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JP4093152B2 - スタータ - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関始動用のスタータに係わり、特にスタータの過熱防止に関する。
近年、大気中の二酸化炭素増加による温暖化等、地球環境の悪化が問題となっており、自動車ならびに自動車部品においては、燃費向上の面より小型、軽量化が積極的に進められ、スタータにおいても、性能を維持した上での小型、軽量化が進んでいる。ところが、スタータの小型、軽量化は、熱容量の低下に繋がり、熱負荷に対して不利になる。これに対し、材料の耐熱性を上げる等の過熱防止対策が採られているものの十分とは言えず、スタータの過熱防止が急務となっている。
一般に、自動車エンジンの始動時には、ユーザのキースイッチ操作により、スタータの動作を手動制御しているが、エンジンが容易に始動しない場合や、キースイッチの戻り不良等が生じると、スタータモータが長時間運転されるため、電源より電磁スイッチを介してスタータモータに数百アンペアの大電流が流れ放しとなり、過大な熱的負荷が加わる恐れがある。
また、エンジン始動が成功した場合でも、何らかの原因で電磁スイッチの固定接点と可動接点とが開放されないと、無負荷状態のスタータモータが数十アンペアで連続通電される恐れもある。この場合、モータの整流子が過熱すると共に、長時間継続して通電されると、整流子に大きな遠心力が長時間作用するため、整流子を構成するセグメントが結合し続けることが出来なくなる。その結果、整流子面からセグメントが飛び出たり、あるいは脱落することがあり、整流子としての機能が失われてしまう。これにより、不特定多数のショートを引き起し、電源電圧とスタータの内部抵抗とによって決まる大きなショート電流が流れる恐れもある。
このような異常時の場合は、何らかの手段で、電源からスタータモータを電気的に切り離すことが考えられる。例えば、特許文献1または特許文献2に示される様に、スタータのモータリード線やブラシピグテール等の通電回路の断面積を一部分小さくして、通電電流によって生じるジュール熱が所定温度以上になると溶断する、所謂ヒューズを設けたものがある。あるいは、特許文献3または特許文献4に示される様に、スタータモータのメイン回路に設けられる結線部をはんだで結合し、温度に起因するはんだの変形や変化によりメイン回路を遮断すること等が考えられている。
特開平10−66311号公報 国際公開第02/16763号パンフレット 西独国特許出願公開第10044081号明細書 特開昭59−185869号公報
ところが、上記の特許文献1または特許文献2に開示された公知技術では、ヒューズ(通電回路の断面積を小さくした部分)を流れる電流値に左右されるため、例えば、スタータモータが無負荷状態の時に流れる数十アンペアの異常電流と、エンジンが始動できずに長時間連続駆動する場合に流れる数百アンペアの異常電流、さらには電源電圧とスタータの内部抵抗とによって決まるショート電流等、スタータ特有の多様な電流値に対して、一つのヒューズだけで通常使用時のスタータ機能を損なわずに溶断設計することは困難であった。つまり、数百アンペアでヒューズが溶断する様に設計すると、過大電流では効果を示すが、数十アンペアのような低電流では溶断しない。
逆に、低電流でヒューズが溶断する様に設計すると、通常使用時でも溶断してしまう恐れがあり、且つ通電回路の抵抗が大きくなるため、スタータ出力が低下するという問題があった。一般に、スタータには大電流が流れるため、異常時のためにヒューズを設置すると、僅かな抵抗増加でも電圧降下により通常使用時のスタータ出力性能が低くなってしまう。しかし、通常使用時の性能低下を加味してスタータ性能を予め高く設定することは、とりもなおさず、スタータを大型化することになり、小型、軽量化に反する。
