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JP4059282B2 - カセット及びテープ印字装置 - Google Patents

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JP4059282B2 JP2006195197A JP2006195197A JP4059282B2 JP 4059282 B2 JP4059282 B2 JP 4059282B2 JP 2006195197 A JP2006195197 A JP 2006195197A JP 2006195197 A JP2006195197 A JP 2006195197A JP 4059282 B2 JP4059282 B2 JP 4059282B2
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Description

本発明は、印字媒体としてのテープをテープスプールに収納し且つ印字ヘッドを有するプリンタに着脱自在に装着されるカセット及びそのカセットを装着するテープ印字装置に関するものである。
本願出願人は、テープ状のラベルを作成するのに好適なラベル作成用プリンタ(テープ印字装置)を実用化したが、このラベル作成用プリンタでは、多色印字可能とする為に、印字媒体としてのテープを収納しプリンタ(テープ印字装置)に着脱自在に装着されるテープカセットと、インクリボンを収納しテープカセットに着脱自在に装着されるリボンカセットとを有するテープ・リボン複合カセットを適用している。リボンカセットとしては色の異なるリボンを夫々収納した複数種のリボンカセットが適用される。
一方、特許文献1には、前記同様にテープ状のラベル作成の為のプリンタに適用される前記と同様のテープ・リボン複合カセットが記載されている。このテープ・リボン複合カセットにおいては、テープカセットにリボンカセットを装着して位置決めする為に、テープカセットにリボンカセットを装着するための収容開口部を形成し、リボンカセットの外周形状を収容開口部の周壁面と同様の形状に形成し、リボンカセットの外周壁面を収容開口部の周壁面で案内し位置規制して、テープカセットに対してリボンカセットを位置決めするように構成してある。
前記テープカセットとリボンカセットには、プリンタに装着したときに印字ヘッドを挿入するヘッド挿入部が形成され、このヘッド挿入部に挿入された印字ヘッドにリボンカセットから導出されたインクリボンが接触し、このインクリボンの外面側にテープカセットから導出されたテープが接触し、これらインクリボンとテープのうちの印字ヘッドとプラテン間に挟圧された部分に印字ヘッドにより印字が実行される。プラテンはテープカセットに装着されている。
実開平3−74956号公報
特許文献1に記載されたテープ・リボン複合カセットのように、リボンカセットの外周壁面を収容開口部の周壁面で案内し位置規制して、テープカセットに対してリボンカセットをほぼ位置決めすることはできる。しかし、リボンカセットをテープカセットの収容開口部に装着し得る為には、収容開口部の周壁面と、リボンカセットの外周壁面との間に微小の隙間が必要で、その微小隙間に起因するガタツキが生じるため、テープカセットに対するリボンカセットの位置決めの精度が低下し、印字品質が低下する。
本発明は、前記した従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、印字品質を安定させることができるカセット及びそのカセットを装着するテープ印字装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、請求項1に記載のカセットは、テープに印字する印字手段と前記テープを切断するための切断手段とを備えたテープ印字装置に装着されるカセットであって、周壁を有し下ケースと上ケースを備えたカセットケースと、前記カセットケース内に回転可能に支持されテープを巻回したテープスプールと、前記テープスプールから引き出されたテープを前記印字手段により印字が行われる印字位置を経由してカセットケースの外部に導くテープ搬送路と、前記印字位置から前記テープ搬送路にテープを搬送するテープ送りローラと、前記切断手段より前記テープ搬送方向の上流側であって、前記テープ搬送路の