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JP3981594B2 - コンバイン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンバインの技術に関する。より詳しくは、グレンタンクを縦オーガを中心に回動開放可能とする技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、コンバインのグレンタンクは縦オーガを中心に外側方に回動可能に枢支され、グレンタンクを外側方に回動させて、グレンタンクをメンテナンス作業したり、グレンタンク側より脱穀選別装置をメンテナンスする技術は公知となっている。例えば、特開平10−84760号公報、特開平8−242679号公報に記載の技術の如くである。前者のコンバインの縦オーガは、カバーにより被装されており、該カバーは、縦オーガの後方に設けられた支持柱とグレンタンクの間に配設され、着脱可能に固定されていた。また、後者のコンバインの縦オーガも、カバーにより被装されており、該カバーの固定部は、リンク機構を介してグレンタンク側方の操作部と連動連結していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、グレンタンクをメンテナンス等のために回動する場合には、先に前記カバーの固定を解除しなければ、カバーが変形する可能性があった。前者のカバーは、グレンタンクの回動の際にカバーが外れる構成とし、変形を防いでいたが、カバーを紛失したり、また、外れたカバーを取り付ける作業が煩雑であるという不具合があった。また、後者のカバーにおいて、グレンタンクをメンテナンスなどのため回動する場合は、グレンタンクの操作と同時に、リンク機構を介してカバーの固定を解除していたが、リンク機構を使用しているため構造が複雑となっていた。そこで、本発明では、簡単な構成で、グレンタンク及び排藁処理部の回動と連動して、縦オーガカバーの固定を解除できる縦オーガカバーの支持構造を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0005】
グレンタンク(13)内の穀粒を排出する縦オーガ(15a)と、該縦オーガ(15a)の前方に配設され、縦オーガ(15a)を中心に側方に回動可能なグレンタンク(13)と、縦オーガ(15a)の側方に配設され、後方に回動可能な排藁処理部(19)とを有するコンバインにおいて、該グレンタンク(13)と排藁処理部(19)との間の縦オーガ(15a)の外方を覆う縦オーガカバー(50)を設け、該縦オーガカバー(50)は一端をカバーが開く方向に付勢する弾性部材(55)を介してグレンタンク(13)に枢支し、縦オーガカバー(50)の他側を固定装置(60)により排藁処理部(19)に摺動自在に係止すべく構成し、該固定装置(60)はガイド部材(61)と係止部(66)とで構成し、該ガイド部材(61)は前記排藁処理部(19)に装着され、前後方向で両端が開放した形状のガイド溝(61c)を具備し、前記係止部(66)は縦オーガカバー(50)を開閉するレバー(67)の軸(63)の先端に設け、該縦オーガカバー(50)が閉鎖された状態で、グレンタンク(13)又は排藁処理部(19)が回動された場合には、ガイド溝(61c)内で係止部(66)が前後方向に摺動可能としたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、発明の実施の形態を説明する。
図1はコンバインの全体側面図、図2は同じく全体平面図、図3はグレンタンクの側面図、図4は同じく平面図、図5はグレンタンクの回動を示す図、図6は縦オーガカバーの平面図、図7は固定装置の側面図、図8は同じく後面図、図9は固定装置の操作状態を示す側面図、図10はグレンタンク回動時の縦オーガカバーを示す図、図11は排藁処理部回動時の縦オーガカバーを示す図である。
【0010】
まず、本発明に係わるコンバインの全体構成について、図1乃至図2により説明する。 クローラ式走行装置1上には機体フレーム2が載置され、該機体フレーム2前端には引起し・刈取部3が昇降可能に配設されている。該引起し・刈取部3は前端に分草板4を突出して穀稈を分草し、その後部に引起しケース5を立設して該引起しケース5より突出したタイン6の回転により穀稈を引き起こし、前記分草板4後部に配設した刈刃7にて株元を刈り取るようにしている。
