、図3に示す指紋認証装置10では、指紋センサ14を用いて登録対象者から抽出された登録用データを、記憶装置15(登録用データ格納部15b)に登録・格納する登録処理(詳細については後述)が実行される一方、指紋センサ14を用いて認証対象者から抽出された照合用データと記憶装置15(登録用データ格納部15b)における登録用データとに基づいて照合処理(個人認証;詳細については後述)が実行される。
図4に示す指紋認証システム(生体情報登録/照合システム)は、図1を参照しながら後述する指紋データ登録装置(生体情報登録装置)としての機能を果たす指紋認証装置10Aと、図2を参照しながら後述する指紋データ照合装置(生体情報照合装置)としての機能を果たす指紋認証サーバ20と、これらの指紋認証装置10Aおよび指紋認証サーバ20の相互間を通信可能に接続するLAN(Local Area Network)30とをそなえて構成されている。
この指紋認証システムにおいて、指紋認証装置10Aは、図3に示した指紋認証装置10と同様、少なくともCPU11,メモリ(ROM,RAM)12,入出力インタフェース13,記憶装置(ハードディスク等)15の相互間をバス16により接続して構成された一般的なパーソナルコンピュータに、静電容量式,光学式,感熱式などの指紋センサ14を接続して構成されている。
ただし、指紋認証装置10Aの記憶装置15には、指紋登録プログラム(生体情報登録プログラム)15cが格納されており、指紋認証装置10AのCPU11においては、その指紋登録プログラム15cを読み出して実行することにより、図1を参照しながら後述する指紋データ登録装置(生体情報登録装置)としての機能が実現される。
また、指紋認証サーバ20も、少なくともCPU21,メモリ(ROM,RAM)22,入出力インタフェース23,記憶装置(ハードディスク等)25の相互間をバス26により接続して構成された一般的なサーバ装置(パーソナルコンピュータ)に、静電容量式,光学式,感熱式などの指紋センサ24を接続して構成されている。
この指紋認証サーバ20の記憶装置25には、指紋照合プログラム(生体情報照合プログラム)25aが格納されるほか、この記憶装置25は、図3に示した記憶装置15と同様、図5を参照しながら後述するごとく、指紋登録者から抽出された登録指紋データ(登録用特徴情報)および登録用属性情報を、その指紋登録者のIDに対応付けて格納する登録用データ格納部25bとしての機能を果たしている。
そして、指紋認証サーバ20のCPU21においては、記憶装置25に格納されている指紋照合プログラム25aを読み出して実行することにより、図2を参照しながら後述する指紋データ照合装置(生体情報照合装置)としての機能が実現される。
上述の構成により、図4に示す指紋認証システムでは、指紋認証装置10Aが、指紋センサ14を用いて登録対象者から抽出された登録用データを、LAN30を介して、指紋認証サーバ20の記憶装置25(登録用データ格納部25b)に登録・格納する登録処理(詳細については後述)を実行する。
また、個人認証を行なう際、認証対象者は、指紋認証装置10Aに接続された指紋センサ14、もしくは、指紋認証サーバ20に接続された指紋センサ24を用いて指紋画像を入力して指紋認証サーバ20へ送り、この指紋認証サーバ20において、認証対象者の指紋画像から抽出された照合用データと記憶装置25(登録用データ格納部25b)における登録用データとに基づいて照合処理(詳細については後述)が実行される。
〔2〕機能構成
さて、次に、図3や図4に示したハードウエア構成によって実現される、本実施形態の指紋データ登録装置(生体情報登録装置)および指紋データ照合装置(生体情報照合装置)の機能構成について、それぞれ図1および図2に示すブロック図を参照しながら説明する。なお、図1,図2および以下の説明中において、括弧無し符号は、図3に示すハードウエア構成(指紋認証装置10)で実現される機能構成に付与されたものであり、括弧付き符号は、図4に示すハードウエア構成(指紋認証システム)で実現される機能構成に付与されたものである。括弧無し符号と括弧付き符号とが同一符号である場合には、括弧付き符号の表記を省略する場合がある。
〔2−1〕指紋データ登録装置の機能構成
図1に示す本実施形態の指紋データ登録装置は、指紋センサ14(14),登録用指紋データ抽出部11a(11a),登録用属性情報抽出部11b(11b),登録部11e(11e)および登録用データ格納部15b(25b)によって構成されている。なお、登録用指紋データ抽出部11a(11a),登録用属性情報抽出部11b(11b)および登録部11e(11e)としての機能は、CPU11が指紋登録/照合プログラム15a(指紋登録プログラム15c)を実行することにより実現される。
指紋センサ14は、前述した通り静電容量式,光学式,感熱式等のセンサであり、一対多認証に用いられる登録用生体情報としての登録用指紋画像を登録対象者から採取してCPU11に入力する登録用生体情報入力部(指紋情報入力部)として機能するものである。
登録用指紋データ抽出部(登録用特徴情報抽出部)11aは、例えば特開平11−195119号公報に開示されたマニューシャ法を用いて、指紋センサ14によって入力された登録用指紋画像から、登録指紋データ(登録用特徴情報)として、指紋画像中の隆線の特徴点に関する情報を抽出するものである。その特徴点に関する情報は、具体的には、特徴点の位置,種類(端点,分岐点)および方向や、その特徴点を隆線に投影して得られる投影特徴点の位置などである。
登録用属性情報抽出部11bは、指紋センサ14によって入力された登録用指紋画像から、登録用指紋データ抽出部11aによって抽出される登録指紋データとは異なる複数種類の登録用属性情報を抽出するものである。この登録用属性情報抽出部11bには、抽出すべき登録用属性情報の種類毎に、その属性情報を抽出するための属性情報抽出部11b−1,11b−2,11b−3,…がそなえられている。
登録用属性情報としては、例えば以下の(1)(7)のうちの2以上が抽出される。
(1)登録用指紋画像における指紋の紋様種別
(2)登録用指紋画像における指の形状
(3)登録用指紋画像から抽出された特徴点の数
(4)登録用指紋画像から抽出された登録指紋データ(登録用特徴情報)のデータ量
(5)登録用指紋データ抽出部11aによって登録指紋データを抽出するのに要した処理時間(計算時間)
(6)登録用指紋画像における指表面の水分量
(7)登録用指紋画像の入力環境情報
ここで、(1)の登録用指紋画像における指紋の紋様種別は、例えば図6A〜図6Hに示す8種別(つまり、右袋型,左袋型,双子型,波型,渦型,左流れ型,右流れ型,桂型)である。このような紋様種別の抽出手法については、例えば特開2002−133416号公報に開示されている。なお、図6A〜図6Hは、それぞれ、本実施形態における属性情報としての指紋の紋様種別を説明すべく指紋の具体例を示す図である。
(2)の指の形状は、例えば図7に示すように定義される。つまり、図7に示すように、指紋センサ14のセンサ面と接触した指の形状を、指紋画像に外接する四角形の横方向長さxおよび縦方向長さyとして定義し抽出する。なお、図7は本実施形態における属性情報としての指の形状を説明するための図である。
(3)の特徴点の数は、登録用指紋データ抽出部11aにより前記マニューシャ法を用いて登録指紋画像から抽出された特徴点を計数することによって得られる。
同様に、(4)のデータ量は、登録用指紋データ抽出部11aにより前記マニューシャ法を用いて抽出された登録指紋データを計測することによって得られ、(5)の処理時間は、登録用指紋データ抽出部11aにより前記マニューシャ法を用いて登録指紋データを抽出するのに要した時間を計時することによって得られる。
指紋センサ14として静電容量型のものを用いた場合、指表面の水分量に応じて出力される画像の輝度が変化する。ここで、図8A,図9Aおよび図10Aはそれぞれ水分量(少ない,中間,多い)の異なる指の指紋画像例を示す図であり、図8B,図9Bおよび図10Bはそれぞれ図8A,図9Aおよび図10Aの指紋画像例の輝度を示すグラフである。水分量の少ない指の場合、図8Aおよび図8Bに示すように輝度レベルの低い指紋画像が採取される一方、水分量の多い指の場合、図10Aおよび図10Bに示すように輝度レベルの高い指紋画像が採取される。また、水分量が中程度の指の場合、図9Aおよび図9Bに示すように輝度レベルが中程度(標準)の指紋画像が採取される。そこで、静電容量型の指紋センサ14により指紋画像を採取した場合には、鮮明な指紋画像を得るべく(具体的には図9Aおよび図9Bに示すように輝度レベルが中程度の指紋画像を得るべく)、指紋センサ14からの出力のゲインを輝度状態に応じて補正することが一般的に行なわれている。このような補正に際して算出されるゲイン補正量は指表面の水分量と等価な値であり、(6)の指表面の水分量は、ゲイン補正量として抽出することができる。
図4に示すような指紋認証システムにおいて、利用者が、自宅のパーソナルコンピュータ(図4の指紋認証装置10Aに対応)から、インターネット等を介して指紋認証サーバ20に対し指紋登録を行なう場合、(7)の登録用指紋画像の入力環境情報を、登録用属性情報として得ることができる。その入力環境情報は、具体的には、パーソナルコンピュータのIP(Internet Protocol)アドレスや、ログイン中のユーザのユーザ名などである。
