JP4103666B2 - 無線受信装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線受信装置、例えばリモート・キーレス・エントリー・システム(RKEシステム)のような、同じ情報の無線信号が一定時間間隔で何度も送られてきて、そのうちの一度でも受信に成功すれば良いシステムにおける無線受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
無線受信装置においては、受信性能の向上のために、ダイバーシティ方式のような2つ以上のアンテナを用いる方法が広く利用されている。2つ以上のアンテナを用いる無線受信装置としては、各アンテナで受信した信号のどちらか条件の良い方を選択し切り換えて採用するダイバーシティ切換を行うのが一般的だが、この場合は複数の検波回路を必要としたり切り換えスイッチを必要としたりして、回路が複雑になり回路規模が大きくなり、価格も高くなる。そこで、複数のアンテナを備えながらもダイバーシティ切換を行わない方式が考えられており、例えば特許文献1や特許文献2に記載されたものなどがそれにあたる。
【0003】
特許文献1の場合は、2つのアンテナで受信したCDMA方式のRF信号をそれぞれIF信号に変換し、その一方を遅延させた上で合成し、その後で復調を行っている。
【0004】
特許文献2の場合は、2つのアンテナで受信したCDMA方式のRF信号をそれぞれIF信号に変換し、双方をSAWフィルタで遅延させて合成し、その後で復調を行っている。
【0005】
いずれの方法においても、いずれか一方の信号を選択するというダイバーシティ切換を行わないために、部品点数が減少し、価格が安くなるという利点がある。
【0006】
なお、CDMA方式以外の無線受信装置においてダイバーシティ切換を行わないことを提案する文献は見あたらない。また、RKE受信機においてダイバーシティ方式を採用することを開示した公知文献についても見あたらない。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−26785号公報
【特許文献2】
特開2002−152097号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1や2の方法においては、信号が時間的、周波数的に重複しても復調(復号化)できるというCDMA方式の特徴を利用している。そのため、この方法はRKE受信機のようなFSK変調やASK変調を利用する無線受信装置においては簡単には採用できないと考えられる。
【0009】
また、RKE受信機のような通信情報量が少なく低価格であることが必要な無線受信装置においては、ダイバーシティ切換を行うような受信装置は回路規模が大きくなるために採用は困難になる。
【0010】
そこで、本発明は上記の問題点を解決することを目的とするもので、複数の受信用のアンテナ素備えるにもかかわらず回路構成が簡単で小型化、低価格化を図ることのできる無線受信装置を提供する。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の無線受信装置は、複数のアンテナと、該複数のアンテナにそれぞれ接続され、該複数のアンテナから入力された信号をそれぞれ異なる遅延量で遅延させるとともに時間的に重ならないように出力する複数の遅延回路と、該複数の遅延回路から時間的に重ならないように出力された信号を順次検波する検波回路とを備えた無線受信装置であって、
該複数の遅延回路は弾性波フィルタからなり、
該弾性波フィルタは、複数の入力IDTと、該複数の入力IDTの全てから信号を受け取ることのできる出力IDTとを備え、該複数の入力IDTと該出力IDTとの中心間の距離が全て互いに異なることを特徴とする。
【0012】
また、本発明の無線受信装置における前記複数のアンテナに入力される信号は一定の持続時間を有するバースト信号であり、前記複数の遅延回路のそれぞれの遅延量は、該バースト信号の持続時間以上であることを特徴とする。
【0013】
また、本発明の無線受信装置は、前記バースト信号は一定の時間間隔で繰り返されるものであり、最も遅延量の大きい前記遅延回路の遅延量は、前記バースト信号の繰り返し間隔よりも短いことを特徴とする。
【0014】
また、本発明の無線受信装置は、前記複数のアンテナと前記複数の遅延回路の間にそれぞれ周波数変換回路を備えたことを特徴とする。
【0015】
また、本発明の無線受信装置における前記弾性波フィルタは帯域通過フィルタとして機能することを特徴とする。
【0017】
