JP4062766B2 - 電子機器および表示装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ドライバ回路から出力される信号を切り換えて画素に与える電子機器および表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
液晶表示装置は、複数の薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transistor)が形成された駆動側基板と、カラーフィルタや対向電極等が形成された対向側基板とを重ね合わせ、その間に液晶を封入することで構成されており、このTFTによるスイッチングと画像信号に基づく電圧印加によって液晶の配向を制御し、光の透過率を変えることで画像の表示を行っている。
【0003】
このような液晶表示装置においては、隣接する画素へ印加する電圧の極性(+、−)を反転させることで画質を向上させることができる。すなわち、隣接する画素の印加電圧極性が反転することにより、TFTの信号ラインとゲートラインとのクロス容量からの飛び込み電圧がキャンセルされる。これにより、画素電位が安定して入力されるようになり、液晶表示時のフリッカーが軽減される。
【0004】
また、電圧の極性を反転させない場合、ゲートラインの接地レベルが変動してしまう状態では、TFTのゲートスイッチがOFF状態を確定できなくなり、保持された画素電位が放電されてしまう。このため画素の透過率が低下し、画素のコントラストがとれなくなってしまう。さらに、信号からの飛び込み電圧が同じ極性となることから、1ラインごとの画素のコントラストが目立つようになり、同じ階調の表示を行ってもラインごとに違った表示になってしまう。
【0005】
このような観点から隣接する画素へ印加する電圧の極性を反転させる駆動は、液晶表示装置の画質向上に必要なものとなっている。なお、以下の説明では、この隣接する画素で印加する電圧の極性を反転させる駆動を「ドット反転駆動」と言う。
【0006】
図10は従来の液晶表示装置におけるドット反転駆動を説明する図である。この液晶表示装置は、画素へ信号を与えるドライバ回路(IC)から出力される信号線を各々2本の入力線に分岐して、スイッチTFTで切り換える構成となっている。
【0007】
この各入力線から送られる信号は、1ラインごと各画素へ与えられるようになっている。図に示す例では、1ラインに対応する画素がR(赤)、G(緑)、B(青)の順に対応している(R1、G1、B1、R2、G2、B2、…)。
【0008】
この液晶表示装置においてドット反転駆動を行う場合、ドライバ回路の出力線の奇数(ODD)、偶数(EVEN)ごとに信号の極性を反転させ、スイッチTFTを交互に切り換えるようにしている。
【0009】
図11はドット反転駆動による信号の状態を説明する図である。この図において横方向は1ラインに対応する画素を示し、縦方向はスイッチTFT1、2の動作順を示している。
【0010】
すなわち、この液晶表示装置では、スイッチTFT1が閉状態、スイッチTFT2が開状態のとき、一つおきの画素でHighレベル(H)とLowレベル(L)の信号が交互に印加される。また、スイッチTFT2が閉状態、スイッチTFT1が開状態のとき、他の一つおきの画素でLowレベル(L)とHighレベル(H)の信号が交互に印加される。
【0011】
また、次にスイッチTFT1が閉状態、スイッチTFT2が開状態のときは、一つおきの画素で先とは反対にLowレベル(L)とHighレベル(H)の信号が交互に印加され、次にスイッチTFT2が閉状態、スイッチTFT1が開状態のときは、他の一つおきの画素で先とは反対にHighレベル(H)とLowレベル(L)の信号が交互に印加される。
【0012】
