JP3960960B2 - 吸収性製品及び吸収性製品の製造装置 - Google Patents
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このような吸収性パッドの使用者が装着した時に外面となる箇所には、液体不透過性のバックシートが適用され、その内側には尿等の液体を吸収するための吸収体が配置され、さらにその内側で使用者の肌と接触する箇所には、液体を透過する表面材が配置されている。
近年、吸収体の吸収能力を高め、かつ、吸収性パッドの厚みを薄くするために、ポリマーシートを吸収体の一部の層として使用されることが増えている。
このポリマーシートは、薄い仕様でも吸収体の吸収力を確保するために、パルプや化学繊維よりなる不織布やティシュなどのシート材の上に、比較的多量の吸収性ポリマーを単独若しくはパルプなどと混合した状態で散布し、その上にさらにシート材を配置することで、ポリマーをシート材で挟み、固定することで形成されており、固定するにあたってホットメルトなどの接着剤が使用されているために、ポリマーシートは硬いものとされている。
このようなポリマーシートを使用した吸収性パッドは、股間部への刺激を低減するために、股ぐりをしたものが使用された例がある(例えば、特願2002−251464)。
そこで本発明は上記課題を解消し、吸収性製品において、使用時の感触を柔らかくすることができ、使用者の身体の前後に沿ってフィットさせることが容易になる吸収性製品及び吸収性製品の製造装置を提供することを目的としている。
これにより、ポリマーシートの全面には、ポリマーシートの長手方向をまたがる短手方向に沿って筋状の凹凸を形成していることにより、硬いポリマーシートを有する吸収性製品の使用時の感触を柔らかくすることができる。
また、ポリマーシートの全面には短手方向に沿った筋状の凹凸が形成されており、この筋状の凹凸は、ポリマーシートの長手方向を横切るように形成されていることから、ポリマーシートは筋状の各凹凸の位置で屈曲しやすくなり、ひいては長手方向に対して屈曲しやすくなるので、使用者の身体の前後方向に沿って吸収性製品をフィットさせることが容易になる。
ポリマーシートに使用されているシート材の繊維の配向性が、筋状の凹凸に沿った方向とされている。
このため、長手方向に屈曲する際に、各繊維が折れる方向とはならず、筋状の凹凸とあいまって長手方向に屈曲しやすくなり、吸収性製品は使用者の身体の前後方向に沿ってさらにフィット感を増すことができる。
成形部は、積層されたトップシートとバックシートと吸収体を積層し、接着して切断することで一体として形付けるためのものである。
吸収体供給部の少なくとも一部がポリマーシート供給部とされている。このポリマーシート供給部は、連続状のポリマーシートを供給するためのものである。
形成部は、ポリマーシート供給部の下流であって、ポリマーシートを付形するエンボスロールとクセ付けロールを有している。このエンボスロールは、ポリマーシート供給部から供給されたポリマーシートを、ポリマーシートの繊維の配向性と同一である流れ方向に沿って連続的に上下方向に押圧する。
このようにエンボスロールとクセ付けロールの両者を使用することによって、確実にポリマーシートに筋状の凹凸を付与することができ、筋状の凹凸により繊維の配向方向にほぼ直交する方向の屈曲をしやすくすることよって硬いポリマーシートの感触を柔らかくすることができる。
そして、その流れ方向に沿ってエンボスロールとクセ付けロールによってポリマーシートのクセ付けを行った後に、連続状のポリマーシートはその短手方向に切断される。切断されたポリマーシートの流れ方向が、切断されたポリマーシートの長手方向に沿った方向とされるように切断されたポリマーシートの角度を変化させる。
このために、連続状のポリマーシートからより多くの数の切断されたポリマーシートを得ることができる。しかも、短手方向に沿って筋状の凹凸を付与するにあたり、エンボスロールやクセ付けロールの回転方向に沿って付与することができるため、製造スピードを落とさずに、切断されたポリマーシートにおいては短手方向に沿った凹凸を確実に連続的に付与することができる。
なお、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
図1は、失禁パッド20の斜視図であり、図2は、図1の失禁パッド20におけるA−A線における短手方向の断面図である。図3は、図1における失禁パッド20のB−B線における長手方向の断面図である。