一方、特許文献3または特許文献4に開示された公知技術では、周囲温度や伝熱による温度上昇によって、はんだの変形、変化を期待しており、前述した様々な異常条件下において、界磁や電機子等のモータ部品に絶縁破壊等が生じることでスタータ機能を損なう前に、はんだ接合部が速やかに且つ確実に温度上昇することが必要である。つまり、過熱防止装置としてのヒューズやはんだ接合などは、スタータ内部における通電回路の最も上流、即ち、電源に最も近い所に設ける必要があり、且つ前述の様な、いかなる異常時においても、最も温度が高くなるところに設置するのが良いことは明らかである。
通常、スタータでは、機械損、電流損、整流損の大きい整流子とブラシとの当接部が最も発熱の大きいところであり、この発熱源からの熱伝達を期待してヒューズを設置しようとしても、短時間作動や長時間作動などの作動条件や、被水したり冷却風を受けたりする環境条件等により、熱伝達時の条件が異なるため、発熱源の温度を一義的に関連付けることができない。そのため、ある条件ではヒューズ機能を果たすが、別のある条件では、はんだが溶ける前に発熱源が焼損することもあり得る。逆に言えば、いかなる温度条件においても、確実に通電回路を遮断できるためには、複数箇所にヒューズを設置する必要が生じる。
また、特許文献4では、電源に近い電磁スイッチのバッテリ端子ボルトと固定接点間にはんだを介在させ、過負荷時等の異常発熱時にはんだが溶けて通電回路を確実にオープンできる様に、予めバッテリ端子ボルトと固定接点間に隙間を設けており、且つはんだが溶けた時に両者を引き離すための弾性部材が介在されている。
同様に、特許文献3でも、接点間をはんだ接合し、過負荷時にはんだが溶けて通電回路を確実にオープンするために、接点間に弾性部材が介在されている。
これらの場合、はんだに電気的な通電機能を持たせており、接点部の接触抵抗による発熱と、発熱源からの伝熱による温度上昇によりはんだ溶けを期待しているが、上述の如く、はんだ接合部が発熱源から遠い接点に配置されているため、接合部がオープンする前にモータ部が過熱損傷する場合があった。更に、隙間や弾性部材を設置するスペースが必要であり、その分、軸長が延びるという問題が生じると共に、部品点数が増加することにより、コストアップの要因となっていた。
更に、特許文献3では、ブラシやピグテールをはんだで接合する例が提案されているが、電源から遠いところに設定されることになるため、作動条件や環境条件によっては、電磁スイッチ、モータリード線、モータへの引き込み部やグロメット等の中間経路にて周辺部品への熱影響を与える場合があった。更に、上述の如く、確実に引き離すための弾性部材を必要とすることは自明である。
本発明は、上記事情に基づいて成されたもので、その目的は、いかなる温度分布においても、異常時の過大発熱に対してモータへの通電回路を容易に且つ確実に遮断できる小型軽量のスタータを提供することにある。
(請求項1の発明)
本発明のスタータは、モータに始動電流を流すための通電回路を有し、この通電回路に始動電流を断続する接点手段が設けられている。その接点手段は、バッテリに接続される固定接点と、この固定接点に対向して、電磁スイッチのプランジャに連動して可動すると共に、ブラシリード線を介してブラシと電気的に接続された可動接点とで構成される。
ブラシリード線は、一端がブラシに機械的且つ電気的に直接接続され、他端が可動接点に直接軟ろう付けされている。
上記の構成では、キースイッチの戻り不良や、エンジン始動後に電磁スイッチの固定接点と可動接点とが開放されない場合などの異常時に、整流子とブラシとの接触部が過大発熱すると、スタータの内部で最も高温になる整流子とブラシとの接触部(以下発熱源と呼ぶ)からブラシリード線を介して軟ろう付け部に伝熱され、軟ろうが溶けることにより、通電回路を遮断することができる。また、電源に最も近い可動接点とブラシリード線を接触させ通電を行い、軟ろうで補助的につなぐ構成としているため、スタータ内部に形成される通電回路の上流側で、異常時の過大発熱に対して、回路抵抗を増やすことなく、逆にスタータ性能向上を可能にする抵抗の小さい太い配線を行っても、回路オープンすることができるため、周辺部品への熱影響を排除することが可能である。
更に、可動接点が固定接点に当接した時の接触抵抗による発熱を期待するまでもなく、最も高温となる発熱源(整流子とブラシとの接触部)からの伝熱により、確実に回路オープンすることができる。
