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JP4024180B2 - 包装袋 - Google Patents

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JP4024180B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、物品が収納される略直方体状の収納本体と、該収納本体の上面に延設された略板状で且つ吊り手開孔を有する吊り手部とを、上方開口部及び下方開口部を有する断面略長方形状のチューブ状フィルムにより形成した包装袋に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
使い捨ておむつ等の吸収性物品やペットの餌等の粒状物をパック詰めする場合に、上方開口部及び下方開口部を有する断面略長方形状のチューブ状フィルムから形成され、該上方開口部及び該下方開口部が封止されてなる包装袋が用いられている。
【0003】
かかる構成の包装袋の上方開口部の封止部には、チューブ状フィルムの上方開口部近傍における左右側面がそれぞれ内方に折り返され、上方開口部近傍における前後面がそれらの間に、折り返された左右側面を介在した状態で近接した形態が多く用いられている(特許文献1参照)。
【0004】
また、包装袋の持ち運びの便宜のために、図8に示す包装袋101のように、収納本体102の上面に、上方開口部の封止部に開孔135が形成されてなる吊り手部103を備えた包装袋が用いられている。吊り手部103は、図9(a)に示すように、左マチ部133及び右マチ部134がそれぞれ内方に折り返され、前板131及び後板132がそれらの間に、折り返された左マチ部133及び右マチ部134を介在して近接され、前板131及び後板132を貫通する開孔135を設けることにより形成される。尚、吊り手部103における開孔135の上方及び下方には、それぞれ横方向にヒートシール部H101及びH102が形成されている。
【0005】
しかし、かかる構造の吊り手部103においては、開孔135に指を引っ掛けて包装袋101を持ち運ぶ際に、前板131及び後板132のみで負荷を支えるため、吊り手部103の開孔135周辺の強度が弱い。そのため、例えば、図9(b)に示すように、吊り手部103の前板131に、チューブ状フィルムとは別体の補強フィルム105(一般的には、70〜100μm厚)を設け、吊り手部103の強度を向上させている。
【0006】
仮に、このような補強フィルムが設けられていないと、吊り手部103における開孔135周辺の強度が不足し、該開孔135に指を掛けて包装袋101を持ち運ぶ際に、吊り手部103における開孔135上方の部分が延びたり(図10参照)、切れることがある。最近は、フィルムのコストダウンの要請から、フィルムの厚みを薄くする傾向があり、吊り手部の強度を確保することが一層難しくなっており、そのため、補強フィルムが必要となる場合が多くなっている。
【0007】
【特許文献1】
特開2001−206391号公報
【0008】
従って、本発明の目的は、収納本体と吊り手部とを上方開口部及び下方開口部を有するチューブ状フィルムにより形成した包装袋において、該吊り手部を補強フィルムで補強しなくても、該吊り手部が十分な強度を有する包装袋及び該包装袋に吸収性物品を収納してなる物品包装構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、物品が収納される略直方体状の収納本体と、該収納本体の上面に延設された略板状で且つ吊り手開孔を有する吊り手部とを、上方開口部及び下方開口部を有する断面略長方形状のチューブ状フィルムにより形成した包装袋であって、前記チューブ状フィルムにおける前記上方開口部の近傍に、該チューブ状フィルムの前面から左側面を経て後面に亘る左切り込み線及び該チューブ状フィルムの前面から右側面を経て後面に亘る右切り込み線が、それぞれ該チューブ状フィルムの横断面に沿って略同じ高さに形成されており、前記収納本体は、前記チューブ状フィルムにおける前記左切り込み線及び前記右切り込み線の下方及び前記下方開口部の近傍がそれぞれ封止されて形成されており、前記吊り手部は、前記チューブ状フィルムにおける前記上方開口部と前記左切り込み線との間の左マチ部及び該チューブ状フィルムにおける該上方開口部と前記右切り込み線との間の右マチ部が、それぞれ前記収納本体の左側面及び右側面よりも該チューブ状フィルムの内方に位置するように折り込まれ、前記チューブ状フィルムにおける前記収納本体の前面上部に位置する吊り手部前板と該収納本体の後面上部に位置する吊り手部後板とが、折り込まれた前記左マチ部及び前記右マチ部とを介在した状態で近接して形成されており、前記吊り手開孔は、前記吊り手部前板及び前記吊り手部後板を、折り込まれた前記左マチ部及び前記右マチ部と共に貫通して形成されている包装袋を提供することにより前記目的を達成したものである。
