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JP3996139B2 - 筒状バーナ - Google Patents

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Description

本発明は、多数の炎孔を有する複数の短冊状の燃焼板を筒状に組み合わせて構成される燃焼筒を備える筒状バーナに関する。
従来、この種の筒状バーナでは、周方向に複数の窓枠を有するフレームを用い、各窓枠に外方から各燃焼板を嵌め込み、各燃焼板の周縁部外面に当接する保護枠をフレームにねじ止めして、各燃焼板をフレームに固定することにより燃焼筒を組立てるようにしている(例えば、特許文献1参照)。
このものでは、複数の窓枠を有する複雑な構造のフレームと各燃焼板の保護枠とが必要で、部品点数が増し、更に、組立てにも手間がかかり、コストが高くなる不具合があった。
そこで、本願出願人は、先に、特願2003−116374号により、多数の炎孔を有する複数の短冊状の燃焼板を筒状に組み合わせて構成される燃焼筒と、燃焼筒の内側を軸方向にのびる連結部材と、連結部材の両端に固定される一対の押え板とを備え、各押え板を燃焼筒の各端面に該各端面に重なる各端面パッキンを介して当接させて、両押え板により燃焼筒を軸方向両側から挟持するようにした筒状バーナを提案している。これによれば、複雑な構造のフレームや保護枠が不要になり、組立ても容易になって、コストダウンを図れる。
但し、燃焼筒を軸方向から挟持するだけでは、各燃焼板が径方向外方にずれて、各燃焼板間に隙間が空き、そこからのガス漏れを生ずる可能性がある。そこで、上記先願のものでは、各押え板の外周に、軸方向内方に屈曲する筒状のフランジ部を曲成し、このフランジ部で燃焼筒の端部外面を囲って、燃焼板が径方向外方にずれることを防止できるようにしている。
ここで、燃焼板を径方向のガタツキを生ずることなく保持するためには、燃焼筒の端部外面に押え板のフランジ部をきつく外嵌させる必要があるが、これでは、燃焼筒に対する押え板の組み付け時に燃焼板の端部外面をフランジ部で削ってしまうことがあり、押え板の組み付けが困難になる。特に、各燃焼板間のシール性を向上させるために、複数の燃焼板を、各燃焼板間に各燃焼板の側縁に沿うサイドパッキンを介設した状態で筒状に組み合わせて燃焼筒を構成する場合、サイドパッキンが所定の締め代分圧縮されるように各燃焼板を径方向内方に強く締め付けることが必要になる。そのためには、フランジ部の内径を自由状態での燃焼筒の外径より小さくする必要があり、押え板の組み付けが非常に困難になる。
実公昭44−2634号公報
本発明は、以上の点に鑑み、各燃焼板を径方向内方に締め付けられるようにして、且つ、押え板の組付けを容易にし、燃焼板間からのガス漏れを生じない組立性に優れた筒状バーナを提供することをその課題としている。
上記課題を解決するために、本発明では、多数の炎孔を有する複数の短冊状の燃焼板を筒状に組み合わせて構成される燃焼筒と、燃焼筒の内側を軸方向にのびる連結部材と、連結部材の両端に固定される一対の押え板とを備え、各押え板を燃焼筒の各端面に該各端面に重なる各端面パッキンを介して当接させて、両押え板により燃焼筒を軸方向両側から挟持するようにした筒状バーナにおいて、各端面パッキンの外周に、各燃焼板の端部外面に重なる外周パッキン部を延出すると共に、各押え板の外周に、軸方向内方に屈曲する筒状のフランジ部を曲成して、このフランジ部の内面と各燃焼板の端部外面との間に外周パッキン部が所定の締め代分だけ圧縮されて挟み込まれるようにすると共に、燃焼筒の外面の外周パッキン部に対し軸方向内方に隣接する部分に、複数の燃焼板を筒状に結束するリング部材を装着し、各燃焼板の端部外面と各押え板のフランジ部の内面との間に生ずる隙間をリング部材により閉塞している。
上記の構成によれば、フランジ部の内径を燃焼筒の端部の外径より外周パッキン部の圧縮状態での厚さ分だけ大きく設定できる。そのため、燃焼筒に対する押え板の組み付け時に、燃焼板の端部外面がフランジ部で削られることはない。また、燃焼筒の端面側から軸方向内方にフランジ部が進行するのに伴い、外周パッキン部はその基端側からフランジ部の内面と燃焼板の端部外面との間に圧縮されつつ無理なく挟み込まれる。換言すれば、フランジ部は、軸方向内方への押し込みにより、外周パッキン部を燃焼板の端部外面との間に挟みこむようにして燃焼筒の端部外面にスムーズに外嵌される。従って、燃焼筒に対する押え板の組み付けが容易になる。
