JP3967146B2 - 光学素子の成形方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、加熱軟化したガラス素材を一対の成形型によりプレス成形してガラスレンズ等の光学素子を成形する光学素子の成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
高精度のレンズ等の光学素子を成形する方法として、従来では、例えば特開平4−32007号公報に開示された光学素子の製造方法が知られている。この方法は、加熱によって108〜106dpa・s相当の温度に軟化したガラス素材をガラス転移点温度未満で且つ1014.5ポアズ相当の温度以上の温度に設定された金型によって10mm/秒〜250mm/秒のプレス速度でプレスするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した光学素子の製造方法の場合は、108〜106dpa・s相当の温度に加熱されたガラス素材をガラス転移点温度未満の温度の金型によって急冷するため、ガラス素材の表面が瞬時に固化してしまうとともに、ガラス素材の表面と内部との間に大きな温度差が発生するため、プレス成形されたレンズには大きな熱応力が残留するととともに、ヒケが発生して面精度が出にくい問題を有している。
【0004】
これにより、コバ厚の薄い凸レンズでは、金型から取り出したときに大きなヒケが発生して光学素子に必要な形状精度を得ることができないものとなっている。また、凹レンズやメニスカスレンズなどの光学素子では、金型から取り出した後、ある程度の形状精度を得ることができても、屈折率調整や複屈折除去のためにアニール処理を行うと、成形工程で発生した残留応力により、形状精度を維持できない。このため、例えば、面精度PVが0.2μm以内のような高精度な光学素子を得ることは困難となっている。
【0005】
本発明は、このような従来の光学素子の成形方法の問題点を考慮してなされたものであり、高精度な光学素子を安定して成形することが可能な光学素子の成形方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明の光学素子の成形方法は、ガラス素材を108dpa・sから104dpa・sの粘度に相当する温度まで加熱する工程と、ガラス素材の1014dpa・sの粘度に相当する温度からガラス転移点温度までの温度に設定された金型によってプレス成形を開始する工程と、プレス成形開始後、金型温度をガラス素材のガラス転移点温度より高く、1012dpa・sの粘度に相当する温度より低い温度範囲に調整する工程と、金型の温度をガラス素材のガラス転移点温度より低い温度に冷却した後、プレス成形された光学素子を金型内から取り出す工程とを含むことを特徴とする。
【0011】
請求項1の発明によれば、ガラス素材の1014dpa・sの粘度に相当する温度からガラス転移点温度に設定された金型によってプレス成形を開始して、プレス成形開始後、金型の温度をガラス素材のガラス転移点温度より高く、1012dpa・sの粘度に相当する温度より低い温度に調整するため、プレス開始直後のガラス素材からの熱供給による金型表面の瞬間的な温度上昇によるピーク温度を下げることができる。このため、大きな変形量を得るために、ガラス素材を低粘度に加熱しても金型にガラス素材が融着することがない。
【0012】
請求項2の発明は、請求項1に記載の光学素子の成形方法であって、前記プレス中において、金型の温度をガラス素材のガラス転移点温度より高く、1012dpa・s粘度に相当する温度より低い温度範囲で3秒〜10分間保持した後、金型の温度をガラス素材のガラス転移点温度より低い温度に冷却することを特徴とする。
【0013】