【0011】
刈り取られた穀稈は、上部搬送装置、下部搬送装置、縦搬送装置8にて後部へ搬送され、該縦搬送装置8の上端から株元がフィードチェーン9に受け継がれ、脱穀部12内に穀稈が搬送される。そして、該フィードチェーン9後端には排藁チェーン18が配設され、該排藁チェーン18後部下方には排藁カッター装置、拡散コンベアなどからなる排藁処理部19が形成され、排藁を切断して藁片にした後、拡散しながら圃場に均一放出するようにしている。
【0012】
前記脱穀部12側部には選別後の精粒を貯留するグレンタンク13が配設され、該グレンタンク13前部には運転室14が配設される一方、グレンタンク13後方には排出オーガ15の縦オーガ15aが立設され、該縦オーガ15aを中心にしてグレンタンク13が側方へ回動可能とし、本機内部側に配置した駆動系や油圧系のメンテナンスを容易にしている。
そして、該グレンタンク13の底部には排出コンベア16が前後方向に配設され、該排出コンベア16から前記排出オーガ15に動力が伝達されて、排出オーガ15先端よりトラック等へグレンタンク13内の穀粒を排出できるようにしている。更に、脱穀部12下方には、選別部17が配設され、脱穀部12から流下する穀粒や藁屑等(以下「処理物」とする)から穀粒を選別し、揚穀コンベア38から前記グレンタンク13に搬送するようにしている。該グレンタンク13上部で、脱穀部12に対面する壁部に受入口(図示せず)が開設されており、前記揚穀コンベア38から穀粒が送り込まれ、貯蔵されるようになっている。
また、前記縦オーガ15aは、機体フレーム2上に立設され、図2、図6に示すように、グレンタンク13後部で排藁処理部19側方に配設され、固定部材15bを介して、グレンタンク13後面に回動可能に固定している。該縦オーガ15aは、縦オーガカバー50により側方及び後方が覆われている。
【0013】
図3乃至図5に示すように、前記グレンタンク13は、上部が機体内側及び前方に広く下部が狭い形状、つまり、前上部と進行方向左上部は略台形状に膨出形成されて、容量ができるだけ大きくなるようにしている。該グレンタンク13上部の内側面(脱穀部12側)には、固定具91が装着されており、該固定具91は、機体内側(脱穀部12)に固定したステーやピン等に対してフックなどの固定部材91aを係合してグレンタンク13を脱穀部12に着脱可能に固定している。該固定部材91aは、グレンタンク下側部に配設されているレバー97とワイヤーやリンク機構等により連動連結されており、メンテナンス等でグレンタンク13を移動する(回動する)際、レバー97を操作すると、レバー97の操作と固定部材91aが連動し、固定具91のロックが解除され、グレンタンク13が回動可能となる。
また、グレンタンク13が収納されると固定具91にロックかかる構成としている。該固定具91から下方にパイプ状部材92が延設されている。該パイプ状部材92は、上部がグレンタンク13内側面の外周に沿った形状で、下部は端部を外側に向けた正面視L字状に形成されて補強している。該パイプ状部材92の下端の屈曲部には、回動ローラ93が回転自在に配設されている。つまり、グレンタンク13の進行方向右前下部に回動ローラ93が配置されている。
【0014】
図4に示すように、該回動ローラ93の回転軸心の延長は、グレンタンク13を回動する際の回動支点となる縦オーガ15aの中心に向けて配置している。また、回動ローラ93の中心と縦オーガ15aの中心とを結ぶ直線Aが、グレンタンク重心Gよりも本機内側に位置するように、回動ローラ93を配置している。該回動ローラ93は、プレート94に回動自在に固定されており、該プレート94は、パイプ状部材92に溶接等で固定されている取付部材95に取り付けられている。図3に示すように、該取付部材95は、パイプ状部材92の下方に配置しており、両端が上方に突出した形状となっている。該取付部材95の機体内部側の端部は、側面視く字状に形成され、上端がパイプ状部材92側面に溶接などで固定されている。
また、取付部材95の機体内部側の後部に切欠き95a(図4)が設けられ、該切欠き95aに前記回動ローラ93が配置している。該回動ローラ93の下端は、取付部材95の下面より下方に配置するように、取付部材95に固定され、グレンタンク13の移動を行ないやすくしている。また、機体側には、ガイド99(図4)が設けられており、グレンタンク13を機体に収納する際、該ガイド99に取付部材95を嵌入させ、グレンタンク13収納時の位置決め等として使用し、グレンタンク13を収納し易くしている。