また、ブラシリード線は、プランジャの移動に応じて可動接点と共に動くため、可動接点が固定接点に当接している閉状態では、ブラシリード線に引っ張り力が働いており、軟ろうが溶けた際に、特別な部品を必要とすることなく、ブラシリード線に作用する引っ張り力によって速やかに可動接点から引き離すことができる。
また、可動接点にブラシリード線を溶接等の500℃を超える高温で接合すると、銅系材料で出来ているブラシリード線が熱劣化して引っ張り強度が低下し、可動接点の移動繰り返しや振動による耐久性が懸念されるが、例えば300℃前後の軟ろう付けであれば、ブラシリード線の機械強度を低下させることが無く、耐振性を確保できると共に、可動接点の移動繰り返しに対する耐久性も向上する。
(請求項2の発明)
請求項1に記載したスタータにおいて、可動接点がブラシの近傍に配置されている。
この場合、スタータの内部で最も高温となる発熱源の近くに可動接点が配置されるので、可動接点とブラシリード線との軟ろう付け部は、異常時の過大発熱に対して、スタータを構成する他部品の熱影響が発生する前に、確実に且つ速やかに通電回路を遮断する過負荷防止機能を果たすことができる。
(請求項3の発明)
請求項1または2に記載したスタータにおいて、通電回路に接点手段と並列に設けられた第2の接点手段を有している。この第2の接点手段は、接点手段が閉じる前に、電磁スイッチにより閉操作されて、電機子に供給される始動電流を抑制するもので、可動接点の近傍に配置されている。
この構成によれば、可動接点とブラシリード線との軟ろう付け部が、スタータの内部で最も高温となる発熱源からの伝熱だけでなく、第2の接点手段に生じる発熱の影響も受けるため、異常時の過大発熱に対して、より確実に且つ速やかに過負荷防止機能を果たすことができる。また、第2の接点手段に生じる異常発熱に対しても過負荷防止機能を果たすことができる。
(請求項4の発明)
請求項1または2に記載したスタータにおいて、電機子の外周に界磁の磁気回路を形成するヨークが配置されて、そのヨークの一端側開口部を覆うエンドフレームを備え、このエンドフレームの内側に接点手段及び電磁スイッチが配設されている。
この構成によれば、発熱源等から発生する熱がエンドフレームの内部にこもり易くなるため、スタータの内部で最も高温雰囲気となる。従って、エンドフレームの内側に接点手段を配設したことにより、可動接点とブラシリード線との軟ろう付け部が、異常時の過大発熱に対して速やかに反応することができ、他部品の熱影響が発生することなく、確実に過負荷防止機能を果たすことができる。
(請求項5の発明)
請求項3に記載したスタータにおいて、電機子の外周に界磁の磁気回路を形成するヨークが配置されて、そのヨークの一端側開口部を覆うエンドフレームを備え、このエンドフレームの内側に接点手段と第2の接点手段及び電磁スイッチが配設されている。
この構成によれば、発熱源等から発生する熱がエンドフレームの内部にこもり易くなるため、スタータの内部で最も高温雰囲気となる。従って、エンドフレームの内側に接点手段を配設したことにより、可動接点とブラシリード線との軟ろう付け部が、異常時の過大発熱に対して速やかに反応することができ、他部品の熱影響が発生することなく、確実に過負荷防止機能を果たすことができる。
(請求項6、7の発明)
請求項6、7に記載したスタータは、電機子と出力軸との間に、電機子の回転速度を減速して出力軸に伝達する減速装置を備えている。これにより、小型で高速回転型のモータを採用できるが、モータの小型化により、モータの熱容量が小さくなって温度上昇し易くなる。これに対し、電磁スイッチは、電機子の軸方向整流子側(つまり反減速装置側)に配置され、且つプランジャの動作方向が電機子の回転軸と略直交しているので、整流子上に配置されるブラシの近傍に可動接点を配置することが可能である。その結果、可動接点とブラシリード線との軟ろう付け部は、異常時の過大発熱に対して、確実に且つ速やかに過負荷防止機能を果たすことができる。
本発明を実施するための最良の形態を以下の実施例により詳細に説明する。
図1はスタータの断面図である。
