JP4123906B2 - 強電部品の筐体構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、強電部品の筐体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
大電流を通電する強電部品の筐体構造としては、特許文献1や特許文献2に記載のものがある。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−92655号公報
【0004】
【特許文献2】
特開2001−333519号公報
【0005】
これら公報に記載の強電部品は、大電流の通電に耐えることができるよう太いバスバーを使用し、このバスバーを強電部品とともに筐体内に収容している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このように従来では、太いバスバーを強電部品とともに筐体内に収容しているので、筐体内での各部品のレイアウトの自由度が低く、強電部品を収容する筐体の小型化が困難である。
【0007】
そこで、この発明は、強電部品を収容する筐体の小型化を達成することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、この発明は、強電部品を収容する筐体を電気的絶縁材で構成し、この筐体に、前記強電部品に電気的に接続するバスバーを一体成形し、前記筐体に設けた開口部を塞ぐ蓋を電気的絶縁材で構成し、この蓋に蓋側バスバーを一体成形し、前記蓋を前記筐体の開口部に装着した状態で、前記バスバーと前記蓋側バスバーとが接触して強電系の回路を構成する一方、前記蓋を前記筐体の開口部から外すことで、前記強電系の回路を遮断する強電部品の筐体構造であって、前記筐体に設けたバスバーは、前記筐体の開口部側の側壁上面に筐体側接続端子を臨ませる一方、前記蓋に設けた蓋側バスバーは、前記筐体側接続端子に接続可能な蓋側接続端子を前記蓋の下面に設けた構成としてある。
【0009】
【発明の効果】
この発明によれば、バスバーを、電気的絶縁材で構成した筐体に一体成形することで、筐体内部の各部品のレイアウトの自由度が高まり、筐体の小型化を達成することができる。
また、筐体側接続端子と蓋側接続端子とを接触させるか、接触を解除するか、すなわち蓋を装着するか外すかで、スイッチのオン・オフと同等の状態となるので、スイッチが不要となり、強電系の回路構成を簡素化できるという効果がある。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
【0011】
図1は、この発明の参考例に係わる強電部品の筐体構造の平断面図、図2は、同斜視図である。強電部品1,3を収容している筐体5は、底部の冷却板5aと周囲四方の側壁板5b,5c,5d,5eとをそれぞれ備え、電気的絶縁材として樹脂で構成してある。
【0012】
一方の強電部品1には、一対のバスバー7,9をそれぞれ電気的に接続し、他方の強電部品3には、一対のバスバー11,13をそれぞれ電気的に接続している。
【0013】
各バスバー7,9および11,13は、ほぼその全体を樹脂製の筐体5に一体成形しており、それぞれの一方の端部7a,9aおよび11a,13aを、側壁5cおよび5eの内面から筐体5内に突出させて、強電部品1および3にそれぞれ接続している。
【0014】
強電部品1のバスバー7および強電部品3のバスバー11は、それぞれの他方の端部を共通の接続端子15として、筐体5の外部に突出させている。また、強電部品1のバスバー9および強電部品3のバスバー13は、それぞれの他方の端部を共通の接続端子17として、筐体5の外部に突出させている。
【0015】
なお、バスバー7とバスバー9とは、図1では接触しているように見えるが、実際には図1中で紙面に直交する方向に離間する位置にするなど、互いに接触していない。同様にバスバー11とバスバー13とについても、互いに接触していない。
【0016】
図3は、上記した強電部品1,3を含む強電系の電気回路図である。強電部品1,3に接続した前記バスバー7,11の他方の端部共通の接続端子15は、インターロックスイッチ19および強電リレー21を介して強電バッテリ23に配線接続する。一方バスバー9,13の他方の端部共通の接続端子17は、強電リレー25を介して強電バッテリ23に接続する。
【0017】
上記した電気回路において、インターロックスイッチ19をオンとした状態で、コントロールユニット27が、弱電リレー29に12Vバッテリ31から電流を供給するよう作動して、弱電リレー29がオン状態になる。すると、強電リレー21,25のコイルに弱電バッテリ31から電流が流れて強電リレー21,25がオン状態となり、これにより、強電バッテリ23から、前記したバスバー7,9,11,13を介して強電部品1,3へ電力供給が可能となる。
【0018】
上記した参考例によれば、バスバー7,9およびバスバー11,13を樹脂の筐体5に一体成形することにより、筐体内部にバスバーを収容配置する場合と比較して、筐体内部に収容する部品のレイアウトの自由度が高くなり、筐体5の小型化が容易になる。
【0019】
また、バスバー7,9およびバスバー11,13は、一体成形した筐体5の側壁内で、例えば図4に示すバスバー33のように、面積を大きくすることができ、バスバーの温度上昇を低く抑えることが可能である。
【0020】
また従来では、絶縁距離を確保できない場合には、バスバーに絶縁処理を施す必要があったが、バスバー7,9およびバスバー11,13を、筐体5に一体成形することで、バスバー自体を絶縁処理する必要がなく、その分製造コストを低く抑えることができる。
【0021】
なお、図4中で、符号35は筐体、符号37は、筐体35の外部の強電回路に接続するための前記バスバー33に導通している接続端子である。
