JP3783727B2 - コントラスト調整方法、コントラスト調整回路及びそれを用いた映像表示装置 - Google Patents
コントラスト調整方法、コントラスト調整回路及びそれを用いた映像表示装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3783727B2 JP3783727B2 JP2005082902A JP2005082902A JP3783727B2 JP 3783727 B2 JP3783727 B2 JP 3783727B2 JP 2005082902 A JP2005082902 A JP 2005082902A JP 2005082902 A JP2005082902 A JP 2005082902A JP 3783727 B2 JP3783727 B2 JP 3783727B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- luminance
- signal
- color
- gain
- display device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
- Control Of Gas Discharge Display Tubes (AREA)
- Liquid Crystal (AREA)
- Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
- Picture Signal Circuits (AREA)
- Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
- Processing Of Color Television Signals (AREA)
Description
本発明の課題点は、かかる従来技術に鑑み、安定して高いコントラストが得られるようにすることである。
本発明の目的は、上記課題点を解決できる技術を提供することにある。
図1〜図8は本発明の第1の実施例の説明図である。図1は本発明のコントラスト調整回路の基本構成図、図2は最大輝度レベルと平均輝度レベルの輝度領域分割の説明図、図3は分割された輝度領域とゲイン制御との関係を示す図、図4はコントラスト調整におけるゲイン制御範囲の説明図、図5は黒伸張機能の説明図、図6はコントラスト調整に連動させる色補正の説明図、図7は第1の実施例としてのコントラスト調整回路の構成図、図8はコントラスト調整の効果の説明図である。
本第1の実施例は、最大輝度レベルと平均輝度レベルの輝度領域情報に基づき
、A/D変換前のアナログ輝度信号のゲイン制御と、A/D変換後のデジタル輝度信号の黒伸張処理とデジタル色信号の色補正とを行う場合の例である。
。該信号レベル検出回路6においては、デジタル輝度信号の、例えば1フィールドまたは1フレームの映像期間内における最大輝度レベルと平均輝度レベルとが検出される。該検出された最大輝度レベルと平均輝度レベルの情報(信号)はそれぞれ、マイコン7に入力される。該マイコン7内では、入力された該最大輝度レベルと平均輝度レベルの情報に基づき、該最大輝度レベルが該当する輝度領域と、該平均輝度レベルが該当する輝度領域とがそれぞれ判定され、該判定結果に基づく制御信号が形成されて出力される。該制御信号はビデオアンプ3に入力され、該ビデオアンプ3におけるアナログ輝度信号の増幅ゲインが制御される。アナログ輝度信号の増幅ゲインが制御されることでA/D変換後のデジタル輝度信号のゲインも変化し、この結果、コントラストが調整された映像が表示部2に表示される。
なお、上記図1には図示されないが、本発明の第1の実施例(図7)では、上記マイコン7からは別に制御信号が、デジタル輝度信号の黒伸張処理を行うための黒伸張回路と、デジタル輝度信号とデジタル色(色差)信号を赤(R)、緑(
G)、青(B)のデジタル映像信号に変換するカラーマトリックス回路とに出力
されるようになっている。該黒伸張回路では、平均輝度レベルの輝度領域情報に基づき黒伸張処理がされ、該カラーマトリックス回路では色補正(色の濃さの制御)が行われる。
は最大輝度レベルの場合、(b)は平均輝度レベルの場合である。最大輝度レベ
ルは、例えば、図2(a)に示すように、A/D変換器が8ビットの場合の最高階調レベル255を最大輝度レベル上限とし、3つの最大輝度領域、すなわち、飽和輝度領域((1)飽和MAX領域)、高輝度領域((2)高MAX領域)、及び低輝
