JP4023847B2 - テープカセット - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、テープ状媒体にインクリボンを用いて印刷する印字ヘッドを備えるテープ印字装置に着脱自在に装着されるテープカセットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、被印刷テープにインクリボンを用いて文字や記号等を印刷するサーマルヘッドを備えるテープ印字装置が知られている。このテープ印字装置51は、図6に示すように、その裏面に、被印刷テープ62を収納したテープカセット61を装着する保持部54が形成され、その保持部54には、テープカセット61内のインクリボン64を巻取るためのリボン巻取り駆動軸55と被印刷テープ62を送るためのテープ送りローラ駆動軸56とが配設されている。テープカセット61が保持部54に装着された際、リボン巻取り駆動軸55は後述する中空状のリボン巻取りスプール64b内に進入して嵌合し、ローラ駆動軸56は後述する中空状のテープ送りローラ68内に進入して嵌合する。
【0003】
また、保持部54には、被印刷テープ62に文字や記号等を印刷するためのサーマルヘッド57が配置され、このサーマルヘッド57は、テープカセット61が保持部54に装着されたとき、テープカセット61の開口部68に位置するように配置されている。
【0004】
前記テープカセット61内部には、図7に示すように、被印刷テープスプール62a、両面テープスプール63aが回転可能に配設されており、被印刷テープスプール62aには透明な被印刷テープ62が巻装され、両面テープスプール63aには、片面のみ剥離紙が貼着された両面テープ63が巻回されている。
【0005】
また、テープカセット61内部にはリボン供給スプール64a及びリボン巻取りスプール64bが回転可能に配設されており、熱転写インクリボン(以下、単にインクリボンという)64が、サーマルヘッド57による印刷前はリボン供給スプール64aに巻回されており、印刷後はリボン巻取りスプール64bに巻取られるようにされている。
【0006】
被印刷テープ62は、被印刷テープスプール62aからガイド軸65を介してローラ進入口66に至り、テープ押さえ67の下を通過してテープ送りローラ68から外部に至るようにされている。
【0007】
一方、インクリボン64はリボン供給スプール64aから被印刷テープ62とガイド軸65との間を通り、被印刷テープ62と重なりながらローラ進入口66へ至り、剥離プレート69を介してその進行方向が180゜回転し、リボン巻取りスプール64bに至るようにされている。上記剥離プレート69は、サーマルヘッド57からインクリボン64の進行方向下流側に所定距離だけ離れた位置に固定され、被印刷テープ62からインクリボン64を剥離させるためのものである。
【0008】
両面テープ63は、両面テープスプール63aからテープ送りローラ68へ至り、被印刷テープ62の印刷面に接着してラベル用テープ70となり外部へ至るようにされている。
【0009】
ローラ進入口66の内奥にはインクリボン64及び周囲壁71に包囲されるように前記開口部68が開口しており、前記サーマルヘッド57が開口部68に進入できるようにされている。サーマルヘッド57は、その先端にインクリボン64の送り方向と直交して一列に並べられた発熱素子57aを備えている。
【0010】
テープ印字装置51の保持部54には、揺動自在に支承されたローラホルダ72には、プラテンローラ73及び駆動ローラ74が回動自在に保持されている。そして、ローラホルダ72を揺動させるローラリリースレバー58(図6参照)により、プラテンローラ73及び駆動ローラ74をローラ進入口66から進入させた際、ローラ進入口66部分に露出している被印刷テープ62とインクリボン64とを重ね合わせてサーマルヘッド57の発熱素子57aとの間で、挟持可能とされている。一方、その下流では、駆動ローラ74がテープ送りローラ68との間で、被印刷テープ62を両面テープ63に重合し接着させるようにされている。
【0011】
以上のように構成された従来のテープ印字装置51によりラベル用テープ70を作成するときには、先ずテープ印字装置51の保持部54にテープカセット61を装着する。すると、リボン巻取り駆動軸55がリボン巻取りスプール64bに嵌合すると共に、テープ送りローラ駆動軸56がテープ送りローラ68に勘合する。同時に、サーマルヘッド57がテープカセット61の開口部68に進入する。
【0012】
次に、ローラリリースレバー58の操作によりローラホルダ72が揺動し、プラテンローラ73及び駆動ローラ74がローラ進入口66に進入し、プラテンローラ73が、重なり合っている被印刷テープ62とインクリボン64とを発熱素子57aとで挟持し、駆動ローラ74が、重なり合っている被印刷テープ62と両面テープ63とをテープ送りローラ68とで挟持する。
【0013】
操作者が所望の文字を入力して印刷キーを操作すると、被印刷テープ62及びインクリボン64が送られつつ、サーマルヘッド57の発熱素子57aが入力された文字や記号に応じて発熱する。このことにより、被印刷テープ62に入力された文字や記号が反転された状態で印刷され、その印刷面に両面テープ63が接着され、ラベル用テープ70として排出される。そして、切断レバー75が矢印方向に揺動されると、回転カッタ76が矢印方向に回転し、ラベル用テープ70が切断される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、リボン巻取りスプール64bは、テープカセット61に対して回転自在に支持されているので、テープ印字装置51から外した状態では、振動等に起因してインクリボン64を巻取る方向とは反対方向に回転することがある。この回転により、インクリボン64に弛みが生じ、テープカセット61をテープ印字装置51に装着する際に、弛んだインクリボン64をサーマルヘッド57に引っ掛けて、インクリボンを切ってしまう。
【0015】
また、インクリボン64が弛んでいると、印刷の際にはインクリボン64の巻取りが遅れ、インクリボン64が剥離プレート69の作用により被印刷テープ62から剥がれることなく、被印刷テープ62に重なったままテープ送りローラ68と駆動ローラ74と間に進入し、両面テープ63に接着されてしまう等の種々の問題が生じる。
【0016】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、テープ印字装置から外された状態でもインクリボンが弛むことのないテープカセットを提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、請求項1記載のテープカセットは、テープ状媒体にインクリボンを用いて印刷する印字ヘッドを備えるテープ印字装置に着脱自在に装着されると共に、そのテープ状媒体及びインクリボンを収納してなるテープカセットにおいて、前記テープカセット内に設けられた使用済みのインクリボンを巻き取る巻取りスプールと、テープカセットがテープ印字装置に装着されていない状態で前記巻取りスプールと係合し、巻取りスプールのインクリボンを巻取る方向とは逆方向への回転を防止し、テープカセットがテープ印字装置に装着されると巻取りスプールから解離し、巻取りスプールの回転を許容する係止片とを備え、前記巻取りスプールは、中空状に形成され、内周面に、前記テープカセットが前記テープ印字装置に装着された際、中空部内に挿入された前記テープ印字装置側の回転軸が係合する係合突起が形成され、且つ、外周面に前記使用済みのインクリボンを巻き取るように構成され、さらに、前記巻取りスプールの上端にはラチェット歯が形成され、前記係止片は、テープカセットがテープ印字装置に装着されていない状態で、前記ラチェット歯に係合しつつ、前記係止片の一端部である接触片が、前記巻取りスプールの中空部内に延出して巻取りスプールの前記回転を防止し、テープカセットがテープ印字装置に装着されると前記接触片が中空部内に挿入される前記回転軸に上方に向かって押され、前記係止片が前記ラチェット歯から離間するように構成され、前記テープカセットには、蓋体が設けられ、前記蓋体の前記リボン巻取りスプールと対向する位置には、リボン巻取りスプールの上端を覗く開口が形成され、当該開口の近傍の蓋体の部分に前記係止片の基端が固定され、前記係止片は、前記リボン巻取りスプールに向かって延びており、 当該リボン巻取りスプールと対向する中間部分には幅狭部が形成され、当該係止片の前記基端と前記ラチェット歯と係合する部分との距離は、前記基端と前記接触片との距離よりも小さく構成されていることを特徴とする。
【0018】
このように構成された請求項1記載のテープカセットにおいては、テープ印字装置に装着されていない状態では、係止片が巻取りスプールと係合して巻取りスプールのインクリボンを巻取る方向とは逆方向への回転が防止され、テープ印字装置に装着された状態では、係止片が巻取りスプールから解離して巻取りスプールの回転が許容される。
【0019】
【0020】
また、リボン巻取りスプールに向かって延びた係止片は、幅狭部がリボン巻取りスプールと対向しており、その幅狭部より先の部分が開口からリボン巻取りスプールの中空部内に挿入される。
【0021】
また、請求項2記載のテープカセットは、請求項1に記載のテープカセットの構成に加えて、前記蓋体の上面には、前記係止片の長さ方向と直交する方向への動きを規制する規制部が突出形成されていることを特徴とする。
【0022】
このように構成された請求項2記載のテープカセットにおいては、請求項1記載に記載の発明の作用に加え、係止片の長さ方向と直交する方向への動きが規制される。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。尚、従来装置と同様の部材は同一番号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0024】
本発明を実施したテープカセット11は、従来のテープ印字装置の保持部54に装着可能に構成されており、カセット本体12と蓋体13とからなる。カセット本体内には、被印刷テープを巻回した被印刷テープスプール、インクリボンを巻回したリボン供給スプール及び後述の印刷後のインクリボンを巻取るリボン巻取りスプール15、両面テープを巻回した両面テープスプール、被印刷テープに両面テープを接着しつつ両テープを送るためのテープ送りローラ17が各々回転自在に配設されている。
【0025】
上記リボン巻取りスプール15及びテープ送りローラ17は各々中空状に形成され、また、カセット本体12の底面のリボン巻取りスプール15及びテープ送りローラ17と対向する位置には、図2(c)に示すように、開口19が形成され、テープカセット11が前記保持部54に装着された際、これら開口を通じて、保持部54に配設されているリボン巻取り駆動軸55がリボン巻取りスプール15内に進入し、また、ローラ駆動軸56がテープ送りローラ17内に進入するようになっている。
【0026】
図3、図4に示すように、リボン巻取りスプール15の中空状部分の内周面には、中心に向かって突出すると共に軸線方向に所定の長さを有する係合突起15aが複数個形成されている。一方、リボン巻取り駆動軸55の外周面には、軸線方向に所定の長さを有する突起55aが形成されており、リボン巻取り駆動軸55がリボン巻取りスプール15内に進入により、リボン巻取り駆動軸55の突起とリボン巻取りスプール15の係合突起とが係合し、リボン巻取り駆動軸55の回転と同期してリボン巻取りスプールが15回転するようになっている。
【0027】
尚、ローラ駆動軸56及びテープ送りローラ17にも、リボン巻取り駆動軸55及びリボン巻取りスプール15と同様の突起及び係合突起が形成されており、ローラ駆動軸56がテープ送りローラ17内に進入することにより、突起及び係合突起が係合し、ローラ駆動軸56の回転に伴ってテープ送りローラ17が回転するようになっている。
【0028】
前記テープカセット11の蓋体13のリボン巻取りスプール15と対向する位置には、リボン巻取りスプール15の上端を覗く開口21が形成されている。この開口21の近傍において蓋体13には、係止バネ23の一端が固定されている。具体的には、図4に示すように、蓋体13に係止穴13aが形成されており、この係止穴13aに係止バネ23の一端に形成されている屈曲部23aが挿入され、その屈曲部23aの先端が蓋体13の裏面に係合することにより、係止バネ23の一端が蓋体13に固定される。
【0029】
係止バネ23は、この屈曲部23aからリボン巻取りスプール15に向かって延びており、リボン巻取りスプール15と対向する中間部分には幅狭の係止部23が形成されている。一方、前記リボン巻取りスプール15の上端にはラチェット歯15bが形成されており、このラチェット歯15bと係止バネ23の係止部23bとが係合することにより、リボン巻取りスプール15のリボン巻取り方向とは逆方向への回転が防止される。尚、図4に示すように、ラチェット歯15bは傾斜面を有し、この傾斜面状を係止部23bが移動可能とすることにより、係止部23bとラチェット歯15bとが係合している状態においてもリボン巻取りスプール15のリボン巻取り方向への回転のみ可能となっている。
【0030】
係止バネ23の係止部23bから他端にかけて、カセット本体12に向かって折り曲げられており、リボン巻取りスプール15の中空部分内に進入している。そして、係止バネ23の他端の先端部分は蓋体側に向かって折り曲げられており、リボン巻取りスプール15の中空部内に進入してきたリボン巻取り駆動軸55の先端と接触する接触片23cとなっている。この接触片23cは、常には係止バネ23の弾性力により、リボン巻取りスプール15の上端からリボン巻取りスプール15の全長の約1/4の長さだけカセット本体13に向かった位置まで進入しており、接触片23cとリボン巻取り駆動軸55の先端とが接触した後、リボン巻取り駆動軸55の進入に伴って接触片23cが上方に向かって押し上げられる。この押し上げに伴って、係止部23bが係止バネ23の弾性力に抗して上方に向かって移動し、図5に示すように、係止部23bがラチェット歯15bから離れ、両者の係合状態が解除されるようになっている。
【0031】
前記蓋体13の上面には、係止穴13aから開口21に向かって、係止バネ23の長さ方向と直交する方向への動きを規制する規制部25が突出形成されている。この規制部25は、蓋体13の開口21に近接する位置から開口に離れるにつれてその高さが徐々に低くなる傾斜状の突起となっており、その高さが、リボン巻取り駆動軸55の進入に伴う係止バネ23の上方への移動時の最上位置よりも高くなるように形成されている。
【0032】
以上のように構成されたテープカセットにおいては、図4に示すように、テープ印字装置51の保持部54から外されている状態においては係止バネ23の接触片23cがリボン巻取りスプール15の中空部内に進入していると共に係止部23bがリボン巻取りスプール15のラチェット歯15bと係合している。この係止部23bとラチェット歯15bの係合により、リボン巻取りスプール15のリボン巻取り方向とは逆方向への回転が防止され、リボンカセット11が振動を受けたとしても巻取ったインクリボンが弛むことはない。
【0033】
また、インクリボンが弛んでいたとしても、リボン巻取りスプール15がリボンを巻取る方向へは回転可能となっているので、操作者がリボン巻取りスプール15をリボン巻取り方向へ回転させてインクリボンを巻取ることにより、インクリボンの弛みを取り除くことができる。
【0034】
このテープカセット11をテープ印字装置51の保持部54に装着すると、カセット本体12の底面の開口19を通じて、リボン巻取り駆動軸55がリボン巻取りスプール15内に進入し、また、ローラ駆動軸56がテープ送りローラ17内に進入する。
【0035】
この進入により、先ずリボン巻取り駆動軸55の先端がテープカセット11の係止バネ23の接触片23cに接触し、リボン巻取り駆動軸55の更なる進入により、図5に示すように、接触片23が上方に向かって押し上げられる。この押し上げに伴って、係止部23bが係止バネ23の弾性力に抗して上方に向かって移動し、係止部23bがラチェット歯15bから離れ、両者の係合状態が解除される。このことにより、リボン巻取りスプール55は無負荷状態となり、リボン巻取り駆動軸55の回転に伴ってリボン巻取りスプール15が回転して、使用済みのインクリボンを巻取ることができる。
【0036】
尚、上記テープカセット11の構成で有れば、係止バネ23bの係止部23bとリボン巻取りスプール15のラチェット歯15bとの係合を解除することなく、リボン巻取りスプール15をリボン巻取り方向へ回転させることは可能である。しかしながら、リボン巻取り駆動軸55には、所定以上の巻取りトルクにてインクリボンを巻取るとインクリボンが切れてしまうことから、インクリボンの巻取りトルクが所定以上になると、駆動軸55への駆動源の駆動力の伝達が遮断されるスリップ機構が設けられており、上記係止部23cとラチェット歯15bとが係合したままでは、上記スリップ機構により駆動軸への駆動力の伝達が遮断され、インクリボンの巻取りが行われなくなるという問題がある。
【0037】
本発明の実施態様にかかるテープカセット11では、テープ印字装置51に装着するだけで、係止部23cとラチェット歯15bとの係合状態が解除され、リボン巻取りスプール15が無負荷状態となるため、スリップ機構が作動してインクリボンの巻取りが行われないという上記問題は発生しない。
【0038】
テープカセット11がテープ印字装置51の保持部54に装着されている状態にて、所定の文字や記号等を入力した後に印字キーを操作すると、サーマルヘッド57が駆動されてインクリボンを介して被印刷テープに入力した文字や記号が印刷されると共にローラ駆動軸56が回転駆動されてテープ送りローラ17が回転し、被印刷テープの印刷面に両面テープが貼付けられつつテープ印字装置51外へ送り出される。同時に、リボン巻取り駆動軸55も回転駆動され、使用済みのインクリボンがリボン巻取りスプール15の巻取られる。
【0039】
所定の印刷済みのテープを作成後、テープカセット11をテープ印字装置51から外すと、リボン巻取り駆動軸55がリボン巻取りスプール15の中空部分からから退出する。この退出に伴って、接触片23cが、係止バネ23の弾性力により、カセット本体12に向かって移動し、この移動に伴って、係止バネ23の係止部23bもカセット本体12に向かって移動し、図4に示すように、ラチェット歯15bに係合する。この係合により、リボン巻取りスプール15のインクリボンを巻取る方向とは逆方向への回転が防止される。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したことから明かなように、請求項1記載のテープカセットによれば、テープカセットをテープ印字装置に装着していない状態では、巻取りスプールのインクリボンを巻取る方向とは逆方向への回転が防止されるので、テープカセットが振動を受けても、インクリボンが弛むことはない。従って、インクリボンの弛みに起因するリボン切れや両面テープへの接着等が発生しない。
【0041】
また、リボン巻取りスプールに向かって延びた係止片は、幅狭部がリボン巻取りスプールと対向しており、その幅狭部より先の部分が開口からリボン巻取りスプールの中空部内に挿入できる。
【0042】
また、請求項2記載のテープカセットにおいては、請求項1に記載の発明の効果に加え、係止片のその長さ方向と直交する方向への動を規制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施態様にかかるテープカセットの斜視図である。
【図2】 (a)はテープカセットの平面図であり、(b)はテープカセットの正面図であり、(c)はテープカセットの裏面図である。
【図3】 テープカセットのリボン巻取りスプール近傍を示す部分拡大平面図である。
【図4】 テープカセットをテープ印字装置に装着する前のリボン巻取りスプール近傍を示す部分拡大断面図である。
【図5】 テープカセットをテープ印字装置に装着した後のリボン巻取りスプール近傍を示す部分拡大断面図である。
【図6】 テープ印字装置の裏面を示す斜視図である。
【図7】 テープカセットの内部構成を説明するための図である。
【符号の説明】
11 テープカセット
15 リボン巻取りスプール
15b ラチェット歯
23 係止バネ
Claims (2)
- テープ状媒体にインクリボンを用いて印刷する印字ヘッドを備えるテープ印字装置に着脱自在に装着されると共に、そのテープ状媒体及びインクリボンを収納してなるテープカセットにおいて、
前記テープカセット内に設けられた使用済みのインクリボンを巻き取る巻取りスプールと、
テープカセットがテープ印字装置に装着されていない状態で前記巻取りスプールと係合し、巻取りスプールのインクリボンを巻取る方向とは逆方向への回転を防止し、テープカセットがテープ印字装置に装着されると巻取りスプールから解離し、巻取りスプールの回転を許容する係止片と
を備え、
前記巻取りスプールは、中空状に形成され、内周面に、前記テープカセットが前記テープ印字装置に装着された際、中空部内に挿入された前記テープ印字装置側の回転軸が係合する係合突起が形成され、且つ、外周面に前記使用済みのインクリボンを巻き取るように構成され、
さらに、前記巻取りスプールの上端にはラチェット歯が形成され、前記係止片は、テープカセットがテープ印字装置に装着されていない状態で、前記ラチェット歯に係合しつつ、前記係止片の一端部である接触片が、前記巻取りスプールの中空部内に延出して巻取りスプールの前記回転を防止し、テープカセットがテープ印字装置に装着されると前記接触片が中空部内に挿入される前記回転軸に上方に向かって押され、前記係止片が前記ラチェット歯から離間するように構成され、
前記テープカセットには、蓋体が設けられ、
前記蓋体の前記リボン巻取りスプールと対向する位置には、リボン巻取りスプールの上端を覗く開口が形成され、
当該開口の近傍の蓋体の部分に前記係止片の基端が固定され、
前記係止片は、前記リボン巻取りスプールに向かって延びており、当該リボン巻取りスプールと対向する中間部分には幅狭部が形成され、当該係止片の前記基端と前記ラチェット歯と係合する部分との距離は、前記基端と前記接触片との距離よりも小さく構成されていることを特徴とするテープカセット。 - 前記蓋体の上面には、前記係止片の長さ方向と直交する方向への動きを規制する規制部が突出形成されていることを特徴とする請求項1に記載のテープカセット。
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