JP3984676B2 - 光電変換装置、及び該装置を有するシステム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光電変換装置、該装置を有するシステム及び画像読み取り方法に係わり、特にX線等の放射線検出装置用として好適に用いることができる光電変換装置、それを用いたシステム及び画像読み取り方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
医療診断を目的とする放射線撮影である医療用放射線撮影あるいは、物体の内部構造を物体を破壊せずに検査する非破壊検査において、(スポット)撮影には増感紙とX線写真フィルムを組み合わせたX線写真法が用いられている。この方法によれば、人体や物体などの被検体を透過したX線等の放射線が増感紙に入射すると、増感紙に含まれる蛍光体がこのX線エネルギーを吸収し、蛍光を発する。
【0003】
この発光がX線写真フィルムを感光させ、X線写真フィルム上には放射線画像が形成される。このフィルムを現像・定着処理することによってX線画像を可視化することができる。
【0004】
最近では放射線画像をディジタル的に取り込む手法が種々開発されている。X線に感度を持ち、検出したX線をその強度に応じた電気信号に変換・出力する光電変換素子、あるいはX線エネルギーを吸収し、それに応じた強度の蛍光を発する蛍光体と、可視光に感度を持ちその強度に応じた電気信号を出力する光電変換素子の組み合わせからなるX線像検出手段を用いて、X線画像を電気信号に変換し、A/D変換によってディジタル的に取り込む手法等がある。
【0005】
この光電変換材料としてアモルファスシリコン(a−Si)を用いた光電変換素子の一例が欧州特許公開公報EP0660421Aに示されている。
【0006】
図5は、この光電変換素子を用いた光電変換装置の一例を示す概略的回路図であり、S11〜S44は光電変換素子である。T11〜T44はスイッチングTFTである。Vsは読み出し電源、Vrはリフレッシュ電源であり、それぞれスイッチSWs、SWrを介して光電変換素子S11〜S44のドレイン電極に接続されている。スイッチSWsはインバータを介して、スイッチSWrは直接に、リフレッシュ制御回路RFに接続されており、リフレッシュ期間中は、スイッチSWrがON、その他の期間は、スイッチSWsがONするよう制御されている。また、rfはリフレッシュライン、g1〜g4はゲート駆動ライン、o1〜o4は読み出しラインであり、SR1,SR2は夫々シフトレジスタである。
【0007】
1画素は、1個の光電変換素子と1個のスイッチングTFTとで構成され、行アドレス選択回路としてのシフトレジスタSR1で選択された行の画素の出力信号は、転送回路としてのシフトレジスタSR2によって順次出力され増幅器Ampによって所望の出力に増幅される。
【0008】
(発明の目的)
本発明はSN比の優れた画像情報を担った信号を出力することが可能な光電変換装置及び該装置を有するシステムを提供することを目的とする。
【0009】
又、本発明は、画像読み取りを連続的に又は読み取りもリフレッシュなどの動作を行なわない無駄な期間なしに行なうことができる光電変換装置及び該装置を有するシステムを提供することを目的とする。
【0010】
更に本発明は装置の構成が複雑にならず、かつ、工程数の増加することなく高性能な読み出しを行なうことができる光電変換装置及び該装置を有するシステムを提供することを目的とする。
【0011】
加えて本発明は上記目的を達成することができる画像読み取り方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の目的を達成するためになされたものであり、本発明の光電変換装置は、複数の光電変換素子がマトリクス状に配された光電変換装置において、複数の前記光電変換素子に共通に接続される信号ラインを複数有し、前記信号ラインを介して前記光電変換素子に電位を与えるリフレッシュ電源と読出電源の組を備え、複数の前記光電変換素子は、複数の前記信号ラインにより複数の群に分けられると共に、前記群ごとに、独立した信号を発生する前記リフレッシュ電源と前記読出電源の組が群ごとに対応して複数設けられ、各群の前記信号ラインによって各群の前記光電変換素子にそれぞれ接続されているものである。