このように構成することにより、本発明の無線受信装置においては、複数の受信用のアンテナを備えるにもかかわらず回路規模の大型化を図らずに信号の受信成功率を向上させることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1に、本発明の無線受信装置の一実施例のブロック図を示す。図1において、無線受信装置10は、RKE受信機として構成されたものであり、2つのアンテナ11および12、RFアンプ13、14および19、弾性表面波装置であるSAWフィルタ15、検波回路20、および出力端子21を備えている。SAWフィルタ15は、表面波の伝搬方向に並んだ3つのIDT(InterDigital Transducer)16、17および18を備えている。IDT16、17は入力IDTで、IDT18は出力IDTである。IDT18はIDT16とIDT17の間に配置されている。IDT16とIDT18の間隔L1とIDT17とIDT18の間隔L2は互いに異なっている。これによって、IDT16とIDT18の間は1つのBPFとして機能し、IDT17とIDT18の間は前者とほぼ同等の特性で間隔L1とL2の差に対応する遅延時間のみが異なるもう1つのBPFとして機能する。なお、遅延時間T2は (L2−L1)/表面波の音速 で定義される。
【0019】
ここで、アンテナ11はRFアンプ13を介してIDT16に接続され、アンテナ12はRFアンプ14を介してIDT17に接続されている。そして、IDT18はRFアンプ19を介して検波回路20に接続され、その出力は出力端子21に接続されている。
【0020】
次に、この無線受信装置10で受信する信号について説明する。RKEシステムにおいては、車のドアロックを開ける、閉める、場合によっては窓を開け閉めしたりエンジンをかけたりするといった比較的簡単な情報を伝達できればよい。そこで、例えば数100MHzのRF信号を簡単な情報を含んだデジタル信号でFSK変調あるいはASK変調する。しかも、情報の伝達を確実にするために、このような変調を行った信号を一定時間間隔(繰り返し間隔T1)毎に複数回送信する。そのため、送信信号の時間波形は、例えば図2の上の図で示すようなバースト状のものが繰り返される形になる。なお、図2における波形は信号の存在および振幅のみを意味しており、変調状態については図示していない。
【0021】
無線受信装置10においては、このような信号を2つのアンテナ11および12で受信する。図2に、無線受信装置10の各部における信号の時間波形を示し、これを用いて無線受信装置10の動作について説明する。
【0022】
まず、無線受信装置10においては、2つのアンテナ11および12で信号を受信する。この際、2つのアンテナ11、12は車体上の1〜2m程度互いに離れた位置に配置されているものとする。その場合、2つのアンテナにおける信号の受信時間のずれはほとんどないが、アンテナの位置によっては送信機との間の遮蔽物の影響などによって受信信号の振幅が異なる可能性がある。そこで、図2においては、アンテナ11で受信した信号の波形よりもアンテナ12で受信した信号の波形の方が振幅が小さくなっている様子を示している。図2において、信号sa1とsb1は持続時間T0の同じ送信信号を異なるアンテナ11、12でそれぞれ受信したものであり、時間的なずれはほとんどない。信号sa2とsb2、sa3とsb3、sa4とsb4も同じである。また、信号sa1、sa2、sa3、sa4は一定の繰り返し間隔T1で次々と送信される同じデジタル信号で変調された同じ情報を含む異なる信号を受信したものである。信号sb1、sb2、sb3、sb4についても同様である。
【0023】
アンテナ11で受信した信号(例えば信号sa1)はRFアンプ13で増幅され、SAWフィルタ15のIDT16に入力される。IDT16に入力された信号は表面波に変換されてIDT18まで伝達され、IDT18で電気信号に変換されて出力され、RFアンプ19に入力される。一方、アンテナ12で受信した信号(例えばsb1)はRFアンプ14で増幅され、SAWフィルタ15のIDT17に入力される。IDT17に入力された信号は表面波に変換されてIDT18まで伝達され、IDT18で電気信号に変換されて出力され、RFアンプ19に入力される。
【0024】
このとき、SAWフィルタ15の2つのフィルタ部分で遅延時間が異なっているため、IDT18から出力される段階で信号sa1と信号sb1は時間的に遅延時間T2だけずれる。このずれの時間T2が信号の持続時間T0より大きいので、信号sa1と信号sb1は時間的に重ならない信号となる。一方、信号sa1がIDT16からIDT18に伝達された後には繰り返し間隔T1を空けて信号sa2が続いて同じように伝達される。そこで、信号sa2が信号sb1と時間的に重ならないように、繰り返し間隔T1は遅延時間T2と信号の持続時間T0を合わせたものよりも大きくなるように設定されている。これによって、IDT18からは信号sa1、sb1、sa2、sb2、・・・と各信号が互いに時間的に重ならずに出力される。これより、SAWフィルタ15は、2つの帯域通過フィルタの機能と、それに接続された互いに遅延量が異なる2つの遅延回路と、2つの遅延回路の出力を合成する合成回路の機能を備えていることが分かる。
【0025】
IDT18から出力された一連の信号はRFアンプ19で増幅され、検波回路20で順次検波され、出力端子21から出力される。上述のように信号sa1、sb1、sa2、sb2、・・・は全て同じ情報を含む信号である。そのため、無線受信装置10としては検波回路20がこの中のどれか1つを正常に検波することができれば十分である。仮に信号sbの振幅が検波に十分なレベルに達していなくても、信号saのどれかの検波によって情報の伝達は可能になる。逆に、信号saが振幅は十分でもノイズが含まれていて検波ができない場合でも、信号sbが正常に検波できる場合も考えられる。
【0026】
このように、本発明の無線受信装置10においては、2つのアンテナのうちの少なくとも一方で受信した信号を採用して受信成功の確率を高めるというダイバーシティの機能を備えている。しかも、SAWフィルタ15は元々必要な帯域通過フィルタとしての機能を備えているために、2系統備えるのはアンテナとRFアンプだけでよいということになり、回路規模に関してはそれほど大型化しない。
【0027】
図3に、本発明の無線受信装置の別の実施例のブロック図を示す。図3において、図1と同一もしくは同等の部分には同じ記号を付し、その説明を省略する。
【0028】
図3に示した無線受信装置30においては、無線受信装置10におけるSAWフィルタ15に代えて弾性表面波装置であるSAWフィルタ35を備えている。SAWフィルタ35は5つのIDT16、17、18、36および37を備えており、IDT16、17、36、37から見て表面波の伝搬方向にIDT18が位置している。IDT36、37は入力IDTである。IDT16、17とIDT18の関係はSAWフィルタ15の場合と同様であり、SAWフィルタ35においてはさらにIDT36とIDT18の間隔L3とIDT37とIDT18の間隔L4が間隔L1やL2と異なり、しかも互いに異なっている。これによって、IDT36とIDT18の間は1つの帯域通過フィルタとして機能し、IDT37とIDT18の間は前者とほぼ同等の特性で間隔L3とL4の差に対応する遅延時間のみが異なるもう1つの帯域通過フィルタとして機能する。
【0029】
無線受信装置30においては、SAWフィルタ35を備えることに伴い、さらに2つのアンテナ31および32と2つのRFアンプ33および34を追加して備えている。このうち、アンテナ31はRFアンプ33を介してIDT36に接続され、アンテナ32はRFアンプ34を介してIDT37に接続されている。アンテナ31と32はアンテナ11や12と同様に車体上の1〜2m程度互いに離れた位置に配置されているものとする。
【0030】
このように構成された無線受信装置30においては、合計4つのアンテナを備えていることより分かるように、1つの送信信号を4つのアンテナで同時に受信する。そして、受信したそれぞれの信号を互いに遅延時間の異なる帯域通過フィルタ兼遅延回路兼合成回路として機能するSAWフィルタ35で合成する。SAWフィルタ35のIDT18から出力される信号の時間波形は図4のようになる。ここでは、各アンテナで受信する信号の時間波形については省略している。
【0031】
図4において、アンテナ11で受信した信号が信号sa1およびsa2、アンテナ12で受信した信号が信号sb1およびsb2、アンテナ31で受信した信号が信号sc1およびsc2、アンテナ32で受信した信号が信号sd1およびsd2である。各信号の持続時間はT0である。信号sa1とsb1の間、信号sb1とsc1の間、信号sc1とsd1の間はそれぞれ各遅延回路のずれ時間T2となっている。そして、信号sa1とsa2の間隔は繰り返し間隔T1だけ空いている。なお、この場合も含めて、持続時間T0、繰り返し間隔T1、遅延時間T2の関係は、アンテナの数をnとすると、
T2>T0
T1>(n−1)T2+T0
となる。
【0032】
このように、無線受信装置30においては、SAWフィルタ35とそれに応じて4つのアンテナおよびRFアンプを備えることによって、1つの送信信号を互いに時間の異なる4つの信号として受け取ることができる。この場合も各信号に含まれる情報は同じ情報であるため、無線受信装置30としては検波回路20が一連の信号のうちのどれか1つを正常に検波することができれば十分である。
【0033】
このように、無線受信装置30においても、受信成功の確率を高めるというダイバーシティの機能を備えながらも回路規模の大型化を防ぐことができる。
【0034】
図5に、本発明の無線受信装置のさらに別の実施例のブロック図を示す。図5において、図1と同一もしくは同等の部分には同じ記号を付し、その説明を省略する。
【0035】
図5に示した無線受信装置40において、図1の無線受信装置10との違いは、RFアンプ13の出力信号をIF信号に変換してSAWフィルタ15に入力するミキサ41、RFアンプ14の出力信号をIF信号に変換してSAWフィルタ15に入力するミキサ42、およびミキサ41および42に入力される局部発振信号を発生する局部発振器43を備え、それに合わせてRFアンプ19に代えてIFアンプ44を備えていることだけである。
【0036】
このように、無線受信装置40においてはRF信号をIF信号に変換する機能を備えることによって、SAWフィルタ15以降の回路をIF信号に対応した回路としている。この場合でも、ダイバーシティの機能を備えながらも回路規模の大型化を防ぐことができるという点において効果において無線受信装置10となんら異なることはない。
【0040】
なお、上記の各無線受信装置10、30、40においては送信のバースト信号の送信が複数回繰り返されることを前提としていたが、仮に繰り返されることがなく1回だけしか送信されない場合でも機能する。すなわち、繰り返し送信がなくても、少なくとも例えば図2における信号sa1とsb1の2つの信号は検波回路20に入力されるため、最低限の受信機会を増やす機能は備えることになる。
【0041】
また、上記の各実施例においては、アンテナや信号合成数を2つまたは4つにしているが、もちろん3つや5つ以上であっても構わないもので、その作用効果に何ら違いはない。
【0042】
【発明の効果】
本発明の無線受信装置によれば、複数のアンテナと、複数のアンテナにそれぞれ接続された互いに遅延量が異なる複数の遅延回路と、複数の遅延回路の出力を受信信号が時間的に重ならないようにして、順次検波する検波回路とを備えることによって、回路規模の大型化を図らずに信号の受信成功率を向上させることができる。
【0043】
特に、複数の遅延回路と合成回路とを、複数の入力IDTと、複数の入力IDTの全てから信号を受け取ることのできる出力IDTとを備え、複数の入力IDTと前記出力IDTとの中心間の距離が全て互いに異なるSAWフィルタで構成することによって、部品点数を削減し、同時に入力信号に対する帯域通過フィルタの機能をも含むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の無線受信装置の一実施例を示すブロック図である。
【図2】 図1の無線受信装置の各部における信号の時間波形を示す特性図である。
【図3】 本発明の無線受信装置の別の実施例を示すブロック図である。
【図4】 図3の無線受信装置のSAWフィルタの出力部における信号の時間波形を示す特性図である。
【図5】 本発明の無線受信装置のさらに別の実施例を示すブロック図である。
【符号の説明】
10、30、40…無線受信装置
11、12、31、32…アンテナ
13、14、19…RFアンプ
15、35…SAWフィルタ
16、17、36、37…IDT(入力IDT)
18…IDT(出力IDT)
20…検波回路
21…出力端子
41、42…ミキサ
43…局部発振器
44…IFアンプ
Claims (5)
- 複数のアンテナと、該複数のアンテナにそれぞれ接続され、該複数のアンテナから入力された信号をそれぞれ異なる遅延量で遅延させるとともに時間的に重ならないように出力する複数の遅延回路と、該複数の遅延回路から時間的に重ならないように出力された信号を順次検波する検波回路とを備えた無線受信装置であって、
該複数の遅延回路は弾性波フィルタからなり、
該弾性波フィルタは、複数の入力IDTと、該複数の入力IDTの全てから信号を受け取ることのできる出力IDTとを備え、該複数の入力IDTと該出力IDTとの中心間の距離が全て互いに異なることを特徴とする無線受信装置。 - 前記複数のアンテナに入力される信号は一定の持続時間を有するバースト信号であり、前記複数の遅延回路のそれぞれの遅延量は、該バースト信号の持続時間以上であることを特徴とする、請求項1に記載の無線受信装置。
- 前記バースト信号は一定の時間間隔で繰り返されるものであり、最も遅延量の大きい前記遅延回路の遅延量は、前記バースト信号の繰り返し間隔よりも短いことを特徴とする、請求項2に記載の無線受信装置。
- 前記複数のアンテナと前記複数の遅延回路の間にそれぞれ周波数変換回路を備えたことを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載の無線受信装置。
- 前記弾性波フィルタは帯域通過フィルタとして機能することを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載の無線受信装置。
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