すなわち、プレスにより発生したガラス素材内部の温度分布に起因するヒケをプレスによるガラス流動プレスにより消失させる時間に基づき、プレス中にガラス素材の温度がガラス転移点温度より高く、1012dpa・s粘度に相当する温度より低い温度で保持する時間が3秒以下ではヒケが残り、高精度な光学面を有する光学素子を成形することができない。また、10分以上になるとガラス成分と金型の反応により金型の表面に面荒れが発生して、金型の耐久性を著しく悪化させるものである。特に、熱応力の発生しやすい、体積が大きくしかも中心肉厚と外周肉厚との差が大きいレンズを成形する場合、この保持時間を長くとることにより、ヒケのない高精度な光学面を有する光学素子を成形することができる。
【0014】
請求項3の発明は、請求項1または2に記載の光学素子の成形方法であって、前記金型の冷却が、金型の冷却開始からガラス素材のガラス転移点温度までの一次冷却と、ガラス素材の転移点温度以下から離型までの2次冷却とからなり、1次冷却は0.1℃/秒〜1.0℃/秒の冷却速度で冷却し、2次冷却は1.0℃/秒〜4.0℃/秒の冷却速度で冷却することを特徴とする。
【0015】
請求項3の発明は、プレス中の金型の冷却によるガラス素材内部の温度分布の発生を、ガラスがほぼ固化するガラス転移点温度まで0.1℃/秒から1.0℃/秒の冷却速度で冷却することにより防止して、ガラスの固化後は、サイクルタイムを短縮する観点から1℃/秒以上、また、急冷によりガラスに割れが発生しないように4℃/秒以下の冷却速度で冷却するものである。この発明では、特に体積が大きくしかも中心肉厚と外周肉厚の差が大きく、金型の冷却に伴ってガラス内部に温度分布が発生しやすいレンズにおいてもヒケのない高精度な光学面を有した光学素子を成形することができる。
【0016】
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の光学素子の成形方法であって、前記金型の冷却中において、金型の温度がガラス転移点温度以下の温度になった後、ガラス素材への加圧力を10Mpa〜0Mpaの範囲で選択的に或いは傾斜的に減圧して離型温度まで冷却することを特徴とする。
【0017】
請求項4の発明では、ガラス素材の固化後のガラス素材への押圧力を10Mpa以下に減少させることにより、固化後のガラス素材の反り等の機械的な応力を減少させ、割れの発生なく安定して光学素子を成形することが可能となる。
【0018】
請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の光学素子の成形方法であって、前記プレス成形のガラス素材への加圧は、1次加圧、無圧力保持及び2次加圧からなり、1次加圧はガラス素材が所望の肉厚になったときに金型のプレス動作を停止させることによって終了し、この金型のプレス動作停止を維持することによって無圧力保持を行い、プレス開始から冷却によって金型の温度がガラス転移点温度より低い温度になるまでの間に再度、プレス動作を再開して金型を移動させることにより2次加圧を行うことを特徴とする。
【0019】
請求項5の発明では、1次加庄によってガラス素材を所望の肉厚で金型のプレス動作を停止させることにより高精度な肉厚精度を実現し、無圧力保持を行うことによりガラスが一時的に自由収縮を起こすことを利用して熱応力等の応力を開放し、更に金型の温度が、ガラス転移点温度以上のガラス素材に流動性の残る温度領域の状態で再度プレスを再開して2次加圧を行うことで、無圧力保持時間でできた自由変形による面形状誤差をガラス流動により補正する。このことにより、残留応力の非常に少ない、高精度な肉厚精度と高精度な光学面を有したレンズを成形することができる。また、成形後に屈折率調整や複屈折除去のため、アニール処理を行っても成形後の面精度を安定して維持することが可能な光学素子の成形が可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示する実施の形態により、具体的に説明する。なお、各実施の形態において、同一の部材には同一の符号を付して対応させてある。
【0021】
(実施の形態1)
図1〜図4は、本発明の実施の形態1を示し、図1及び図2はこの実施の形態の光学素子の成形方法を実施するためのガラス成形装置である。