【0015】
このように、該回動ローラ93の回転軸心の延長線を縦オーガ15aの中心に向けて配置することで、常に回動ローラ93の軸心を縦オーガ15aに向けて回動(移動)することができ、ローラが滑らず回転するので、軽い操作力でグレンタンク13の回動操作を行なうことができる。また、回動ローラ93の中心と縦オーガ15aの中心とを結ぶ直線Aが、グレンタンク重心Gよりも機体内側にくるように、回動ローラ93を配置するので、走行時にグレンタンク13の左右の揺れによる荷重が脱穀部12に係り難くなり、脱穀部12の耐久性が向上する。また、グレンタンク13を開放するときに機体から離れるまで回動ローラ93が機体上で支持することになり、軽い操作力で操作できるようになる。
また、回動ローラと縦オーガとを結ぶ直線Aより本機外側にグレンタンクの重心が位置するように、回動ローラを配置するので、走行時にグレンタンクの左右の揺れによる荷重がグレンタンク周辺の部品に係り難くなり、他部品の耐久性が向上する。
また、前記回動ローラの回転軸心の延長線を、縦オーガの中心に向けて配置するので、常に回動ローラの中心を縦オーガに向けて回動することができ、ローラが滑らず回転するので、軽い操作力でグレンタンクの回動操作を行なうことができる。
【0016】
次に、縦オーガカバー50の支持構造について説明する。
図6に示すように、縦オーガカバー50は、平面断面視略L字状に形成されており、一側(前端)を縦オーガ15aの右側部であってグレンタンク13後側部に枢支され、縦オーガカバー50の回動支軸56としている。また、縦オーガカバー50の他側(後端)は、排藁処理部19側面に着脱可能な固定装置60により固定されており、該固定装置60を操作することで縦オーガカバー50の開閉を行なっている。
【0017】
まず、縦オーガカバー50のグレンタンク13への支持構造について、図6を用いて説明する。
図6に示すように、前記グレンタンク13の側部後面に取付プレート51の一側を固定し、前記縦オーガカバー50の前部内面に取付プレート52を固定して、該取付プレート51・52の端部に回動支軸56を設け、取付プレート51・52が回動できるように枢支されている。
該取付プレート51は、側面視L字状で上部に水平部51aを形成しており、該水平部51aに、バネ等の弾性部材55の一側を係止している。該取付プレート51の下部は前記グレンタンク13の後面と平行な垂直部51bが形成されており、該垂直部51bとグレンタンク13の後面とをボルト等の固定手段で固定することで、グレンタンク13に取付プレート51を固定している。また、該取付プレート51の機体外側部は平面視L字状に形成されており、機体進行方向に対しての左右面51cの後面を取付プレート52に当接させ、左右面51cの端部を前記回動支軸56に枢支している。
【0018】
一方、前記取付プレート52は、縦オーガカバー50前部内側に配設され、後面視L字状で上部に水平部52aを形成しており、該水平部52aに前記弾性部材55の他側を係止している。水平部52aの下方は、縦オーガカバー50側面と略平行な垂直部52bが形成され、該垂直部52bと縦オーガカバー50の内部側面とをボルト等の固定手段で固定することで、縦オーガカバー50に取付プレート52を固定している。
また、該取付プレート52の前部は平面視L字状に形成され、機体進行方向に対しての左右面52cの前面を前記取付プレート51の左右面51cに当接させ、該左右面52cの端部を前記回動支軸56に枢支することで、該縦オーガカバー50を、前記グレンタンク13に回動可能に支持している。また、前記弾性部材55は外側に向けて、つまり、縦オーガカバー50が開く方向に付勢されている。
【0019】
次に、前記固定装置60について、図6乃至図8を用いて説明する。
該固定装置60は、前記排藁処理部19と縦オーガカバー50とに介設され、縦オーガカバー50の固定・解除を操作する装置である。図6に示すように、縦オーガ15aの後部であって排藁処理部19の前右側部に回動支点19aを設け、該回動支点19aを中心に排藁処理部19が後方に回動可能に構成されている。該排藁処理部19側部外周面の回動支点19a後方に、ガイド部材61が固設されている。該ガイド部材61は、排藁処理部19に固定する固定部61aと、後述する軸63及びピン66をガイドするガイド部61bとで構成されている。該固定部61aには、長孔が設けられており、ボルト等の固定手段により排藁処理部19の側壁に位置調節可能に固定されている。ガイド部61bは、図8に示すように、背面視で略コ字状に形成され、中央部にガイド溝61cが形成されている。該ガイド溝61cは、前後方向に形成されており、両端が開放した形状としている。
