[go: up one dir, main page]

JP4085285B2 - フラットパネルディスプレイ型テレビジョン受信機、および、パネル用信号生成装置 - Google Patents

フラットパネルディスプレイ型テレビジョン受信機、および、パネル用信号生成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4085285B2
JP4085285B2 JP2005278791A JP2005278791A JP4085285B2 JP 4085285 B2 JP4085285 B2 JP 4085285B2 JP 2005278791 A JP2005278791 A JP 2005278791A JP 2005278791 A JP2005278791 A JP 2005278791A JP 4085285 B2 JP4085285 B2 JP 4085285B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
equivalent value
image processing
processing unit
instruction
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005278791A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007089096A (ja
Inventor
則宏 東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Funai Electric Co Ltd filed Critical Funai Electric Co Ltd
Priority to JP2005278791A priority Critical patent/JP4085285B2/ja
Publication of JP2007089096A publication Critical patent/JP2007089096A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4085285B2 publication Critical patent/JP4085285B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Image Processing (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
  • Picture Signal Circuits (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)

Description

本発明は、信号処理を修正可能なフラットパネルディスプレイ型テレビジョン受信機、および、パネル用信号生成装置に関する。
ディジタル階調によって表示状態が制御されるLCDパネルやPDPパネル等のフラットパネルディスプレイは、アナログCRTに比べて階調性が不足しがちである。特に、フラットパネルディスプレイにおいて暗い画面を表現する場合には、階調性不足により黒潰れが生じるという問題があった。これに対して、フラットパネルディスプレイに出力する映像信号の輝度特性を補正することにより、黒潰れを軽減させることが行われている(例えば、特許文献1、参照。)。
かかる構成において、画面データの平均輝度を検出して、平均輝度の高低に応じて暗い部分と明るい部分の輝度の伸張している。すなわち、平均輝度が低い画像では低輝度領域を伸張することにより低輝度領域の階調を高め、平均輝度が高い画像では高輝度領域を伸張することにより高輝度領域の階調を高めている。
また、映像信号の平均輝度の高低に応じて高輝度領域や低輝度領域の階調にガンマ補正を行い、表示画面のコントラストを向上させることが知られている(例えば、特許文献2、参照。)。
特開平4−229788 特開平11−327496
上述した特許文献1の発明では、平均輝度は低いが最大輝度と最小輝度の差が大きい画像データの場合、低輝度部を伸張する結果となる。例えば、全体が暗く一箇所だけが明るい画面では、暗い部分の階調だけが高められ明るい部分の階調は信号処理されない。
また、特許文献2の発明では、平均輝度が同一であれば同じガンマ補正が行われてしまう。例えば、全体的に暗い映像シーンと全体が暗い中に明るい部分がある映像シーンとの平均輝度が同一の場合では、両者に対して同じガンマ補正が適用されてしまい、後者の映像シーンの明るい部分が白潰れしてしまうことがあった。
本発明は、上記課題にかんがみてなされたものであり、映像信号に応じて適切な信号処理を行うことにより、映像を鮮明に表示することができるフラットパネルディスプレイ型テレビジョン受信機、および、パネル用信号生成装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、請求項2にかかる発明は、テレビジョンのアナログ表示用のアナログ映像信号に基づいてアナログ/ディジタル変換したディジタル信号を入力として、所定の画素数の表示パネルに対する各画素のディジタル映像信号に変換し、所定のフレームバッファに一画面分の画像データを記録するスケーラユニットと、同フレームバッファに記録されている画面単位の画像データに基づいて画質調整を含む信号処理を、同画像データに施すことを担当する第一の画像処理ユニットと、上記フレームバッファに記録されている画像データに基づいてγ補正を含む信号処理を、同画像データに施すことを担当する第二の画像処理ユニットと、上記フレームバッファに記録されている画像データに基づいて上記表示パネルを駆動するための駆動信号を生成するドライバユニットと、上記スケーラユニットと、上記第一の画像処理ユニットと、上記第二の画像処理ユニットと、上記ドライバユニットとを所定の時間間隔でそれぞれ制御する制御ユニットからなる構成であって、