度領域((3)低MAX領域)の3領域に分ける。飽和輝度領域((1)飽和MAX領域
)は最大輝度レベル上限を超える輝度領域であり、高輝度領域((2)高MAX領域
)は、最大輝度レベル下限と上記最大輝度レベル上限との間の輝度領域であり、低輝度領域((3)低MAX領域)は最低階調レベル0と上記最大輝度レベル下限との間の輝度領域である。また、平均輝度レベルは、例えば、図2(b)に示すように、A/D変換器が8ビットの場合の最高階調レベル255と最低階調レベル0との間を4つの平均輝度領域、すなわち、高平均輝度領域((1)高APL領域)
、中平均輝度領域((2)中APL領域)、低平均輝度領域((3)低APL領域)、及
び極低平均輝度領域((4)極低APL領域)の4領域に分ける。図1の信号レベル検出回路6で検出された最大輝度レベルと平均輝度レベルはそれぞれ、マイコン7によって、上記輝度領域のうちのどれに該当するかが判定される。
a)は、最大輝度レベルの輝度領域と平均輝度レベルの輝度領域とにおける12個の組合わせ例と、該組合わせの各場合におけるゲインの制御方向とを示し、図3(b)はゲインの制御内容を示す。No.1〜No.4は、最大輝度レベルが飽和輝度領域((1)飽和MAX領域)の場合、No.5〜No.8は、最大輝度レベルが高輝度領域((2)高MAX領域)の場合、No.9〜No.12は、最大輝度レベルが低輝度領域((3)低MAX領域)の場合である。No.1、No.2では、最大輝度レベルが飽和輝度領域((1)飽和MAX領域)であって、かつ、平均輝度レベルが高平均輝度領域((1)高APL領域)、中平均輝度領域((2)中APL
領域)であるため、マイコン7は例えば本コントラスト調整機能によりビデオアンプ3のゲインを上げてれば画面飽和を防ぐためゲインを下げるように制御する
。No.3では、最大輝度レベルが飽和輝度領域((1)飽和MAX領域)であっても、平均輝度レベルが低平均輝度領域((3)低APL領域)であるため、マイコン7は例えばビデオアンプ3のゲインを保持するように制御する。No.4では、最大輝度レベルが飽和輝度領域((1)飽和MAX領域)であっても、平均輝度レベルが極低平均輝度領域((4)極低APL領域)であるため、マイコン7は例えばビデオアンプ3のゲインを上げるように制御する。No.5〜No.7では、最大輝度レベルが高輝度領域((2)高MAX領域)であって、かつ、平均輝度レベルが高平均輝度領域((1)高APL領域)、中平均輝度領域((2)中APL領域)、低平
均輝度領域((3)低APL領域)にあるため、マイコン7は例えばビデオアンプ3のゲインを保持するように制御する。No.8では、最大輝度レベルが高輝度領域((2)高MAX領域)であっても、平均輝度レベルが極低平均輝度領域((4)極低APL領域)であるため、マイコン7は例えばビデオアンプ3のゲインを上げるように制御する。No.9では、最大輝度レベルが低輝度領域((3)低MAX領域
)であっても、平均輝度レベルが高平均輝度領域((1)高APL領域)であるため
、マイコン7は例えばビデオアンプ3のゲインを保持するように制御する。No
.10〜No.12ではそれぞれ、最大輝度レベルが低輝度領域((3)低MAX領域)であって、かつ、平均輝度レベルが中平均輝度領域((2)中APL領域)、低
平均輝度領域((3)低APL領域)、極低平均輝度領域((4)極低APL領域)であ
るため、マイコン7は例えばビデオアンプ3のゲインを上げるように制御する。上記において、ゲインを下げる限界は、最大限初期値までである。
、平均輝度レベル(APL)が高いときほどゲインを上げ、出力レベルの下げ量を大きくしている。
コントラスト調整においては、ゲインの増大は輝度信号に対してのみ行うため
、ゲイン増大に伴い、色の濃さが低下した映像になる。このため、この対策として、ゲイン増大に対応して映像の色の濃さを増大させる補正(色補正)を行う。該色補正は、例えば、図6のような特性に従って行う。設定される色補正開始ゲイン、コントラストの最大ゲイン、及び色補正量の最大(MAX)値とから、補正特性線の傾きを求め、コントラストのゲイン毎の補正量を決定する。これによって、コントラスト調整時の色の濃さの低下を抑えられる。
。
