JP4006189B2 - 車両用制御ユニット構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は車両用制御ユニット構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
近時、車両の車室内に配置していた車両用制御ユニット(以下「ユニット」という)の配置位置を車両のエンジンルーム内などに移し、使用するハーネスを短縮させてコストダウンを図ると共に、その他の電装品に与えるノイズを減少させることが行われている。
【0003】
エンジンルーム内は車室内と比較して高温・多湿の雰囲気となるため、そこに配置されるユニットは高い防水性を保つ必要があると共に、その内部に発熱性の電子部品(発熱部品)を収容する場合、速やかに放熱を行う必要がある。その点から、例えば特開平8−169284号公報に開示される如き、電子部品を放熱性の高いアルミニウム製のケースなどに直接取り付けて放熱を行う技術が提案されている。この従来技術にあっては、ユニットがエンジンルーム内に配置されるため、コネクタ部にOリングなどの防水処理を施す必要があった。
【0004】
また、その他の技術として、ユニットとコネクタを一体的な樹脂製ケースとして形成して防水性を高めたものがあるが、ヒートシンクなどの放熱部材を備えないため、発熱性の電子部品から発生する熱を効果的に放熱することができなかった。
【0005】
そこで、例えば特公平6−52831号公報に記載されるように、金属製カラーを樹脂製ケースに一体的にモールドすると共に、そのカラーをステーなどにボルト止めして固定する技術が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
この特公平6−52831号公報に記載される技術にあっては、樹脂製ケース、金属製ベースおよび金属製カラーのそれぞれが熱膨張率の異なる部材によって構成されているため、それらの熱膨張差によりボルトが緩む恐れがあり、組付け強度の確保が求められていた。
【0007】
従って、この発明は、車両のエンジンルームなどの高温・多湿の雰囲気中に配置されて発熱性の電子部品を収容するときも、十分な放熱性を有すると共に、特にエンジンルーム内での締結部分の組付け強度を確保し、さらに防水性にも優れるようにした車両用制御ユニット構造を提供することを目的とする。
【0008】
また、車両用制御ユニット構造がエンジンルーム内などの高温・多湿の雰囲気中に配置される場合、周囲の温度変化が著しいときにケース内部の空気が密閉されると、空気が膨張・収縮して、その影響を受ける恐れがある。
【0009】
従って、この発明は、車両のエンジンルーム内などの高温・多湿の雰囲気中に配置されて周囲に温度変化が生じた場合でも、その影響を受けることがないようにした車両用制御ユニット構造を提供することを更なる目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1項に記載の発明においては、車両のエンジンルーム内に載置される、少なくとも樹脂製ケース本体からなる車両用制御ユニット構造において、前記樹脂製ケース本体に接着剤を介して組付けられると共に、ボルトが挿入される孔を有する金属製ベースと、内部に前記ボルトが挿入され、外周面が凹凸状に形成されると共に、前記ボルトの長手方向に突出しつつ前記樹脂製ケース本体にモールドされてなる金属製カラーと、前記樹脂製ケース本体の前記金属製カラーのモールドされる部分の下端周辺に段状に形成される接着剤回避部とを備えると共に、前記金属製カラーと前記金属製ベースとを前記ボルトによって共締めして前記車両のエンジンルーム内に載置するように構成した。
【0011】
樹脂製ケース本体に一体的に樹脂モールドされた(ヒートシンクとして機能する)金属製カラーの樹脂製ケース本体と接触する外周面を凹凸状に形成したので、ケース本体内で空転することがないと共に、樹脂製ケース本体からボルトの長手方向にずれることがなく、よってカラーが樹脂製ケース本体から脱落することがない。
【0012】