上記第二の画像処理ユニットは、上記フレームバッファに記録されている画面単位の画像データに基づいて画面の輝度の平均相当値と、最小相当値と、最大相当値とを求めて出力することが可能であるとともに、第一の画像処理ユニットは、上記フレームバッファに記録されている画面単位での画像データに対して輝度相当値の増幅と、輝度相当値の全体的な増大および減少の信号処理が可能であり、上記制御ユニットは、上記第二の画像処理ユニットから上記平均相当値と、最小相当値と、最大相当値とを入力し、上記平均相当値が所定の閾値よりも低く、上記最大相当値と最小相当値との差が所定の閾値よりも小さい場合には、上記第一の画像処理ユニットに対して、上記輝度相当値の増幅を大とする指示を出しつつ、上記輝度相当値を全体的に増大させる指示を出し、また、上記平均相当値が所定の閾値よりも低く、上記最小相当値と最大相当値との差が所定の閾値よりも大きい場合には、上記第一の画像処理ユニットに対して、上記輝度相当値の増幅を小とする指示を出しつつ、上記輝度相当値を全体的に増大させる指示を出すことを特徴とする。
テレビジョンのアナログ表示用のアナログ信号画像をアナログ/ディジタル変換して生成されたディジタル信号が上記スケーラユニットに入力されると、同スケーラユニットは上記画像データを所定の画素数の表示パネルに対する各画素のディジタル信号に変換し、所定のフレームバッファに画像データを出力する。すると、上記第二の画像処理ユニットは、上記フレームバッファに記録されている画面単位の画像データに基づいて画面の輝度の平均相当値と、最小相当値と、最大相当値とを求めて出力する。上記制御ユニットは、上記第二の画像処理ユニットから上記平均相当値と、最小相当値と、最大相当値とを入力し、上記平均相当値が所定の閾値よりも低く、上記最大相当値と最小相当値との差が所定の閾値よりも小さい場合には、上記第一の画像処理ユニットに対して、上記輝度相当値の増幅を大とする指示を出しつつ、上記輝度相当値を全体的に増大させる指示を出す。また、上記平均相当値が所定の閾値よりも低く、上記最小相当値と最大相当値との差が所定の閾値よりも大きい場合には、上記第一の画像処理ユニットに対して、上記輝度相当値の増幅を小とする指示を出しつつ、上記輝度相当値を全体的に増大させる指示を出す。上記第一の画像処理ユニットは制御ユニットからの指示に基づき、上記フレームバッファに記録された画像データに輝度相当値を変換する信号処理を行う。
以上説明したように本発明は、画像データの特性に応じた信号処理を自動で行うことができるので、ユーザが手動で調整することなしに暗い画像の黒潰れや白潰れを防止することが可能なフラットパネルディスプレイ型テレビジョン受信機又は、パネル用信号生成装置を提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態にかかるフラットパネルディスプレイ型テレビジョン受信機10の構成を示している。同図においてフラットパネルディスプレイ型テレビジョン受信機10は、概略、チューナー12と、ディジタル信号処理回路13と、パネル用信号生成装置19と、液晶パネル25と、セレクタ回路35とを有し、IICバス39を介して制御回路26とマイコンI/F27とが接続している。このマイコンI/F27にはマイコン28が接続されており、マイコン28はマイコンI/F27を介してディジタル信号処理回路13とパネル用信号生成装置19の各回路の制御を実行可能にしている。また、液晶パネル25はプラズマパネルディスプレイでもよい。
ここで、マイコン28には操作パネル29と、リモコンI/F30と、ROM31と、RAM32と、バックライト駆動回路33とが接続されており、上記マイコン28はROM31に予め格納されている各種制御プログラムを読み出して、RAM32をワークエリアとしつつ実行し、上記各回路の制御を実行する。また、バックライト駆動回路33にはバックライト部34が接続されている。液晶パネル25の各画素と略同等の発光体素子がマトリクス状に配置され、各発光素子はマイコン28の制御に基づいてバックライト部34によって駆動され所定の発光輝度で発光する。
チューナー12は、アンテナ11を介してテレビジョン放送信号を受信する。そして、同チューナー12からは、受信したテレビジョン放送信号に基づいたアナログ映像信号としてのテレビジョン放送信号が出力される。また、この液晶テレビジョン装置10は、外部入力端子として、VTRからのアナログ映像信号を入力するための外部入力端子36と、LDプレイヤーからのアナログ映像信号を入力するための外部入力端子37と、DVDプレイヤーからのアナログ映像信号を入力するための外部入力端子38とを備えている。
チューナー12および外部入力端子36〜38は、セレクタ回路35に接続されており、チューナー12から出力されるコンポジット信号と外部入力端子36〜38から入力されるコンポジット信号から一つの映像信号を選択可能となっている。この選択はマイコン28に接続された操作パネル29とリモコンI/F30を介して入力されるリモコンによる操作によって行われる。セレクタ回路35によって選択されたコンポジット信号は、ディジタル信号処理回路13に入力される。