図7において、1はコントラスト調整回路、2は映像表示を行うPDPや液晶パネル等を用いて成る表示部、11は入力されたアナログ輝度信号Yaを増幅するビデオアンプ、12は該増幅されたアナログ輝度信号Yaをデジタル輝度信号Ydに変換するA/D変換器、13は入力信号を表示装置が表示可能な信号タイミングに変換するスキャンコンバータ、14は入力されたアナログ色(色差)信号Cb、Crをデジタル色(色差)信号Cbd、Crdに変換するA/D変換器
、151、152は、上記A/D変換で得られた上記デジタル輝度信号Ydのノイズ除去を行うローパスフィルタであるノイズ除去用LPF、16は、ノイズ除去用LPF151の出力信号(デジタル輝度信号)の所定期間、例えば1フレームまたは1フィールドにおける平均輝度レベルを検出する平均輝度検出回路、17は、ノイズ除去用LPF152の出力信号(デジタル輝度信号)の所定期間、例えば1フレームまたは1フィールドにおける最大輝度レベルを検出する最大輝度検出回路、18は、平均輝度検出回路16で検出された平均輝度レベルの情報(信号)が入力され、該平均輝度レベルが該当する輝度領域を判定する平均輝度判定部、19は、最大輝度検出回路17で検出された最大輝度レベルの情報(信号)が入力され、該最大輝度レベルが該当する輝度領域を判定する最大輝度判定部、20は、上記平均輝度レベルが該当する輝度領域と上記最大輝度レベルが該当する輝度領域との情報に基づき、ビデオアンプ11のゲイン等を制御するための制御信号を形成するゲイン制御部、30は黒伸張処理を行う黒伸張回路、31は、デジタル輝度信号Ydとデジタル色(色差)信号Cbd、Crdを、赤(R
)、緑(G)、青(B)のデジタル映像信号Rd、Gd、Bdに変換するカラー
マトリックス回路、T1はアナログ輝度信号Yaの入力端子、T2、T3はアナログ色(色差)信号Cb、Crの入力端子である。上記のうち、平均輝度判定部18、最大輝度判定部19及びゲイン制御部20は、例えばマイコンとして構成され、A/D変換器12、14、スキャンコンバータ13、ノイズ除去用LPF151、152、平均輝度検出回路16、最大輝度検出回路17、黒伸張回路30、及びカラーマトリックス回路31は、例えばLSI(大規模集積回路)として構成される。
た4つの平均輝度領域、すなわち、高平均輝度領域((1)高APL領域)、中平均
輝度領域((2)中APL領域)、低平均輝度領域((3)低APL領域)、極低平均輝
度領域((4)極低APL領域)のいずれに該当するかが判定される。また、検出された最大輝度レベルも、上記図2で説明した3つの最大輝度領域、すなわち、飽和輝度領域((1)飽和MAX領域)、高輝度領域((2)高MAX領域)、低輝度領域
((3)低MAX領域)の3領域のいずれに該当するかが判定される。該判定された上記平均輝度レベルが該当する輝度領域の情報と、上記最大輝度レベルが該当する輝度領域の情報とは、ゲイン制御部20に入力される。また、平均輝度判定部18から輝度領域判定に用いた平均輝度レベルも合わせて入力される。ゲイン制御部20では、これらの輝度領域情報および平均輝度レベルに基づき、第1、第2及び第3の制御信号が形成される。第1の制御信号は、ビデオアンプ11のゲインを制御してコントラストを調整するための信号であって、例えば、上記図3のような、上記検出された平均輝度レベルが該当する輝度領域と、上記検出された最大輝度レベルが該当する輝度領域との組合わせの情報に基づき形成される制御信号である。第2の制御信号は、黒伸張回路30に入力され、黒伸張処理を行わせるための信号であって、上記検出された平均輝度レベルに基き形成される制御信号である。第3の制御信号は、カラーマトリックス回路31に入力され、デジタル色(色差)信号の色の濃さ補正を行うための信号であって、上記第1の制御信号でのコントラスト調整ゲインに基づき形成される制御信号である。一方、入力端子T2、T3から入力されたアナログ色(色差)信号Cb、Crも、A/D変換器14でデジタル(色差)信号Cbd、Crdに変換された後、デジタル輝度信号Ydと同様、スキャンコンバータ13に入力され、画素変換される。スキャンコンバータ13から出力されたデジタル輝度信号Ydは、黒伸張回路30に入力され、該黒伸張回路30内において、上記第2の制御信号によって制御された状態で黒伸張処理される。該黒伸張処理されたデジタル輝度信号Ydはさらにカラーマトリックス回路31に入力される。該カラーマトリックス回路31には、上記スキャンコンバータ13から出力されるデジタル(色差)信号Cbd、Crdも入力される。カラーマトリックス回路31では、デジタル輝度信号Ydとデジタル色(色差)信号Cbd、Crdが、赤(R)、緑(G)、青(B)の