また、樹脂製ケース本体に接着剤を介して組付けられると共に、ボルトが挿入される孔を有する金属製ベースと、内部にボルトが挿入され、ボルトの長手方向に突出してなる金属製カラーと、樹脂製ケース本体の金属製カラーのモールドされる部分の下端周辺に段状に形成される接着剤回避部とを備えると共に、金属製カラーと金属製ベースとをボルトによって共締めしてエンジンルーム内に載置するように構成したので、これによって、例えば、エンジンルームの金属部材上に共締めされるように構成することも可能となり、周囲の温度変化によって樹脂製ケース本体および接着剤が膨張・収縮しても、その影響を受けることなく車両用制御ユニット構造を確実に固定することができる。また、金属製ベースに発熱部材が配置された場合、発熱部材から発生した熱は、金属製ベースを介してエンジンルーム内の金属部材からなるユニット載置部に十分に放熱される。また、ユニットの組付け強度を確保することができると共に、防水性にも優れる。尚、金属製カラーの樹脂製ケース本体と接触する外周面の形状は、金属製カラーが樹脂製ケース本体内で空転することがなく、樹脂製ケース本体からずれることがなければ、どのような形状であっても良い。
【0013】
また、請求項2項においては、前記樹脂製ケース本体と前記金属製ベースの一方に凹部を設けると共に、その他方に前記凹部に対応する位置において所定の間隙を有して前記凹部に挿入されるべき凸部を形成するように構成した。
【0014】
金属製ベースと樹脂製ケース本体が接着される面の一方、より具体的には樹脂製ケース本体側に接着剤が塗布される溝状の凹部を形成し、その他方、即ち金属製ベース側に凸部を形成し、凸部が所定の間隙を有して凹部に挿入されるように構成したので、樹脂製ケース本体と金属製ベースとを接着する際に、凸部が接着剤を樹脂製ケース本体と金属製ベースの間隙に延伸するので、接着剤を効果的に充填することができ、シール性(防水性)や接着強度を十分確保することができる。また、接着剤が延伸されることによって接着面積を増大させることができ、接着強度を向上させることができる。
【0015】
また、請求項3項においては、前記樹脂製ケース本体は少なくとも一体的に形成されたコネクタ接続口を備えると共に、前記コネクタ接続口に前記樹脂製ケース本体の内部を外部に連通させる換気孔を形成するように構成した。
【0016】
電子部品を収納するユニットの内部が、樹脂製ケース本体と一体的に形成されたコネクタ接続口に設けられた換気孔によって外部と連通されるので、車両のエンジンルームなどの高温・多湿の雰囲気中に配置されて周囲に温度変化が生じた場合でも、その影響を受けることがない。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照してこの発明の一つの実施の形態に係る車両用制御ユニット構造を説明する。尚、この実施の形態に係る車両用制御ユニット構造は図示しない車両のエンジンルーム内、より具体的にはルーム壁面あるいはエンジンの吸気管などに載設される。
【0018】
図1はこの発明の一つの実施の形態に係る車両用制御ユニット(以下「ユニット」という)10の構造を説明するための上面図、図2は図1のII−II線断面図である。
【0019】
ユニット10は、樹脂製ケース本体と、樹脂製ケース本体にモールドされる金属製カラーと、ボルト挿通孔を有して発熱部品が配置される金属製ベースとから構成される。金属製カラーの樹脂製ケース本体と接触する外周面は凹凸状に形成されると共に、樹脂製ケース本体からボルト挿通方向に突出するように形成される。さらに樹脂製ケース本体を金属製ベースに接着剤を介して組付けられると共に、金属製カラーと金属製ベースをボルトによって共締めして一体的に固定される。
【0020】
ユニット10は概説すると、アルミニウムなどの放熱性の高い金属材からなってヒートシンクとして機能するベース(金属製ベース)12と、樹脂材からなり、その上下端が開口されると共に、その下端14aがベース12の上に装着されるケース(樹脂製ケース)本体14と、および樹脂材からなり、その端部周縁(後述)がケース本体14の上端14bの周囲に形成された溝(後述)に収容されて接着されるように形成されたカバー16(図1で図示省略)を備える。
【0021】
図2に示す如く、ベース12は大略平板状に形成され、発熱性の電子部品、具体的にはパワートランジスタ(発熱部品)18が接触する位置には、側面視略台形状の発熱部品固定部20が形成される。
【0022】
発熱部品固定部20には、パワートランジスタ18に穿設されたパワートランジスタ固定孔22に対応する位置に4個のボルト孔24(2個のみ図示)が穿設され、ボルト26をボルト孔24に挿入することにより、計4個のパワートランジスタ18が取着される。
【0023】