【0013】
加えて本発明のシステムは、複数の光電変換素子がマトリクス状に配された光電変換装置と該光電変換装置からの情報を処理するための画像処理装置とを有するシステムにおいて、複数の前記光電変換素子に共通に接続される信号ラインを複数有し、前記信号ラインを介して前記光電変換素子に電位を与えるリフレッシュ電源と読出電源の組を備え、複数の前記光電変換素子は、複数の前記信号ラインにより複数の群に分けられると共に、前記群ごとに、独立した信号を発生する前記リフレッシュ電源と前記読出電源の組が群ごとに対応して複数設けられ、各群の前記信号ラインによって各群の前記光電変換素子にそれぞれ接続されているものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について必要に応じて図面を用いて説明する。
【0016】
図5に示される画像読取装置における画像データの読み出しタイミングの一例を図2に示す。
【0017】
図2に示すように、時刻t1 でリフレッシュを行なうとその直後に多大な暗電流が発生し、それが電荷として光電変換素子に蓄積される。そこで、実際に光電変換素子から画素データを読み出す場合、本読み(時刻t3 )の前に光電変換素子を空読み(時刻t2 )して、蓄積された電荷を放出する。
【0018】
画像データに対するノイズは、暗電流によって蓄積された電荷の平方根に比例することが知られている。そこで、上記空読みの後、一定時間後に本読みを行なうわけであるが、空読みから本読みまでの間にも暗電流による電荷は、蓄積されており、この値は、できるだけ少ない方が望ましい。暗電流は、時間と共に減少するため上記リフレッシュ動作後、できるだけ遅らせて空読みを行なうことによって本読みでのノイズを減らすことができる。
【0019】
しかしながら、リフレッシュ動作から空読みまでの時間を充分に遅らせると、一定時間ごとに読み出せる本読みの回数が減少する。この場合、遅らせた時間によっては連続画像出力(所謂動画)とならない場合がある。
【0020】
このような問題はリフレッシュ動作を全画素一括に行なわず、複数のグループに分割して行なうことで解決することができる。
【0021】
つまり、リフレッシュ信号ラインを複数の群に分け、独立にリフレッシュできるように、たとえば独立に駆動可能なリフレッシュ信号発生源に夫々のラインを接続したり、共通のリフレッシュ信号発生手段にスイッチなどのリフレッシュライン選択手段を介して接続すればよい。
【0022】
また更に、読取動作間隔を少なくするためにはたとえばリフレッシュ信号ラインの群ごとに分けられた光電変換素子の群の1つを選択し、該1つの群の光電変換素子を駆動し、他の群の少なくとも1つの群の中の光電変換素子をリフレッシュ動作するようにすればよい。
【0023】
上記点について更に詳述する。
【0024】
光信号から電気信号に変換された画像データを得るためにまず、光電変換素子列を例えば2つの系統に分け、第1の系統のライン(光電変換素子列)のリフレッシュと第2の系統のラインのリフレッシュとを別のタイミングで行なうものとし、第1の系統のラインを選択してリフレッシュが必要になるまでの時間は、連続して第1の系統のラインから画像をとりこむ。そして、第1の系統がリフレッシュ動作を行いその後の信号読み出しが不能な時間(例えば、図3のリフレッシュ時刻Trf1 から空読みまで)は、第2の系統のラインから同様にしてデータを読み出す。この動作を繰り返すことによって第1系統のラインの画像と第2系統のラインの画像が交代で更新され、低ノイズの画像を連続的に読み出すことが可能である。もちろん、光電変換素子列を3以上の系統に分けてリフレッシュ動作を行なうこともでき、同様に低ノイズの画像を連続的に読み出すことが可能である。
【0025】
本発明の光電変換装置を用いた放射線検出装置では、X線等の放射線が蛍光体(シンチレータ)などの波長変換体によって光電変換素子の感光性がある又は感度の高い波長を含む波長帯域の光に変換され、その光が2次元マトリクス状に配列された光電変換素子を有する本発明の光電変換装置に入射され、低ノイズの画像を連続的に読み出すことが可能となる。なお、放射線としてはX線の他にα線、β線、γ線等が適用できる。また、紫外線などを波長変換してもよいのは言うまでもない。
【0026】
