JP4058942B2 - Discharge lamp lighting device - Google Patents
Discharge lamp lighting device Download PDFInfo
- Publication number
- JP4058942B2 JP4058942B2 JP2001401607A JP2001401607A JP4058942B2 JP 4058942 B2 JP4058942 B2 JP 4058942B2 JP 2001401607 A JP2001401607 A JP 2001401607A JP 2001401607 A JP2001401607 A JP 2001401607A JP 4058942 B2 JP4058942 B2 JP 4058942B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metal
- output line
- discharge lamp
- shield mesh
- housing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 103
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 13
- WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N lead(0) Chemical compound [Pb] WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 230000035882 stress Effects 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 2
- 230000006355 external stress Effects 0.000 description 2
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 2
- 230000001629 suppression Effects 0.000 description 2
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 2
- 238000002788 crimping Methods 0.000 description 1
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 229910000679 solder Inorganic materials 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は放電灯点灯装置に関するものであり、HIDバルブを用いた自動車の前照灯点灯装置に特に適するものである。
【0002】
【従来の技術】
図10に従来のHID点灯装置の構成を示す。図中、1はHIDバルブ点灯用ソケット部、2はシールドメッシュ、3は放電灯点灯用のインバータ回路を収納した金属製ケースボディである。シールドメッシュ2の内側にバルブ出力線は配線される。金属製ケースボディ3の上面を覆う金属製フランジ4には、バルブ出力線を接続するための出力コネクタ5が設けられており、バルブ出力線は輻射ノイズ低減用のシールドメッシュ2にて完全に覆われた状態でHIDバルブ点灯用ソケット部1に接続され、その一方の端部は出力コネクタ5に接続される。その際、出力コネクタ5はシールドメッシュ2と金属製フランジ4を機械的に接触させて嵌合させる構造となっている。この構造はバルブ出力線を出力コネクタ5に固定する機能と、シールドメッシュ2が電源グランドと電気的に接続される金属製ケースボディ3に接触し、アース接続される機能を一体化している。6は電源コネクタである。
【0003】
バルブ出力線を覆うシールドメッシュ2は出力コネクタ5を支点として自由に動く構造となっているが、金属製フランジ4からの出力線の高さ制約や抑制が要求されると、管理することが困難となる。また実使用時にHIDバルブ点灯用ソケット部1やシールドメッシュ2に振動など外的ストレスが継続負荷される際、シールドメッシュ2に覆われたバルブ出力線根元及び出力コネクタ5にもストレスが集中的に加わり、コネクタの変形、コネクタのリード端子の半田面クラックやシールドメッシュ2のほつれ、切断が生じる可能性がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来例で説明したように、HIDバルブ点灯用ソケット部1とインバータブロックの出力コネクタ5の間を、シールドメッシュ2にて完全に覆われたバルブ出力線にて接続されたHID点灯装置において、HIDバルブ点灯用ソケット部1及びシールドメッシュ2に外部からの振動などのストレスが継続負荷された際、出力コネクタ5及びシールドメッシュ2の根元にストレスが加わり、出力コネクタ5の変形、シールドメッシュ2のほつれ、切断の発生する可能性がある。また、金属製ケースボディ3からのシールドメッシュ2の高さ制約(固定範囲)や抑えが要求される際、その高さ管理や固定方法が別途必要となり、部品追加、コストアップにつながる。
【0005】
