JP3994474B2 - 自動変速機のロックアップスリップ制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動変速機に関し、特に、その流体伝動装置のロックアップスリップ制御に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動変速機において、流体伝動装置内での流体の滑りによる伝動効率の低下を防ぐためにロックアップクラッチを設けたものがある。こうしたものでは、駆動源としてのエンジン回転数が低いためにトルク振動が大きなときにロックアップを行うと、エンジンのトルク振動が伝わり、好ましくない。こうしたエンジン振動の遮断と燃費の向上との兼ね合いから、上記の自動変速機では、自動変速機制御装置内に組み込まれ、車速及びスロットル開度に対応させてロックアップオン・オフ領域を定めたロックアップ線図に基づいて、車両走行の各時点での実車速及びスロットル開度情報を自動変速機制御装置に取り入れつつ、ロックアップ線図上のオン・オフ領域を参照してロックアップオン・オフを油圧制御により行うようにしている。
【0003】
こうした技術において、近時、ロックアップクラッチの作動領域を可能な限り低車速側まで拡張して、更なる燃費の向上を図るべく、エンジンからのトルク振動を吸収しつつトルク伝達を補助すべく、ロックアップクラッチのスリップ制御を可能とする技術が提案されている。こうした技術の一つとして、特開平8−28681号公報に開示の技術がある。これでは、スリップ制御におけるスリップ制御開始時に、ロックアップクラッチ解放状態における流体伝動装置の入力回転数(すなわちエンジン出力回転数)と、流体伝動装置の出力回転数(すなわちトランスミッション入力回転数)との差(すなわちスリップ回転数)を目標とする最終的なスリップ回転数(本明細書を通じて基本目標スリップ回転数という)に徐々に近付けていくのに、目標値に合わせてロックアップクラッチに印加する油圧を制御するフィードフォワード制御が行われるが、その際に急速な目標値の変化による制御のオーバシュートを防ぐべく、目標値が基本目標スリップ回転数に近づくにつれて目標スリップ回転数の低減量を小さくする制御(本明細書を通じて目標値なまし制御という)が提案されている。
【0004】
ところで、クラッチ解放領域からスリップ制御領域への移行の際には、エンジンスロットル開度がほぼ一定の状態で、車速の上昇によりスリップ制御領域に入る場合と、車速がほぼ一定の状態でスロットル開度の急変によりスリップ制御領域に入る場合とがあり、前者の場合にはエンジン出力回転数が安定しているため、目標値なまし制御をすぐに開始しても制御性に問題はないが、後者の場合には、エンジン出力回転数が不安定になるため、すぐに目標値なまし制御を開始すると制御が不安定になる。そこで上記従来の技術では、この場合に、スリップ制御の条件が成立してから所定時間は、目標スリップ回転数の設定を実スリップ回転数と同一とし、それに応じたフィードフォワード値(リニアソレノイド出力値)を出力することで実質的な目標値なまし制御が生じないようにして、制御性の問題点を解消している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術のように実スリップ回転数を目標スリップ回転数として油圧制御のためのリニアソレノイド出力値を出力する制御を行っても、エンジン回転数が不安定となる可能性のある期間(スリップ領域移行直後)においては、次のような問題点が生じる可能性がある。
(1)エンジン回転数が不安定であるため、実スリップ回転数も不安定になってしまい、それに基づくリニアソレノイド出力値の制御も不安定になってしまう。
(2)車両の高地走行やエンジンの劣化等によりエンジンの出力が低下している場合、スロットル開度に対して入力トルクが小さくなっているにもかかわらず、この低下分を見込まずにマップデータ上のスロットル開度に合わせたリニアソレノイド出力値が設定されるため、該出力値が適正値に対して大きくなり過ぎる。その結果、クラッチは係合側に変位して、実スリップ回転数が小さくなり、それに基づいて定められる目標スリップ回転数も小さくなる。そして、その小さくなった目標スリップ回転数に基づいて、適性でない更に大きなリニアソレノイド出力値が出力されるようになる。こうした状態の繰り返しで、目標値なまし制御が開始される前に実スリップ回転数が大きく落ち込んでしまい、この現象がはなはだしい場合、クラッチが係合してしまう。その結果、こもり音やショックが発生して、運転者に不快感を与えることになる。
