JP4102647B2 - 紙幣類取引装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、紙幣類取引装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
金融機関等で使用される紙幣類取引装置には、入金された紙幣の金種、真偽、正損等の判定を実行する紙幣鑑別手段が少なくとも1つ搭載されている。近年、偽券の出現事例が数多く報告されるようになっており、特に真偽判定の精度向上は重要な課題となっている。しかし、高度な偽券を確実にリジェクトしようとすると、センサ変動、搬送変動などの影響によって真券がリジェクトされる率が増加してしまうという問題があった。
一方、紙幣類取引装置では高速処理も重要である。取引処理を実行している間は顧客に待ってもらう必要があるので、高速処理は顧客に対するサービス向上につながる。しかし、そのためには鑑別時間を短くしなければならず、搬送速度にも高速性が求められた。高速性と鑑別精度は両立しないため、高速処理を求めれば真券のリジェクト数も増加するという問題があった。
リジェクト増加の問題を解決するための従来技術として、リジェクトされた入金紙幣を再鑑別する紙幣類取引装置の方式がある(例えば、特許文献1参照)。この装置では、入金取引時にリジェクト紙幣が発生した場合、該紙幣を低速搬送してただちに再鑑別する。高速搬送によって搬送変動が大きくなってリジェクト率が増加するという問題を解決する。
また、鑑別装置を2段構成とした紙葉類処理装置が開示ある(例えば、特許文献2参照)。この方式は、1段目の装置で鑑別を行い、偽券の恐れがある紙幣と搬送異常などの理由で鑑別ができなかった紙幣を2段目の鑑別装置に送る。2段目の鑑別器は人が行う真偽判定を補助する形で詳細に真偽判定を実行し、真偽判定精度を向上させている。
【特許文献1】
特開平10−302112号公報
【特許文献2】
特開平1−41085号公報
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1記載の技術では、入金紙幣がリジェクトされた場合には、再鑑別は取引中に実行する必要があった。リジェクト紙幣は入金した紙幣の一部とはいえ、再鑑別に要する時間分だけ、取引時間は確実に増加してしまう。特許文献2記載の技術は、大規模な鑑査機を対象とした方式であった。特に2段目の鑑別装置は人が行う真偽判定を補助する装置であったため、銀行などに設置されている現金自動預払機には適用できなかった。
本発明の目的は、高速処理が必要な紙幣類取引装置において、従来の高速性を維持したまま、高精度な鑑別が可能で真券のリジェクトの少ない装置を提供することである。特に、本発明は、銀行に設置されるATM(現金自動預払機)として好適に利用可能である。
【0003】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の紙幣類取引装置では、紙幣の入出金部と、紙幣を搬送する搬送手段と、各部の制御を行う制御手段と、紙幣のセンシングを行うセンサと、該センサで採取された信号情報を受け取って前記紙幣を鑑別する鑑別手段を備え、鑑別手段は鑑別結果が確定であるか不確定であるかを出力し、鑑別結果が不確定であった紙幣を格納する第一の紙幣格納手段と、それ以外の紙幣を格納する第二の紙幣格納手段を備える。
また、前記不確定券格納手段に格納されている紙幣を低速搬送して前記センサで再度センシングし、前記鑑別手段は該センサから出力される信号を受け取って、取引時の鑑別よりも高精度なアルゴリズムを使用した再鑑別を実行し、かつ以上の動作を取引時間外に実行する。
【0004】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明における紙幣類取引装置の構成図である。101は入出金部、102は紙幣分離装置、103は鑑別装置、104は鑑別装置の主記憶、105はセンサ、110は一時集積部、120、121は還流ボックス、122は不確定券ボックス、123は損券ボックス、124は偽券ボックス、130は制御装置、131は制御装置の主記憶、132は補助記憶、140〜143は搬送装置である。図2は本発明における紙幣類取引装置の外観を示したもので、201は紙幣類取引装置の筐体、202は表示装置であり、203は撮影装置である。