【0010】
また、本発明は、前記包装袋に圧縮可能な吸収性物品を複数個収納してなる物品包装構造であって、前記吸収性物品は、使い捨ておむつであり、前記収納本体の左側面と右側面との間に、複数個の該使い捨ておむつが、その腹側部及び背側部を該左右側面と平行にして、圧縮整列状態で直列に収納されている物品包装構造を提供するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の包装袋及び物品包装構造を、その好ましい一実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
本実施形態の包装袋は、図1〜図3及び図5に示すように、物品(使い捨ておむつ)Aが収納される略直方体状の収納本体2と、該収納本体2の上面25に延設された略板状で且つ吊り手開孔35を有する吊り手部3とを、上方開口部F1及び下方開口部F2を有する断面略長方形状のチューブ状フィルムFにより形成した包装袋1であって、前記チューブ状フィルムFにおける前記上方開口部F1の近傍に、該チューブ状フィルムFの前面21から左側面23を経て後面22に亘る左切り込み線C1及び該チューブ状フィルムFの前面21から右側面24を経て後面22に亘る右切り込み線C2が、それぞれ該チューブ状フィルムFの横断面に沿って略同じ高さに形成されている。
【0012】
そして、本実施形態の包装袋1においては、前記収納本体2は、前記チューブ状フィルムFにおける前記左切り込み線C1及び前記右切り込み線C2の下方及び前記下方開口部F2の近傍がそれぞれ封止されて形成されており、前記吊り手部3は、前記チューブ状フィルムFにおける前記上方開口部F1と前記左切り込み線C1との間の左マチ部33及び該チューブ状フィルムFにおける該上方開口部F1と前記右切り込み線C2との間の右マチ部34が、それぞれ前記収納本体2の左側面23及び右側面24よりも該チューブ状フィルムFの内方に位置するように折り込まれ、前記チューブ状フィルムFにおける前記収納本体2の前面21上部に位置する吊り手部前板31と該収納本体2の後面22上部に位置する吊り手部後板32とが、折り込まれた前記左マチ部33及び前記右マチ部34とを介在した状態で近接して形成されており、前記吊り手開孔35は、前記吊り手部前板31及び前記吊り手部後板32を、折り込まれた前記左マチ部33及び前記右マチ部34と共に貫通して形成されている。
【0013】
本実施形態の包装袋1について詳述する。
本発明の包装袋におけるチューブ状フィルムFは、図5に示すように、上方開口部F1及び下方開口部F2を有する断面略長方形状のチューブ状フィルムである。
本発明の包装袋におけるチューブ状フィルムの素材としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステルを用いることができる。本実施形態においては、ポリエチレンを用いている。
チューブ状フィルムの長さ、横断面方向の周長、厚み等は、得ようとする包装袋の収納物品の大きさ、形状、重量、物性等に基づき適宜選定される。チューブ状フィルムについて、長さは好ましくは20cm〜60cmであり、横断面方向の周長は好ましくは50cm〜100cmであり、厚みは好ましくは40μm〜100μmである。
【0014】
「断面略長方形状のチューブ状フィルム」の「略長方形状」には、幾何学的な長方形状に限らず、その全体として長方形と同視できるものも含む。例えば、各辺及び各頂点が若干曲がっていたり、若干丸くなっているものや、折り曲げ部分、折り返し部分があるものを含む。また、包装袋の完成時又は包装袋に物品を収納した状態で「略長方形状」になっていればよく、包装袋の完成前(製造時)又は物品を収納する前においては、略円形、略楕円形〔図5(a)参照〕や潰れた形〔図5(b)〜(d)参照〕等になっているものも含む。
【0015】
本実施形態の包装袋1は、図1〜図3に示すように、収納本体2と吊り手部3とを備えてなる。収納本体2は、前面21、後面22、左側面23、右側面24、上面25及び下面26からなる略直方体状であり、その上端部(封止部)27及び下端部(封止部)28が封止されて形成されている。
尚、「略直方体状の収納本体」の「略直方体状」には、幾何学的な直方体状に限らず、その全体として直方体と同視できるものも含む。例えば、各面、各辺及び各頂点が若干曲がっていたり、若干丸くなっているものや、当接部分、折り曲げ部分、折り返し部分があるものを含む。