本実施例のスタータ1は、回転力を発生するモータ2と、このモータ2に駆動されて回転する出力軸3、この出力軸3上に配置されるピニオン移動体4、このピニオン移動体4の回転方向に交差してピニオン移動体4に係合可能なピニオン係合部材5、及びモータ2の通電回路(図4参照)に設けられる接点手段A(後述する)を開閉操作すると共に、連結バー6を介してピニオン係合部材5を駆動する電磁スイッチ7等を備えている。
モータ2は、磁束を発生する界磁8と、整流子9を有する電機子10、及び整流子9上に配置されるブラシ11等より構成される周知の直流電動機であり、フロントハウジング12とエンドフレーム13との間に組み付けられている。
界磁8は、磁気回路を形成すると共に、モータ2の機枠を兼ねる円筒形状のヨーク8aと、このヨーク8aの内周面に固定される複数の永久磁石8bとで構成される。
電機子10は、回転軸10aと、この回転軸10aに圧入固定される電機子コア10b、及び電機子コア10bに巻線される電機子コイル10cを備える。
整流子9は、電機子コイル10cの一方(図1の右側)のコイルエンドを使用して構成され、そのコイルエンドの軸方向端面が整流子面として形成されている。
ブラシ11は、整流子面に対し軸方向から当接して、ブラシスプリング(図示せず)により整流子面に押圧されている。
出力軸3は、以下に説明する減速装置と一方向クラッチを介して、電機子10の軸方向反整流子側に配置され、反モータ側である一方の端部が、軸受14を介してフロントハウジング12に回転自在に支持され、他方の端部が、軸受15を介してフロントハウジング12の内部に組み付けられるセンタケース16に回転自在に支持されている。
減速装置は、周知の遊星歯車機構によって構成され、電機子10の回転速度を遊星歯車17の公転運動によって減速する。
一方向クラッチは、遊星歯車17を支持するギヤ軸17aを介して遊星歯車17の公転運動が伝達されるアウタ18と、アウタ18の内径側に配置されて、出力軸3と一体に設けられるインナ19、及びアウタ18とインナ19との間に形成されるくさび状空間に配置されるローラ20等から構成される。
ローラ20は、遊星歯車17の公転運動と共にアウタ18が回転すると、くさび状空間にてアウタ18とインナ19との間にロックされて、アウタ18の回転をインナ19に伝達する。また、エンジンの始動により、インナ19の回転速度がアウタ18の回転速度を上回ると、くさび状空間にてローラ20が空転することで、インナ19からアウタ18への動力伝達を遮断する。
ピニオン移動体4は、自身の内径側に雌ヘリカルスプライン4aが形成され、この雌ヘリカルスプライン4aが、出力軸3の外周に形成された雄ヘリカルスプライン3aに噛み合って出力軸3上に配置され、ピニオンスプリング21により常時モータ方向(図1の右方向)へ付勢されている。
このピニオン移動体4には、エンジン始動時にリングギヤ(図示せず)に噛み合うギヤ部(以下ピニオンギヤ4bと呼ぶ)と、このピニオンギヤ4bの反リングギヤ側(図1の右側)に、ピニオンギヤ4bより外径が大きいフランジ部22とが設けられ、このフランジ部22の外周に複数の凹部22aが周方向に連続して形成されている。
フランジ部22の反ピニオンギヤ側には、ピニオンギヤ4bがリングギヤに噛み合った後、ピニオン係合部材5と協働してピニオン移動体4の後退を阻止する後退規制部材23が具備されている。
ピニオン移動体4の反モータ側には、フロントハウジング12に形成された開口部を開閉するためのシャッタ24が設けられ、前記ピニオンスプリング21によりピニオン移動体4の端面に押し付けられている。
連結バー6は、金属製の丸棒部材によって形成され、その丸棒部材の両端側を所定角度折り曲げてクランク形状に設けられている。具体的には、丸棒部材の一端側に設けられる伝達部6aと、丸棒部材の他端側に設けられる作動部6b、及び伝達部6aと作動部6bとの間に設けられる棒状部6cとで構成される。
伝達部6aは、その先端部が電磁スイッチ7のプランジャ25に設けられたフック26(図1参照)に係合して、電磁スイッチ7の吸引力を棒状部6cに伝達する。
棒状部6cは、ヨーク8aの内側で隣合う磁石8b同士の間を軸方向に通り抜けて配設され、一組の軸受(図示せず)により回動自在に支持されている。
作動部6bには、ピニオン係合部材5が取り付けられており、電磁スイッチ7の吸引力が伝達部6aから棒状部6cに伝達されて棒状部6cが回動すると、その棒状部6cと一体に回動して、ピニオン係合部材5をピニオン移動体4側(図1の上方)へ押し上げることができる。
