JP4123846B2 - プーリ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、一方向クラッチを用いたプーリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、自動車ではエンジンの出力の一部が動力源とされてエアコンディショナ用コンプレッサ、冷却ファン、オルタネータ(発電機)などの補機が駆動される。エンジンのクランクシャフトと補機の駆動軸それぞれに動力伝達用のプーリ装置が設けられ、両プーリ装置間には動力伝達用ベルト(以下単に「ベルト」と称す)が巻掛けられる。このベルトの回転によって、エンジンから補機へ動力が伝達される。このような、ベルトにおける張力変動は、動力の効率的な伝達に影響を及ぼす。そこで、ベルトにおける張力変動を抑制すべく、補機のプーリ装置に一方向クラッチを内蔵する場合がある。
【0003】
図9に、この種の一方向クラッチの断面図を示す。この一方向クラッチ100は、ベルトが巻掛けられる外輪部材(例えばプーリと一体)101と、駆動軸102に外嵌する内輪部材106とを備えている。さらにこの一方向クラッチ100は、外輪部材101の内周面を外輪軌道面とし、内輪部材106の外周面を内輪軌道面とする複数のころ105を有している。内輪部材106の外周面は八角形に形成されることで、平坦なカム面が形成されている。このカム面によって、外輪部材101と内輪部材106との間の環状空間に、八個のくさび状空間104が設けられている。各ころ105は保持器107のポケットに保持されるとともに、くさび状空間104に配置されたコイルばね103によって、くさび状空間104の狭い側に付勢されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のプーリ装置では、ベルトが回転するとその回転が外輪部材101(プーリ)に伝わり、外輪部材101が軸心回りに回転する。そうすると、ころ105がくさび状空間104の狭い側に噛込んで、内輪部材106および駆動軸102が、外輪部材101と軸心回りに一体に回転する。これがロック状態である。ベルトの回転速度が急激に速くなった場合、ロック状態が維持され、外輪部材101と発電用駆動軸102が軸心回りに一体に回転する。
【0005】
ところで、ベルトの回転速度が急激に低下した場合、駆動軸102の慣性力によってくさび状空間104の狭い側に噛込んでいたころ105が、くさび状空間104の広い側に抜ける。これにより、内輪部材106(駆動軸102)に対する外輪部材101の回転が遮断される。これがフリー状態である。したがって、内輪部材106および駆動軸102は、回転速度が低下する前の外輪部材101の回転速度とほぼ同等の速度で回転することができる。例えば、オルタネータ(発電機)の場合、回転速度の低下が少ないことから、少ない損失でもって効率的に発電が継続される。
【0006】
ところで、一方向クラッチ部分には、潤滑剤としてグリースが密封されている。グリース潤滑の場合、常時オイルが供給されるオイル潤滑と違い、最初に密封したきりであるため、いずれ枯渇してしまう。このグリース劣化により、ころ105と内輪部材106のカム面との間に摩擦が発生し、ころ105の軸心がプーリ装置の軸心に対して周方向に傾斜する、いわゆるスキューが発生し易くなる。
【0007】