デジタル映像信号Rd、Gd、Bdに変換されて出力される。上記図7のコントラスト調整回路は、映像表示装置の一部を構成する。図7において、上記出力されたデジタル映像信号Rd、Gd、Bdは、表示部2に入力され、該表示部2で映像として表示される。
図8(b)ともアナログ輝度信号の波形例を示す。図8(a)は、振幅が小さく
、かつ平均輝度レベルも低い(小さい)場合であり、図8(b)は、振幅は大きいが、平均輝度レベルが低い(小さい)場合である。(a)では、全体的に振幅
も小さく、平均輝度レベルも低い(小さい)ために、全体波形の振幅を増大させることにより平均輝度レベルも上げる。図3のNo.10〜No.12の場合がこれに該当する。また、(b)では、ごく一部の第1の波形の振幅は大きいが、
他の大部分を占める第2の波形の振幅は小さいため、最大輝度レベルに関係なく該第2の波形の振幅を増大させることにより、平均輝度レベルを上げる。図3のNo.4の場合がこれに該当する。
本第2の実施例は、最大輝度レベルと平均輝度レベルの輝度領域情報に基づき
、A/D変換前のアナログ輝度信号のゲイン制御と、A/D変換前のアナログ色(色差)信号のゲイン制御と、A/D変換後のデジタル輝度信号の黒伸張処理とを行う場合の例である。
図9において、1はコントラスト調整回路、2は映像表示を行うPDPや液晶パネル等を用いて成る表示部、11は入力されたアナログ輝度信号Yaを増幅するビデオアンプ、12は該増幅されたアナログ輝度信号Yaをデジタル輝度信号Ydに変換するA/D変換器、13は入力信号を表示装置が表示可能な信号タイミングに変換するスキャンコンバータ、111は入力されたアナログ色(色差)信号Cb、Crを増幅するビデオアンプ、14は増幅されたアナログ色(色差)信号Cb、Crをデジタル色(色差)信号Cbd、Crdに変換するA/D変換器、151、152は、上記A/D変換器12により得られた上記デジタル輝度信号Ydのノイズ除去を行うローパスフィルタとしてのノイズ除去用LPF、16は、ノイズ除去用LPF151の出力信号(デジタル輝度信号)の所定期間、例えば1フレームまたは1フィールドにおける平均輝度レベルを検出する平均輝度検出回路、17は、ノイズ除去用LPF152の出力信号(デジタル輝度信号
)の所定期間、例えば1フレームまたは1フィールドにおける最大輝度レベルを検出する最大輝度検出回路、18は、平均輝度検出回路16で検出された平均輝度レベルの情報(信号)が入力され、該平均輝度レベルが該当する輝度領域を判定する平均輝度判定部、19は、最大輝度検出回路17で検出された最大輝度レベルの情報(信号)が入力され、該最大輝度レベルが該当する輝度領域を判定する最大輝度判定部、20は、上記平均輝度レベルが該当する輝度領域と上記最大輝度レベルが該当する輝度領域との情報に基づき、ビデオアンプ11のゲイン等を制御する制御信号を形成するためのゲイン制御部、30は黒伸張処理を行う黒伸張回路、31は、デジタル輝度信号Ydとデジタル色(色差)信号Cbd、Crdを、赤(R)、緑(G)、青(B)のデジタル映像信号Rd、Gd、Bdに
変換するカラーマトリックス回路、T1はアナログ輝度信号Yaの入力端子、T2、T3はアナログ色(色差)信号Cb、Crの入力端子である。本実施例の場合も、上記のうち、平均輝度判定部18、最大輝度判定部19及びゲイン制御部20は、例えばマイコンとして構成され、A/D変換器12、14、スキャンコンバータ13、ノイズ除去用LPF151、152、平均輝度検出回路16、最大輝度検出回路17、黒伸張回路30、及びカラーマトリックス回路31は、例えばLSI(大規模集積回路)として構成される。
上記図2で説明した4つの平均輝度領域、すなわち、高平均輝度領域((1)高APL領域)、中平均輝度領域((2)中APL領域)、低平均輝度領域((3)低APL領
域)、極低平均輝度領域((4)極低APL領域)のいずれに該当するかが判定され
る。また、検出された最大輝度レベルも、上記図2で説明した3つの最大輝度領域、すなわち、飽和輝度領域((1)飽和MAX領域)、高輝度領域((2)高MAX領
域)、低輝度領域((3)低MAX領域)の3領域のいずれに該当するかが判定され
る。該判定された上記平均輝度レベルが該当する輝度領域の情報と、上記最大輝度レベルが該当する輝度領域の情報とは、ゲイン制御部20に入力される。また