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、シールドメッシュに覆われた出力線を介してソケット部に電力供給する放電灯点灯装置において、外部からの振動など継続的負荷が加えられた際、出力線の導出部及びシールドメッシュの根元に加えられるストレスを低減し、またシールドメッシュの高さ制約や抑えなどの要求を満足し、さらに出力線の全てをシールドメッシュにて覆わない状態においても、輻射ノイズを増加させない構造を提案することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の放電灯点灯装置によれば、上記の課題を解決するために、図1に示すように、電源グランドと電気的に接続される金属製筐体(金属製ケースボディ3及び金属製フランジ4)と、この金属製筐体に内蔵された放電灯点灯用のインバータ回路と、このインバータ回路により点灯される放電灯を装着されるソケット部1と、前記インバータ回路の出力端から前記ソケット部1に配線される複数の出力線7と、前記複数の出力線7を覆うシールドメッシュ2とを備え、前記金属製筐体の表面には前記インバータ回路の出力端から前記複数の出力線7を引き出す出力線導出部を備え、前記シールドメッシュ2は前記金属製筐体表面の出力線導出部から引き出された出力線7が略最短で筐体表面に接触するまでの区間を除いて前記ソケット部1から前記筐体表面までの区間は前記出力線7を覆うと共に前記筐体表面に接触する部分を金属製固定治具8により前記筐体表面に固定されていることを特徴とするものである。
【0007】
請求項2の発明によれば、前記出力線導出部は、図1または図3に示すように、複数の出力線7を前記筐体表面に対して水平または垂直方向に引き出されるコネクタ5よりなることを特徴とするものである。
請求項3の発明によれば、前記出力線導出部から引き出された出力線7が略最短で筐体表面に接触するまでの区間が、図4及び図5に示すように、前記シールドメッシュ2よりも太さが細い第2のシールドメッシュ2’で覆われていることを特徴とするものである。
請求項4の発明によれば、前記金属製固定治具8は前記金属製筐体と電気的に接続されていることを特徴とするものである。
請求項5の発明によれば、前記ソケット部1は周囲を金属部材9により覆われており、この金属部材9の表面における前記シールドメッシュ2と接続される部分の近傍と放電灯を組み込む灯体の金属部との間が、図6に示すように、弾性を有する板状の金属製構造物12にて接続されていることを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
図1は本発明の実施形態1の全体構成を示す斜視図であり、図2は本実施形態の要部構成を示す側面図である。インバータ回路を収納する金属製筐体は、金属製ケースボディ3及びその蓋となる金属製フランジ4よりなる。バルブ出力線7は図1の構造では金属製フランジ4の表面に対して垂直方向に引き出されているが、図3に示すようにバルブ出力線7がフランジ4の表面に対して水平方向に引き出される構造であっても良い。金属製ケースボディ3には電源コネクタ6が設けられている。電源コネクタ6は、車載用バッテリーのような直流電源に接続される。金属製ケースボディ3は電源グランドと電気的に接続されている。また、金属製ケースボディ3と金属製フランジ4は電気的に接触しており、同一電位(共にグランド電位)である。フランジ4の表面には出力コネクタ5が設けられている。この出力コネクタ5から配線されるバルブ出力線7が、HIDバルブ点灯用ソケット部1と接続される。HIDバルブ点灯用ソケット部1はイグナイタ内蔵ソケットで構成されており、そのイグナイタ内蔵部分は金属製カバー9で覆われている。
【0009】
この実施形態では、出力コネクタ5から引き出されたバルブ出力線7が略最短(つまり実質的に最短)で筐体表面(ここではフランジ4の表面)に接触するまでの区間をバルブ出力線剥ぎ出し区間とし、それ以降のHIDバルブ点灯用ソケット部1までの全区間をシールドメッシュ2で覆う。シールドメッシュ2の一方の端部をソケット部1の金属製カバー9に接続し、他方のシールドメッシュ端部表面は金属製クランプ治具8でかしめてフランジ4の表面に接触させ、ネジなどで確実に固定させている。図中、Nはネジなどで固定する部分である。金属製クランプ治具8をかしめる部分は、バルブ出力線7の外被を傷つけることを防止するために、バルブ出力線7を覆うようにゴム製グロメットを被せて、その上にシールドメッシュ2を配置する。このように、出力コネクタ5から金属製クランプ治具8にて締結するシールドメッシュ端部までの間のバルブ出力線7をシールドメッシュ無しとすることにより、配線の太さを細くすることが可能となる。これにより、特にフランジ4より垂直方向にバルブ出力線7が配線される構造仕様においては、図2に示すように、フランジ4の表面からのバルブ出力線高さhを低く抑制することができる。
【0010】
また、シールドメッシュ端部に金属製クランプ治具8をかしめた構造により、その部分を電源グランドと電気的に接続されるケースボディ3、フランジ4のいずれかの箇所に接触させることにより、場所の規制なくシールドメッシュ2を安定電位に落とすことができる。すなわち、シールドメッシュ2と接続される金属製クランプ治具8は、フランジ4またはケースボディ3の一箇所以上、自由な場所を選んで、電源グランドと導通状態とすることができる。このように、金属製クランプ治具8がケースボディ3を介して電源グランドと導通状態であることにより、バルブ出力線7のすべてをシールドメッシュ2にて覆う場合と輻射ノイズ性能を同等にできる。さらにイグナイタ内蔵ソケット部1が外部より振動を受けた場合、シールドメッシュ端部を金属製クランプ治具8にてかしめ、フランジ4に固定した部分により外的ストレスを吸収して、バルブ出力線7の根元及びインバータの出力コネクタ5などに加わるストレスを低減させ、シールドメッシュ2や出力コネクタ5などの部品の破損を防止できる。