終端において前記カセットケースの周壁に形成され、前記印字手段により印字されたテープを前記カセットケースの外部に送り出すためのテープ排出部とを備え、前記テープ送りローラは前記テープ排出部のテープ搬送方向上流側にあり、該テープ送りローラはその最大径部がテープに接触してテープを搬送し、前記上ケースには前記テープ搬送ローラの最大径部が該上ケースよりも突出するように凹部が設けられ、前記テープ排出部の近傍であって前記カセットケースのテープ排出側の側壁に、その側壁面からテープ搬送方向の下流側に突出する段差部を設け、前記段差部の突出部分には、前記テープの幅方向と厚さ方向を規制する規制部と前記切断手段に近接させて前記テープ排出部のテープ排出端面を形成し、前記段差部は前記下ケース及び前記上ケースによって形成され、前記下ケースによって形成された該段差部の高さは前記テープの幅方向の上端の位置よりも低く構成されていることを特徴とするものである。
また、請求項2に記載のテープ印字装置は、請求項1に記載の前記カセットと、前記カセットが装着されるカセット装着部と、前記カセット装着部に配設されたサーマルヘッドとが装着されるカセット装着部を備えたことを特徴とするものである。
請求項1に記載のカセットによれば、テープに印字する印字手段と前記テープを切断するための切断手段とを備えたテープ印字装置に装着されるカセットであって、周壁を有し下ケースと上ケースを備えたカセットケースと、前記カセットケース内に回転可能に支持されテープを巻回したテープスプールと、前記テープスプールから引き出されたテープを前記印字手段により印字が行われる印字位置を経由してカセットケースの外部に導くテープ搬送路と、前記印字位置から前記テープ搬送路にテープを搬送するテープ送りローラと、前記切断手段より前記テープ搬送方向の上流側であって、前記テープ搬送路の終端において前記カセットケースの周壁に形成され、前記印字手段により印字されたテープを前記カセットケースの外部に送り出すためのテープ排出部とを備え、前記テープ送りローラは前記テープ排出部のテープ搬送方向上流側にあり、該テープ送りローラはその最大径部がテープに接触してテープを搬送し、前記上ケースには前記テープ搬送ローラの最大径部が該上ケースよりも突出するように凹部が設けられ、前記テープ排出部の近傍であって前記カセットケースのテープ排出側の側壁に、その側壁面からテープ搬送方向の下流側に突出する段差部を設け、前記段差部の突出部分には、前記テープの幅方向と厚さ方向を規制する規制部と前記切断手段に近接させて前記テープ排出部のテープ排出端面を形成し、前記段差部は前記下ケース及び前記上ケースによって形成され、前記下ケースによって形成された該段差部の高さは前記テープの幅方向の上端の位置よりも低く構成されているために、テープを確実に搬送することができ、テープの切断も安定するという効果を奏する。
請求項2に記載のテープ印字装置によれば、請求項1に記載のカセットと、前記カセットが装着されるカセット装着部と、前記カセット装着部に配設されたサーマルヘッドとが装着されるカセット装着部を備えるため、請求項1に記載のカセットの効果を奏したテープ印字装置を提供できる。
本実施形態は、印字媒体としてのテープに文字、記号、キャラクタを多色印字してテープ状のラベルを作成する、ラベル作成用プリンタに適用するテープ・リボン複合カセットに本発明を適用した場合の一例である。前記テープ・リボン複合カセットは、プリンタに着脱自在に装着されるテープカセットと、このテープカセットに着脱自在に装着されるリボンカセットとを含むものである。
最初に、ラベル作成用プリンタ1について簡単に説明する。
図1に示すように、このラベル作成用プリンタ1の上面部分にはキーボード2、液晶ディスプレイ3、カセットカバー4、カッターレバー5等が設けられ、印字機構10はカセットカバー4の下側に配置されている。カバーオープンレバー6を図1の右方向へスライドさせるとカセットカバー4が開くように構成してあり、カセットカバー4を開いた状態で印字機構10にテープカセット30を装着でき、そのテープカセット30にリボンカセット50を装着できる。
テープカセット30とリボンカセット50とは別体に構成され、テープカセット30を印字機構10に着脱自在に装着した状態で、そのテープカセット30にリボンカセット50を着脱自在に装着するように構成してあり、テープカセット30とリボンカセット50とを組み合わせたものがテープ・リボン複合カセット350である。
次に、印字機構10について簡単に説明する。
図2は、プリンタ1の印字機構10にテープカセット30とリボンカセット50とを装着してテープカセット30とリボンカセット50の内部が見える状態に部分的に横断した図であり、ローラホルダ11にプラテン12とサブローラ13とがローラホルダ11と一体的に枢支軸11aを中心として揺動するように設けられている。ローラホルダ11はカセットカバー4の開閉に応じて開閉揺動するように構成されている。そして、プラテン12の後側近傍位置には、縦向きに列設した例えば96個の発熱素子からなるサーマルヘッド14とこのサーマルヘッド14を保持するヘッドホルダ15とが設けられている。尚、サーマルヘッド14とヘッドホルダ15とが印字ヘッドに相当する。
図2、図3に示すように、テープカセット30には、印字媒体としてのテープ31がテープスプール32に巻回されて装着収納され、テープスプール32の後側付近から平面視ほぼコ字湾曲状のテープ案内路で案内されつつサーマルヘッド14の付近のテープ導出口19へ至り、そのテープ導出口19から開口80に導出されてサーマルヘッド14の前面へ導出され、テープカセット30のテープ送りローラ33とテープ送り用のサブローラ13とでテープカセット30の外部へ導出される。このように、テープスプール32から導出されるテープ31を開口80を通過するように導くテープ経路を備えている。
テープ31はテープスプール32に巻回され、テープつまみ34がテープスプール32に係合して一体的に回転するように構成してあるので、テープつまみ34を手動で回転させることによりテープ31を巻き戻すことができる。テープカセット30の前端部分の左右方向中央部には、サーマルヘッド14とヘッドホルダ15とを挿入する為のヘッド挿入部35が形成され、また、テープカセット30の中央部の右寄り部分には、リボンカセット50の本体部51を収容する有底の収容部36が形成されている。ヘッド挿入部35と収容部36の間には両者間を部分的に仕切る仕切り壁37が形成されている。
ヘッド挿入部35の前面部の左部にテープカセット30(テープ・リボン複合カセット350)の外周部に臨み且つプリンタ1に装着された状態でサーマルヘッド14に臨む開口80が形成され、また、前記テープ経路は開口80のうちのテープ搬送方向の上流側にテープ31を導出するテープ導出口19を有し、このテープ導出口19はテープ31の幅方向への上下移動を規制するように構成されている。
テープカセット30の前端部分のヘッド挿入部35の左側に、プリンタ1に設けられたサブローラ13と協動してテープ31を送るテープ送りローラ33が収容され、このテープ送りローラ33と対応するテープカセット30前側面部に凹部81が形成され、その凹部81にテープ送りローラ33の前端部を外部へ突出させるローラ突出口82が形成されている。これにより、テープカセット30をプリンタ1に装着した状態で、テープ送りローラ33とサブローラ13とでテープ31を確実に挟持して送ることができる。
また、図2、図7より明らかなようにテープ送りローラ33と対応するテープカセット30のテープ排出側側壁95にも凹部が形成され、その凹部底面から、テープ経路上のその下流側に向かって突出した段差部96を形成する。さらに、この段差部96の突出部分には、テープ31の幅方向と厚さ方向を規制する規制部97,99と受動刃17に近接したテープ排出端面98が形成される。したがって、テープ31は段差部96の突出部分と規制部97,99により、受動刃17に近接したテープ排出端面98まで確実に搬送される。
一方、リボンカセット50の本体部51はテープカセット30に形成された収容部36に遊嵌状に装着されるが、リボンカセット50はその上壁部52がテープカセット30の上面に覆いかぶさる状態に装着される。尚、図3は、テープカセット30を示し、図4はリボンカセット50を示し、図5はテープカセット30にリボンカセット50を装着したテープ・リボン複合カセット350を示す。リボンカセット50は、テープカセット30に対して水平方向と高さ方向とに位置決めされ、図示してない3個の爪を介して着脱可能に固定される。
図2、図4に示すように、リボンカセット50には、リボンスプール53に巻回されたインクリボン54が装着収納され、リボンガイド55〜58で案内されて開口85に導出されてサーマルヘッド14の前面へ導出され、案内ロッド59とリボンガイド60を経由して巻取りスプール61に巻取られる。このように、リボンスプール53から導出されるインクリボン54を開口85を通過するように導くインクリボン経路を備えている。巻取りスプール61の下部にはインクリボン54の緩み防止の為のクラッチバネ62が取付けてある。
リボンカセット50の前端部分の左部には、前記仕切り壁37とサーマルヘッド14とを挿入する為のヘッド挿入部63が形成されている。このヘッド挿入部63の前面部の左部にリボンカセット50(テープ・リボン複合カセット350)の外周部に臨み且つプリンタ1に装着された状態でサーマルヘッド14に臨む開口85が形成されている。ここで、開口85は、前壁と、この前壁とほぼ平行な後壁と、左右の側壁とを有する。
リボンカセット50の上壁部52には、1対のつまみ64が形成されているため、これらつまみ64を指で掴むことによりリボンカセット50を容易に着脱することができる。テープカセット30の上端面にリボンカセット50の上壁部52を当接させることによりテープカセット30に対するリボンカセット50の上下方向の位置が決められ、テープカセット30の3つの爪をリボンカセット50の3つの穴に係合させるとリボンカセット50がテープカセット30に着脱可能に固定される。
図2に示すように、プラテン12とサブローラ13とはローラホルダ11に装備され、カセットカバー4が閉じられると、それに連動してローラホルダ11が圧接側へ揺動し、テープ・リボン複合カセット350がプリンタ1に装着された状態で、プラテン12はサーマルヘッド14に圧接状態となり、開口80,85を通過するテープ31の部分とインクリボン54の部分がプラテン12とサーマルヘッド14の間に挟圧され、また、サブローラ13はテープ31を介してテープ送りローラ33に圧接状態となる。
サーマルヘッド14の前面に導出されたインクリボン54がサーマルヘッド14の前面に接触し、そのインクリボン54の前面にテープ31が重ねられ、これらインクリボン54とテープ31とはプラテン12によりサーマルヘッド14に押圧された状態でインクリボン54を介してテープ31に対してサーマルヘッド14によりドットパターンで文字列等が印字される。前記テープ経路とインクリボン経路のうち開口80,85における両経路部分がほぼ平行であって共線をなし、この両経路部分のテープ31とインクリボン54は互いに接触するようになっている。
印字されたテープ31の先端側部分は、カッターを構成する能動刃16と受動刃17の間を通って本体ケース7に形成されたスリット8から外部へ導出される。能動刃16は連結板18によりカッターレバー5に連結され、カッターレバー5を操作して能動刃16と受動刃17とでテープ31が切断される。
次に、テープカセット30にリボンカセット50を上方から装着する際および装着後に、テープカセット30に対してリボンカセット50を案内して位置決めする為の案内位置決め機構について説明する。図3〜図5に示すように、テープカセット30の後端部には縦向きの位置決めピン38が設けられ、テープカセット30の右端部には縦向きの位置決めピン39が設けられ、仕切り壁37の後端部には縦向きのリブ状の位置決め部40が設けられ、位置決めピン38,39の上端部はテーパー状に形成されている。
また、リボンカセット50には、位置決めピン38が微小隙間をもって係合する係合孔65を有する柱状部66と、位置決めピン39が前後方向に微小隙間をもって且つ左右方向に遊嵌状に係合する係合孔67を有する柱状部68と、位置決め部40が前後方向と左右方向とに精密に位置決め可能に係合する係合部69が設けられている。前記位置決め部40と係合部69は、サーマルヘッド14の後方に対応するように、ヘッド挿入部63の後端部に設けられている。
ここで、仮に、位置決めピン38,39が係合孔65,67に殆ど隙間無しに係合するように構成すれば、位置決め部40と係合部69とを省略しても、テープカセット30に対するリボンカセット50の位置決め精度を確保することが可能であるが、その場合には位置決めピン38,39と係合孔65,67との摺動抵抗が大きくなるので、テープカセット30に対してリボンカセット50を円滑に着脱できなくなる。
そこで、位置決めピン38を係合孔65に微小隙間をもって係合させ、位置決めピン39を係合孔67に前後方向に微小隙間をもって且つ左右方向に遊嵌状に係合させるように構成し、且つ、位置決め部40と係合部69により、サーマルヘッド14の付近におけるテープカセット30に対するリボンカセット50の前後方向と左右方向の位置決め精度を確保するように構成してある。それ故、リボンカセット50を着脱する際の摺動抵抗を小さくすることができるので、リボンカセット50を軽い着脱力で円滑に着脱できる。
サーマルヘッド14の付近におけるテープカセット30に対するリボンカセット50の前後方向の位置決め精度が低い場合には、テープカセット30に対してリボンカセット50を上方から装着する際に、テープ31の上端にインクリボン54の下端が引っ掛かってリボンジャムが発生する虞と印字品質が不安定化する虞があるが、位置決め部40と係合部69を介してサーマルヘッド14の付近におけるテープカセット30に対するリボンカセット50の前後方向の位置決め精度が確保されているので、前記のような問題は起こらない。
前記位置決めピン38,39はテープカセット30の上端面よりも突出しており、リボンカセット50を装着する際には、位置決めピン38,39に係合孔65,67を夫々係合させて水平方向に2次元的に位置決めしてから、リボンカセット50を装着するため、リボンカセット50の外周壁面がテープカセット30の収容部36の周壁面に殆ど接触することなく装着される。従って、従来のテープ・リボン複合カセットのように、リボンカセットの外周壁面とテープカセットの収容部の周壁面との接触を介して両者を位置決めするのと比較して円滑に装着できる。また、テープカセット30を印字機構10に装着した状態でリボンカセット50を着脱交換するので、リボンカセット50を円滑に着脱することができる。
図3に示す開口窓41は、テープ案内路上のテープ31を指で操作してテープ送りする為の開口であり、これと同様の開口窓が開口窓41と反対側の前側壁部にも形成されている。このテープ・リボン複合カセット350のリボンカセット50を交換することで複数色で印字することができるが、その場合に必要に応じてテープ31を巻き戻したりする関係上、前記のようなテープ送りの為の開口窓41が設けられている。
また、テープカセット30の1つの隅部には、複数の検出用作動子42が出没自在に付設してあり、印字機構10には、複数の検出用作動子42に対応する複数の検出スイッチ(図示略)であってそれら検出用作動子42を上方へ所定小ストローク押上げる複数の検出スイッチが設けられている。リボンカセット50の1つの隅部には、それら複数の検出用作動子42を選択的に押下作動させる1又は複数の作動部70と、押下作動させない1又は複数の逃し穴71とが形成され、作動部70で押下作動された検出用作動子42により、検出用スイッチが操作される。これらは、テープカセット30の種類(テープ31の種類)とリボンカセット50の種類(インクリボン50の種類)を検出する為に設けられた被検出部に相当するものである。
以上説明したテープ状ラベル作成用プリンタ1に適用するテープ・リボン複合カセット350においては、位置決めピン38,39、位置決め部40、係合孔65,67を有する柱状部66,68、係合部69からなる案内位置決め機構を設けたので、前記説明したように、テープカセット30にリボンカセット50を装着する際及び装着後に、テープカセット30に対してリボンカセット50を高精度に位置決めすることができる。
特に、位置決め部40と係合部69とで、ヘッド挿入部35,63に臨むインクリボン54とその外側近傍のテープ31とを離隔させる方向(つまり、後方)へテープカセット30に対してリボンカセット50を位置規制することができるから、リボンカセット50の装着の際に、テープ31の上端にインクリボン54の下端が干渉することがなく、リボンジャムが生じることがない。また、サーマルヘッド14の近傍におけるテープ31とインクリボン54の位置関係が一定の位置関係に保持されるため、印字品質が変動することもない。
更に、リボンカセット50の本体部51の外周壁が、テープカセット30の収容部36の周壁面に殆ど接触しないように構成してあり、位置決めピン38,39と係合孔65,67間の摺動抵抗も小さいので、テープカセット30に対してリボンカセット50を着脱する際に軽い着脱力で円滑に着脱することができる。
次に、前記実施形態に係るテープ・リボン複合カセット350の案内位置決め機構を部分的に変更した案内位置決め機構について、図6〜図8を参照して説明する。尚、変更してない構成要素のうちの主要なものについては、前記テープ・リボン複合カセット350と同様の符号を付して説明を省略する。この案内位置決め機構において、位置決めピン38,39、係合孔65,67、柱状部66,68については前記と同様である。
前記位置決め部40と係合部69に代えて、テープカセット30のヘッド挿入部35の後側近傍部において、収容部36の底壁部に、縦向きの小さな高さの位置決めピン45であって上端部がテーパー状の位置決めピン45が立設固定されている。そして、リボンカセット50の本体部51の下部のうちの前記位置決めピン45に対応する部分には、位置決めピン45が殆ど隙間無しに係合する係合穴75が形成されている。
従って、テープカセット30にリボンカセット50を装着していく途中の時点から、位置決めピン45が係合穴75に係合し、装着後にもその係合状態を保持する。それ故、サーマルヘッド14の近傍位置におけるテープカセット30に対するリボンカセット50の位置を高精度に設定することができるため、前記実施形態のテープ・リボン複合カセット350の案内位置決め機構と同様の作用・効果が得られる。
尚、前記案内位置決め機構は一例に過ぎず、位置決めピン、係合孔、位置決め部、係合部等の構造は適宜変更可能であり、位置決めピンや係合孔の配置場所も前記実施形態に限定されるものではない。その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を付加して実施し得ることは勿論である。
本発明の実施形態に係るラベル作成用プリンタの平面図である。 前記プリンタの印字機構とテープ・リボン複合カセットの平面図である。 テープカセットの斜視図である。 リボンカセットの斜視図である。 テープ・リボン複合カセットの斜視図である。 変更実施形態に係る印字機構とテープ・リボン複合カセットの平面図である。 図6のテープ・リボン複合カセットのうちのテープカセットの斜視図である。 図6のテープ・リボン複合カセットのうちのリボンカセットの斜視図である。
符号の説明
1 ラベル作成用プリンタ
30 テープカセット
31 テープ
16 能動刃
17 受動刃
95 側壁
96 段差部
97,99 規制部
98 テープ排出端面

Claims (2)

  1. テープに印字する印字手段と前記テープを切断するための切断手段とを備えたテープ印字装置に装着されるカセットであって、
    周壁を有し下ケースと上ケースを備えたカセットケースと、前記カセットケース内に回転可能に支持されテープを巻回したテープスプールと、前記テープスプールから引き出されたテープを前記印字手段により印字が行われる印字位置を経由してカセットケースの外部に導くテープ搬送路と、
    前記印字位置から前記テープ搬送路にテープを搬送するテープ送りローラと、
    前記切断手段より前記テープ搬送方向の上流側であって、前記テープ搬送路の終端において前記カセットケースの周壁に形成され、前記印字手段により印字されたテープを前記カセットケースの外部に送り出すためのテープ排出部とを備え
    前記テープ送りローラは前記テープ排出部のテープ搬送方向上流側にあり、該テープ送りローラはその最大径部がテープに接触してテープを搬送し、
    前記上ケースには前記テープ搬送ローラの最大径部が該上ケースよりも突出するように凹部が設けられ、
    前記テープ排出部の近傍であって前記カセットケースのテープ排出側の側壁に、その側壁面からテープ搬送方向の下流側に突出する段差部を設け、前記段差部の突出部分には、前記テープの幅方向と厚さ方向を規制する規制部と前記切断手段に近接させて前記テープ排出部のテープ排出端面を形成し
    前記段差部は前記下ケース及び前記上ケースによって形成され、前記下ケースによって形成された該段差部の高さは前記テープの幅方向の上端の位置よりも低く構成されていることを特徴とするカセット
  2. 請求項1に記載の前記カセットと、
    前記カセットが装着されるカセット装着部と、
    前記カセット装着部に配設されたサーマルヘッドと
    を備えたテープ印字装置。
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