【0006】
そこで本発明は、エンジン回転数の変動で流体伝動装置の入力回転数が不安定となる可能性のある期間中は、スリップ回転数が変化しないようにリニアソレノイドの出力値を所定値に維持することで、その後のスリップ制御への移行を、当初の入力回転数変動に影響されない安定したものとする自動変速機のロックアップスリップ制御装置を提供することを第1の目的とする。
【0007】
また、本発明は、上記期間中に変速が生じた場合でも、スリップ制御に円滑に移行できるロックアップクラッチの解放状態を維持させることを第2の目的とする。
【0008】
更に、本発明は、上記のように入力回転数が不安定となる可能性のある期間中だけスリップ制御の開始を遅らせることに伴うロックアップクラッチの解放状態からスリップ状態への移行の遅れを可及的に小さくすることを第3の目的とする。
【0009】
更に、本発明は、エンジン出力トルクの低下がスリップ制御に与える影響をなくすべく、スリップ制御に用いるリニアソレノイド出力値を、実スリップ回転数を達成するに必要なリニアソレノイド出力値に基づき補正し、基本目標スリップ回転数をも含めた目標スリップ回転数達成のためのリニアソレノイド出力値のズレを防止することを第4の目的とする。
【0010】
更に、本発明は、上記の各目的を達成しながら、スリップ制御におけるロックアップクラッチの解放状態から基本目標スリップ回転数達成までの制御を円滑にすることを第5の目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記第1の目的を達成するため、本発明は、ロックアップクラッチを有する流体伝動装置を備える自動変速機であって、前記流体伝動装置の入力回転数と出力回転数との回転数差によってロックアップクラッチに生じるスリップ量を、ロックアップクラッチに印加する油圧を制御して、基本目標スリップ回転数に合わせるように制御を行うようになっている。
そして、スリップ制御開始条件が成立してから入力回転数が安定するまでの所定期間を設定する期間設定手段と、該期間設定手段によって設定された所定期間中、前記油圧を前記入力回転数に依存することがない一定の、しかも、ロックアップクラッチがスリップ制御開始寸前の解放状態に維持される所定圧とする所定圧設定手段とを有する。
【0012】
次に、第2の目的を達成するため、該ロックアップスリップ制御装置は、前記所定期間中に変速判断が成立した場合に、変速終了後の入力回転数が安定するまでの第2の所定期間を設定する第2の期間設定手段を有する。
そして、前記所定圧設定手段は、前記第2の期間設定手段によって設定された所定期間中も、前記油圧を解放状態のスリップ回転数から変化しない所定圧とする。
【0013】
更に、第3の目的を達成するため、ソレノイド信号に基づいてソレノイド圧を出力するリニアソレノイドバルブと、前記ソレノイド圧が印加され、該ソレノイド圧に応じて前記油圧を出力するロックアップコントロールバルブと、前記ソレノイド圧によって切り換えられる切換手段とを有する。
そして、前記ロックアップスリップ制御装置は、前記ソレノイド圧によって、前記切換手段をロックアップスリップ制御が可能な油路連結状態とし、かつ、前記ロックアップコントロールバルブによって出力される前記所定圧を、ロックアップクラッチの解放状態を維持することができる最高の油圧とする。
【0014】
また、第4の目的を達成するため、前記ロックアップスリップ制御装置は、前記ロックアップクラッチの実スリップ回転数を検出する実スリップ回転数検出手段と、前記実スリップ回転数を達成するために必要な油圧を算出する算出手段と、前記所定圧と算出手段によって算出された油圧とを比較する比較手段と、該比較手段による比較結果に基づいて、所定期間終了後の油圧出力を補正する補正手段とを有する。
【0015】
また、第5の目的を達成するため、前記ロックアップスリップ制御装置は、実スリップ回転数に基づいて目標スリップ回転数を設定する目標スリップ回転数設定手段を有する。
そして、該目標スリップ回転数設定手段は、所定期間終了後に、解放状態のスリップ回転数から基本目標スリップ回転数まで、順次低減割合を減少させながら目標スリップ回転数を設定してなまし制御を行う。