これを繰り返すことによって表示部全体におけるドット反転駆動を行っている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この液晶表示装置でドット反転駆動を行った場合、1ラインにおいて隣接する画素で印加される電圧の極性が反転する場合と同じになる場合とが発生してしまい、どこの隣接画素でも完全な極性反転を行うことができない。つまり、ある隣接画素ではドット反転駆動が行われるが、他の隣接画素ではドット反転駆動が行われていないという状態が発生してしまう。このため、コントラストの低下や画素電位の放電による画素の透過率の低下を招き、十分な画質向上を図ることができないという問題が生じている。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明はこのような課題を解決するために成された液晶表示装置である。すなわち、本発明は、ドライバ回路の出力線から出力される信号を、画素の同じ行の並びに対応して設けられる複数の入力線のいずれかに切り替えるスイッチ回路を備えており、スイッチ回路での信号の切り替えにより、ドライバ回路の出力線に対応した複数の入力線の単位における隣接する単位で隣り合わせとなる2本の入力線に相異なる極性の信号が同じ開閉タイミングで与えられる電子機器である。
また、本発明は、複数の画素が配置される表示部と、ドライバ回路の出力線から出力される信号を、表示部の画素の同じ行の並びに対応して設けられる複数の入力線のいずれかに切り替えるスイッチ回路とを備えており、スイッチ回路での信号の切り替えにより、ドライバ回路の出力線に対応した複数の入力線の単位における隣接する単位で隣り合わせとなる2本の入力線に相異なる極性の信号が同じ開閉タイミングで与えられる表示装置である。
【0015】
このような本発明では、ドライバ回路から出力される信号をスイッチ回路で切り替えるにあたり、ドライバ回路の出力線に対応した複数の入力線の単位における隣接する単位で隣り合わせとなる2本の入力線に相異なる極性の信号を同じ開閉タイミングで与えることから、最終的に1列の隣接画素で各々与えられる信号の極性を完全に反転させることができるようになる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の液晶表示装置における実施の形態を図に基づいて説明する。図1は、本実施形態における液晶表示装置を説明する概略構成図である。すなわち、この液晶表示装置は、複数本のソースラインSLと複数本のゲートラインGLとが交差する位置に各画素を備えた表示部10と、ソースラインSLに所定の画像信号を与えるドライバIC20と、ドライバIC20の各出力線から出力される信号を2本のソースラインSLに時分割で切り換えるため、スイッチ制御回路(例えば、図示しないタイミングジェネレータ)から送られる信号S1、S2によって切り換え動作を行うスイッチ回路30と、複数本のゲートラインGLに順次信号を出力する垂直シフトレジスタ回路40とを備えている。
【0017】
表示部10は、図2に示すようにソースラインSLとゲートラインGLとの交差位置に各々液晶LCを駆動するためのTFTと、信号保持用の容量Cが設けられている。このようなマトリクス状の画素を備えた表示部10の裏面側にバックライトを配置し、TFTへ与える信号によって各液晶LCの透過率を変えることでバックライトの光の強弱による画像を表示できるようになる。
【0018】
また、ドライバIC20は、図3に示すように、水平シフトレジスタ回路21、サンプリングスイッチ22、レベルシフタ回路23、メモリラッチ回路24、デジタルアナログ変換回路25から構成される。
【0019】
水平シフトレジスタ回路21は、サンプリングスイッチ22を順次水平方向に走査する。レベルシフタ回路23は、デジタル画像データ(例えば5V)を必要な液晶駆動電圧まで昇圧する回路である。メモリラッチ回路24は、デジタル画像データを1水平期間蓄積するメモリである。また、デジタルアナログ変換回路25は、メモリラッチ回路24から出力されたデジタル画像データをアナログ信号に変換している。
【0020】
このアナログ信号としては、ODD側、EVEN側の各出力線で極性が反転したものとなる。このアナログ信号をスイッチ回路30(図1参照)に入力し、2つの入力線に分岐して時分割で液晶駆動を行っている。
【0021】
ドライバIC20には、例えば8階調以上でかつ512色以上の表示を可能にするデジタル画像データが入力され、スイッチ回路30(図1参照)によって時分割に各画素へ与えられる。
【0022】
また、ドライバIC20は、後述するドット反転駆動を実現するために出力する信号のローテーションを行っている。信号のローテーションとは、R(赤)、G(緑)、B(青)の信号が同期して出力されるのではなく、ある出力線はRから始まってG、Bの信号を順に出力し、他の出力線はGから始まってB、Rの信号を順に出力し、さらに他の出力線はBから始まってR、Gの信号を順に出力することである。
【0023】