このディジタル信号処理回路13は、アナログ/ディジタル変換回路14と、Y/C分離回路15と、クロマデコーダ回路16と、画像調整回路17と、マトリクス回路18とを有している。かかる構成において、アナログ/ディジタル変換回路14は、コンポジット信号を入力すると、このコンポジット信号における白レベルと黒レベルとの間の所定の信号レベル範囲を各信号レベルに応じた階調のディジタル信号に変換する。以降の所定の信号処理はこのディジタル信号に基づいて実行されることとなる。Y/C分離回路15は、このディジタル信号に基づいてY信号とC信号への分離処理を行う。分離後のY信号とC信号はクロマデコーダ回路16に入力され、所定の信号処理が行われた後にYUV信号として出力される。画像調整回路17は、YUV信号に対して、シャープネス、色彩およびTINTの調整を行う。マトリクス回路18は、画像調整回路17によって画質調整が施されたYUV信号に対してRGBマトリクス変換処理を行って、RGB信号を生成する。この生成されたRGB信号はパネル用信号生成装置19に入力される。
パネル用信号生成装置19は、スケーラ回路20と、第一の画像処理部21と、第二の画像処理部22と、ドライバ回路23と、フレームバッファ24と、制御回路26とを有している。スケーラ回路20は、上記RGB信号を入力し、このRGB信号に対して液晶パネル25の画素数(横縦比、m:n)に合わせたスケーリング処理を行い、液晶パネル25に表示する1画面分の画像データを生成する。そして、この1画面の画像データをフレームバッファ24に格納する。第一の画像処理部21は、上記スケーリング処理が施されてフレームバッファ24に格納された1画面分の画像データを読み出し、輝度相当値の増幅と、輝度相当値の全体的な増大および、減少の信号処理を行い、かかる信号処理を施した画像データをフレームバッファ24に記憶する。第二の画像処理部23は、フレームバッファ24に記録された画像データに対してγ補正を行い、同画像データをフレームバッファ24に記録する。ドライバ回路23は上記信号処理を施された画像データを基に、液晶パネル25の各発光体素子に出力する駆動信号を生成する。
上述したようにセレクタ回路35にて選択された選択先から入力されるコンポジット信号は、ディジタル信号処理回路13のアナログ/ディジタル変換回路14に入力されディジタル信号に変換される。ここで、アナログ/ディジタル変換回路14が入力する映像信号の一例を図2に示す。同図において、映像信号は、水平帰線区間と水平同期信号とを有し、それらの間に映像信号が合成されている。そして、A/D変換回路20は、入力した映像信号における白レベルを示す上限電圧Vmaxと、黒レベルを示す下限電圧Vminにて形成される信号レベルの範囲を各信号レベルに応じた階調のディジタル信号に変換する。具体的には図2に示したアナログ/ディジタル変換レンジR1に基づいて、この信号レベル範囲を0〜255階調に量子化しディジタル信号S2を生成する。
このとき、予め決められた信号レベル範囲の下限電圧Vmin以下の信号レベルを有する映像信号を変換すると、この下限電圧Vmin以下の映像信号を正確に量子化することができない。すなわち、下限電圧Vmin以下の映像信号はすべて0階調に変換されてしまい、かかる映像信号の画像は黒潰れ状態となる。また、上限電圧レベルVmax以上の信号レベルを有する映像信号を変換すると、同様にVmaxを超えるレベルの信号はすべて255階調に変換されてしまい、白潰れが発生する。このように画像に黒潰れと白潰れが発生すると画質が低下してしまう。現在では映像の黒潰れを解消するために、ディジタル信号に変換された後の映像信号の輝度を用いて信号処理を用いる手法が知られている。その手法としては、画像データの輝度差の振幅を増幅させ低輝度域の階調を上げる信号処理を実施することで黒潰れを解消している。この場合、輝度差の少ない画像データにおいては、低輝度域の白潰れを解消することができる。しかしながら、輝度差の大きい画像データにおいては、高輝度域は振幅を増幅することで階調域から外れてしまい逆に白潰れが発生する。他の手法として輝度全体を増加させることで、低輝度領域の黒潰れを防止する信号処理を行う手法がある。この場合も、輝度差の大きな映像信号では同様に高輝度領域が階調を外れてしまい白潰れが発生する。そこで、本実施形態においては、制御回路26にて、第二の画像処理部22を介して液晶パネル25に表示された画像データの輝度状態を検出するとともに、第一の画像処理部21を制御することで、上記黒潰れを制御することを可能にする。以下、かかる機能について説明する。
図3は、パネル用信号生成装置19の構成を示している。同図において第二の画像処理部22は演算回路40を有する構成となっている。演算回路40はバスを介して制御回路26に接続している。演算回路40はフレームバッファ24に記録された一画面単位の画像データからRGB信号を取得しつつ、上記RGB信号を用いて上記画像データの輝度の平均相当値と、最小相当値と、最大相当値とを算出する。このとき、RGB信号データを用いて輝度Yを生成する方法として例えば以下に示す式がある。
輝度Y=0.299×R(赤)+0.587×G(緑)+0.144×B(青)
この輝度Yを算出する式はRGBの画像データにそれぞれ実数の係数が付けられた積和の演算であり、上記係数はハードウェアでの処理を考慮して簡略化してもよい。
本実施例においてマイコン28は上記検出された輝度Yの平均相当値と、最小相当値と、最大相当値と、ROM31に予め格納された閾値データTとを比較し、比較結果に応じて信号処理値を第一の信号処理部21に送出する。閾値データTは、平均輝度レベルT1と、輝度の最大相当値と最小相当値の標準レベルT2とを有している。マイコン28は、上記した輝度の平均相当値AVR.YとT1とを比べ、さらに上記最大相当値から最小相当値を引いた値M.Yを求め、これをT2と比較する。第一の画像処理部21は比較結果より送出された信号処理値に基づいて、フレームバッファ24に記録された一画面単位の画像データに信号処理を行う。なお、マイコン28は上記信号処理を数十ms単位で実施するよう制御することでリアルタイムでの信号処理を可能とする。