登録部11eは、登録用指紋データ抽出部11aによって抽出された登録指紋データと登録用属性情報抽出部11bによって抽出された複数種類の登録用属性情報とを対応付けて、登録用データ格納部15b(25b)に登録するものである。より具体的には図5に示すごとく、登録用データ格納部15b(25b)において、指紋登録者の登録指紋画像から抽出された登録指紋データおよび複数種類(図5では3種類)の登録用属性情報は、その指紋登録者のIDに対応付けられ、テーブル形式でデータベース化されて登録・格納されている。
ここで、図5は本実施形態の登録用データ格納部15b(25b)におけるデータ内容を説明するための図であり、この図5に示す例では、各指紋登録者のID(ID1,ID2,ID3)に、登録指紋データ(指紋データ1,指紋データ2,指紋データ3)と、3種類の属性情報a(例えば紋様種別;属性a1,a2,a3),b(例えば特徴点数;属性b1,b2,b3),c(例えば水分量;属性c1,c2,c3)とが対応付けられている。
なお、図3に示す指紋認証装置10において、登録部11eは、同じパーソナルコンピュータに内蔵された記憶装置15(登録用データ格納部15b)に、登録指紋データおよび複数種類の登録用属性情報を登録する一方、図4に示す指紋認証システムにおいて、登録部11eは、通信回線(LAN30)を介して、指紋認証サーバ20における記憶装置25(登録用データ格納部25b)に、登録指紋データおよび複数種類の登録用属性情報を登録する。
また、上述した本実施形態の指紋データ登録装置の動作(指紋データ登録手順)については、図11を参照しながら後述する。
〔2−2〕指紋データ照合装置の機能構成
図2に示す本実施形態の指紋データ照合装置は、指紋センサ14(24),照合用指紋データ抽出部11a(21a),照合用属性情報抽出部11b(21b),登録用データ読出し制御部11c(21c),照合処理部11d(21d),照合結果出力部13(23)および登録用データ格納部15b(25b)によって構成されている。なお、照合用指紋データ抽出部11a(21a),照合用属性情報抽出部11b(21b),登録用データ読出し制御部11c(21c)および照合処理部11d(21d)としての機能は、CPU11(21)が指紋登録/照合プログラム15a(指紋照合プログラム25a)を実行することにより実現される。
指紋センサ14(24)は、前述した通り静電容量式,光学式,感熱式等のセンサであり、一対多認証を行なうための照合用生体情報としての照合用指紋画像を認証対象者から採取してCPU11(21)に入力する照合用生体情報入力部(指紋情報入力部)として機能するものである。
照合用指紋データ抽出部(照合用特徴情報抽出部)11a(21a)は、例えば特開平11−195119号公報に開示されたマニューシャ法を用いて、指紋センサ14(24)によって入力された照合用指紋画像から、照合指紋データ(照合用特徴情報)を抽出するものである。ここで抽出される照合指紋データは、登録用データ格納部15b(25b)に予め登録されている登録指紋データと同一種類のもので、本実施形態では、指紋画像中の隆線の特徴点に関する情報〔特徴点の位置,種類(端点,分岐点)および方向や、その特徴点を隆線に投影して得られる投影特徴点の位置など〕である。
照合用属性情報抽出部11b(21b)は、指紋センサ14(24)によって入力された照合用指紋画像から、照合用指紋データ抽出部11a(21a)によって抽出される照合指紋データとは異なる複数種類の照合用属性情報を抽出するものである。この照合用属性情報抽出部11b(21b)には、抽出すべき照合用属性情報の種類毎に、その属性情報を抽出するための属性情報抽出部11b−1(21b−1),11b−2(21b−2),11b−3(21b−3),…がそなえられている。
照合用属性情報としては、例えば以下の(1)(7)のうち、図1に示す登録用属性情報抽出部11aによって抽出された登録用属性情報と同一種類のものが抽出される。
(1)照合用指紋画像における指紋の紋様種別
(2)照合用指紋画像における指の形状
(3)照合用指紋画像から抽出された特徴点の数
(4)照合用指紋画像から抽出された照合指紋データ(照合用特徴情報)のデータ量
(5)照合用指紋データ抽出部11a(21a)によって照合指紋データを抽出するのに要した処理時間(計算時間)
(6)照合用指紋画像における指表面の水分量
(7)照合用指紋画像の入力環境情報
これらの照合用属性情報(1)(7)の抽出手法は、項目〔2−1〕において説明した、登録用属性情報(1)(7)の抽出手法と同様であるので、その説明は省略する。
登録用データ読出し制御部11c(21c)は、後述する照合優先順位算出部としての機能を有し、この照合優先順位算出部としての機能によって算出された照合優先順位に従って、登録指紋データを登録用データ格納部15b(25b)から順次読み出して照合処理部11d(21d)に入力するものである。
上記照合優先順位算出部は、照合用指紋データ抽出部11a(21a)によって抽出された照合指紋データと照合されるべく登録用データ格納部15b(25b)に予め保持されている複数の登録指紋データの照合優先順位を、これらの登録指紋データのそれぞれに対応付けられて登録用データ格納部15b(25b)に予め保存されている複数種類の登録用属性情報と、照合用属性情報抽出部11b(21b)によって抽出された複数種類の照合用属性情報とに基づいて算出するものである。この照合優先順位算出部は、下記2種類の手法(a),(b)のいずれか一方によって、照合優先順位を算出・決定している。
手法(a): まず、複数種類の照合用属性情報と各登録指紋データに対応付けられた複数種類の登録用属性情報とをそれぞれ比較して一致するか否かを判断する。そして、登録指紋データ毎に、当該登録指紋データに対応付けられた複数種類の登録用属性情報のうち、照合用属性情報と一致すると判断されたものに予め付与された重み係数を合計し、その合計値を、当該登録指紋データについての属性情報一致度スコアとして算出する。このようにして登録指紋データ毎に算出された属性情報一致度スコアの大きさ順に従って、照合優先順位を決定する。この手法(a)については、図13および図14を参照しながら具体的に説明する。
手法(b): 手法(a)と同様に、まず、複数種類の照合用属性情報と各登録指紋データに対応付けられた複数種類の登録用属性情報とをそれぞれ比較して一致するか否かを判断する。そして、複数種類の登録用属性情報のうち、照合用属性情報と一致すると判断されたものに予め付与された優先順位に従って、照合優先順位を決定し、その照合優先順位に従って登録指紋データの並べ替えを行なう。この手法(b)については、図16〜図18を参照しながら具体的に説明する。
照合処理部(照合部)11d(21d)は、照合用指紋データ抽出部11a(21a)によって抽出された照合指紋データを、上記照合優先順位算出部としての機能によって算出された照合優先順位に従って、順次、複数の登録指紋データと照合することにより、複数の登録指紋データの中から照合指紋データと一致するものを特定し、その照合結果(特定結果)を照合結果出力部13(23)に通知するものである。
なお、実際には、照合処理部11d(21d)は、照合指紋データを、登録用データ読出し制御部11c(21c)によって登録用データ格納部15b(25b)から読み出された登録指紋データと順次照合することにより、照合優先順位に従った照合を自動的に行なうようになっている。
また、照合処理部11d(21d)による指紋照合方式としては、例えばマニューシャ法,パターンパッチング法などの一般的な方式が用いられるが、特にこれらの方式に限定されるものではなく、どのような指紋照合方式を採用しても構わない。
さらに、照合処理部11d(21d)は、下記2種類の手法(i),(ii)のいずれか一方によって、照合指紋データの特定を行なっている。
手法(i): 照合指紋データと所定基準を満たして一致する登録指紋データが出現した時点で、照合指紋データと各登録指紋データとの照合を終了し、前記所定基準を満たす当該登録指紋データを、照合指紋データと一致するものとして特定する。この手法(i)については、図12を参照しながら具体的に説明する。
手法(ii): 登録用データ読出し制御部11c(21c)によって算出された照合優先順位が基準順位よりも高い登録指紋データを照合対象グループとしてグループ化し、照合指紋データと前記照合対象グループに属する全ての登録指紋データとの照合を行ない、その照合の結果、最も一致度の高い登録指紋データを、照合用特徴情報と一致するものとして特定する。この手法(ii)については、図15を参照しながら具体的に説明する。
照合結果出力部13(23)は、図3(図4)に示す入出力インタフェース13(23)によって実現されるもので、照合処理部11d(21d)から通知された照合結果(特定結果)を出力するものである。
なお、図3に示す指紋認証装置10においては、登録用生体情報入力部および照合用生体情報入力部としての機能が一つの指紋センサ(生体情報入力部)14によって実現され、登録用特徴情報抽出部および照合用特徴情報抽出部としての機能が一つの指紋データ抽出部(特徴情報抽出部)11aによって実現され、登録用属性情報抽出部および照合用属性情報抽出部としての機能が一つの属性情報抽出部11bによって実現されている。
〔2−3〕その他