【0020】
一方、図6に示すように、前記縦オーガカバー50内面の後端部から前方に向けて、取付台65が突設している。該取付台65の前面に、平面視コ字状の支持部材64が固設されている。そして、該支持部材64に、軸63が左右方向に挿入されている。該軸63の一側(排藁処理部19側)の端面は、球面に形成され、前記ガイド溝61cに嵌入している。また、該軸63の端部にはピン66が挿通され、該ピン66は、前記固定部61aと前記ガイド部61bに囲まれた空間に配設されている。該ピン66が上下方向に配置しているときは、ガイド部61bとピン66が係合し、軸63がガイド部材61から抜けないようにしている。
【0021】
前記コ字状の支持部材64の内部で前記軸63の外周にバネ69が配設されている。また、前記コ字状に形成された支持部材64の排藁処理部19側方にレバー67が配設されている。該レバー67は、平面視L字状に形成されており、左右面67aの端部は、前記バネ69の一側の端部に当接している。該レバー67の前後面67bの一側(本実施例では、前部側)には、左右方向(軸63と同じ方向)に孔が形成されており、該孔に前記軸63を挿通し、レバー67と軸63とを一体的に回動可能として、レバー67の回動と軸63とを連動させている。また、該レバー67は、縦オーガカバー50後端部近傍に設けられている孔から外側に突設しており、該レバー67を縦オーガカバー50の外側から操作できるようにしている。そして、前記バネ69は、通常は、レバー67が固定位置(図9(a)に図示)、つまり、前記ピン66とガイド溝61cが直交になる位置に付勢している。
【0022】
このような構成で、縦オーガカバー50を閉じた状態のときは、前記固定装置60のピン66が垂直方向(前後方向)に配設されている、つまり、ピン66と前記ガイド溝61cとが直交する状態に配設されており、ガイド部61bとピン66により軸63が抜けず摺動自在となっており、縦オーガカバー50を閉じた状態に維持している。そして、縦オーガカバー50を開ける時は、図9(b)に示すように、レバー67を回動し、ガイド溝61cとピン66とを水平にすることで、固定を解除する。縦オーガカバー50は、前記弾性部材55により常に縦オーガカバー50が開く方に付勢されているので、固定装置60の固定を解除するとガイド溝61cからピン66が抜けて、縦オーガカバー50が開く。一方、閉じる時は、前記弾性部材55の付勢力に抗して縦オーガカバー50を機体内側に回動し、レバー67をロック解除位置に操作して、前記ガイド溝61cと前記ピン66とが平行になるようにして、前記ガイド溝61cにピン66を挿入し、レバー67を離す。レバー67は、バネ69の付勢力により、図9(a)に示すように固定位置に戻り、縦オーガカバー50を閉じた状態に固定する。
【0023】
また、図10に示すように、メンテナンス等でグレンタンク13を回動移動する場合に、グレンタンク13を外側方に回動すると、前記軸63の先端が、矢印に示すように、固定部61aに当接しながら前方に摺動する。そして、ガイドの前方の開放部から軸63の先端及びピン66が抜け、弾性部材55の付勢力で縦オーガカバー50が開く。一方、図11に示すように、メンテナンス等で排藁処理胴19を回動移動する場合は、排藁処理胴19の前側部に設けられた回動支点19aを中心に排藁処理胴19が後方に回動し、同時にガイド部材61も後方に回動する。よって、縦オーガカバー50が後方に回動すると同時に、矢印に示すように、前記軸63の先端が固定部61aに当接しながら後方に摺動し、ガイドの後方の開放部から軸63の先端及びピン66が抜け、固定装置60による固定が解除され、弾性部材55の付勢力で縦オーガカバー50が開く。
【0024】
以上のような構成とすることで、メンテナンス等でグレンタンク13や排藁処理部19を回動するとき、固定装置60の固定を同時に解除して縦オーガカバー50を開放するので、前もって縦オーガカバー50の固定を解除する必要がなく、メンテナンス作業が行ないやすい。また、縦オーガカバー50の固定解除のし忘れによる、縦オーガカバー50の変形等の破損を防止することもできる。また、前記レバー67を設けることで、レバー67操作で縦オーガカバー50だけを開くこともできる。
【0025】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成したので、以下に示すような効果を奏する。
【0026】
グレンタンク(13)内の穀粒を排出する縦オーガ(15a)と、該縦オーガ(15a)の前方に配設され、縦オーガ(15a)を中心に側方に回動可能なグレンタンク(13)と、縦オーガ(15a)の側方に配設され、後方に回動可能な排藁処理部(19)とを有するコンバインにおいて、該グレンタンク(13)と排藁処理部(19)との間の縦オーガ(15a)の外方を覆う縦オーガカバー(50)を設け、該縦オーガカバー(50)は一端をカバーが開く方向に付勢する弾性部材(55)を介してグレンタンク(13)に枢支し、縦オーガカバー(50)の他側を固定装置(60)により排藁処理部(19)に摺動自在に係止すべく構成し、該固定装置(60)はガイド部材(61)と係止部(66)とで構成し、該ガイド部材(61)は前記排藁処理部(19)に装着され、前後方向で両端が開放した形状のガイド溝(61c)を具備し、前記係止部(66)は縦オーガカバー(50)を開閉するレバー(67)の軸(63)の先端に設け、該縦オーガカバー(50)が閉鎖された状態で、グレンタンク(13)又は排藁処理部(19)が回動された場合には、ガイド溝(61c)内で係止部(66)が前後方向に摺動可能としたので、カバーの固定装置(60)の部分において、係止部(66)とガイド溝(61c)の係合を、摺動により解除することができ、また、カバーの固定を解除すると、弾性部材の付勢力でカバーが開くのである。
【0027】
即ち、前記固定装置を、前後方向にガイド溝を有するガイド部材と前記ガイド溝内を前後方向に摺動する係止部とで構成し、ガイド部材を排藁処理部に、係止部をカバーに装着するので、メンテナンス等でグレンタンクや排藁処理部を回動移動するとき、固定装置の固定を同時に解除してカバーを開放でき、前もってカバーの固定を解除する必要がなく、メンテナンス作業が行ないやすい。また、カバーの固定装置解除のし忘れによる、カバーの変形等の破損を防止することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 コンバインの全体側面図。
【図2】 同じく全体平面図。
【図3】 グレンタンクの側面図。
【図4】 同じく平面図。
【図5】 グレンタンクの回動を示す図。
【図6】 縦オーガカバーの平面図。
【図7】 固定装置の側面図。
【図8】 同じく後面図。
【図9】 固定装置の操作状態を示す側面図。
【図10】 グレンタンク回動時の縦オーガカバーを示す図。
【図11】 排藁処理部回動時の縦オーガカバーを示す図。
【符号の説明】
13 クレンタンク
15a 縦オーガ
19 排藁処理部
50 縦オーガカバー
60 固定装置

Claims (1)

  1. グレンタンク(13)内の穀粒を排出する縦オーガ(15a)と、該縦オーガ(15a)の前方に配設され、縦オーガ(15a)を中心に側方に回動可能なグレンタンク(13)と、縦オーガ(15a)の側方に配設され、後方に回動可能な排藁処理部(19)とを有するコンバインにおいて、該グレンタンク(13)と排藁処理部(19)との間の縦オーガ(15a)の外方を覆う縦オーガカバー(50)を設け、該縦オーガカバー(50)は一端をカバーが開く方向に付勢する弾性部材(55)を介してグレンタンク(13)に枢支し、縦オーガカバー(50)の他側を固定装置(60)により排藁処理部(19)に摺動自在に係止すべく構成し、該固定装置(60)はガイド部材(61)と係止部(66)とで構成し、該ガイド部材(61)は前記排藁処理部(19)に装着され、前後方向で両端が開放した形状のガイド溝(61c)を具備し、前記係止部(66)は縦オーガカバー(50)を開閉するレバー(67)の軸(63)の先端に設け、該縦オーガカバー(50)が閉鎖された状態で、グレンタンク(13)又は排藁処理部(19)が回動された場合には、ガイド溝(61c)内で係止部(66)が前後方向に摺動可能としたことを特徴とするコンバイン。
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