図4においてAVR.Y<T1 かつ M.Y<T2の場合に行われる信号処理による画像データの変化の一例を示す。同図において、画像データ400は処理前の画像データを示し、画像データ410は処理後の画像データを示している。同図においては、上述した上限電圧Vmaxを予め規定した初期値であるデフォルトVmaxとし、下限電圧Vminを予め規定した初期値であるデフォルトVminとする。検知結果がAVR.Y<T1かつM.Y<T2の場合、画像データの低輝度域に黒潰れが発生していると予測することができる。従って、かかる場合においてマイコン28は、第一の画像処理部21に画像データの輝度の増幅を所定値まで上げる信号処理を行うよう指示を出す。上記指示を受けて、第一の画像処理部21は上記信号処理を上記画像データに対して実行する。これにより低輝度域での黒潰れを解消することができる。
図5においてAVR.Y≦T1 かつ M.Y>T2の場合に行われる信号処理による画像データの変化の一例を示す。AVR.Y<T1 かつ M.Y>T2の場合も画像データの低輝度域は黒潰れが発生していると予測することができる。しかしながら本場合においては、M.Y>T2であるため、最大相当値と最小相当値の差が大きく、信号の増幅を上げた場合高輝度領域がVmaxを超え白潰れが発生すると予想される。従って、マイコン28は、第一の画像処理部21に対して画像データの輝度の増幅を少量増加するとともに、輝度を全体的に上げる画像処理を行う。これにより高輝度域を白潰れさせることなく低輝度域の黒潰れを解消することができる。
次に、上述した本実施形態における制御処理について説明する。図6は、この信号処理の処理内容を示したフローを示している。ユーザが操作パネル29または、リモコンを使用して信号処理の有無を選択すると、ステップS100で選択信号をマイコン28に出力する。マイコン28は演算回路40にアクセスし、フレームバッファ24に記録された画像データの輝度Yの平均相当値と、最大相当値と、最小相当値を第二の画像処理部22に検出させ、これを基にマイコン28はAVR.YとM.Yを算出する。(ステップS110)次に、マイコン28はROM31にアクセスし、閾値データT1、T2を読み込み、AVR.Tと閾値T1とを比較する。(ステップS120)AVR.Y≦T1ならばステップS130に進み、AVR.Y>T1ならば、ステップS160に進む。ステップS160ではマイコン28は、上記画像データを第二の画像処理部22に出力する。次に、ステップS140でマイコン28は、M.YとT2を比較し、M.Y>T2ならばステップS140に進み、M.Y<T2ならばステップS150に進む。次にステップS140にて、マイコン28は、上記画像データの増幅を増加させるような信号処理値を決定し、ステップS160においてステップS140で決定した信号処理値を用いて信号処理を行うよう、第一の画像処理部21に指示を出す。また、ステップS150では、マイコン28は、上記画像データの増幅を少量増幅させつつ、輝度を全体的に増加させる信号処理値を決定し、ステップS160において、上記信号処理値を用いて信号処理を行うよう第一の画像処理部21に指示を出す。
上述した実施形態において、信号処理値の判別条件として、フレームバッファ24に記録された一画面単位の画像データの輝度状態を利用した。一方、上記画像データを所定の領域に分割し、上記各領域での輝度状態を判別条件として利用する信号処理も可能である。特に全体が暗い背景画像の中に一箇所だけ極端に明るい領域が存在する場合、背景画像と明るい領域を分割し、個別の信号処理を施すことで暗い背景画像の黒潰れを解消すると伴に、極端に明るい領域の白潰れも防止することが可能である。そこで本発明の実施例においては液晶テレビジョン受信機10に以下のような領域分割機能を持たせることで、一画面単位での信号処理を行った後、所定領域を分割し、その領域に適した信号処理を行えるよう上記一画面単位での信号処理値を修正することを特徴とする。
図7は、本発明の実施例での制御回路26の構成を示している。本実施例の制御回路26は、液晶パネル25の画像表示部の大きさを検知する大きさ検知回路41と、液晶パネル25の画像表示部の分割手法を、液晶パネル25の大きさと対応させて決定する分割対応関係保持部42とを有する構成としている。大きさ検知回路41は液晶パネル25と接続し、液晶パネル25の画像表示部の大きさを検知する。また、大きさ検知回路41と、マイコン28と、分割対応関係保持部42はバスを介して接続している。本実施例として、分割対応関係保持部は、液晶パネル25の大きさD1と分割領域の数D2からなる分割テーブルを有している。かかる構成において、マイコン28は、液晶パネル25の大きさを基に領域の分割手法を決定する。
本実施形態において、マイコン28はフレームバッファ24に記録された一画面単位の画像データに対して黒潰れを解消する信号処理値Hを決定する。上記黒潰れを解消する手法は、上述した図9のフロー図と同様の手法を用いて行うものとする。次に、大きさ検知回路41は液晶パネル25の大きさを検出すると、これを大きさ信号としてマイコン28に送出する。次に、上記大きさ信号を受けてマイコン28は、分割対応関係保持部42にアクセスし上記分割テーブルから大きさ信号D1に対応する分割数D2を読取る。次にマイコン28は、スケーラ回路20にフレームバッファに24に記録された一画面単位の画像データをD2だけ分割するよう指示を出す。これを受けて、スケーラ回路20は上記指示を実行し、フレームバッファ部24に上記分割した領域を記録する。図8は液晶パネル25に表示される画像をスケーラ回路20が均等な方形に9分割した図である。
さらに、マイコン28は、第二の画像処理部22に上記分割した領域ごとの輝度の平均相当値と、最小相当値と、最大相当値とをRGB信号を基に求めさせ、第二の画像処理部22は上記領域ごとの平均相当値と、最小相当値と、最大相当値と、ROM31に予め記録された所定の閾値T3を比較する。そして、この比較結果に基づいて信号処理の修正を第一の画像処理部21に出力する。背景の黒潰れを防止しつつ、分割した領域の白潰れを防止することが可能となる。