【0016】
収納本体2には、種々の物品を収納することができ、収納される物品としては、使い捨ておむつ、生理用ナプキン等の圧縮可能な吸収性物品、ペットの餌、米等の粒状物等が挙げられる。本実施形態の包装袋1においては、図3に示すように、前記収納本体2の左側面23と右側面24との間に、複数個の該使い捨ておむつAが、その腹側部及び背側部を該左側面23・右側面24と平行にして、圧縮整列状態で直列に収納されており、本実施形態の物品包装構造を構成している。
【0017】
収納本体2の上面25には、図1に示すように、略板状の吊り手部3が上方に向けて延設されている。図2に示すように、吊り手部3においては、左マチ部33及び右マチ部34が、それぞれ収納本体2の左側面23及び右側面24よりもチューブ状フィルムFの内方に位置するように折り込まれている。また、収納本体2の前面21上部に位置する吊り手部前板31と収納本体2の後面22上部に位置する吊り手部後板32とが、折り込まれた左マチ部33及び右マチ部34とを介在した状態で近接している。そして、吊り手部前板31と吊り手部後板32との間において、左マチ部33と右マチ部34とが重なっている。
尚、「略板状の吊り手部」の「略板状」には、完全な板状のものに限らず、その全体として板状と同視できるものも含む。例えば、図1及び図2(a)に示すような、前板31と後板32とが近接しているが、厚み方向に完全には接合していないものも含む。
【0018】
吊り手部3には、図2に示すように、吊り手開孔35が形成されている。吊り手開孔35は、吊り手部前板31及び吊り手部後板32を、折り込まれた左マチ部33及び右マチ部32と共に貫通して形成されている。
本実施形態においては、左マチ部33の折り返し頂線33a及び右マチ部34の折り返し頂線34aは、何れも吊り手開孔35の両側部よりも内方に位置している。そのため、図2(a)に示すように、吊り手開孔35の幅方向中央部周辺は、前板31、右マチ部34(2枚)、左マチ部33(2枚)及び後板32の6枚のフィルムを貫通して形成されている。また、吊り手開孔35の左側部周辺は、前板31、左マチ部33(2枚)及び後板32の4枚のフィルムを貫通して形成されている。また、吊り手開孔35の右側部周辺は、前板31、右マチ部34(2枚)及び後板32の4枚のフィルムを貫通して形成されている。
【0019】
吊り手部3の各部寸法は、チューブ状フィルムFの周長、左切り込み線C1、右切れ込み線C2の長さ、左マチ部33、右マチ部34の折り込みの程度等によって適宜選択される。吊り手部3の幅L1(図3参照、以下同様)は好ましくは120mm〜180mmであり、吊り手開孔35の幅L2は好ましくは100mm〜120mmであり、吊り手部3の側端部と吊り手開孔35の側端部との距離L3は好ましくは10mm〜30mmである。
【0020】
また、吊り手部3の両側縁下端3a、3a〔図2参照(b)〕は、それぞれ末広がり形状で、収納本体2の上面25の上端縁(封止部)27に連続している。吊り手部3の両側縁下端3a、3aがこのような末広がり形状に形成されていると、図4(a)に示すような、両側縁下端が直角に形成されている吊り手部3ではその直角の下端部から容易に破断してしまう虞があるのに対し、吊り手部3の両側縁下端3a、3aへの集中荷重が低減され、そのような破断が生じ難い。
【0021】
収納本体2の上端部(封止部)27には、図1〜図3に示すように、尖端が下方に向いた、収納本体2切断用の切欠部41が吊り手部3を避けて形成されている。また、切欠部41の尖端から下方に延びるように、2本のミシン目42,42が、それぞれ収納本体2の上面25を経て前面21まで及び上面25を経て後面22まで形成されている。
図3に示すように、切欠部41が設けられていると、収納本体2の開封時に切欠部41から収納本体2を容易に破断することができる。また、ミシン目42が設けられていると、切欠部41から切断された切断線がミシン目42に沿って容易に延びるようになる。
【0022】
次に、本実施形態の包装袋の一製造方法について、図5を参照して説明する。
先ず、図5(a)に示すように、上方開口部F1及び下方開口部F2を有する断面略長方形状のチューブ状フィルムF(前述の通り、製造時においては必ずしも断面略長方形状ではなくてもよい)における上方開口部F1の近傍に、チューブ状フィルムFの前面(チューブ状フィルムFの断面が略長方形状であるときの「前面」又は包装袋完成時の「前面」。以下同様)21から左側面23を経て後面22に亘る左切り込み線C1及びチューブ状フィルムFの前面21から右側面24を経て後面22に亘る右切り込み線C2をそれぞれチューブ状フィルムFの横断面に沿って略同じ高さに形成する。
【0023】
次に、図5(b)に示すように、チューブ状フィルムFにおける左切り込み線C1と下方開口部F2の間の部分23(最終的に収納本体2の左側面23となる部分)を内方に折り返し、チューブ状フィルムFにおける右切り込み線C2と下方開口部F2との間の部分24(最終的に収納本体2の右側面24となる部分)を内方に折り返す。
また、チューブ状フィルムFにおける上方開口部F1と左切り込み線C1との間の左マチ部33を前記部分23よりも内方に位置するように折り込み、チューブ状フィルムFにおける上方開口部F1と右切り込み線C2との間の右マチ部34を前記部分24よりも内方に位置するように折り込む。
【0024】
更に、図5(c)に示すように、チューブ状フィルムFにおける前面21上部に位置する吊り手部前板31と後面22上部に位置する吊り手部後板32とを、折り込まれた左マチ部33及び右マチ部34とを介在して近接させる。ここで、左マチ部33と右マチ部34とが重ねられる。
また、左切り込み線C1の所定位置に、切欠部41及びミシン目42を形成する。
【0025】
その後、図5(d)に示すように、吊り手部前板31及び吊り手部後板32の上縁部及び下縁部にそれぞれ横方向にヒートロールをし、ヒートロール部H1及びH2を形成して、吊り手部31を形成する。また、チューブ状フィルムFの前面21及び後面22における左切り込み線C1及び右切り込み線C2の下方に横方向にヒートシールをし、ヒートシール部H3を形成して、収納本体2における上面25の上縁部(封止部)27を形成する。
【0026】
然る後、チューブ状フィルムFの下方開口部F2から、収納本体2の左側面23と右側面24との間に、複数個の使い捨ておむつAを、その腹側部及び背側部を左側面23・右側面24と平行にして、圧縮整列状態で直列に収納する(図3参照)。その後、下方開口部F2を封止する。
このようにして、使い捨ておむつAが圧縮整列状態で収納された本実施形態の包装袋1、即ち、本実施形態の物品包装構造が得られる。
【0027】
本発明の包装袋においては、吊り手開孔35は、図6(a)に示すように、少なくとも左マチ部33の折り込み頂点33a近傍及び右マチ部34の折り返し頂線34a近傍を貫通して形成されている必要がある。このように形成することにより、少なくとも、吊り手部3における吊り手開孔35の両側部から外方部分の強度が高くなる。
また、図6(b)に示すように、吊り手部3がその幅方向全域に亘って少なくとも4枚のフィルムで形成されるには、少なくとも左マチ部33の折り返し頂線33aと右マチ部34の折り返し頂線34aとが当接していることが必要である。
【0028】
更に、図2(a)に示す実施形態のように、吊り手開孔35の少なくとも一部が6枚のフィルムを貫通して形成されるには、吊り手部前板31と吊り手部後板32との間において、左マチ部33と右マチ部34とが重なっていることが必要である。
更にまた、図6(c)に示すように、吊り手開孔35が、その幅方向全域に亘って6枚のフィルムを貫通して形成されるためには、左マチ部33の折り込み頂点33aが吊り手開孔35の右側縁よりも右方に位置し、右マチ部34の折り込み頂点34aが吊り手開孔35の左側縁よりも左方に位置していることが必要である。
【0029】
本実施形態の包装袋によれば、従来の包装袋においては有効に活用されていなかった吊り手部の両側縁部近傍部分を有効活用することにより、吊り手部3がその幅方向全域に亘って少なくとも4枚のフィルムで形成されており、特に、吊り手開孔35の少なくとも一部が6枚のフィルムを貫通して形成されているため、補強フィルムを用いることなく、十分な強度を有する吊り手部3が形成される。しかも、該吊り手部3は、補強フィルムで補強した従来の包装袋における吊り手部(図8、図9参照)よりも強度が強い。
また、本実施形態の物品包装構造によれば、強度の強い吊り手部を有する包装袋に大量の使い捨ておむつを効率的に収納することができる。
【0030】
以上、本発明の包装袋及び物品包装構造の好ましい一実施形態について説明したが、本発明は、前述した実施形態に制限されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない限り、適宜変更が可能である。
【0031】
吊り手部3のヒートシール部の形成位置は、吊り手部3の前板31と後板32の近接状態を保持できれば、種々の配置位置とすることができる。例えば、吊り手部3の下端部の横方向のヒートシール部H2〔図5(d)参照〕に代えて、図7に示すように、吊り手開孔35の両側縁外方それぞれに上下方向のヒートシール部H4、H5を形成することができる。また、ヒートシール以外の封止手段を用いることができる。
【0032】
【発明の効果】
本発明の包装袋によれば、吊り手部を補強フィルムで補強しなくても、吊り手部が十分な強度を有している。本発明の物品包装構造によれば、強度の強い吊り手部を有する包装袋に大量の使い捨ておむつを効率的に収納することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の包装袋の一実施形態を示す斜視図である。
【図2】本発明の包装袋の一実施形態を示す図で、(a)は(b)に示すA−A断面図、(b)は収納本体の上部及び吊り手部を示す正面図である。
【図3】本発明の包装袋の一実施形態を示す正面図で、切欠部から収納本体を開封している状態を示す図である。
【図4】吊り手部が収納本体から破断する状態を示す正面図である。
【図5】本発明の包装袋の一実施形態の一製造方法を工程順に示す模式的斜視図である。
【図6】本発明の包装袋の吊り手部の断面構造を種々示す図で、(a)〜(c)は(d)に示すB−B断面図〔図2(a)相当図〕、(d)は収納本体の上部及び吊り手部を示す正面図である。
【図7】本発明の包装袋における吊り手部のヒートシール部の形成位置を変更した変更例の斜視図〔図5(d)相当図〕である。
【図8】従来の包装袋を示す斜視図である。
【図9】従来の包装袋を示す図で、(a)は(b)に示すC−C断面図〔図2(a)相当図〕、(b)は収納本体の上部及び吊り手部を示す正面図である。
【図10】吊り手部が延びきった状態を示す正面図である。
【符号の説明】
1 包装袋
2 収納本体
21 前面
22 後面
23 左側面
24 右側面
25 上面
26 下面
27 上縁部(封止部)
28 下縁部(封止部)
3 吊り手部
31 吊り手部前板
32 吊り手部後板
33 左マチ部
34 右マチ部
35 吊り手開孔
41 切欠部
42 ミシン目
A 物品(使い捨ておむつ)
C1 左切り込み線
C2 右切り込み線
F チューブ状フィルム
F1 上方開口部
F2 下方開口部
H1、H2、H3、H4、H5 ヒートシール部

Claims (6)

  1. 物品が収納される略直方体状の収納本体と、該収納本体の上面に延設された略板状で且つ吊り手開孔を有する吊り手部とを、上方開口部及び下方開口部を有する断面略長方形状のチューブ状フィルムにより形成した包装袋であって、
    前記チューブ状フィルムにおける前記上方開口部の近傍に、該チューブ状フィルムの前面から左側面を経て後面に亘る左切り込み線及び該チューブ状フィルムの前面から右側面を経て後面に亘る右切り込み線が、それぞれ該チューブ状フィルムの横断面に沿って略同じ高さに形成されており、
    前記収納本体は、前記チューブ状フィルムにおける前記左切り込み線及び前記右切り込み線の下方及び前記下方開口部の近傍がそれぞれ封止されて形成されており、
    前記吊り手部は、前記チューブ状フィルムにおける前記上方開口部と前記左切り込み線との間の左マチ部及び該チューブ状フィルムにおける該上方開口部と前記右切り込み線との間の右マチ部が、それぞれ前記収納本体の左側面及び右側面よりも該チューブ状フィルムの内方に位置するように折り込まれ、前記チューブ状フィルムにおける前記収納本体の前面上部に位置する吊り手部前板と該収納本体の後面上部に位置する吊り手部後板とが、折り込まれた前記左マチ部及び前記右マチ部とを介在した状態で近接して形成されており、
    前記吊り手開孔は、前記吊り手部前板及び前記吊り手部後板を、折り込まれた前記左マチ部及び前記右マチ部と共に貫通して形成されている包装袋。
  2. 前記吊り手部前板と前記吊り手部後板との間において、前記左マチ部と前記右マチ部とが重なっている請求項1記載の包装袋。
  3. 前記収納本体の上面の封止部に、該収納本体破断用の切欠部が前記吊り手部を避けて設けられている請求項1又は2記載の包装袋。
  4. 前記切欠部の尖端から前記収納本体の下面に向けて延びるようにミシン目が設けられている請求項3記載の包装袋。
  5. 前記吊り手部の両側縁下端は、それぞれ末広がり形状で、前記収納本体の上面の封止部に連続している請求項1〜4の何れかに記載の包装袋。
  6. 請求項1〜5の何れかに記載の包装袋に圧縮可能な吸収性物品を複数個収納してなる物品包装構造であって、
    前記吸収性物品は、使い捨ておむつであり、前記収納本体の左側面と右側面との間に、複数個の該使い捨ておむつが、その腹側部及び背側部を該左右側面と平行にして、圧縮整列状態で直列に収納されている物品包装構造。
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