【0011】
なお、インバータブロックからバルブ出力線7を引き出す出力線導出部の構造は必ずしも出力コネクタ5のみに限定されるものではなく、例えば金属製筐体の表面に設けた貫通孔(開口部)から出力線が導出されているような構造であっても良い。また、金属製クランプ治具8の形状についても特に限定されるものではないが、例えば長手方向の両端(または一端)に固定用ネジの貫通孔を有する金属製のバンドをU字状(またはJ字状)に曲げてその凹部にシールドメッシュ2で覆われた出力線7を収納した状態で外側から加圧して、かしめるような構造などを用いることができる。
【0012】
(実施形態2)
図4は本発明の実施形態2の全体構成を示す斜視図であり、図5は本実施形態の要部構成を示す側面図である。この実施形態では、筐体表面の出力コネクタ5から引き出されたバルブ出力線7が略最短で筐体表面(ここではフランジ4の表面)に接触するまでの区間をバルブ出力線剥ぎ出し区間とせずに、第2のシールドメッシュ2’にて覆う構造としたことを特徴とする。第2のシールドメッシュ2’は金属製クランプ治具8に接触すると共にフランジ4の表面にも接触することにより電源グランドと電気的に接続状態とされる。その他の構成は図1及び図2の実施形態と同様であり、出力コネクタ5から引き出されたバルブ出力線7が略最短で筐体表面に接触するまでの区間を除いてHIDバルブ点灯用ソケット部1までの全区間は実施形態1と同様のシールドメッシュ2にて覆われている。ここで、第2のシールドメッシュ2’は、HIDバルブ点灯用ソケット部1までの残りの全区間を覆うシールドメッシュ2とは異なる編組が少なく端面の細い仕様のシールドメッシュを使用する。これにより、図5に示すようにフランジ表面からのバルブ出力線高さHを低く抑制することができる。図5の構造では、出力コネクタ5から引き出されたバルブ出力線7が第2のシールドメッシュ2’で覆われている分、図2の構造に比べるとフランジ表面からのバルブ出力線高さが若干高くなる(H>hとなる)が、第2のシールドメッシュ2’はHIDバルブ点灯用ソケット部1までの区間を覆うシールドメッシュ2よりも太さが細いので、バルブ出力線高さの増加は最小限に抑えることができる。その一方、輻射ノイズの低減効果については、第2のシールドメッシュ2’が金属製クランプ治具8やフランジ4の表面に接触しており、電源グランドと導通状態であることにより、バルブ出力線7のすべてをシールドメッシュにて覆う場合と同等の効果を期待できる。
【0013】
(実施形態3)
図6は本発明の実施形態3の要部構成を示す側断面図である。金属製筐体に収納されたインバータブロックについては図示を省略しているが、図1、図3、図4のいずれの構造のものを用いても良い。この実施形態では、HIDバルブ点灯用イグナイタ内蔵ソケット部1の周囲を覆う金属製カバー9の表面とHIDバルブ10を組み込む灯体11の金属部との間を、板やバネ状の金属製構造物12にて電気的に接続させている。その際、灯体11の金属部と金属製構造物12にて接続される金属製カバー9の接続位置は、シールドメッシュ2が接続される近傍とする。これにより灯体11の金属部をシールドメッシュ2、金属製フランジ4、金属製ケースボディ3を介して、電位の安定する電源グランドへ電気的に接続することができ、HIDバルブ10からの高周波輻射ノイズを低減させることができる。
【0014】
このように、HIDバルブ10を組み込む灯体11の金属部に取り付けられた、板やバネ状の金属製構造物12(リード線でないもの)を、イグナイタ内蔵ソケット部1の金属製カバー9のシールドメッシュ2の接続部に近い箇所に接触させることにより、その金属製構造物12が無い状態またはリード線によるアース接続を施した状態に比べて、特にFM放送の周波数帯域を含むVHF帯域(30〜300MHz)の輻射ノイズレベルを低減することが可能となる。
【0015】
この構造はバルブ10からの輻射ノイズを低減するために、灯体11の金属部を可能な限り最短距離にてインバータブロックの電源グランドへ接続し、灯体自身の電位を安定させることを目的とする。そのため、灯体11からの金属製構造物12は、電源グランドにつながるシールドメッシュ2が接続される部分に近い場所でイグナイタ内蔵ソケット部1の金属製カバー9に接触させることにより安定電位を確保することが可能となる。
【0016】
本発明者らは、図7に示すように、灯体11の金属部と金属製構造物12にて接続されるソケット部1の金属製カバー9の接続位置を▲1▼,▲2▼,▲3▼のように変えたときに、輻射ノイズレベルがどのように変化するかを測定した。その結果を表1に示す。この測定データによれば、イグナイタ内蔵ソケット部1の金属製カバー9におけるシールドメッシュ2の接続された部分により近い箇所に、灯体11の金属部に取り付けられた板状またはバネ状の金属製構造物12を接触させた場合、輻射ノイズレベルは低くなる(改善される)傾向となる。
【0017】
【表1】
【0018】