、平均輝度判定部18から輝度領域判定に用いた平均輝度レベルも合わせて入力される。ゲイン制御部20では、これらの輝度領域情報および平均輝度レベル情報に基づき、第1、第2及び第3の制御信号が形成される。第1の制御信号は、ビデオアンプ11のゲインを制御してコントラストを調整するための信号であって、例えば、上記図3のような、上記検出された平均輝度レベルが該当する輝度領域と、上記検出された最大輝度レベルが該当する輝度領域との組合わせの情報に基づいて形成される。第2の制御信号は、黒伸張回路30に入力され、黒伸張処理を行わせるための信号であって、上記検出された平均輝度レベル情報に基き形成される制御信号である。第3の制御信号は、ビデオアンプ111に入力され
、デジタル色(色差)信号のゲイン制御を行うための信号であって、上記第1の制御信号でのコントラスト調整ゲインに基づき形成される。一方、ビデオアンプ111から出力されるアナログ色(色差)信号Cb、Crも、A/D変換器14でデジタル(色差)信号Cbd、Crdに変換された後、デジタル輝度信号Ydと同様、スキャンコンバータ13に入力される。スキャンコンバータ13から出力されたデジタル輝度信号Ydは、黒伸張回路30に入力され、該黒伸張回路30内において、上記第2の制御信号による制御状態で黒伸張処理される。該黒伸張処理されたデジタル輝度信号Ydはさらにカラーマトリックス回路31に入力される。該カラーマトリックス回路31には、上記スキャンコンバータ13から出力されるデジタル(色差)信号Cbd、Crdも入力される。カラーマトリックス回路31では、デジタル輝度信号Ydとデジタル色(色差)信号Cbd、Crdが、赤(R)、緑(G)、青(B)のデジタル映像信号Rd、Gd、Bdに
変換されて出力される。上記図9のコントラスト調整回路も、映像表示装置の一部を構成する。図9において、上記出力されたデジタル映像信号Rd、Gd、Bdは、表示部2に入力され、映像として表示される。
本第3の実施例は、最大輝度レベルと平均輝度レベルの輝度領域情報に基づき
、A/D変換後のデジタル輝度信号のゲイン制御と、A/D変換後のデジタル色(色差)信号のゲイン制御と、A/D変換後のデジタル輝度信号の黒伸張処理とを行う場合の例である。上記デジタル輝度信号のゲイン制御とデジタル色(色差
)信号のゲイン制御とは、カラーマトリックス回路内において行う。
図10において、1はコントラスト調整回路、2は、PDPや液晶パネル等を用いて成り映像表示を行う表示部、12は入力されたアナログ輝度信号Yaをデジタル輝度信号Ydに変換するA/D変換器、13は入力信号を表示装置が表示可能な信号タイミングに変換するスキャンコンバータ、14は入力されたアナログ色(色差)信号Cb、Crをデジタル色(色差)信号Cbd、Crdに変換するA/D変換器、151、152は、上記A/D変換器12により得られたデジタル輝度信号Ydのノイズ除去を行うローパスフィルタとしてのノイズ除去用LPF、16は、ノイズ除去用LPF151の出力信号(デジタル輝度信号)の所定期間、例えば1フレームまたは1フィールドにおける平均輝度レベルを検出する平均輝度検出回路、17は、ノイズ除去用LPF152の出力信号(デジタル輝度信号)の所定期間、例えば1フレームまたは1フィールドにおける最大輝度レベルを検出する最大輝度検出回路、18は、平均輝度検出回路16で検出された平均輝度レベルの情報(信号)が入力され、該平均輝度レベルが該当する輝度領域を判定する平均輝度判定部、19は、最大輝度検出回路17で検出された最大輝度レベルの情報(信号)が入力され、該最大輝度レベルが該当する輝度領域を判定する最大輝度判定部、20は、上記平均輝度レベルが該当する輝度領域と上記最大輝度レベルが該当する輝度領域との情報に基づき、デジタル輝度信号とデジタル色(色差)信号のゲインを制御する制御信号を形成するためのゲイン制御部、30は黒伸張処理を行う黒伸張回路、32は、デジタル輝度信号Ydとデジタル色(色差)信号Cbd、Crdを、赤(R)、緑(G)、青(B)のデジ
タル映像信号Rd、Gd、Bdに変換するカラーマトリックス回路、T1はアナログ輝度信号Yaの入力端子、T2、T3はアナログ色(色差)信号Cb、Crの入力端子である。本実施例の場合も、上記のうち、平均輝度判定部18、最大輝度判定部19及びゲイン制御部20は、例えばマイコンとして構成され、A/D変換器12、14、スキャンコンバータ13、ノイズ除去用LPF151、152、平均輝度検出回路16、最大輝度検出回路17、黒伸張回路30、及びカラーマトリックス回路32は、例えばLSI(大規模集積回路)として構成される。