また、後述するカラーの下方には、ユニット10を固定するボルト(後述)が挿通されるベース側ボルト挿通孔28が穿設されると共に、その周りには凸部、具体的にはリブ状の凸部30が全周にわたって形成される。凸部30の構成については後述する。尚、この明細書において、「上方」とは、図2においてケース本体14に対して上方向(即ち、カバー16側)を、「下方」とは、その下方向(即ち、ベース12側)を言う。
【0024】
ケース本体14は上面視略六角形状を呈すると共に、その内部空間は略矩形状を呈し、PBT(ポリブチレンテレフタレート)などの樹脂材からモールド成形されてなる。
【0025】
また、ケース本体14の略矩形の対向する2辺の中心付近の外方には、略円筒状を呈する金属材からなり、カラー側ボルト挿通孔31を有するカラー32が、ケース本体14に一体的に樹脂モールドされる。尚、ボルト挿通孔28,31は、後述するボルトがそれらを連通できるように揃えた位置に穿設される。
【0026】
図3はカラー32の側面図である。同図に良く示すように、カラー32がケース本体14に接触する外周面は、凹凸状に形成される。より具体的には、カラー32がケース本体14と接触する外周面に、縦方向(ボルト挿通方向)の中間付近の適宜位置において予め図3に示すように横方向に抜け止め凹部34を設けると共に、縦方向(ボルト挿通方向)に平目ローレット加工が施される。
【0027】
カラー32の外周面に抜け止め凹部34を形成したことにより、ボルトで締結した後にユニット10に振動が加えられた場合、あるいは周囲に温度変化が生じて各部材が膨張あるいは収縮した場合であっても、カラー32はケース本体14からボルト挿通方向に抜け出ることがない。さらに、カラー32の外周面に平目ローレットを施したので、ボルトを締結した後、カラー32がケース本体14の内部で空転することもない。
【0028】
尚、この実施の形態にあっては、カラー32の外周面に平目ローレット加工を施すと共に、抜け止め凹部34を形成したが、これ以外にも、例えば、カラー32の外周面に綾目ローレット加工などを施せば、抜け止め凹部34を形成することなく、カラー32がケース本体14内で空転するのを防止し、ケース本体14からボルト挿通方向にずれるのを防止することができる。
【0029】
図4は図2のカラー32の周辺の部分拡大断面図である。
【0030】
同図に示す如く、カラー32はケース本体14の下端14aおよび上端14bより、例えば0.2〜0.5mm程度突出するように樹脂モールドされ、カラー32の下端32aがベース12に直接接触すると共に、上端32bがボルト98に直接接触するように構成される。それによって、ユニット10の組付け時に、金属製の部材のみで組付けることができ、特にエンジンルーム内の締結部分の耐熱衝撃性および組付け強度を確保することができる。
【0031】
また、ケース本体14の下端14aの周囲には、スカート状に形成された外壁部14cが設けられる。これによりケース本体14とベース12間の接着剤40に油脂、水滴、埃などが触れにくくなり、接着信頼性を一層高めることができる。
【0032】
さらに、ユニット10にあっては、ケース本体14とベース12の一方に凹部が設けられると共に、その他方に凹部に対応する位置において所定の間隙を有して凹部に挿入されるべき凸部が形成される。以下、図5を参照して、それらの構成について具体的に説明する。
【0033】
図5は、図2に符号Aで示す部分を拡大して示す部分拡大断面図である。同図に示す如く、ケース本体14の下端14aの適宜箇所(後述)には底面視環状に凹部36が設けられる。また、ベース12には、それに対応するよう全周にわたって大略リブ状に形成された凸部30が設けられる。凸部30は、カラー32がケース本体14の下端14aから突出した長さ、即ち0.2〜0.5mm程度の間隙38を有しつつ凹部36に挿入される。
【0034】
尚、ユニット10の組付け時に凸部30が凹部36に挿入されることによって凹部36に塗布(注入)された接着剤40は、下端14a方向(左右方向)に押し出される。
【0035】
ユニット10の組付けの際、ケース本体14とベース12の間に所定の間隙を設けて組み付ける場合、接着材40が間隙に十分に充填されず、防水性(シール性)や接着強度が損なわれることがある。
【0036】