図9は、本実施例でのマイコン28が行う信号処理値出力処理の流れを示している。ステップS200〜S206においてマイコン28は、フレームバッファ24に記録された一画面単位の画像データに対して信号処理値を決定する。上記信号処理値を決定するステップS200〜S206では、図6のフロー図と同様の手法で上記信号処理値が決定される。次にステップS210で領域ごとに信号処理を実施するかどうかを決定する。このとき、ユーザは、操作パネル29の操作、または、リモコンの操作により、領域ごとの信号処理を実施をさせるかさせないかを選択可能である。ユーザが領域ごとの信号処理を行うように選択した場合、大きさ検知回路41が液晶パネル25の大きさを検知し、それを基に大きさ信号をマイコン28に送出する。大きさ信号を受けてマイコン28は、ステップS220で分割対応関係保持部42にアクセスする。本実施例として、分割対応関係保持部42は、液晶パネル25の大きさが32インチのとき、分割数D2は3×3の9分割であるとする。上記データを読取ってマイコン28は、スケーラ回路20にフレームバッファ24に記録された画像データを9個の領域に分割するよう指示を出す。これを受けてスケーラ回路は上記画像データを9個の領域に分割する。
次にマイコン28はステップS230で、9個に分割された領域ごとの輝度Yの平均相当値と最小相当値と最大相当値とを求めさせ、これを基にAVR.YとM.Yを算出する。次に、ステップS230においてマイコン28は、AVR.Y(Ri)と領域T3を比較し、AVR.Y(Ri)>T3であればステップS231に進む。ステップS231でマイコン28はM.Y(Ri)とROM31に記録されたT4とを比較する。
図10は、ステップS233で、AVR.Y(Ri)>T3 かつ M.Y(Ri)>T4である領域に対する信号処理を行ったときの変化の一例を示している。上記領域は、AVR.Y(Ri)>T3 かつ M.Y(Ri)>T4であり、言い換えると他の領域より輝度の平均相当値が高く輝度の階調が大きい領域である。そこで、マイコン28は、上記領域の輝度YがデフォルトVmax以上にならないよう、振幅を少量増幅するとともに輝度を全体的に増加する信号処理値を決定する。さらにステップS235でマイコン28は第一の画像処理部21に上記信号処理値の指示を出す。
図11は、ステップS234で、AVR.Y(Ri)>T3 かつ M.Y(Ri)<T4である領域に対する信号処理を行ったときの変化の一例を示している。上記領域は、AVR.Y(Ri)>T3であるため、他の領域より輝度の平均相当値が高く、一画面単位の信号処理値Hを実行すると上記領域に白潰れが生じる可能性がある。そこで、マイコン28は、上記領域の輝度YをデフォルトVmax以上にならないように、振幅を増幅する信号処理値を決定する。さらにステップS235でマイコン28は、上記信号処理値を第一の画像処理部21に指示し、これを受けて第一の画像処理部21は信号処理を実行する。
上述した実施形態においては、各領域の信号処理値の条件として、隣接する領域間での輝度Yの差が所定の閾値よりも大きくならないように信号処理値を決定する方法がある。これにより、信号処理後の各領域の輝度Yの差を一定に保つことで、信号処理後の領域間の輝度のばらつきを防ぐことが可能となる。本実施形態においては、その領域の平均輝度を用いて信号処理値を検出するが、各領域を構成する各画素の画素データを用いて検出しても良い。
上述した実施形態においては、マイコン28は信号処理後の一画面単位の輝度Yの平均相当値と信号処理後の各領域の輝度Yの平均相当値との差と、ROM31に予め記録された閾値T5とを比較することで、領域間の輝度の差を検出することとする。図12は液晶パネル25に表示される領域ごとに信号処理を実施された映像データ画像の一例を示している。図12において9分割された領域を左上から順番にR1〜R9とし、図13の画像データはR2とR5の2領域とその他の領域について個別の信号処理が実施されるとする。信号処理後の各領域の輝度の平均相当値をHAVR.Y(Ri)(i:1〜9)とすれば、本実施形態での信号処理においては、一画面単位の画像データΣRと領域R2の信号処理後の平均輝度の差HAVR.Y(ΣR)−HAVR.Y(R2)とT5を比較し、その条件に応じてさらに信号処理値の修正を行う。
図13は、本実施形態においてマイコン28が行う信号処理値出力処理の流れを示している。マイコン28はステップS300からステップS335において図10のフロー図と同様の手法で領域ごとの信号処理値を決定した後、ステップS340において領域ごとの信号処理値を実行するよう第一の画像処理部21に指示を出す。次に、ステップS341においてマイコン28は、フレームバッファ24に記録された信号処理後の一画面単位の輝度と各領域の輝度を検出し、信号処理後の一画面単位の輝度の平均相当値HAVR.Y(ΣR)と信号処理後の各領域の輝度Yの平均相当値HAVR.Y(Ri)を求める。次に、ステップS342においてマイコン28は、ROM31に記録された閾値T5を読み出し、領域ごとに両平均輝度の差HAVR.Y(ΣR)−HAVR.Y(Ri)と閾値T5とを比べる。
|HAVR.Y(ΣR)−HAVR.Y(Ri)|<T5
となる領域に対して信号処理値は修正せず、ステップS344に進む。
|HAVR.Y(ΣR)−HAVR.Y(Ri)|<T5
となる領域に対しては信号処理値を減少させるよう信号処理の修正を行った後、ステップS344でマイコン28は、第一の画像処理部21にその領域にたいして再度信号処理を行うよう指示を出す。最後にステップS345において、上記信号処理を全領域に実行するまで繰り返す。
