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JP4058936B2 - ガセット袋 - Google Patents

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JP4058936B2
JP4058936B2 JP2001334914A JP2001334914A JP4058936B2 JP 4058936 B2 JP4058936 B2 JP 4058936B2 JP 2001334914 A JP2001334914 A JP 2001334914A JP 2001334914 A JP2001334914 A JP 2001334914A JP 4058936 B2 JP4058936 B2 JP 4058936B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガセット袋に係り、特には、羊羹、外郎、及びゼリーのように高温下で流動性であり且つ冷却することにより非流動性となる内容物の包装に利用するガセット袋に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、羊羹などの包装には、セロハン(PT)、溶融押出ポリエチレンフィルム(EXPE)、アルミニウム箔(AL)、及びメタクリル酸・エチレン共重合体シーラント(EMMA)をこの順に積層した構造の包装材料が使用されている。しかしながら、そのような包装材料はALを含んでいるため、羊羹中に金属異物が混入しているか否かを、包装後に金属探知機を用いて調べることができない。また、このような包装材料を寒冷な場所から屋内などの温暖な場所に移動させた場合、その表面に生じた結露はPTに吸収される。PTに吸収された水分は、シール時の加熱によって気化するため、PTとALとの間にバブリングを生じさせる。さらに、EMMAはシーラント臭が強い。このような理由から、羊羹などの包装には、上記包装材料に代わり、以下に説明するような非金属製包装材料が使用されつつある。
【0003】
現在使用されている非金属製包装材料は、例えば、ポリ塩化ビニリデンをコートした延伸ナイロンフィルム(K−ONy)とリニア低密度ポリエチレンフィルム(LLDPE)とを積層した構造や、二軸延伸ポリエステルフィルム(PET)、延伸ナイロンフィルム(ONy)、及びLLDPEをこの順に積層した構造を有している。このような包装材料を使用した場合、羊羹中への金属異物混入の有無を包装後に金属探知機を用いて調べることができ、また、バブリングやシーラント臭の問題も発生することがない。しかしながら、そのような非金属製包装材料には以下のような問題がある。
【0004】
ALを含んだ従来の包装材料を使用する場合、そのような包装材料で羊羹を包装した包装物品は、通常、80℃程度に加熱して流動状態とした羊羹を上記包装材料からなるガセット袋に充填し、その開口側端部のシールを行い、さらに、羊羹を冷却・非流動化することにより製造している。このような方法によると、美観に優れた包装物品を容易に得ることができる。
【0005】
これに対し、上記方法でALを含んだ包装材料の代わりに非金属製包装材料を使用した場合、ガセット袋の開口側端部をシールする際、開口から液面までの領域のみが変形する訳ではなく、それよりも底部側の領域までもが大きく変形する。そのため、流動性の羊羹の液面が上昇し、その結果、内容物がガセット袋から溢れたり、液噛シールを生ずることとなる。さらに、非金属製包装材料を使用した場合、通常、美観に優れた包装物品を得ることが困難である。
【0006】
また、一般に、非金属製包装材料は透明であるため、内容物の耐光性が低い場合、その光劣化が生じ易い。そのような光劣化は包装材料上に印刷層を設けることにより抑制可能であるが、印刷層による隠蔽には限度があり、また、商品表示などが制約を受ける。
【0007】
以上の問題は包装材料が金属層を含んでいない場合に特有な問題であるが、羊羹などの包装には、包装材料が金属層を含んでいるか否かに拘らず、さらに、以下の問題が存在している。
【0008】
ガセット袋に易開封性を付与するための技術として開封テープが知られているが、40℃以上に加熱して流動状態とした羊羹をガセット袋に充填する上記方法では、その充填の際に開封テープが包装材料から剥離・脱落するおそれがある。そのため、包装材料に一軸延伸フィルムなどを付加してガセット袋に易開封性を付与することが考えられるが、羊羹のように内容物が立体形状である場合には、一軸延伸フィルムの配向性に基づく易開封性が十分に発揮されないことが多く、しかも、包装材料の層構成が増加することから製造コストが高くなるという問題を生ずる。したがって、ガセット袋への易開封性の付与に開封テープを使用しつつ、流動状態とした羊羹を充填する際に開封テープが包装材料から剥離・脱落するのを防止する技術が望まれている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、40℃以上の高温下において流動性であり且つ冷却することにより非流動性となる内容物を流動状態で充填した際に開封テープの包装材料からの剥離や脱落を生じ難いガセット袋を提供することにある。
【0010】
本発明の他の目的は、高温下において流動性であり且つ冷却することにより非流動性となる内容物を流動状態で包装体に充填し、内容物を充填した包装体を封止し、包装体に充填した内容物を冷却することにより包装物品を製造するに当り、上記包装体として使用するガセット袋であって、非金属製包装材料を使用しながらも、液噛シールや内容物へのシーラント臭の移行が発生し難く、美観に優れた包装物品の製造を容易とする隠蔽性のガセット袋を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の一側面によると、40℃以上の第1温度において流動性であり且つ前記第1温度よりも低い第2温度とすることにより非流動性となる内容物を前記第1温度に加熱した状態で包装体に充填し、前記内容物を充填した前記包装体を封止し、前記包装体に充填した前記内容物を前記第2温度にまで冷却することにより包装物品を製造するに当り、前記包装体として使用するガセット袋であって、坪量が10乃至100g/m2の範囲内にある紙材料層と、ポリエチレンからなり且つ厚さが30μm乃至80μmの範囲内にある第1シーラント層と、前記紙材料層と前記第1シーラント層との間に介在したフィルム基材とを備えた非金属製包装材料、及び、テープ基材と前記テープ基材上に設けられた第2シーラント層とを備えた開封テープを具備し、前記包装材料は少なくとも一方の開口が封止され且つ前記第1シーラント層を前記フィルム基材に対して内側に配置した角筒を構成し、前記開封テープは前記第2シーラント層を前記第1シーラント層に接触させながら前記角筒の内周に沿って貼り巡らされ、前記第1シーラント層の材料と前記第2シーラント層の材料とは同系統の熱融着可能な樹脂であることを特徴とするガセット袋が提供される。
【0012】
お、ここで言う「非金属製包装体」は、金属層を含んでいない包装体を意味する。
【0013】
上記の通り、本発明の一側面では、第1シーラント層の材料と第2シーラント層の材料とは同系統の熱融着可能な樹脂である。すなわち、第1の側面では、例えば、第1シーラント層がポリオレフィン樹脂からなる場合、第2シーラント層もポリオレフィン樹脂からなる。ところで、従来の開封テープでは、そのシーラントに比較的低温で溶融するホットメルト接着剤を使用しており、そのため、流動状態にある40℃以上の内容物を充填した場合に剥離や脱落を生ずるおそれがあった。これに対し、本発明の一側面では、上記のように、開封テープのシーラントの材料として、包装材料のシーラントの材料と同系統の樹脂,すなわち、比較的融点の高い材料,を使用している。また、開封テープのシーラントと包装材料のシーラントとが同系統の熱融着可能な樹脂からなる場合、通常、それらの融点はほぼ等しい。そのため、本発明の一側面によると、40℃以上に加熱することにより流動状態とした内容物を充填する際に開封テープが包装材料から剥離或いは脱落するのを防止することができる。
【0014】
そして、本発明の一側面では、非金属製包装材料を紙材料層とフィルム基材とポリエチレンからなるシーラント層とをこの順に積層した層構成とするとともに、その紙材料層として坪量が10乃至100g/m2の範囲内にあるものを使用し、シーラント層の厚さを30μm乃至80μmの範囲内としている。一般に、樹脂層のみからなる包装材料はデッドホールド性が低いか或いは殆どないのに対し、坪量が上記範囲内にある紙材料層を含んだ包装材料は十分なデッドホールド性を有している。そのため、例えば、そのようなガセット袋を使用した場合、ガセット袋の開口側端部に予め所定の折目を設け、次いで、流動状態の内容物を充填し、その後、ガセット袋の開口側端部を予め設けておいた折目に従って折り畳み、その状態で封止することができる。このような方法によれば、開口側端部を折り畳む際にガセット袋の流体で満たされた部分が変形するのを抑制することができるため、液噛シールの発生を防止することができる。また、紙材料層を含んだ包装材料を使用することにより、ガセット袋に隠蔽性を付与することができる。さらに、ポリエチレンからなるシーラント層を使用しているため内容物へのシーラント臭の移行が発生し難く、また、その厚さを80μm以下としているため美観に優れた包装物品の製造が容易になる。
【0015】
本発明の一側面において、第1シーラント層の材料と第2シーラント層の材料との組み合わせは、ポリエチレンとポリエチレンとの組み合わせ又はポリエチレンとエチレン共重合体との組み合わせである。これら組み合わせを採用した場合、剥離や脱落を防止する上記効果が特に顕著に現れる。
【0016】
本発明の一側面において、上記角筒は包装材料の対向した一対の端部同士を合掌貼りすることにより筒状に形成されていてもよい。この場合、合掌貼りされた一対の端部は前記角筒の背面から突出した耳を構成し、開封テープの一端はその端縁が耳と角筒との境界と耳の端縁との間に位置するように合掌貼りされた一対の端部間に挟まれ、開封テープの他端は開封テープの一端から離間し且つ角筒の内面上に位置していてもよい。さらに、この場合、上記耳に、開封テープの上記一端を挟んで両側に位置し且つそれぞれ耳の端縁から耳と角筒との境界と耳の端縁との間の位置へと至る一対の切れ目が設けられていてもよい。また、本発明の一側面において、第1シーラント層の材料と第2シーラント層の材料との組み合わせが、ポリエチレンとエチレン共重合体との組み合わせである場合、上記エチレン共重合体は、アイオノマー、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸メチル共重合体、及びエチレン−メタクリル酸共重合体からなる群より選ばれる1種であってもよい。
【0017】
本発明の一側面において、フィルム基材は、延伸フィルムと、その少なくとも片面上に金属酸化物、金属窒化物、及び金属弗化物からなる群より選ばれる少なくとも1種の化合物を蒸着してなる蒸着層とを具備していてもよい。さらに、本発明の一側面において、包装材料は紙材料層上に印刷パターンをさらに備えていてもよい。
【0018】
本発明の一側面に係るガセット袋は、通常のガセット袋であってもよく或いは両側面に折目が設けられていない特種ガセット袋であってもよい。また、上記内容物は、第1温度において流動性であり且つ前記第1温度よりも低い第2温度とすることにより非流動性となるものであれば特に制限はなく、例えば、羊羹、外郎、及びゼリーなどを挙げることができる。なお、本発明の一側面において、第1の温度は、典型的には40乃至100℃の温度である。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図において、同様または類似する構成要素には同一の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
【0020】
図1(a)は、本発明の第1の実施形態に係るガセット袋を概略的に示す斜視図である。また、図1(b)は図1(a)に示すガセット袋を構成する包装材料を示す平面図であり、図1(c)は図1(b)に示す構造のA−A線に沿った断面図である。なお、図1(b)では、図1(a)に示すガセット袋の内面側から見て谷折りの折目を一点鎖線で示し、山折りの折目を破線で示している。また、図1(b)において、開口側端部や底部側端部の折目は省略されている。
【0021】
図1(a)に示すガセット袋1は、その側面に折目が設けられていない特種ガセット袋であって、包装材料11と開封テープ21とを有している。包装材料11は、フィルム基材12とシーラント層13とを積層した構造を有しており、一方の開口が封止された角筒部1aとその背面の貼り合わせ部である耳部1bとを構成している。一方、開封テープ21は、テープ基材22とシーラント層23とを積層した構造を有している。開封テープ21は、そのシーラント層23を包装材料11のシーラント層13に接触させながら角筒1aの内周に沿って巡らされており、その一端は耳部1bを構成する包装材料11の一対の端部に挟まれている。
【0022】
本実施形態では、シーラント層13の材料とシーラント層23の材料とは所定の組み合わせの中から選択される。すなわち、シーラント層13の材料とシーラント層23の材料とは、例えば、以下の表1に示す組み合わせの中から選択される。
【0023】
【表1】
Figure 0004058936
【0024】
従来の開封テープでは、そのシーラント層に比較的低温で溶融するホットメルト接着剤を使用しており、そのため、流動状態にある40℃以上の内容物を充填した場合に剥離や脱落を生ずるおそれがあった。これに対し、上記表1に示す材料はいずれも比較的融点が高く、それぞれの組を構成する一対の材料は融点がほぼ等しいか或いは完全に等しく互いに熱接着可能である。そのため、上記表1に示す組み合わせの中からシーラント層13の材料とシーラント層23の材料とを選択した場合、ガセット袋1に流動状態にある40℃以上の内容物を充填した際に開封テープ21が包装材料11から剥離或いは脱落するのを防止することができる。
【0025】
図1(a)に示すガセット袋1の角筒部1a及び耳部1bは、図1(b)に示す包装材料11の左右の端部同士を封筒貼りすることにより形成してもよいが、図1(b)に示す包装材料11の左右の端部同士を合掌貼りすることにより形成することが好ましい。後者の場合、密封性の観点で有利である。
【0026】
包装材料11の端部同士を合掌貼りして耳部1bを形成する場合、図2(a),(b)に示す構造を採用することが好ましく、図3に示す構造を採用することがより好ましい。
【0027】
図2(a)は図1(a)に示すガセット袋1で採用することが可能な構造の一例を概略的に示す斜視図であり、図2(b)は図2(a)に示す構造の断面図である。また、図3は、図1(a)に示すガセット袋1で採用することが可能な構造の他の例を概略的に示す斜視図である。
【0028】
図2(a),(b)に示す構造では、開封テープ21は、図2(b)に示すように、角筒部1aの内周に沿って時計回りに巡らされており、その一方の端縁は耳部1bと角筒部1aとの境界と耳部1bの端縁との間に位置し、他方の端縁は耳部1bと角筒部1aとの境界よりも手前に位置している。テープ基材22とシーラント層13とが直接接触した部分やテープ基材22同士が重なり合った部分では密着性が低いため、耳部1b内で開封テープ21のテープ基材22同士が重なり合った場合やテープ基材22とシーラント層13とが直接接触した部分が外部空間に通じている場合には十分な密封性が得られないことがある。これに対し、図2(a),(b)に示す構造では、耳部1b内で開封テープ21のテープ基材22同士が重なり合うことがなく、また、テープ基材22とシーラント層13とが直接接触した部分と外部空間との間にはシーラント層13同士が直接接触した部分が介在しているため、極めて高い密封性が実現される。
【0029】
図3に示す構造は、耳部1bに一対の切れ目2が設けられている点で図2(a),(b)に示す構造とは異なっている。図3に示す構造において、それら切れ目2は耳部1bと角筒部1aとの境界までは達していないため、このような構造を採用することにより、密封性を低下させることなく、さらに優れた易開封性を付与することができる。
【0030】
本実施形態において、ガセット袋1は、第2の実施形態で説明する通常のガセット袋及び特種ガセット袋のいずれであってもよい。また、ガセット袋1に設ける開封テープ21の本数に特に制限はなく、1本であっても複数本であってもよい。
【0031】
包装材料11は、フィルム基材12及びシーラント層13に加えて他の層を有し得る。例えば、包装材料11は、フィルム基材12のシーラント層13が設けられた面の裏面に、第2の実施形態で述べるような紙材料層を有していてもよい。
【0032】
また、包装材料11には、フィルム基材12とシーラント層13との間に接着剤層を設けることができる。同様に、開封テープ21にも、テープ基材22とシーラント層23との間に接着剤層を設けることができる。これら接着剤層には、例えば、ドライラミネート接着剤やノンソルベントラミネート接着剤などを用いることができる。
【0033】
フィルム基材12の材料に特に制限はなく、また、フィルム基材12の構造は単層構造及び積層構造のいずれであってもよい。例えば、フィルム基材12として、二軸延伸ポリエステルフィルムと延伸ナイロンフィルムとをドライラミネート接着剤層を介して積層したものや、第2の実施形態で説明するように、延伸プラスチックフィルム上に蒸着層を積層したものや、延伸プラスチックフィルム上に蒸着層及び被覆層を順次積層したものなどを使用することができる。
【0034】
また、テープ基材22としては、例えば、二軸延伸ポリエステルフィルムやナイロンフィルムナイロンテープなどを使用することができる。テープ基材22の幅は易開封性などに基づいて決定され、通常は2〜6mm程度である。また、テープ基材22の厚さはその強度などに基づいて決定され、例えば、25μm程度である。
【0035】
シーラント層13は、後述するようにフィルム基材12上に接着剤層を介してラミネートすることによって設けられてもよく、或いは、フィルム基材12上に溶融した樹脂を直接押出コーティングすることにより設けてもよい。同様に、シーラント層23は、テープ基材22上に接着剤層を介してラミネートすることによって設けられてもよく、或いは、テープ基材22上に溶融した樹脂を直接押出コーティングすることにより設けてもよい。
【0036】
シーラント層13,23に用いられるエチレン共重合体としては、例えば、アイオノマー、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸メチル共重合体、及びエチレン−メタクリル酸共重合体などを挙げることができる。
【0037】
上述したガセット袋1は、例えば、以下の方法で製造することができる。すなわち、まず、連続した包装材料11上にその流れ方向に沿って開封テープ21を配置するとともに、それらを互いに熱融着させる。次いで、包装材料11をその開封テープ21を熱融着させた面が内側になるように筒状に巻き、その端部同士を熱融着(合掌貼り)させる。その後、筒状とした包装材料11を折り曲げることにより角筒状とするとともに、その一方の開口側端部をガセットシールする。さらに、これを所定の寸法に裁断することによりガセット袋1を得る。
【0038】
また、このガセット袋1を用いた羊羹の包装は、例えば、以下の方法で行うことができる。すなわち、まず、80℃程度に加熱した流動状態の羊羹を上記のガセット袋1に充填する。次いで、ガセット袋1の開口側端部を折り畳むとともに封止する。さらに、ガセット袋1に充填した羊羹を冷却・非流動化することにより羊羹をガセット袋1で包装してなる包装物品が得られる。
【0039】
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
図4(a),(b)は、それぞれ、本発明の第2の実施形態に係るガセット袋の例を概略的に示す斜視図である。図4(a)に示すガセット袋1は両側面に折目が設けられた通常のガセット袋であり、図4(b)に示すガセット袋1は両側面に折目が設けられていない特種ガセット袋である。
【0040】
図5は、図4(a),(b)に示すガセット袋1を構成する非金属製包装材料11を概略的に示す断面図である。図5に示す非金属製包装材料11は、紙材料層14とフィルム基材12とシーラント層13とをこの順に積層した構造を有している。図4(a),(b)に示すガセット袋1は、この包装材料11をシーラント層13が紙材料層14に対して内側となるように袋状に形成してなる。
【0041】
図4(a),(b)に示すガセット袋1は、上記の通り、紙材料層14を含んだ非金属製包装材料11を使用しているため、隠蔽性に優れている。すなわち、これらガセット袋1によると、内容物の色が包装物品の外観に影響するのを防止することや、内容物が光劣化するのを防止することができる。
【0042】
また、図4(a),(b)に示すガセット袋1で使用する包装材料11において、紙材料層14の坪量は10〜100g/m2の範囲内にある。紙材料層14の坪量が低すぎる場合、包装材料11のデッドホールド性が不十分となることがある。他方、紙材料層14の坪量が高すぎる場合、包装材料11に折目をつけ難くなることがある。紙材料層14の坪量を上記範囲内とすることにより、包装材料11に容易に折目をつけることができ、しかも、十分なデッドホールド性が得られる。
【0043】
このような特性を有している包装材料11を使用した場合、デッドホールド性を殆ど有していない樹脂層のみからなる包装材料を使用した場合とは異なり、以下の方法で羊羹を包装することができる。すなわち、まず、ガセット袋1の開口側端部に、羊羹充填後の封止の際に必要な折目を設ける。次いで、加熱して流動状態とした羊羹をガセット袋1に充填する。その後、ガセット袋1の開口側端部を予め設けておいた折目に従って折り畳み、その状態で封止する。さらに、ガセット袋1内の羊羹を冷却・非流動化することにより包装物品を得る。この方法によれば、開口側端部を折り畳む際に、液面近傍の位置でガセット袋1が変形するのを抑制することができるため、液面の上昇を抑制することができる。したがって、液噛シールの発生を防止することができる。
【0044】
本実施形態では、シーラント層13の材料としてポリエチレンを使用する。シーラント層13の材料としてポリエチレンを使用した場合、メタクリル酸−エチレン共重合体を使用した場合とは異なり、内容物へのシーラント臭の移行は殆ど生じない。
【0045】
さらに、本実施形態において、シーラント層13の厚さは80μm以下である。シーラント層13が厚すぎる場合、封止後のガセット袋の形状,特には封止部及びその近傍の形状,が劣化し、包装物品の美観が損なわれる傾向にある。これに対し、シーラント層13の厚さが上記の上限値以下であれば、美観に優れた包装物品を容易に製造することができる。
【0046】
本実施形態において、ガセット袋1の背面における包装材料11の貼り合わせは、合掌貼りによって為されてもいてもよく、或いは、封筒貼りによって為されていてもよい。
【0047】
本実施形態において、紙材料層14の坪量は30〜70g/m2の範囲内にあることが好ましい。紙材料層14の坪量を上記範囲内とすることにより、包装材料11により容易に折目をつけることができるのに加え、より高いデッドホールド性が得られる。
【0048】
紙材料層14としては、例えば、純白ロール紙、クラフト紙、薄葉紙、及び塗工紙などを用いることができる。また、紙材料層14として不織布なども用いることもできる。さらに、紙材料層14として、それらの積層体を使用することも可能である。
【0049】
フィルム基材12は、例えば、延伸プラスチックフィルム上に蒸着層を積層した構造、或いは、延伸プラスチックフィルム上に蒸着層及び被覆層を順次積層した構造を有する。このような構成のフィルム基材12は、水蒸気や酸素などの侵入を防ぐガスバリア性に優れている。
【0050】
延伸プラスチックフィルムの材料としては、例えば、ポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレートやポリブチレンテレフタレートやポリエチレンナフタレートなどのポリエステル、ナイロン−6やナイロン−66などのポリアミド、ポリ塩化ビニル、ポリイミド、及びこれらの共重合体などを挙げることができる。
【0051】
蒸着層の材料としては、例えば、珪素、アルミニウム、チタン、ジルコニウム、錫のような金属の酸化物、窒化物、弗化物、及びそれらの混合物などを挙げることができる。この蒸着層は、真空蒸着法、スパッタリング法、プラズマ気相成長法(CVD法)などの真空プロセスにより形成することができる。また、この蒸着層は、通常、100〜800Å程度の厚さに形成する。
【0052】
被覆層は、(a)水溶性高分子と、(b)1種以上の金属アルコキシド及び/またはその加水分解生成物と塩化錫との少なくとも一方とを含む水系溶液(水溶液や水/アルコール混合溶液)を主剤としたコーティング剤を用いて形成することができる。例えば、被覆層は、水溶性高分子と塩化錫との水系溶液、或いは、この水系溶液に金属アルコキシド及び/またはその加水分解生成物を混合してなる溶液を、延伸プラスチックフィルム上に形成した蒸着層上に、ディッピング法、ロールコーティング法、スクリーン印刷法、スプレー法などのような方法でコーティングし、さらに、加熱・乾燥することにより得ることができる。被覆層は、通常、乾燥後の厚さが0.01〜100μm程度となるように形成する。
【0053】
被覆層を形成するのに用いられる水溶性高分子としては、例えば、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、デンプン、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、アルギン酸ナトリウムなどを挙げることができる。また、金属アルコキシドは、一般式:M(OR)nで表されるものであり、例えば、テトラエトキシシランやトリイソプロポキシアルミニウムなどを挙げることができる。なお、上記一般式中、MはSiやTiやAiやZrなどの金属を示し、RはCH3やC25などのアルキル基を示している。
【0054】
被覆層は、上記の成分に加え、イソシアネート化合物、シランカップリング剤、分散剤、安定化剤、粘度調整剤、着色剤などの公知の添加剤を、フィルム基材12のバリア性を損なわない範囲内で含有することができる。
【0055】
シーラント層13は、ヒートシール性を有する樹脂フィルムである。シーラント層13は、後述するようにフィルム基材12上に接着剤層を介してラミネートすることによって設けられてもよく、或いは、フィルム基材12上に溶融した樹脂を直接押出コーティングすることにより設けてもよい。
【0056】
シーラント層13の厚さは80μm以下であることが好ましい。シーラント層13の厚さが上記の上限値以下である場合、美観に優れた包装物品をより容易に製造することができる。また、シーラント層13の厚さは30μm以上であることが好ましい。シーラント層13の厚さが上記の下限値以上である場合、ピンホールを防止することができ、高い密封性を実現することができる。
【0057】
上述した包装材料11には、紙材料層14とフィルム基材12との間やフィルム基材12とシーラント層13との間に接着剤層15,16を設けることができる。これら接着剤層15,16には、例えば、ドライラミネート接着剤やノンソルベントラミネート接着剤などを用いることができる。
【0058】
また、上述した包装材料11の紙材料層14上は、印刷層として、インキ層17や不透明ニス層18などを設けることができる。このような印刷層を設けることにより、様々な表示が可能となるのに加え、隠蔽性をさらに向上させて、内容物の色が包装物品の外観に影響するのを防止することや、遮光性を高めることができる。
【0059】
以上説明した第1及び第2の実施形態に係る技術は、互いに組み合わせることができる。すなわち、第1の実施形態で説明したガセット袋1において、第2の実施形態で説明した包装材料11を使用することができる。この場合、第1の実施形態で説明した効果及び第1の実施形態で説明した効果の双方を得ることができる。
【0060】
また、第1及び第2の実施形態では、内容物が羊羹である場合について説明したが、内容物は外郎やゼリーなどのように高温下で流動性であり且つ冷却することにより非流動性となるものであれば、上述したのと同様の効果を得ることができる。
【0061】
【実施例】
以下、本発明の実施例について説明する。
【0062】
(例1)
図6は、例1で使用した包装材料を示す平面図である。なお、図6において、包装材料11はそのシーラント層13側から描かれている。図6に示す包装材料11には開封テープ21が熱融着されており、包装材料11の右側端縁には開封テープ21の一端を挟むように一対の切れ目2が設けられている。
【0063】
本例では、図6に示す包装材料11及び開封テープ21を用い、以下に説明する方法により、ガセット袋1で羊羹を包装してなる包装物品を製造した。すなわち、まず、この包装材料11を一点鎖線で示す位置で山折りし且つ破線で示す位置で谷折りするとともに左右の端部同士を合掌貼りして角筒を形成し、さらに、この角筒の一方の開口を封止して、開封テープ21を有し且つ側面に折目が設けられた通常のガセット袋1を形成した。
【0064】
次に、80℃に加熱した流動状態の羊羹を上記のガセット袋1に充填した。次いで、ガセット袋1の開口側端部を折り畳むとともに熱融着させて封止した。さらに、ガセット袋1内の羊羹を冷却することにより非流動化させた。
【0065】
なお、本例では、フィルム基材12として、厚さ12μmの二軸延伸ポリエステルフィルム(PET)と厚さ15μmの延伸ナイロンフィルムとをドライラミネート接着剤で貼り合わせてなる積層体を使用し、シーラント層13はドライラミネート接着剤を用いてフィルム基材12の延伸ナイロンフィルムに接着した。また、開封テープ21の幅は4mmとし、テープ基材22としては、厚さ25μmの二軸延伸ポリエステルフィルム(PET)を使用した。さらに、シーラント層13,23には以下の表2に示す材料を使用した。その他の寸法は、図6に記載の通りである。