【0022】
図1に示すように、ガラス成形装置は、基台(図示省略)上の平坦なテーブル14に固定した矩形状の下板15と、下板15から垂直上方に向けて立設した前後左右1枚ずつの合計4枚からなるの壁板16と、各壁板16の上端に配置した矩形状の上板17とが囲む空間により形成される成形室4を有している。
【0023】
成形室4の隣りには、箱型状の加熱炉8が連設状態で配置されている。成形室4内には、光学素子であるガラスレンズ(図示省略)をプレス成形するため上型2、下型3が上下で対向するように配置されている。
【0024】
ガラス成形装置は、搬入アーム12及び搬出アーム13を有している。搬入アーム12は、加熱炉8に設けた搬送レール7上の搬送皿29に載置され加熱されるガラス素材5を搬送皿29を介して加熱炉8から上型2及び下型3間における成形ポイントに搬送する。搬出アーム13は上型2及び下型3によってプレス成形された光学素子であるガラスレンズを搬送皿29を介して成形室4外に搬出する。
【0025】
図1に示すように、成形室4を形成するため左右で対向している壁板16には、搬入アーム用開口16a、搬出アーム用開口16bが各々形成されている。また、加熱炉8における右側の側壁部8cには搬入アーム用の開口8aが、左側の側壁部8dには搬入アーム用開口8bが各々設けられており、これらの搬入アーム用開口16a及び搬入アーム用開口8bは連通状態となっている。
【0026】
上型2は、上板17の内面に固定された上型ホルダー18に、取付けリング19を介して固定され、下型3はテーブル14に設けられた軸受け39を介して上下自在に支持された図示しない駆動軸に連結された下型ホルダー20に、取付けリング21を介して固定されている。
【0027】
上型2の側面近傍には、上型2加熱用の赤外線ランプヒータ22が配置され、下型3の側面近傍には、下型3加熱用の赤外線ランプヒータ23が配置されている。これらのランプヒータ22、23は、それぞれホルダー18,20に固定されたヒータ固定用カバー26、27に固定されている。
【0028】
上型2の成形面近傍の温度測定を行う熱電対2aが上型2の内部を通るように設けられており、上型2の温度制御はこの熱電対2aの温度をもとにして行われる。下型3の成形面近傍の温度測定を行う熱電対3aが下型の内部を通るように設けられており、下型3の温度制御はこの熱電対3aの温度をもとにして行われる。
【0029】
搬入アーム12は図示しない駆動装置に連結されるとともに、図2に示すように搬送皿29の外周形状に合致するように形成したU字形状の搬送皿保持部12aを備えている。搬入アーム12は、搬送皿保持部12aにより挟みこまれる搬送皿29を加熱炉8及び成形ポイントの各位置に停止制御させるように構成されている。
【0030】
ガラス素材5は搬送皿29を介して搬送レール7上に複数が載置されて支持されるようになっており、図示しない供給室より順次、加熱炉8内に送られる。そして、テーブル14を貫通する昇降棒30の昇降動作により搬送アーム12の搬送皿保持部12a上に移し替えられて支持される。
【0031】
搬出アーム13は、図示しない駆動装置に連結されるとともに、搬入アーム12と同様に搬送皿29の外周形状に合致するU字形状の搬送皿保持部13aを備えており、搬送皿保持部13aにより挟みこまれる搬送皿29を成形ポイント及び搬出ポイントの各位置によって停止制御させるように構成されている。なお、加熱炉8は、搬送皿29を介して搬送レール7によって搬入されるガラス素材5が成形可能な状態となるように加熱軟化する加熱ヒータ33、34を上下に備えている。
【0032】
次に、以上のガラス成形装置を使用して、ランタン系硝材からなるガラス素材5(ガラス転移点温度541℃、屈伏点578℃)を直径20mm、中心厚5mm、コバ厚1.5mmの光学素子である両凸型のガラスレンズに成形する方法について説明する。なお、このガラス素材の粘度と温度との関係は以下のとおりとなっている。
106dpa・s 690℃
107dpa・s 663℃
108dpa・s 634℃