表1について説明すると、各接続位置▲1▼〜▲3▼における表中の値は雑音レベル低減率(%)であり、例えば、数値が70(%)であれば、リード線による灯体アース接続あり(基準)の状態より雑音レベル値が70%低減されることを意味する。雑音レベルはVHF帯域(30〜300MHz)を7つの帯域に分けて測定した。一例として、国内のFM放送の周波数帯域である70〜90MHzについての測定結果を説明すると、イグナイタ内蔵ソケット部1の金属製カバー9の下面(図7の▲1▼で示す位置)で接触させた場合には、リード線による灯体アース接続あり(基準)の状態より雑音レベル値が27.1%低減された。また、イグナイタ内蔵ソケット部1の金属製カバー9の側面下(図7の▲2▼で示す位置)で接触させた場合には、リード線による灯体アース接続あり(基準)の状態より雑音レベル値が46.7%低減された。また、イグナイタ内蔵ソケット部1の金属製カバー9の上面(図7の▲3▼で示す位置)で接触させた場合には、リード線による灯体アース接続あり(基準)の状態より雑音レベル値が50.0%低減された。
【0019】
他の周波数帯域についても、金属製構造物12によりイグナイタ内蔵ソケット部1の金属製カバー9と灯体11の金属部を接触させる位置を図7の▲1▼→▲2▼→▲3▼のように変化させると、雑音レベルの低減率が異なり、殆どの周波数帯域で、▲1▼よりは▲2▼、▲2▼よりは▲3▼の接続位置の方が雑音レベル低減効果が高いことが分かった。以上の実験結果を踏まえて、この実施形態では、図6に示すように、▲3▼の接続位置で板バネのような金属製構造物12を用いてイグナイタ内蔵ソケット部1の金属製カバー9と灯体11の金属部を接触させている。
【0020】
最後に、実施形態1〜3において、放電灯点灯装置を構成する回路について簡単に説明する。図8は放電灯点灯装置の全体構成を示すブロック図である。図中、13はインバータブロックであり、上述の金属製ケースボディ3と金属製フランジ4で構成された金属製筐体の内部に、入力部ノイズフィルタ14、DC/DCコンバータ15、矩形波インバータ16、出力部ノイズフィルタ17、昇圧回路(イグナイタ電源部)18を収納している。このインバータブロック13では、入力部ノイズフィルタ14を介してDC/DCコンバータ15により入力電圧(12〜14V)をランプ電圧(直流電圧85V)に昇圧する。この電圧を矩形波インバータ16により低周波矩形波電圧に変換し、出力部ノイズフィルタ17、イグナイタ内蔵ソケット1を介してHIDバルブ(高輝度放電ランプ)10に供給する。
【0021】
ここで、DC/DCコンバータ15と矩形波インバータ16の具体回路構成例を図9に示す。DC/DCコンバータ15は、フライバックトランスT1を備え、スイッチング素子Q1がONすることにより、直流電源EからフライバックトランスT1の1次巻線に電流i1を流し、スイッチング素子Q1がオフすると、フライバックトランスT1に蓄積されたエネルギーを、フライバックトランスT1の2次巻線からの電流i2としてダイオードD1を介してコンデンサC1及びコンデンサC1に並列に接続された負荷回路に供給する。これより昇圧された電圧V2(直流電圧85V)が発生する。このときのスイッチング素子Q1のスイッチング周波数はバルブ安定点灯時に約120KHzとする。さらに、この昇圧された電圧V2(直流電圧85V)を矩形波インバータ16により低周波矩形波電圧に変換する。DC/DCコンバータ15のスイッチング素子Q1と矩形波インバータ16のスイッチング素子Q2〜Q5は制御回路19によりON/OFFを制御されている。矩形波インバータ16では、スイッチング素子Q2,Q5がONでスイッチング素子Q3,Q4がOFFの状態と、スイッチング素子Q2,Q5がOFFでスイッチング素子Q3,Q4がONの状態とを約270Hzで切り替えることにより、低周波矩形波電圧を出力する。DC/DCコンバータ15の出力はイグナイタを通してHIDバルブ10の両端に供給されて、バルブ点灯可能となる。バルブ安定点灯時の各特性値は、ランプ電圧:85V、ランプ電流:0.41A、ランプ電力:35Wとなる。なお、図8と図9の回路構成は例示であり、これらに限定されるものではないことは言うまでもない。
【0022】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、金属製筐体表面の出力線導出部から引き出された出力線が略最短で筐体表面に接触するまでの区間はシールドメッシュで覆われていないので、金属製筐体から引き出される出力線の高さを低く抑えることができる。また、出力線の前記筐体表面に接触する部分を金属製固定治具により前記筐体表面に固定したので、ソケット部からの振動が出力線導出部や出力線の根元にストレスとして加わることを防止できる。
請求項2の発明によれば、シールドメッシュに振動等が加わっても金属製固定治具によりシールドメッシュを固定していることにより、出力線の露出した部分に振動が加わることを防止でき、この出力線につながるコネクタを保護することができる。
請求項3の発明によれば、金属製筐体表面の出力線導出部から引き出された出力線が略最短で筐体表面に接触するまでの区間は、ソケット部までの残りの区間を覆うシールドメッシュよりも太さが細い第2のシールドメッシュで覆われているので、金属製筐体から引き出される出力線の高さの増加を抑えながら、輻射ノイズを一層低減できる。
請求項4の発明によれば、前記金属製固定治具が前記金属製筐体と電気的に接続されているので、バルブ出力線のすべてをシールドメッシュにて覆う場合と輻射ノイズ性能を同等とすることができる。
請求項5の発明によれば、弾性を有する板状の金属製構造物にてソケット部の金属部材と、放電灯を組み込む灯体の金属部との間が接続されており、その接続位置をソケット部のシールドメッシュと接続される部分の近傍としたことにより、灯体の金属部を最短距離で安定電位に接続することができ、これにより輻射ノイズを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の全体構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施形態1の要部構成を示す側面図である。
【図3】本発明の実施形態1の一変形例の全体構成を示す斜視図である。
【図4】本発明の実施形態2の全体構成を示す斜視図である。
【図5】本発明の実施形態2の要部構成を示す側面図である。
【図6】本発明の実施形態3の要部構成を示す側断面図である。
【図7】本発明の輻射ノイズ低減効果に関する実験の説明のための斜視図である。
【図8】本発明の実施形態1、2、3の点灯装置のブロック回路図である。
【図9】本発明の実施形態1、2、3の点灯装置の具体回路図である。
【図10】従来例の斜視図である。
【符号の説明】
1 ソケット部
2 シールドメッシュ
3 金属製ケースボディ
4 金属製フランジ
5 出力コネクタ
6 電源コネクタ
7 バルブ出力線
8 金属製クランプ治具
9 金属製カバー[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a discharge lamp lighting device, and is particularly suitable for a vehicle headlamp lighting device using an HID bulb.
[0002]
[Prior art]
FIG. 10 shows a configuration of a conventional HID lighting device. In the figure, 1 is a socket part for lighting an HID bulb, 2 is a shield mesh, and 3 is a metal case body containing an inverter circuit for lighting a discharge lamp. A valve output line is wired inside the
[0003]
The
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
As described in the conventional example, in the HID lighting device in which the HID bulb
[0005]
The present invention has been made in view of the above points, and in a discharge lamp lighting device that supplies power to a socket part via an output line covered with a shield mesh, a continuous load such as external vibration is applied. The stress applied to the output line lead-out part and shield mesh root is reduced, the requirements for height restriction and suppression of the shield mesh are satisfied, and all the output lines are not covered with the shield mesh. The problem is to propose a structure that does not increase radiation noise.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
According to the discharge lamp lighting device of
[0007]
According to the invention of
According to the invention of
According to a fourth aspect of the present invention, the
According to the invention of
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
(Embodiment 1)
FIG. 1 is a perspective view showing the overall configuration of the first embodiment of the present invention, and FIG. 2 is a side view showing the main configuration of the present embodiment. The metal housing that houses the inverter circuit includes a
[0009]
In this embodiment, the valve output line is stripped from the section until the
[0010]
Further, the
[0011]
Note that the structure of the output line lead-out portion that pulls out the
[0012]
(Embodiment 2)
FIG. 4 is a perspective view showing the overall configuration of the second embodiment of the present invention, and FIG. 5 is a side view showing the main configuration of the present embodiment. In this embodiment, the section until the
[0013]
(Embodiment 3)
FIG. 6 is a side cross-sectional view showing the main configuration of
[0014]
In this way, the plate or spring-like metal structure 12 (not the lead wire) attached to the metal part of the
[0015]
This structure is intended to stabilize the electric potential of the lamp body by connecting the metal part of the
[0016]
As shown in FIG. 7, the present inventors set the connection position of the
[0017]
[Table 1]
[0018]
Referring to Table 1, the values in the tables at the connection positions (1) to (3) are the noise level reduction rate (%). For example, if the numerical value is 70 (%), the lamp body is grounded by the lead wire. This means that the noise level value is reduced by 70% from the state of connection (reference). The noise level was measured by dividing the VHF band (30 to 300 MHz) into seven bands. As an example, the measurement results for 70 to 90 MHz, which is the frequency band of domestic FM broadcasting, will be described. The contact is made on the lower surface of the
[0019]
In other frequency bands, the positions where the
[0020]
Finally, in
[0021]
Here, FIG. 9 shows a specific circuit configuration example of the DC /
[0022]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention, since the section until the output line drawn from the output line lead-out portion on the surface of the metal casing is in contact with the casing surface in the shortest time is not covered with the shield mesh, The height of the output line drawn from the housing can be kept low. In addition, since the portion of the output line that contacts the surface of the housing is fixed to the surface of the housing with a metal fixing jig, vibration from the socket portion is applied as stress to the output wire lead-out portion and the root of the output line. Can be prevented.