本発明の一実施形態によれば、一画面単位で上記第一の画像処理ユニットに対する上記信号処理の指示を求めた後、上記第二の画像処理ユニットにて一画面を構成する複数の領域に分割させた領域ごとに上記平均相当値と、上記最小相当値と、上記最大相当値とを求めさせ、同平均相当値と同最小相当値と同最大相当値とに基づいて領域ごとの上記第一の画像処理ユニットに対する上記信号処理の指示を求め、上記一画面単位での上記指示と領域ごとの上記指示とから新たな指示を求めて上記第一の画像処理ユニットに対する上記信号処理の指示を出すことを特徴とする。
制御ユニットは一画面単位で上記第一の画像処理ユニットに対する上記信号処理の指示を求めさせた後、上記第二の画像処理ユニットにて一画面を構成する複数の領域に分割させた領域ごとに上記平均相当値と、上記最小相当値と、上記最大相当値とを求めさせる。さらに、上記制御ユニットは、上記平均相当値と上記最小相当値と上記最大相当値とに基づいて領域ごとの上記第一の画像処理ユニットに対する上記信号処理の指示を求め、上記一画面単位での上記指示と領域ごとの上記指示とから新たな指示を求めて上記第一の画像処理ユニットに対する上記信号処理の指示を出すことを特徴とする。
本発明の一実施形態によれば、制御ユニットは、領域ごとに求めさせた上記平均相当値が所定の閾値よりも大きい場合に、その領域に対しては上記一画面単位で求めた上記指示を修正し、上記第一の画像処理ユニットにて輝度相当値を増大させる程度を減らすように指示を出すことを特徴とする。
制御ユニットは一画面単位で上記第一の画像処理ユニットに対する上記信号処理の指示を求めさせた後、上記第二の画像処理ユニットにて一画面を構成する複数の領域に分割させた領域ごとに上記平均相当値と、上記最小相当値と、上記最大相当値とを求めさせ、それを基に領域ごとの信号処理値を決定する。さらに上記制御ユニットは、領域ごとに求めさせた上記平均相当値が所定の閾値よりも大きい場合に、その領域に対しては上記一画面単位で求めた上記指示を修正し、上記第一の画像処理ユニットにて輝度相当値を増大させる程度を減らすように指示を出すことを特徴とする。
本発明の一実施形態によれば、制御ユニットは、上記表示パネルの大きさを検知する大きさ検知手段と、上記表示パネルの大きさが大きくなるほど分割する数が大きくなる傾向を有する大きさと分割する領域とを対応させた対応関係を保持する分割対応関係保持手段とを備え、大きさ検知手段にて検知した上記表示パネルの大きさに基づいて分割対応関係保持手段にて分割する領域を求め、求められた分割領域を利用して上記指示を求めることを特徴とする。
制御ユニットは、上記表示パネルの大きさを検知する大きさ検知手段と、上記表示パネルの大きさが大きくなるほど分割する数が大きくなる傾向を有する大きさと、分割する領域とを対応させた対応関係を保持する分割対応関係保持手段から構成されている。上記制御ユニットは、一画面単位の画像データの信号処理値を決定した後、大きさ検知手段にて検知した上記表示パネルの大きさに基づいて分割対応関係保持手段にて分割する領域を求め、求められた分割領域を利用して領域ごとの信号処理値を求めることを特徴とする。
本発明の一実施形態によれば、制御ユニットは、上記第一の画像処理ユニットにて行われる信号処理の有無を切り替えることを特徴とする。
制御ユニットは、上記第一の画像処理ユニットにて行われる信号処理の有無を、リモコンI/Fを介したリモコンや操作パネルのどちらかを操作することにより切り替えることを特徴とする。
制御ユニットは第二の画像処理ユニットにフレームバッファに記録されている画像データに基づいて輝度の平均相当値と、最小相当値と、最大相当値とを求めさせ、これを基に平均相当値と、最小相当値と、最大相当値と所定の閾値を比較し、第一の画像処理ユニットに信号処理を実施させ、場合によっては上記画像データを分割し領域ごとに信号処理を行うことで、画像データの状態に応じた信号処理が可能となり、画像データの黒潰れを制御し画像の画質を向上させることが可能になる。
本発明にかかるフラットディスプレイテレビジョン装置の一実施形態における構成を示した構成図である。 アナログ/ディジタル変換レンジを示す図である。 パネル用信号生成装置の構成図である。 AVR.Y<T1 かつ M.Y<T2の場合に行われる信号処理による画像データの変化の一例を示す図である。 AVR.Y<T1 かつ M.Y>T2の場合に行われる信号処理による画像データの変化を示す図である。 信号出力処理値を出力する処理のフロー図である。 制御回路の構成図である。 液晶パネルに表示される画像データを均等な方形に9分割した図である。 信号出力処理値を出力する処理のフロー図である。 AVR.Y(Ri)>T3かつM.Y(Ri)>T4である領域に対する信号処理の変化を示す図である。 AVR.Y(Ri)>T3かつM.Y(Ri)<T4である領域に対する信号処理の変化を示す図である。 液晶パネルに表示される領域ごとに信号処理が実施された画像の一例を示す図である。 信号出力処理値を出力する処理のフロー図である。
符号の説明
10…フラットパネルディスプレイ型テレビジョン受信機
11…アンテナ
12…チューナー
13…ディジタル信号処理回路
14…アナログ/ディジタル変換回路
15…Y/C分離回路
16…クロマデコーダ回路
17…画像調整回路
18…マトリクス回路
19…パネル用信号生成装置
20…スケーラ回路
21…第一の画像処理部
22…第二の画像処理部
23…ドライバ回路
24…フレームバッファ
25…液晶パネル
26…制御回路
27…マイコンI/F
28…マイコン
29…操作パネル
30…リモコンI/F
31…ROM
32…RAM
33…バックライト駆動回路
34…バックライト
35…セレクタ回路
36…外部入力端子
37…外部入力端子
38…外部入力端子
39…IICバス
40…演算回路
41…大きさ検知回路
42…分割対応関係保持部

