JP3931112B2 - 紙幣取扱装置、自動取引装置、および自動取引装置のお釣り出金方法。 - Google Patents
紙幣取扱装置、自動取引装置、および自動取引装置のお釣り出金方法。 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、金融機関等で利用される自動取引装置(ATM)、および自動取引装置に内蔵される紙幣取扱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動取引装置において、利用者は投入した金額を預け入れることができる。しかしながら、投入した金額全てを預け入れなければならないとすれば、例えば、一万円札しか持っていないが千円だけ入金したいときなどに利用者に不都合が生じる。そこで利用者が投入した紙幣を計数して一時スタッカに貯留し、その紙幣を各紙幣収納庫へ収納した後に、投入され計数した金額から利用者が希望する取引金額を差し引いた額を出金する技術がある。投入され計数した金額から利用者が希望する取引金額を差し引いた額を、いわゆるお釣りと呼び、お釣りを出金する動作をお釣り出金と呼ぶ。
【0003】
しかし、紙幣を紙幣収納庫へ収納した後にお釣り出金を実行すると、時間がかかるという問題点がある。そこで例えば、特開昭63−187386号公報は、一時スタッカに紙幣を貯留した状態でお釣り出金する媒体処理方式を提供しており、特開昭63−187386号は、短時間でお釣り出金を実行するために、紙幣収納庫から出金し、判別部を通ったときに損券と判断された紙幣(いわゆる、出金リジェクト券)を収納する収納庫(いわゆる、出金リジェクト庫)を有する。
【0004】
また、特開2000−172946号公報に記載されている紙幣入出金機(紙幣取扱装置)は、簡素な紙幣搬送路構成を可能としている。また、紙幣収納庫を下部ユニットにまとめたことで操作性、セキュリティを向上させている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
特開昭63−187386号の技術のように出金リジェクト庫を紙幣収納庫から判別部を通った後に配置すると、その分スペースが必要であり、装置が大型化する等の問題点がある。
【0006】
一方、特開2000−172946号公報記載の紙幣取扱装置の搬送路構成では、出金リジェクト庫を紙幣収納庫から判別部を通った後に配置せず、出金リジェクト券をも下部ユニットの収納庫に収納することにより省スペース化、搬送路構成の簡素化、メンテナンス性やセキュリティの向上等の利点を有している。
【0007】
但し、この構成でお釣り出金を実行するためには入金し判別部で計数した紙幣を一時保管庫に保管し、一時保管庫に貯留された紙幣を一旦繰り出して、紙幣収納庫へ収納し、その後に紙幣収納庫からお釣り分の紙幣を繰り出して出金する必要があり時間がかかってしまう問題点がある。
【0008】
そこで本発明では、出金リジェクト庫を紙幣が紙幣収納庫から判別部を通った後の位置に配しておく必要がなくとも、計数した紙幣を紙幣収納庫に収納する前に短時間でお釣り出金する技術の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、入出金口から投入され、正券と判別された紙幣と、収納庫から繰り出され正券と判別されなかった紙幣とを共に一時保管庫へ貯留する。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一つの実施形態を説明する。
【0011】
図1は紙幣取扱装置100の概略図である。1は入出金口部制御部、2は紙幣をベルト上に載せて一時的に巻き取って保管するドラム型の一時保管庫、3は紙幣の真偽、正損、金種、搬送状態などを判別する判別部、4はリジェクト券を収納するためのリジェクト庫、5、6は紙幣を収納するための収納庫、7〜10は紙幣を分離するための分離部、11〜15は紙幣の搬送方向を切り換えるためのゲート、16〜20は紙幣を搬送するための搬送路、21は外部からセットされた紙幣と紙幣取扱装置100から搬送された紙幣を仕切る仕切板である。
【0012】
図2は紙幣取扱装置100の制御ブロック図である。101は紙幣取扱装置100に対し入金、出金を指示する自動取引装置等の上位装置、102は上位装置101と紙幣取扱装置100とを通信回線で接続するための回線制御部である。上位装置101には図示しない顧客操作部があり顧客に対して案内表示を行い、顧客からの入力を受ける。103は搬送路008もしくは搬送路16〜20を駆動する搬送路モータ制御部、104は紙幣の真偽、正損、金種、搬送状態などを判別する判別部制御部、105は紙幣の通過を検出する通過センサや、紙幣の紙幣の残留を検出する収納庫内センサ等のセンサを制御するセンサ制御部、106は判別部制御部104やセンサ制御部105の情報をもとに、搬送先を切り換えるためのゲート007もしくはゲート11〜15を制御するゲート制御部である。107は入出金口部制御部を制御する入出金口部制御部、108は一時保管庫を制御する一時保管庫部制御部、109は収納庫部制御部であり、リジェクト庫004もしくはリジェクト庫4及び紙幣収納庫005もしくは紙幣収納庫5、6を制御する。110は紙幣の搬送順序を記憶する搬送順序記憶部、111は紙幣の搬送枚数や収納枚数を記憶する枚数記憶部、112は紙幣取扱装置100の各部位を制御する主制御部である。
【0013】
図8は、図1と図2に示した紙幣取扱装置100が実行する入金動作における主制御部112の制御の概要である。本願発明では、利用者に対して利便性の高いお釣り出金を、紙幣取扱装置100の優位点、すなわち紙幣収納ボックスが下部に集中していることからリジェクト庫4、収納庫5,6が紙幣取扱装置100の下部に集中されていることから紙幣取扱装置の下部の外郭を特に厚く覆うことでリーズナブルにセキュリティ性を高めることができ、双方向搬送路を利用することで搬送路のデザインがシンプルでありメンテナンス性が高く、上部ユニットにリジェクト庫を持たないこと等から省スペースである点などを活かしつつ、比較的短時間で提供する。このために、入金した真券を保管している一時保管庫2に、出金リジェクト券(収納庫4,5から繰り出され、判別部3でリジェクトされた紙幣)を入金された真券と共に保管するのである。以下、図8を使って主制御部112の処理を説明する。
【0014】
上位装置101で顧客により入金取引の選択があったとき(ステップ801)、入出金口部制御部107により入出金口1のシャッターを開く(ステップ802)。
【0015】
入出金口1に紙幣が投入されたことを検知すると(ステップ803)、入出金口1のシャッターを閉じて(ステップ804)、搬送路モータ制御部103で搬送路17〜20を作動し紙幣を判別部3に送って判別して計数し、真券を一時保管庫2に保管する(ステップ805)。詳細は図4を使って後述する。
【0016】
判別部3による計数結果を上位装置101の顧客操作部に表示して顧客により計数結果の承認を受ける。また、顧客の望む金額分のみの入金を可能にし、顧客利便性を高めるために希望入金金額の入力を受ける(ステップ806)。
【0017】
入力され承認された計数結果が希望入金金額と一致した場合には取引を完了し、一時保管庫2に収納している真券を一時保管庫108によって繰り出し(ステップ808)、一時保管庫108に保管する紙幣の情報と順序とを記憶する搬送順序記憶部110の情報に基づいてリジェクト庫4、又は収納庫5,6に紙幣を収納する(ステップ814)。なお、このとき再度、判別部3で紙幣を判別し、その判別結果に基づいてリジェクト庫4、又は収納庫5、6にそれぞれ収納してもよく、この場合は判別の確度の向上が期待できる。入力され承認された計数結果が希望入金金額よりも小さいときには顧客操作部にエラーを表示する。
【0018】
そして、入力され承認された計数結果よりも希望入金金額が多い場合には、お釣り金額有りと判断する(ステップ807)。なお、お釣り金額があるか否かの判断は上位装置101で行っても主制御部112で行ってもよい。
【0019】
このとき一時保管庫2に保管している真券を収納庫5,6に収納してから改めてお釣り金額分を収納庫5,6から繰り出すと時間がかかってしまう。そこで本発明においては一時保管庫2に入金した真券を保管している状態のままでお釣り出金を行うのである。
【0020】
そして、お釣り出金の際に出金リジェクト券が発生すると出金リジェクト券が一時保管庫2に保管されることになるのだが、一時保管庫2には既に真券が保管されており、この真券と出金リジェクト券とが混ざることを避け、入金紙幣と出金リジェクト券とのくっつき等を防ぐとともに、入金から出金への切り替わりを認識するために一時保管庫部制御部108に一時保管庫2をある程度(例えば300mm)空回転するように指示させる(ステップ8075)。つまりドラム型の一時保管庫3に保管されている紙幣からベルト上で一定量の間隔、真券と真券との間隔よりも広い間隔(以下間隔Aとも呼ぶ)を空けて次の紙幣を待つ。
【0021】
間隔Aは、くっつき等を防止する効果の他にも、紙幣を一時保管庫から繰り出す際にも有効な働きをする。すなわち、紙幣の離れ(1枚の出金リジェクト券が2枚に分裂する、2枚検知異常となっていた出金リジェクト券が分離する)によって出金リジェクト券と真券との間隔が狭まることによる出金リジェクト券と真券との混同を防止する作用もある。
【0022】
また、出金リジェクト券と真券とでは繰り出すときの処理を変えている場合には(出金リジェクト券を繰り出すときには判別部3にて判別しないが、真券を繰り出すときには判別部3にて判別するなど)、出金リジェクト券と真券との間に真券と真券との間隔よりも広い一定量の間隔を空けることで、処理を切り替えるために時間を留保する効果も期待できる。
【0023】
収納庫5、6から紙幣を繰り出すように収納庫部制御部109に指示し(ステップ808)、収納庫5、6から繰り出された紙幣は判別部3に送られ判別される(ステップ809)。
【0024】
お釣り出金のために繰り出された紙幣を鑑別した結果、真券であり顧客に渡しても不都合のない程度に状態のよい紙幣であれば入出金口1へ搬送する(ステップ810にてNo)。
【0025】
しかし、収納庫5,6に収納されていた紙幣であっても、誤って真券ではない紙幣が含まれていたり、なんらかの理由で搬送中などに汚れたり、破れてしまったりしていることもある。このような場合には判別部3においてリジェクトされ出金リジェクト券として扱われることになる(ステップ810にてYes)。
【0026】
ここで、従来は出金リジェクト券を収納するボックスを用意しておく必要があったが、本発明の技術によればそのボックスを不要にして紙幣取扱装置100の省スペース化を実現するため出金リジェクト券が発生した場合には一時保管庫3に出金リジェクト券を保管する(ステップ811)。詳細は図5を使って後述する。
【0027】
収納庫5,6から順次紙幣を繰り出し、判別部3で、真券で且つ出金に適当と判断された紙幣が入出金口1に、ステップ807で判断されたお釣出金の金額分搬送すると、入出金口1のシャッターを開く(ステップ812)。その紙幣が取り出されたことを検知すると入出金口1のシャッターを閉じる(ステップ813)。
【0028】
入出金口1のシャッターを閉じると、このタイミングで一時保管庫3に保管していた紙幣をリジェクト庫4、又は収納庫5、6にそれぞれ収納して(ステップ814)、取引を終了する。詳細は図6を使って後述するが、紙幣を収納する際には搬送順序記憶部110の情報を参考する。
【0029】
図3は、搬送順序記憶部110に記憶されている一時保管庫2に保管されている紙幣情報を示すスタック紙幣情報310の一例である。スタック紙幣情報310には、紙幣の情報を一枚毎に記憶する記憶エリア311と、情報を格納するエリアを示す格納ポインタ313と、情報を処理する記憶エリア311を示す処理ポインタ312とを含んでおり、一時保管庫に保管される紙幣の金種、鑑別結果、紙幣の長さを記憶できる。詳細については図4、図5、図6を使って後述する。ここで、格納ポインタと処理ポインタの両方を使うことにより、次に処理するデータ(処理ポインタの指す先)と処理すべき最後のデータ(格納ポインタの1つ前)を把握することができる。
【0030】
図4はステップ805の詳細を、図5はステップ811の詳細を、そして図6はステップ814の詳細をそれぞれ示すフローチャートである。
【0031】
以下、図4、5および図6のフローチャートを用いて、主制御部112の制御による紙幣取引装置の動作概況、特に巻き取り式のドラム型一時保管庫を利用したお釣り出金の動作概要を説明するとともに、図3の301〜307を説明する。
【0032】
例として、3万円(万円札を3枚)が入出金口1にセットされ、2万2千円を入金することを利用者が入力する場合を想定する。ここで、収納庫5は万円札還流庫、収納庫6は千円札還流庫とする。
【0033】
顧客により入出金口1に投入された万円札は上位装置101からの入金計数指示により紙幣取扱装置100に取り込まれる。
【0034】
まず図4で、入出金口1に投入された紙幣の入金(ステップ805)について、以下説明する。
【0035】
回線制御部102を介して、入金計数指示を受けると、主制御部112は入出金口1の開閉部を閉める。搬送路17〜20を入出金口1から一時保管庫2方向へ駆動するよう搬送路モータ制御部103に指示し、一時保管庫2が空かどうかを図示しないセンサで紙幣の有無をチェックする(ステップ401)。空ならばスタック紙幣情報310の記憶エリア311をクリアして(ステップ402)、301のようにスタック紙幣情報310の制御のための格納ポインタ313及び処理ポインタ312を先頭にして初期化する(ステップ403)。一時保管庫2に紙幣があった場合にはクリアせずにステップ404に進む。
【0036】
入出金口部制御部107により、入出金口1の紙幣を分離して、搬送路を駆動して搬送する。分離部3から分離された紙幣は判別部3で金種、真偽等の紙幣判別がされ、判別結果が正券(ステップ404)のとき、一時保管庫部制御部108に一時保管庫2に巻き取る。判別結果が正券ではないときには搬送路18によって入出金口1の仕切板21に対して利用者が紙幣を投入したスペースと反対側(図1においては入出金口1内であって仕切板21の左側)に送る。
【0037】
一時保管庫2に紙幣が巻き取られるとき搬送順序記憶部110により判別情報(金種、正損、長さ等)をスタック紙幣情報310の記憶エリア311に記憶し(ステップ405)、次に一時保管庫2に巻き取られる紙幣の情報を記憶するために、302のように紙幣情報が記憶された記憶エリア311に格納ポインタ313をセットする(ステップ406)。また、枚数記憶部111で一時保管庫2に一時保管した紙幣枚数に1を加えて更新する。以下、一時保管庫に収納される枚数が変化するごとに枚数記憶部111を更新する。入出金口1に投入された紙幣を全て分離し判別部3で正券と判断された紙幣が一時保管庫に全て貯留されるまで、この処理を続ける(ステップ404〜ステップ406の繰り返し)。
【0038】
なお、一時保管庫2に保管する紙幣の金種と判別結果を記憶するのは後で共に一時保管庫2に保管される出金リジェクト券と区別するためであり、特に一時保管庫2が巻き取り式のドラム型である場合には順番が入れ替わる可能性が低いことから一時保管庫2から紙幣を繰り出す際に搬送順序記憶部110の記憶だけに基づき、判別部3で判別せずにリジェクト庫4、収納庫5又は6に紙幣を収納することができるため有効である。
【0039】
また、紙幣の長さを記憶するのは一時保管庫2から紙幣を繰り出す際に紙幣が重なって搬送されたことを検知するためであり、仮に紙幣が重なって搬送された場合には搬送順序記憶部110に記憶された紙幣の長さよりも長くなっていることで重なりを検知できる。
【0040】
ステップ805、すなわち図4のフローチャートが終了すると、1万円札が3枚入出金口1に投入され、いずれもが正券と判断されたときには、303のように万円札が記憶された記憶エリア311が3つ順に並び、回線制御部102を介して、上位装置101に対し、3万円入金計数終了を報告する。
【0041】
上位装置101では図示しない顧客操作部に顧客に3万円を計数したことを表示し、顧客が望む入金金額を入力してもらう。ここでは2万2千円が入力されたとすると、入金計数した金額(3万円)から顧客によって入力された顧客が望む入金金額(2万2千円)を減算し、余剰な金額(8千円)があるので、その金額をお釣りの金額として決定する。
【0042】
入金計数終了報告を受けた上位装置はおつり分である8千円を出金するため、回線制御部102を介して、お釣り出金を指示し、回線制御部102を介して、お釣り出金指示を受け取った主制御部112は搬送路16〜20を収納庫5、6から一時保管庫2方向に駆動するよう搬送路モータ制御部103に指示する。一時保管庫を一定量回転した後、収納庫部制御部109により収納庫6から千円札を順次1枚ずつ繰り出す。
【0043】
次に図5で、お釣り出金の際の際に出金リジェクト券を一時保管庫2に保管する作業について(ステップ811)について、以下説明する。
【0044】
分離部9より分離された紙幣は判別部3により、搬送状態等の紙幣判別がされ、判別結果がスキューによる搬送異常の場合、ゲート制御部106によりゲート11、12をオフするとともに一時保管庫部制御部109により一時保管庫2へ巻き取る。また、スキュー以外にも、判別結果が、紙幣に損傷があるとき、出金すべき金種(金額)ではないとき、超過して繰り出してしまったとき、紙幣間隔が異常であったとき、厚さ検知異常であったとき等、正常と判別されなかったときにも一時保管庫2に巻き取りを指示する。
【0045】
一時保管庫2に出金リジェクト紙幣を巻き取るときには、搬送順序記憶部110により、スタック紙幣情報310に出金リジェクト券、リジェクト要因等をセットして(ステップ501)、格納ポインタ313を304のように出金リジェクト券が記憶された記憶エリア311を指すよう更新する(ステップ502)ことでステップ405、ステップ406と同様に巻き取り式のドラム型一時保管庫に順に巻き取られる紙幣の金種、判別の結果、紙幣の長さ等を順に記憶することができる。
【0046】
分離部9から分離された紙幣の判別結果が正券の場合は、ゲート制御部に対しゲート11オン、ゲート12オフを指示し、搬送路20,18を通過し、入出金口1の仕切板21の後側(図1においては、入出金口1内であって仕切板21の左側)にスタックされる。
【0047】
入出金口1に指定枚数出金されたら、主制御部112は搬送路モータ制御部103に対し、搬送路16〜20の停止を指示する。この段階で入出金口1の開閉部を開け、おつり分を顧客に取らせることから、投入された真券を収納庫5、6に収納するのに先立って顧客へお釣りを渡すことができ、顧客の待ち時間を短縮しているのである。
【0048】
次に、一時保管庫2に巻き取られている入金紙幣及び出金リジェクト券を該当収納庫5、6及びリジェクト庫4に収納するために、主制御部112は搬送路モータ制御部102に搬送路16〜20の一時保管庫2から収納庫5、6方向への駆動する。巻き取り時に作成された304のスタック紙幣情報310を、処理ポインタ312と格納ポインタ313とを固定したまま、305のように紙幣の情報を巻き戻し順に入れ替える。順番を入れ替えるのは現在どの処理を実行しているかを明確にするためであり、巻き込み時の情報と巻き戻し時の情報とを両方残すことができるので後刻の調査を容易にできる。
【0049】
搬送路の駆動後、一時保管庫部制御部108に対し、一時保管庫2から巻き戻すとともに、ゲート制御部106で、ゲート11,12をオフする。
【0050】
最後に図6で、一時保管庫2に保管された紙幣の収納(ステップ814)について、以下説明する。
【0051】
お釣り金額分の紙幣を入出金口1に搬送し、顧客によって紙幣が抜き取られるとシャッターを閉じ、一時保管庫2に保管している紙幣を搬送路に繰り出し判別部3に搬送する。判別部3で紙幣を検知した際、スタック紙幣情報310の処理ポインタ312の指す紙幣情報が出金リジェクト券ならば(ステップ601)、判別部3によって紙幣判別する必要はなく、リジェクト庫へ無条件に搬送してもよい(ステップ605)。なぜなら仮に出金リジェクト券を判別したし、真券と判断されたとしても一回目(お釣り出金時)の判別結果と二回目(収納時)の判別結果のどちらを信用するかの基準は無く、少なくともリジェクトされ得る紙幣であるからリジェクト庫4に送られ、二回目の判別が無用であるとの理由に基づく。一時スタッカから紙幣を繰り出す毎に処理ポインタ312の指している紙幣情報を取り出し、処理ポインタ312を次の紙幣情報エリアに更新する(ステップ609)。ゲート制御部106に対し、ゲート13のオンを指示し、リジェクト庫4に出金リジェクト券を収納する。
【0052】
判別部3に紙幣が搬送された際、スタック紙幣情報310の処理ポインタ312の指す紙幣情報が出金リジェクト券でない(ステップ601でN)ときは、前紙幣データが出金リジェクト券か否か(ステップ602)を判断する。
【0053】
前紙幣データが出金リジェクト券ならば、出金リジェクト券と入金紙幣の切り替わりを認識するために空けた間隔A若しくは間隔Aよりやや狭い間隔の一定量の間隔が前紙幣との間にあるか判断する(ステップ603)。この間隔は、判別部3にあるセンサによって測定しているが、一時保管庫又は搬送路に設けたセンサを紙幣が通過するタイミングによって測ってもよい。
【0054】
一定量分間隔がないときに判別部3によって判別するまでもなくスタック先を無条件にリジェクト庫として(ステップ606)、スタック紙幣情報310の処理ポインタ312は更新しなくともよい。これは特にドラム型一時保管庫の場合、一時保管庫から繰り出す際に紙幣がひっかかり遅れることにより、間隔があくことがあっても、一定間隔以下になることがないために一定間隔がない場合には、ゴミなどが出金リジェクト券と真券との間に入った可能性が高いためである。なお、ゴミとしてはほこり等、紙幣の切れ端等が考えられる。
【0055】
また、一定量分間隔がある場合は判別部3に再度金種、真偽、正損、搬送状態等を判別する。ここで搬送順序記憶部110の記憶のみに基づいて判別せずに収納しても良いが、収納庫5,6に収納する紙幣については判別を繰り返すことで判別の精度をあげることと、利用者からの投入は受け入れたものの汚れや破れなどがある損券であるため次回以降の出金取引に利用される可能性が有る紙幣として収納庫5,6に収納せずリジェクト庫4に収納することが適当な紙幣(収納リジェクト紙幣)もあることから再度判別を実行している。
【0056】
判別結果が正券ならば(ステップ604)、スタック先を該当金種収納庫とし(ステップ608)、処理ポインタ312を更新する(ステップ609)。
【0057】
ゲート制御部106に対し、該当金種収納庫のゲートのオンを指示し、該当金種収納庫5もしくは6に収納する。
【0058】
判別結果が正券でない場合(ステップ604)は、スタック先をリジェクト庫として(ステップ607)、処理ポインタ312を更新する(ステップ609)。
【0059】
ゲート制御部106により、ゲート13をオンし、リジェクト庫4に収納する。
【0060】
この処理を格納ポインタ313の指す先まで、処理ポインタ312を更新しながら実行し、307のように処理ポインタ312と格納ポインタ313が同じエリアを指したとき終了する。
【0061】
なお、図4〜6においては、処理ポインタを用いる、また真券と出金リジェクト券との間を一定量間隔空ける、一時保管庫内の紙幣を収納するに先立って記憶した順番を入れ替えるなどを説明したが、本発明はこれらを使用することに限定されるものではない。
【0062】
例えば図7は、搬送順序記憶部110に記憶される一時保管庫2に保管されている紙幣情報を示すスタック紙幣情報710においてポインタを1種類だけ用いる別の例である。701は、記憶されている情報が全てクリアされて初期化され指示ポインタ713が最初の記憶エリア711を指している。702と703では万円札が順に格納され、指示ポインタ713がその次の記憶エリア711を示すように更新されている。704では、出金リジェクト券とその理由が記憶され指示ポインタ713が更新されている。
【0063】
なお、入金した紙幣と出金リジェクト券との間に切替フラグ720を立てている。このフラグにより例えば万円札と出金リジェクト券との間の搬送距離を測って判断するまでもなく、搬送順序記憶部を参照するだけで入金した紙幣と出金リジェクト券との切り替わりを認識できる。
【0064】
一時保管庫に保管された紙幣を繰り出すときには指示ポインタ713を705のように紙幣の保管時とは逆に更新する。706のように格納ポインタ313が最初の記憶エリア711を指したとき終了して記憶エリア711の紙幣情報をクリアする。
【0065】
図7の例によれば一時保管庫2内の紙幣を収納するに先立って記憶した順番を入れ替える必要がない。但し、図7の例によればその時点で保管された又は繰り出している紙幣は分かるが、その紙幣がその時点に保管されたものなのか繰り出されるものなのかが分かり難く、この点は図3の方法に利点がある。
【0066】
また、必然ではないものの切替フラグを立てているので、一時保管庫2から紙幣を繰り出す際に搬送順序記憶部の各記憶エリア内に記憶されている鑑別結果を逐一幣ごとに調べなくとも、最初の紙幣が出金リジェクト券であれば、以降切替フラグを認識するまでは出金リジェクト券であることがわかる。なお、図3の例において入金された紙幣と出金リジェクト券との間に切替フラグを立てるようにしても切替フラグについて同様の効果が得られることはいうまでもない。
【0067】
なお、巻き取り式のドラム型一時保管庫が望ましいが、特に巻き取り式ドラム型特有の作用効果として明記した箇所を除いて、一時保管庫はドラム型に制限されず紙幣の搬入と繰り出し機能を備えた保管庫であればよい。
【0068】
また、一時保管庫と判別部の間、つまり搬送路20に分岐点を設けリジェクト庫4に判別部を通らず直結する搬送路を有する紙幣入出金(紙幣取扱)機が、例えば特開2001−118111号公報に開示されている。この場合においてもお釣り出金時に顧客によって投入された真券と出金リジェクト券とを一時保管庫に保管しておく技術が有効である。すなわち搬送路16から判別部3に入りリジェクトと判断された出金リジェクト券を、搬送路20に設けられた分岐点からリジェクト庫4に収納しようとすると、判別部から分岐点までの距離が短いために、分岐点に設ける搬送路切替ゲートを高速で切り替える必要がある。すると機構が複雑化し、ジャムなどの搬送エラーも増える。そこで出金リジェクト券を一時保管庫2に一旦保管してから一時保管庫3からの繰り出しと搬送順序記憶部110の記憶に応じて判別部を通さずに出金リジェクト券を搬送路20に設ける分岐点からリジェクト庫4に収納することにより紙幣ジャムが少なく、省スペースな紙幣入出金(紙幣取扱)機を提供できる。
【0069】
また、一時保管庫2から紙幣を繰り出す際には搬送路20に設けられた上述の分岐点をリジェクト紙幣と真券の場合で切り替える必要があるので、一時保管庫2に保管する際にリジェクト紙幣と真券との間に比較的広い間隔を空けておけば、紙幣の振り分け(入金紙幣を出金リジェクト紙幣に、もしくは出金リジェクト紙幣を入金紙幣)を間違えることを防止するとともに、この分岐点を切り替える時間を留保することができジャムなどの障害を防止することができるという作用効果も期待できる。
【0070】
その他、本発明はその要旨を脱しない範囲であれば本実施例にとらわれず実施可能である。
【0071】
以上説明したように本発明は、例えば、顧客によって紙幣が投入される入出金口と、紙幣を判別する判別部と、紙幣を収納する収納庫とを有する紙幣取扱装置において、前記入出金口に投入された紙幣のうち前記判別部で真券と判別された紙幣と、前記収納庫から繰り出された紙幣のうち前記判別部でリジェクト券と判別された紙幣とを共に保管する一時保管庫を有することに特徴がある。
【0072】
また例えば、顧客操作部と、紙幣が投入される入出金口と、紙幣を判別する判別部と、紙幣を収納する収納庫と、前記入出金口に投入された紙幣のうち前記判別部で真券と判別された紙幣を保管する保管庫とを有する自動取引装置において、
前記入出金口に投入された金額が、前記顧客操作部で入力された金額よりも大きいとき、前記保管庫に真券を保管した状態で前記収納庫から紙幣を繰り出し、その繰り出された紙幣のうち前記判別部でリジェクトされた紙幣を前記保管庫に保管する主制御部とを有することに特徴がある。
【0073】
また例えば、顧客操作部と、紙幣を入出金する入出金口と、紙幣を判別する判別部と、紙幣を一時的に保管する一時保管庫と、前記判別部で真券と判別された紙幣を収納する収納庫と、前記判別部でリジェクトされた紙幣を収納するリジェクト庫とを有する自動取引装置におけるお釣り出金の方法であって以下のステップからなることに特徴がある、前記入出金口から紙幣を繰り出して前記判別部へ送る第1ステップと、前記判別部で真券と判断した紙幣を前記一時保管庫へ保管し、その紙幣の情報と順番とを記憶する第2ステップと、前記顧客操作部において所望の出金金額の入力を受ける第3ステップと、前記判別部で真券と判断した紙幣の金額が前記入力された出金金額よりも大きいとき、前記収納庫から紙幣を繰り出して前記判別部に送る第4ステップと、前記判別部でリジェクト券と判断した紙幣を前記一時保管庫へ保管し、その紙幣の情報と順番とを記憶する第5ステップと、前記第5ステップの後、前記第2ステップと前記第5ステップで前記一時保管庫に保管した紙幣を前記一時保管庫から繰り出して、記憶した紙幣の情報と順番に基づいて前記収納庫又は前記リジェクト庫へ収納する第6ステップ。
【0074】
そして、これらの構成によれば、出金リジェクト庫を紙幣が紙幣収納庫から判別部を通った後の位置に配しておく必要がなく、紙幣収納ボックスが下部に集中していることから、下部の外郭を特に厚く覆うことでリーズナブルにセキュリティ性を高めることができ、双方向搬送路を利用することで搬送路のデザインがシンプルでありメンテナンス性が高く、上部ユニットにリジェクト庫を持たないこと等から省スペースである点などなどの優位性を活かしつつ、利用者に対して利便性の高いお釣り出金を比較的短時間で提供できる。
【0075】
また例えば、本発明は、顧客操作部と、紙幣を判別する判別部と、紙幣を一時的に巻き取って保管するドラム型の一時保管庫と、紙幣を収納する収納庫とを有する自動取引装置におけるお釣り出金の方法であって以下のステップからなることに特徴がある、前記判別部で真券と判断した紙幣を前記一時保管庫へ保管する第1ステップと、前記判別部で真券と判断した紙幣の金額が前記顧客操作部において入力された出金金額よりも大きいとき、前記ドラム型の一時保管庫を空回転する第2ステップと、前記収納庫から紙幣を繰り出して前記判別部に送る第3ステップと、前記第3ステップにおいて前記判別部に送られた紙幣のうちリジェクト券と判断した紙幣を前記ドラム型の一時保管庫に前記第1ステップで保管された紙幣と共に保管する第4ステップ。
【0076】
このような発明によれば入金された真券と出金リジェクト券との間に間隔を空けることができ、紙幣の混入を防止するなどの効果がある。
【0077】
【発明の効果】
紙幣取扱装置を省スペースにし、且つ短時間でお釣り出金が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】紙幣取扱装置の構成図。
【図2】紙幣取扱装置の機能ブロック図。
【図3】搬送順序記憶部の一例。
【図4】入金紙幣一時保管のフローチャート。
【図5】出金リジェクト紙幣一時保管のフローチャート。
【図6】一時保管紙幣の収納。
【図7】搬送順序記憶部の別の例。
【図8】お釣り出金のフローチャート。
【符号の説明】
1:入出金口、2:一時保管庫、3:判別部、4:リジェクト庫、5及び6:収納庫、100:紙幣取扱装置、101:上位装置、110:搬送順序記憶部、112:主制御部
Claims (10)
- 顧客によって紙幣が投入される入出金口と、紙幣を判別する判別部と、紙幣を収納する収納庫とを有する紙幣取扱装置において、
前記入出金口に投入された紙幣のうち前記判別部で真券と判別された紙幣と、前記収納庫から繰り出された紙幣のうち前記判別部でリジェクト券と判別された紙幣とを共に保管する一時保管庫を有することを特徴とする紙幣取扱装置。 - 請求項1記載の紙幣取扱装置において、
前記判別部でリジェクト券と判断された紙幣を収納するリジェクト庫を有し、
前記入出金口に前記収納庫から紙幣が搬送された後に、前記一時保管庫に保管しているリジェクト券を前記リジェクト庫へ搬送し、前記一時保管庫に保管している真券を前記判別部に搬送し前記判別部の判別に従って前記収納庫へ搬送する搬送部を有することを特徴とする紙幣取扱装置。 - 請求項1記載の紙幣取扱装置において、
前記一時保管庫に保管する紙幣の情報と、保管する順番とを記憶する搬送順序記憶部を有することを特徴とする紙幣取扱装置。 - 請求項1記載の紙幣取扱装置において、
前記一時保管庫はベルト上に載せた紙幣をドラムに巻き付けるドラム型一時保管庫であって、
前記ドラム型一時保管庫は、前記判別部で真券と判断された紙幣同士の前記ベルト上の間隔よりも、前記判別部で真券と判別された紙幣と前記判別部でリジェクト券と判別された紙幣との前記ベルト上の間隔の間隔を広くして巻き取ることを特徴とする紙幣取扱装置。 - 顧客操作部と、紙幣が投入される入出金口と、紙幣を判別する判別部と、紙幣を収納する収納庫と、前記入出金口に投入された紙幣のうち前記判別部で真券と判別された紙幣を保管する保管庫とを有する自動取引装置において、
前記入出金口に投入された金額が、前記顧客操作部で入力された金額よりも大きいとき、前記保管庫に真券を保管した状態で前記収納庫から紙幣を繰り出し、その繰り出された紙幣のうち前記判別部でリジェクトされた紙幣を前記保管庫に保管する主制御部とを有することを特徴とする自動取引装置。 - 請求項5記載の自動取引装置において、
前記主制御部は、前記入出金口に投入された金額と前記顧客操作部で入力された金額との差額分の紙幣が前記入出金口に搬送された後に、前記保管庫に保管している紙幣を前記収納庫へ収納することを特徴とする自動取引装置。 - 顧客操作部と、紙幣を判別する判別部と、紙幣を一時的に保管する一時保管庫と、紙幣を収納する収納庫とを有する自動取引装置におけるお釣り出金の方法であって以下のステップからなる、
前記判別部で真券と判断した紙幣を前記一時保管庫へ保管する第1ステップと、
前記判別部で真券と判断した紙幣の金額が前記顧客操作部において入力された出金金額よりも大きいとき、前記収納庫から紙幣を繰り出して前記判別部に送る第2ステップと、
前記第2ステップにおいて前記判別部に送られた紙幣のうちリジェクト券と判断した紙幣を前記一時保管庫に前記第1ステップで保管された紙幣と共に保管する第3ステップ。 - 顧客操作部と、紙幣を入出金する入出金口と、紙幣を判別する判別部と、紙幣を一時的に保管する一時保管庫と、紙幣を収納する収納庫とを有する自動取引装置におけるお釣り出金の方法であって以下のステップからなる、
前記入出金口から紙幣を繰り出して前記判別部へ送る第1ステップと、
前記判別部で真券と判断した紙幣を前記一時保管庫へ保管する第2ステップと、
前記顧客操作部において所望の出金金額の入力を受ける第3ステップと、
前記判別部で真券と判断した紙幣の金額が前記入力された出金金額よりも大きいとき、前記収納庫から紙幣を繰り出して前記判別部に送る第4ステップと、
前記判別部でリジェクト券と判断した紙幣を前記一時保管庫へ保管する第5ステップと、
前記第5ステップの後、前記第2ステップで前記一時保管庫に保管した紙幣を前記保管庫から繰り出して前記収納庫に収納する第6ステップ。 - 顧客操作部と、紙幣を入出金する入出金口と、紙幣を判別する判別部と、紙幣を一時的に保管する一時保管庫と、前記判別部で真券と判別された紙幣を収納する収納庫と、前記判別部でリジェクトされた紙幣を収納するリジェクト庫とを有する自動取引装置におけるお釣り出金の方法であって以下のステップからなる、
前記入出金口から紙幣を繰り出して前記判別部へ送る第1ステップと、
前記判別部で真券と判断した紙幣を前記一時保管庫へ保管し、その紙幣の情報と順番とを記憶する第2ステップと、
前記顧客操作部において所望の出金金額の入力を受ける第3ステップと、
前記判別部で真券と判断した紙幣の金額が前記入力された出金金額よりも大きいとき、前記収納庫から紙幣を繰り出して前記判別部に送る第4ステップと、
前記判別部でリジェクト券と判断した紙幣を前記一時保管庫へ保管し、その紙幣の情報と順番とを記憶する第5ステップと、
前記第5ステップの後、前記第2ステップと前記第5ステップで前記一時保管庫に保管した紙幣を繰り出して、記憶した紙幣の情報と順番に基づいて前記収納庫又は前記リジェクト庫へ収納する第6ステップ。 - 顧客操作部と、紙幣を判別する判別部と、紙幣を一時的に巻き取って保管するドラム型の一時保管庫と、紙幣を収納する収納庫とを有する自動取引装置におけるお釣り出金の方法であって以下のステップからなる、
前記判別部で真券と判断した紙幣を前記一時保管庫へ保管する第1ステップと、
前記判別部で真券と判断した紙幣の金額が前記顧客操作部において入力された出金金額よりも大きいとき、前記ドラム型の一時保管庫を空回転する第2ステップと、
前記収納庫から紙幣を繰り出して前記判別部に送る第3ステップと、
前記第3ステップにおいて前記判別部に送られた紙幣のうちリジェクト券と判断した紙幣を前記ドラム型の一時保管庫に前記第1ステップで保管された紙幣と共に保管する第4ステップ。
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