上述した指紋登録/照合プログラム(生体情報登録/照合プログラム)15a,指紋登録プログラム(生体情報登録プログラム)15cおよび指紋照合プログラム(生体情報照合プログラム)25aは、例えばフレキシブルディスク,CD−ROM,CD−R,CD−RW,DVD等のコンピュータ読取可能な記録媒体に記録された形態で提供される。この場合、コンピュータ(CPU11,21)はその記録媒体からプログラム15a,15c,25aを読み取って内部記憶装置または外部記憶装置に転送し格納して用いる。また、そのプログラム15a,15c,25aを、例えば磁気ディスク,光ディスク,光磁気ディスク等の記憶装置(記録媒体)に記録しておき、その記憶装置から通信回線を介してコンピュータ(CPU11)に提供するようにしてもよい。
ここで、コンピュータとは、ハードウエアとオペレーティングシステムとを含む概念であり、オペレーションシステムの制御の下で動作するハードウエアを意味している。また、オペレーションシステムが不要でアプリケーションプログラム単独でハードウアを動作させるような場合には、そのハードウア自体がコンピュータに相当する。ハードウエアは、少なくとも、CPU等のマイクロプロセッサと、記録媒体に記録されたコンピュータプログラムを読み取るための手段とをそなえている。上記アプリケーションプログラムは、このようなコンピュータに、指紋認証装置10,10Aや指紋認証サーバ20としての機能を実現させるプログラムコードを含んでいる。また、その機能の一部は、アプリケーションプログラムではなくオペレーティングシステムによって実現されてもよい。
さらに、本実施形態における記録媒体としては、上述したフレキシブルディスク,CD−ROM,CD−R,CD−RW,DVD,磁気ディスク,光ディスク,光磁気ディスクのほか、ICカード,ROMカートリッジ,磁気テープ,パンチカード,コンピュータの内部記憶装置(RAMやROMなどのメモリ),外部記憶装置等や、バーコードなどの符号が印刷された印刷物等の、コンピュータ読取可能な種々の媒体を利用することができる。
〔3〕本実施形態の動作
次に、上述した本実施形態の指紋認証システム(指紋データ登録装置や指紋データ照合装置)の動作について、図11〜図18を参照しながら説明する。
〔3−1〕指紋データ登録手順
図11に示すフローチャート(ステップS11〜S17)に従って、図1に示す指紋データ登録装置の動作(つまり指紋データ登録手順)について説明する。
一対多認証に用いられる登録指紋データの登録を行なう際、登録対象者は、指紋センサ14を通じて指紋画像を入力する(ステップS11)。入力された指紋画像から、登録用指紋データ抽出部11aにより登録指紋データが抽出されるとともに(ステップS12)、登録用属性情報抽出部11bにより複数の登録用属性情報が抽出される(ステップS13〜S16)。
登録用属性情報の抽出に際しては、まず、1番目の属性情報の項目(属性項目)を呼び出し(ステップS13)、その項目に対応する登録用属性情報を属性抽出部11b−1によって抽出し(ステップS14)、その属性項目が最後のものであるか否かを判断する(ステップS15)。最後のものではない場合(ステップS15のNOルート)、次の属性項目を呼び出し(ステップS16)、その属性項目に対応する登録用属性情報を属性抽出部11b−2,11b−3,…によって抽出する(ステップS14)。
このような抽出処理を繰り返し、予め指定されている複数種類の登録用属性情報を全て抽出すると(ステップS15のYESルート)、登録部11eによって、登録用指紋データ抽出部11aによって抽出された登録指紋データと登録用属性情報抽出部11bによって抽出された複数種類の登録用属性情報とが、登録対象者のIDに対応付けられて、図5に示すようなテーブル形式のデータベースとして登録用データ格納部15b(25b)に登録される(ステップS17)。
〔3−2〕指紋データ照合手順
図12に示すフローチャート(ステップS21〜S35)に従って、図2に示す指紋データ照合装置の動作(つまり指紋データ照合手順)について説明する。
照合を行なう際、認証対象者は、指紋センサ14(24)を通じて指紋画像を入力する(ステップS21)。入力された指紋画像から、照合用指紋データ抽出部11a(21a)により照合指紋データが抽出されて照合処理部11d(21d)に入力されるとともに(ステップS22)、照合用属性情報抽出部11b(21b)により複数の照合用属性情報が抽出される(ステップS23〜S26)。
照合用属性情報の抽出に際しては、1番目の属性情報の項目(属性項目)を呼び出し(ステップS23)、その項目に対応する照合用属性情報を属性抽出部11b−1(21b−1)によって抽出し(ステップS24)、その属性項目が最後のものであるか否かを判断する(ステップS25)。最後のものではない場合(ステップS25のNOルート)、次の属性項目を呼び出し(ステップS26)、その属性項目に対応する照合用属性情報を属性抽出部11b−2(21b−2),11b−3(21b−3),…によって抽出する(ステップS24)。
このような抽出処理を繰り返し、予め指定されている複数種類の照合用属性情報を全て抽出すると(ステップS25のYESルート)、登録用データ読出し制御部11c(21c)の照合優先順位算出部としての機能により、上記手法(1)を用いて属性情報の一致判定が行なわれるとともに属性情報一致度スコアが算出され(ステップS27;詳細については後述)、複数の登録指紋データの照合優先順位が算出・決定される(ステップS28)。
そして、登録用データ読出し制御部11c(21c)によって、上記照合優先順位に従って、順次、登録指紋データが登録用データ格納部15b(25b)から読み出されて照合処理部11d(21d)に入力され、この照合処理部11d(21d)において、上記手法(i)を用い以下のようにして複数の登録指紋データの中から照合指紋データと一致するものが特定される(ステップS29〜S33)。
まず、登録用データ読出し制御部11c(21c)によって、1番目の登録指紋データ、つまり属性情報一致度スコアの最も大きく照合優先順位の最も高い登録指紋データが登録用データ格納部15b(25b)から読み出され(ステップS29)、照合処理部11d(21d)において、1番目の登録指紋データと照合用指紋データ抽出部11a(21a)によって抽出された照合指紋データとの照合が行なわれる(ステップS30)。
その照合結果に基づいて、照合処理部11d(21d)により、照合指紋データと登録指紋データとが所定基準を満たして一致しているか否か、つまり、認証対象者の指紋がその登録指紋データを登録した本人の指紋であるか否かを判断する(ステップS31)。
本人の指紋ではないと判断された場合(ステップS31のNOルート)、今回、照合対象となった登録指紋データが最後の指紋データであるか否かが判断され(ステップS32)、最後の指紋データではないと判断された場合(ステップS32のNOルート)、登録用データ読出し制御部11c(21c)によって、次に照合優先順位の高い登録指紋データが登録用データ格納部15b(25b)から読み出され(ステップS33)、上述と同様の処理(ステップS30〜S32)が実行される。
ステップS31において本人の指紋であると判断された場合(YESルート)、照合指紋データと一致するものが複数の登録指紋データの中から特定され、認証対象者が登録者本人であるとする照合結果が、照合結果出力部13(23)から出力され(ステップS34)、照合処理を終了する。
このようにして、照合処理部11a(21a)は、照合指紋データと所定基準を満たして一致する登録指紋データが出現した時点、即ちステップS31でYES判定となった時点で、照合指紋データと各登録指紋データとの照合を終了し、その所定基準を満たした登録指紋データを、照合指紋データと一致するものとして特定する。つまり、図12に示す照合手順では、照合優先順で登録指紋データと照合指紋データとの照合を行ない、最初に照合基準を満たした登録指紋データが、認証対象者のものであると認定し、その認証対象者が登録者本人であることを認証している。
一方、ステップS32において登録指紋データが最後の指紋データであると判断された場合(YESルート)、複数の登録指紋データの中から、前記所定基準を満たして照合指紋データと一致するものを特定することができなかったことになり、認証対象者の指紋は登録指紋データとして登録されていない旨(本人認証に失敗した旨)が、照合結果出力部13(23)から出力され(ステップS35)、照合処理を終了する。
〔3−3〕照合優先順位算出手順
図13および図14を参照しながら、本実施形態における照合優先順位算出手順、つまり、登録用データ読出し制御部11c(21c)の照合優先順位算出部としての機能によって実行される、図12のステップS27での処理手順について、より具体的に説明する。
ここで、登録用データ格納部15b(25b)においては、図13に示すごとく、図5に示した例と同様のデータ内容が登録されているものとする。つまり、指紋登録者のID(ID1,ID2,ID3)に対応して、登録指紋データ(指紋データ1,指紋データ2,指紋データ3)と、登録用属性情報a(例えば紋様種別;属性a1,a2,a3),登録用属性情報b(例えば特徴点数;属性b1,b2,b3)および登録用属性情報c(例えば水分量;属性c1,c2,c3)とが登録されている。また、図13に示すように、登録用属性情報a,b,cには、それぞれ重み係数3,2,1が予め付与されている。これらの重み係数は、各属性情報の検出精度やデータのばらつき等を考慮して決定される。
