JP4082055B2 - スピーカユニット内蔵情報処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、スピーカを内蔵する情報処理装置に関し、詳しくは表示部が開閉式で携帯型のスピーカユニット内蔵情報処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ノートパソコンのような情報処理装置は、携帯性が求められ、軽く薄いものが主流となっている。また、CD、DVDなどの音楽メディアを再生するディスクドライブ装置を内蔵しており、これらの再生時やプレゼンテーション用に音声を出力するためのスピーカユニットが一緒に内蔵されている。
【0003】
以下、従来の情報処理装置について図を用いて説明する。
【0004】
図4は、従来の情報処理装置である携帯型ノートパソコンの断面図である。図において、41はノートパソコンの本体部、42は本体部41にヒンジ43によって回動可能に取り付けられた表示部である。表示部42は表示パネル42aとそれを保護する筐体42bとで構成されている。また、44は本体部41に内蔵されたスピーカユニットで、放音方向を上方に向けて取り付けられている。45はノートパソコンの設置面である。
【0005】
以上のように構成されたノートパソコンにおいて、CD、DVD(図示せず)を再生する場合、表示部42を開いた状態でスピーカユニット44から音を再生する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
一般に、スピーカユニット内蔵の情報処理装置においては、低音領域の迫力ある音を再生することを要求されている。CD、DVDなどの再生においては迫力のある音が求められるが、近年の情報処理装置は携帯性を重要視するあまり、小型スピーカユニットを採用していることが多い。
【0007】
一般にスピーカは、その振動エネルギーにあった背面容量を持った容器に入れることにより、周波数特性が確保できる。しかし、従来のスピーカユニット内蔵情報処理装置では、スピーカの特性を満足する背面容積が足りず、低音領域の再生が困難となり、結果として迫力ある音の再生ができないという問題があった。このような情報処理装置は、CD、DVDなどの再生時に迫力ある音を求めるため、音を大きくする増幅回路と大口径のスピーカユニットとを備えるとともにその背面容積を確保したドッキングステーションや、また、増幅回路内蔵スピーカユニットなどを外部に接続して使用していた。しかしながら、外部に他の機器を接続することは携帯性を低下させてしまう。
【0008】
本発明は、スピーカユニット内蔵情報処理装置において、携帯性を阻害することなく、低音領域の迫力ある音の再生を可能にすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために本発明は、表示部にスピーカユニットを配置し、表示部が開かれたとき、スピーカーユニットの放音方向が情報処理装置本体の設置面方向となるように構成したものである。
【0010】
これにより、携帯性を維持しつつ、低音領域の迫力ある音の再生を可能にするスピーカユニット内蔵情報処理装置が得られる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載している発明は、
情報処理装置本体に開閉可能に取り付けられた表示部と、
前記表示部の背面側に配置した低音用のスピーカユニットと、
前記表示部の背面を形成する筐体と、
を備え、
前記表示部の背面を形成する筐体は、
前記スピーカユニットの放音方向に方音口である開口と、
前記スピーカユニットより発生する音が、前記筐体内を通り開口にまで至る音道には、前記筐体を隆起して形成した空洞部とを有し、
前記表示部を通常使用する角度まで開いた状態では、前記スピーカユニットより発生する音は、前記空洞部、前記筐体の開口を通して方音し、前記情報処理装置本体の設置面にぶつかり、設置面を共振するように構成したことを特徴とするスピーカユニット内蔵情報処理装置であり、小型化した携帯型の情報処理装置において、低音の迫力のある音が再生できるという作用を有する。
【0016】
請求項2に記載している発明は、請求項1記載のスピーカユニット内蔵情報処理装置において、
前記情報処理装置本体と前記表示部との開閉角度が100〜120度まで開いた状態では、前記スピーカユニットの放音方向が前記情報処理装置本体の設置面方向となることを特徴とするものであり、
使用者が表示部をみる通常角度(120近辺)で機器設置面に低音領域反射波を反射させるようにすることによって、低音で迫力ある音を再生できるという作用を有する。
【0020】
請求項3に記載している発明は、請求項1記載のスピーカユニット内蔵情報処理装置において、
前記低音用のスピーカユニットに加え、中または高音用スピーカを前記情報処理装置の他の場所に配することを特徴とするものであり、低音輻射波を機器設置面に反射させるようにして、重低音の迫力ある音を再生でき、他の中高音域は他のスピーカがカバーするという作用を有する。
【0021】
以下、本発明の実施の形態について、図1から図3を用いて説明する。
【0022】
(実施の形態1)
図1は、本発明の一実施の形態の情報処理装置である携帯型ノートパソコンを示す外観斜視図、また、図2は、断面図である。図において、1はノートパソコンの本体部、2は本体部1にヒンジ3によって回動可能に取り付けられた表示部である。表示部2は表示パネル2aとそれを保護する筐体2bとで構成されている。また、4は表示部2に内蔵された低音用スピーカユニットで、表示部2が開いた状態で放音方向が下方に向くように取り付けられている。2cは筐体2bに設けられた放音口、2dは筐体2b内の空洞である。5は本体部1に内蔵された中高音用スピーカユニットで、放音方向を上方に向けて取り付けられている。6はノートパソコンの設置面である。