Claims (7)

  1. アンテナを介してテレビジョンを受信するチューナーと、チューナーが受信したテレビジョンのアナログ映像信号をディジタル映像信号に変換し、これを基にRGB信号を生成するディジタル信号処理回路と、上記RGB信号に基づいて所定の画素数の表示パネルに対する画像データを生成し、所定のフレームバッファに一画面分の画像データを記録するスケーラ回路と、
    同フレームバッファに記録されている画面単位の画像データに基づいて画質調整を含む信号処理を、同画像データに施すことを担当する第一の画像処理部と、
    上記フレームバッファに記録されている画像データに基づいてγ補正を含む信号処理を、同画像データに施すことを担当する第二の画像処理部と、
    上記フレームバッファに記録されている画像データに基づいて上記表示パネルを駆動するための駆動信号を生成するドライバ回路と、
    上記スケーラと、上記第一の画像処理部と、上記第二の画像処理部と、上記ドライバ回路とを所定の時間間隔でそれぞれ制御する制御ユニットからなるフラットパネルディスプレイ型テレビジョン受信機であって、
    上記第二の画像処理部は、上記フレームバッファに記録されている画面単位の画像データに基づいて画面の輝度の平均相当値と、最小相当値と、最大相当値とを求めて出力することが可能であるとともに、
    第一の画像処理部は、上記フレームバッファに記録されている画面単位での画像データに対して輝度相当値の増幅と、輝度相当値の全体的な増大および減少の信号処理が可能であり、
    上記制御ユニットは、上記第二の画像処理部から上記平均相当値と、最小相当値と、最大相当値とを入力し、
    上記平均相当値が所定の閾値よりも低く、上記最大相当値と最小相当値との差が所定の閾値よりも小さい場合には、上記第一の画像処理部に対して、上記輝度相当値の増幅を大とする指示を出しつつ、上記輝度相当値を全体的に増大させる指示を出し、
    また、上記平均相当値が所定の閾値よりも低く、上記最小相当値と最大相当値との差が所定の閾値よりも大きい場合には、上記第一の画像処理部に対して、上記輝度相当値の増幅を小とする指示を出しつつ、上記輝度相当値を全体的に増大させる指示を出し、 上記制御ユニットは、上記表示パネルの大きさを検知する大きさ検知回路と、上記表示パネルの大きさが大きくなるほど分割する数が大きくなる傾向を有する大きさと分割する領域とを対応させた対応関係を保持する分割対応関係保持部とを備え、大きさ検知回路にて検知した上記表示パネルの大きさに基づいて分割対応関係保持部にて分割する領域を求めかつ、
    一画面単位で上記第一の画像処理部に対する上記信号処理の指示を求めた後、上記第二の画像処理部にて一画面を構成する複数の領域に分割させた領域ごとに上記平均相当値と、上記最小相当値と、上記最大相当値とを求めさせ、同平均相当値と同最小相当値と同最大相当値とに基づいて領域ごとの上記第一の画像処理部に対する上記信号処理の指示を求め、上記一画面単位での上記指示と領域ごとの上記指示とから新たな指示を求めて上記第一の画像処理部に対する上記信号処理の指示を出し、
    領域ごとに求めさせた上記平均相当値が所定の閾値よりも大きい場合に、その領域に対しては上記一画面単位で求めた上記指示を修正し、上記第一の画像処理部にて輝度相当値を増大させる程度を減らすように指示し、
    また、上記制御ユニットは、隣接する領域間で領域ごとに上記第一の画像処理部にて信号処理させる程度の差が所定の閾値よりも大きくならないように上記指示を求め、
    かつ、上記第一の画像処理部にて行われる信号処理の有無を切り替えることを特徴とするフラットパネルディスプレイ型テレビジョン受信機。
  2. テレビジョンのアナログ表示用のアナログ映像信号に基づいてアナログ/ディジタル変換したディジタル信号を入力として、所定の画素数の表示パネルに対する各画素のディジタル映像信号に変換し、所定のフレームバッファに一画面分の画像データを記録するスケーラユニットと、同フレームバッファに記録されている画面単位の画像データに基づいて画質調整を含む信号処理を、同画像データに施すことを担当する第一の画像処理ユニットと、
    上記フレームバッファに記録されている画像データに基づいてγ補正を含む信号処理を、同画像データに施すことを担当する第二の画像処理ユニットと、
    上記フレームバッファに記録されている画像データに基づいて上記表示パネルを駆動するための駆動信号を生成するドライバユニットと、
    上記スケーラユニットと、上記第一の画像処理ユニットと、上記第二の画像処理ユニットと、上記ドライバユニットとを所定の時間間隔でそれぞれ制御する制御ユニットからなる表示パネル用信号生成装置であって、
    上記第二の画像処理ユニットは、上記フレームバッファに記録されている画面単位の画像データに基づいて画面の輝度の平均相当値と、最小相当値と、最大相当値とを求めて出力することが可能であるとともに、
    第一の画像処理ユニットは、上記フレームバッファに記録されている画面単位での画像データに対して輝度相当値の増幅と、輝度相当値の全体的な増大および減少の信号処理が可能であり、
    上記制御ユニットは、上記第二の画像処理ユニットから上記平均相当値と、最小相当値と、最大相当値とを入力し、
    上記平均相当値が所定の閾値よりも低く、上記最大相当値と最小相当値との差が所定の閾値よりも小さい場合には、上記第一の画像処理ユニットに対して、上記輝度相当値の増幅を大とする指示を出しつつ、上記輝度相当値を全体的に増大させる指示を出し、
    また、上記平均相当値が所定の閾値よりも低く、上記最小相当値と最大相当値との差が所定の閾値よりも大きい場合には、上記第一の画像処理ユニットに対して、上記輝度相当値の増幅を小とする指示を出しつつ、上記輝度相当値を全体的に増大させる指示を出すことを特徴とする表示パネル用信号生成装置。
  3. 上記制御ユニットは、一画面単位で上記第一の画像処理ユニットに対する上記信号処理の指示を求めた後、上記第二の画像処理ユニットにて一画面を構成する複数の領域に分割させた領域ごとに上記平均相当値と、上記最小相当値と、上記最大相当値とを求めさせ、同平均相当値と同最小相当値と同最大相当値とに基づいて領域ごとの上記第一の画像処理ユニットに対する上記信号処理の指示を求め、上記一画面単位での上記指示と領域ごとの上記指示とから新たな指示を求めて上記第一の画像処理ユニットに対する上記信号処理の指示を出すことを特徴とする請求項2に記載の表示パネル用信号生成装置。
  4. 上記制御ユニットは、領域ごとに求めさせた上記平均相当値が所定の閾値よりも大きい場合に、その領域に対しては上記一画面単位で求めた上記指示を修正し、上記第一の画像処理ユニットにて輝度相当値を増大させる程度を減らすように指示を出すことを特徴とする請求項3に記載の表示パネル用信号生成装置。
  5. 上記制御ユニットは、隣接する領域間で領域ごとに上記第一の画像処理ユニットにて信号処理させる程度の差が所定の閾値よりも大きくならないように上記指示を求めることを特徴とする請求項3または請求項4のいずれかに記載の表示パネル用信号生成装置。
  6. 上記制御ユニットは、上記表示パネルの大きさを検知する大きさ検知手段と、上記表示パネルの大きさが大きくなるほど分割する数が大きくなる傾向を有する大きさと分割する領域とを対応させた対応関係を保持する分割対応関係保持手段とを備え、大きさ検知手段にて検知した上記表示パネルの大きさに基づいて分割対応関係保持手段にて分割する領域を求め、求められた分割領域を利用して上記指示を求めることを特徴とする請求項3〜請求項5のいずれかに記載の表示パネル用信号生成装置。
  7. 上記制御ユニットは、上記第一の画像処理ユニットにて行われる信号処理の有無を切り替えることを特徴とする請求項2〜請求項6のいずれかに記載の表示パネル用信号生成装置。
JP2005278791A 2005-09-26 2005-09-26 フラットパネルディスプレイ型テレビジョン受信機、および、パネル用信号生成装置 Expired - Fee Related JP4085285B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005278791A JP4085285B2 (ja) 2005-09-26 2005-09-26 フラットパネルディスプレイ型テレビジョン受信機、および、パネル用信号生成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005278791A JP4085285B2 (ja) 2005-09-26 2005-09-26 フラットパネルディスプレイ型テレビジョン受信機、および、パネル用信号生成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007089096A JP2007089096A (ja) 2007-04-05
JP4085285B2 true JP4085285B2 (ja) 2008-05-14