しかしながら、この実施の形態にあっては、ケース本体14にベース12を組付ける際、凸部30が所定の間隙38を有しつつ接着剤40が塗布されている凹部36に挿入されるので、凹部36から押し出された接着剤40は間隙38に延伸することができ、そこに十分に充填される。従って、防水性(シール性)を確保することができると共に、接着面積を増大させることができ、接着強度を向上させることができる。尚、接着剤40がベース12とカラー32が接触する位置に到達しないように、接着剤回避部(後述)が設けられる。
【0037】
尚、カラー32とベース12は、それらを通すように穿設されたボルト挿通孔28,31を介してボルト98によって共締めされ、よってユニット10は一体的に固定される。
【0038】
図6はケース本体14を下方から見た底面図であるが、同図に良く示すように、凹部36は前記した如くケース本体14の下端14aの全周にわたって設けられる。また、図示を省略するが、ベース12には、それに対応するように全周にわたって凸部30が設けられる。
【0039】
ユニット10にあっては、さらに防水性を高めるため、ケース本体14にコネクタ接続口および端子を一体的に形成すると共に、コネクタ接続口に(樹脂製)ケース本体14の内部を外部に連通させる換気孔が形成される。以下、図7などを参照して、それらの構成について具体的に説明する。
【0040】
図7は図1のVII −VII 線断面図である。図1、図6および図7に示すように、ケース本体14には、コネクタ接続部50が一体的に樹脂モールド成形される。コネクタ接続部50は一端が開口されてコネクタ接続口52が形成されると共に、ユニット10に収容されるプリント基板(後述)とコネクタ(想像線で示す)54を接続するための端子56が、コネクタ接続口52の内方に突出するようにケース本体14と一体的に樹脂モールド成形される。
【0041】
図8は図1に示すユニット10をコネクタ接続口52の開口側から見た側面図である。図7および図8に示す如く、コネクタ接続口52には、ケース本体14の内部と外部、即ち、収容部側とコネクタ接続口52側を連通させる換気孔58が形成される。
【0042】
換気孔58は、より具体的には、ケース本体14において端子56が一体的に樹脂モールド成形された部位の下方にケース側開口58aが形成されると共に、コネクタ接続口52の最深部の壁面位置にコネクタ側開口58bが形成され、それらが連通されることで形成される。
【0043】
より具体的には、ユニット10内部の空気が膨張した場合、換気孔58を通じユニット10内部の空気がコネクタ接続部50内に流入し、さらにコネクタ54に接続されるハーネス(図示せず)内部を通り、車室(図示せず)内などの比較的環境の良い場所に逃げることができる。また、ユニット10内部の空気が収縮した場合、車室内などの空気が膨張時の逆の経路をたどってユニット10に流入する。よって、周囲の温度変化が著しい環境下においてユニット10がシール性の高い構造であっても、その影響を受けることがない。尚、熱硬化性接着剤を介してケース本体14にカバー16を組付けるときも、ユニット10内部と外部を連通して換気することができる。
【0044】
尚、コネクタ接続部50の壁面の適宜箇所には、コネクタ54を係止するための突起部60(図1、図6、図8に示す)が設けられ、コネクタ54側に設けられた適宜な係止機構(図示せず)により、コネクタ54がコネクタ接続部50に着脱可能に接続される。
【0045】
さらに、図1に示すようにケース本体14の上端14bは大略平坦に形成されると共に、下端14a側の内方には、パワートランジスタ18を収容可能なパワートランジスタ収容部(後述)が形成される。
【0046】
ユニット10の内部には、各種の電子部品が搭載されたプリント基板62が収容される。尚、プリント基板62にはパワートランジスタ18のリード18bが接続される。また、プリント基板62にコネクタ54を介してハーネス(図示せず)が係止されて外部構成と信号の授受が行われる。それらの接続については、本発明の要旨とは関係しないため説明を省略する。
【0047】
以下、図9などを参照して、ユニット10の組付けについて説明する。図9はパワートランジスタ18がケース本体14に収容される部分的な工程を説明する、図1に示すユニット10を部分的に示す斜視図である。
【0048】
先ずケース本体14にパワートランジスタ18が収容される。
【0049】
ケース本体14において、パワートランジスタ18が取着される位置には、それと略同大のパワートランジスタ収容部(凹状の収容部)70が4個形成される(1個のみ図示)。
【0050】
パワートランジスタ収容部70は、ケース本体14の下方に向けて大略バスタブ状に形成される。パワートランジスタ収容部70の壁面の一部であるパワートランジスタ接触面76は、半円状の切り欠きと長方形の切り抜きとからなり、ケース本体14の上下を連通する連通部78を備え、パワートランジスタ18をベース12にボルト止めする際、ボルト26および図示しない工具(ドライバ)を通過させるのに用いられる。
【0051】
また、パワートランジスタ接触面76の一部は段状に形成され、そこにパワートランジスタ18のリード18bを挿入可能なリード挿通孔80がパワートランジスタ収容部毎に3個穿設される。ケース本体14には、プリント基板62を載置可能な基板固定部14d(図2、図7、図9に示す)が形成される。
【0052】
尚、リード挿通孔80は、パワートランジスタ18の本体18aがパワートランジスタ収容部70に収容されたとき、パワートランジスタ18から延長されるリード18bが挿通される位置に穿設される。
【0053】
続いて、ベース12、ケース本体14、パワートランジスタ18およびプリント基板62の相対位置などについて説明する。
【0054】
ユニット10にあっては、少なくともパワートランジスタ(発熱部品)18が固定される(金属製)ベース12と、ベース12上に接着される(樹脂製)ケース本体14と、ケース本体14内部に収容され、パワートランジスタ18から延長されるリード18bが接続されるプリント基板(基板)62とから構成され、ケース本体14にパワートランジスタ収容部70が形成されてパワートランジスタ18が収容されると共に、パワートランジスタ収容部70を形成する壁面(パワートランジスタ接触面)76にリード挿通孔80が穿設され、リード挿通孔80にリード18bが挿通されるように構成される。
【0055】
即ち、ユニット10において、ベース12、ケース本体14およびプリント基板62は3層をなして配置される。より具体的には、ケース本体14を中心として、その上方にプリント基板62が配置され、その下方にパワートランジスタ18が固定されたベース12が配置されて3層状に組付けされる。尚、パワートランジスタ収容部70が凹状に形成されるので、ユニット10の高さが増加するなどの影響がない。
【0056】
先ずケース本体14にパワートランジスタ18が収容され、次いでケース本体14の下端14aの適宜位置、具体的にはケース本体14の凹部36内の全周にわたり接着剤40が塗布(注入)される。
【0057】
次いで、ベース12の上にケース本体14(の下端14a)が組付けされる。具体的には、ベース12に設けられた凸部30が、ケース本体14に形成された凹部36に挿入されるように嵌め込まれる。
【0058】
前記した通り、凹部36に塗布(注入)された接着剤40は、凸部30が挿入されるとケース本体14の内部方向および外部方向、即ち図5における左右方向に押し出されて適宜量延伸し、間隙38に充填される。より詳しくは、ケース本体14とベース12の接着強度を確保するために必要な接着剤40の厚み、即ち間隙38をとるためにカラー32がケース本体14の下方から適宜の長さ分だけ突出するようにモールドされる。よって、間隙38に接着剤40が充填されて接着強度が向上される。接着剤40としては、膨張・収縮を吸収することのできるシリコン系のものを使用する。
【0059】
尚、図4に示す如く、ケース本体14内にモールドされたカラー32のモールドされた部分の下端周辺は段状に形成され、接着剤回避部84が設けられる。接着剤回避部84は、接着剤40がカラー32の下端32a位置まで到達するのを効果的に防止する。
【0060】
また、ベース12がケース本体14に組付けされる際、2箇所から突出したカラー32が支点となってベース12が部分的に上下動し、精度良く組付けできない恐れがある。そのため、図6に示す如く、ケース本体14の下端14aの適宜位置に4個のベース載置部86が形成される。
【0061】
ベース載置部86は突出部86aおよび溝部86bからなり、突出部86aは、高さ(具体的にはボルト挿通孔28,31の挿通方向長さ)において、カラー32の下端32aがケース本体14の下端14aから突出した量(0.2〜0.5mm)と同程度だけ突出するように形成される。また、溝部86bはカラー32の下端周辺に設けられた接着剤回避部84と同様な形状に形成され、同様に接着剤40が突出部86aの下方に到達するのを防止する。
【0062】
尚、図6に示すように溝部86bは外壁部14cまでは形成されることがない。これは、溝部86bが外壁部14cに接するように設計された場合、比較的大きな肉薄部が形成されてしまい、樹脂モールド成形を行うときに欠損(いわゆるショート)が生じ易くなるからである。
【0063】
次いで、カラー32およびベース12のボルト挿通孔28,31にユニット10の仮止め用のボルト(図示せず)が挿通され、ナット(図示せず)を用いてカラー32(即ち、ケース本体14)とベース12とが共締めされる。
【0064】
その状態で、接着剤40が硬化されることにより、ベース12とケース本体14との接着が完了される。
【0065】
次いで、連通部78を介してボルト26がパワートランジスタ固定孔22ないしボルト孔24(図9で図示省略)に挿入され、パワートランジスタ18がベース12にボルト止めされる。
【0066】
ベース12がケース本体14に固定(ボルト止め)された後、プリント基板62がケース本体14の上端14b側に形成された開口から挿入される。挿入されたプリント基板62は、ケース本体14の内壁82(図1および図2に示す)側の適宜箇所に複数個設けられた基板ガイドリブ88に沿って下降させられると共に、上方から押圧されて押し込まれることにより、側面視鉤状に形成された基板固定手段90(図1および図2に示す)を押し広げながらケース本体14の基板固定部14dに接触するまで下降させられる。プリント基板62が基板固定部14dに接触すると、基板固定手段90は元の形状に戻り、よってプリント基板62が固定される。
【0067】
ユニット10にあっては、さらに、プリント基板62にリード挿通孔80に連通する第2のリード挿通孔62a(図9)を穿設し、第2のリード挿通孔62aにリード18bを挿通させるようにした。
【0068】
より具体的には、基板62に穿設されたリード挿通孔(第2のリード挿通孔)62aは、パワートランジスタ18の本体18aがパワートランジスタ収容部70に収容され、プリント基板62が基板固定部14d上に固定されたとき、リード18bが、リード挿通孔62aおよびリード挿通孔80を挿通する位置(図9に1点鎖線Bで示す)に穿設される。
【0069】
言い換えれば、ケース本体14から突出したリード18bが、プリント基板62に穿設されたリード挿通孔62aを共に挿通するように案内される。従って、リード18bとリード挿通孔62aとの位置合わせが容易となる。
【0070】
従来、リードを有する電子部品を搭載した基板を収容するケース(ユニット)に組付けるとき、リードを基板に接続する際の位置合わせを行うため、治具を用いたり、手作業で位置合わせを行う必要があり、作業効率が低下していた。
【0071】
この実施の形態にあっては、ケース本体14はパワートランジスタ18の形状に倣った形状のパワートランジスタ収容部70を備え、そこにパワートランジスタ本体18aを収容するとき、リード18bがリード挿通孔80に挿通されるように構成される。これにより、パワートランジスタ18をパワートランジスタ収容部70に収容するだけでリード18bの位置合わせが完了するので、ユニット10を組付ける際の作業効率を向上することができる。
【0072】
次いで、リード18bとプリント基板62とが半田付けなどの処理により接続され、上方からカバー16(図2および図7に示す)が取着される。カバー16の端部周縁16aは、同図に示す如く、垂下するように形成されており、垂下した部分はケース本体14の上端14bの全周にわたって形成されたカバー収容溝94に収容される。
【0073】
次いで、収容された端部周縁16aとカバー収容溝94の残余の部分(間隙)にシリコン系接着剤96が塗布(注入)されると共に、カバー16が上方から図示しないウエイトなどにより押圧され、その周辺が加熱されることにより、接着剤96が硬化される。
【0074】
組付けされたユニット10は仮組付け用のボルトおよびナットが取り外され、固定ボルト98を介して車両のエンジンルーム内の適宜な箇所、例えばルーム壁面あるいはエンジンの吸気管などに直接またはステーを介し、金属部材からなるユニット載置部100(図4に示す)に一体的に固定されると共に、コネクタ54が接続される。尚、以上の工程で、予めパワートランジスタ18をベース12にボルト止めしてからベース12をケース本体14と接着させても良い。