1010dpa・s 582℃
1012dpa・s 556℃
1013・3dpa・s 541℃
1014dpa・s 529℃
1014.5dpa・s 517℃
【0033】
図4は、ガラスレンズが成形されるまでにおける上型2、下型3及びガラス素材5の温度変化を示している。
【0034】
まず、上型2及び下型3の成形面に対してその中心部が最初に接触するような形状で成形後のガラスレンズの近似形状に加工された中心厚5.5mmのガラス素材5を搬送皿29に載置し、この搬送血29を搬送レール7上によって加熱炉8内に進入させ、ガラス素材5を加熱ヒータ33、34により加熱する。加熱は108dpa・sから104dpa・sの粘度に相当する成形可能温度となるまで行う。この実施の形態では、ガラス素材5の粘度で107dpa・sに相当する温度(663℃)とした。
【0035】
次に、搬送皿29の移し替えポイントまで昇降棒30を上昇させて搬送皿29を持ち上げ、搬入アーム12を前進させて搬入アーム12に移し替えた後、昇降棒30を下降させる。これにより搬送皿保持部12aが搬送皿29を挟み込んだ状態で搬送皿29を支持する。
【0036】
この後、図1に示すように搬入アーム12を矢印a方向に前進させ、成形室内4内の上下の成形型2,3の軸芯と搬送皿29の中心が一致した成形ポイントで停止させる。そして、下型ホルダー20を介して下型3を上方に駆動して、ヒータ固定用カバー27を搬送皿29に当接させることによりガラス素材5を保持した搬送皿29をヒータ固定用カバー27上に載置する。
【0037】
さらに下型3を上方に駆動することにより、図3に示すように上型2及び下型3によって、ガラス素材5に対する所定の圧力下でのプレス成形を開始する。このプレス開始時の時点が図4に示す時間T0(s)であり、このとき上型2、下型3の成形面の温度はガラス素材5の粘度で1012.8dpa・sに相当する温度(547℃)である。プレス開始の瞬間、ガラス素材5の温度は金型(上型2及び下型3)の温度に向かって急激に冷却される。一方、金型の温度はガラス素材5からの熱移動によってわずかに温度上昇する。ガラス素材5のプレス成形中の間に搬入アーム12は加熱炉8外の待機位置まで後退して待機状態となるように制御される。
【0038】
次に、上型2、下型3の成形面の温度を、ガラス素材のガラス転移点温度より高く、1012dpa・sの粘度に相当する温度より低い温度を保つようにヒータ22、23を調整しながら所定時間保持する。この実施の形態では、プレス開始時の金型の温度すなわちガラス素材5の粘度で1012.8dpa・sに相当する温度(547℃)で20秒間保持する。
【0039】
その後、温度制御用のヒータ22、23の出力を調整して、上型2及び下型3の成形面の温度を、ガラス素材5のガラス転移点温度以下に冷却し、これによりガラス素材5はガラス転移点温度以下に冷却される。なお、金型の冷却中に金型の成形面の温度がガラス素材5のガラス転移点温度になった時点でプレス圧力を初期プレス圧15Mpaから0.5Mpaに減圧した。
【0040】
この実施の形態では、1.5℃/秒の冷却速度で1014.5dpa・sに相当する温度(517℃)まで冷却した。この冷却開始時間が図4における時間T1(s)、冷却終了時間がT2(s)である。
【0041】
その後、搬出アーム13が図1の矢印b方向に前進駆動され、搬送皿保持部13aが成形ポイント11に到達し、成形されたガラスレンズを支持した状態の搬送皿29を保持する。プレス工程動作の終了により、下型3が下降し、搬出アーム13は搬送皿29を挟み込んだ状態で図1の矢印c方向に後退駆動し、搬送皿29上のガラスレンズが成形品として取り出される。
【0042】
以下、上述した一連の工程が繰り返されることにより、ガラスレンズが連続的かつ安定的に成形される。このようにして成形されたガラスレンズは面精度PVが0.2μm未満の非常に高精度なものであった。
【0043】
表1は、この実施の形態と同一のガラスレンズをガラス温度と金型の温度と金型の冷却開始までの保持時間(図4におけるT0からT1までの時間)を、種々変更して成形を行った結果を示す。表1において、「○」は面精度PVが0.2μm未満、「△」はPVが0.2〜0.4μmの場合を示す。
【0044】
【表1】
【0045】
表1の結果から、ガラス温度はガラス素材5の108dpa・sの粘度に相当する温度以上が変形量確保の観点から必要であり、PV0.2μm未満の高精度な成形面を得るために、金型の温度はガラス素材5のガラス転移点温度以上、ガラスと金型の融着の観点から1012dpa・sの粘度に相当する温度より低い温度が適していることがわかる。
【0046】
表2は、この実施の形態と同一のガラスレンズを実施の形態1と同一の温度設定で減圧開始タイミングと減圧後の圧力を種々変更して成形を行った結果を示す。同表において、「○」は面精度PVが0.2μm未満、「△」はPVが0.2〜0.4μm、「×」はPVが0.4μmよりも大きい場合を示す。
【0047】
【表2】
【0048】
表2の結果から、プレス中のガラスレンズの割れを防止するという観点からプレス中に減圧した方が良く、その減圧開始タイミングは面精度を崩さないために、ガラス素材の温度がガラス転移点温度以下に冷却されてからが良好であることがわかる。また、減圧後の圧力は10Mpa以下であれば割れは発生しない。
【0049】
このように、この実施の形態による成形方法によれば、非常に高精度なガラスレンズの成形が可能となる。
【0050】
(実施の形態2)
実施の形態2では、実施の形態1に用いた装置を使用し、実施の形態1と同一硝材で同一形状のガラスレンズ51(図8参照)を直径14mm、中心厚8mmのガラスゴブ40(ガラス塊)から成形するものであり、図5〜図9を参照して説明する。
【0051】
図6はガラスゴブ40の搬送用の搬入アーム41を示し、開閉自在の2本一対のロッドからなり、その先端部にはガラスゴブ40を保持する保持部41aが開閉可能に形成されている。
【0052】
まず、ガラスゴブ40を搬入アーム41の保持部41aにより支持して加熱炉8内に搬入し、ガラスゴブ40を加熱ヒータ33、34により106dpa・sの粘度に相当する温度(690℃)に加熱する。
【0053】
この搬入アーム41を図5に示すように、金型の成形ポイントまで前進させ、保持部41aを開いて下型3上にガラスゴブ40を載置する。その後、搬入アーム41を成形ポイントから退避させて下型3を上方に駆動させる。これにより図7に示すように、上型2及び下型3によってプレス成形が開始される。
【0054】
このプレス開始の時点が図9に示す時間T0(秒)であり、このときの上型2、下型3の成形面の温度はガラスゴブ40の粘度で1014dpa・sの粘度に相当する温度(529℃)である。
【0055】
プレス開始と同時にヒータ22、23の出力を調整して上型2及び下型3の成形面の温度を、ガラスゴブ40のガラス転移点温度より高く、1012dpa・sの粘度に相当する温度より低い温度で所定時間保持する。この実施の形態では、ガラスゴブ40の粘度で1012.8dpa・sに相当する温度(547℃)で30秒間保持した。
【0056】
その後、上型2及び下型3の温度制御用のヒータ22、23の出力を調整して、これらの金型の成形面の温度をガラスゴブ40のガラス転移点温度以下に冷却する。これによりガラスゴブ40はガラス転移点温度以下に冷却される。この実施の形態では図9に示すように、1.5℃/秒の冷却速度で1014.5dpa・sに相当する温度(517℃)まで冷却した。この冷却開始時間が図9での時間T1(s)、冷却終了時間がT2(s)である。
【0057】
下型3の下降によるプレス工程動作終了後、図8に示すように搬出アーム42が前進駆動され、搬出アーム42のガラスレンズ吸着部42aが成形ポイントに到達する。そして成形されたガラスレンズ51をガラスレンズ吸着部42aが吸着し、この吸着状態で搬出アーム42が後退駆動され、ガラスレンズ51が成形品として取り出される。
【0058】