これを行うため、色信号データをドライバIC20に送る前に信号の並べ換えを行うバッファメモリを設けておくようにする。
【0024】
このドライバIC20の出力線からは、奇数(ODD)、偶数(EVEN)ごとに信号の極性を反転させたアナログ信号が出力される。これによってドット反転駆動を行い、コントラストの向上等の画質向上を図るようにしている。
【0025】
図4は本実施形態の液晶表示装置で適用されるTFTの構造例を示す断面図で、(a)はボトムゲート型、(b)はトップゲート型の例を示している。
【0026】
すなわち、(a)にボトムゲート型では、ガラス等の基板100の上にゲート電極101が形成され、その上にゲート絶縁膜102を介してポリシリコンP−Siが形成されている。なお、ポリシリコンP−Siの代わりにアモルファスシリコンを形成してもよい。
【0027】
また、このポリシリコンP−Siのゲート電極101と対応する部分の両側にはN+ 領域から成るソース領域およびドレイン領域が形成されている。そのうちのソース領域にはソース電極SDが接続され、ドレイン領域にはドレイン電極DDが接続されている。
【0028】
(b)に示すトップゲート型では、ガラス等の基板100の上にポリシリコンP−Siが形成され、その上にゲート絶縁膜102を介してゲート電極101が形成されている。また、このポリシリコンP−Siのゲート電極101と対応する部分の両側にN+ 領域から成るソース領域およびドレイン領域が形成され、そのうちいのソース領域にはソース電極SDが接続され、ドレイン領域にはドレイン電極DDが接続されている。
【0029】
いずれのTFT構造であっても、各画素に設けられた駆動用TFTの場合は、そのゲート電極101が図1に示すゲートラインGLに接続され、このゲートラインGLに電圧が印加されることによってTFTがON状態となる。また、ソース電極SDは図1に示すソースラインSLに接続され、ドレイン電極DDは対向電極電位に接続されている。
【0030】
すなわち、ゲートラインGLに電圧が印加された状態でソースラインSLに信号が与えられると、TFTのソース電極SDからドレイン電極DDへ電流が流れ、画素の液晶の光の透過率を変えることができるようになる。
【0031】
なお、スイッチ回路30も図4に示すTFTと同様な構成となっており、図1に示す信号S1、S2がゲート電極101に印加されることによって開閉動作が行われる。
【0032】
図5は本実施形態における液晶表示装置のスイッチ回路の構成を説明する図である。スイッチ回路30は、複数のスイッチTFT1、2によって構成されている。この例では、ドライバIC20の出力線1本を2本に分岐し、各々にスイッチTFT1、2を設けて画素への入力線としている。この入力線は1ラインに対応する画素のR(赤)、G(緑)、B(青)の順に対応している(R1、G1、B1、R2、G2、B2、…)。
【0033】
ここで、同じ符号が付されたスイッチTFTは同じタイミングで開閉動作が行われる。この例では、各スイッチTFT1と各スイッチTFT2とが順に開閉するようになっている。
【0034】
特に、本実施形態の液晶表示装置では、ドライバIC20のODD側出力線とEVEN側出力線とで信号の極性が反転している場合、ドライバIC20の各出力線の分岐による2本の入力線ごとにスイッチTFT1、2の開閉順を反転させる点に特徴がある。
【0035】
つまり、各スイッチTFT1と各スイッチTFT2とが各々同じタイミングで動作する場合(同じ符号のものは同じタイミングで動作する場合)、1ラインに対応した入力線の並び沿ってスイッチTFTを1、2、2、1、…というように並び順の入れ換えを行う。
【0036】
図6はこのようなスイッチTFTの並びにおける信号の状態を説明する図である。この図において横方向は1ラインに対応する画素を示し、縦方向はスイッチTFT1、2の動作順を示している。また、Hは高電圧(Highレベル)での書き込み状態を示し、Lは低電圧(Lowレベル)での書き込み状態を示している。
【0037】
すなわち、ドライバIC20のODD側がHighレベル(H)、EVEN側がLowレベル(L)であり、スイッチTFT1が閉状態、スイッチTFT2が開状態のとき、画素の並びにおいて1画素目にHighレベル(H)、2画素開けて4画素目にLowレベル(L)、5画素目にHighレベル(H)、また2画素開けて8画素目にLowレベル(L)、9画素目にHighレベル(H)という規則で信号が印加される。