、152に入力される。ノイズ除去用LPF151、152ではノイズを除去され、さらに、平均輝度検出回路16と、最大輝度検出回路17とに入力される。平均輝度検出回路16では所定期間内における平均輝度レベルが検出され、最大輝度検出回路17では該所定期間内における最大輝度レベルが検出される。該検出された平均輝度レベルと最大輝度レベルの情報はそれぞれ、平均輝度判定部18、最大輝度判定部19に入力される。平均輝度判定部18では、上記検出された平均輝度レベルが、予め領域分けされた輝度領域のうちのどの輝度領域に該当するかが判定され、最大輝度判定部19では、上記検出された最大輝度レベルが
、予め領域分けされた輝度領域のうちのどの輝度領域に該当するかが判定される
。具体的には、例えば、検出された平均輝度レベルは、上記図2で説明した4つ
の平均輝度領域、すなわち、高平均輝度領域((1)高APL領域)、中平均輝度領
域((2)中APL領域)、低平均輝度領域((3)低APL領域)、極低平均輝度領域
((4)極低APL領域)のいずれに該当するかが判定される。また、検出された最大輝度レベルも、上記図2で説明した3つの最大輝度領域、すなわち、飽和輝度領域((1)飽和MAX領域)、高輝度領域((2)高MAX領域)、低輝度領域((3)低
MAX領域)の3領域のいずれに該当するかが判定される。該判定された上記平均輝度レベルが該当する輝度領域の情報と、上記最大輝度レベルが該当する輝度領域の情報とは、ゲイン制御部20に入力される。また、平均輝度判定部18から輝度領域判定に用いた平均輝度レベルも合わせて入力される。ゲイン制御部20では、これらの輝度領域情報および平均輝度レベルに基づき、第1、第2及び第3の制御信号が形成される。第1の制御信号は、カラーマトリックス回路32に入力され、該カラーマトリックス回路32においてデジタル輝度信号のゲインを制御してコントラストを調整するための信号であって、例えば、上記図3のような、上記検出された平均輝度レベルが該当する輝度領域と、上記検出された最大輝度レベルが該当する輝度領域との組合わせの情報に基づいて形成される。第2の制御信号は、黒伸張回路30に入力され、黒伸張処理を行わせるための信号であって、上記検出された平均輝度レベル情報に基き形成される制御信号である
。第3の制御信号は、上記第1の制御信号と同様にカラーマトリックス回路32に入力され、該カラーマトリックス回路32においてデジタル色(色差)信号のゲイン制御を行うための信号であって、上記第1の制御信号でのコントラスト調整ゲインに基づき形成される。A/D変換器14で変換されたデジタル(色差)信号Cbd、Crdも、デジタル輝度信号Ydと同様、スキャンコンバータ13に入力される。スキャンコンバータ13から出力されたデジタル輝度信号Ydは
、黒伸張回路30に入力され、該黒伸張回路30内において、上記第2の制御信号による制御状態で黒伸張処理される。該黒伸張処理されたデジタル輝度信号Ydはさらにカラーマトリックス回路32に入力される。該カラーマトリックス回路32には、上記スキャンコンバータ13から出力されるデジタル(色差)信号Cbd、Crdも入力される。カラーマトリックス回路32では、上記第1の制御信号によってコントラストが制御され、上記第2の制御背因業によって色の濃さが制御され、デジタル輝度信号Ydとデジタル色(色差)信号Cbd、Crdが、赤(R)、緑(G)、青(B)のデジタル映像信号Rd、Gd、Bdに変換
されて出力される。上記図10のコントラスト調整回路も、映像表示装置の一部を構成する。図10において、上記出力されたデジタル映像信号Rd、Gd、Bdは、表示部2に入力され、映像として表示される。
上記第3の実施例によれば、上記第1、第2の実施例の場合と同様、安定して高いコントラストを得ることができる。色の濃さの低下も抑えられ、また、黒伸張処理により、黒色が引き締まった映像が得られる。
本第4の実施例は、ノイズ除去用LPF151、152へ入力するデジタル輝度信号を、A/D変換器12、14の直後のデジタル輝度信号ではなく、カラーマトリックス回路33からのデジタル輝度信号としている。このデジタル輝度信号は、カラーマトリックス回路33内で行われるゲイン制御後のデジタル輝度信号であり、ゲイン制御結果が反映されている。各部の動作については、上記第3の実施例の場合と同様である。