そして、照合用属性情報と登録用属性情報とを比較し一致/不一致の判定を行なう。その結果、例えば、ID2についての3つの属性a2,b2,c2がそれぞれ照合用属性情報a,b,cと一致し、ID1についての2つの属性a1,c1が照合用属性情報a,cと一致し、ID3についての属性b3が照合用属性情報bと一致したものとする。図14において、下線を付与した属性が、照合用属性情報と一致した属性とする。
この後、登録用データ読出し制御部11c(21c)は、照合用属性情報と一致した属性に予め付与された重み係数を合計し、その合計値を、各登録指紋データについての属性一致度スコアとして算出する。従って、図14に示す例では、ID2の指紋データ2の属性一致度スコアは3+2+1=6となり、ID1の指紋データ1の属性一致度スコアは3+1=4となり、ID3の指紋データ3の属性一致度スコアは2となる。図14では、上述のように算出された属性一致度スコアの大きさ順にデータが並べ替えられている。本実施形態では、この属性一致度スコアが高いものほど、照合優先順位が高いものとする。
〔3−4〕指紋データ照合手順の変形例
図15に示すフローチャート(ステップS21〜S26,S50〜S62)に従って、図2に示す指紋データ照合装置の動作(つまり指紋データ照合手順)の変形例について説明する。
この変形例においても、図12を参照しながら前述した動作(手順)と同様、認証対象者は、指紋センサ14(24)を通じて指紋画像を入力し(ステップS21)、入力された指紋画像から、照合用指紋データ抽出部11a(21a)により照合指紋データが抽出されて照合処理部11d(21d)に入力されるとともに(ステップS22)、照合用属性情報抽出部11b(21b)により複数の照合用属性情報が抽出される(ステップS23〜S26)。
予め指定されている複数種類の照合用属性情報を全て抽出すると(ステップS25のYESルート)、登録用データ読出し制御部11c(21c)の照合優先順位算出部としての機能により、上記手法(2)を用いて属性情報の一致判定を行ない、その一致判定結果に基づいて、複数の登録指紋データの照合優先順位の算出(実際には、登録指紋データの並べ替え)を行なう(ステップS50)。
そして、照合処理部11d(21d)は、登録用データ読出し制御部11c(21c)によって算出された照合優先順位が基準順位よりも高い登録指紋データ(登録指紋データの並べ替え結果のうちの上位登録指紋データ)を照合対象グループとしてグループ化し、その照合対象グループに属する登録指紋データの数を規定値nとして設定する(ステップS51)。
この後、登録用データ読出し制御部11c(21c)によって、照合対象グループに属する登録指紋データが、順次、登録用データ格納部15b(25b)から読み出されて照合処理部11d(21d)に入力され、この照合処理部11d(21d)において、上記手法(ii)を用い以下のようにして複数の登録指紋データの中から照合指紋データと一致するものが特定される(ステップS52〜S60)。
まず、登録用データ読出し制御部11c(21c)によって、1番目の登録指紋データ、つまり属性情報一致度スコアの最も大きく照合優先順位の最も高い登録指紋データを登録用データ格納部15b(25b)から読み出すとともに(ステップS52)、初期設定(N=1)を行なってから(ステップS53)、照合処理部11d(21d)において、1番目の登録指紋データと照合用指紋データ抽出部11a(21a)によって抽出された照合指紋データとの照合が行なわれる(ステップS54)。
そして、照合を行なった結果得られる、登録指紋データと照合用指紋データとの一致度合いを示す一致度スコアが、最高スコアであるか否か(これまで得られた一致度スコアの最高値よりも大きいか否か)を判断する(ステップS55)。最高スコアである場合(ステップS55のYESルート;1番目の登録指紋データについては、当然、最高スコアとなる)、その一致度スコアを最高スコアとして保持しておく(ステップS56)。
今回得られた一致度スコアが最高スコアではないと判定された場合(ステップS56のNOルート)、もしくは、最高スコアを保持した後、NがステップS51で設定された規定値n以上であるか否か、即ち、照合対象グループに属する全ての登録指紋データについて照合を終了したか否かを判断する(ステップS57)。
Nが規定値nよりも小さい場合(ステップS57のNOルート)、NとしてN+1を設定してから(ステップS58)、登録用データ読出し制御部11c(21c)によって、照合対象グループに属する次の登録指紋データが登録用データ格納部15b(25b)から読み出され(ステップS59)、上述と同様の処理(ステップS54〜S57)が実行される。
ステップS57においてNが規定値n以上であると判断された場合、つまり照合対象グループに属する全ての登録指紋データについて照合を終了した場合(ステップS57のYESルート)、照合処理部11d(21d)は、ステップS56で保持された最終的な最高スコアが認証対象者を本人として認証可能な一定スコア以上であるか否か、つまり、認証対象者の指紋が、最高スコアを獲得した登録指紋データの登録者本人の指紋であるか否かを判断する(ステップS60)。
ステップS60において本人の指紋であると判断された場合(YESルート)、照合指紋データと一致するものが複数の登録指紋データ(照合対象グループ)の中から特定され、認証対象者が登録者本人であるとする照合結果が、照合結果出力部13(23)から出力され(ステップS61)、照合処理を終了する。
一方、ステップS60において、ステップS56で保持された最終的な最高スコアが上記一定スコア未満であると判断された場合(NOルート)、照合対象グループの中から、照合指紋データと一致する登録指紋データを特定することができなかったことになり、保持されていた最高スコアを破棄するとともに、認証対象者の指紋は登録指紋データとして登録されていない旨(本人認証に失敗した旨)が、照合結果出力部13(23)から出力され(ステップS62)、照合処理を終了する。
このように、図15に示す照合手順では、照合指紋データを、照合対象グループに属する全ての登録指紋データと照合した上で、その照合の結果得られた、最も一致度の高い登録指紋データが、所定の照合基準を満たしている場合に、認証対象者のものであると認定し、その認証対象者が登録者本人であることを認証している。
一般に、指紋照合では、上述のごとく一致度合いをスコアで表し、そのスコアが一定スコア以上であれば本人と認証する。図12に示す照合手順では、照合優先順位に従って照合を実施し、照合に成功した時点で認証対象者が本人であると認証しているので、無作為に総当りで照合を行なう場合に比べれば、特定された登録指紋データが本人の指紋である確率は極めて高い。しかし、その特定された登録指紋データが他人のものである可能性も僅かながらある。
そこで、図15に示す照合手順では、登録指紋データをグループ化し、照合優先順位の最も高いグループを照合対象グループとし、その照合対象グループの中で最高スコアを獲得した登録指紋データを、認証対象者のものとして特定することにより、誤って他人を受け入れる確率を大幅に減らすことができる。
〔3−5〕照合優先順位算出手順の変形例
図16〜図18を参照しながら、本実施形態における照合優先順位算出手順の変形例、つまり、登録用データ読出し制御部11c(21c)の照合優先順位算出部としての機能によって実行される、図15のステップS50での登録指紋データの並べ替え処理手順について、より具体的に説明する。
なお、ここでも、登録用データ格納部15b(25b)においては、図17に示すごとく、図5,図13や図14に示した例と同様のデータ内容が登録されているものとする。つまり、指紋登録者のID(ID1,ID2,ID3)に対応して、登録指紋データ(指紋データ1,指紋データ2,指紋データ3)と、登録用属性情報a(属性a1,a2,a3),登録用属性情報b(属性b1,b2,b3)および登録用属性情報c(属性c1,c2,c3)とが登録されている。また、図17に示すように、登録用属性情報a,b,cには、それぞれ優先順位2,1,3が予め付与されているものとする。この優先順位は、各属性情報の検出精度やデータのばらつき等を考慮して決定される。
図16に示すフローチャート(ステップS71〜S75)に従って、登録指紋データの並べ替え処理手順について説明する。まず、1番目の優先順位項目の属性情報(図17に示す例では属性情報b)を登録用データ格納部15b(25b)から読み出し(ステップS71)、照合用属性情報bと登録用属性情報b1,b2,b3とを比較し一致/不一致の判定を行ない(ステップS72)、その判定結果に基づいて登録指紋データをソートする(ステップS73)。
この後、今回一致判定を行なった属性情報の項目が最後のもの(優先順位が最下位のもの)であるか否かを判断し(ステップS74)、最後のものではない場合(ステップS74のNOルート)、次の優先順位項目の属性情報を登録用データ格納部15b(25b)から読み出し(ステップS75)、上述と同様の処理(ステップS72〜S74)を繰り返し実行する。そして、ステップS74で属性情報の項目が最後のものであると判断された場合(ステップS74のYESルート)、並べ替え処理を終了する。
このような並べ替え処理を行なうことにより、図17に示す例では、まず、照合用属性情報bと登録用属性情報b1,b2,b3とが一致したグループ(指紋データ2&3)と一致しなかったグループ(指紋データ1)とに分類され、次に、照合用属性情報bと登録用属性情報とが一致したグループ(指紋データ2&3)内において、照合用属性情報aと登録用属性情報a2,a3とが一致したグループ(指紋データ2)と一致しなかったグループ(指紋データ3)とに分類される。これにより、図17に示すような順序に並べ替えられ、最上位グループは指紋データ2、2番目のグループは指紋データ3、3番目のグループは指紋データ1を含むことになる。なお、図17においても、下線を付与した属性が、照合用属性情報と一致した属性とする。
図17に示す例では、登録指紋データの数が3個しか存在しないため、3つのグループに分類されているが、多数の登録指紋データが登録されている場合には、図18に示すように、最大8個のグループに分類される。図18では、図17に示した例と同様、各登録指紋データに対し3種類の登録用属性情報a,b,cが対応付けられ、登録用属性情報a,b,cにそれぞれ優先順位2,1,3が予め付与されているものとすると、最上位グループは属性情報a,b,cの全てが一致した登録指紋データのグループとなり、第2位グループは属性情報a,bの2つが一致した登録指紋データのグループとなり、第3位グループは属性情報b,cの2つが一致した登録指紋データのグループとなり、第4位グループは属性情報bのみが一致した登録指紋データのグループとなり、第5位グループは属性情報a,cの2つが一致した登録指紋データのグループとなり、第6位グループは属性情報aのみが一致した登録指紋データのグループとなり、第7位グループは属性情報cのみが一致した登録指紋データのグループとなり、第8位グループは属性情報が全く一致しなかった登録指紋データのグループとなる。
照合優先順位算出部としての機能によってこのようなグループ分けを行なっ上で、照合処理部11d(21d)は、最上位グループのみを照合対象グループとして選択してもよいし、上位の複数グループを照合対象グループとして選択してもよい。
〔4〕指紋データ照合装置の変形例
図19は本実施形態における指紋データ照合装置(生体情報照合装置)の変形例の機能構成を示すブロック図である。この図19に示す指紋データ照合装置も、図2に示した指紋データ照合装置とほぼ同様に構成されているが、図19に示す指紋データ照合装置では、属性情報変更部11f(21f)とデータ管理部11g(21g)とがさらに追加されている。
なお、図19および以下の説明中において、括弧無し符号は、図3に示すハードウエア構成(指紋認証装置10)で実現される機能構成に付与されたものであり、括弧付き符号は、図4に示すハードウエア構成(指紋認証システム)で実現される機能構成に付与されたものである。また、属性情報変更部11f(21f)およびデータ管理部11g(21g)としての機能は、CPU11(21)が指紋登録/照合プログラム15a(指紋照合プログラム25a)を実行することにより実現される。
ここで、属性情報変更部11f(21f)は、照合処理部11d(21d)により複数の登録指紋データの中から照合特指紋データと一致するものが特定された場合(照合に成功し本人認証された場合)に、登録用データ格納部15b(25b)における登録用属性情報を、照合用属性情報抽出部11b(21b)によって抽出された照合用属性情報に変更・更新しうる変更部として機能するものである。
属性情報の中には、普遍的な性質を有するもの(例えば、紋様種別や特徴点の数など)や、状況によって変化するもの(例えば、指表面の水分量状態や入力環境情報など)がある。そこで、照合を行なった際に登録時と属性値が変化している場合、属性情報変更部11f(21f)によって、登録用データ格納部15b(25b)における登録用属性情報を照合時の値に変更・更新することで、照合優先順位の決定精度をより高めることが可能になる。ただし、このような変更・更新処理は、前述した通り、照合に成功し本人認証された場合に限定して実行される。
ここで、データ管理部11g(21g)は、登録用データ格納部15b(25b)における登録指紋データの数を管理・監視し、その数に応じて、登録用データ読出し制御部11c(21c)によって照合優先順位を算出する際に使用される、登録用属性情報/照合用属性情報の種類数を変更する管理部として機能するものである。
登録用データ格納部15b(25b)に登録されている登録指紋データの数が少ない場合には、属性情報を用いた照合優先順位の算出に必要な処理時間の比率が、照合処理に要する全ての時間に占める割合に対して大きくなることがありうる。そこで、データ管理部11g(21g)により、登録指紋データ数に応じて、照合優先順位を算出するために使用する属性情報の種類数を制御することで、処理時間の最適化を測ることが可能である。具体的には、登録指紋データの数が少ない場合は、照合優先順位を算出するために使用する属性情報の種類数も少なくする。
〔5〕本実施形態の効果
上述した本実施形態の指紋データ登録装置,指紋データ照合装置および指紋認証システムによれば、指紋画像を用いて一対多認証を行なう際に、複数の登録指紋データの照合優先順位が、各登録指紋データに対応付けられている複数種類の登録用属性情報と認証対象者の指紋画像から抽出された複数種類の照合用属性情報とに基づいて算出され、認証対象者の指紋画像から抽出された照合指紋データが、算出された照合優先順位に従って、順次、登録指紋データと照合され、複数の登録指紋データの中から照合指紋データと一致するものが特定される。
このように複数種類の属性情報に基づいて決定された照合優先順位の上位に位置する登録指紋データほど、認証対象者本人の指紋データである確率が高い。従って、一対多認証を行なう際に照合指紋データを全ての登録指紋データと総当りで照合を行なわなくても、照合優先順位に従って照合を行ない、ある程度の一致度が得られれば、認証対象者本人の登録指紋データを確定することが可能であり、照合処理に要する時間(照合回数)を大幅に削減できるとともに、照合精度の向上をはかることができる。
従来のごとくランダムに並んだ登録指紋データを対象にして照合を順次行なう場合、誤照合(誤って他人の照合指紋データを受け入れてしまう照合)の可能性があるため、照合基準のレベルを極めて高く設定し照合の結果得られた一致度がそのレベルを超えた場合にのみ本人認証するか、もしくは、総当りで全ての登録指紋データとの照合を実施してから最も一致度の高い登録指紋データを本人のものであると特定している。前者の場合、照合基準のレベルを超えた場合にはほぼ確実に本人認証を行なうことが可能であるが照合基準のレベルが高すぎるために本人認証に失敗する可能性が高く実用的ではない。また、後者の場合、全ての登録指紋データと照合を行なわなければならず照合処理に時間がかかりすぎてしまう。
これに対し、本実施形態によれば、前述したように、一対多の指紋照合を行なう際に、照合指紋データが、複数の属性情報によって決定された照合優先順位に従い、一致確率の高い登録指紋データから順に、その登録指紋データと照合されるので、照合処理に要する時間(照合回数)を大幅に削減できるとともに、指紋データと複数の属性情報とによって、かなり高い精度で実用的な本人認証を行なうことが可能になる。
また、前述したように、図15に示すような照合手順を用いた場合、登録指紋データがグループ化され、照合優先順位の最も高いグループを照合対象グループとし、その照合対象グループの中で最高スコアを獲得した登録指紋データが、認証対象者のものとして特定されるので、誤って他人を受け入れる確率を大幅に減らすことができ、照合精度をより高めることができる。
〔6〕その他
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、上述した実施形態では、生体情報が指紋画像である場合について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、生体情報が掌紋,虹彩(虹彩筋肉紋様),音声,顔画像,血管パターン(眼底網膜血管網,静脈血管網),動的署名,キーストローク等である場合にも上述と同様に適用され、上述した実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
また、上述した実施形態では、複数の属性情報が例えば紋様種別,特徴点数,水分量の3種類の場合について説明したが、これに限定されるものではなく、前述した(1)(7)の属性情報うちの2以上のものを用いれば、上述した実施形態と同様の作用効果得ることができる。
ここで、属性情報の一致/不一致判定は、実際には以下のようにして行なわれる。紋様種別や入力環境情報の一致/不一致判定は、照合用属性情報と登録用属性情報とが完全一致したか否かで行なわれる。形状x,yの一致/不一致判定は、例えば、照合用x,yと登録用x,yとの差がそれぞれ所定範囲内にあるか否か、もしくは、照合用比率x/yと登録用比率x/yとの差が所定範囲内にあるか否かで行なわれる。特徴点数,データ量,処理時間,指表面の水分量の一致/不一致判定は、例えば、照合用属性値と登録用属性値との差が所定範囲内にあるか否かで行なわれる。
以上のように、本発明によれば、生体情報を用いて一対多認証を行なう際に、照合用特徴情報を全ての登録用特徴情報と総当りで照合を行なわなくても、照合優先順位に従って照合を行ない、ある程度の一致度が得られれば、認証対象者本人の登録用特徴情報を確定することが可能であり、照合処理に要する時間(照合回数)を大幅に削減できるとともに、照合精度の向上をはかることもできる。
従って、本発明は、例えば指紋,掌紋,虹彩,音声,顔画像,血管パターン,動的署名,キーストローク等の生体情報による個人認証を行なうシステムに用いて好適であり、その有用性は極めて高いものと考えられる。

Claims (5)

  1. 一対多認証を行なうための照合用生体情報を認証対象者から採取して入力する照合用生体情報入力部と、
    該照合用生体情報入力部によって入力された前記照合用生体情報から照合用特徴情報を抽出する照合用特徴情報抽出部と、
    該照合用生体情報入力部によって入力された前記照合用生体情報から、前記照合用特徴情報とは異なる複数種類の照合用属性情報を抽出する照合用属性情報抽出部と、
    該照合用特徴情報抽出部によって抽出された前記照合用特徴情報と照合されるべき複数の登録用特徴情報の照合優先順位を、前記複数の登録用特徴情報のそれぞれに対応付けられている複数種類の登録用属性情報と該照合用属性情報抽出部によって抽出された前記複数種類の照合用属性情報とに基づいて算出する照合優先順位算出部と、
    該照合用特徴情報抽出部によって抽出された前記照合用特徴情報を、該照合優先順位算出部によって算出された前記照合優先順位に従って、順次、前記複数の登録用特徴情報と照合することにより、該複数の登録用特徴情報の中から前記照合用特徴情報と一致するものを特定しうる照合部とをそなえ
    該照合優先順位算出部が、
    前記複数種類の照合用属性情報と各登録用特徴情報に対応付けられた前記複数種類の登録用属性情報とをそれぞれ比較して一致するか否かを判断し、
    前記複数種類の登録用属性情報のうち、前記照合用属性情報と一致すると判断されたものに予め付与された優先順位に従って、前記照合優先順位を決定することを特徴とする、生体情報照合装置。
  2. 該照合部が、
    前記照合用特徴情報と所定基準を満たして一致する登録用特徴情報が出現した時点で、前記照合用特徴情報と各登録用特徴情報との照合を終了し、
    前記所定基準を満たす当該登録用特徴情報を、前記照合用特徴情報と一致するものとして特定することを特徴とする、請求項に記載の生体情報照合装置。
  3. 該照合部が、
    該照合優先順位算出部によって算出された前記照合優先順位が基準順位よりも高い登録用特徴情報を照合対象グループとしてグループ化し、
    前記照合用特徴情報と前記照合対象グループに属する全ての登録用特徴情報との照合を行ない、
    前記照合の結果、最も一致度の高い登録用特徴情報を、前記照合用特徴情報と一致するものとして特定することを特徴とする、請求項に記載の生体情報照合装置。
  4. 該照合部により該複数の登録用特徴情報の中から前記照合用特徴情報と一致するものが特定された場合に、前記登録用属性情報を、該照合用特徴情報抽出部によって抽出された前記照合用特徴情報に変更・更新しうる変更部をさらにそなえたことを特徴とする、請求項〜請求項のいずれか一項に記載の生体情報照合装置。
  5. 前記登録用特徴情報の数を管理し、その数に応じて、該照合優先順位算出部によって前記照合優先順位を算出する際に使用される、該登録用属性情報/該照合用属性情報の種類数を変更する管理部をさらにそなえたことを特徴とする、請求項〜請求項のいずれか一項に記載の生体情報照合装置。
JP2004567514A 2003-01-28 2003-01-28 生体情報照合装置 Expired - Fee Related JP4128570B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2003/000774 WO2004068413A1 (ja) 2003-01-28 2003-01-28 生体情報登録装置,生体情報照合装置および生体情報登録/照合システム並びに生体情報登録プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2004068413A1 JPWO2004068413A1 (ja) 2006-05-25
JP4128570B2 true JP4128570B2 (ja) 2008-07-30