【0038】
また、スイッチTFT2が閉状態、スイッチTFT1が開状態のとき、2画素目にLowレベル(L)、3画素目にHighレベル(H)、2画素開けて6画素目にLowレベル(L)、7画素目にHighレベル(H)、また2画素開けて10画素目にLowレベル(L)、11画素目にHighレベル(H)という規則で信号が印加される。
【0039】
また、次にスイッチTFT1が閉状態、スイッチTFT2が開状態のときは、ドライバIC20のODD側がLowレベル(L)、EVEN側がHighレベル(H)となることから、先の同動作状態とは反対の極性の信号が同じ画素に印加される。同様に、次にスイッチTFT2が閉状態、スイッチTFT1が開状態のときは、先の同状態と反対の極性の信号が同じ画素に印加される。
【0040】
これを繰り返すことによって、スイッチTFT1、2が各々閉状態となって1ラインの各画素に信号が印加されると、その1ラインのどの隣接画素においても各々の信号の極性を反転させることが可能となる。
【0041】
例えば、対向電極の電位を6VのDC電圧で設定し、これに対して信号電圧をHighレベル(H)、Lowレベル(L)1フィールド周期で変化させることにより交流駆動(ドット反転駆動)を実現できる。この交流駆動は液晶分子の分極作用を減少することができ、液晶分子の帯電、電極表面に存在する絶縁膜の帯電を防止することが可能となる。
【0042】
上記実施形態では、ドライバIC20の出力線1本を2本の入力線に分岐して2つのスイッチTFT1、2で切り換えを行う例を説明したが、本発明はドライバIC20の出力線1を偶数本の入力線に分岐して信号の切り換えを行うものであれば同様な考えで隣接画素の信号極性を反転させることができる。
【0043】
図7はドライバIC20の出力線1本を4本の入力線に分岐してスイッチTFT1、2、3、4で信号切り換えを行う例を示す図である。この場合のスイッチ回路30は、分岐した4本の入力線に各々設けられたスイッチTFT1、2、3、4を複数組備えた構成となっている。この入力線は1ラインに対応する画素のR(赤)、G(緑)、B(青)の順に対応している(R1、G1、B1、R2、G2、B2、…)。
【0044】
この例においても、先と同様に、同じ符号が付されたスイッチTFTは同じタイミングで開閉動作が行われる。すなわち、各スイッチTFT1、各スイッチTFT2、各スイッチTFT3、各スイッチTFT4が順に開閉するようになっている。
【0045】
また、このようにドライバIC20の出力線1本を4本の入力線に分岐してスイッチTFT1、2、3、4を設けた構成において、1ラインの隣接画素における信号の極性を反転させるには、1ラインに対応した入力線の並びに沿ってスイッチTFTを1、2、3、4、4、3、2、1、1、2、3、4、…というように並び順の入れ換えを行う。
【0046】
図8はこのようなスイッチTFTの並びにおける信号の状態を説明する図である。この図において横方向は1ラインに対応する画素を示し、縦方向はスイッチTFT1、2、3、4の動作順を示している。
【0047】
すなわち、ドライバIC20のODD側がHighレベル(H)、EVEN側がLowレベル(L)であり、スイッチTFT1が閉状態、スイッチTFT2、3、4が開状態のとき、画素の並びにおいて1画素目にHighレベル(H)、6画素開けて8画素目にLowレベル(L)、9画素目にHighレベル(H)、また6画素開けて16画素目にLowレベル(L)という規則で信号が印加される。
【0048】
また、スイッチTFT2が閉状態、スイッチTFT1、3、4が開状態のとき、2画素目にLowレベル(L)、4画素開けて7画素目にHighレベル(H)、2画素開けて10画素目にLowレベル(L)、また4画素開けて15画素目にHighレベル(H)という規則で信号が印加される。
【0049】
また、スイッチTFT3が閉状態、スイッチTFT1、2、4が開状態のとき、3画素目にHighレベル(H)、2画素開けて6画素目にLowレベル(L)、4画素開けて11画素目にHighレベル(H)、また2画素開けて14画素目にLowレベル(L)という規則で信号が印加される。
【0050】
また、スイッチTFT4が閉状態、スイッチTFT1、2、3が開状態のとき、4画素目にLowレベル(L)、5画素目にHighレベル(H)、6画素開けて12画素目にLowレベル(L)、13画素目にHighレベル(H)という規則で信号が印加される。