【0023】
以上のように構成されたノートパソコンにおいて、CD、DVD(図示せず)を再生する場合、ヒンジ3を中心に表示部2を回転させ、図のように表示部2を通常使用角度(約120度近辺)に開いた状態でスピーカ4および5から音を出力する。音声がスピーカから出る時には、電気回路によって、高中音領域は、本体部1のスピーカユニット5より発生させ、低音成分の音は、表示部2の背面の筐体2bに配置された低音用スピーカ4から発生させ、下方の空洞2dを低音反射波が通り、放音口2cから放出される。放音口2cから出た低音反射波は表示部2がこの通常使用角度に開いた状態で設置面6にぶつかる。設置面6とぶつかる事により、設置面6が共振し、より迫力ある低音再生ができる。
【0024】
本実施の形態においてスピーカユニット4の設置面6に対する放音方向は表示部2の開平角度によって変わってくるが、通常使用角度(約120度近辺)で最も効果が大きくなるようにしている。実際には100〜120度の角度が望ましい。
【0025】
本実施の形態では、スピーカユニットを表示部の筐体内に配置するため、デザイン等外観上の制約をなくすることができる。
【0026】
また、スピーカユニットを表示部の背面に配置したため、表示面積を最大限利用できる。
【0027】
なお、本実施の形態では、スピーカユニットを表示部の筐体内に配置したが、これを表示部の筐体外に着脱可能に取り付けるようにすれば、必要なときのみ低音再生を効果的に行うことができる。
【0028】
(実施の形態2)
図3は、本発明の第2の実施の形態の情報処理装置である携帯型ノートパソコンを示す断面図である。図において、11はノートパソコンの本体部、12は本体部11にヒンジ13によって回動可能に取り付けられた表示部である。表示部12は表示パネル12aとそれを保護する筐体12bとで構成されている。また、14は本体部11に内蔵された低音用スピーカユニットで、本体部11の底面から放音するように取り付けられている。また、15は本体部1に内蔵された中高音用スピーカユニットで、放音方向を上方に向けて取り付けられている。16はノートパソコンの設置面である。
【0029】
以上のように構成されたノートパソコンにおいて、CD、DVD(図示せず)を再生する場合、音声をスピーカから出力する時には、電気回路によって、高中音領域は、本体部11のスピーカユニット15より上方に発生させ、低音成分の音は、本体部11に配置された低音用スピーカユニット14から下方に発生させる。この低音用スピーカユニット14から出た低音反射波は設置面16にぶつかる。設置面16とぶつかる事により、設置面16が共振し、より迫力ある低音再生ができる。
【0030】
なお、以上の実施の形態の説明では、低音用スピーカを表示部の背面に配置した例、本体部底面に配置した例で説明したが、配置する場所はノートパソコンの設置面に向けて放音できる場所であればどこでもよく、例えば表示部の左右側面に低音用スピーカユニットを配置すれば、厚み方向に寸法を増やす必要がなく、情報処理装置を薄型にすることができる。
【0031】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、スピーカユニット内蔵情報処理装置において、低音用スピーカユニットを表示部背面や本体部底面に配置する事により、情報処理装置の携帯性を阻害することなく、このような低音領域の迫力ある音の再生を可能にするという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による携帯型ノートパソコンの外観斜視図
【図2】本発明の一実施の形態による携帯型ノートパソコンの断面図
【図3】本発明の第2の実施の形態による携帯型ノートパソコンの断面図
【図4】従来の携帯型ノートパソコンの断面図
【符号の説明】
1、11 本体部
2、12 表示部
2b、12b 筐体
3、13 ヒンジ
4、14 低音用スピーカユニット
5、15 中高音用スピーカユニット
6、16 設置面
Claims (3)
- 情報処理装置本体に開閉可能に取り付けられた表示部と、
前記表示部の背面側に配置した低音用のスピーカユニットと、
前記表示部の背面を形成する筐体と、
を備え、
前記表示部の背面を形成する筐体は、
前記スピーカユニットの放音方向に方音口である開口と、
前記スピーカユニットより発生する音が、前記筐体内を通り開口にまで至る音道には、前記筐体を隆起して形成した空洞部とを有し、
前記表示部を通常使用する角度まで開いた状態では、前記スピーカユニットより発生する音は、前記空洞部、前記筐体の開口を通して方音し、前記情報処理装置本体の設置面にぶつかり、設置面を共振するように構成したことを特徴とするスピーカユニット内蔵情報処理装置。 - 前記情報処理装置本体と前記表示部との開閉角度が100〜120度まで開いた状態では、前記スピーカユニットの放音方向が前記情報処理装置本体の設置面方向となることを特徴とする請求項1記載のスピーカユニット内蔵情報処理装置。
- 前記低音用のスピーカユニットに加え、中または高音用スピーカを前記情報処理装置の他の場所に配することを特徴とする請求項1記載のスピーカユニット内蔵情報処理装置。
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