Family

ID=32800799

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004567514A Expired - Fee Related JP4128570B2 (ja) 2003-01-28 2003-01-28 生体情報照合装置

Country Status (6)

Country Link
US (2) US7636458B2 (ja)
EP (1) EP1589480B1 (ja)
JP (1) JP4128570B2 (ja)
CN (1) CN100388312C (ja)
AU (1) AU2003303835A1 (ja)
WO (1) WO2004068413A1 (ja)

Families Citing this family (64)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8705808B2 (en) 2003-09-05 2014-04-22 Honeywell International Inc. Combined face and iris recognition system
US8049812B2 (en) 2006-03-03 2011-11-01 Honeywell International Inc. Camera with auto focus capability
US8090157B2 (en) 2005-01-26 2012-01-03 Honeywell International Inc. Approaches and apparatus for eye detection in a digital image
US8098901B2 (en) 2005-01-26 2012-01-17 Honeywell International Inc. Standoff iris recognition system
US8064647B2 (en) 2006-03-03 2011-11-22 Honeywell International Inc. System for iris detection tracking and recognition at a distance
US7593550B2 (en) 2005-01-26 2009-09-22 Honeywell International Inc. Distance iris recognition
US8442276B2 (en) 2006-03-03 2013-05-14 Honeywell International Inc. Invariant radial iris segmentation
JP2006293608A (ja) * 2005-04-08 2006-10-26 Sony Corp 認証装置、認証方法及びプログラム並びに認証システム、端末装置及び情報処理装置
US8306277B2 (en) 2005-07-27 2012-11-06 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus and image processing method, and computer program for causing computer to execute control method of image processing apparatus
US8260008B2 (en) 2005-11-11 2012-09-04 Eyelock, Inc. Methods for performing biometric recognition of a human eye and corroboration of same
JP2007206941A (ja) * 2006-02-01 2007-08-16 Konica Minolta Business Technologies Inc 生体認証装置、生体認証システム及び生体データ管理方法
AU2007281940B2 (en) 2006-03-03 2010-12-16 Gentex Corporation Modular biometrics collection system architecture
WO2008019169A2 (en) 2006-03-03 2008-02-14 Honeywell International, Inc. Iris encoding system
GB2448653B (en) 2006-03-03 2011-03-23 Honeywell Int Inc Single lens splitter camera
EP1991947B1 (en) 2006-03-03 2020-04-29 Gentex Corporation Indexing and database search system
JP4738488B2 (ja) 2006-03-03 2011-08-03 ハネウェル・インターナショナル・インコーポレーテッド 画像品質メトリックを有する虹彩認識システム
JP2007249556A (ja) * 2006-03-15 2007-09-27 Fujitsu Ltd 生体情報を用いた個人認証システム,方法およびプログラム
JP4946126B2 (ja) * 2006-03-27 2012-06-06 富士通株式会社 データ記録方法及びデータ記録装置
US20080256613A1 (en) 2007-03-13 2008-10-16 Grover Noel J Voice print identification portal
US8063889B2 (en) 2007-04-25 2011-11-22 Honeywell International Inc. Biometric data collection system
JP5139716B2 (ja) * 2007-05-16 2013-02-06 キヤノン株式会社 画像検索装置及び画像検索方法
US8436907B2 (en) 2008-05-09 2013-05-07 Honeywell International Inc. Heterogeneous video capturing system
US8213782B2 (en) 2008-08-07 2012-07-03 Honeywell International Inc. Predictive autofocusing system
US8090246B2 (en) 2008-08-08 2012-01-03 Honeywell International Inc. Image acquisition system
JP5277804B2 (ja) * 2008-09-05 2013-08-28 富士通株式会社 指紋認証装置、指紋認証プログラムおよび指紋認証方法
US8280119B2 (en) 2008-12-05 2012-10-02 Honeywell International Inc. Iris recognition system using quality metrics
US8749347B1 (en) * 2009-01-29 2014-06-10 Bank Of America Corporation Authorized custodian verification
US8502644B1 (en) 2009-01-29 2013-08-06 Bank Of American Corporation Physical item security: tracking device activation
CN101894423A (zh) * 2009-05-18 2010-11-24 张剑 一种银行客户交易系统
JP2010286937A (ja) * 2009-06-10 2010-12-24 Hitachi Ltd 生体認証方法、及び、生体認証に用いるクライアント端末、認証サーバ
US8472681B2 (en) 2009-06-15 2013-06-25 Honeywell International Inc. Iris and ocular recognition system using trace transforms
US8630464B2 (en) 2009-06-15 2014-01-14 Honeywell International Inc. Adaptive iris matching using database indexing
WO2011006295A1 (zh) * 2009-07-14 2011-01-20 Sheng Yongxiang 用户识别设备认证方法
US8384514B2 (en) * 2009-08-07 2013-02-26 At&T Intellectual Property I, L.P. Enhanced biometric authentication
TWI406190B (zh) * 2010-03-04 2013-08-21 Maishi Electronic Shanghai Ltd 存取控制系統與電腦系統
JP5135384B2 (ja) * 2010-06-02 2013-02-06 日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 生体認証サーバ、および生体認証システム
US8742887B2 (en) 2010-09-03 2014-06-03 Honeywell International Inc. Biometric visitor check system
EP2579182B1 (en) 2011-10-03 2019-08-28 Accenture Global Services Limited Biometric matching engine
EP2579183B1 (en) * 2011-10-03 2019-05-01 Accenture Global Services Limited Biometric training and matching engine
EP2584491A1 (en) 2011-10-18 2013-04-24 Accenture Global Services Limited Biometric matching system
US9258299B2 (en) * 2011-12-29 2016-02-09 Intel Corporation Biometric cloud communication and data movement
JP6064392B2 (ja) * 2012-06-29 2017-01-25 株式会社リコー 検索装置、検索方法、検索プログラムおよび検索システム
US9901298B2 (en) * 2012-11-01 2018-02-27 Quaerimus Medical Incorporated System and method for prevention of diabetic foot ulcers using total internal reflection imaging
JP7067061B2 (ja) * 2018-01-05 2022-05-16 富士通株式会社 生体認証装置、生体認証方法および生体認証プログラム
WO2015016262A1 (ja) * 2013-07-30 2015-02-05 日本電気株式会社 情報処理装置、認証システム、認証方法、及びプログラム
US10348723B2 (en) * 2013-12-11 2019-07-09 Unicredit S.P.A. Method for biometric recognition of a user amongst a plurality of registered users to a service, employing user localization information
CN104055521B (zh) * 2014-06-05 2017-10-27 胡宝华 用户身份识别方法、识别系统及健康仪
US9652061B2 (en) * 2014-08-28 2017-05-16 Dell Products, Lp System and method for utilizing fingerprints as user inputs
CN105631278A (zh) * 2015-06-24 2016-06-01 宇龙计算机通信科技(深圳)有限公司 身份验证方法及装置
US10339178B2 (en) * 2015-06-30 2019-07-02 Samsung Electronics Co., Ltd. Fingerprint recognition method and apparatus
CN105550628B (zh) * 2015-07-31 2019-10-11 宇龙计算机通信科技(深圳)有限公司 指纹录入方法及装置
CN109800741B (zh) * 2015-11-13 2023-07-14 Oppo广东移动通信有限公司 指纹注册方法、装置和终端设备
CN106096358B (zh) 2016-05-30 2019-04-26 Oppo广东移动通信有限公司 一种解锁控制方法及移动终端
CN106022069B (zh) * 2016-05-30 2019-08-20 Oppo广东移动通信有限公司 一种解锁控制方法及移动终端
SG10201605364XA (en) * 2016-06-29 2018-01-30 Mastercard Asia Pacific Pte Ltd Method For Effecting An Authentication Procedure Associated With A Service Provider Or An Application
CN106921655B (zh) * 2017-01-26 2021-01-29 华为技术有限公司 一种业务授权方法及装置
US10607055B2 (en) * 2017-02-06 2020-03-31 Fingerprint Cards Ab Method for authenticating a finger of a user of an electronic device
JP6943087B2 (ja) * 2017-09-01 2021-09-29 コニカミノルタ株式会社 認証システム、認証制御装置、認証制御装置の制御方法、およびプログラム
JP6981265B2 (ja) * 2018-01-11 2021-12-15 富士通株式会社 生体認証装置、生体認証方法、および生体認証プログラム
CN110513762B (zh) * 2018-10-30 2021-04-23 新昌县馁侃农业开发有限公司 浴霸灯体自动开关平台
CN114758439B (zh) * 2020-12-29 2023-07-18 成都启源西普科技有限公司 一种基于人工智能的多模态门禁系统
CN114758440B (zh) * 2020-12-29 2023-07-18 成都启源西普科技有限公司 基于图像和文字混合识别的门禁系统
JP2023044276A (ja) * 2021-09-17 2023-03-30 トヨタ自動車株式会社 情報処理装置、及び情報処理方法
CN114493380B (zh) * 2022-04-14 2022-07-05 深圳市宝安区石岩人民医院 一种基于大数据的标本生物信息分析验证系统