入金取引時、紙幣類取引装置の利用者は入出金部101に紙幣を投入し、該紙幣は入出金部101内に設置された紙幣分離装置102により一枚一枚分離され、搬送装置140を通してセンサ105に送られる。鑑別装置103はセンサ105から出力された信号を用いて、紙幣の金種判定、真偽判定を行う。ここで、真偽判定の出力する結果は、真券、偽券、不確定の3種類である。
制御装置130は、金種判定でリジェクトされた紙幣、および真偽判定で偽券と判定された紙幣を、搬送装置141を通して入出金部101に返却する。制御装置130はそれ以外の紙幣を搬送装置142を通して一時集積部110に集積させ、制御装置の主記憶131には金種情報と真偽判定結果の情報(判定結果が真券なのか不確定なのか)を、紙幣の順番と対応付けて記憶させる。真偽判定結果が不確定だった紙幣については、上記情報に加えて取引情報を記憶する。ここで、取引情報とは、少なくとも紙幣の投入者を特定できる情報(例えば投入者名やID)を含む情報であって、その他口座番号、取引日時を含んでもよい。従来、真偽判定結果が不確定である紙幣はリジェクトされていたが、本発明では受け付けるので、従来よりもリジェクト紙幣の数を少なくすることができる。
表示装置202は、一時集積部110に集積した紙幣の金額を示す。表示装置202に示した金額を顧客が非承認とした場合、制御装置130は一時集積部110中の紙幣は搬送装置142、センサ105、搬送装置140を介して入出金部101に返却する。返却された紙幣の金種情報、真偽判定結果に関する情報が制御装置の主記憶131に記憶されているので、その情報を消去する。
表示装置202に示した金額を顧客が承認した場合について説明する。一時集積部110中の紙幣は、搬送装置142を介してセンサ105に送られる。制御装置130は、主記憶131から紙幣に対応した金種情報、真偽判定結果に関する情報を読み出し、鑑別装置103に渡す。
真偽判定の結果が偽券であった紙幣については何もせず、真券であった紙幣については、センサ105からの出力信号を用いて鑑別装置103が正損判定を実行する。ここで正損判定とは、汚れたり破れたりして使用に適さなくなった紙幣(損券)か、そうでない紙幣(正券)かを判定することを指す。正損判定が終わった紙幣に関する情報(金種情報、真偽判定結果に関する情報)を、制御装置130は主記憶131から消去する。
制御装置130は、正損判定結果が正券だった紙幣を搬送装置143を介して、例えば金種ごとに還流ボックス120、121に格納する。正損判定結果が損券だった紙幣は、搬送装置143を通して損券ボックス123に格納する。真偽判定の結果が不確定であった紙幣は、搬送装置143を通して不確定券ボックス122に格納する。一次集積装置110内の全紙幣が格納された後、制御装置130は顧客が入金した金額に基づいて入金処理を行い、取引は終了する。
その後、制御装置130は、主記憶131に記憶されている取引情報、金種情報を補助記憶132に保存する。このとき、取引情報、金種情報は不確定券ボックスに格納した紙幣の順番と対応づけて保存し、制御装置の主記憶131に記憶されている取引情報、金種情報は消去する。
撮影装置203が設置されていれば、取引者を撮影して、画像を個人特定用情報として追加することができる。制御装置130は、主記憶131に記憶された取引情報に該画像を追加し、主記憶131に記憶された金種情報とともに補助記憶132に記憶する。例えば、本人になりすました他人が偽券を投入したときに、その人物の撮影画像があれば、口座の名義人が投入者でないことがすぐに判明する。
図3は、第一の鑑別装置103で実行される鑑別処理を示したフローである。入金された紙幣から採取した信号が鑑別装置103に入力され(ステップ301)、鑑別装置103は金種判定を実行する(ステップ302)。金種判定が成功かリジェクトかによって分岐し(ステップ303)、リジェクトされた紙幣を入出金部101に返却し(ステップ310)、金種判定に成功した紙幣は鑑別装置103で真偽判定を実行する(ステップ304)。
真偽判定結果が不確定か否かによって処理が分岐し(ステップ305)、404の結果が不確定であるとき、鑑別装置の主記憶302に取引情報、金種情報を記憶し(ステップ309)、不確定券ボックス122に格納する(ステップ313)。ステップ304の結果が不確定でなければ、真偽判定結果が真券か偽券かの分岐処理を行う(ステップ306)。ステップ304の結果が偽券であるときは該紙幣を入出金部101に返却し、ステップ304の結果が真券であるときは正損判定(ステップ307)を実行する。ステップ307の結果が損券か否かによって分岐し(ステップ308)、損券の場合は損券ボックス124に格納し(ステップ311)、正券の場合は例えば金種ごとに還流ボックス120もしくは121に格納する(ステップ312)。入力された紙幣がまだあれば前記の作業を繰り返し(ステップ314)、入力紙幣全てについて作業が終了したら、主記憶131の取引情報、金種情報を補助補助記憶132に保存し、主記憶131中の取引情報、金種情報は消去する(ステップ315)。このとき、取引情報に撮影装置203で撮影した取引者の画像を追加して補助記憶に記憶しても良い。
出金取引時は、還流ボックス120もしくは121に格納された紙幣から、出金すべき金種の紙幣を1枚ずつ繰出す。繰出された紙幣は搬送装置143、センサ105、搬送装置141を介して入出金部101に出金される。このとき、センサ105で紙幣をセンシングし、鑑別手段103で、金種、真偽、正損判定を実行し、出金に適さない紙幣を排除しても良い。出金に適さない紙幣とは、金種判定でリジェクトされた紙幣、真偽判定で偽券または不確定と判定された紙幣、正損判定で損券と判定された紙幣である。還流ボックス120、121内の紙幣は、入金された紙幣もしくは銀行が準備した紙幣であるため、出金に適さない紙幣の出現数は、入金時における金種判定リジェクト券、損券、不確定券、偽券の出現数と比較すると極めて少ない。もし出金に適さない紙幣が検出された場合は、センサ105を通過後の該紙幣を一時集積手段110に格納し、紙幣の順番と対応付けて鑑別結果を主記憶131に記憶する。出金取引後、一時集積手段110中の紙幣は一枚ずつ繰出されセンサ105を通過し、搬送装置143を介して各紙幣格納ボックスに搬送される。このとき、主記憶131に記憶された鑑別結果に基づいて、偽券と判定された紙幣は偽券ボックス124、真偽判定が不確定であった紙幣は不確定券ボックス122、損券と判定された紙幣および金種判定でリジェクトされた紙幣は損券ボックス123に搬送する。なお、不確定券ボックス122に紙幣を格納した場合は、補助記憶132に金種情報と、出金時に発見された不確定券であるという情報を、該紙幣の格納順と対応付けて保存する。
(再鑑別処理)不確定券ボックス122に格納された紙幣を再鑑別する手順を、図1に基づいて説明する。不確定券ボックス122には、入金取引時に真偽判定結果が不確定だった紙幣が格納されている。制御装置130の指令によって、該不確定券ボックス122内部に格納してある紙幣を、紙幣取引装置が取引作業を実行していない時間に1枚ずつ繰出す。繰出された紙幣の再鑑別作業が終了するまでは、次の紙幣は繰出さない。
ここで不確定券ボックス122から繰出される紙幣の順番は、どのような順番でも良い。しかし、偽券が使用された場合は速やかに対処する必要があるため、最適な動作はFIFO(First-In First-Out)である。すなわち、最初に投入された紙幣を最初に再鑑別する。
さて、制御装置130は、不確定券ボックス122から繰出された紙幣を、搬送装置143を介してセンサ105の位置に搬送させる。センサ105は該紙幣をセンシングし、鑑別装置103は補助記憶132に記憶されている該紙幣の金種情報を読み込んで金種を特定し、センサ105が出力する信号を用いて再真偽判定を実行する。鑑別装置103が鑑別している間、紙幣は一次集積装置110内に格納されている。再真偽判定で真券と判定された紙幣については、さらに再正損判定を実行する。
入金取引時に実行する鑑別は、取引時間を短くするために高速に実行する必要があった。一方、再鑑別は取引外の時間に行うので、時間をかけて実行しても良い。そこで再鑑別時には、センサ105で紙幣をセンシングする際に、該紙幣を低速に搬送することで、入金取引時に取得した信号と比較して高解像度かつ安定した信号を採取する。鑑別装置103は上記信号を用い、入金取引時の鑑別よりも計算量の多い再鑑別用アルゴリズムを使用することができる。このように、再鑑別における鑑別精度を、入金取引時の鑑別と比較して向上させることができる。再鑑別が終わった後の紙幣は、制御装置130の指令によって搬送装置142、センサ105、搬送装置143を通して搬送され、再鑑別結果に応じて各ボックスに格納される。まず、再鑑別結果が真券かつ正券であった紙幣であるが、入金取引時の真偽判定結果が不確定だったことを考慮すれば損券ボックスに分類してしまっても良い。しかし、還流型紙幣取引装置においては出金用の紙幣が多いほど、多くの出金取引に対応できるため、該紙幣を例えば金種ごとに還流ボックス120、121に格納する。このとき、補助記憶132中の該紙幣に関する取引情報、金種情報を消去する。再鑑別結果が損券であった場合は、損券ボックス123へ格納し、補助記憶132中の該紙幣に関する取引情報、金種情報を消去する。再鑑別結果が偽券であった場合、偽券ボックス124に格納する。
図4は、鑑別処理を中心に再鑑別処理を示したフローである。まず、制御装置130は取引時間外になるのを監視し(ステップ401)、取引時間外になったらセンサ105において再鑑別紙幣をセンシングする(ステップ402)。制御装置130は補助記憶132から該紙幣の取引情報、金種情報を読み込み(ステップ403)、鑑別装置103はステップ402で取得した信号、ステップ403で取得した情報を入力され、再真偽判定を実行する(ステップ404)。判定結果に応じて分岐し(ステップ405)、判定結果が偽券であったら該紙幣を偽券ボックス124に格納して終了する(ステップ410)。判定結果が真券であったら再正損判定(ステップ406)を実行し、判定結果によって分岐する(ステップ407)。正損判定の結果が正券であった場合、該紙幣を還流ボックス120、121に格納して(ステップ408)終了する。このとき、還流ボックス120、121のどちらかに格納されるかを、例えば金種によって決定する。正損判定の結果が損券ならば、該紙幣を損券ボックス123に格納して終了する(ステップ409)。
再鑑別時に鑑別装置103で偽券と判定された紙幣が生じたときの処理について説明する。このとき、図5に示すように、紙幣類取引装置201と通信回線503を通して接続されたホストコンピュータ502のディスプレイ501上に、偽券を検出したことを表示して連絡する。ホストコンピュータ502は紙幣類取引装置の動作を監視するためのコンピュータである。
補助記憶132中に記憶してある該偽券の取引情報を読み出しておき、偽券投入者を特定できる情報(名前、ID、写真など)、口座番号、取引日時などの情報をディスプレイ501に表示する。または、偽券処理担当者が偽券の回収をするときに、偽券投入者を特定できる情報(名前、ID、写真など)、口座番号、取引日時などの情報を、図6に示すように紙幣取引装置の表示部202を使用して通知しても良い。なお、再鑑別で偽券と判定された紙幣の投入者を特定できる情報が無い場合でも、偽券を取引者に出金しないという効果がある。
撮影装置203によって常にビデオ録画が為されている場合は、取引日時における映像を抜き出し、該映像をディスプレイ501または取引装置の表示部202に通知する方法もある。このとき、偽券投入者を特定できる情報(名前、IDなど)、口座番号、取引日時とともに表示する。
ここで、新たな偽券に対して鑑別アルゴリズムの安全性を確保する方法について説明する。入金取引時の鑑別で不確定と判定された紙幣に対して、補助記憶132に取引情報、金種情報のほかに、センサ105から出力された信号も格納する。再鑑別で偽券と判定された紙幣が出現した場合、補助記憶132中に保存しておいた前記信号をホストコンピュータ502に送る。ホストコンピュータ502上では、該偽券をリジェクトできるように改善した入金取引時の鑑別用アルゴリズムを生成し、ネットワークを通じて各紙幣取引装置に該アルゴリズムを送信し、従来のアルゴリズムを置き換える。新しい鑑別用アルゴリズムの生成は自動である場合、人の手が加わる場合があるが、いずれにしても新しい偽券に対して紙幣類取引装置の安全性が確保される。例えば、新たな偽券から得られたセンサ値を閾値とした判定アルゴリズムを追加する方法がある。
真偽判定処理、正損判定処理について説明する。図7は真偽判定処理、正損判定処理の概略フローであり、図8は真偽判定処理の特徴抽出を示したフローであり、図9は正損判定処理の特徴抽出を示したフローであり、図10は判別器の一例を示した図である。真偽判定処理、正損判定処理では、紙幣を計測したセンサ信号が入力され(701)、特徴抽出を行い(702)、特徴量を判別器に入力し(703)、判定結果が出力される(704)。
真偽判定処理における特徴抽出では、図8に示すように、標準信号との差分値、信号の積分値、異なるセンサ間の値の比率などが抽出されて判別器に入力される。正損判定処理における特徴抽出では、図9に示すように、標準信号との差分信号、信号の積分値などが抽出されて判別器へ送られる。
判別器では、例えば図10に示す閾値処理を行う。図10では、真偽判定について表記してあるが、正損判定でも同様である。特徴量1、2、・・・nのそれぞれについて、あらかじめ設定した閾値を用いて真券、偽券、不確定の判定あるいは正券、損券、不確定の判定を行う。各特徴における判定結果は例えば以下の方法で統合し、最終判定を出力する。1.全て真券という判定のときの最終判定は真券とする。2.一つも偽券判定がなく、不確定判定があったときの最終判定は不確定とする。3.一つでも偽券があれば、最終判定は偽券とする。この統合方法は、正損判定のおいても同様な方法が利用可能である。判別器の実現方法は上記の方法に限らず、一般的なパターン認識の手法(線形判別、ベイズ識別、部分空間法、ニューラルネットワーク、サポートベクターマシンなど)を用いて判別することもできる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2について説明する。入金取引時における実施の形態1との違いは、ステップ309において、取引情報、金種情報のほかに、入金取引時の鑑別で得たセンサ105からの出力信号を制御装置の主記憶131に保存することである。取引終了後には、ステップ315において、取引情報、金種情報に加えて、前記センサ105からの出力信号を補助記憶132に保存する。
再鑑別時の処理フローを図11に示す。まず、制御装置130は紙幣取引装置201が取引時間外になるのを監視する(ステップ1101)。取引時間外になったら、制御装置は補助記憶132から再鑑別に必要な情報(取引情報、金種情報、センサ信号)を読み出す(ステップ1102)。その後、鑑別装置103を用いて取引時に行ったものよりも計算量の多いアルゴリズムを用いた真偽判定(ステップ1103)を実行し、真偽判定の結果によって分岐する(1104)。真偽判定結果が偽券ならば、制御装置130は該再鑑別紙幣を偽券ボックス124へ格納し、再鑑別処理を終了する(ステップ1110)。真偽判定結果が真券ならば正損判定を実行し(ステップ1105)、制御装置130は該紙幣に関する取引情報、金種情報、センサ105が出力した信号を補助記憶132から消去する(ステップ1106)。その後、正損判定結果で分岐し(ステップ1107)、制御装置130は、正損判定結果が真券ならば例えば金種ごとに区分けして該再鑑別紙幣を還流ボックス120、121に格納して再鑑別処理を終了する(ステップ1108)。正損判定結果が損券ならば該再鑑別紙幣を損券ボックス123に格納して再鑑別処理を終了する(ステップ1109)。
実施の形態2では取引時に高速搬送された紙幣から採取された信号を使用するので、紙幣を低速搬送して信号を採取する実施の形態1より鑑別精度は劣る。しかし、再鑑別時にはセンサ105で再度信号を採取する必要がないため、紙幣の搬送は、不確定券ボックス122から還流ボックス120、121、損券ボックス123、偽券ボックス124への搬送だけとなる。これは、再鑑別は取引への影響が少ないという利点であり、再鑑別処理中に取引者が来た場合にもすぐに取引を実行することができる。取引が開始できない時間は、主に再鑑別処理が終わった紙幣を格納している間であるが、紙幣の格納は1枚単位で実行されており、すぐに終了する。また、再鑑別を実行している鑑別装置を取引時の鑑別が実行可能な状態へと切り替える作業も、ソフトウェアの切り替えであるため高速に実行可能である。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3を図12に示す。外部の鑑別装置1201が、通信回線503を通じて複数の紙幣類取引装置201と接続している。
実施の形態3における入金取引時の動作フローは図3のフローと同じであるが、ステップ309の動作が異なっている。実施の形態3では、ステップ309において、取引情報、金種情報のほかに、入金取引時にセンサ105で採取した信号を制御装置の主記憶131に保存する。取引終了後のステップ315において、取引情報、金種情報に加えて、前記センサ105からの出力信号を補助記憶132に保存する。
再鑑別の処理フローを図13に示す。制御装置130は、補助記憶132から金種情報と入金取引時の鑑別で採取した信号を読み出し(ステップ1301)、それらの情報を通信回線503を介して外部の鑑別装置1201に送信する(ステップ1302)。外部の鑑別装置1201では金種情報とセンサ105から出力された該再鑑別紙幣の信号を受信する(ステップ1320)。外部の鑑別装置は、金種情報から金種を特定し、真偽判定(ステップ1321)を実行する。真偽判定結果によって分岐し(1322)、真偽判定結果が真券であったら正損判定(ステップ1323)を実行し、真偽判定結果が偽券であったら正損判定(ステップ1323)は飛ばす。その後、真偽・正損判定の結果を通信回線503を通して紙幣取引装置201に送信する(ステップ1324)。紙幣取引装置では該判定結果を受信し(ステップ1303)、補助記憶に保存する(1304)。制御装置130は紙幣取引装置201が取引時間外になるのを監視する(ステップ1305)。取引時間外になったら、真偽判定結果によって分岐し(ステップ1306)、真偽判定結果が偽券ならば該再鑑別紙幣を偽券ボックス124に格納し(ステップ1311)、終了する。真偽判定結果が真券ならば、該紙幣に関する取引情報、金種情報を補助記憶132から消去する(ステップ1307)。その後、正損判定結果で分岐し(ステップ1308)、正損判定結果が真券ならば例えば金種ごとに区分けして該再鑑別紙幣を還流ボックス120、121に格納して(ステップ1309)終了し、正損判定結果が損券ならば該再鑑別紙幣を損券ボックス123に格納して(ステップ1310)終了する。
このように、再鑑別を実行する鑑別装置を外部に備えており、センサ105で再鑑別用のセンシングをしないので、取引中にも再鑑別を続けることができる。その結果、取引が集中する時間帯でも再鑑別が滞らない。主に取引が開始できなくなる時間は再鑑別処理が終わった紙幣を格納している間であるが、紙幣の格納は1枚単位で実行されるのですぐに終了する。ただし、実施の形態1では紙幣を低速搬送して信号を採取しているのに対して、実施の形態3では取引時に高速搬送された紙幣から採取された信号を使用するので、鑑別精度の点では実施の形態1が有効である。
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4を図14に示す。105は第二のセンサであり、125は第二の不確定券ボックスであり、144~147は搬送装置である。図12における実施の形態3と同様に、複数の紙幣取引装置201と外部の鑑別装置1201が通信手段601で接続する構成である。
入金取引時の鑑別フローは実施の形態1(図4)と同じである。再鑑別の処理フローを図15に示す。第二のセンサ106でセンシングし(ステップ1501)、補助記憶132内の金種情報を読込み(ステップ1301)、これらの情報を通信回線503を介して外部の鑑別装置1201に送信する(ステップ1302)。以降は、図13のフローと同じである。このように、再鑑別時にはセンサ105とは別個のセンサで信号を採取するため、取引中にも再鑑別を続けることができるという実施の形態3と同様の利点がある。取引が集中する時間帯でも、再鑑別が滞らない。取引が開始できなくなるのは主に再鑑別処理が終わった紙幣を格納している間であるが、紙幣の格納は1枚単位で実行されるのですぐに終了する。
紙幣を低速搬送しながらセンシングすることで、第二のセンサが第一のセンサと同種であっても、出力される信号の解像度、安定性が向上し、再鑑別の精度もそれに伴い向上する。また、第一のセンサは高速搬送に対応する必要があるので解像度、安定性には限界があったが、第二のセンサ106は高速搬送に対応せずとも良いので、解像度や安定性が第一のセンサ105よりも優れた、別の種類のセンサを使用することができる。この場合、再鑑別の精度がさらに向上する。
実施の形態1~4において、入金取引時に実行した金種判定結果を補助記憶132に保存し、再鑑別時には補助記憶132に保存してある金種情報を利用して真偽判定、正損判定を実行していた。補助記憶132には金種判定結果を保存せず、再鑑別時に改めて金種判定を実行する構成にしても良い。
【0005】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、入金取引時の真偽判定結果が不確定だった紙幣に対して取引時間外に再鑑別を実行することで、取引時の高速処理を維持したままリジェクト率を低下させ、なおかつ真偽判定の精度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における紙幣類取引装置の構成図である。
【図2】本発明における紙幣類取引装置の外観図である。
【図3】実施の形態1における入金処理のフローチャートである。
【図4】実施の形態1における再鑑別処理のフローチャートである。
【図5】偽券発生を通知する方法の概念図である。
【図6】偽券投入者情報の表示方法の概念図である。
【図7】真偽判定処理、正損判定処理のフローチャートである。
【図8】図8における真偽判定処理の特徴抽出のフローチャートである。
【図9】図8における正損判定処理の特徴抽出のフローチャートである。
【図10】図8における判別器の一例の概念図である。
【図11】実施の形態2における再鑑別処理のフローチャートである
【図12】実施の形態3における紙幣類取引システムの構成図である。
【図13】実施の形態2における再鑑別処理のフローチャートである
【図14】実施の形態4における紙幣類取引装置の構成図である。
【図15】実施の形態4における再鑑別処理のフローチャートである。
【符号の説明】
101…入出金部
102…紙幣分離装置
103…鑑別装置
104…鑑別装置の主記憶
105…第一のセンサ
110…一時集積部
120、121…還流ボックス
122…不確定券ボックス
123…損券ボックス
124…偽券ボックス
130…制御装置
131…制御装置の主記憶
132…補助記憶
140〜147…搬送装置
201…紙幣類取引装置
202…表示装置
203…撮影装置
501…ホストコンピュータのディスプレイ
502…ホストコンピュータ
503…通信回線
1201…外部の鑑別装置。
Claims (13)
- 紙幣の入出金部と、
前記紙幣の取引中に紙幣のセンシングを行うセンサと、
紙幣を前記センサに搬送する搬送手段と、
各部の制御を行う制御部と、
前記センサで採取された信号情報を受け取って前記紙幣の金種を鑑別し、該金種の鑑別結果が成功か不成功であるかの情報を出力する金種鑑別手段と、
前記金種鑑別結果が不成功であった紙幣を前記入出金部に搬送する搬送手段と、
前記金種鑑別結果が成功であった紙幣について、前記センサで採取された信号情報から前記紙幣の特徴抽出をし、
前記紙幣の特徴量の値に関する4つの閾値の大小関係を(第1の閾値)<(第2の閾値)<(第3の閾値)<(第4の閾値)とするとき、前記特徴量の値が前記第1の閾値未満のとき偽券であると、
前記第1の閾値以上で、かつ、前記第2の閾値未満のとき不確定であると、
前記第2の閾値以上で、かつ、前記第3の閾値未満のとき真券であると、
前記第3の閾値以上で、かつ、前記第4の閾値未満のとき不確定であると、
前記第4の閾値以上のとき偽券であると判定して判定結果を出力する真偽鑑別手段と、
前記真偽鑑別結果が不確定であった紙幣を格納する不確定券格納手段と、
前記真偽鑑別結果が偽券であった紙幣を前記入出金部に搬送する搬送手段と、
前記真偽鑑別結果が真券であった紙幣を格納する紙幣格納手段とを有することを特徴とする紙幣類取引装置。 - 前記不確定紙幣格納手段に格納された紙幣の取引情報を記憶する記憶装置をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の紙幣類取引装置。
- 前記取引時間外に、
前記搬送手段は不確定券格納手段に格納されている紙幣を前記搬送より低速で搬送し、
前記センサは該低速搬送された紙幣を再センシングし、
前記鑑別手段は前記再センシングの信号を受け取って再鑑別を実行するように制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の紙幣類取引装置。 - 前記鑑別手段における鑑別結果が不確定であった紙幣について、前記センサが該紙幣をセンシングした信号を記憶する記憶装置と、
前記取引時間外において、前記不確定券格納手段に格納されている紙幣をセンシングした信号を前記記憶装置から読み出し、該信号を用いて前記鑑別よりも計算量の多いアルゴリズムを使用した再鑑別手段をさらに有することを特徴とする請求項1又は2に記載の紙幣類取引装置。 - 前記再鑑別によって偽券と判定された場合、該偽券が出現したことを外部に通知する通知手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の紙幣類取引装置。
- 前記通知手段は、前記記憶装置に保存された該紙幣の取引情報もあわせて通知することを特徴とする請求項5に記載の紙幣類取引装置。
- 前記入出金部の取引者を録画する録画手段を更に有し、
前記通知手段は、該紙幣の取引時に前記録画手段で録画された映像も通知することを特徴とする請求項5又は6に記載の紙幣類取引装置。 - 外部のホストコンピュータに接続された通信手段を有し、
前記再鑑別の判定結果が偽券であった紙幣が出現した場合、該通信手段は真偽判定に必要な情報を送信し、かつ、該情報に基づいて作成された真偽判定アルゴリズムを受信し、
前記鑑別手段若しくは再鑑別手段は前記真偽判定アルゴリズムを用いることを特徴とする請求項2乃至7の何れかに記載の紙幣類取引装置。 - 再鑑別手段を有する外部鑑別装置と接続した通信手段と、
前記不確定紙幣格納手段に格納された紙幣について、前記センサで採取した信号を記憶する記憶装置とを有し、
前記通信手段は、前記記憶される信号を送信し、前記再鑑別手段の結果を受信することを特徴とする請求項1に記載の紙幣類取引装置。 - 再鑑別手段を有する外部鑑別装置と接続した通信手段と、
前記不確定紙幣格納手段に格納された紙幣について、前記取引時間外にセンシングする第二のセンサを有し、
前記通信手段は前記第二のセンサからの信号を送信し、前記再鑑別手段の結果を受信することを特徴とする請求項1に記載の紙幣類取引装置。 - 前記再鑑別の結果、真券と判定された紙幣については、前記記憶手段に記憶された該紙幣に関する取引情報を消去することを特徴とする請求項2乃至8の何れかに記載の紙幣類取引装置。
- 前記再鑑別の結果が真券であった場合、出金可能な紙幣として扱うことを特徴とする請求項2乃至11の何れかに記載の紙幣類取引装置。
- 前記不確定紙幣格納ボックスは、FIFOの動作をすることを特徴とする請求項1乃至12の何れかに記載の紙幣類取引装置。
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