【0051】
このように各スイッチTFT1、2、3、4が各々1回づつ閉状態となった後は、ドライバIC20のODD側がLowレベル(L)、EVEN側がHighレベル(H)となって再度スイッチTFT1、2、3、4の順に1回づつ閉状態となる。
【0052】
この周期では、各スイッチTFT1、2、3、4が先と同動作状態の場合と反対の極性の信号が対応する同じ画素に印加される。
【0053】
図9はドライバICの出力線1本を4本の入力線に分割する場合の各種信号のタイミングチャートである。すなわち、ドライバICにおけるODD、EVENは各々極性が異なるよう交互にHighレベル、Lowレベルを出力する。
【0054】
また、4つのスイッチTFTの開閉を行う信号S1〜S4は、ドライバICのODD、EVENの信号に同期してS1〜S4まで順にHighレベルとなり、スイッチTFT1〜4を順に閉状態にする。
【0055】
このスイッチTFT1〜4が順に閉状態となるのに同期して、入力線のR1がHighレベル、入力線G1がLowレベル、入力線B1がHighレベル、入力線R2がLowレベルとなる。同様に、スイッチTFT1〜4の閉状態に同期して、入力線G3がLowレベル、入力線R3がHighレベル、入力線B2がLowレベル、入力線G2がHighレベルとなる。
【0056】
このような動作を繰り返すことで、スイッチTFT1、2、3、4が各々閉状態となって1ラインの各画素に信号が印加されると、その1ラインのどの隣接画素においても各々の信号の極性を反転させることが可能となる。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の液晶表示装置によれば次のような効果がある。すなわち、ドライバ回路からHighレベル、Lowレベルの信号が交互に出力される場合において、1ラインの隣接画素に各々Highレベル、Lowレベルの信号を交互に印加することができ、時分割で信号を切り換える場合であっても完全なドット反転駆動を行うことが可能となる。これによって、液晶表示装置のフリッカを低減でき、各ラインごとのコントラストの差をなくすことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態における液晶表示装置を説明する概略構成図である。
【図2】表示部を説明する概略構成図である。
【図3】ドライバICを説明する概略構成図である。
【図4】TFTの構造例を説明する断面図である。
【図5】本実施形態の液晶表示装置のスイッチ回路の構成を説明する図である。
【図6】スイッチTFTによる信号の状態を説明する図である。
【図7】4分岐によるスイッチ回路の構成を説明する図である。
【図8】4分岐のスイッチTFTによる信号の状態を説明する図である。
【図9】4分岐の場合の各種信号のタイミングチャートである。
【図10】従来の液晶表示装置におけるドット反転駆動を説明する図である。
【図11】従来の液晶表示装置におけるドット反転駆動の信号の状態を説明する図である。
【符号の説明】
10…表示部、20…ドライバIC、21…水平シフトレジスタ回路、22…サンプリングスイッチ、23…レベルシフタ回路、24…メモリラッチ回路、25…デジタルアナログ変換回路、30…スイッチ回路、40…垂直シフトレジスタ回路
Claims (2)
- ドライバ回路の出力線から出力される信号を、画素の同じ行の並びに対応して設けられる複数の入力線のいずれかに切り替えるスイッチ回路を備えており、
前記スイッチ回路での信号の切り替えにより、前記ドライバ回路の出力線に対応した前記複数の入力線の単位における隣接する単位で隣り合わせとなる2本の入力線に相異なる極性の信号が同じ開閉タイミングで与えられる
ことを特徴とする電子機器。 - 複数の画素が配置される表示部と、
ドライバ回路の出力線から出力される信号を、前記表示部の画素の同じ行の並びに対応して設けられる複数の入力線のいずれかに切り替えるスイッチ回路とを備えており、
前記スイッチ回路での信号の切り替えにより、前記ドライバ回路の出力線に対応した前記複数の入力線の単位における隣接する単位で隣り合わせとなる2本の入力線に相異なる極性の信号が同じ開閉タイミングで与えられる
ことを特徴とする表示装置。
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