Family

ID=37975592

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005278791A Expired - Fee Related JP4085285B2 (ja) 2005-09-26 2005-09-26 フラットパネルディスプレイ型テレビジョン受信機、および、パネル用信号生成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4085285B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4626673B2 (ja) * 2008-04-30 2011-02-09 セイコーエプソン株式会社 画像処理装置、集積回路装置及び電子機器
JP7465076B2 (ja) * 2018-12-20 2024-04-10 キヤノン株式会社 画像処理装置およびその制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007089096A (ja) 2007-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101263420B1 (ko) 화상처리장치, 화상표시장치 및 화상처리방법
US7432897B2 (en) Liquid crystal display device for displaying video data
US7167214B2 (en) Signal processing unit and liquid crystal display device
US8767128B2 (en) Image display device and method for adjusting correction data in look-up table
EP1858247A1 (en) Image correction circuit, image correction method and image display
JP2008286832A (ja) 液晶表示装置及び液晶テレビジョン
US7508457B2 (en) Video signal processor circuit and television receiver
JP4333163B2 (ja) 画像処理装置および画像表示装置、並びに画像処理方法
JP4290479B2 (ja) 液晶テレビジョン装置
JPH06332399A (ja) 電子ディスプレイの制御方法およびその装置
US20120206654A1 (en) Image Display Device for Displaying Color Image on Color Display Unit
JP3657497B2 (ja) 画像表示方法
JPH1013849A (ja) Pdpのガンマ補正方式
US7796196B2 (en) Picture signal processor and picture signal processing method
JP2004266757A (ja) 画像処理装置および方法
JP4085285B2 (ja) フラットパネルディスプレイ型テレビジョン受信機、および、パネル用信号生成装置
JP2005244304A (ja) 映像表示方法及びその装置
JP3975357B2 (ja) 液晶テレビジョン装置
JP4390061B2 (ja) テレビジョンおよび画像表示装置
JP4373128B2 (ja) 階調補正装置
JP2938264B2 (ja) 液晶映像表示装置
JP4470587B2 (ja) 画像表示装置
JP2006229616A (ja) 映像信号処理回路
JP5176332B2 (ja) 表示装置
JP3783727B2 (ja) コントラスト調整方法、コントラスト調整回路及びそれを用いた映像表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080118

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080123

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080205

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110228

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120229

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120229

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130228

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140228

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees