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JP3932483B2 - 一時髪色戻し用酸化染毛剤及び染毛方法 - Google Patents

一時髪色戻し用酸化染毛剤及び染毛方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一時髪色戻し用酸化染毛剤及び染毛方法に関し、詳しくは、酸化染毛剤で染毛した毛髪又は毛髪脱色剤で脱色した毛髪を一時的に黒などの髪色に染毛し、経日的に元の染毛した毛髪又は脱色した毛髪の色に戻すことのできる一時髪色戻し用酸化染毛剤及び該染毛剤を用いた染毛方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、毛髪の色調を変化させるために、所謂おしゃれ染めを行う人が増加してきている。おしゃれ染めは、元の黒髪の色調よりも明るい色調とするものが主流であることから、一般に毛髪脱色剤や酸化染毛剤により行われている。毛髪脱色剤は過酸化水素等の酸化剤により毛髪内部のメラニンを分解して毛髪を脱色させるために、元の色調よりも明るい色調とすることができる。また、酸化染毛剤はメラニンを分解して毛髪を脱色させると同時に、酸化染料を酸化重合させることにより発色させるため、明るい色調に染毛できるうえ、その染毛効果の持続性にも優れている。しかし、一旦脱色や染毛した毛髪は容易に元の色に戻すことができないといった問題がある。すなわち、おしゃれ染めした人が、冠婚葬祭や職業上の都合などのために急に毛髪を黒髪の色調に戻したい場合が問題となる。
【0003】
このような場合、酸性染料を毛髪表面乃至は表面近傍に拡散吸着させて染毛する酸性染毛料や、カーボンブラックなどの顔料を毛髪表面に付着させて染毛する毛髪着色料を用いて黒色に着色することが行われている。しかし、酸化染毛された明るい色調の毛髪に酸性染毛剤を適用すると、毛髪を十分に黒い色に染色できないうえ、頭皮が汚染されやすいといった問題がある。また、毛髪着色料を適用した場合には、毛髪表面に付着した顔料などが、手や衣服等に触れて二次的に汚染するといった問題がある。
【0004】
一方、酸化染毛剤を用いると、容易に黒髪に染毛することができ、着色後に手や衣服を二次的に汚染するといった問題もない。しかしながら、一旦毛髪を酸化染毛剤で黒く染毛すると、染毛前の色調の毛髪にするためには、脱染剤などを用いたり、また、再度おしゃれ染めする必要があり、一時的に毛髪を黒髪に戻すことができないといった問題がある。
【0005】
従来の酸化染毛剤には、酸化染料、界面活性剤、アルカリ剤などを含有する第1剤と、過酸化水素等の酸化剤を含有する第2剤とから構成されるものがある(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。しかし、これら従来の酸化染毛剤は、毛髪を思いのままの色調に染毛することができるものの、酸化染毛剤で染毛した毛髪や、毛髪脱色剤で脱色した毛髪を一時的に黒などの髪色に染毛し、経日的に元の明るい色調の毛髪の色に戻すことのできるものではなかった。
【0006】
【特許文献1】
特開平10−279452号公報(段落番号[0057]-[0061])
【特許文献2】
特開2000−302653号公報(段落番号[0021]-[0038])
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記従来技術に鑑みてなされたものであって、酸化染毛剤で染毛した毛髪又は毛髪脱色剤で脱色した毛髪を一時的に黒などの髪色に染毛し、経日的に染毛前の毛髪の色に戻すことのできる一時髪色戻し用酸化染毛剤及び該染毛剤を用いた染毛方法を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明は、
(1)酸化染料、界面活性剤、並びにモノイソプロパノールアミン及び/又はモノエタノールアミンを含有する第1剤と、酸化剤を含有する第2剤からなる酸化染毛剤であって、前記第1剤のアルカリ剤の含有量が混合時の遊離アルカリ値として〜5mL/gであることを特徴とする一時髪色戻し用酸化染毛剤(但し、カチオン性化合物及び水を含有し、pH2.5〜7.0である後処理剤であって、染毛処理を行った直後に用いて洗い流さない後処理剤との毛髪処理キットのものを除く)、及び
(2)上記(1)に記載の一時髪色戻し用酸化染毛剤を、酸化染毛剤で染毛した毛髪又は毛髪脱色剤で脱色した毛髪に適用し、3〜10日で元の髪色に戻すことを特徴とする染毛方法(但し、カチオン性化合物及び水を含有し、pH2.5〜7.0である後処理剤であって、染毛処理を行った直後に前記毛髪処理剤を毛髪に塗布して洗い流さないで乾燥させる毛髪処理方法を行う方法を除く)に関する。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の一時髪色戻し用酸化染毛剤は、酸化染料、界面活性剤、並びにモノイソプロパノールアミン及び/又はモノエタノールアミンを含有する第1剤と、酸化剤を含有する第2剤からなる酸化染毛剤であって、前記第1剤のアルカリ剤の含有量が混合時の遊離アルカリ値として〜5mL/gである点に大きな特徴がある。
【0010】
本発明の一時髪色戻し用酸化染毛剤とは、酸化染毛剤で染毛した毛髪、特に明るい色調に染毛した毛髪や、毛髪脱色剤で脱色した毛髪を一時的に黒などの髪色に染毛するとともに、染毛後の毛髪は、日常の洗髪により3〜10日程度で経日的に本染毛剤で染毛前の毛髪の色調に自然に戻すことのできる酸化染毛剤である。従って、本発明の技術思想としては、酸化染毛剤で染毛した毛髪や、毛髪脱色剤で脱色した毛髪に施した染毛の色を経日的に染毛前の毛髪の色調に戻すことのできるものであるから、染毛する色は特に限定されるものではない。
【0011】
従来の酸化染毛剤は、毛髪を堅牢に染毛することに主眼が置かれ、染毛した色を如何に持続させるかといった、染毛効果を持続させることに注力されてきた。これに対して、本発明の一時髪色戻し用酸化染毛剤は、酸化染毛剤で染毛した毛髪や、毛髪脱色剤で脱色した毛髪を他の色に染毛する点では共通するが、その染毛効果は一時的なものであって、脱染剤や酸化染毛剤などを用いることなく染毛前の髪色に戻すことができるといった、従来にない効果を発揮させることができるものである。
【0012】
先ず、本発明に係る一時髪色戻し用酸化染毛剤の第1剤について説明する。第1剤には、必須成分として、酸化染料、界面活性剤、及びアルカリ剤を含有する。
【0013】
本発明の酸化染料とは、酸化染料前駆体やカップラーなどの酸化染毛剤に用いられる染料を意味する。本発明に用いることのできる酸化染料は、特に限定されないが、例えば、酸化染料前駆体としては、フェニレンジアミン類、アミノフェノール類、ジアミノピリジン類、及びそれらの塩酸塩、硫酸塩等の塩類等が挙げられる。具体的には、p−フェニレンジアミン、トルエン−2,5−ジアミン、トルエン−3,4−ジアミン、2,5−ジアミノアニソール、N−フェニル−p−フェニレンジアミン、N−メチル−p−フェニレンジアミン、N,N−ジメチル−p−フェニレンジアミン、6−メトキシ−3−メチル−p−フェニレンジアミン、N,N−ジエチル−2−メチル−p−フェニレンジアミン、N−エチル−N−(ヒドロキシエチル)−p−フェニレンジアミン、N−(2−ヒドロキシプロピル)−p−フェニレンジアミン、2−クロル−6−メチル−p−フェニレンジアミン、2−クロロ−p−フェニレンジアミン、N,N−ビス−(2−ヒドロキシエチル)−p−フェニレンジアミン、2,6−ジクロル−p−フェニレンジアミン、2−クロル−6−ブロム−p−フェニレンジアミン等のフェニレンジアミン類;p−アミノフェノール、o−アミノフェノール、2,4−ジアミノフェノール、5−アミノサリチル酸、2−メチル−4−アミノフェノール、3−メチル−4−アミノフェノール、2,6−ジメチル−4−アミノフェノール、3,5−ジメチル−4−アミノフェノール、2,3−ジメチル−4−アミノフェノール、2,5−ジメチル−4−アミノフェノール、2−クロロ−4−アミノフェノール、3−クロロ−4−アミノフェノール等のアミノフェノール類;2,5−ジアミノピリジン等のジアミノピリジン類等及びそれらの塩類等を例示することができる。
【0014】
カップラーとしては、レゾルシン、m−アミノフェノール、m−フェニレンジアミン、2,4−ジアミノフェノキシエタノール、5−アミノ−o−クレゾール、2−メチル−5−ヒドロキシエチルアミノフェノール、2,6−ジアミノピリジン、カテコール、ピロガロール、没食子酸、タンニン酸等及びそれらの塩類等を例示することができる。
【0015】
また、その他、「医薬部外品原料規格」(1991年6月発行,薬事日報社)に収載されているものも適宜、用いることもできる。
【0016】
上記した酸化染料前駆体及びカップラーは、これのうちの1種を単独で、又は2種以上を組み合わせて用いることができ、少なくとも、酸化染料前駆体を用いることが好ましい。
【0017】
尚、本発明に係る酸化染毛剤を用いて黒色の髪に戻す場合には、上記した染料前駆体のうち、p−フェニレンジアミン、トルエン−2,5−ジアミン、N,N−ビス−(2−ヒドロキシエチル)−p−フェニレンジアミン、p−アミノフェノール、又はそれらの塩類を用いるのが好ましい。
【0018】
また、カップラーとしては、m−フェニレンジアミン、2,4−ジアミノフェノキシエタノール、m−アミノフェノール、5−アミノ−o−クレゾール、2−メチル−5−ヒドロキシエチルアミノフェノール、2,6−ジアミノピリジン、レゾルシン、又はそれらの塩類を用いるのが好ましく、2,4−ジアミノフェノキシエタノールを用いるのがより好ましい。
【0019】
本発明における酸化染料の含有量は、本発明の効果が発揮できれば特に限定されないが、本発明に係る第1剤と第2剤との混合比(重量比)が、通常、1:1〜1:2程度であることを考慮すると、第1剤中、0.1〜6重量%とすると良く、好ましくは0.5〜4重量%、より好ましくは1〜2.5重量%である。この理由は、0.1重量%未満の含有量では、染色効果が充分でないために、また、6重量%を超えて含有すると、染毛効果が強く堅牢性が高くなりすぎるために、いずれの場合にも好ましくないからである。
【0020】
本発明に用いられる界面活性剤は特に限定されず、陽イオン性界面活性剤、陰イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン性界面活性剤のいずれをも好適に用いることができ、これらのうちの一種を単独で、また二種以上を組み合わせて用いることもできる。
【0021】
具体的には、陽イオン性界面活性剤としては、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリルトリメチルアンモニム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウムなどの塩化アルキルトリメチルアンモニウム;塩化ジセチルジメチルアンモニム、塩化ジラウリルジメチルアンモニム、塩化ジステアリルジメチルアンモニムなどの塩化ジアルキルジメチルアンモニウム;塩化ベンザルコニウムなどを例示することができる。
【0022】
陰イオン性界面活性剤としては、牛脂脂肪酸石鹸、ヤシ油脂肪酸石鹸、パーム油脂肪酸石鹸、ラウリン酸塩、パルミチン酸塩、ステアリン酸塩等の高級脂肪酸石鹸;ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸アンモニウム、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸ジエタノールアミン、ラウロイロメチルタウリンナトリウム等の高級アルコール硫酸エステル塩;アシルN−メチルタウリンアンモニウム、N−アシルサルコシネートナトリウム、N−アシルサルグルタミン酸ナトリウム、N−アシルサルグルタミン酸トリエタノールアミン等のN−アシルグルタンミン酸塩;ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルリン酸、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルリン酸ナトリウム等のリン酸エステル塩;ラウリル硫酸ナトリウム、セチル硫酸ナトリウム等のアルキル硫酸エステル塩などを例示することができる。
【0023】
両性界面活性剤としては、ベタイン型、アミノ酸型、イミダゾリン型、レシチン型のいずれも好適に用いることができ、具体的には、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、セチルアミドジメチルアミノ酢酸ベタイン、2−ステアリル−1−ヒドロキシエチル−1−カルボキシメチルイミダゾリニウムベタイン、塩化アルキルジアミノエチルグリシン液、β−ラウリルアミノプロピオン酸ナトリウム、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタインなどを例示できる。
【0024】
非イオン性界面活性剤としては、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンラウリルエーテル等のポリオキシアルキレンアルキルエーテル;モノステアリン酸グリセリン、モノオレイン酸グリセリン、モノラウリン酸グリセリン、モノミリスチン酸グリセリン、モノパルミチン酸グリセリン、モノリノール酸グリセリン等の脂肪酸モノグリセリド;モノステアリン酸プロピレングリコール、モノラウリン酸プロピレングリコール、モノオレイン酸プロピレングリコール等のプロピレングリコール脂肪酸エステル;トリオレイン酸ソルビタン、モノオレイン酸ソルビタン、モノステアリン酸ソルビタン、モノパルミチン酸ソルビタン、モノラウリン酸ソルビタン等のソルビタン脂肪酸エステル;モノオレイン酸ポリエチレングリコール、モノステアリン酸ポリエチレングリコール、モノラウリン酸ポリエチレングリコール等のポリエチレングリコール脂肪酸エステル;モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン、モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、トリオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン等のソルビタン脂肪酸エステルの酸化エチレン縮合物などを例示することができ、この他、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレンラノリン、テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット、モノラノリン酸ポリオキシエチレンソルビットなどを例示することができる。
【0025】
上記した界面活性剤のうち、非イオン性界面活性剤、陰イオン性界面活性剤を用いるのが好ましく、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレンラノリン、アルキル硫酸エステル塩等を用いるのがより好ましく、ポリオキシエチレンセチルエーテル等のポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ラウリル硫酸ナトリウム等のアルキル硫酸エステル塩を用いるのが更に好ましい。
【0026】
界面活性剤の含有量は特に限定されないが、第1剤中、0.5〜50重量%とすると良く、1〜20重量%とするのが好ましく、3〜8重量%とするのがより好ましい。この理由は、0.5重量%未満の含有量では、製剤安定性や毛髪へのなじみに劣るために、また、50重量%を超えて含有すると、施術後の毛髪の手触り感に劣るために、いずれの場合にも好ましくないからである。
【0027】
本発明に用いるアルカリ剤はモノエタノールアミン、モノイソプロパノールアミンを用いる
【0028】
アルカリ剤の含有量は、本発明の効果を発揮させるために特に重要である。その含有量は、用いるアルカリ剤により分子量が異なることから、遊離アルカリ値として規定される。尚、本発明における遊離アルカリ値は、第1剤と第2剤を使用時に混合した際の値である。
アルカリ剤の含有量は、第1剤と第2剤の混合時の遊離アルカリ値が、1.5〜5mL/gとなるように第1剤中に含有すると良く、好ましくは、2〜4mL/gとなるように含有すると良い。この理由は、1.5mL/g未満の含有量では、堅牢性が高くなるために、また、5mL/gを超えて含有すると、毛髪に損傷を与える場合があるために、いずれの場合にも好ましくないからである。
【0029】
尚、本発明における遊離アルカリ値とは、下記の方法で算出することができる。すなわち、アルカリ剤を含有する酸化染毛剤第1剤と酸化剤を含有する第2剤とを所定の比率で混合した1gを精密に量り採り〔採取量:Y(g)〕、水又は温水を適量加えて溶解し、0.1mol/L塩酸液(規定度定数:f)で滴定する。滴定の終点をpH6.8としたときの0.1mol/L塩酸液の消費量〔X(mL)〕から、次式(式1)により遊離アルカリ値を算出する。
【数1】
Figure 0003932483
【0030】
本発明に係る酸化染毛剤は、後述のとおり、第1剤と第2剤との混合比(重量比)が、通常、1:1〜1:2程度であることを考慮すると、第1剤中のアルカリ剤の含有量は、遊離アルカリ値として、3〜15mL/gとすると良く、好ましくは、4.5〜13mL/gとされる。
また、基材によるアルカリ消費量なども考慮すると、第1剤中のアルカリ剤の含有量は、モノイソプロパノールアミンに換算して、2〜13.5重量%とすると良く、好ましくは、3.5〜9重量%であり、より好ましくは、3.5〜6.5重量%である。
【0031】
また、本発明に係る第1剤には、本発明の目的の効果を損なわない範囲であれば、上記した成分のほか、高級アルコール、高級脂肪酸、ロウ類、炭化水素油等の油性成分、保湿剤、増粘剤、動物及び植物エキス、キレート剤、香料、精製水等を必要に応じて適宜配合することができる。
【0032】
次に、本発明に係る一時髪色戻し用酸化染毛剤の第2剤について説明する。
本発明に係る第2剤には、毛髪中のメラニンを分解して毛髪を脱色させるとともに、第1剤中の酸化染料を毛髪内で酸化重合させるために、必須成分として酸化剤が含有される。用いられる酸化剤は酸化染毛剤に用いることができるものであれば特に限定されないが、例えば、過酸化水素、過ホウ酸塩、過炭酸塩、過酸化尿素、過硫酸塩、臭素酸アルカリ金属等を例示することができ、過酸化水素を用いるのが好ましい。
酸化剤の配合量は、本発明の効果が達成できれば特に限定されないが、第2剤中0.01〜10重量%、好ましくは、0.1〜6重量%とするのが良い。
【0033】
また、本発明に係る第2剤には、本発明の目的の効果を損なわない範囲であれば、上記した成分のほか、過酸化水素等の安定剤、界面活性剤、油性成分、酸、pH調整剤、精製水、香料等を必要に応じて適宜配合することができる。
【0034】
本発明に係る第1剤及び第2剤の剤型としては、液状、ジェル状、クリーム状、エアゾール等の種々の剤型に適用することができる。
【0035】
本発明に係る酸化染毛剤を用いて、毛髪を染毛する方法としては、第1剤と第2剤とを使用時に所定の比率でトレー等の容器で混合する。この混合比は、通常、1:1〜1:2の重量比で十分に混合した後、酸化染毛剤で染毛した毛髪又は毛髪脱色剤で脱色した毛髪の表面に均一に塗布する。5〜40分間放置後、シャンプー等で十分に洗い流し、毛髪を乾燥させれば良い。
上記染毛方法によれば、例えば、毛髪脱色剤で脱色した毛髪は、黒などの髪色に染毛され、その後は日常の洗髪をするだけで、3〜10日程度で経日的に染毛前の毛髪脱色剤で脱色した毛髪の色調に戻すことができる。
【0036】
【実施例】
以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例により何ら限定されるものではない。尚、配合量は重量%である。
【0037】
実施例1〜8及び比較例1〜8
表1及び表2に記した組成に従って各成分を常法により混合し、実施例1〜8及び比較例1〜8の酸化染毛剤第1剤をそれぞれ調製した。また、第2剤としては、下記処方の組成に従って調製し、二剤式酸化染毛剤の態様にて、以下の評価を行った。
【0038】
Figure 0003932483
【0039】
試験例1 毛髪試料の作成
重さ3g、長さ10cmの人毛毛束(黒色)を市販ブリーチ剤(商品名 ギャツビーEXハイブリーチ、マンダム社製)を用いて脱色し、十分に洗浄した後、タオルで水分を拭き取り、ドライヤーで乾燥してブリーチ毛毛髪試料を作成した。
また、同様に、市販の二剤式酸化染毛剤(商品名 ギャツビーナチュラルブリーチカラー スモーキーファイア、マンダム社製)を用いて明褐色の明るい色調に染毛し、染毛毛髪試料を作成した。
【0040】
試験例2 一時髪色戻し効果の評価
実施例1〜8及び比較例1〜8の各第1剤を上記第2剤と1:1の重量比で十分に混合し、上記で得たブリーチ毛毛髪試料及び染毛毛髪試料に均一に塗布し、室温で20分間放置した。十分に洗浄した後、タオルで水分を拭き取り、ドライヤーで乾燥し染毛処理毛を得た。尚、実施例1〜4及び比較例1〜4は、ブリーチ毛毛髪試料を用いて行い、実施例5〜8及び比較例5〜8は、染毛毛髪試料を用いて評価した。
得られた染毛処理毛を、1日1回市販のシャンプー(商品名 ナチュレア マイルドクレンジング、ピアセラボ社製)で洗浄し、ドライヤーで乾燥後、温度23℃、湿度60%の恒温室に放置した。本操作を7日間繰り返したのち、染毛処理毛の色調の状態を専門パネラー10名により目視にて評価した。評価は、染毛処理前の毛髪試料を対照とし、染毛前の色調と略同じものを2点、染毛後と染毛前の間の色調であるものを1点、染毛後の色調と略同じものを0点として評価した。結果を表1及び表2に示す。
【0041】
試験例3 遊離アルカリ値の測定
上記試験例2で第1剤と第2剤とを混合した1gを精密に量り採り〔採取量:Y(g)〕、温水を適量加えて溶解し、0.1mol/L塩酸液(規定度定数:f)で滴定した。滴定の終点をpH6.8としたときの0.1mol/L塩酸液の消費量〔X(mL)〕から、次式により遊離アルカリ値を算出した。結果を表1及び表2に示す。
【数2】
Figure 0003932483
【0042】
【表1】
Figure 0003932483
【0043】
【表2】
Figure 0003932483
【0044】
表1及び表2の結果から、本発明の一時髪色戻し用酸化染毛剤は、酸化染毛剤で染毛した毛髪や毛髪脱色剤で脱色した毛髪を一時的に黒などの髪色に染めたのち、日々の洗髪を行うだけで7日程度で元の染毛した毛髪又は脱色した毛髪の色に戻すことができることが分かる。
【0045】
以下、本発明に係る一時髪色戻し用酸化染毛剤の処方例を示す。尚、配合量は重量%である。
【0046】
Figure 0003932483
【0047】
上記第1剤と第2剤とを常法により調製し、第1剤と第2剤を1:1の重量比で混合した。このときの混合染液の遊離アルカリ値は2.4mL/gであった。試験例2と同様に試験したところ、6日で染毛前の色調に戻すことができた。
【0048】
Figure 0003932483
【0049】
上記第1剤と第2剤とを常法により調製し、第1剤と第2剤を1:1の重量比で混合した。このときの混合染液の遊離アルカリ値は2.9mL/gであった。試験例2と同様に試験したところ、6日で染毛前の色調に戻すことができた。
【0050】
【発明の効果】
本発明の一時髪色戻し用酸化染毛剤は、酸化染料、界面活性剤、並びにモノイソプロパノールアミン及び/又はモノエタノールアミンを含有する第1剤と、酸化剤を含有する第2剤からなる酸化染毛剤であって、第1剤のモノイソプロパノールアミン及び/又はモノエタノールアミンの含有量が混合時の遊離アルカリ値として〜5mL/gであるから、酸化染毛剤で染毛した毛髪や毛髪脱色剤で脱色した毛髪を一時的に黒などの髪色に染め、経日的に元の染毛した毛髪や脱色した毛髪の色に戻すことのできる一時髪色戻し用酸化染毛剤を提供することができる。
また、本発明の一時髪色戻し用酸化染毛剤を用いれば、日常の洗髪を行うだけで、酸化染毛剤で染毛した毛髪や毛髪脱色剤で脱色した毛髪の色に3〜10日程度で経日的に戻すことができる染毛方法を提供することができる。

Claims (9)

  1. 酸化染料、界面活性剤、並びにモノイソプロパノールアミン及び/又はモノエタノールアミンを含有する第1剤と、酸化剤を含有する第2剤からなる酸化染毛剤であって、前記第1剤のアルカリ剤の含有量が混合時の遊離アルカリ値として〜5mL/gであることを特徴とする一時髪色戻し用酸化染毛剤(但し、カチオン性化合物及び水を含有し、pH2.5〜7.0である後処理剤であって、染毛処理を行った直後に用いて洗い流さない後処理剤との毛髪処理キットのものを除く)
  2. 酸化染料が、酸化染料前駆体及びカップラーから選択されることを特徴とする請求項1に記載の一時髪色戻し用酸化染毛剤。
  3. 少なくとも酸化染料前駆体を含有することを特徴とする請求項1又は2に記載の一時髪色戻し用酸化染毛剤。
  4. 酸化染料前駆体が、p−フェニレンジアミン、トルエン−2,5−ジアミン、N,N−ビス−(2−ヒドロキシエチル)−p−フェニレンジアミン、p−アミノフェノール及びそれらの塩類からなる群から選ばれる1種以上である請求項2又は3に記載の一時髪色戻し用酸化染毛剤。
  5. カップラーが、m−フェニレンジアミン、2,4−ジアミノフェノキシエタノール、m−アミノフェノール、5−アミノ−o−クレゾール、2−メチル−5−ヒドロキシエチルアミノフェノール、2,6−ジアミノピリジン、レゾルシン及びそれらの塩類からなる群から選ばれる1種以上である請求項2又は3に記載の一時髪色戻し用酸化染毛剤。
  6. カップラーが、少なくとも2,4−ジアミノフェノキシエタノール又はその塩類を含有することを特徴とする請求項2又は3に記載の一時髪色戻し用酸化染毛剤。
  7. 界面活性剤が、非イオン性界面活性剤及び/又は陰イオン性界面活性剤であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の一時髪色戻し用酸化染毛剤。
  8. 酸化染毛剤で染毛した毛髪又は毛髪脱色剤で脱色した毛髪に用いることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の一時髪色戻し用酸化染毛剤。
  9. 請求項1〜のいずれかに記載の一時髪色戻し用酸化染毛剤を、酸化染毛剤で染毛した毛髪又は毛髪脱色剤で脱色した毛髪に適用し、3〜10日で元の髪色に戻すことを特徴とする染毛方法(但し、カチオン性化合物及び水を含有し、pH2.5〜7.0である後処理剤であって、染毛処理を行った直後に前記毛髪処理剤を毛髪に塗布して洗い流さないで乾燥させる毛髪処理方法を行う方法を除く)
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