【0016】
【発明の作用及び効果】
このような構成を採った本発明に係る自動変速機では、スリップ制御が開始されるまでは、ロックアップクラッチに印加される油圧が目標スリップ回転数の設定値と関係なく所定圧とされるので、スリップ制御が開始されるまでの実スリップ回転数が安定する。したがって、スリップ制御時に、実スリップ回転数が低下し過ぎることがなく、こもり音が発生せず、運転者に不快感を与えることを防止できる。
【0017】
そして、請求項2に記載の構成によると、変速中は実スリップ回転数の変動が激しいことに対応して、スリップ制御開始条件成立後の所定期間中に変速判断があった場合には、その所定期間を、第2の期間設定手段により変速終了後所定期間経過するまで延長することで、安定した制御を行うことができる。したがって、この場合もスリップ制御時に、実スリップ回転数が低下し過ぎることがなく、こもり音が発生せず、運転者に不快感を与えることを防止できる。
【0018】
また、請求項3に記載の構成によると、スリップ制御が開始されるまでロックアップクラッチがスリップ制御開始寸前の解放状態に維持されるので、所定期間経過後のスリップ制御の開始の遅れを防ぐことができる。
【0019】
ところで、流体伝動装置への入力トルクが適性な場合には、所定圧と、現在の実スリップ回転数を達成するために必要な油圧は等しくなる。しかしながら、流体伝動装置への入力トルクが、何らかの原因、例えば車両の高地走行によるエンジン出力の低下やエンジンそのものの劣化による出力低下等で適正値からずれることがある。そこで、請求項4に記載の構成によると、所定圧と、現在の実スリップ回転数を達成するために必要な油圧との比較結果に基づいて、スリップ制御開始以降のリニアソレノイドの油圧出力が補正されることで、常に実際の入力トルクにあった油圧出力を設定でき、それによりスリップ制御を適正に行うことができる。
【0020】
更に、請求項5に記載の構成によると、所定期間経過後のスリップ制御時に、目標値なまし制御により、実スリップ回転数を基本目標スリップ回転数達成まで円滑に制御することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面に沿い、本発明の実施形態について説明する。図1は実施形態に係る自動変速機のロックアップスリップ制御装置を示すもので、図に概念的にブロック化してシステム構成を示すように、この自動変速機(T/M)は、車両のエンジン(E/G)に連結されるトルクコンバータ10の形態を採るロックアップクラッチ11付の流体伝動装置と、それに連結されたギヤトレイン20と、ギヤトレイン20中の各クラッチ及びブレーキを制御する各種制御バルブ等が組み込まれたバルブボディ(V/B)の形態を採る油圧制御回路とから構成されている。
【0022】
この自動変速機(T/M)の制御装置は、エンジン制御装置(ECM)と連携して油圧制御回路を作動させ、変速及びロックアップ制御を行う電子制御装置としてのマイクロコンピュータからなる自動変速機制御装置(TCM)で構成されている。更に、このシステムは、制御のための情報の検出手段として、ギヤトレイン20中の入力クラッチドラム21の回転からトルクコンバータ10のタービンランナ13の回転数を検出するトランスミッション入力回転センサ51と、ギヤトレイン20中の出力系のギヤ22の回転から車速を検出する車速センサ52を備えている。また、このシステムでは、自動変速機制御装置(TCM)は、エンジン回転数からトルクコンバータ10のポンプインペラ12の回転数を検出し、かつ、エンジン(E/G)のスロットル開度を検出すべく、エンジン制御装置(ECM)に接続されている。かくして、自動変速機制御装置(TCM)は、車速、スロットル開度及びエンジン回転数とトランスミッション入力回転から得られる実スリップ回転数に基づき、油圧制御回路を制御してトルクコンバータ10のロックアップクラッチ11を制御するものとされている。
【0023】
また、バルブボディ(V/B)中のロックアップ制御に係る油圧回路は、自動変速機制御装置(TCM)からの信号で作動するリニアソレノイドバルブ31、リニアソレノイドバルブ31から出力されるソレノイド圧(PS O L )で調圧作動するロックアップコントロールバルブ32及び同じくソレノイド圧(PS O L )で切り換え作動してセカンダリ圧(PS E C )をトルクコンバータ10に係合圧(PO N )又は解放圧(PO F F )として一方から供給するとともに他方から排出するロックアップリレーバルブ33を備えている。