燃焼筒の端部に押え板を組み付けた状態では、外周パッキン部の圧縮反力により、各燃焼板が径方向内方に締め付けられ、各燃焼板が径方向にガタツクことなくしっかりと保持される。従って、燃焼板が径方向外方にずれて、燃焼板間に隙間が空き、そこからのガス漏れを生ずるといった不具合を確実に防止することができる。また、複数の燃焼板を、各燃焼板間に各燃焼板の側縁に沿うサイドパッキンを介設した状態で筒状に組み合わせて燃焼筒を構成する場合、燃焼筒に対する押え板の組み付けを容易にするために、フランジ部の内径を自由状態での燃焼筒の端部の外径より大きく設定しても、外周パッキン部の圧縮反力により各燃焼板を径方向内方に強く締め付けて、サイドパッキンを圧縮することができる。従って、この場合にも、押え板の組み付けを容易にし、且つ、燃焼板間のサイドパッキンによるシール性も確保できる。
ところで、上記した端面パッキンやサイドパッキンは、一般に、セラミック繊維にバインダを含浸させて成形したセラミックパッキンで構成される。セラミックパッキンは耐熱性はあるものの、時間の経過でバインダが次第に熱分解して消失し、厚みが減少する(痩せる)。そして、外周パッキン部が痩せると、燃焼板の締め付け力が低下する。その結果、燃焼板が径方向外方にずれて、燃焼板間に隙間が空き、ガス漏れを生じてしまうおそれがある。更に、パッキンの劣化が進むと、外周パッキン部が端面パッキンから分離して、押え板のフランジ部と燃焼板の端部外面との間の隙間から抜け落ちてしまうことがある。そして、抜け落ちた外周パッキン部が炎に触れて燃焼不良を生ずるおそれもある。
然し、本発明によれば、外周パッキン部が痩せて、燃焼板の締め付け力が低下しても、燃焼筒を構成する複数の燃焼板はリング部材により筒状に結束されているため、燃焼板が径方向外方にずれて、燃焼板間に隙間が空くようなことはなく、燃焼板間からのガス漏れは防止される。また、外周パッキン部が端面パッキンから分離しても、燃焼板の端部外面と押え板のフランジ部の内面との間の隙間からパッキンの延出部が抜け落ちることは、この隙間を閉塞するリング部材により阻止される。従って、外周パッキン部が炎に触れて燃焼不良を生ずることも防止される。このように、パッキンの劣化に起因する不具合が解消されるため、パッキンの劣化による寿命の制限が緩和され、耐久性が向上する。
ここで、外周パッキン部の抜け落ちを阻止するには、リング部材が燃焼板の端部外面と押え板のフランジ部の内面との間の隙間を閉塞する位置から軸方向内方にずれないようにすることが必要になる。この場合、リング部材を押え板のフランジ部の内側に押し込んだ後、フランジ部の端縁を部分的に径方向内方にかしめ、このかしめ部によりリング部材のずれを防止することが考えられるが、これでは手間がかかる。
そのため、各燃焼板の端部外面に、径方向内方に窪む窪み部を形成し、各押え板のフランジ部の内径を、このフランジ部の内面と窪み部との間に外周パッキン部が所定の締め代分だけ圧縮されて挟み込まれるように設定すると共に、リング部材を窪み部に係合するように装着することが望ましい。これによれば、窪み部の軸方向内端の段差がストッパとなって、リング部材のずれが防止される。従って、リング部材のずれを防止するための後加工が不要になり、コストダウンを図る上で有利である。
ところで、各燃焼板間にサイドパッキンを介設する場合、初めに各燃焼板を径方向内方に強く締め付けてサイドパッキンを圧縮し、サイドパッキンを燃焼板になじませることが必要になる。ここで、このような強い締め付け力をリング部材だけで得られれば、押え板のフランジ部により外周パッキン部を介して燃焼板を締め付けずに済む。然し、リング部材で燃焼板を締め付けると、燃焼板に対するリング部材の接触面積が狭いため、燃焼板に局部的な応力がかかり、リング部材だけで強い締め付け力を得ることは、燃焼板の強度上困難である。一方、押え板のフランジ部により外周パッキン部を介して燃焼板を締め付ける場合は、燃焼板に対する外周パッキン部の接触面積を広く確保できるため、燃焼板をこれに無理をかけずに強く締め付けることができる。そして、この締め付けによるサイドパッキンの圧縮で、サイドパッキンが燃焼板に一旦なじんでしまえば、外周パッキン部の劣化で締め付け力が低下しても、リング部材により燃焼板が筒状に結束されている限り、各燃焼板間のシール性は確保される。
但し、サイドパッキンが痩せて、サイドパッキンと燃焼板との間に隙間が空くとガス漏れを生ずる。この場合、リング部材を、複数の燃焼板を径方向内方に弾力的に締め付ける弾性リングで構成すれば、サイドパッキンが痩せるのに伴い弾性リングの弾力により燃焼板が径方向内方に押し込まれて、燃焼筒が縮径される。そのため、サイドパッキンと燃焼板との間に隙間が空くことはなく、ガス漏れが防止される。
図1は筒状バーナを示している。このバーナは、円筒状の燃焼筒1と、燃焼筒1の内側を軸方向にのびる連結部材2(図2、図3参照)と、連結部材2の両端に、燃焼筒1を軸方向両側から挟持するようにして固定される一対の押え板3,4と、一端側の押え板3の外面に固定した取付板5とを備え、給湯用熱源機や暖房機等の機器の器体内に取付板5において取付けられる。各押え板3,4は、図3に示す如く、燃焼筒1の各端面に該各端面に重なる各端面パッキン6を介して当接する。
燃焼筒1は、図2及び図4に示す如く、多数の炎孔7aを有するセラミック製の短冊状の燃焼板7の複数枚(例えば、6枚)を筒状に組み合わせて構成される。各燃焼板7,7間には、燃焼板7の側縁に沿うサイドパッキン8が介設されている。尚、燃焼板7の端部寄りの部分には炎孔7aは形成されていないが、燃焼板7の成形時の収縮率の均一化等の成形上の理由により、燃焼板7の端部寄りの部分に盲孔状のダミー炎孔7bを形成している。
図3(a)を参照して、取付板5の中央部にはガス流入口5aが開設されている。そして、環状に形成した一端側の押え板3の外面に、取付板5をガス流入口5aが押え板3の内周空間に臨むようにスポット溶接等で固定している。また、連結部材2は角筒状であって、一端部が取付板5のガス流入口5aの周縁部内面にスポット溶接等で固定される。従って、一端側の押え板3は、連結部材2の一端部に取付板5を介して固定されることになる。連結部材2の周面には多数の透孔2aが形成されており、ガス流入口5aから流入する燃料ガスと一次空気との混合ガスがこれら透孔2aを介して燃焼筒1内に供給され、各燃焼板6の炎孔6aから噴出して燃焼する。ここで、連結部材2は、燃焼筒1内に混合ガスを均一に分布させるための分布管として機能する。
連結部材2の他端部にはキャップ2bが固着されており、このキャップ2bには、環状に形成した他端側の押え板4の内周に嵌挿される凸部2cが形成されている。バーナの組立てに際しては、先ず、燃焼筒1に連結部材2を挿入して、燃焼筒1の一端面に、一端側の押え板3を端面パッキン6を介して当接させ、次に、燃焼筒1の他端面に、他端側の押え板4を端面パッキン6を介して当接させる。この際、押え板4の内周に凸部2cが嵌挿される。そして、最後に凸部2cを軸方向内方に押し潰す。これによれば、押え板4が軸方向内方に押圧された状態で連結部材2にかしめ固定されることになり、両押え板3,4間に燃焼筒1がしっかりと挟持される。
各押え板3,4の外周には、軸方向内方に屈曲する筒状のフランジ部3a,4aが曲成されている。また、各燃焼板7の端部外面には、径方向内方に窪む窪み部7cが形成され、更に、端面パッキン6の外周には、図4に示す如く、各燃焼板7の窪み部7cに重なる外周パッキン部6aが周方向の間隔を存して複数延出されている。更に、燃焼筒1の一端側と他端側の端部外面には、周囲1箇所を切欠いたC形の弾性リングから成るリング部材9が燃焼板7の窪み部7cに係合するように装着されており、リング部材9により複数の燃焼板7が筒状に結束されている。尚、本実施形態では、リング部材9を断面円形のばね材で形成しているが、断面角形のばね材で形成しても良い。
各押え板3,4を各端面パッキン6を介して燃焼筒1の各端面に当接させる際、フランジ部3a,4aにより各外周パッキン部6aが基端側から軸方向内方に折り曲げられて、図3(b)に明示するように、各燃焼板7の窪み部7cとフランジ部3a,4aの内面との間に各外周パッキン部6aが挟み込まれる。ここで、フランジ部3a,4aの内径は、このフランジ部3a,4aの内面と窪み部7cとの間に外周パッキン部6aが所定の締め代分だけ圧縮されて挟み込まれるように設定されている。そのため、外周フランジ部6aの圧縮反力により燃焼板7が径方向内方に締め付けられ、この締め付け力で各燃焼板7,7間のサイドパッキン8が圧縮される。これにより、サイドパッキン8が燃焼板7になじみ、各燃焼板7,7間のシール性が確保される。
ところで、外周パッキン部6aを設けずに、フランジ部3a,4aで燃焼板7を径方向内方に締め付けるには、フランジ部3a,4aの内径を燃焼筒1の端部の自由状態(サイドパッキン8の圧縮前の状態)での外径よりも小さくする必要がある。そのため、燃焼筒1に対する押え板3,4の組み付け時に燃焼板7の端部外面をフランジ部3a,4aで削ってしまうことがあり、押え板3,4の組み付けが非常に困難になる。これに対し、本実施形態では、フランジ部3a,4aの内径を燃焼筒1の端部の自由状態での外径より外周パッキン部6aの圧縮状態での厚さ分だけ大きく設定できる。そのため、燃焼筒1に対する押え板3,4の組み付け時に、燃焼板7の端部外面がフランジ部3a,4aで削られることはなく、燃焼筒1に対する押え板3,4の組み付けが容易になる。更に、本実施形態では、フランジ部3a,4aの軸方向内端部に、軸方向内方に向かって拡径するテーパー部3b,4bを形成している。そのため、押え板3,4の組み付け時にフランジ部3a,4aの端縁が外周パッキン部6aに食い込むようなことが防止され、燃焼筒1に対する押え板3,4の組み付けが一層容易になる。
また、燃焼板7の窪み部7cの軸方向長さはフランジ部3a,4aの軸方向長さより短く設定されている。そして、各押え板3,4の組み付け時にリング部材9がフランジ部3a,4a,に押されて軸方向内方にずれても、燃焼板7の窪み部7cの軸方向内端の段差でリング部材9のそれ以上のずれが阻止されるため、リング部材9は、フランジ部3a,4aの内側から抜け出ることはない。従って、リング部材9は、燃焼筒1の外面の外周パッキン部6aに対し軸方向内方に隣接する部分に確実に保持される。そして、燃焼板7の窪み部7cとフランジ部3a,4aの内面との間の隙間がリング部材9により閉塞される。
ここで、端面パッキン6およびサイドパッキン8は、セラミック繊維にバインダを含浸させて成形したセラミックパッキンで構成されており、時間の経過でバインダが次第に熱分解して消失し、厚みが減少する(痩せる)。そして、外周パッキン部6aが痩せると、燃焼板7の締め付け力が低下する。然し、燃焼板7はリング部材9により筒状に結束されているため、燃焼板7が径方向外方にずれて、燃焼板7,7間からのガス漏れを生ずるようなことは防止される。また、サイドパッキン8が痩せると、弾性リングで構成されるリング部材9の弾力により、各燃焼板7はサイドパッキン8が痩せ分だけ燃焼板7,7間の隙間を詰めるように径方向内方に押し動かされ、燃焼筒1がサイドパッキン8の痩せ分だけ縮径される。従って、サイドパッキン8が痩せても、燃焼板7,7間のシール性は確保され、ガス漏れは確実に防止される。
外周パッキン部6aの劣化が更に進むと、外周パッキン部6aが端面パッキン6から分離することがあるが、燃焼板7の窪み部7cとフランジ部3a,4aの内面との間の隙間はリング部材9により閉塞されているため、この隙間から外周パッキン部6aが抜け落ちることない。従って、抜け落ちた外周パッキン部6aが炎に触れて燃焼不良を生ずるようなことは確実に防止される。尚、リング部材9による燃焼板7の窪み部7cとフランジ部3a,4aの内面との間の隙間の閉塞の程度は、外周パッキン部6aの抜けを阻止できる程度であれば十分であり、この隙間を完全に閉塞しなくても良い。また、燃焼板7の窪み部7cとフランジ部3a,4aの内面との間の隙間の開口端となるフランジ部3a,4aの軸方向内端部の隙間が外周パッキン部6aの抜けを阻止できる程度に閉塞される限り、リング部材9がフランジ部3a,4aの内側から部分的に露出していても良い。但し、リング部材9の熱による劣化を抑制するには、本実施形態のように、リング部材9をフランジ部3a,4aの内側に完全に収めることが望ましい。
以上、各燃焼板7,7間にサイドパッキン8を介設する実施形態について説明したが、燃焼板7の側縁を隣接する燃焼板7の側縁に直接接触させてサイドパッキン8を省略することも可能である。この場合は、サイドパッキン8の痩せに応じて燃焼筒1を縮径させる必要はない。従って、リング部材9は複数の燃焼板7を筒状に単純に結束するだけで良い。図5はこのような実施形態を示している。このものでは、リング部材9を、周囲1箇所にスポット溶接のための突合せ部9aを有するバンドで構成し、このバンド(リング部材)9を、燃焼筒1の各端部の外面に、上記実施形態と同様に燃焼板7の各端部の窪み部7cに係合するように装着して、複数の燃焼板7を結束している。そして、押え板4のフランジ部4aにバンド9の突合せ部9aに対応するスリット状の切欠き4cを形成し、燃焼筒1の端部に、押え板4を端面パッキン6を挟むようにして装着したときに、突合せ部9aが切欠き4cに挿入されるようにしている。このものでも、燃焼板7の窪み部7cとフランジ部4aの内面との間の隙間はバンド9により閉塞され、この隙間から外周パッキン部6aが抜け落ちることが防止される。ここで、図5には、一端側の押え板3が示されていないが、この押え板3のフランジ部3aにも、燃焼筒1の一端側の端部外面に装着するバンドの突合せ部に対応する切欠きを形成する。尚、バンド9の突合せ部9aは、燃焼筒1の端部外面へのバンド9の装着工程の前後何れでスポット溶接しても良い。
また、各燃焼板7,7間にサイドパッキン8を介設するバーナであっても、サイドパッキン8の痩せによるガス漏れが左程問題にならない場合には、リング部材9として上記バンドを用いても良い。また、上記実施形態では、端面パッキン6の外周に、複数の燃焼板7に対応する複数の外周パッキン部6aを延出したが、端面パッキン6の外周に軸方向に屈曲する筒状の外周パッキン部を延出することも可能である。
本発明の第1実施形態の筒状バーナの平面図。 図1のII−II線で切断した断面図。 (a)図2のIII−III線で切断した断面図、(b)図3(a)の丸bで囲った部分の拡大断面図。 図1のバーナの燃焼筒の斜視図。 本発明の第2実施形態の筒状バーナの要部の分解状態の斜視図。
符号の説明
1…燃焼筒、2…連結部材、3,4…押え板、3a,4a…フランジ部、6…端面パッキン、6a…外周パッキン部、7…燃焼板、7a…炎孔、7c…窪み部、8…サイドパッキン、9…リング部材。

Claims (3)

  1. 多数の炎孔を有する複数の短冊状の燃焼板を筒状に組み合わせて構成される燃焼筒と、燃焼筒の内側を軸方向にのびる連結部材と、連結部材の両端に固定される一対の押え板とを備え、各押え板を燃焼筒の各端面に該各端面に重なる各端面パッキンを介して当接させて、両押え板により燃焼筒を軸方向両側から挟持するようにした筒状バーナにおいて、
    各端面パッキンの外周に、各燃焼板の端部外面に重なる外周パッキン部を延出すると共に、各押え板の外周に、軸方向内方に屈曲する筒状のフランジ部を曲成して、このフランジ部の内面と各燃焼板の端部外面との間に外周パッキン部が所定の締め代分だけ圧縮されて挟み込まれるようにすると共に、
    燃焼筒の外面の外周パッキン部に対し軸方向内方に隣接する部分に、複数の燃焼板を筒状に結束するリング部材を装着し、各燃焼板の端部外面と各押え板のフランジ部の内面との間に生ずる隙間をリング部材により閉塞することを特徴とする筒状バーナ。
  2. 前記各燃焼板の端部外面に、径方向内方に窪む窪み部を形成し、前記各押え板のフランジ部の内径を、このフランジ部の内面と窪み部との間に前記外周パッキン部が所定の締め代分だけ圧縮されて挟み込まれるように設定すると共に、前記リング部材を窪み部に係合するように装着することを特徴とする請求項記載の筒状バーナ。
  3. 請求項1又は2に記載の筒状バーナであって、前記複数の燃焼板を、各燃焼板間に各燃焼板の側縁に沿うサイドパッキンを介設した状態で筒状に組み合わせて前記燃焼筒を構成するものにおいて、
    前記リング部材を、複数の燃焼板を径方向内方に弾力的に締め付ける弾性リングで構成することを特徴とする筒状バーナ。
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