上記第4の実施例によれば、上記第1、第2、第3の実施例の場合と同様、安定して高いコントラストを得ることができる。色の濃さの低下も抑えられる。また、黒伸張処理により、黒色が引き締まった映像が得られる。
16…平均輝度検出回路、 17…最大輝度検出回路、 18…平均輝度判定部、 19…最大輝度判定部、 20…ゲイン制御部、 30…黒伸張回路、
31、32、33…カラーマトリックス回路。
Claims (9)
- 映像信号に基づき映像の表示を行う固定画素デバイスを用いた映像表示装置において、
前記映像信号の最大輝度レベル情報と平均輝度レベル情報を用いて前記映像信号のゲインを制御してコントラストを調整するコントラスト調整手段と、
前記コントラスト調整手段によりコントラストゲインが増大する調整が行われた場合に、前記映像信号の色の濃さを増大するように補正する色補正手段と、を備え、
前記色補正手段は、前記映像表示装置に対して入力された映像信号のコントラストゲインが色補正開始ゲイン以上増大された場合、前記映像信号の色の濃さを増大するように補正することを特徴とする映像表示装置。 - 請求項1に記載の映像表示装置において、
前記コントラスト調整手段は、アナログ映像信号またはデジタル映像信号のゲインを制御してコントラストを調整することを特徴とする映像表示装置。 - 請求項1に記載の映像表示装置において、
前記固定画素デバイスは、プラズマディスプレイパネル及び液晶パネルであることを特徴とする映像表示装置。 - 請求項1に記載の映像表示装置において、
前記最大輝度レベル情報と前記平均輝度レベル情報は、前記映像信号の1フレームまたは1フィールドの映像期間で検出されることを特徴とする映像表示装置。 - 請求項1に記載の映像表示装置において、
前記色補正手段は、前記映像信号の色差信号のゲインを制御して色の濃さを増大するように補正することを特徴とする映像表示装置。 - 請求項1に記載の映像表示装置において、
前記色差信号は、デジタル色差信号またはアナログ色差信号であることを特徴とする映像表示装置。 - 請求項1に記載の映像表示装置において、
前記色補正手段は、前記コントラストゲインが前記色補正開始ゲイン以下の場合には前記映像信号の色の濃さを増大するように補正を実行しないことを特徴とする映像表示装置。 - 請求項5に記載の映像表示装置において、
前記色補正手段は、前記コントラストゲインの増大に対応して前記色差信号のゲインを増大するように補正することを特徴とする映像表示装置。 - 請求項8に記載の映像表示装置において、
前記色補正手段は、前記コントラストゲインが最大の場合には前記色差信号のゲインが最大になるように色の濃さを補正することを特徴とする映像表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005082902A JP3783727B2 (ja) | 2005-03-23 | 2005-03-23 | コントラスト調整方法、コントラスト調整回路及びそれを用いた映像表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005082902A JP3783727B2 (ja) | 2005-03-23 | 2005-03-23 | コントラスト調整方法、コントラスト調整回路及びそれを用いた映像表示装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002104383A Division JP3783645B2 (ja) | 2002-04-05 | 2002-04-05 | コントラスト調整方法、コントラスト調整回路及びそれを用いた映像表示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005260985A JP2005260985A (ja) | 2005-09-22 |
JP3783727B2 true JP3783727B2 (ja) | 2006-06-07 |
Family
ID=35086186
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005082902A Expired - Lifetime JP3783727B2 (ja) | 2005-03-23 | 2005-03-23 | コントラスト調整方法、コントラスト調整回路及びそれを用いた映像表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3783727B2 (ja) |