【0024】
そして、自動変速機制御装置(TCM)は、目標値なまし制御のための出力値設定手段(S12)の他に、本発明に従い、期間設定手段(S8)と、所定圧設定手段(S10)とを処理プロセスとして備えている。この場合の期間設定手段(S8)は、スリップ制御開始条件が成立してから入力回転数が安定するまでの所定期間を設定するものとされ、所定圧設定手段(S10)は、該期間設定手段により設定された所定期間中、ロックアップクラッチ11に印加する油圧を目標値なまし制御が開始しない所定圧とするものとされている。
【0025】
次に、上記の各構成について更に詳しく説明する。自動変速機制御装置(TCM)は、図2に示すような車速とスロットル開度との関係により領域を定められたロックアップ線図をマップデータとして備えている。図に示すように、スリップ制御領域は、ロックアップオン(L−up ON)領域の低車速側で、スロットル開度が小さい側の所定の車速とスロットル開度の範囲に設定されている。こうしたロックアップ線図を参照しながら自動変速機制御装置(TCM)は、車速の増加あるいはスロットル開度の減少により、ロックアップオフ(L−up OFF)領域からスリップ制御領域に移行する際に、トルクコンバータ10の入力回転数と出力回転数との回転数差によりロックアップクラッチ11に生じるスリップ量を、それに印加する油圧を制御して、解放状態のスリップ回転数から、逐次更新して設定される目標スリップ回転数に基づき、基本目標スリップ回転数まで目標値なまし制御する。
【0026】
図3は目標値なまし制御の特性を示す。図に示すように、目標値なまし制御の際のスリップ回転数の減少量は、基本目標スリップ回転数と目標スリップ回転数との差に応じて、該差が小さくなるほど小さな値とし、該減少量の加算により逐次更新して低減される目標スリップ回転数に基づくリニアソレノイドバルブ31(図1参照)へのソレノイド信号出力より、油圧制御回路のフィードフォワード制御による実スリップ回転数のオーバシュートを防ぐ設定とされている。
【0027】
バルブボディ中のロックアップ制御に係る油圧制御回路は、図4に詳細に回路図で示すように、油圧制御回路のライン圧をセカンダリレギュレータバルブにより調圧したセカンダリ圧のトルクコンバータ10への供給及び排出を行うべく設けられている。トルクコンバータ10は、コンバータケースと一体化されたポンプインペラ12と、それに対向するタービンランナ13と、それらの間に介装されたステータ14とを備え、ロックアップクラッチ11は、コンバータケースとタービンランナ13とを直結する配置とされている。このように構成されたトルクコンバータ10に対して、コンバータケースとロックアップクラッチ11との間に油圧を供給し、ポンプインペラ12が設けられた側から油圧を排出することでロックアップオフとなり、その反対の油圧の供給及び排出でロックアップオンとなる。
【0028】
このようなロックアップクラッチに印加する油圧の切換手段としてロックアップリレーバルブ33が設けられている。ロックアップリレーバルブ33は、図の左半分に示すロックアップオフ位置において、セカンダリ圧がロックアップクラッチ11を解放する側の油室(以下、オフ室という)Rから入り、ロックアップクラッチ11を係合する側の油室(以下、オン室という)Aからの油をクーラを経てドレンする状態と、図の右半分に示すロックアップオン位置において、セカンダリ圧がオン室Aから入り、オフ室Rからの油がロックアップコントロールバルブ32を経て絞られながらドレンされる状態とを実現するスプール弁で構成されている。リニアソレノイドバルブ31は、自動変速機制御装置から出力されるソレノイド信号に基づき、回路のライン圧をモジュレータバルブにより減圧したソレノイドモジュレータ圧を基圧とし、それを適宜ドレンしながらソレノイド圧を出力するソレノイド作動の調圧弁とされている。また、ロックアップコントロールバルブ32は、上記のように、印加されるソレノイド圧に応じて、オン室A側の油圧を調圧ドレンする油圧作動のスプール弁で構成されている。
【0029】