ころ105は、通常、保持器107にて傾きが規制されており、スキューの発生が抑制されているが、グリース劣化が生じると、保持器107ではころ105のスキューを防ぐことができなくなる。ころ105がスキューすると、ころ105のエッジが保持器107のポケットの内面に食い込み、保持器107が磨耗したり、ころ105が不動となってクラッチ機能を損なったり、あるいはスキューしたころ105にてカム面や軌道面が磨耗するなどの問題が発生する。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明のプーリ装置は、プーリ、軸受、および一方向クラッチを有し、前記軸受と一方向クラッチは、前記プーリの内周面と前記プーリ内方に配置される軸体の外周面との間に軸方向に並設されているとともに、前記一方向クラッチは、外輪部材と、前記外輪部材と同心に設けられた内輪部材と、前記外輪部材の内周面および前記内輪部材の外周面のいずれか一方を円周方向複数のカム面として円周方向複数箇所に形成されるくさび状空間それぞれに収納された円周方向に転動可能な複数のころと、前記各ころを収納するポケットを円周方向複数箇所に有し前記内外輪部材のカム面側に嵌合装着された円環状の保持器とを備え、前記ころが前記くさび状空間の狭い側へ噛込んで前記内輪部材および前記外輪部材が軸心回りに同期的に回転するようにしたロック状態と、前記ころが前記くさび状空間の広い側へ回避するよう噛込みを解除して前記内輪部材および前記外輪部材が軸心回りに相対速度をもって回転するフリー状態とに切替え自在に構成され、前記内外輪部材の非カム面側において、前記ころの軸方向両端面にそれぞれ対向する一対の鍔が設けられ、前記一方の鍔が前記内外輪部材の非カム面側に形成された段部からなり、前記他方の鍔が前記軸受の非カム面側の軌道輪を前記カム面方向に折曲形成した折曲片からなり、前記ころの軸方向端面と当該端面に対向する前記鍔との間の隙間寸法を、前記ころの軸方向端面と当該端面に対向する前記ポケットの内面との間の隙間寸法以上としたものである。
【0009】
一方向クラッチの外輪部材は、プーリ、プーリに軸方向に渡って内嵌された外側環体、プーリや外側環体の内周面に圧入された環状体等からなる。軸受の外輪部材についても、同様に、プーリ、プーリに軸方向に渡って内嵌された外側環体、プーリや外側環体の内周面に圧入された環状体等からなる。一方向クラッチの外輪部材および軸受の外輪部材は、共通の部材あるいは別部材のいずれであってもよい。
【0010】
一方向クラッチの内輪部材は、プーリ装置の軸方向に渡って軸体に外嵌された内側環体、内側環体の外周面に圧入された環状体等からなる。軸受の内輪部材についても、同様に、プーリ装置の軸方向に渡って軸体に外嵌された内側環体、内側環体の外周面に圧入された環状体等からなる。一方向クラッチの内輪部材および軸受の内輪部材は、共通の部材あるいは別部材のいずれであってもよい。
【0012】
本発明のプーリ装置によると、グリースの劣化によってころがスキューすると、ころのエッジが鍔に当接する。ころのエッジが鍔に当接することで、ころの姿勢が矯正され、ころのスキューを抑制できる。よって、ころが保持器に食い込むのを防止でき、ころのエッジにて保持器が磨耗したり、ころが不動となってクラッチ機能を損なったり、あるいはころのエッジにてカム面や軌道面が磨耗するのを防止できる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態に係るプーリ装置を図1ないし図4に基づいて説明する。
【0014】
図1は本発明の実施形態を示す一方向クラッチを用いたプーリ装置の側面断面図、図2は図1のII-II断面図、図3は内側環体および保持器を示す斜視図、図4は一方向クラッチ部分の拡大断面図である。
【0015】
このプーリ装置1は、自動車エンジンの駆動力を、ベルト4を介して補機の駆動軸に伝達する機能を有している。このプーリ装置1は、ベルト4が巻掛けられるプーリ3と、補機の駆動軸に外嵌する内側環体2とを備えている。プーリ3と内側環体2の間の環状空間には、一方向クラッチ5と、この一方向クラッチ5の軸方向両側に配置した転がり軸受6,7が設けられている。
【0016】
内側環体2の外周面は、八角形の中間領域2aと、円形の両側領域2b,2cとを有しており、中間領域2aの外面がカム面21となる。
【0017】
プーリ3の外周面には、ベルト4が巻掛けられる波状の周方向溝8が形成されている。プーリ3の内周面は、それぞれ円形の中間領域3aと両側領域3b,3cとから形成されており、側領域3b,中間領域3a,側領域3cの順に内径が小さくなっている。
【0018】
中間領域2a,3aに一方向クラッチ5、側領域2b,3bに転がり軸受6、側領域2c,3cに転がり軸受7がそれぞれ設けられている。
【0019】
一方向クラッチ5は、プーリ3の軸心回りの回転を、内側環体2に伝達したり遮断したりする機能を有している。プーリ3の内周面は円筒面に形成されており、内側環体2の外周面は平坦なカム面21を有した8角形状の角筒面とされている。このような構成により、内側環体2とプーリ3との間の環状空間に、複数個のくさび状空間51が形成されている。それぞれのくさび状空間51では、円周方向中心位置での径方向高さに比べて円周方向両側の径方向高さが低くなっている。
【0020】
一方向クラッチ5は、くさび状空間51内にプーリ3の内周面を外輪軌道面,内側環体2の外周面を内輪軌道面として周方向に複数配置したころ52と、これらころ52を円周方向等配位置に保持するための保持器53と、コイルばね54とからなる。
【0021】
保持器53は、内側環体2とプーリ3との間の環状空間に配置され、8角形の内周面を内側環体2の外周面に嵌合して、周方向ならびに軸方向に動きが規制されて内側環体2に固定されている。保持器53は、各ころ52を転動可能に装着するポケット55を有している。保持器53のポケット55は、カム面21に対応する位置で保持器53に径方向内外に貫通して形成されている。
【0022】
コイルばね54としては、バネ線材を長方形に巻回した角巻きバネが用いられている。これらコイルばね54は、保持器53のポケット55に圧縮状態で収納されている。さらにコイルばね54は、保持器53の各ポケット55の内面に円周方向一方に向けて一体形成される突起56に対して外嵌装着されている。ころ52は、それぞれこれらコイルばね54の伸張復元力によって、くさび状空間51の狭い側へ付勢されている。
【0023】
一方向クラッチ5は、ころ52がくさび状空間51の狭い側へ食込んでプーリ3および内側環体2が軸心回りに同期的に回転するようにしたロック状態と、ころ52がくさび状空間51の広い側へ回避してプーリ3および内側環体2が軸心回りに相対速度をもって回転するフリー状態とに切替え自在に構成されている。
【0024】
転がり軸受6は、ころ軸受からなり、プーリ3の内周面に嵌着された外輪部材61と、外輪部材61の内周面を外輪軌道面,内側環体2の外周面を内輪軌道面として周方向に複数配置した円筒ころ62と、これら円筒ころ62を円周方向等配位置に保持するための保持器63とからなる。
【0025】
転がり軸受7は、玉軸受からなり、プーリ3の内周面を外輪軌道面,内側環体2の外周面を内輪軌道面として周方向に複数配置した玉71と、これら玉71を円周方向等配位置に保持するための保持器72とからなる。
【0026】
このように、一方向クラッチ5の内輪部材は内側環体2,外輪部材はプーリ3にて構成され、転がり軸受6の内輪部材は内側環体2,外輪部材は外輪部材61にて構成され、転がり軸受7の内輪部材は内側環体2,外輪部材はプーリ3にて構成されている。すなわち、一方向クラッチ5ならびに転がり軸受6,7の内輪部材は、共通の内側環体2にて構成され、一方向クラッチ5ならびに転がり軸受7の外輪部材は、共通のプーリ3にて構成されている。
【0027】
プーリ3と内側環体2の間の環状空間に、図1の左方向から順次、一方向クラッチ5ならびに転がり軸受6が装着され、右方向から転がり軸受7が装着される。さらに、その軸心方向両側において、内側環体2とプーリ3との間の環状空間が、シール部材9,9にて閉蓋される。
【0028】
図4を用いて、一方向クラッチ5について詳細に説明する。
【0029】
プーリ3の内周面は、側領域3b,中間領域3a,側領域3cの順に内径が小さくなっており、側領域3bと中間領域3aとの間、ならびに中間領域3aと側領域3cとの間において、それぞれ段差31,32が形成されている。
【0030】
転がり軸受6の外輪部材61は環状鋼板からなり、その端縁には、径方向内向きに折曲してなる環状の折曲片64が形成されている。外輪部材61は、プーリ3の側領域3bにおいて、折曲片64を段差31に当接させて、プーリ3の内周面に圧入される。外輪部材61は、折曲片64が段差31に当接することにより、他端縁がプーリ3の軸方向外面と略面一となるように、軸方向長さが設定されている。
【0031】
ころ52の軸方向両端面52a,52bには、それぞれ段差32と折曲片64が対向し、これら段差32ならびに折曲片64が鍔となる。ころ52の軸方向両端面52a,52bと、各端面52a,52bに対向する保持器53のポケット55の内面との間の隙間寸法をA、ころ52の軸方向両端面52a,52bと、各端面52a,52bに対向する鍔32,64との間の隙間寸法をBとすると、A≦Bの関係となっている。これにより、ころ52を先に保持器53に接触させてから鍔32,64に接触させることができる。
【0032】
ころ52を保持する保持器53は、内側環体2のカム面21側に装着されており、保持器53とプーリ3の内周面との間には、鍔32,64の延設に十分な空間が形成されている。すなわち、環状の鍔32,64の延設寸法C,Dに相当する部位が、ころ52の軸方向両端面52a,52bに対面する。
【0033】
エンジンの駆動に伴なって図示しないクランクシャフトが回転し、その回転がベルト4を介して発電用駆動軸に伝達される際、例えば図2において、プーリ3が時計方向に軸心回りに回転し、ころ52がくさび状空間51の狭い側に噛込み、プーリ3、ころ52および内側環体2が軸心回りに一体的に回転するロック状態となる。このように、内側環体2が軸心回りに時計方向に回転することで、プーリ3の軸心回りの回転が発電用駆動軸に伝達され、オルタネータにおいて発電駆動が行われる。
【0034】
また、ベルト4の回転速度が急激に低下した場合、発電用駆動軸の慣性力によってくさび状空間51の狭い側に噛込んでいたころ52が、くさび状空間51の広い側に抜ける。これにより、内側環体2に対するプーリ3の回転が遮断される。これがフリー状態である。したがって、内側環体2および発電用駆動軸は、回転速度が低下する前のプーリ3の回転速度とほぼ同等の速度で回転し、少ない損失でもって効率的に発電が継続される。
【0035】
このように構成されたプーリ装置1によると、グリースの劣化によってころ52がスキューすると、ころ52のエッジが鍔32,64に当接する。ころ52のエッジが鍔32,64に当接することで、ころ52の姿勢が矯正され、ころ52のスキューを抑制できる。よって、ころ52が保持器53に食い込むのを防止でき、ころ52のエッジにて保持器53が磨耗したり、ころ52が不動となってクラッチ機能を損なったり、あるいはころ52のエッジにてカム面21や軌道面が磨耗するのを防止できる。
【0036】
内側環体2のカム面21側に装着された保持器53とプーリ3の内周面との間には、鍔32,64の延設に十分な空間が形成されている。よって、鍔32,64の延設寸法C,Dを十分に取ることができ、ころ52のスキューを確実に抑制できる。
【0037】
鍔32,64は、プーリ3の内周面に形成された段差や、転がり軸受6の外輪部材61の端縁に形成された折曲片からなり、ころ52や円筒ころ62の軌道面を傷つけることなく形成できる。
【0038】
なお、一方向クラッチ5ならびに転がり軸受6,7の内輪部材を、内側環体2とは別体として内側環体2に外嵌してもよく、あるいは一方向クラッチ5ならびに転がり軸受7の外輪部材を、プーリ3とは別体としてプーリ3に内嵌してもよい。
【0039】
本発明の変形例を図5および図6に示す。
【0040】
本変形例のプーリ装置1は、一方向クラッチ5の外輪部材57をプーリ3とは別体としたものである。
【0041】
プーリ3と内側環体2の間の環状空間に、図5の左方向から順次、一方向クラッチ5ならびに転がり軸受6が装着され、右方向から転がり軸受7が装着され、軸心方向両側において、シール部材9,9にて閉蓋される。
【0042】
一方向クラッチ5の外輪部材57は環状鋼板からなり、その端縁には、径方向内向きに折曲してなる環状の折曲片58が形成されている。外輪部材57は、プーリ3の中間領域3aにおいて、折曲片58を段差32に当接させて、プーリ3の内周面に圧入される。外輪部材57は、折曲片58が段差32に当接することにより、他端縁がプーリ3の段差31と略面一となるように軸方向長さが設定されている。
【0043】
転がり軸受6の外輪部材61は、プーリ3の側領域3bにおいて、折曲片64を段差31ならびに外輪部材57の端縁に当接させて、プーリ3の内周面に圧入される。外輪部材61は、折曲片64が段差31ならびに外輪部材57の端縁に当接することにより、他端縁がプーリ3の軸方向外面と略面一となるように軸方向長さが設定されている。
【0044】
ころ52の軸方向両端面52a,52bには、それぞれ折曲片58,64が対向し、これら折曲片58,64が鍔となる。ころ52の軸方向両端面52a,52bと保持器53のポケット55の内面との間の隙間寸法をA、ころ52の軸方向両端面52a,52bと鍔58,64との間の隙間寸法をBとすると、A≦Bの関係となっている。
【0045】
ころ52を保持する保持器53は、内側環体2のカム面21側に装着されており、保持器53とプーリ3の内周面との間には、鍔58,64の延設に十分な空間が形成されている。すなわち、環状の鍔58,64の延設寸法C,Dに相当する部位が、ころ52の軸方向両端面52a,52bに対面する。
【0046】
このように構成されたプーリ装置1においても、前記実施の形態と同様の効果が得られる。
【0047】
なお、一方向クラッチ5ならびに転がり軸受6,7の内輪部材を、内側環体2とは別体として内側環体2に外嵌してもよい。
【0048】
本発明の参考例を図7および図8に示す。
【0049】
本参考例のプーリ装置1は、一方向クラッチ5ならびに転がり軸受6,7の外輪部材および内輪部材を、それぞれプーリ3および内側環体2とは別体としたものである。
【0050】
一方向クラッチ5は、プーリ3の内周面に装着された外輪部材57と、内側環体2の外周面に装着され外周面が八角形のカム面となる内輪部材59と、外輪部材57の内周面を外輪軌道面,内輪部材59の外周面を内輪軌道面として周方向に複数配置したころ52と、これらころ52を円周方向等配位置に保持するための保持器53と、コイルばね54とからなる。
【0051】
転がり軸受6は、玉軸受からなり、プーリ3の内周面に嵌着された外輪部材61と、内側環体2の外周面に嵌着された内輪部材65と、外輪部材61の内周面を外輪軌道面,内輪部材65の外周面を内輪軌道面として周方向に複数配置した玉62と、これら玉62を円周方向等配位置に保持するための保持器63と、グリースを密封するためのシール66とからなる。
【0052】
転がり軸受7は、玉軸受からなり、プーリ3の内周面に嵌着された外輪部材73と、内側環体2の外周面に嵌着された内輪部材74と、外輪部材73の内周面を外輪軌道面,内輪部材74の外周面を内輪軌道面として周方向に複数配置した玉71と、これら玉71を円周方向等配位置に保持するための保持器72と、グリースを密封するためのシール75とからなる。
【0053】
そして、一方向クラッチ5および転がり軸受6を、順次図7の左方向から圧入し、図7の右方向から転がり軸受7を圧入する。一方向クラッチ5の外輪部材57は環状鋼板からなり、その圧入方向の端縁には、内側環体2方向に折り曲げてなる折曲片58aが形成されており、外輪部材57をプーリ3の内周面に圧入した後、外輪部材57の薄肉の他端縁を内側環体2方向に折り曲げて折曲片58bを形成する。
【0054】
ころ52の軸方向両端面52a,52bには、それぞれ折曲片58a,58bが対向し、これら折曲片58a,58bが鍔となる。ころ52の軸方向両端面52a,52bと保持器53のポケット55の内面との間の隙間寸法をA、ころ52の軸方向両端面52a,52bと鍔58a,58bとの間の隙間寸法をBとすると、A≦Bの関係となっている。
【0055】
ころ52を保持する保持器53は、内輪部材59のカム面側に装着されており、保持器53とプーリ3の内周面との間には、鍔58a,58bの延設に十分な空間が形成されている。すなわち、環状の鍔58a,58bの延設寸法C,Dに相当する部位が、ころ52の軸方向両端面52a,52bに対面する。
【0056】
このように構成されたプーリ装置1においても、前記実施の形態と同様の効果が得られる。
【0057】
なお、本発明のプーリ装置は、ころ52を保持する保持器53が装着されるカム面21とは反対側において、ころ52の軸方向両端面52a,52bに対向する鍔を設けたものであればよく、鍔の種類や組み合わせは特に限定されない。例えば、一方向クラッチ5の両側に設けられた転がり軸受6,7に、環状鋼板からなる外輪部材を設け、当該外輪部材の一方向クラッチ5側の端縁に径方向内向きに折曲してなる鍔となる環状の折曲片を形成したもの等であってもよい。しかも、鍔は、段差や折曲片の他、例えば、プーリ3の内周面に圧入された止め輪や間座にて構成されたものであってもよい。
【0058】
転がり軸受6,7の種類や組み合わせについても、特に限定されない。
【0059】
一方向クラッチ5は、内側環体2や内輪部材59の外周面をカム面21としたものに限らず、プーリ3や外輪部材57の内周面をカム面とし、円形の内側環体2側に鍔を設けたものであってもよい。カム面は、八角形以外の多角形としてもよい。
【0060】
プーリ3は外輪部材を兼用するものに限らず、プーリ3の内周面にプーリ装置1の軸方向両端に渡って外側環体を装着し、当該外側環体を外輪部材としたり、別途外側環体の内周面に外輪部材を圧入してもよい。
【0061】
【発明の効果】
本発明のプーリ装置によると、グリースの劣化によってころがスキューすると、ころのエッジが鍔に当接する。ころのエッジが鍔に当接することで、ころの姿勢が矯正され、ころのスキューを抑制できる。よって、ころが保持器に食い込むのを防止でき、ころのエッジにて保持器が磨耗したり、ころが不動となってクラッチ機能を損なったり、あるいはころのエッジにてカム面や軌道面が磨耗するのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す一方向クラッチを用いたプーリ装置の側面断面図である。
【図2】図1のII-II断面図である。
【図3】本発明の実施の形態を示す内側環体および保持器を示す斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態の一方向クラッチ部分の拡大断面図である。
【図5】本発明の変形例を示す一方向クラッチを用いたプーリ装置の上半分の側面断面図である。
【図6】図5に示す変形例の一方向クラッチ部分の拡大断面図である。
【図7】本発明の参考例を示す一方向クラッチを用いたプーリ装置の上半分の側面断面図である。
【図8】図7に示す参考例の一方向クラッチ部分の拡大断面図である。
【図9】従来のプーリ装置の正面断面図である。
【符号の説明】
1 プーリ装置
2 内側環体(内輪部材)
3 プーリ(外輪部材)
5 一方向クラッチ
6,7 転がり軸受
21 カム面
32 段差(鍔)
51 くさび状空間
52 ころ
53 保持器
54 コイルばね
55 ポケット
57,61 外輪部材
58,58a,58b,64 折曲片(鍔)
59,65 内輪部材
Claims (3)
- プーリ、軸受、および一方向クラッチを有し、
前記軸受と一方向クラッチは、前記プーリの内周面と前記プーリ内方に配置される軸体の外周面との間に軸方向に並設されているとともに、
前記一方向クラッチは、外輪部材と、前記外輪部材と同心に設けられた内輪部材と、前記外輪部材の内周面および前記内輪部材の外周面のいずれか一方を円周方向複数のカム面として円周方向複数箇所に形成されるくさび状空間それぞれに収納された円周方向に転動可能な複数のころと、前記各ころを収納するポケットを円周方向複数箇所に有し前記内外輪部材のカム面側に嵌合装着された円環状の保持器とを備え、
前記ころが前記くさび状空間の狭い側へ噛込んで前記内輪部材および前記外輪部材が軸心回りに同期的に回転するようにしたロック状態と、前記ころが前記くさび状空間の広い側へ回避するよう噛込みを解除して前記内輪部材および前記外輪部材が軸心回りに相対速度をもって回転するフリー状態とに切替え自在に構成され、
前記内外輪部材の非カム面側において、前記ころの軸方向両端面にそれぞれ対向する一対の鍔が設けられ、前記一方の鍔が前記内外輪部材の非カム面側に形成された段部からなり、前記他方の鍔が前記軸受の非カム面側の軌道輪を前記カム面方向に折曲形成した折曲片からなり、前記ころの軸方向端面と当該端面に対向する前記鍔との間の隙間寸法を、前記ころの軸方向端面と当該端面に対向する前記ポケットの内面との間の隙間寸法以上とした、ことを特徴とするプーリ装置。 - プーリ、軸受、および一方向クラッチを有し、
前記軸受と一方向クラッチは、前記プーリの内周面と前記プーリ内方に配置される軸体の外周面との間に軸方向に並設されているとともに、
前記一方向クラッチは、前記軸体の外周面を円周方向複数のカム面として前記プーリと前記軸体との間において円周方向複数箇所に形成されるくさび状空間それぞれに収納された円周方向に転動可能な複数のころと、前記各ころを収納するポケットを円周方向複数箇所に有し前記軸体に嵌合装着された円環状の保持器とを備え、
前記ころが前記くさび状空間の狭い側へ噛込んで前記軸体および前記プーリが軸心回りに同期的に回転するようにしたロック状態と、前記ころが前記くさび状空間の広い側へ回避するよう噛込みを解除して前記軸体および前記プーリが軸心回りに相対速度をもって回転するフリー状態とに切替え自在に構成され、
前記プーリにおいて、前記ころの軸方向両端面にそれぞれ対向する一対の鍔が設けられ、前記一方の鍔が前記プーリに形成された段部からなり、前記他方の鍔が前記軸受の外輪を内径方向に折曲形成した折曲片からなり、前記ころの軸方向端面と当該端面に対向する前記鍔との間の隙間寸法を、前記ころの軸方向端面と当該端面に対向する前記ポケットの内面との間の隙間寸法以上とした、ことを特徴とするプーリ装置。 - プーリ、軸受、および一方向クラッチを有し、
前記軸受と一方向クラッチは、前記プーリの内周面と前記プーリ内方に配置される軸体の外周面との間に軸方向に並設されているとともに、
前記一方向クラッチは、外輪と、前記軸体の外周面を円周方向複数のカム面として前記外輪と前記軸体との間において円周方向複数箇所に形成されるくさび状空間それぞれに収納された円周方向に転動可能な複数のころと、前記各ころを収納するポケットを円周方向複数箇所に有し前記軸体に嵌合装着された円環状の保持器とを備え、
前記ころが前記くさび状空間の狭い側へ噛込んで前記軸体および前記プーリが軸心回りに同期的に回転するようにしたロック状態と、前記ころが前記くさび状空間の広い側へ回避するよう噛込みを解除して前記軸体および前記プーリが軸心回りに相対速度をもって回転するフリー状態とに切替え自在に構成され、
前記プーリにおいて、前記ころの軸方向両端面にそれぞれ対向する一対の鍔が設けられ、前記一方の鍔が前記一方向クラッチの外輪を前記プーリに形成された段部に沿って内径方向に折曲形成した折曲片からなり、前記他方の鍔が前記軸受の外輪を内径方向に折曲形成した折曲片からなり、前記ころの軸方向端面と当該端面に対向する前記鍔との間の隙間寸法を、前記ころの軸方向端面と当該端面に対向する前記ポケットの内面との間の隙間寸法以上とした、ことを特徴とするプーリ装置。
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