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5224173A (en) * 1991-10-29 1993-06-29 Kuhns Roger J Method of reducing fraud in connection with employment, public license applications, social security, food stamps, welfare or other government benefits
US5420937A (en) * 1993-09-01 1995-05-30 The Phoenix Group, Inc. Fingerprint information extraction by twin tracker border line analysis
JP2827994B2 (ja) * 1995-12-22 1998-11-25 日本電気株式会社 指紋特徴抽出装置
JP3705938B2 (ja) 1997-10-20 2005-10-12 富士通株式会社 指紋登録装置、指紋照合装置及び指紋照合方法
US6233348B1 (en) 1997-10-20 2001-05-15 Fujitsu Limited Fingerprint registering apparatus, fingerprint identifying apparatus, and fingerprint identifying method
US6070159A (en) * 1997-12-05 2000-05-30 Authentec, Inc. Method and apparatus for expandable biometric searching
JP2000148985A (ja) * 1998-11-17 2000-05-30 Hitachi Ltd 個人認証システム
US6505193B1 (en) * 1999-12-01 2003-01-07 Iridian Technologies, Inc. System and method of fast biometric database searching using digital certificates
US6839453B1 (en) * 2000-05-16 2005-01-04 The Upper Deck Company, Llc Method and apparatus for authenticating unique items such as sports memorabilia
JP4405656B2 (ja) 2000-10-20 2010-01-27 富士通株式会社 指紋情報を用いた個人認証システム及び同システム用登録・認証方法
JP2002163655A (ja) * 2000-11-24 2002-06-07 Omron Corp 個人認証装置
US7006673B2 (en) * 2001-07-25 2006-02-28 Activcard Ireland Limited Method of hash string extraction
US7274807B2 (en) * 2002-05-30 2007-09-25 Activcard Ireland Limited Method and apparatus for supporting a biometric registration performed on a card

Also Published As

Publication number Publication date
US20050238214A1 (en) 2005-10-27
CN100388312C (zh) 2008-05-14
EP1589480B1 (en) 2013-08-21
AU2003303835A1 (en) 2004-08-23
CN1689042A (zh) 2005-10-26
EP1589480A4 (en) 2007-09-05
WO2004068413A1 (ja) 2004-08-12
US20090226053A1 (en) 2009-09-10
JPWO2004068413A1 (ja) 2006-05-25
US7636458B2 (en) 2009-12-22
EP1589480A1 (en) 2005-10-26
US7634118B2 (en) 2009-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4128570B2 (ja) 生体情報照合装置
JP4937607B2 (ja) 生体認証方法及び生体認証装置
JP4762805B2 (ja) 生体認証方法及び生体認証システム
EP1587025B1 (en) Biometric information verification
JP5660126B2 (ja) 識別装置、識別方法、及びプログラム
JP2006107340A (ja) 生体情報認証装置及び方法,並びに生体情報認証プログラム及び生体情報認証プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体
JP2008171094A (ja) 生体認証装置及び生体認証プログラム
JP2000259278A (ja) 生体情報を用いて個人認証を行う認証装置および方法
JP5549456B2 (ja) 生体認証装置及び生体認証方法
WO2012144105A1 (ja) 生体認証システム
JP2007213126A (ja) 個人照合装置及び個人照合方法
JP2010039846A (ja) 認証方式制御装置、認証方式制御方法および認証方式制御プログラム
JP2012238256A (ja) 生体認証装置、生体認証方法および生体認証プログラム
JP5895751B2 (ja) 生体認証装置、リトライ制御プログラム及びリトライ制御方法
JP2021170224A (ja) 認証システム、端末装置、プログラム及び認証管理通信システム
KR100744595B1 (ko) 생체 정보 등록 장치, 생체 정보 대조 장치, 생체 정보 등록/대조 시스템 및 생체 정보 등록 프로그램을 기록한 컴퓨터로 판독 가능한 기록 매체
JP6692413B2 (ja) 生体認証システムおよび生体認証方法
JP2005157746A (ja) 本人認証装置
JP2006072429A (ja) 生体情報登録装置および個人認証装置
KR102739405B1 (ko) 물리도메인과 논리도메인 컨텍스트 인증 시스템 및 그 방법
JP2000215312A (ja) ペン入力個人認証方法
JP4481191B2 (ja) 生体認証装置、生体認証方法、ならびに、プログラム
CN109214152A (zh) 指纹认证方法、装置以及存储介质
JP2000276446A (ja) 本人確認装置及び方法
JP2003016451A (ja) 個人認証装置及び個人認証方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071016

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071213

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080122

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080220

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20080403

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080422

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080514

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110523

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4128570

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120523

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130523

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130523

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees