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JP4056158B2 - レンズ用成形金型 - Google Patents

レンズ用成形金型 Download PDF

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JP4056158B2
JP4056158B2 JP1634599A JP1634599A JP4056158B2 JP 4056158 B2 JP4056158 B2 JP 4056158B2 JP 1634599 A JP1634599 A JP 1634599A JP 1634599 A JP1634599 A JP 1634599A JP 4056158 B2 JP4056158 B2 JP 4056158B2
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/26Moulds
    • B29C45/33Moulds having transversely, e.g. radially, movable mould parts
    • B29C45/332Mountings or guides therefor; Drives therefor

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、長尺の光学用レンズを成形する金型に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、レーザービームプリンタの開発が盛んになり、長尺の光学用レンズが求められている。図6,図7に示すように、一般に、上記のような光学用レンズ61は、レンズ本体62と、レンズ本体62の幅方向の両側部に形成された側部リブ63a,63bと、レンズ本体62の長さ方向の両端部に形成された端部リブ64とで構成されている。上記レンズ本体62には、一方のレンズ面65と他方のレンズ面66とが表裏で対向して形成されている。また、光学用レンズ61の長さ方向の中央部Cにおいて、一方のレンズ面65から側部リブ63a,63bの一端部までの高さHが最も高く形成されている。
【0003】
上記光学用レンズ61は、従来、図8,図9に示すような成形金型70によって成形されている。すなわち、一対の固定入れ子71と可動入れ子72と、これら両入れ子71,72間に形成されたキャビティ空間73と、金型70の開閉方向Aと直交する方向Bに開閉自在な一対のスライドコア74a,74bと、上記キャビティ空間73内の圧力によって両スライドコア74a,74bが開くのを防止する一対のロッキングブロック75a,75bと、金型70の開閉に伴って上記両スライドコア74a,74bを互いに離間する方向へ移動させて開く一対のアンギュラーピン76a,76bとが具備されている。
【0004】
尚、上記固定入れ子71は固定側プレート77に設けられ、可動入れ子72は可動側プレート78に設けられている。また、上記各アンギュラーピン76a,76bはそれぞれロッキングブロック75a,75bに傾斜して設けられている。また、アンギュラーピン76a,76bの先端部は、各スライドコア74a,74bに形成された傾斜孔79に挿通され、さらに可動側プレート78に形成された孔部80に挿入されている。また、上記スライドコア74a,74bには第1テーパー面81が形成され、上記ロッキングブロック75a,75bには、上記第1テーパー面81に対向しかつ金型70を閉じた際に背板82を介してスライドコア74a,74bを閉方向へ移動させる第2テーパー面83が形成されている。
【0005】
また、上記キャビティ空間73は上記一対の入れ子71,72と一対のスライドコア74a,74bとで囲まれて形成されており、レンズ本体62の一方のレンズ面65は固定入れ子71の先端面で形成され、レンズ本体62の他方のレンズ面66は可動入れ子72の先端面で形成され、一方の側部リブ63aの外面は一方のスライドコア74aの内側面で形成され、他方の側部リブ63bの外面は他方のスライドコア74bの内側面で形成される。
【0006】
これによると、図8に示すように、金型70を閉じることによって、可動側プレート78と共に可動入れ子72が閉方向へ移動するとともに、傾斜孔79の内周面が両アンギュラーピン76a,76bの外周面に摺接しながら閉方向へ案内されるため、両スライドコア74a,74bが接近して閉じ、この際、第1テーパー面81が背板82を介して第2テーパー面83によって押圧される。これにより、キャビティ空間73内に射出された成形樹脂(成形材料)が圧縮されて長尺の光学用レンズ61が成形される。
【0007】
その後、図9に示すように、金型70を開くことによって、可動側プレート78と共に可動入れ子72が開方向へ移動すると同時に、傾斜孔79の内周面が両アンギュラーピン76a,76bの外周面に摺接しながら開方向へ案内されるため、両スライドコア74a,74bが離間して開く。
【0008】
これにより、キャビティ空間73内で成形された光学用レンズ61は、可動入れ子72に保持された状態で、固定入れ子71から離型する。また、両スライドコア74a,74bは光学用レンズ61の両側方へ離型する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記の従来形式では、図7に示すように、光学用レンズ61の両側部リブ63a,63bに内側へ向いた収縮力Fが生じるため、図9に示すように、金型70を開いて、固定入れ子71を光学用レンズ61から離型する際の抵抗が増大する。このような離型時の抵抗は、図7に示すように、一方のレンズ面65から側部リブ63a,63bの一端部(すなわち、側部リブ63a,63bの、固定入れ子71側の端部)までの高さHが最も高い光学用レンズ61の中央部Cで最も大きくなり、光学用レンズ61の長さ方向の両端部Eほど減少する。
【0010】
したがって、金型70を開いて離型する際の抵抗により、光学用レンズ61の中央部Cが両端部Eに比べて固定入れ子71側に引き上げられ、その結果、図6の仮想線で示すように、光学用レンズ61の中央部Cが金型70の開閉方向Aへ反って変形してしまうといった問題がある。
【0011】
本発明は、このようなレンズ用成形金型において、金型を開いて離型する際、キャビティ空間内で成形されたレンズが変形するのを防止することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明のレンズ用成形金型においては、両スライドコアの貫通孔に、傾斜面と、スライドコアの移動方向に直交する垂直面とが形成され、アンギュラーカムに、金型の開度が所定量以上の場合に上記傾斜面に摺接して両スライドコアを開く方向へ案内する案内面と、金型の開度が所定量未満の場合に上記垂直面に摺接して両スライドコアの開方向への移動を規制する規制面とが形成され、上記両スライドコアの相対向する面に、キャビティ空間に開口しかつキャビティ空間の一部を構成する凹部が形成されているものである。
【0013】
これによると、金型を開いて離型する際、キャビティ空間内で成形されたレンズが変形するのを防止できる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、一対の固定入れ子と可動入れ子と、これら両入れ子間に形成されたキャビティ空間と、金型の開閉方向と直交する方向に開閉自在な一対のスライドコアと、型を閉じた時に両スライドコアが開くのを防止する一対のロッキングブロックとを備えており、且つ、レンズ本体の両側部にリブを有する長尺のレンズを成形するためのレンズ用成形金型において、
金型が開くのに伴って上記両スライドコアを互いに離間する方向へ移動させる一対のアンギュラーカムがロッキングブロックに設けられ、
上記両アンギュラーカムの先端部を挿通する貫通孔を両スライドコアに設け、
上記各貫通孔に、傾斜面と、スライドコアの移動方向に直交する垂直面とが形成され、
上記ロッキングブロックがスライドコアの開閉移動を妨げない位置まで金型を開いた時の金型の開度を所定量とし、
上記各アンギュラーカムに、金型の開度が所定量以上の場合に上記傾斜面に摺接して両スライドコアを開く方向へ案内する案内面と、金型の開度が所定量未満の場合に上記垂直面に摺接して両スライドコアの開方向への移動を規制する規制面とが形成され、
上記一対の入れ子の先端部の両側面に段部が形成され、
上記両スライドコアの相対向する面に凹部が形成され、
上記キャビティ空間は、上記一対の入れ子の段部を含む先端部と、一対のスライドコアの凹部を含む相対向面のみで囲まれて形成されており、
上記固定入れ子の先端面が上記レンズ本体の一方のレンズ面を形成し、可動入れ子の先端面が上記レンズ本体の他方のレンズ面を形成し、両スライドコアの凹部と一対の入れ子の先端部の段部とにより上記レンズ本体のリブを形成する構成とするものである。
【0015】
これによると、以下のような作用を有する。
【0016】
金型を閉じることによって、一対の入れ子と一対のスライドコアとで囲まれたキャビティ空間が形成され、キャビティ空間内において、一方のレンズ面が固定入れ子の先端によって形成され、他方のレンズ面が可動入れ子の先端によって形成され、レンズ本体のリブが両スライドコアの凹部によって形成される。
このように金型を閉じてキャビティ空間内でレンズを成形した後、金型を開く。この際、金型の開度が所定量未満の場合、アンギュラーカムの規制面がスライドコアの貫通孔の垂直面に当接しているため、両スライドコアの開方向への移動が規制され、両スライドコアは閉じた状態のままとなり、これに対して、固定入れ子がレンズから離間する。
【0017】
この際、キャビティ空間内において、レンズの一部が上記閉じた状態の両スライドコアの凹部内に入り込んでいるため、上記固定入れ子がレンズから離型しても、レンズは凹部によって両スライドコア間に固定されて保持される。これにより、上記固定入れ子がレンズから離型する時の抵抗は上記凹部内に入り込んでいるレンズの一部によって受けられるため、金型の開閉方向におけるレンズの変形を防止することができる。
【0018】
その後、金型を所定量以上開くことによって、両ロッキングブロックが両スライドコアの開閉移動経路上から退去するとともに、アンギュラーカムの案内面がスライドコアの貫通孔の傾斜面に当接して両スライドコアを開く方向へ案内するため、両スライドコアが開いてレンズから離間する。これにより、レンズは可動入れ子によって保持される。
【0021】
請求項に記載の発明は、金型を所定量以上開いた状態で、成形されたレンズを可動入れ子から離間させる離型手段が備えられているものである。
【0022】
これによると、金型を所定量以上開いた場合、成形されたレンズは可動入れ子によって保持されている。そして、上記レンズは離型手段によって可動入れ子から離間される。
【0023】
以下、本発明の実施の形態について、図1から図5を用いて説明する。尚、先述した従来のものと同一の部材については同じ番号を付記してその説明を省略する。
【0024】
図1〜図4に示すように、1は長尺の光学用レンズ61を成形する成形金型であり、一対の固定入れ子3と可動入れ子4と、これら両入れ子3,4間に形成されたキャビティ空間5と、金型1の開閉方向Aと直交する方向Bに開閉自在な一対のスライドコア6a,6bと、上記キャビティ空間5内の圧力によって両スライドコア6a,6bが開くのを防止する一対のロッキングブロック7a,7bと、金型1の開閉に伴って上記両スライドコア6a,6bを互いに離間する方向へ移動させて開く一対のアンギュラーカム8a,8bとが具備されている。
【0025】
上記固定入れ子3と両ロッキングブロック7a,7bとは固定側プレート10に設けられ、可動入れ子4は可動側プレート11に設けられている。
【0026】
上記各スライドコア6a,6bの外面には第1テーパー面14が形成されており、これら第1テーパー面14は可動側プレート11に近い部分ほど両スライドコア6a,6bの開方向へ広がっている。また、各ロッキングブロック7a,7bには、上記第1テーパー面14と同方向に傾斜して第1テーパー面14に対向しかつ金型1を閉じた際に背板12を介してスライドコア6a,6bを閉方向へ移動させる第2テーパー面15が形成されている。また、図1に示すように、金型1の開閉方向Aを基準とした第1および第2テーパー面14,15の傾斜角度αはそれぞれ、1°〜5°の範囲で同角度に設定されている。
【0027】
尚、図1に示すように、成形金型1の開度が所定量W(図3の仮想線参照)以上の場合、両ロッキングブロック7a,7bは両スライドコア6a,6bの開閉移動経路29上から退去するように構成されている。
【0028】
上記両スライドコア6a,6bには、スライドコア6a,6bの開方向へ張り出したフランジ部17が形成されており、フランジ部17には貫通孔18が形成されている。また、上記各アンギュラーカム8a,8bは各ロッキングブロック7a,7bに取付けられている。アンギュラーカム8a,8bの先端部は、貫通孔18に挿通され、さらに可動側プレート11に形成された孔部19へ挿入される。尚、上記アンギュラーカム8a,8bの横断面は四角形に形成されており、各貫通孔18と孔部19との横断面形状も、上記アンギュラーカム8a,8bに応じて四角形に形成されている。
【0029】
上記各貫通孔18には、スライドコア6a,6bの開閉方向Bに直交する垂直面21と、この垂直面21に対して傾斜する傾斜面22とが形成されている。尚、上記傾斜面22は、内側がスライドコア6a,6bの閉方向へ傾斜しかつ外側がスライドコア6a,6bの開方向へ傾斜している。
【0030】
各アンギュラーカム8a,8bは、垂直部24と、垂直部24の先端に形成された傾斜部25とで構成されており、この傾斜部25は上記傾斜面22と同方向かつ同角度で傾斜している。上記傾斜部25の内外にはそれぞれ、図1に示すように、金型1の開度が所定量W以上の場合に、上記傾斜面22に摺接して両スライドコア6a,6bを開く方向へ案内する案内面26(図3参照)が形成されている。また、上記垂直部24の内側には、図3の実線および図4に示すように、金型1の開度が所定量W未満の場合に、上記垂直面21に摺接して両スライドコア6a,6bの開方向への移動を規制する規制面27が形成されている。
【0031】
また、図1に示すように、上記可動側プレート11には、両スライドコア6a,6bを開位置で停止させるストッパー28が設けられている。
【0032】
図2,図4に示すように、上記キャビティ空間5は上記一対の入れ子3,4と一対のスライドコア6a,6bとで囲まれて形成されている。このうち、上記一対の入れ子3,4の各先端部の両側面にはそれぞれ、内側に掘り込まれた段部30が形成されている。また、上記両スライドコア6a,6bの相対向する内面にはそれぞれ、上記キャビティ空間5に開口する凹部31が形成されている。尚、上記各凹部31と段部30とはキャビティ空間5の一部を構成している。
【0033】
上記固定入れ子3の先端面がレンズ本体62の一方のレンズ面65を形成し、可動入れ子4の先端面がレンズ本体62の他方のレンズ面66を形成し、上記各段部30と凹部31とがレンズ本体62の側部リブ63a,63bを形成する。
【0034】
また、図1,図5に示すように、上記可動側プレート11には、金型1を所定量W以上開いた状態で、成形された光学用レンズ61を可動入れ子4から離間させる離型用ピン34(離型手段の一例)が複数本備えられている。これら離型用ピン34の先端部は、可動側プレート11から可動入れ子4の両側方へ突出しており、シリンダ装置(図示せず)等によって軸長方向へ移動自在に構成されている。
【0035】
以下、上記構成における作用を説明する。
【0036】
図4に示すように、金型1を閉じることによって、両スライドコア6a,6bが接近して閉じ、一対の入れ子3,4と一対のスライドコア6a,6bとで囲まれたキャビティ空間5内に射出された成形樹脂(成形材料の一例)が圧縮されて長尺の光学用レンズ61が成形される。
【0037】
この際、レンズ本体62の一方のレンズ面65が固定入れ子3の先端面で形成され、他方のレンズ面66が可動入れ子4の先端面で形成され、レンズ本体62の側部リブ63a,63bが各段部30と凹部31とで形成される。
【0038】
また、この際、可動側プレート11の閉方向への移動により、各アンギュラーカム8a,8bの先端部は、貫通孔18に挿通され、さらに孔部19内に挿入される。この状態で、貫通孔18の垂直面21がアンギュラーカム8a,8bの規制面27に当接するとともに、第1テーパー面14が背板12に当接するため、両スライドコア6a,6bの開方向への移動が規制される。尚、キャビティ空間5内の圧力は背板12を介して両ロッキングブロック7a,7bで受け止められる。
【0039】
その後、金型1を開く。この際、金型1の開度が所定量W未満の場合、図3の実線で示すように、スライドコア6a,6bの第1テーパー面14が背板12からわずかに離間するが、貫通孔18の垂直面21が各アンギュラーカム8a,8bの規制面27に当接しているため、両スライドコア6a,6bの開方向への移動が規制され、両スライドコア6a,6bは閉じた状態のままとなり、これに対して、固定入れ子3のみが光学用レンズ61から離間する。
【0040】
この際、キャビティ空間5内において、光学用レンズ61の側部リブ63a,63bの外側部が上記閉じた状態の両スライドコア6a,6bの凹部31に入り込んでいるため、上記固定入れ子3が光学用レンズ61から離型しても、光学用レンズ61は凹部31によって両スライドコア6a,6b間に固定されて保持される。これにより、上記固定入れ子3が光学用レンズ61から離型する時の抵抗は上記凹部31内に入り込んでいる側部リブ63a,63bによって受けられるため、金型1の開閉方向Aにおける光学用レンズ61の変形を防止することができる。したがって、従来のように光学用レンズ61の中央部Cが開閉方向Aへ反って変形することはなく、光学用レンズ61を高精度で成形することができる。
【0041】
その後、図1に示すように、金型1を所定量W以上開くことによって、両ロッキングブロック7a,7bが両スライドコア6a,6bの開閉移動経路29上から退去するとともに、各アンギュラーカム8a,8bの垂直部24が貫通孔18から脱抜されて傾斜部25が孔部19から貫通孔18内へ相対的に移動する。これにより、貫通孔18の傾斜面22がアンギュラーカム8a,8bの案内面26に摺接して、両スライドコア6a,6bが開方向へ案内されるため、両スライドコア6a,6bが開いて互いに光学用レンズ61の両側方へ離間し、光学用レンズ61は可動入れ子4によって保持される。
【0042】
その後、シリンダ装置(図示せず)等の作動によって各離型用ピン34の先端部を固定入れ子3の方向Dへ上動させることで、光学用レンズ61は、左右両離型用ピン34の先端で押し上げられ、可動入れ子4から離間される。
【0043】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、金型を開いて離型する際、キャビティ空間内で成形されたレンズが変形するのを防止でき、したがって、レンズを高精度で成形することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における成形金型の断面図であり、金型を所定量以上開いた状態を示す。
【図2】同、成形金型の入れ子とスライドコアとで囲まれて形成されるキャビティ空間の周辺の拡大図である。
【図3】同、成形金型の断面図であり、金型を所定量未満開いた状態を示す。
【図4】同、成形金型の断面図であり、金型を閉じた状態を示す。
【図5】図4におけるX−X矢視図である。
【図6】同、成形金型で成形される光学用レンズの図であり、(a)は光学用レンズの側面から見た断面図であり、(b)は(a)におけるX−X矢視図である。
【図7】図6の(a)におけるY−Y矢視図である。
【図8】従来の成形金型の断面図であり、金型を閉じた状態を示す。
【図9】従来の成形金型の断面図であり、金型を開いた状態を示す。
【符号の説明】
1 成形金型
3 固定入れ子
4 可動入れ子
5 キャビティ空間
6a,6b スライドコア
7a,7b ロッキングブロック
8a,8b アンギュラーカム
18 貫通孔
21 垂直面
22 傾斜面
26 案内面
27 規制面
29 開閉移動経路
31 凹部
34 離型用ピン(離型手段)
61 光学用レンズ
62 レンズ本体
63a,63b 側部リブ
65 一方のレンズ面
66 他方のレンズ面
A 金型の開閉方向
B スライドコアの開閉方向
W 所定量

Claims (2)

  1. 一対の固定入れ子と可動入れ子と、これら両入れ子間に形成されたキャビティ空間と、金型の開閉方向と直交する方向に開閉自在な一対のスライドコアと、型を閉じた時に両スライドコアが開くのを防止する一対のロッキングブロックとを備えており、且つ、レンズ本体の両側部にリブを有する長尺のレンズを成形するためのレンズ用成形金型において、
    金型が開くのに伴って上記両スライドコアを互いに離間する方向へ移動させる一対のアンギュラーカムがロッキングブロックに設けられ、
    上記両アンギュラーカムの先端部を挿通する貫通孔を両スライドコアに設け、
    上記各貫通孔に、傾斜面と、スライドコアの移動方向に直交する垂直面とが形成され、
    上記ロッキングブロックがスライドコアの開閉移動を妨げない位置まで金型を開いた時の金型の開度を所定量とし、
    上記各アンギュラーカムに、金型の開度が所定量以上の場合に上記傾斜面に摺接して両スライドコアを開く方向へ案内する案内面と、金型の開度が所定量未満の場合に上記垂直面に摺接して両スライドコアの開方向への移動を規制する規制面とが形成され、
    上記一対の入れ子の先端部の両側面に段部が形成され、
    上記両スライドコアの相対向する面に凹部が形成され、
    上記キャビティ空間は、上記一対の入れ子の段部を含む先端部と、一対のスライドコアの凹部を含む相対向面のみで囲まれて形成されており、
    上記固定入れ子の先端面が上記レンズ本体の一方のレンズ面を形成し、可動入れ子の先端面が上記レンズ本体の他方のレンズ面を形成し、両スライドコアの凹部と一対の入れ子の先端部の段部とにより上記レンズ本体のリブを形成する構成とすることを特徴とするレンズ用成形金型。
  2. 金型を所定量以上開いた状態で、成形されたレンズを可動入れ子から離間させる離型手段が備えられていることを特徴とする請求項1に記載のレンズ用成形金型。
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