-
2005
- 2005-03-23 JP JP2005082902A patent/JP3783727B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005260985A (ja) | 2005-09-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3783645B2 (ja) | コントラスト調整方法、コントラスト調整回路及びそれを用いた映像表示装置 | |
JP3838177B2 (ja) | 映像表示方法、映像表示装置及びそれに用いるコントラスト調整回路 | |
JP4927311B2 (ja) | 映像表示装置、それに用いる表示部駆動回路及び映像表示方法 | |
JP2004320632A (ja) | 映像信号処理回路、映像表示装置及び映像表示方法 | |
JP2005175735A (ja) | 映像信号処理装置及びそれを用いたテレビジョン受信機並びに映像信号処理方法 | |
JP4387220B2 (ja) | 映像表示方法及びその装置 | |
JP3783727B2 (ja) | コントラスト調整方法、コントラスト調整回路及びそれを用いた映像表示装置 | |
JP3783726B2 (ja) | コントラスト調整方法、コントラスト調整回路及びそれを用いた映像表示装置 | |
JP4315152B2 (ja) | コントラスト調整方法、コントラスト調整回路及びそれを用いた映像表示装置 | |
JP3838259B2 (ja) | 映像表示方法、映像表示装置及びそれに用いるコントラスト調整回路 | |
JP4107324B2 (ja) | 映像表示方法、映像表示装置及びそれに用いるコントラスト調整回路 | |
JP4085285B2 (ja) | フラットパネルディスプレイ型テレビジョン受信機、および、パネル用信号生成装置 | |
JP5158128B2 (ja) | 映像表示装置、それに用いる表示部駆動回路及び映像表示方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20050930 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051025 |
|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20051014 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051222 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060221 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060306 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 3783727 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090324 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100324 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110324 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110324 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120324 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130324 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130324 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140324 Year of fee payment: 8 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |