JP4118200B2 - 掛軸 - Google Patents
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Description
【技術分野】
本発明は、中央に中空窓を設けると共に表面に表装を施した本体の裏面に本紙及び裏打ち紙を貼着するようにした掛軸に関するもので、一般の掛軸や浄土真宗における法名軸、その他掛軸のミニチュアなどを制作する場合に使用される。
【0002】
【従来技術とその問題点】
この種の掛軸としては、特開平9−37905号公報に開示のものが知られている。
この掛軸は、裏面の中空の窓(穴)の周囲に接着しろを形成して本紙の位置を調整しながら貼着できるようにしている。
しかしながら、本紙を貼る位置にずれが発生し、貼り直しを余儀なくされると、この接着しろが両面テープやホットメルト接着剤で形成されているため、本紙が半紙や薄い和紙で形成されていることも相俟って、一旦貼着された本紙が破れてしまう不都合がある。
また、裏打ち紙を熱と圧力を用いて貼着させるため、掛軸の作成においては、加熱加圧手段が必要となり、簡便に掛軸を得ることができない。
とりわけ、法名軸は、小型の掛軸に法名を表した本紙を迅速に貼着して葬儀などに使用されるのであるが、法名を加熱加圧手段によって押圧することに精神的な抵抗があるし、素人が簡便に作成するには困難が伴い、往々にして本紙の貼り直し作業を余儀なくされることもあった。
【0003】
【技術的課題】
本発明は、中央に中空窓を設けると共に表面に表装を施した本体の裏面に本紙及び裏打ち紙を貼着するようにした掛軸において、道具を使用しなくても簡便且つ正確に本紙を貼着させて掛軸を完成させるられるようにすることを課題としたものである。
【0004】
【技術的手段】
この技術的課題を解決するための第一の技術的手段は、(イ)裏面の中空窓の周囲に再剥離可能な粘着剤層を設けた掛軸本体と、(ロ)表面に剥離紙を積層させた粘着剤層を裏面の側縁に設けた裏打ち紙とで構成したこと、である。
また、第二の技術的手段は、(ハ)本体裏面の中空窓の周囲に再剥離可能な粘着剤層を設け、(ニ)本体裏面に裏打ち紙の一側縁を接着し、(ホ)裏打ち紙の裏面側縁に表面に剥離紙を積層させた粘着剤層を設けたこと、である。
さらに、第三の技術的手段は、本紙の位置合わせのための印を本体裏面に設けたことであり、第四の技術的手段は、裏打ち紙の裏面側縁に沿って設けた粘着層をその内方縁が本体裏面に貼着させた本紙の周縁上に重合するように配置したことである。
【0005】
第一の技術的手段において、本体裏面の中空窓の周囲には再剥離可能な粘着剤層が設けられているから、半紙や薄葉紙などの薄肉の紙で作成された本紙を押しつけることによって容易に貼着することができ、しかも粘着力が弱いために、一旦貼り付けた本紙を剥がすことも容易であから、本紙を破ることなく貼り直すことができる。この粘着層は、本紙を固定できる限り必ずしも中空窓の周囲全体に設ける必要はなく、一部に設けるようにしても良い。
裏打ち紙裏面の側縁には粘着剤層が設けられているから、表面の剥離紙を除去しこれを内側にして本紙の上に重ね合わせ、側縁を手で押さえるだけで裏打ち紙を本体裏面に固着することができ、掛軸の本体、本紙及び裏打ち紙を一体化させることができる。
したがって、道具を使用しなくても簡便且つ正確に本紙を貼着させて掛軸を完成させることができる。
粘着剤層の表面に剥離紙が積層させられているから、作業中に不用意に粘着剤が掛軸の他の部分などに付着してしまうおそれはない。
この粘着層は裏打ち紙を本体に固定するためのものであるから、必ずしも側縁全体に設ける必要はなく、一部に設けてあっても良い。
【0006】
第二の技術的手段においては、本体裏面に裏打ち紙の一側縁が予め接着させられている点において、第一の技術的手段と相違している。裏打ち紙をその接着縁に沿って適宜折り曲げるなどして裏打ち紙を開けて中空窓を表し、その上に本紙を貼着させた後、貼着させた本紙の裏側に裏打ち紙を重ねることになる。裏打ち紙の裏面側縁に粘着剤層が設けられているから、前記と同様に、表面の剥離紙を除去して本体裏面に重ねてこれに固定させることができる。
したがって、この構成によっても、道具を使用しなくても簡便且つ正確に本紙を貼着させて掛軸を完成させることができる。
なお、この粘着剤層も必ずしも側縁全体に設ける必要はなく、一部に設けてあっても良い。
【0007】
中空窓の周囲の粘着層は再剥離が可能であるため、その外側に剥離紙を積層しておく必要は必ずしもないが、ホコリなどの付着を防止するために、剥離紙を積層させておいても良い。また、裏打ち紙をこの上に重ねると、裏打ち紙を一時的に本体裏面に固定しておいて、本紙を貼着する際に容易に裏打ち紙をはがすことができるから、これに剥離紙としての機能を持たせることができる。
【0008】
再剥離可能な粘着剤層は本紙を本体に固定するものであるが、その粘着力は弱いものとなっている。固着力に耐久性を持たせるために、強い粘着力を粘着剤や接着剤と併用しておくことができる。
併用形態としては、例えば、中空窓の上下又は左右の側縁に再剥離可能な粘着剤層を、他の側縁に接着剤層をそれぞれ設け、前者の粘着剤層で本紙の位置合わせを完了した後接着剤層を利用して本紙を本体に永久接着させたり、あるいは、再剥離可能な粘着剤層の外側に接着剤層を設けて本紙を接着させるようにすれば良い。
【0009】
貼着させる本紙の位置合わせのための印を本体の裏面に設けておくと、本紙を貼着させる場合に、窓の中央に文字や図柄を表現するのが容易となる。この印としては、本紙の大きさが一定である場合には、その側縁を位置合わせするための線として表現したり、貼着する裏打ち紙の接着縁(請求項2参照)を位置合わせ線と兼用したりする他、本紙の中央に文字や図柄が位置している場合には、その上下又は左右のセンター線を示すようにしてもよい。
【0010】
また、裏打ち紙の裏面側縁に沿って設けた粘着層をその内方縁が本体裏面に貼着させた本紙の周縁上に重合するように配置しておくと、この粘着剤は本紙と本体裏面とに跨がって固着するから、再剥離可能な粘着剤で貼着されている本紙側縁を裏打ち紙の粘着剤によって本体裏面へ確実に固着させられる利点がある。
【0011】
なお、裏打ち紙の裏面を無地で形成しておくと本紙の文字などをきれいに表装できる利点があるが、薄葉の本紙に表現された文字や図柄に対して裏側から透かし模様風に図柄を表現する場合には、裏打ち紙裏面に図柄などを表現してお供養にすれば良い。
【0012】
【本発明の効果】
道具を使用しなくても簡便且つ正確に本紙を貼着させて掛軸を完成させられる結果、素人でも掛軸の本紙の表装を迅速に行える利点がある。
【0013】
【実施の形態】
次に、図面に示した実施の形態を参酌しながら本発明について説明する。
図1は、請求項2に係る発明を法名軸として実施した場合の掛軸本体1の裏面図であり、一側縁を接着させた裏打ち紙5を開いた状態を示している。
本体1の中央には、中空窓2が形成してあり、その周囲全体に再剥離可能な粘着剤層3を設けている。この粘着剤層3は、表面を再剥離可能な粘着剤で裏面を通常の粘着剤で構成した両面粘着テープを貼り付けて形成している。
【0014】
周囲全体にこの粘着剤層3を形成しておくと、法名を記載した本紙10を貼着させた際に表面側から見て、中空窓の開口縁で本紙10と掛軸1との一体感を表現することができる。なお後述する裏打ち紙5で本紙10を押さえ込めるから、必ずしも周囲全体に粘着剤層3を設けておく必要はない。
【0015】
裏打ち紙5の裏面には、本体1に接着させた側縁を除く三つの側縁に一般事務用として公知の両面粘着テープを貼着して粘着剤層6を形成している。
図1は、表面に積層させていた剥離紙を取り除いた状態を示している。
【0016】
この実施形態では、裏打ち紙5の折り曲げ線を本紙10の右辺の位置合わせ線7として利用し、下辺の位置合わせ線8を中空窓2の下方に表し、双方の線7、8に本紙10の側縁を合わせることによって、本紙10に記載されている法名が中空窓2の中央に位置するように設計している。
また、本紙10を貼着させて裏打ち紙5をその上に重ね合わせると、粘着剤層6が本体1と本紙10とに跨がるように位置付けてあり、この粘着剤6によって本紙10の周縁が本体と一体化するようにしている。
【図面の簡単な説明】
【図1】法名軸の裏面図
【図2】法名軸の中央断面図
【符号の説明】
1法名軸、 2中空窓、 3再剥離可能な粘着剤層、 5裏打ち紙、 6両面粘着テープ、 7、8位置合わせ線、 10法名を記載した本紙
Claims (4)
- 中央に中空窓を設けると共に表面に表装を施した本体の裏面に本紙及び裏打ち紙を貼着するようにした掛軸において、裏面の中空窓の周囲に再剥離可能な粘着剤層を設けた掛軸本体と、表面に剥離紙を積層させた粘着剤層を裏面の側縁に設けた裏打ち紙とからなる掛軸。
- 中央に中空窓を設けると共に表面に表装を施した本体の裏面に本紙及び裏打ち紙を貼着するようにした掛軸において、本体裏面の中空窓の周囲に再剥離可能な粘着剤層を設け、本体裏面に裏打ち紙の一側縁を接着し、裏打ち紙の裏面側縁に表面に剥離紙を積層させた粘着剤層を設けた掛軸。
- 貼着させる本紙の位置合わせのための印を本体裏面に設けた請求項1又は2に記載の掛軸。
- 裏打ち紙の裏面側縁に沿って設けた粘着層をその内方縁が本体裏面に貼着させた本紙の周縁上に重合するように配置した請求項1、2又は3に記載の掛軸。
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