こうしたシステムを用いて自動変速機制御装置により実行されるスリップ制御のフローチャートを図5に示す。この制御では、先ず、ステップS1でスリップ制御中か否かの判断を行う。この判断は、当初は不成立となるので、次のステップS2でスリップ開始条件の成立判断を行う。この判断が不成立の場合は、以下の処理を行わずに次回のルーチンに入る。一方、この判断が成立の場合、ステップS3に進み、エンジン回転数が安定するのを待つためのタイマ1のカウントを開始する。そして、ステップS4でロックアップリレーバルブをオン(ON)側へ切り換える処理を行う。具体的には、図4に示すリニアソレノイドバルブ31の負荷電圧を極短時間だけ高い値とし、該バルブ31からパルス状の高いソレノイド圧を出力させる。この処理により、油圧制御回路は、スリップ制御が可能な油路接続状態、すなわちオン室A側にセカンダリ圧を供給し、オフ室R側から排出される油をロックアップコントロールバルブ32に導く状態に切り換わる。
【0030】
図5に戻って、次に、ステップS5で、エンジン制御装置(ECM)から伝送されるエンジン回転数(すなわち入力回転数)と実測されるトランスミッション入力クラッチ回転数(すなわち出力回転数)から実スリップ回転数の算出を行う。そして、ステップS6で、なまし制御終了後の最終的目標回転数としての基本目標スリップ回転数を設定する。この基本目標スリップ回転数の設定は、自動変速機制御装置のメモリ内に予め組み込まれた図6に示すようなマップに基づいて、タービン回転数とスロットル開度との関係で決定される。更に、ステップS7で目標値なまし制御が終了したか否かを示すフラグF1の判定を行う。この判定は、当初は不成立となるので、ステップS8のタイマ1判定(例えばタイマ経過時間はt1 =800msecとされる)に進む。この判定も当初は不成立となるので、ステップS9に進み、実スリップ回転数を目標スリップ回転数として設定する。そして、ステップS10でリニアソレノイド出力値を目標スリップ回転数、基本目標スリップ回転数及び実スリップ回転数に関係なく、ある所定圧(例えばリニアソレノイド出力値を1.2kgf/cm2 )に設定し、出力する。以上のステップS1〜S10をステップS8のタイマ1判定が成立するまで繰り返す。
【0031】
上記のループの繰り返しでステップS8のタイマ1判定が成立すると、なまし制御に入る。すなわち、ステップS11で、ステップS9で設定された目標スリップ回転数から減少量(基本目標スリップ回転数と目標スリップ回転数(この場合実スリップ回転数と等しい)との差に基づいて設定される値)を減算し、新たな目標スリップ回転数を算出する。そして、ステップS12で、算出された目標スリップ回転数、エンジン制御装置から伝送されるスロットル開度及び実測されるトランスミッション(T/M)入力回転数に基づきリニアソレノイド出力値を設定し、出力する。このリニアソレノイドから出力される油圧は、図7にマップデータとして示されている。なお、図示のマップは、基本目標スリップ回転数(この場合、目標スリップ回転数を含む。)を100rpmとする場合の例で、基本目標スリップ回転数を200rpm、300rpmとする場合についても、異なるリニアソレノイド出力値のマップデータが同様に組み込まれている。また、基本目標スリップ回転数の設定が、更に細かく設定可能なマップ(例えば、基本目標スリップ回転数300rpmと200rpmとの間に、290rpm、280rpm、・・・220rpm、210rpmという領域を設定したマップ)を用いた場合、その基本目標スリップ回転数と同数のリニアソレノイド出力値のマップを、データとして記憶しておくことは、メモリの増大を招き、コストも不利となってしまうので、その場合は、300rpm及び200rpmのリニアソレノイド出力値のマップデータを用い、線形補完により基本目標スリップ回転数に対応するリニアソレノイド出力値を設定してもよい。この状態で、ステップS13により、実スリップ回転数が基本目標スリップ回転数未満か否かの判断を行う。この判断は、基本目標スリップ回転数に達するまでは不成立となるので、この判断が成立するまで、このループによるなまし制御を継続する。やがて、実スリップ回転数が基本目標スリップ回転数に達すると、ステップS13の判断が成立となるので、ステップS14により、目標値なまし制御が終了したことを示すフラグF1をセットし次回のループに入る。
【0032】
次のループでは、ステップS7のフラグF1判断が成立となるので、ステップS15以降の定常時のスリップ制御に入る。この場合、ステップS15でタイマ1をリセットし、次に、ステップS16で、基本目標スリップ回転数、スロットル開度及びトランスミッション(T/M)入力回転数に基づきリニアソレノイド出力値を設定し、出力する。この状態に入ると、ステップS1のスリップ制御中判断が成立するので、ステップS17のスリップ終了条件成立まで、ステップS5〜S7及びステップS15,S16を繰り返す。このスリップ制御のループは、ステップS17の判断が成立することで終了する。すなわち、ステップS18によりスリップ制御終了処理を行い、ステップS19でフラグF1をクリアする。
【0033】
こうした一連の制御フローによる典型的なリニアソレノイド出力値の変化のタイムチャートを図8に、また、それによるスリップ回転数の変化のタイムチャートを図9に示す。図8に示すように、スリップ制御開始条件成立(ステップS2判断成立)によりタイマ1のカウントの開始と同時にステップS4の切り換え処理のために、当初、パルス状のリニアソレノイド出力がなされ、その後にタイマ1の経過時間t1にわたって所定圧が出力されている。この状態では、図4に示す油圧回路上では、ロックアップリレーバルブ33は図の右半分に示す位置にスプールが切り換わり、定圧のセカンダリ圧がトルクコンバータ10のオン室A側から供給され、オフ室R側からの油がロックアップリレーバルブ33経由でロックアップコントロールバルブ32に導出され、該バルブ32のスプールにより絞られながらドレンされる。かくしてロックアップクラッチ11は、オン室A側のセカンダリ圧とオフ室R側の背圧とのバランスで、スリップ寸前の解放状態に維持される。
【0034】
やがてタイマ1が時間t1 を経過すると、目標値なまし制御に移行すべく、前記ステップS11及びステップS12の処理で、リニアソレノイド出力値が所定の特性で上昇させられる。これによりスリップ回転数は、実スリップ回転数(図9に破線で示す)が順次所定の減少量ずつ減算して更新設定される目標スリップ回転数(図9に実線で示す)に追随する状態で変化する。かくして目標スリップ回転数が基本目標スリップ回転数に達したところで、ロックアップクラッチの係合方向へのスリップ状態で進んでトルク伝達の増加に伴い実スリップ回転数が基本目標スリップ回転数を下回るようになったところでステップS14によるフラグF1設定で目標値なまし制御を終了し、以後は定常状態のスリップ制御状態となる。
【0035】
この制御形態によれば、図9に示すようにスリップ開始条件成立後の所定期間t1の間は、実スリップ回転数は本来の変動を生じるだけで、目標スリップ回転数により影響されることがないので、実スリップ回転数により設定される目標スリップ回転数は、目標値なまし制御開始時に本来の実スリップ回転数に合わせて適切に設定されるようになる。
【0036】
次に、図10はスリップ制御の他の形態のフローチャートを示す。この形態はタイマ1計測中に変速判断が成された場合に対応するものである。この形態の場合の制御は、基本的には前記制御形態と同様となるので、同様のステップについては同じステップ番号を付して説明に代え、以下相違点のみ説明する。
【0037】
この制御形態では、ステップS7の目標値なまし制御が終了したか否かを示すフラグF1の判定と、ステップS8のタイマ1の判定との間に、ステップS7−1による変速判断フラグF2の判定が追加されている。この制御形態において、ステップS8のタイマ1の判定の不成立の間に、ステップS20の変速判断ありの判定が不成立の場合は、前記制御形態の場合と同様のルーチンとなる。
【0038】
一方、ステップS20の変速判断あり判定が成立すると、ステップS21により変速判断ありのフラグF2を設定する。そしてステップS22で変速終了判断ありのフラグF3判定を行う。当初はこの判定は成立しないので、次のステップS23で変速終了判断ありの判定の不成立を経て、ステップS9に進み、実スリップ回転数を目標スリップ回転数として設定し、ステップS10でリニアソレノイド出力値を目標スリップ回転数に応じた所定圧に設定し、出力する。次のルーチンでは、ステップS7−1のフラグF2判断が成立するので、ステップS22の変速終了判断ありのフラグF3判定を行う。以下同様のループをステップS22のフラグF3判定の成立まで繰り返す。
【0039】