図4は、本発明の光電変換装置を用いたシステムの1つであるX線画像検出装置の一例を表す模式的構成図である。図2において、1はX線発生装置、2は被写体、3はシンチレータ、4は光電変換装置、5は画像処理装置を表す。X線発生装置1から照射されたX線は、被写体2を通過してシンチレータ3によって入射したX線量に比例した光に変換される。この光は、光電変換装置4によって電気信号に変換され、画像処理装置5に転送される。尚、X線発生装置は必要な波長を発する光源であり、この光源からの光に対して感光性がある場合、波長変換体としてのシンチレータ3は不要である。
【0027】
図1は本発明の光電変換装置の構成を表した図である。なお、図5に示した構成部材と同一構成部材については同一符号を付する。図1の光電変換装置は図5に示した光電変換装置と同様に図4の光電変換装置4として用いることができる。
【0028】
図1において、S11〜S44は光電変換素子である。光電変換素子S11〜S44は夫々上側電極、下側電極を有する例を1例として示している。T11〜T44はスイッチングTFTである。Vsは読み出し電源、Vrはリフレッシュ電源であり、それぞれスイッチSWs1,SWr1を介してリフレッシュ信号ラインrf1により光電変換素子S11〜S14及びS31〜S34のドレイン電極に接続され、またスイッチSWs2,SWr2を介してリフレッシュ信号ラインrf2により光電変換素子S21〜S24及びS41〜S44のドレイン電極に接続されている。
【0029】
スイッチSWs1,SWs2はインバータIn1,In2を介して、スイッチSWr1,SWr2は直接にリフレッシュ制御回路RFに接続されており、リフレッシュ期間中は、スイッチSWr1もしくはSWr2がON、その他の期間は、スイッチSWs1もしくはSWs2がONするよう制御されている。なお、リフレッシュ電源Vr,スイッチSWr1,リフレッシュ制御回路RF、及びリフレッシュ電源Vr,スイッチSWr2,リフレッシュ制御回路RFはそれぞれリフレッシュ信号発生源となる。リフレッシュと読み取りの切換えを行なう切換手段はここではスイッチとインバーター回路を有している。
【0030】
1画素は、1個の光電変換素子と1個のスイッチングTFTとで構成され、行アドレス選択回路SR1で選択された行の画素の出力信号は、転送回路SR2によって順次出力される。
【0031】
図3は、本発明を実施するためのX線照射、画像読み出し、リフレッシュのタイミングを表すタイミングチャートである。図1,図3,図4を用いてその動作の一例を説明する。
【0032】
まず、図3の時刻Trf1 において、図1中の行アドレス選択回路SR1によって制御配線g1,g3はHレベルにされ、転送回路SR2によって出力配線o1〜o4が出力可能になると同時に、リフレッシュ制御回路RFがスイッチSWr1にHレベルを出し、スイッチSWr1はON状態になり、第1系統の光電変換素子S11〜S14,S31〜S34のドレイン電極はリフレッシュ電源Vrによって正電位になる。すると第1系統の光電変換素子は、リフレッシュモードになり、リフレッシュされる。
【0033】
次に、行アドレス選択回路SR1によって制御配線g1,g3はLレベルにされ、転送回路SR2によって出力配線o1〜o4が出力不能になると同時に、リフレッシュ制御回路RFはスイッチSWs1にHレベルを出し、スイッチSWs1はON状態になり、第1系統の光電変換素子S11〜S14,S31〜S34のドレイン電極は、読み出し電源Vsによって正電位になり光電変換モードになる。
【0034】
ここで、X線は図3のX−rayに示すようにパルス的に出射され、被写体を通過し、シンチレータでX線量に比例した光として光電変換素子に入射する。この光によって生じた電荷は、光電変換素子内に蓄積される。そして、行アドレス選択回路SR1によって制御配線g1をHレベルにし、転送回路SR2によってo1〜o4を出力可能状態にすることで、光電変換素子S11〜S14に蓄積された電荷による信号がスイッチTFTたるT11〜T14、転送回路SR2を介して順次出力される。
【0035】
次に制御配線g3をHレベルにし光電変換素子S31〜S34に蓄積された電荷による信号がスイッチTFTたるT31〜T34、転送回路SR2を介して順次出力される。光電変換素子S11〜S14,S31〜S34に蓄積された画像データを1フレームとして図4の画像処理装置5内の記憶手段に記憶し、必要に応じてディスプレイ6に表示する。このリフレッシュ後のX線画像の読み取りを再度リフレッシュが必要になるまで適当な回数繰り返す。なお、光電変換素子から画素データを読み出す場合には既に述べたように、本読みの前に空読みを行なう。
【0036】
第1系統の光電変換素子S11〜S14,S31〜S34での画像読み取りが行なわれている間のある時刻Trf2 において、図1中の行アドレス選択回路SR1によって制御配線g2,g4は、Hレベルにされ、転送回路SR2によって出力配線o1〜o4が出力可能になると同時に、リフレッシュ制御回路RFがスイッチSWr2にHレベルを出し、スイッチSWr2はON状態になり、第2系統の光電変換素子S21〜S24,S41〜S44のドレイン電極は、リフレッシュ電源Vrによって正電位になる。すると第2系統の光電変換素子はリフレッシュモードになり、リフレッシュされる。
【0037】
次に行アドレス選択回路SR1によって、制御配線g2,g4はLレベルにされ、転送回路SR2によって出力配線o1〜o4が出力不能になると同時に、リフレッシュ制御回路RFは、スイッチSWs2にHレベルを出し、スイッチSWs2はON状態になり、第2系統の光電変換素子S21〜S24,S41〜S44のドレイン電極は読み出し用電源Vsによって正電位になり、光電変換モードになる。
【0038】
この後、第1系統での画像読み取りが終了する次のX線パルスから行アドレス選択回路SR1によって制御配線g2をHレベルにし、転送回路SR2によってo1〜o4を出力可能状態にすることで、光電変換素子S21〜S24に蓄積された電荷による信号がスイッチTFTたるT21〜T24、転送回路SR2を介して順次出力される。
【0039】
次に制御配線g4をHレベルにし、光電変換素子S41〜S44に蓄積された電荷による信号がスイッチTFTたるT41〜T44、転送回路SR2を介して順次出力される。光電変換素子S21〜S24,S41〜S44に蓄積された画像データを1フレームとして図4の画像処理装置5内の記憶手段に記憶し、必要に応じてディスプレイ6に表示する。
【0040】
以上のようにして第1系統の光電変換素子S11〜S14,S31〜S34と第2系統の光電変換素子S21〜S24,S41〜S44での画像読み出しを繰り返し行なうことによって、リフレッシュ後の画像の抜け(リフレッシュ動作から空読みまでの期間の画像抜け)を防ぐことができる。
【0041】
本実施形態では、リフレッシュ信号ラインをrf1,rf2の2本設けて2系統としたが、光電変換素子S11〜S14,S21〜S24,S31〜S34,S41〜S44に対しそれぞれ別のリフレッシュ信号ラインを設けて制御することも可能である。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば光電変換装置の構成を複雑にすることなくリフレッシュ動作の後、実際の信号読み出し動作である本読みの前に信号読み出しに係わらない空読みを行なうことで暗電流などによるSN比の低下の問題を解決することができる。
【0043】
また、本発明によれば、光電変換素子のリフレッシュ信号ラインを複数系統設けることによって各系統ごとにリフレッシュ動作を行なうことができる。よって、リフレッシュ動作、空読み動作のような実際の画像読み取りでない動作を各系統ごとに行なうことも可能になるため、本読みである画像読み取りを連続的に(無駄な期間なしに)行なうことができる。
【0044】
更に、1つの系統の読み取り動作を行っている間に他の系統のリフレッシュ動作や空読み動作を必要に応じて行なうことでより連続的な画像読み取りを行なうことができる。
【0045】
尚、本発明は上記説明に限定されるわけではなく、本発明の主旨の範囲で適宜、変形、組合せ可能であることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】光電変換装置の一例を説明するための概略的回路図である。
【図2】暗電流によるノイズの一例を説明するための模式的タイミングチャートである。
【図3】光電変換装置の駆動の一例を説明するための概略的タイミングチャートである。
【図4】光電変換装置を有する画像読み取りシステムの一例を説明するための模式的構成図である。
【図5】光電変換装置の一例を説明するための概略的回路図である。
【符号の説明】
1 X線発生装置
2 被写体
3 シンチレータ
4 光電変換装置
5 画像処理装置
6 ディスプレイ
S11〜S44 光電変換素子
T11〜T44 スイッチングTFT
Vs 読み出し電源
Vr リフレッシュ電源
SWr1,SWr2 スイッチ
SWs1,SWs2 スイッチ
rf1,rf2 リフレッシュ信号ライン
In1,In2 インバータ
RF リフレッシュ制御回路
SR1 行アドレス選択回路
SR2 転送回路
Claims (11)
- 複数の光電変換素子がマトリクス状に配された光電変換装置において、
複数の前記光電変換素子に共通に接続される信号ラインを複数有し、前記信号ラインを介して前記光電変換素子に電位を与えるリフレッシュ電源と読出電源の組を備え、
複数の前記光電変換素子は、複数の前記信号ラインにより複数の群に分けられると共に、前記群ごとに、独立した信号を発生する前記リフレッシュ電源と前記読出電源の組が群ごとに対応して複数設けられ、各群の前記信号ラインによって各群の前記光電変換素子にそれぞれ接続されていることを特徴とする光電変換装置。 - 前記複数の群は、少なくとも第1の系統群と第2の系統群とを有し、
前記第1の系統群の前記信号ラインと前記第2の系統群の前記信号ラインとは、それぞれ前記リフレッシュ電源と前記読出電源とを異なるタイミングで切り替えることにより、前記信号を切り替えることを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。 - 前記第1の系統群の前記信号ラインに前記リフレッシュ電源が供給されている時は、前記第2の系統群の前記信号ラインには前記読出電源が供給されると共に、
前記第1の系統群の前記ラインに前記読出電源が供給されている時は、前記第2の系統群の前記信号ラインには前記リフレッシュ電源が供給されることを特徴とする請求項2に記載の光電変換装置。 - 前記信号ラインは、前記スイッチと反転回路とによって前記リフレッシュ電源と前記読出電源との前記信号を切り替えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の光電変換装置。
- 複数の光電変換素子がマトリクス状に配された光電変換装置と該光電変換装置からの情報を処理するための画像処理装置とを有するシステムにおいて、
複数の前記光電変換素子に共通に接続される信号ラインを複数有し、前記信号ラインを介して前記光電変換素子に電位を与えるリフレッシュ電源と読出電源の組を備え、
複数の前記光電変換素子は、複数の前記信号ラインにより複数の群に分けられると共に、前記群ごとに、独立した信号を発生する前記リフレッシュ電源と前記読出電源の組が群ごとに対応して複数設けられ、各群の前記信号ラインによって各群の前記光電変換素子にそれぞれ接続されていることを特徴とするシステム。 - 前記複数の群は、少なくとも第1の系統群と第2の系統群とを有し、
前記第1の系統群の前記信号ラインと前記第2の系統群の前記信号ラインとは、それぞれ前記リフレッシュ電源と前記読出電源とを異なるタイミングで切り替えることにより、前記信号を切り替えることを特徴とする請求項5に記載のシステム。 - 前記第1の系統群の前記信号ラインに前記リフレッシュ電源が供給されている時は、前記第2の系統群の前記信号ラインには前記読出電源が供給されると共に、
前記第1の系統群の前記ラインに前記読出電源が供給されている時は、前記第2の系統群の前記信号ラインには前記リフレッシュ電源が供給されることを特徴とする請求項6に記載のシステム。 - 前記信号ラインは、前記スイッチと反転回路とによって前記リフレッシュ電源と前記読出電源との前記信号を切り替えることを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項に記載のシステム。
- 更にディスプレイ手段を有することを特徴とする請求項5に記載のシステム。
- 更に前記光電変換装置の光入射側に蛍光体を有することを特徴とする請求項5に記載のシステム。
- 更に前記光電変換装置に入力される画像情報を形成するのに利用される光源を有することを特徴とする請求項5に記載のシステム。
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