以下、上述した一連の工程が繰り返され、ガラスレンズが連続的かつ安定的に成形される。このようにして成形されたガラスレンズは、面精度PVが0.2μm未満の非常に高精度なものであった。
【0059】
この実施の形態による成形方法によれば、ガラスゴブ等の大きな変形を必要とするガラス素材を成形するために、ガラス素材を107dpa・sの粘度に相当する温度以上に加熱してもガラスが金型に融着することなく安定して高精度なガラスレンズを成形することができる。
【0060】
(実施の形態3)
実施の形態3では、本発明の実施の形態1に用いた装置を使用し、実施の形態1と同一硝材で直径18mm、中心厚1mm、コバ厚5mmの凹形状のガラスレンズ(図示省略)を肉厚5mmの円柱形状のガラス素材(図示省略)から成形するものであり、図1及び図10を参照して説明する。
【0061】
まず、実施の形態1と同様な方法でガラス素材を106.5dpa・sに相当する温度(675℃)に加熱する。次に、実施の形態1と同様の方法でプレス成形を開始する。このプレス開始の時点が図10に示す時間T0(秒)であり、このときの上型2及び下型3の成形面の温度は、ガラス素材の粘度で1012.2dpa・sの粘度に相当する温度(551℃)である。
【0062】
プレス開始から20秒間(図10中のT0からT0′までの時間)、上型2及び下型3の成形面の温度をプレス開始時温度で保持した後、温度制御用のヒータ22、23の出力を調整して上型2及び下型3の成形面を1次冷却(図10中のT0′からT1までの時間)する。1次冷却は、ガラス素材のガラス転移点温度までとし、0.25℃/秒で冷却することにより行う。そして、ガラス転移点温度到達後は2次冷却(図10中のT1からT2までの時間)に切り替える。2次冷却は、2℃/秒での冷却速度で1014.5dpa・sに相当する温度(517℃)まで冷却することにより行う。その後、実施の形態1と同様の方法でガラスレンズを成形品として取り出す。
【0063】
以下、上述した一連の工程が繰り返すことにより、ガラスレンズを連続的かつ安定的に成形する。このようにして成形されたガラスレンズは面精度PVが0.2μm未満の非常に高精度なものであった。
【0064】
表3は、この実施の形態と同一のガラスレンズを実施の形態3と同一の温度設定で冷却速度を種々変更して成形を行い、アニール処理を行った後の面精度を示す。同表において、「○」は面精度PVが0.2μm未満、「△」はPVが0.2〜0.4μmの場合を示す。
【0065】
【表3】
【0066】
表3の結果から、一次冷却を1.0℃/秒以下にすることにより、アニール処理後の形状精度が0.2μm未満の高精度となることが可能となっている。また、2次冷却として、サイクルタイムを必要以上に長くしないという観点から1℃/秒以上にしても形状精度に影響なく、特に、サイクルタイムを必要以上に長くしないという観点から1℃/秒以上で且つ急冷による割れを防止する観点から4℃/秒以下が良好であることがわかる。
【0067】
(実施の形態4)
実施の形態4では、実施の形態1に用いた装置を使用し、実施の形態1と同一硝材で同一形状である直径20mm、中心厚5mm、コバ厚1.5mmの凸形状のガラスレンズを実施の形態1と同一の中心厚5.5mmのガラス素材から成形するものであり、図1、図11を参照して説明する。
【0068】
まず、実施の形態1と同様方法でガラス素材を107dpa・sに相当する温度(663℃)に加熱する。次に、実施の形態1と同様の方法でプレス成形を開始する。このプレス開始の時点が図11に示す時間T0(秒)である。なお、上型2及び下型3の成形面の温度はガラス素材のガラス転移点温度より高く、1012dpa・sの粘度に相当する温度より低い温度に設定されている。この実施の形態では、ガラス素材70の粘度で1012・8dpa・sに相当する温度(547℃)とした。
【0069】