【0066】
以上の方法で、シーラント層13の材料とシーラント層23の材料との組み合わせが互いに異なるサンプル[1]〜[15]をそれぞれ200個づつ作製した。その後、これらサンプル[1]〜[15]について、開封シール21の状態を観察し、さらに、開封試験を行った。それら結果を以下の表2に併せて示す。
【0067】
なお、表2において、「接着」は開封テープ21が包装材料11から剥離も脱落もしていなかったものの個数を示し、「一部剥離」は開封テープ21が包装材料11から部分的に剥離したものの個数を示し、「脱落」は開封テープ21が包装材料11から完全に脱落したものの個数を示している。また、「開封可」は何等問題を生ずることなく開封できたものの個数を示し、「開封不可」は開封途中でテープ切れや抜けが発生したものの個数を示している。さらに、表2において、「LLDPE」はリニア低密度ポリエチレンを示し、「EX−LDPE」は溶融押出低密度ポリエチレンを示し、「EVA」はエチレン−酢酸ビニル共重合体を示し、「EMAA」はメタクリル酸−エチレン共重合体を示し、「CPP」は無延伸ポリプロピレンを示し、「ホットメルト」はEVAを主体とする融点60℃のホットメルト接着剤を示している。
【0068】
【表2】
Figure 0004058936
【0069】
上記表2に示すように、サンプル[1]〜[4],[7],[11]〜[13]では、羊羹の熱による包装材料11からの開封テープ21の剥離や脱落は全く生じず、また、開封の際に不都合を生ずることも全くなかった。
【0070】
(例2)
以下の表3に示す層構成のサンプル(1)〜(8)を準備した。なお、表3では、シーラント層を右側に示している。また、表3において、「インキ」は白の全面ベタ刷り印刷を示し、「DRY」はドライラミネート接着剤層を示し、「NS」はノンソルベント接着剤層を示し、「GL−AE」は凸版印刷株式会社製のGL−AEフィルム(厚さ12μmの二軸延伸ポリエステルフィルムの一主面に酸化アルミニウム蒸着層を設けたもの)を示し、「LLDPE」はリニア低密度ポリエチレン層を示し、「不織布」は大王製紙株式会社製の湿式不織布であるWT−4(パルプ層とパルプと化学繊維とを含有した層との二層構造を有し、化学繊維を含有した面がヒートシール性を有している)を示し、「EXPE」は押出溶融ポリエチレン層を示し、「AL」はアルミニウム箔を示し、「EMAA」はメタクリル酸−エチレン共重合体層を示し、「K−ONy」はポリ塩化ビニリデンをコート下延伸ナイロンフィルムを示し、「PT#300」はセロハンである。
【0071】
【表3】
Figure 0004058936
【0072】
次に、上記サンプル(1)〜(8)を用いて図7に示す寸法の特種ガセット袋1をそれぞれ作製し、それらガセット袋1を通函に入れて冬の屋外(5℃)に2時間放置した。次いで、中粘度充填機を用いて、それらガセット袋1に80℃に加熱した流動状態の羊羹を充填し、さらに、ガセット袋1の開口を封止した。ガセット袋1内の羊羹を冷却・非流動化した後、得られた包装物品の形状などの評価を行った。なお、包装物品は各サンプル毎に100個作製し、それら全てについて評価を行った。評価結果を以下の表4に示す。
【0073】
【表4】
Figure 0004058936
【0074】
上記表4に示すように、サンプル(1)〜(3)を用いた場合、液噛シールや羊羹へのシーラント臭の移行は全く発生せず、また、製品形状,特には羊羹充填後に封止した開口部の折込形状,の劣化を生ずることもなかった。さらに、サンプル(1)〜(3)を用いた場合、金属探知機を使用することや十分な隠蔽性を得ることができた。
【0075】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、包装材料のシーラント層の材料と開封テープのシーラント層の材料とに同系統の熱融着可能な樹脂を使用するため、40℃以上に加熱することにより流動状態とした内容物を充填する際に開封テープが包装材料から剥離或いは脱落するのを防止することができる。また、本発明では、非金属製包装材料を所定の坪量を有する紙材料層とフィルム基材と所定の厚さのポリエチレンからなるシーラント層とをこの順に積層した層構成としているため、液噛シールの発生を防止すること、ガセット袋を隠蔽性とすること、内容物へのシーラント臭の移行を防止すること、及び、美観に優れた包装物品の製造を容易とすることができる。
【0076】
すなわち、本発明によると、40℃以上の高温下において流動性であり且つ冷却することにより非流動性となる内容物を流動状態で充填した際に開封テープの包装材料からの剥離や脱落を生じ難いガセット袋が提供される。また、本発明によると、高温下において流動性であり且つ冷却することにより非流動性となる内容物を流動状態で包装体に充填し、内容物を充填した包装体を封止し、包装体に充填した内容物を冷却することにより包装物品を製造するに当り、上記包装体として使用するガセット袋であって、非金属製包装材料を使用しながらも、液噛シールや内容物へのシーラント臭の移行が発生し難く、美観に優れた包装物品の製造を容易とする隠蔽性のガセット袋が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第1の実施形態に係るガセット袋を概略的に示す斜視図、(b)は(a)に示すガセット袋を構成する包装材料を示す平面図、(c)は(b)に示す包装材料のA−A線に沿った断面図。
【図2】(a)は本発明の第1の実施形態に係るガセット袋で採用することが可能な構造の一例を概略的に示す斜視図、(b)は(a)に示す構造の断面図。
【図3】本発明の第1の実施形態に係るガセット袋で採用することが可能な構造の他の例を概略的に示す斜視図。
【図4】(a),(b)は、それぞれ、本発明の第2の実施形態に係るガセット袋の例を概略的に示す斜視図。
【図5】本発明の第2の実施形態に係るガセット袋を構成する非金属製包装材料を概略的に示す断面図。
【図6】例1で使用した包装材料を示す平面図。
【図7】例2で作製したガセット袋を概略的に示す斜視図。
【符号の説明】
1…ガセット袋
1a…角筒部
1b…耳部
2…切れ目
11…包装材料
12…フィルム基材
13…シーラント層
14…紙材料層
15,16…接着剤層
17…インキ層
18…不透明ニス層
21…開封テープ
22…テープ基材
23…シーラント層

Claims (8)

  1. 40℃以上の第1温度において流動性であり且つ前記第1温度よりも低い第2温度とすることにより非流動性となる内容物を前記第1温度に加熱した状態で包装体に充填し、前記内容物を充填した前記包装体を封止し、前記包装体に充填した前記内容物を前記第2温度にまで冷却することにより包装物品を製造するに当り、前記包装体として使用するガセット袋であって、
    坪量が10乃至100g/m2の範囲内にある紙材料層と、ポリエチレンからなり且つ厚さが30μm乃至80μmの範囲内にある第1シーラント層と、前記紙材料層と前記第1シーラント層との間に介在したフィルム基材とを備えた非金属製包装材料、及び、テープ基材と前記テープ基材上に設けられた第2シーラント層とを備えた開封テープを具備し、
    前記包装材料は少なくとも一方の開口が封止され且つ前記第1シーラント層を前記フィルム基材に対して内側に配置した角筒を構成し、前記開封テープは前記第2シーラント層を前記第1シーラント層に接触させながら前記角筒の内周に沿って貼り巡らされ、
    前記第1シーラント層の材料と前記第2シーラント層の材料とは同系統の熱融着可能な樹脂であることを特徴とするガセット袋。
  2. 前記第1シーラント層の材料と前記第2シーラント層の材料との組み合わせは、ポリエチレンとポリエチレンとの組み合わせ又はポリエチレンとエチレン共重合体との組み合わせであることを特徴とする請求項1に記載のガセット袋。
  3. 前記角筒は前記包装材料の対向した一対の端部同士を合掌貼りすることにより筒状に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のガセット袋。
  4. 前記合掌貼りされた一対の端部は前記角筒の背面から突出した耳を構成し、
    前記開封テープの一端はその端縁が前記耳と前記角筒との境界と前記耳の端縁との間に位置するように前記合掌貼りされた一対の端部間に挟まれ、
    前記開封テープの他端は前記開封テープの前記一端から離間し且つ前記角筒の内面上に位置したことを特徴とする請求項3に記載のガセット袋。
  5. 前記耳に、前記開封テープの前記一端を挟んで両側に位置し且つそれぞれ前記耳の端縁から前記耳と前記角筒との境界と前記耳の端縁との間の位置へと至る一対の切れ目が設けられたことを特徴とする請求項4に記載のガセット袋。
  6. 前記第1シーラント層の材料と前記第2シーラント層の材料との組み合わせは、ポリエチレンとエチレン共重合体との組み合わせであり、
    前記エチレン共重合体は、アイオノマー、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸メチル共重合体、及びエチレン−メタクリル酸共重合体からなる群より選ばれる1種であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のガセット袋。
  7. 前記フィルム基材は、延伸フィルムと、前記延伸フィルムの少なくとも片面上に金属酸化物、金属窒化物、及び金属弗化物からなる群より選ばれる少なくとも1種の化合物を蒸着してなる蒸着層とを具備したことを特徴とする請求項1に記載のガセット袋。
  8. 前記包装材料は前記紙材料層上に印刷パターンをさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載のガセット袋。
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