According to the invention of
According to the invention of
According to the invention of
According to invention of
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing an overall configuration of a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a side view showing the main configuration of the first embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a perspective view showing an overall configuration of a modification of the first embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a perspective view showing an overall configuration of a second embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a side view showing a main configuration of a second embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a side sectional view showing a main configuration of a third embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a perspective view for explaining an experiment relating to a radiation noise reduction effect of the present invention.
FIG. 8 is a block circuit diagram of the lighting device according to the first, second, and third embodiments of the present invention.
FIG. 9 is a specific circuit diagram of the lighting device according to the first, second, and third embodiments of the present invention.
FIG. 10 is a perspective view of a conventional example.
[Explanation of symbols]
1
Claims (5)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001401607A JP4058942B2 (en) | 2001-12-28 | 2001-12-28 | Discharge lamp lighting device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001401607A JP4058942B2 (en) | 2001-12-28 | 2001-12-28 | Discharge lamp lighting device |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003203517A JP2003203517A (en) | 2003-07-18 |
JP4058942B2 true JP4058942B2 (en) | 2008-03-12 |
Family
ID=27640222
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001401607A Expired - Fee Related JP4058942B2 (en) | 2001-12-28 | 2001-12-28 | Discharge lamp lighting device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4058942B2 (en) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5170769B2 (en) * | 2008-12-22 | 2013-03-27 | パナソニック株式会社 | Discharge lamp lighting device |
-
2001
- 2001-12-28 JP JP2001401607A patent/JP4058942B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003203517A (en) | 2003-07-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6967288B2 (en) | Shield cable method of manufacturing shield cable, and discharge lamp lighting device using shield cable | |
KR101384628B1 (en) | Electronic device | |
JP5608038B2 (en) | Filter circuit and lighting apparatus using the same | |
JP4058942B2 (en) | Discharge lamp lighting device | |
JP3598857B2 (en) | Discharge lamp lighting device | |
WO2006080131A1 (en) | Electronic ballast and illuminating device | |
CN103296878B (en) | Power converter and use the lighting device of this power converter | |
JP4341485B2 (en) | Discharge lamp lighting device | |
JP5967533B2 (en) | Lighting device | |
JP5170769B2 (en) | Discharge lamp lighting device | |
JP3300875B2 (en) | Lighting circuit for vehicle discharge lamps | |
JP2001284071A (en) | Discharge lamp lighting device and lighting equipment | |
JP3121595B1 (en) | Socket and discharge lamp lighting device | |
JP4428217B2 (en) | lighting equipment | |
JP5971592B2 (en) | Power supply device and vehicle headlamp using the same | |
US6670764B2 (en) | Discharge lamp unit with noise shields and noise control method for discharge lamp unit | |
JP2006179307A (en) | Lighting unit and lighting fixture containing the same | |
US20120256545A1 (en) | High-Pressure Discharge Lamp | |
JP2004146321A (en) | Fluorescent tube lighting fixture | |
US7211737B2 (en) | Installation substrate, method of mounting installation substrate, and bulb socket using installation substrate | |
JPS6037763Y2 (en) | lighting equipment | |
JP2006012603A (en) | Discharge lamp lighting device and luminaire | |
JPH0739058A (en) | Power cord with built-in filter | |
JP3552494B2 (en) | High pressure block | |
JP2002329593A (en) | Electric discharge lamp device |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040927 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070824 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070904 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20071127 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20071210 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101228 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101228 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111228 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121228 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121228 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131228 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |