JP4015426B2 - 自動車のブレーキペダル装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のブレーキペダル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車のブレーキペダル装置としては、例えば特開2001−71874号公報に示されているように、ペダルアームの上端部を回動自在に軸支したペダルブラケットをダッシュロアパネルに固定し、ペダルアームを踏み込むことによって、ペダルアームに連結したプッシュロッドを前方へ押動して、ブレーキのマスターバックを作動させるようになっている。
【0003】
また、このブレーキペダル装置には、車両の前面衝突時にペダルアームが後退するのを防止する後退防止機構が設けられている。すなわち、車両の前面衝突時にマスターバック、もしくはマスターバックを固定したダッシュロアパネルが変形して車室側へ後退移動すると、マスターバックのプッシュロッドを介してペダルアームに踏み込み方向と逆の回動力が作用し、ブレーキペダルの下端のペダル部の位置が後退して違和感を生じるおそれがあるため、そのようなペダルアームの後退を防止するための機構を設けている。
【0004】
ペダルアームの後退防止機構としては、ペダルブラケットの上部に、切欠部を有するスライドプレートを取付け、ペダルブラケットの内部に、スライドプレートの切欠部の前縁に前端係合部を上側から係合させた状態のサブブラケットを設けた構造になっている。サブブラケットは、後側に設けたシャフトでペダルブラケットに対して回動自在に取付けられ、前側に設けたペダルシャフトに前記ペダルアームの上端部を回動自在に軸支している。そして、スライドプレートの後端部には、インストルメントパネル内に位置するステアリングメンバに固定した連結ブラケットの前端部が、ボルトにより上側から締結されている。
【0005】
サブブラケットは、シャフトを中心に下向きに付勢され、通常時は前端係合部がスライドプレートの切欠部の前縁に係合していることから、略水平な状態が維持されるが、車両の前面衝突時には、スライドプレートが連結ブラケットを介してステアリングメンバに固定されていることから前後方向で不動であるのに対して、ペダルブラケットはサブブラケットごと後退移動するため、スライドプレートが相対的に前方へ移動し、サブブラケットの前端係合部とスライドプレートの切欠部との係合が外れて、サブブラケットがシャフト周りに下方へ回動することになる。そうすると、ペダルブラケットの上端を軸支していたサブブラケットのペダルシャフトが、フリーになって後方へ振れるため、その反作用により、ペダルアームの下端部のペダルが前方へ振られ、ペダルアームのペダル部の後退が防止される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の技術にあっては、ステアリングメンバに固定した連結ブラケットの前端部を、スライドプレートの後端部に対して、上側からボルトにより締結する構造のため、このボルトによる締結作業は、インストルメントパネルを車体に取付ける前の段階で、ステアリングメンバ及びスライドプレートの周辺が、インストルメントパネルにより覆い隠される前に行う必要がある。
【0007】
そのため、ステアリングメンバを予めインストルメントパネル内に組み込んでおくインストモジュール構造を採用する場合は、その締結作業が行えない。すなわち、インストモジュール構造の場合は、インストルメントパネル内に予めステアリングメンバやその他の内部機構を一体的に組み込んだインストモジュールを製作しておき、そのインストモジュールを車体に取付けるため、インストルメントパネルが邪魔になって、ステアリングメンバに固定された連結ブラケットと、スライドプレートとの締結作業を行うことができず、前述のような構造の後退防止機構が成り立たなくなる。
【0008】
この発明は、このような従来の技術に着目してなされたものであり、インストモジュール構造を採用する場合でも、後退防止機構が成り立つ自動車のブレーキペダル装置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、ダッシュパネルに前端部が固定され且つ上部に開放部が形成されたペダルブラケットと、該ペダルブラケットの上部に仮止手段により取付けられ且つ前記開放部に対応する切欠部を有するスライドプレートと、前記ペダルブラケットに設けたシャフトに後側が回動自在に軸支され且つ前端係合部が前記切欠部の前縁に上側から係合したサブブラケットと、該サブブラケットのシャフトよりも前側に位置するペダルシャフトに上端が回動自在に軸支されたペダルアームと、該ペダルアームに回動自在に軸支されたマスタバックのプッシュロッドと、を備えた自動車のブレーキペダル装置であって、前記スライドプレートに上向きの突起部を形成すると共に、ステアリングメンバから突起部付近に延びるステアリングブラケットを形成し、該ステアリングブラケットの前端部に、突起部の後方に近接した状態で位置する突当部と、該突当部の両側から延設される側壁部とを設け、該側壁部を、前記スライドプレートの後端部の上方及び突起部の左右両側に位置させて、前記ステアリングブラケットと前記スライドプレートとを非接触状態で配置し、前記ペダルブラケットが後退した際に、スライドプレートの突起部がステアリングブラケットの突当部に当接して、スライドプレートがサブブラケットに対して相対的に前方移動することにより、サブブラケットの前端係合部とスライドプレートの切欠部との係合が外れて、サブブラケットがシャフト周りに下方へ回動する。
【0010】
請求項1記載の発明によれば、スライドプレートと、ステアリングブラケットとを締結するのではなく、スライドプレートに上向きの突起部を形成し、その突起部の後方に、ステアリングブラケットの前端部に形成した突当部を、近接した状態で位置させるだけの構造であるため、ステアリングメンバをインストルメントパネルと一体で車体に取付けるインストモジュール構造であっても、後退防止機構が成立する。つまり、車両の前面衝突時に、ペダルブラケットが後退しても、スライドプレートは突起部がステアリングブラケットの突当部に当接して後退が阻止されるため、スライドプレートはペダルブラケットの内部のサブブラケットに対して相対的に前方へ移動し、サブブラケットの前端係合部とスライドプレートの切欠部との係合が外れて、サブブラケットがシャフト周りに下方へ回動することになる。従って、ペダルブラケットの上端を軸支していたサブブラケットのペダルシャフトが、フリーになって後方へ振れるため、その反作用により、ペダルアームの下端部のペダルが前方へ振られ、ペダルアームのペダル部の後退が防止される。
【0012】
また、請求項1記載の発明によれば、側壁部が、スライドプレートの後端部の上方に位置しているため、車両の前面衝突時にダッシュパネルが車室内側に変形して、ペダルブラケットの後端部が上方に跳ね上がろうとしても、スライドプレートが側壁部に下側から当接して、その跳ね上げが阻止される。従って、車両の前面衝突時におけるペダルアームのベダル部の不規則な挙動が防止される。
【0014】
また、請求項1記載の発明によれば、側壁部が、スライドプレートの突起部の左右両側に位置しているため、車両の前面衝突時にダッシュパネルが車室内側に変形して、ペダルブラケットの後端部が左右に振れようとしても、スライドプレートの突起部が側壁部に左右方向で当接して、その左右方向の振れが阻止される。従って、車両の前面衝突時におけるペダルアームのベダル部の不規則な挙動が防止される。
【0015】
請求項2記載の発明は、仮止手段が、他端をカシメ又はナットで固定するビスであり、スライドプレート又はペダルブラケットのビスを貫通させる部分に、スライドプレートのペダルブラケットに対する相対的な前方移動を許容する前後方向に沿った切欠又は長孔が形成されている。
【0016】
請求項2記載の発明によれば、スライドプレートの取付けにビスを用い、そのビスが貫通する部分に前後方向に沿った切欠又は長孔を形成したため、スライドプレートの突起部がステアリングブラケットの突当部に当接した際に、スライドプレートがペダルブラケットに対して相対的に前方移動しやすい。
【0017】
請求項3記載の発明は、サブブラケットとペダルブラケットとの間に、サブブラケットの下方回動を促進する付勢手段が設けられている。
【0018】
請求項3記載の発明によれば、付勢手段を設けたことにより、サブブラケットの前端係合部とスライドプレートの切欠部との係合が外れた際において、サブブラケットの下方への回動が促進される。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図1〜図7に基づいて説明する。
【0020】
図1において、車室内の前方には、ダッシュロアパネル1とダッシュアッパパネル2が形成されている。ダッシュロアパネル1とダッシュアッパパネル2との車室内側には、防音用のインシュレータ3が設けられている。
【0021】
ダッシュロアパネル1には、ブレーキペダル装置4が取付けられている。該ブレーキペダル装置4は、下向きに開口した断面形状のペダルブラケット5を有している。このペダルブラケット5の前端部は、インシュレータ3内に埋設された容器形状のブラケット6を介して、ダッシュロアパネル1に固定されている。また、ペダルブラケット5の右側の側面部は略垂直で、図示せぬ車体側壁に固定された支持ブラケット7の上端部が結合されている。
【0022】
ペダルブラケット5の上面部には、図5に示すように、大きな開放部8と、小さな開放部9が形成され、その後縁中央には、開放部8、9側へ連通する切欠10、11が前後方向に沿った状態で形成されている(尚、切欠10、11に代えて、十分な長さを有する長孔を開放部8、9とは独立して形成しても良い)。
【0023】
ペダルブラケット5の上面部には、下向きに開口した断面コ字状のスライドプレート12が取付けられている。また、このスライドプレート12の後端中央には、上向きの突起部13が形成されている。この突起部13は、スライドプレート12の後端に設けた延長片を折り返して形成したもので、後面部と左右側面部を有する断面コ字状をしている。
【0024】
このスライドプレート12の取付けは、スライドプレート12に貫通させた前後2本の「仮止手段」であるビス14を前記開放部8、9の後縁に形成した切欠10、11に通した後、上端部或いは下端部をカシメにより潰している(尚、カシメの代わりに上端部或いは下端部にネジを設けてナットを締結しても良い)。スライドプレート12には、大きな開放部8内に位置する前後に長い切欠部15が左右に一対形成されている。
【0025】
ペダルブラケット5の内部には、断面上向きコ字状のサブブラケット16が設けられている。サブブラケット16の後側にはシャフト17が設けられ、このシャフト17を介してサブブラケット16はペダルブラケット5の側面部に対して回動自在に支持されている。
【0026】
サブブラケット16の左右側面部の前端係合部18は、それぞれ前記切欠部15から外部に突出して、その切欠部15の前縁に上側から係合した状態になっている。従って、サブブラケット16は、シャフト17を中心とした下方への回動が規制されている。尚、切欠部15の前縁は、サブブラケット16の前端係合部18の付け根に当たっているため、サブブラケット16の上方への回動も規制されている。シャフト17の周りには、両端がペダルブラケット5とサブブラケット16に当接したスプリング(付勢手段)19が設けられ、サブブラケット16を常時下向きに回転するように付勢している。
【0027】
そして、サブブラケット16の前側には、ペダルシャフト20が設けられている。このペダルシャフト20は、サブブラケット16だけに両端が連結され、ペダルブラケット5には連結されていない。このペダルシャフト20に、ペダルアーム21の上端部が軸支されている。ペダルアーム21の下端部には、ペダル部22が設けられ、途中には図示せぬマスターバックにペダル部22の踏力を伝達するプッシュロッド23の後端部が軸支されている。
【0028】
ペダルアーム21の上端部を軸支するペダルシャフト20には、ペダルアーム21を後方へ向けて付勢するスプリング24が設けられている。ペダルアーム21の後方には、ペダルブラケット5に固定されたストッパブラケット25が設けられている。このスチッパブラケット25には、ブレーキスイッチ26及びストップランプスイッチ27が取付けられ、これらにペダルアーム21の後端を当てることにより、ペダルアーム21のイニシャル位置が保持されると共に、離れることにより、ブレーキ作動の信号を出力することができる。
【0029】
一方、ブレーキペダル装置4の後上方には、ステアリングメンバ28が予め内部に一体化されたインストモジュール29が車体に取付けられている。ステアリングメンバ28は、車幅方向に沿ったパイプ部材で、そのブレーキペダル装置4に対応する部分には、スライドプレート12の突起部13に向けて延びるステアリングブラケット30が固定されている。ステアリングブラケット30は、上側が開口した断面コ字状で、突起部13よりもサイズが大きい(図4参照)。ステアリングブラケット30の前端部31には、下向きに曲折した壁状の突当部32が形成され、左右両側にはフランジ(側壁部)33が形成されている。
【0030】
インストモジュール29を車体の正規位置に取付けることにより、図6に示すように、ステアリングブラケット30の前端部31の突当部32は、スライドプレート12の突起部13の後方に近接した状態で位置し、また左右のフランジ33は、スライドプレート12の後端部の上方に近接した状態で位置し、上下方向でXだけラップすると共に、突起部13の左右両側に近接した状態で位置し、左右方向でZだけラップしている。この実施形態では、このステアリングブラケット30や、スライドプレート12、サブブラケット16等により、車両の前面衝突時にペダルアーム21の後退を阻止する「後退防止機構」が構成される。
【0031】
この実施形態のブレーキペダル装置4は、以上のような構造をしているため、従来のように、スライドプレート12とステアリングブラケット30とを締結する必要がなく、インストモジュール29を車体に取付けるだけで、前述のように、ステアリングブラケット30の前端部31が、スライドプレート12の突起部13に対して近接状態で且つ非接触状態で連係した状態になる。
【0032】
そして、車両の前面衝突時に、ダッシュロアパネル1に対して大きな衝突荷重F(図7参照)が加わり、ダッシュロアパネル1が車室内側に変形してペダルブラケット5が後退しても、スライドプレート12は突起部13がステアリングブラケット30の突当部32に当接して後退が阻止される。この時、突起部13が左右に側面部を有する断面コ字状のため、その左右の側面部が壁となって、突起部13が容易に前側へ倒れない。スライドプレート12の後退だけが阻止されるということは、スライドプレート12がペダルブラケット5の内部のサブブラケット16に対して相対的に前方へ移動することになるため、サブブラケット16の前端係合部18とスライドプレート12の切欠部15との係合が外れて、サブブラケット16がシャフト17周りに下方へ回動することになる。特に、この実施形態では、スライドプレート12の取付けにビス14を用い、そのビス14が貫通する部分に開放部8、9へ至る前後方向に沿う切欠10、11を形成したため、スライドプレート12の突起部13がステアリングブラケット30の突当部32に当接した際に、スライドプレート12がペダルブラケット5に対して相対的に前方移動しやすい。
【0033】
サブブラケット16がシャフト17周りに下方へ回動することになると、ペダルブラケット5の上端を軸支していたサブブラケット16のペダルシャフト20が、フリーになって後方へ振れるため、その反作用により、ペダルアーム21の下端部のペダル22が前方へ振られ、ダッシュロアパネル1及びプッシュロッド23の後退移動が相殺され、ペダルアーム21のペダル部22の後退が防止される。特に、この実施形態では、シャフト17にサブブラケット16を下向きに回動させるように付勢されるスプリング19が設けられているため、サブブラケット16の前端係合部18の係合が外れた際において、サブブラケット16の下方への回動が促進される。
【0034】
また、スライドプレート12は、後方移動しながら、後端部が上方に跳ね上がろうとしたり、或いは、左右に振れようとするが、ステアリングブラケット30のフランジ33がスライドプレート12の後端部に対して上下方向でXだけラップし、またフランジ33が突起部13に対して左右方向でZだけラップしているため、スライドプレート12の後端部がステアリングブラケット30のフランジ33に下側から当接して跳ね上げが阻止され、突起部13がフランジ33に左右方向で当接して左右方向への振れが阻止される。従って、車両の前面衝突時におけるペダルアーム21のベダル部22の不規則な挙動が全て防止されることになる。
【0035】
尚、以上の実施形態では、スライドプレート12をペダルブラケット5に対して前後移動し易くして、突起部13をステアリングブラケット30の突当部32に当てた際に、スライドプレート12のステアリングブラケット30に対する相対的な前方移動を起こさせて、サブブラケット16の前端係合部18と、スライドプレート12の切欠部15との係合を外すようにしたが、この構造に限定されない。本発明は、特許請求の範囲に記載されているように、「スライドプレートがサブブラケットに対して相対的に前方移動」すれば良く、スライドプレート12が「ペダルブラケット5」に対して相対的に前方移動することに限定されない。例えば、スライドプレート12をペダルブラケット5の上面部に対して前後移動しないように強固に固定し、そのスライドプレート12の固定点よりも前方にサブブラケット16のシャフト17を設定し、そして、スライドプレート12の固定点と、シャフト17との間に、ペダルブラケット5の前後方向での潰れを促進する窓部を形成し、車両の前面衝突時に、スライドプレート12の固定点とシャフト17との間を前後方向で潰すことにより、サブブラケット16を後退させ、相対的にスライドプレート12をサブブラケット16に対して前方移動させて、サブブラケット16の前端係合部18と、スライドプレート12の切欠部15との係合を外すようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るブレーキペダル装置を示す側面図。
【図2】図1中矢示DA方向から見たブレーキペダル装置の後面図。
【図3】ブレーキペダル装置を示す分解側面図。
【図4】図1中矢示DB方向から見たペダルブラケットの平面図。
【図5】ペダルブラケットに形成した開放部を示す平面図。
【図6】突起部とステアリングブラケットの前端部との関係を示す拡大側面図。
【図7】車両の前面衝突時に前端係合部の係合が外れてサブブラケットが下方へ回動した状態を示すブレーキペダル装置の側面図。
【符号の説明】
1 ダッシュロアパネル(ダッシュパネル)
4 ブレーキペダル装置
5 ペダルブラケット
8、9 開放部
10、11 切欠
12 スライドプレート
13 突起部
14 ビス(仮止手段)
15 切欠部
16 サブブラケット
17 シャフト
18 前端係合部
19 スプリング(付勢手段)
20 ペダルシャフト
21 ペダルアーム
23 プッシュロッド
28 ステアリングメンバ
29 インストモジュール
30 ステアリングブラケット
31 前端部
32 突当部
33 フランジ(側壁部)
Z 上下方向でのラップ量
X 左右方向でのラップ量
Claims (3)
- ダッシュパネルに前端部が固定され且つ上部に開放部が形成されたペダルブラケットと、該ペダルブラケットの上部に仮止手段により取付けられ且つ前記開放部に対応する切欠部を有するスライドプレートと、前記ペダルブラケットに設けたシャフトに後側が回動自在に軸支され且つ前端係合部が前記切欠部の前縁に上側から係合したサブブラケットと、該サブブラケットのシャフトよりも前側に位置するペダルシャフトに上端が回動自在に軸支されたペダルアームと、該ペダルアームに回動自在に軸支されたマスタバックのプッシュロッドと、を備えた自動車のブレーキペダル装置であって、
前記スライドプレートに上向きの突起部を形成すると共に、
ステアリングメンバから突起部付近に延びるステアリングブラケットを形成し、該ステアリングブラケットの前端部に、突起部の後方に近接した状態で位置する突当部と、該突当部の両側から延設される側壁部とを設け、
該側壁部を、前記スライドプレートの後端部の上方及び突起部の左右両側に位置させて、
前記ステアリングブラケットと前記スライドプレートとを非接触状態で配置し、
前記ペダルブラケットが後退した際に、スライドプレートの突起部がステアリングブラケットの突当部に当接して、スライドプレートがサブブラケットに対して相対的に前方移動することにより、サブブラケットの前端係合部とスライドプレートの切欠部との係合が外れて、サブブラケットがシャフト周りに下方へ回動することを特徴とする自動車のブレーキペダル装置。 - 請求項1に記載の自動車のブレーキペダル装置であって、
前記仮止手段が、他端をカシメ又はナットで固定するビスであり、スライドプレート又はペダルブラケットのビスを貫通させる部分に、スライドプレートのペダルブラケットに対する相対的な前方移動を許容する前後方向に沿った切欠又は長孔が形成されていることを特徴とする自動車のブレーキペダル装置。 - 請求項1又は2に記載の自動車のブレーキペダル装置であって、
前記サブブラケットと前記ペダルブラケットとの間に、サブブラケットの下方回動を促進する付勢手段が設けられていることを特徴とする自動車のブレーキペダル装置。
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