ピニオン係合部材5は、ピニオン移動体4に設けられたフランジ部22の半径方向外側をピニオン移動体4の回転方向に交差して配置され、モータ2が起動する前(即ち電機子10が回転する前)に、フランジ部22の凹部22aに係合してピニオン移動体4の回転を規制する。
電磁スイッチ7は、図4に示すキースイッチ27の閉操作により、バッテリ28から通電されて磁力を発生する励磁コイル29と、この励磁コイル29の内側に挿入され、励磁コイル29への通電によって発生する磁力を受けて図1の上方へ吸引される前記プランジャ25、及び励磁コイル29への通電が停止された時に、プランジャ25を押し戻すためのリターンスプリング30等を備える。この電磁スイッチ7は、図1に示す様に、モータ2の反減速装置側に組み付けられて、エンドフレーム13の内側に配置され、且つプランジャ25の動作方向(図示上下方向)が電機子10の回転軸10aと交差する向きに配置されて、板バネ等のバンド(図示せず)により樹脂製の台座31に固定されている。
接点手段Aは、図4に示す様に、バッテリケーブル32を介してバッテリ28のプラス側電極に接続される固定接点33と、ブラシリード線34を介して正極側のブラシ11に接続される可動接点35とで形成される。
固定接点33は、エンドフレーム13に固定される端子ボルト36の頭部と一体に設けられ、エンドフレーム13の内側に配設される。
端子ボルト36は、エンドフレーム13の外側に取り出されたボルト部にバッテリケーブル32が接続される。
可動接点35は、図1に示す様に、絶縁性を有する樹脂製のホルダ部37に接点圧スプリング38(図2参照)と共に保持されて、正極側のブラシ11に近接して配置され、ホルダ部37と一体に固定接点33に対向して可動する。
ホルダ部37は、このホルダ部37を支持するホルダステー39を介して、電磁スイッチ7のプランジャ25に連結され、そのプランジャ25の移動方向(図1の上下方向)に可動する。
接点圧スプリング38は、可動接点35が固定接点33に当接した後、両接点間に接点圧を付与するもので、図2に示す様に、ホルダ部37の底板37aと可動接点35との間に配置され、可動接点35をホルダ部37の係止部37bに押し付けている。
ブラシリード線34は、図3に示す様に、一端が正極側のブラシ11に機械的且つ電気的に直接接続され、他端が可動接点35の表面(反固定接点側の表面)に直接軟ろう付けされている。
次に、スタータ1の作動を説明する。
キースイッチ27を閉操作すると、電磁スイッチ7の励磁コイル29が通電されて磁力を発生し、その磁力によりプランジャ25が吸引されて、図1の上方へ移動する。このプランジャ25の移動が連結バー6を介してピニオン係合部材5に伝達されると、ピニオン係合部材5がピニオン移動体4側へ移動して、フランジ部22に形成された凹部22aに係合してピニオン移動体4の回転を規制する。
一方、プランジャ25の移動により、可動接点35が固定接点33に当接して接点手段Aが閉じると、バッテリ28からモータ2に始動電流が供給されて電機子10に回転力が発生し、その回転が減速装置で減速された後、一方向クラッチを介して出力軸3に伝達される。出力軸3が回転すると、回転規制されているピニオン移動体4と出力軸3との相対回転により、ピニオン移動体4がヘリカルスプラインの作用を受けて出力軸3上を反モータ方向へ移動する。
この後、ピニオンギヤ4bがリングギヤに噛み合うと、ピニオン係合部材5がフランジ部22から外れて後退規制部材23の後側(反フランジ部側)に入り込むことにより、ピニオン移動体4の回転規制が解除されると同時に、ピニオン移動体4の反リングギヤ方向への移動が阻止される。
リングギヤに噛み合ったピニオンギヤ4bが出力軸3と一体に回転することにより、その回転力がピニオンギヤ4bからリングギヤに伝達されてエンジンをクランキングする。
その後、キースイッチ27を開くと、電磁スイッチ7の励磁コイル29に流れる電流が遮断されて磁力が消滅するため、プランジャ25がリターンスプリング30に付勢されて、図1に示す元の位置に押し戻される。このプランジャ25の移動に伴い、連結バー6が始動時と反対方向に回動すると、ピニオン係合部材5が後退規制部材23の後側から抜け出すことにより、ピニオン移動体4の後退規制が解除される。その結果、ピニオンスプリング21の反力と、リングギヤから受ける後退力とでピニオン移動体4が出力軸3上を反リングギヤ方向へ移動して、図1に示す元の位置にて停止する。
(実施例1の効果)
本実施例のスタータ1は、図1に示した様に、整流子9とブラシ11が配設されるモータ2の反減速装置側に電磁スイッチ7を配置し、その電磁スイッチ7を、プランジャ25の動作方向が電機子10の回転軸10aと略直交する向きに組み付けているので、プランジャ25と共に可動する可動接点35をブラシ11の近傍に配設することができる。この構成において、ブラシ11と可動接点35とをブラシリード線34によって電気的に接続し、且つブラシリード線34と可動接点35とを軟ろう付けしたことにより、その接合部C(図3参照)に過負荷防止機能を持たせることができる。
すなわち、前記接合部Cは、スタータ1の内部で最も高温になる整流子9とブラシ11との接触部からブラシリード線34を介して伝熱されやすく、且つ熱がこもり易いエンドフレーム13の内側に配設されている。このため、キースイッチ27の戻り不良や、エンジン始動後に電磁スイッチ7の固定接点33と可動接点35とが開放されない場合などの異常時に、整流子9とブラシ11との接触部が過大発熱すると、その熱がブラシリード線34を介して接合部Cに伝わると共に、エンドフレーム13の内部温度が上昇する。その結果、他部品の熱影響が発生する前に、確実に且つ速やかに軟ろうが溶けることによって、モータ2の通電回路を遮断する過負荷防止機能を果たすことができる。
本実施例の過負荷防止機能は、ブラシリード線34の端部を可動接点35に軟ろう付けすることで実現されるので、「背景技術」で説明したヒューズ(通電回路の断面積を一部分小さくした部分)を設ける場合と比較して、回路抵抗が増大しないので、スタータ出力の低下を回避できる。
また、ブラシリード線34は、プランジャ25の移動に応じて可動接点35と共に動くため、可動接点35が固定接点33に当接している閉状態では、ブラシリード線34に引っ張り力が働いている。このため、温度上昇によって接合部Cの軟ろうが溶けると、弾性体等の特別な部品を必要とすることなく、ブラシリード線34に作用する引っ張り力によって速やかに可動接点35からブラシリード線34を引き離すことができるので、確実に通電回路を遮断できる。
なお、ブラシリード線34を可動接点35に溶接等の500℃を超える高温で接合すると、銅系材料で出来ているブラシリード線34が熱劣化して引っ張り強度が低下し、可動接点35の移動繰り返しや振動による耐久性が懸念される。これに対し、例えば300℃前後の軟ろう付けであれば、ブラシリード線34の機械強度を低下させることが無く、耐振性を確保できると共に、可動接点35の移動繰り返しに対する耐久性も向上する。
図5は電磁スイッチ7が配置されたスタータ後部の断面図である。
本実施例は、実施例1に記載した接点手段Aと並列に第2の接点手段Bを通電回路に設けた場合の一例である。
第2の接点手段Bは、固定接点33と電気的に接続された第2の固定接点40と、可動接点35と電気的に接続され、且つ第2の固定接点40に対向して可動する第2の可動接点41とで形成される。
第2の固定接点40は、固定接点33より電気抵抗の大きい材料(例えばカーボン材)を使用して形成され、端子ボルト36と共にエンドフレーム13に固定された金属板42を介して固定接点33と電気的に接続されている。また、第2の固定接点40を、例えば銅系材料を使用して形成し、その第2の固定接点40と固定接点33との間に抵抗体を介在させても良い。
第2の可動接点41は、例えばU字状に折り曲げることで弾力を持たせた金属板43(例えば銅板)によって形成され、可動接点35と電気的に接触して、実施例1に記載したホルダ部37に保持されている。なお、弾力を持たせた金属板43は、第2の可動接点41が第2の固定接点40に当接した後、両接点間に接点圧を付与する接点圧スプリングとしても機能する。
接点手段Aと第2の接点手段Bは、モータ2の起動時に電機子10の回転速度を低く抑えるために、接点手段Aより先に第2の接点手段Bが閉じる様に構成されている。具体的には、図6に示す様に、接点手段Aを形成する固定接点33と可動接点35との接点間距離より、第2の接点手段Bを形成する第2の固定接点40と第2の可動接点41との接点間距離の方が小さく設定されている。また、第2の接点手段Bは、図5に示す様に、可動接点35に近接して配置されている。
次に、本実施例の作動を説明する。
キースイッチ27を閉操作した後、ピニオン係合部材5がフランジ部22に形成された凹部22aに係合してピニオン移動体4の回転を規制するまでの動作は、実施例1と同じである。
この後、接点手段Aより先に第2の接点手段Bが閉じると、第2の固定接点40の電気抵抗が大きいために、バッテリ28から電機子10に流れる始動電流が抑制される。その結果、電機子10が低速度で回転するため、出力軸3の回転速度が抑えられ、ヘリカルスプラインの作用を受けて出力軸3上を反モータ方向へ移動するピニオン移動体4の移動速度が遅くなる。
これにより、ピニオンギヤ4bの端面がリングギヤの端面に衝突した時の衝撃力が小さくなるため、ギヤの損傷を防止できる。また、ピニオンギヤ4bの端面がリングギヤの端面に衝突した後、ピニオン移動体4が出力軸3と一体に回転することで、ピニオンギヤ4bがリングギヤと噛み合い可能な位置まで回転して、ピニオンギヤ4bとリングギヤとの噛み合いが行われるが、この時、ピニオン移動体4の回転速度が遅いため、ピニオンギヤ4bとリングギヤとの噛み合い性が向上する。
なお、ピニオンギヤ4bがリングギヤに噛み合うまでは、ピニオン係合部材5がフランジ部22の凹部22aに係合しているため、プランジャ25の移動が規制されて、接点手段Aが閉じることはない。
ピニオンギヤ4bがリングギヤに噛み合うと、ピニオン係合部材5がフランジ部22から外れるため、プランジャ25の移動規制が解除されて、更にプランジャ25が移動することにより、可動接点35が固定接点33に当接して接点手段Aが閉じる。これにより、第2の接点手段Bが短絡されて、モータ2に定格電圧が印加されるため、電機子10が高速度で回転する。その結果、モータ2の回転力がピニオンギヤ4bからリングギヤに伝達されてエンジンをクランキングする。
この実施例2に記載したスタータ1でも、実施例1の場合と同様に、ブラシリード線34と可動接点35とを軟ろう付けした接合部C(図3参照)に過負荷防止機能を持たせることができ、異常時の過大発熱に対して、確実に且つ速やかに通電回路を遮断できる。
また、本実施例では、第2の接点手段Bが可動接点35の近傍に配置されているので、接合部Cは、整流子9とブラシ11との接触部である発熱源からの伝熱だけでなく、第2の接点手段Bに生じる発熱の影響も受けるため、異常時の過大発熱に対して、より確実に且つ速やかに過負荷防止機能を果たすことができ、且つ第2の接点手段Bに生じる異常発熱に対しても過負荷防止機能を果たすことができる。
実施例1に記載したスタータの断面図である。 実施例1に記載した可動接点の保持構造を示す斜視図である。 実施例1に記載した可動接点とブラシとの接合構造を示す平面図である。 実施例1に記載したスタータの電気回路図である。 実施例2に記載したスタータ後部の断面図である。 実施例2に記載したスタータの電気回路図である。
符号の説明
1 スタータ
2 モータ
3 出力軸
4 ピニオン移動体
5 ピニオン係合部材
6 連結バー
7 電磁スイッチ
8 界磁
8a ヨーク
9 整流子
10 電機子
10a 電機子の回転軸
11 ブラシ
13 エンドフレーム
17 遊星歯車(減速装置)
25 プランジャ
28 バッテリ
29 励磁コイル
33 固定接点(接点手段)
34 ブラシリード線
35 可動接点(接点手段)
A 接点手段
B 第2の接点手段

Claims (7)

  1. 界磁と電機子を備えると共に、前記電機子に設けられる整流子上にブラシが配置され、このブラシを介してバッテリから前記電機子に始動電流が供給されることにより、前記電機子に回転力を発生するモータと、
    前記バッテリから前記モータに始動電流を流すための通電回路と、
    この通電回路に設けられ、前記始動電流を断続するための接点手段と、
    通電されることで磁力を発生する励磁コイルと、この励磁コイルの磁力を受けて吸引されるプランジャとを有し、このプランジャの動きに応じて前記接点手段を開閉操作する電磁スイッチとを備えるスタータであって、
    前記接点手段は、前記バッテリに接続される固定接点と、この固定接点に対向して前記プランジャに連動して可動し、ブラシリード線を介して前記ブラシと電気的に接続された可動接点とで構成され、
    前記ブラシリード線は、一端が前記ブラシに機械的且つ電気的に直接接続され、他端が前記可動接点に直接軟ろう付けされていることを特徴とするスタータ。
  2. 請求項1に記載したスタータにおいて、
    前記可動接点が前記ブラシの近傍に配置されていることを特徴とするスタータ。
  3. 請求項1または2に記載したスタータにおいて、
    前記通電回路に前記接点手段と並列に設けられ、前記接点手段が閉じる前に、前記電磁スイッチにより閉操作されて、前記電機子に供給される始動電流を抑制する第2の接点手段を有し、この第2の接点手段が、前記可動接点の近傍に配置されていることを特徴とするスタータ。
  4. 請求項1または2に記載したスタータにおいて、
    前記電機子の外周に前記界磁の磁気回路を形成するヨークが配置されて、そのヨークの一端側開口部を覆うエンドフレームを備え、
    このエンドフレームの内側に前記接点手段及び前記電磁スイッチが配設されていることを特徴とするスタータ。
  5. 請求項3に記載したスタータにおいて、
    前記電機子の外周に前記界磁の磁気回路を形成するヨークが配置されて、そのヨークの一端側開口部を覆うエンドフレームを備え、
    このエンドフレームの内側に前記接点手段と前記第2の接点手段及び前記電磁スイッチが配設されていることを特徴とするスタータ。
  6. 請求項1、2、4に記載した何れかのスタータにおいて、
    前記電機子の軸方向反整流子側に配置される出力軸と、
    前記電機子と前記出力軸との間に設けられ、前記電機子の回転速度を減速して前記出力軸に伝達する減速装置と、
    前記出力軸上にヘリカルスプライン嵌合するピニオン移動体と、
    このピニオン移動体の回転方向に交差して前記ピニオン移動体に係合可能なピニオン係合部材と、
    前記電機子の軸方向整流子側に配置され、且つ前記プランジャの動作方向が前記電機子の回転軸と略直交する前記電磁スイッチと、
    前記プランジャと前記ピニオン係合部材とを連結する連結バーとを備え、
    前記接点手段が閉じる前に、前記ピニオン係合部材を前記ピニオン移動体に係合させて前記ピニオン移動体の回転を規制し、その後、前記接点手段が閉じて、前記電機子の回転が前記出力軸に伝達されると、回転規制された前記ピニオン移動体と前記出力軸との相対回転により、前記ピニオン移動体が前記出力軸上を反モータ方向へ移動して、前記ピニオン移動体に設けられたピニオンギヤをエンジンのリングギヤに噛み合わせることを特徴とするスタータ。
  7. 請求項3または5に記載したスタータにおいて、
    前記電機子の軸方向反整流子側に配置される出力軸と、
    前記電機子と前記出力軸との間に設けられ、前記電機子の回転速度を減速して前記出力軸に伝達する減速装置と、
    前記出力軸上にヘリカルスプライン嵌合するピニオン移動体と、
    このピニオン移動体の回転方向に交差して前記ピニオン移動体に係合可能なピニオン係合部材と、
    前記電機子の軸方向整流子側に配置され、且つ前記プランジャの動作方向が前記電機子の回転軸と略直交する前記電磁スイッチと、
    前記プランジャと前記ピニオン係合部材とを連結する連結バーとを備え、
    前記接点手段及び前記第2の接点手段が閉じる前に、前記ピニオン係合部材を前記ピニオン移動体に係合させて前記ピニオン移動体の回転を規制し、その後、前記第2の接点手段が閉じて、前記モータに抑制された始動電流が供給され、前記ピニオン移動体に設けられたピニオンギヤがエンジンのリングギヤに噛み合った後、前記接点手段が閉じて前記モータに始動電流が供給されることを特徴とするスタータ。
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