【0075】
この実施の形態にあっては上記のように、ケース本体14に一体的に樹脂モールドされたカラー32のケース本体14と接触する外周面を凹凸状に形成したので、ボルトで締結した後にユニット10に振動が加えられた場合、あるいは周囲に温度変化が生じて各部材が膨張あるいは収縮した場合であっても、カラー32はケース本体14からボルト挿通方向に抜け出ることはない。
【0076】
また、カラー32およびベース12をルーム内壁面あるいはエンジンの吸気管などに直接またはステーを介してユニット載置部100などの適宜位置に一体的に固定するように構成したので、十分な放熱性を有すると共に、特にエンジンルーム内の締結部分の組付け強度を確保し、さらに防水性にも優れる。
【0077】
また、ベース12とケース本体14が接着される面の一方、より具体的にはケース本体側に溝状の凹部36を形成し、その他方、即ちベース側に連続したリブ状の凸部30を形成し、凸部30が所定の間隙38を有して凹部36に挿入されるように構成したので、ケース本体14とベース12とを接着する際に凸部30が接着剤40を延伸させ、間隙38に十分に充填することができ、防水性(シール性)や接着強度を十分に確保することができる。また接着剤40が延伸されることによって接着面積を増大させることができ、接着強度を向上させることができる。
【0078】
また、ユニット10がケース本体14と一体的に形成されたコネクタ接続口52に設けられた換気孔58によってその内部が外気に連通しているので、車両のエンジンルームなどの周囲の温度変化が著しい環境下においても、ユニット10内部の空気が密閉されることがない。従って、その影響を受けることがない。
【0079】
上記した如く、この発明の実施の形態においては、車両のエンジンルーム内に載置される、少なくとも樹脂製ケース本体(ケース本体14)からなる車両用制御ユニット(ユニット10)構造において、前記樹脂製ケース本体に接着剤を介して組付けられると共に、ボルトが挿入される孔を有する金属製ベース(ベース12)と、内部に前記ボルトが挿入され、外周面が凹凸状に形成されると共に、前記ボルトの長手方向に突出しつつ前記樹脂製ケース本体にモールドされてなる金属製カラー(カラー32)と、前記樹脂製ケース本体の前記金属製カラーのモールドされる部分の下端周辺に段状に形成される接着剤回避部(接着剤回避部84)とを備えると共に、前記金属製カラーと前記金属製ベースとを前記ボルトによって共締めして前記車両のエンジンルーム内、より具体的には金属部材からなるユニット載置部100に載置するように構成した。
【0080】
また、前記樹脂製ケース本体と前記金属製ベースの一方に凹部36を設けると共に、その他方に前記凹部に対応する位置において所定の間隙38を有して前記凹部に挿入されるべき凸部30を形成するように構成した。
【0081】
また、前記樹脂製ケース本体は少なくとも一体的に形成されたコネクタ接続口52を備えると共に、前記コネクタ接続口に前記樹脂製ケース本体の内部(ケース側開口58a)を外部(コネクタ側開口58b)に連通させる換気孔58を形成するように構成した。
【0082】
この実施の形態において、ユニット10内に収容される発熱性部品、即ちパワートランジスタ18およびパワートランジスタ収容部70の個数をそれぞれ4個としたが、それに限られるものではなく、他の適宜な個数であっても良い。
【0083】
また、ベース12をアルミニウムからなる金属材としたが、放熱性の高いものであれば、他の金属材を選択しても良い。
【0084】
また、カラー32がケース本体14と接触する外周面にあっては、予め図3に示すように横方向に抜け止め凹部34を設けると共に、縦方向に平目ローレット加工が施されるように構成したが、外周面に綾目ローレット加工を施すなど、カラー32の外周面の形状は、それがケース本体14からボルトの長手方向にずれる、およびケース本体14内で空転することがないように形成されれば、どのような形状であっても良い。
【0085】
また、凸部30がベース12側に、凹部36がケース本体14側に形成されるようにしたが、凸部30がケース本体14側に、凹部36がベース12側に形成されるように構成しても良い。
【0086】
また、ユニット10を組付ける際、パワートランジスタ18を収容した後にケース本体14に接着剤を塗布したが、先に接着剤を塗布しても良い。
【0087】
また、ユニット載置部100を金属部材としたが、ユニット10の組付け強度に影響がなく、ベース12を介してパワートランジスタ18の熱を放熱できる場所であれば金属部材でなくとも良い。例えば樹脂製からなる吸気管であっても、吸気管内にベース12を露出するように載設させても良い。尚、ここで「吸気管」とは、吸入空気の流入口から流出口までを言う。
【0088】
【発明の効果】
請求項1項にあっては、樹脂製ケース本体に一体的に樹脂モールドされた金属製カラーの樹脂製ケース本体と接触する外周面を凹凸状に形成したので、ケース本体内で空転することがないと共に、樹脂製ケース本体からボルトの長手方向にずれることがなく、よってカラーが樹脂製ケース本体から脱落することがない。
【0089】
また、樹脂製ケース本体に接着剤を介して組付けられると共に、ボルトが挿入される孔を有する金属製ベースと、内部にボルトが挿入され、ボルトの長手方向に突出してなる金属製カラーと、樹脂製ケース本体の金属製カラーのモールドされる部分の下端周辺に段状に形成される接着剤回避部とを備えると共に、金属製カラーと金属製ベースとをボルトによって共締めしてエンジンルーム内に載置するように構成したので、例えば、エンジンルームの金属部材上に共締めされるように構成することも可能となり、周囲の温度変化によって樹脂製ケース本体および接着剤が膨張・収縮しても、その影響を受けることなく車両用制御ユニット構造を確実に固定することができる。また、ユニットの組付け強度を確保することができると共に、防水性にも優れる。
【0090】
また、請求項2項においては、樹脂製ケース本体と金属製ベースとを接着する際に、凸部が接着剤を樹脂製ケース本体と金属製ベースの間隙に延伸するので、接着剤を効果的に充填することができ、シール性(防水性)や接着強度を十分確保することができる。また、接着剤が延伸されることによって接着面積を増大させることができ、接着強度を向上させることができる。
【0091】
また、請求項3項においては、電子部品を収納するユニットの内部が、樹脂製ケース本体と一体的に形成されたコネクタ接続口に設けられた換気孔によって外部と連通されるので、車両のエンジンルームなどの高温・多湿の雰囲気中に配置されて周囲に温度変化が生じた場合でも、その影響を受けることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一つの実施の形態に係る車両用制御ユニットの構造を説明するための上面図である。
【図2】 図1のII−II線断面図である。
【図3】 図1に示すカラーの拡大側面図である。
【図4】 図2に示すカラー周辺の部分拡大断面図である。
【図5】 図2に符号Aで示す部分を拡大して示す部分拡大断面図である。
【図6】 図1に示すケース本体の底面図である。
【図7】 図1のVII −VII 線断面図である。
【図8】 図1に示すユニットをコネクタ接続部(開口)側から見た側面図である。
【図9】 パワートランジスタがケース本体に収容される部分的な工程を説明する、図1に示すユニットを部分的に示す斜視図である。
Claims (3)
- 車両のエンジンルーム内に載置される、少なくとも樹脂製ケース本体からなる車両用制御ユニット構造において、前記樹脂製ケース本体に接着剤を介して組付けられると共に、ボルトが挿入される孔を有する金属製ベースと、内部に前記ボルトが挿入され、外周面が凹凸状に形成されると共に、前記ボルトの長手方向に突出しつつ前記樹脂製ケース本体にモールドされてなる金属製カラーと、前記樹脂製ケース本体の前記金属製カラーのモールドされる部分の下端周辺に段状に形成される接着剤回避部とを備えると共に、前記金属製カラーと前記金属製ベースとを前記ボルトによって共締めして前記車両のエンジンルーム内に載置したことを特徴とする車両用制御ユニット構造。
- 前記樹脂製ケース本体と前記金属製ベースの一方に凹部を設けると共に、その他方に前記凹部に対応する位置において所定の間隙を有して前記凹部に挿入されるべき凸部を形成することを特徴とする請求項1項記載の車両用制御ユニット構造。
- 前記樹脂製ケース本体は少なくとも一体的に形成されたコネクタ接続口を備えると共に、前記コネクタ接続口に前記樹脂製ケース本体の内部を外部に連通させる換気孔を形成したことを特徴とする請求項1項または2項記載の車両用制御ユニット構造。
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