図1ないし図3では、吸収性製品の一例として失禁パッド20が図示されているが、この失禁パッド20の全体の薄さを多少変えることで、同一の構造により、例えば生理用ナプキンや幼児用パッド等にも適用することができる。
図2と図3に示す断面図では、失禁パッドの各構成要素の材料の断面部の厚みを実際より大きくして分かりやすく示している。
これにより、変形部51は、使用者が後述するようにして、失禁パッド20を装着した状態において、使用者の臀部の割れ目に入り込んで、その谷間となっている個所に充填され、隙間を無くすと共に、身体にフィットさせることで位置ずれを防ぎ、外観上も目立たなくする作用がある。
これら立体ギャザー部26,26の両側方には、股ギャザー部31,31が設けられていて、使用者の股部に密着し、排泄された液体等が立体ギャザー部26,26から僅かに漏れても、外部に漏れない。
第1の積層体21は、使用者の身体に接触するトップシートとしてのセンター表面材28により、ティッシュ27で包まれた吸収体である第1の吸収体層23を覆う構造とされている。
ティッシュ27は、液体等を吸収する柔らかい材質、例えばパルプ(バージンパルプ、古紙再生パルプ)、レーヨン、コットン、ケナフ、バガス、シルク、親水処理をした繊維(ポリオレフィン系、ポリエステル、アクリル)等を単一又は複合してシート化したものを用いることができる。
例えば合成繊維としては、一例としてポリエステルやポリプロピレンのファイバーを素材として液体透過性をよくするように形成した繊維が好ましい。例えば、センター表面材28が不織布で作られる場合には、例えば、湿式不織布(紙、ティッシュ、ハイドロスパン(デクスター社)、ケミカルボンド(又はレジンボンド)、サーマルボンド(エンボス、エアスルー)、エアレイド、スパンレース、スパンボンド、メルトブローン、ニードルパンチ、ステッチボンド、そしてスパンボンドとメルトブローン不織布を複合して作られたSM不織布(スパンボンドとメルトブローンの積層体)、SMS不織布(スパンボンドとメルトブローンとスパンボンドの積層体)、SMMS不織布等が採用できる。
この中ではセンター表面材28の材質としては、特にサーマルボンド、スパンボンド、スパンレースが好ましい。
そして、センター表面材28と重ねて、センター表面材28とサブレイヤー24の両方の不織布に、図1で示す微細な開口エンボス加工(ピンエンボス)を散点状に施したもので拡散シートである。拡散シートを設けることにより、センター表面材28を透過してきた液体を第1の吸収体層23側へ急速に拡散させ、さらに、第1の吸収体層23に吸収した液体等が身体側に逆戻りすることを防ぐ機能を発揮する。
すなわち、サイド表面材29,30は、センター表面材28の長手方向L(図1,図2に方向Lを表示)に沿って、センター表面材28の両側に配置されている。センター表面材28が液体を透過させることができるのに対して、サイド表面材29,30は液体の透過を防止する材質で作られている。
サイド表面材29,30の材質としては、例えばポリオレフィン系不織布あるいはポリエステル系不織布と薄いプラスチックフィルムとを組み合わせたもの、ポリエステル系不織布等とポリエチレンフィルム等を組み合わせたもの、SM不織布、SMS不織布等が採用できる。
第2の積層体22の中心には、第2の吸収体層であるポリマーシート33が配置されている。このポリマーシート33は、第1の吸収体層23を備える第1の積層体21よりも外側に配置され、第1の吸収体層23で吸収保持しきれなかった液体等を吸収し保持する役割を果たすものである。
ここで使用されているポリマーは、吸収性ゲル状材料であり主にポリアクリル酸等で実現される。該吸収性ゲル材は大量の水溶性体液を吸収することが可能であり、更にそのような吸収された液体を常圧下で保持することが可能である。ここで使用できる適切な吸収性ゲル状材料には若干架橋され、部分的に中和された重合性のゲル状材料が含まれる。この材料は水と接触してハイドロゲルを形成する。そのような重合性材料は重合可能な、不飽和の、酸含有モノマーから製造できる。粒度としては150μm〜700μmが好ましく、さらに150μm〜500μmが好ましい。500μm以上であると粒子が大きすぎ、シートを構成する繊維を破壊してしまう可能性が高くなるためである。
このため、ポリマーシート33は、第1の吸収体層23と比べると、より硬く、剛性があり、型保持性も高いものである。
なお、シート材にパルプと共に使用される繊維として、PET(ポリエチレンテレフタレート)やPP(ポリプロピレン)単独による繊維、または一方を心材として他方で覆った形態とした繊維等による熱融着性繊維を混合したものを使用して、熱融着させてシート材を形成することにより、湿潤時の強度を高めるよう構成してもよい。
バックシート39は、外側のシート材であり、液体の透過を防止する材質により作られている。バックシート39の材質としては、例えば薄いプラスチックフィルム、具体的には、ポリエチレンフィルムやポリエチレンラミネート紙、ポリエチレンフィルムにスパンボンドやSMS、SMMS等の不織布を貼り合わせたものについて、不織布面を非装着側に配置することで装着者への肌触りを向上させているシート材等が使用できる。バックシート39は、液体は通さないが好ましくは水蒸気を透過させて蒸れを防止でき、ある程度可撓性を備えている材質を選択する。これにより失禁パッド20の内側の内容物(汚物である固形物や尿、血液等)が外側に漏れ出ないようになっている。
なお、図2に示されている開口41の厚さは理解の便宜のため表されているものであり、実際はティッシュ27とポリマーシート33は接合されている。
股ギャザー部31は、立体ギャザー部26と協働して、失禁パッド20の股にあたる短手方向両端部を弾性力で引くことで、使用者の股へのフィット性を高め、使用者の排泄物もしくは液体成分が股部から漏れる事を防ぐ機能を発揮する。
これにより、失禁パッド20を使用する時には、この剥離紙36を剥離して、ずれ防止用接着部37を露出することにより、このずれ防止用接着部37が例えば下着等の内面に着脱可能に粘着して貼り付くことにより、失禁パッド20がパンツのような下着に対してずれないように固定することができることになる。なお、バックシート39の長手方向Lの中央領域における両端部を更に延伸させて、その下面に接着部を設け、延伸された部分を折り返して下着の外側面に固定するようにした、所謂ウイング部を設けてもよい。
このポリマーシート33は、上パルプ層である不織布75、パルプとポリマーがミックスされたポリマー層76及び下パルプ層である不織布77を有している。これらの不織布75、ポリマー層76及び不織布77は、接着剤78により一体的に接着された構造である。
なお、パルプとポリマーがミックスされたポリマー層76は、ポリマーを散布したのみとして構成してもよい。
しかし、第1の吸収体層23もポリマーシートで構成してもよく、第1の吸収体層23を設けなくても良い。
ポリマーシート33は比較的硬い材料である。しかし、ポリマーシートの全面に、ポリマーシートの長手方向をまたがる短手方向Tに沿って筋状の凹凸を形成していることで、硬いポリマーシートの使用感触を柔らかくすることができる。
また、ポリマーシート33の全面には短手方向に沿った筋状の凹凸80が形成されており、この筋状の凹凸は、ポリマーシートの長手方向Lを横切るように形成されていることから、ポリマーシート33の全面は長手方向Lを横切るように形成された筋状の凹凸部で屈曲することによって、使用者の身体の前後方向に沿って失禁パッド20をフィットさせることが容易にかつ確実にできる。
図5は、吸収性製品の製造装置100を示している。
吸収性製品の製造装置100は、上層ユニット101と下層ユニット102を有しており、上層ユニット101と下層ユニット102を一体とする成形部103において吸収性製品が完成されている。上層ユニット101は、第1の吸収体層23の供給部120、ティッシュ27の供給部121、トップシート28の供給部123を有している。
第1の吸収体層23の供給部120と、ポリマーシート33の供給部130は、吸収体供給部150を構成している。
形成部131は、供給されたポリマーシート33に対して、図4(B)及び図4(C)に示すように筋状の凹凸80を形成するようになっている。形成部131は筋状の凹凸80を確実に形成するためにエンボスロール160とクセ付けロール161を有している。
バックシート39の供給部134は、図2に示すバックシート39を供給しながら、バックシート39をポリマーシート33側に貼り付ける。なお、図示はしていないが、このバックシート39の供給部134から成形部103にかけては、下層ユニット102で形成されたバックシート39とポリマーシート33の積層体に、立体ギャザー部26や股ギャザー部31を接着する工程が含まれている。
その後、バックシート39とトップシート28は、図5に示す成形部103において積層されて、接着され、切断されることにより、図2に示すようなトップシート28とバックシート39の間に吸収材である第1の吸収体層23とポリマーシート33、ティッシュ27等がはさまれた積層体構造に形成される。
図6に示す形成部131は、前方のクセ付けロール部180と、後方のクセ付けロール部181と、そして中央のエンボスロール部183を有している。
前方のクセ付けロール部180は、例えば2本のクセ付けロール161,161を有している。後方のクセ付けロール部181は、例えば1本のクセ付けロール161を有しており、後方のクセ付けロール181の部位で流れ方向Dの角度が変化するようにされている。図6における前方と後方は、ポリマーシート33が流れる流れ方向Dにおける前方(上流)と後方(下流)の位置である。
エンボスロール部183は前方のクセ付けロール部180と後方のクセ付けロール部181の中央に位置している。エンボスロール部183のエンボスロール160,160は、対向して平行に配置されている。
図7は、このエンボスロール160,160の形状例を示している。エンボスロール160,160は、それぞれシート状のポリマーシート33の流れ方向Dに沿って連続的に上下方向に沿ってポリマーシート33に対して押圧することで、凹凸を形成するためのものである。
また、商品寸法などに応じて適宜選択できるが、図7に示すエンボスロール160,160における凹部からの凸部の高さt1は3mm〜5mmの範囲とされており、各凸部間の幅t2は3mm〜5mmの範囲とされている。
さらに、ポリマーシート33が通されることとなる、各エンボスロール160,160の間の幅t3は1mm〜5mmの範囲とされている。
前方のクセ付けロール部180と後方のクセ付けロール部181の各クセ付けロール161は、図6のポリマーシート33の流れ方向Dに沿って回転する方向に沿って凹凸が形成されたものである。このクセ付けロール161は、ポリマーシート33に対して凹凸のクセ付けを付与するためのロールである。
また、商品寸法などに応じて適宜選択できるが、図6の各クセ付けロール161における各凸部間の幅t4は3mm〜5mmの範囲とされており、エンボスロール部183で形成したポリマーシート33の凹凸の変形を確実に維持するようクセ付けを行う。
この時、ポリマーシート33の熱による変質を最低限に止めるため、エンボスロール部183は加熱を行ってもよいが、クセ付けロール161は加熱を行わず凹凸を付与することが好ましい。
図5において、連続状のポリマーシート33が形成部131により図8に示すような筋状の凹凸80が連続的に形成される。この筋状の凹凸80は、流れ方向Dに平行な方向である。つまり筋状の凹凸80は、ポリマーシート33の流れ方向Dに沿った平行な方向に形成されている。
ポリマーシートの方向転換部133は、バックシートの供給部134の付近に配置されている。
連続状のポリマーシート33は、切断部190の刃物191により所定間隔Sごとに切断されていく。これによって、切断されたポリマーシート33Aが作られる。切断部190により切断されたポリマーシート33Aは、図9(B)に示すように長方形状の部材になる。このように、刃物191は、連続状のポリマーシート33の流れ方向Dと直交する方向に沿って連続状のポリマーシート33を所定間隔Sごとに切断していくが、この時点では、長方形状のポリマーシート33の長手方向Lは、流れ方向Dに直交する方向であり、切断された所定間隔Sに対応するポリマーシート33Aの短手方向Tは流れ方向Dに沿った平行な方向である。
この吸引できる構造により、切断されたポリマーシート33Aは、ドラム192の周囲に沿って吸引された状態でR1方向に回転することができる。同様にドラム193は、切断されたポリマーシート33Aを周囲に吸引した状態で、R2方向に回転することができる。
ドラム192は、切断されたポリマーシート33Aを吸引しながら、かつ図9(B)に示すように例えば90゜R3方向に方向転換可能である。
これによって、切断されたポリマーシート33Aの長手方向Lは、流れ方向Dに沿った平行になり、短手方向Tは流れ方向Dと直交する方向になる。
このように連続状のポリマーシート33が切断部190により切断されて切断されたポリマーシート33Aにした後に、切断されたポリマーシート33Aは例えば90゜の方向転換を行うことができる。
このために、連続状のポリマーシート33からより多くの数の切断されたポリマーシート33Aを得ることができる。しかも、製造スピードを落とさずに、切断されたポリマーシート33Aにおいては短手方向Tに沿った凹凸を確実に連続的に付与することができる。
例えば図6の後方のクセ付けロール部181とエンボスロール部183を使用した例について説明する。
軟化されたポリマーシートは、後方のクセ付けロール部181のクセ付けロール161により凹凸のクセ付けが付与されて、筋状の凹凸80が確実に形成される。
これによって、連続状のポリマーシート33の図8に示すような筋状の凹凸80が、確実かつ連続的に形成することができる。この場合に、連続状のポリマーシート33は前方のクセ付けロール部180、エンボスロール部183及び後方のクセ付けロール部181に達するまではほぼ水平に流れてくるが、クセ付けロール部181のクセ付けロール161を通過すると、垂直下方に流れ方向Dが変わる。これによって、ステップST3において、連続状のポリマーシート33は、クセ付けロール161の凹凸189により確実に凹凸のクセ付けを付与することができる。
図10のステップST3のクセ付けロールによる凹凸の付与を行った後には、図10のステップST4では切断されたポリマーシート33Aの方向転換を行う。
方向転換済みの切断されたポリマーシート33Aは、短手方向Tに沿った筋状の凹凸80を有している。短手方向に沿った筋状の凹凸80を、確実にスピードを落とさずにポリマーシート33Aに形成していくことができるのである。
上述の実施形態の吸収性製品は、一例として失禁パッド20を図示している。しかしこれに限らず、失禁パッド以外の吸収性製品、例えば女性用生理用品やオムツ等の種々の製品に本発明は適用できる。
本発明は、上記実施形態に限定されず、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で種々の変更を行うことができる。
上記実施形態の各構成は、その一部を省略したり、上記とは異なるように任意に組み合わせることができる。
Claims (2)
- トップシートと、バックシートと、前記トップシートと前記バックシートの間に吸収体を有する吸収性製品であって、
前記吸収体が、
繊維間に隙間がある状態とすることで、吸収した液体を拡散保持する性質を備える第1の吸収体層と、
前記第1の吸収体層の外側に配置されて、前記第1の吸収体層で吸収保持しきれない前記液体を吸収し保持するために、液体保持性が高く、かつ比較的厚みの薄い第2の吸収体層であるポリマーシートと
を有しており、
前記ポリマーシートは、複数のシート材間に散布された吸収性ゲル材料であるポリマーを挟んで固定してなり、
前記ポリマーシートの繊維の配向性は、前記吸収性製品の短手方向に向かっており、
前記ポリマーシート全面には、前記繊維の前記配向性と同じ方向である前記吸収製品の短手方向に沿った筋状の凹凸が形成されることにより、使用者の身体の前後方向に沿って屈曲しやすくされていること
を特徴とする吸収性製品。 - トップシートを供給するトップシート供給部と、
バックシートを供給するバックシート供給部と、
前記トップシートと前記バックシートの間に配置される吸収体を供給する吸収体供給部と、
積層された前記トップシートと前記バックシートと前記吸収体を一体として形付ける成形部と、を有する吸収性製品の製造装置であって、
前記吸収体供給部の少なくとも一部が、連続状のポリマーシートを供給するためのポリマーシート供給部とされており、
前記ポリマーシート供給部の下流には、ポリマーシートに付形する形成部が設けられ、
前記形成部は、
前記ポリマーシート供給部から供給された前記ポリマーシートを、前記ポリマーシートの繊維の配向性と同一である流れ方向に沿って連続的に上下方向に押圧するエンボスロールと、
前記エンボスロールの前方及び/または後方に設けられており、前記ポリマーシートの繊維の配向性と同一である流れ方向に沿って回転する方向に沿って凹凸が形成されていて、前記ポリマーシートに凹凸のクセ付けを付与することで、前記繊維の配向方向にほぼ直交する方向の屈曲をしやすくするためのクセ付けロールと、を有し、
連続状の前記ポリマーシートは、前記吸収性製品の長手方向が横向きとなるように、短手方向に沿って前記エンボスロールと前記クセ付けロールに連続的に供給され、連続状の前記ポリマーシートの繊維の配向性と同一である流れ方向に沿って前記形成部によってクセ付けを行った後に、連続状の前記ポリマーシートは前記繊維の前記配向性と交差するように短手方向に切断され、前記切断された前記ポリマーシートの流れ方向が、前記切断された前記ポリマーシートの長手方向に沿った方向とされるように、前記切断された前記ポリマーシートの角度を変化させることにより、前記吸収製品の前記短手方向に沿った筋状の凹凸を有する前記切断された前記ポリマーシートを連続的に供給する構成とした
ことを特徴とする吸収性製品の製造装置。
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