【0022】
図5は、この発明の第1の実施形態に係わる強電部品の筐体構造の平断面図、図6は、図5のA−A断面図である。第1の実施形態は、前記した参考例の構成に対し、筐体5の各側壁板5b,5c,5d,5eの外面に、放熱材となるアルミニウムなどの金属材39を貼り付けている。その他の構成は参考例と同様である。
【0023】
なお、接続端子15および17と金属材39との間には、絶縁材40および42をそれぞれ設けている。
【0024】
上記した第1の実施形態によれば、側壁板5b,5c,5d,5eの外面に貼り付けた金属材39により、バスバー7,9,11,13および、筐体5の底部を構成する冷却板5aの放熱効果を、それぞれ高めることが可能である。また、側壁板5b,5c,5d,5eの周囲を金属材39で覆うことから、電磁シールド効果も得ることができる。
【0025】
図7は、この発明の第2の実施形態に係わる強電部品の筐体構造の斜視図である。第2の実施形態は、筐体41内に、強電部品1,3を収容する点および、筐体41にバスバー7,9および11,13を一体成形する点については、前記図1に示した参考例と同様である。
【0026】
以下に、参考例と異なる点を説明する。
【0027】
筐体41の上部に開口部43を設けてあり、この開口部43側の側壁上面45に、バスバーで構成した筐体側接続端子47,49を望ませている。このうち一方の筐体側接続端子47は、筐体41に一体成形しているバスバー7,11の他方の端部に導通し、他方の筐体側接続端子49は、筐体41に一体成形しているバスバー9,13の他方の端部に導通している。
【0028】
また、筐体41の開口部43を覆う蓋51を設け、この蓋51には、蓋側バスバー53,55をそれぞれ一体成形している。この蓋51も電気的絶縁材として樹脂で構成してある。
【0029】
そして、各蓋側バスバー53,55の一方の端部を、蓋51の下面に突出させて蓋側接続端子53a,55aとし、蓋51を筐体41に装着したときに、蓋側接続端子53a,55aと筐体側接続端子47,49とが、それぞれ互いに接続した状態となる。
【0030】
なお、筐体側接続端子47,49は、下方に突出している蓋側接続端子53a,55aが挿入される凹部を有する構造とする。
【0031】
蓋側バスバー53,55の他方の端部は、蓋51の側面から外部に突出させ、外部接続端子53b,55bとする。この外部接続端子53b,55bは、図1に示した参考例における接続端部15,17にそれぞれ相当し、同図3における強電バッテリ23に接続する。
【0032】
上記した第2の実施形態によれば、蓋51を筐体41の開口部43に装着した状態で、筐体側バスバーの筐体側接続端子47,49と、蓋側バスバー53,55の蓋側接続端子53a,55aとが接触して強電系の回路を構成する。一方、蓋51を筐体41の開口部43から外すことで、前記強電系の回路を遮断することになる。
【0033】
したがって、この場合には、筐体側接続端子47,49と蓋側接続端子53a,55aとを接触させるか、接触を解除するか、すなわち蓋51を装着するか外すかで、前記図3に示したインターロックスイッチ19のオン・オフと同等の状態となるので、インターロックスイッチ19が不要となり、強電系の回路構成を簡素化できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の参考例に係わる強電部品の筐体構造の平断面図である。
【図2】 図1の筐体構造の斜視図である。
【図3】 図1の強電部品を含む強電系の電気回路図である。
【図4】 参考例でバスバーの面積を大きくした例を示す説明図である。
【図5】 この発明の第1の実施形態に係わる強電部品の筐体構造の平断面図である。
【図6】 図5のA−A断面図である。
【図7】 この発明の第2の実施形態に係わる強電部品の筐体構造の斜視図である。
【符号の説明】
1,3 強電部品
5,35,41 筐体
5b,5c,5d,5e 筐体の側壁板
23 強電バッテリ
7,9,11,13 バスバー
39 金属材(放熱材)
43 筐体の開口部
45 筐体の側壁上面
47,49 筐体側接続端子
51 蓋
53 蓋側バスバー
53a,55a 蓋側接続端子
53b,55b 外部接続端子
Claims (5)
- 強電部品を収容する筐体を電気的絶縁材で構成し、この筐体に、前記強電部品に電気的に接続するバスバーを一体成形し、前記筐体に設けた開口部を塞ぐ蓋を電気的絶縁材で構成し、この蓋に蓋側バスバーを一体成形し、前記蓋を前記筐体の開口部に装着した状態で、前記バスバーと前記蓋側バスバーとが接触して強電系の回路を構成する一方、前記蓋を前記筐体の開口部から外すことで、前記強電系の回路を遮断する強電部品の筐体構造であって、前記筐体に設けたバスバーは、前記筐体の開口部側の側壁上面に筐体側接続端子を臨ませる一方、前記蓋に設けた蓋側バスバーは、前記筐体側接続端子に接続可能な蓋側接続端子を前記蓋の下面に設けたことを特徴とする強電部品の筐体構造。
- 前記筐体の外面に、放熱材を設けたことを特徴とする請求項1記載の強電部品の筐体構造。
- 前記放熱材は、前記バスバーの熱を放熱することを特徴とする請求項2記載の強電部品の筐体構造。
- 前記放熱材は、金属製であって前記筐体の側壁板の周囲を覆っていることを特徴とする請求項2または3記載の強電部品の筐体構造。
- 前記蓋側バスバーは、前記蓋側接続端子に対して他方の端部となる外部接続端子を、前記蓋から外部に突出させて強電バッテリに接続することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の強電部品の筐体構造。
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