また、この実施の形態では、下型3の上方への移動を中心厚5mmに到達した時点で停止するように予めプログラムされた駆動装置によってプレス開始から停止までの一次加圧を行う。本実施の形態では、プレス成形開始から約2秒でガラス素材5は目的の中心厚である5mmまで変形し、下型3をその位置で停止させる。このときの1次加圧は15Mpaの圧力で行った(図11におけるT0からTaまでの時間)。
【0070】
下型3の移動停止によりプレス成形されたガラス素材5は瞬時に自由収縮を始め、ガラス素材5に対して上型2及び下型3から伝達される圧力はなくなり、ガラス素材5は無圧力保持状態となる。この実施の形態では、このときの下型3の停止時間、すなわち無圧力保持時間を3秒間とした(図11におけるTaからTbまでの時間)。
【0071】
無圧力保持状態での保持後、下型3を再度、上方に駆動させてガラス素材5に圧力を加えて2次加圧を行う。この実施の形態では、無圧力保持を3秒間行った後、2次加圧を圧力15Mpaで30秒間行った(図11におけるのTbからT1までの時間)。
【0072】
このプレス開始から2次加圧終了までの間、上型2及び下型3の成形面の温度は、ガラス素材のガラス転移点温度より高く、1012dpa・sの粘度に相当する温度より低い温度で所定時間保持する。本実施の形態では、プレス開始時の金型の成形面の温度すなわちガラス素材5の粘度で1012.8dpa・sに相当する温度(547℃)とした。
【0073】
次に、温度制御用のヒータ22、23の出力を調整して、上型2及び下型3の成形面の温度を、ガラス素材5のガラス転移点温度以下に冷却する。これによりガラス素材はガラ転移点温度以下に冷却される。
【0074】
金型の冷却中には、金型の成形面の温度がガラス素材のガラス転移点温度に到達した時点Tcでプレス圧力を0.5Mpaに減圧した。この実施の形態では、図11に示すように、1.5℃/秒の冷却速度で1014.5dpa・sに相当する温度(517℃)まで冷却した。この冷却開始時間が図11における時間T1(s)、冷却終了時間がT2(s)である。
【0075】
その後、実施の形態1と同様の方法に、ガラスレンズは成形品として取り出される。以下、上述した一連の工程が繰り返されることにより、ガラスレンズが連続的かつ安定的に成形される。
【0076】
このようにして成形されたガラスレンズは面精度PVが0.2μm未満で、中肉精度は5.0±0.005mmの範囲内となり面精度、中肉ともに非常に高精度なものであった。
【0077】
また、成形後のガラスレンズのアニール処理を、本実施の形態に示す無圧力保持を行ったレンズと実施の形態1に示す無圧力保持を行っていないレンズとで行い、アニール処理後の形状を評価した。その結果、無圧力保持を行っていないレンズではアニール処理によるニュートン変化が2本であったのに対し、無圧力保持を行ったレンズはアニール処理によるニュートン変化は0.3本であった。これにより、アニール処理による形状変化に対しても効果があることがわかる。
【0078】
以上の実施の形態1〜4では、金型の温度を直接的に測定することが困難なため、金型表面近傍での温度計測を熱電対2a、3aを用いて行ったが、放射温度計による金型表面温度の測定や、その他の位置(金型取り付け用のホルダー等)に取り付けた温度計測手段と金型表面温度との相関をあらかじめ求め、金型表面温度の制御を実施するなどの手段を用いてもよい。
【0080】
請求項1の発明によれば、プレス開始直後のガラス素材からの熱供給による金型表面の瞬間的な温度上昇によるピーク温度を下げられるため、大きな変形量を得るために、ガラス素材を低粘度に加熱しても金型にガラス素材が融着することがない。このため、大きな変形量を必要とする形状のガラス素材からの成形においても、高精度な光学面を有する光学素子を成形することができる。
【0081】
請求項2の発明によれば、ヒケの発生しやすい、体積が大きくしかも中心肉厚と外周肉厚の差が大きなレンズを成形する場合であっても、保持時間を長くとることによりプレス時のガラス内部の温度分布に起因するヒケをプレスによるガラス流動により消失させることが可能となるため、ヒケのない高精度な光学面を有する光学素子を成形することが可能となる。
【0082】
請求項3の発明によれば、体積が大きくしかも中心肉厚と外周肉厚の差が大きく、金型冷却に伴ってガラス内部に温度分布が発生しやすいレンズであっても、ヒケのない高精度な光学面を有する光学素子とすることができる。
【0083】
請求項4の発明によれば、固化後のガラス素材への押圧力を減少させることによって、固化後のガラス素材の反り等の機械的な応力を減少させるため、割れの発生のない安定した光学素子を成形することが可能となる。
【0084】
請求項5の発明によれば、残留応力の非常に少ない高精度な肉厚精度と高精度な光学面とを有するレンズを成形することができ、成形後にアニール処理を行っても成形後の面精度を安定して維持することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で用いるガラス成形装置の断面図である。
【図2】ガラス成形装置における搬入アームの平面図である。
【図3】ガラス成形装置のプレス成形時を示す断面図である。
【図4】実施の形態1の成形条件を示す温度−時間の特性図である。
【図5】ガラスゴブからの成形を行うガラス成形装置の断面図である。
【図6】ガラスゴブの搬入アームの平面図である。
【図7】ガラスゴブのプレス成形時の断面図である。
【図8】成形されたガラスレンズを搬出する状態を示す断面図である。
【図9】実施の形態2の成形条件を示す温度−時間の特性図である。
【図10】実施の形態3の成形条件を示す温度−時間の特性図である。
【図11】実施の形態4の成形条件を示す温度−時間−圧力の特性図である。
【符号の説明】
2 上型
3 下型
5 ガラス素材
22,23 ランプヒータ
Claims (5)
- ガラス素材を108dpa・sから104dpa・sの粘度に相当する温度まで加熱する工程と、
ガラス素材の1014dpa・sの粘度に相当する温度からガラス転移点温度までの温度に設定された金型によってプレス成形を開始する工程と、
プレス成形開始後、金型温度をガラス素材のガラス転移点温度より高く、1012dpa・sの粘度に相当する温度より低い温度範囲に調整する工程と、
金型の温度をガラス素材のガラス転移点温度より低い温度に冷却した後、プレス成形された光学素子を金型内から取り出す工程と、
を含むことを特徴とする光学素子の成形方法。 - 前記プレス中において、金型の温度をガラス素材のガラス転移点温度より高く、1012dpa・s粘度に相当する温度より低い温度範囲で3秒〜10分間保持した後、金型の温度をガラス素材のガラス転移点温度より低い温度に冷却することを特徴とする請求項1に記載の光学素子の成形方法。
- 前記金型の冷却が、金型の冷却開始からガラス素材のガラス転移点温度までの一次冷却と、ガラス素材の転移点温度以下から離型までの2次冷却とからなり、1次冷却は0.1℃/秒〜1.0℃/秒の冷却速度で冷却し、2次冷却は1.0℃/秒〜4.0℃/秒の冷却速度で冷却することを特徴とする請求項1または2に記載の光学素子の成形方法。
- 前記金型の冷却中において、金型の温度がガラス転移点温度以下の温度になった後、ガラス素材への加圧力を10Mpa〜0Mpaの範囲で選択的に或いは傾斜的に減圧して離型温度まで冷却することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の光学素子の成形方法。
- 前記プレス成形のガラス素材への加圧は、1次加圧、無圧力保持及び2次加圧からなり、1次加圧はガラス素材が所望の肉厚になったときに金型のプレス動作を停止させることによって終了し、この金型のプレス動作停止を維持することによって無圧力保持を行い、プレス開始から冷却によって金型の温度がガラス転移点温度より低い温度になるまでの間に再度、プレス動作を再開して金型を移動させることにより2次加圧を行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の光学素子の成形方法。
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