やがてステップS22のフラグF3判定が成立すると、ステップS26の第2のタイマ2判定に進む。そして当初はこの判定が不成立となるので、ステップS9以後のステップに進む。このループはステップS26の第2のタイマ2判定の成立まで繰り返される。やがてステップS26の第2のタイマ2判定が成立すると、ステップS27によりフラグF2及びフラグF3を共にクリアしてステップS11以後のなまし制御に移行する。これ以降の制御形態は、前記制御形態と実質的に同様である。ただし、この場合は、ステップS15’では両タイマを共にリセットする。
【0040】
こうした第2の制御形態による典型的なリニアソレノイド出力値の変化のタイムチャートを図11に、また、それによるスリップ回転数の変化のタイムチャートを図12に示す。この場合の所定圧を出力するに足るリニアソレノイド出力値は、変速判断成立から変速終了判断成立までの期間後更にタイマt2期間だけ延長される。この期間中は、図12に示すように、実スリップ回転数(図に破線で示す)は、変速終了の前後で大きく変動するが、図11に示すように、リニアソレノイド出力値は、所定圧を維持する値に保たれ、実スリップ回転数が目標スリップ回転数の影響を受けることなく変動するだけなので、目標値なまし制御開始時には実スリップ回転数が本来の値に戻り、それに合わせる目標スリップ回転数の設定も適切に行われることになる。
【0041】
最後に、図13は更に他の制御形態のスリップ制御のフローチャートを示す。この形態は、なまし制御開始以降のリニアソレノイド出力値の補正を行うものである。この形態の場合の制御も基本的には、当初の制御形態と同様となるので、同様のステップについては同じステップ番号を付して説明に代え、以下相違点のみ説明する。
【0042】
この制御形態では、ステップS8のタイマ1の判定の後に、ステップS8−1による補正値設定フラグF2の判定が追加されている。この制御形態においては、このようにステップS8のタイマ1の判定の成立の後に、ステップS8−1による補正値設定フラグF2の判定が追加されているため、タイマ1経過後の当初のループで、ステップS30以降の30番代のステップがステップS9に先立って実行される。
【0043】
これらのステップは、エンジン出力の低下を考慮して実行されるもので、それにより目標スリップ回転数より実スリップ回転数が小さくなってしまい、その現象が著しい場合にはロックアップクラッチが係合してのを防ぐものである。この場合、先ずステップS30で、実スリップ回転数に基づきリニアソレノイド出力値を算出し、次いでステップS31で、算出したリニアソレノイド出力値から所定圧を減算した値を補正値とし、更に次のステップS32で補正値の正負の判定を行う。そして、この判定による補正値が負の値、すなわちリニアソレノイド出力値を高める値となったときは、ステップS33で補正値を0に修正したうえで、一方、補正値が正の値、すなわちリニアソレノイド出力値を低める値となったときは、そのままステップS34で補正値設定フラグF2をセットし、以後のステップS9に進む。これにより次回のルーチンではステップS8−1による補正値設定フラグF2の判定が成立することになるので、ステップS11’により目標スリップ回転数から減少量を減算して目標スリップ回転数を設定するなまし制御に移行する。これ以降の制御形態は、前記第1制御形態と実質的に同様である。ただし、この場合は、ステップS12−1のリニアソレノイド出力値は補正値となる。この補正は、ステップS16−1のリニアソレノイド出力値についても同様である。
【0044】
この制御形態では、特に、所定圧と現在の実スリップ回転数を達成するために必要な油圧との比較結果に基づいて、なまし制御開始以降の油圧出力が補正されることで、常に実際の入力トルクにあった目標スリップ回転数の設定に基づき油圧出力を設定できるため、それにより目標値なまし制御を適正に行うことができる。
【0045】
以上、本発明をスリップ制御形態を変更した3つの実施形態に基づき詳説したが、本発明は上記実施形態の開示内容のみに限定されることなく、特許請求の範囲に記載の事項の範囲内で種々に細部の具体的構成を変更して実施可能なものであることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の構成をブロック化して概念的に示すシステム構成図である。
【図2】上記実施形態のロックアップクラッチのロックアップ線図である。
【図3】上記実施形態による目標値なまし制御の目標スリップ回転数の減少量を示す特性図である。
【図4】上記実施形態の油圧制御回路の詳細を示す回路図である。
【図5】上記実施形態の自動変速機制御装置により実行されるスリップ制御フローのフローチャートである。
【図6】上記自動変速機制御装置のメモリ内に予め組み込まれた基本目標回転数のマップ図である。
【図7】上記油圧制御回路のリニアソレノイドバルブから出力されるソレノイド圧のマップデータを示す図表である。
【図8】上記制御フローによる典型的なリニアソレノイド出力値の変化を示すタイムチャートである。
【図9】上記制御フローによる典型的なスリップ回転数の変化を示すタイムチャートである
【図10】上記スリップ制御の形態を一部変更した他の形態のフローチャートである。
【図11】上記他の制御形態による典型的なリニアソレノイド出力値の変化のタイムチャートである。
【図12】上記他の制御形態による典型的なスリップ回転数の変化を示すタイムチャートである。
【図13】上記スリップ制御の形態を一部変更した更に他の制御形態のスリップ制御のフローチャートである。
【符号の説明】
T/M 自動変速機
TCM 自動変速機制御装置(制御装置)
10 トルクコンバータ(流体伝動装置)
11 ロックアップクラッチ
33 ロックアップリレーバルブ(切換手段)
S3,S7,S8 期間設定手段
S5 実スリップ回転数検出手段
S10 所定圧設定手段
S11,S11’ 目標スリップ回転数設定手段
S12−1 補正手段
S13 比較手段
S23〜S26 第2の期間設定手段
S30 算出手段
Claims (5)
- ロックアップクラッチを有する流体伝動装置を備える自動変速機であって、前記流体伝動装置の入力回転数と出力回転数との回転数差によってロックアップクラッチに生じるスリップ量を、ロックアップクラッチに印加する油圧を制御して、基本目標スリップ回転数に合わせるように制御を行う自動変速機のロックアップスリップ制御装置において、
スリップ制御開始条件が成立してから入力回転数が安定するまでの所定期間を設定する期間設定手段と、
該期間設定手段によって設定された所定期間中、前記油圧を前記入力回転数に依存することがない一定の、しかも、ロックアップクラッチがスリップ制御開始寸前の解放状態に維持される所定圧とする所定圧設定手段とを有することを特徴とする自動変速機のロックアップスリップ制御装置。 - 該ロックアップスリップ制御装置は、前記所定期間中に変速判断が成立した場合に、変速終了後の入力回転数が安定するまでの第2の所定期間を設定する第2の期間設定手段を有し、
前記所定圧設定手段は、前記第2の期間設定手段によって設定された所定期間中も、前記油圧を解放状態のスリップ回転数から変化しない所定圧とする請求項1に記載の自動変速機のロックアップスリップ制御装置。 - ソレノイド信号に基づいてソレノイド圧を出力するリニアソレノイドバルブと、
前記ソレノイド圧が印加され、該ソレノイド圧に応じて前記油圧を出力するロックアップコントロールバルブと、
前記ソレノイド圧によって切り換えられる切換手段とを有するとともに、
前記ロックアップスリップ制御装置は、前記ソレノイド圧によって、前記切換手段をロックアップスリップ制御が可能な油路連結状態とし、かつ、前記ロックアップコントロールバルブによって出力される前記所定圧を、ロックアップクラッチの解放状態を維持することができる最高の油圧とする請求項1又は2に記載の自動変速機のロックアップスリップ制御装置。 - 前記ロックアップスリップ制御装置は、前記ロックアップクラッチの実スリップ回転数を検出する実スリップ回転数検出手段と、
前記実スリップ回転数を達成するために必要な油圧を算出する算出手段と、
前記所定圧と算出手段によって算出された油圧とを比較する比較手段と、
該比較手段による比較結果に基づいて、所定期間終了後の油圧出力を補正する補正手段とを有する請求項1〜3のいずれか1項に記載の自動変速機のロックアップスリップ制御装置。 - 該ロックアップスリップ制御装置は、実スリップ回転数に基づいて目標スリップ回転数を設定する目標スリップ回転数設定手段を有し、
該目標スリップ回転数設定手段は、所定期間終了後に、解放状態のスリップ回転数から基本目標スリップ回転数まで、順次低減割合を減少させながら目標スリップ回転数を設定してなまし制御を行う請求項1〜4のいずれか1項に記載の自動変速機のロックアップスリップ制御装置。
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