JP4128244B2 - 貨幣入出金処理システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、金融機関や交通機関の窓口、あるいはスーパーマーケット等の精算所において紙幣や硬貨の入金処理および出金処理を行う貨幣入出金処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
金融機関や交通機関の窓口、あるいはスーパーマーケット等の精算所においては、紙幣や硬貨の入出金処理を機械的に自動処理するような貨幣入出金処理システムが導入されている。
【0003】
上記貨幣入出金処理システムは、紙幣の入出金処理を行う紙幣入出金装置と、硬貨の入出金処理を行う硬貨入出金装置と、販売額や振込額等の金額を登録するとともに紙幣入出金装置および硬貨入出金装置に対して入出金処理を行わせる金銭登録機とで構成され、この金銭登録機はスーパーマーケット等の精算所においてはPOSレジスタがその機能を持ち、また金融機関や交通機関の窓口においてはテラーズマシンがその機能を持つようになされている。
【0004】
前記紙幣入出金装置および硬貨入出金装置は、一般に入金貨幣を受入れて1枚ずつ繰込む入金繰込み部と、繰込まれた貨幣を搬送しつつ識別する入金識別部と、この識別部で入金可と識別された貨幣を金種別に収納するとともに1枚ずつ繰出すことができる金種別収納部と、この金種別収納部から繰出された貨幣を外部から取出し可能に投出する出金部とを少くとも有しており、入金貨幣の一時保留部については装置の運用仕様に応じ設けられる場合と設けられない場合とがある。
【0005】
すなわちスーパーマーケット等の精算所で使用される場合は、顧客から預った貨幣を、釣銭を支払って顧客が承認するまでの取引終了まで顧客から見える位置に一時保管しておくという運用が多く、このような運用の場合にはその保管位置が一時保留部として機能し、貨幣の入金時には返却の必要がなくなるため装置内には入金貨幣の一時保留部を設けずに入金貨幣を金種別収納部へ直接収納するようになされている。
【0006】
他方、金融機関等の窓口で使用される場合は、入金される貨幣の量が多いこともあって、入金貨幣を装置内で識別・計数して入金額を確認し、その金額が承認されれば金種別収納部へ分類収納し、承認されないときは返却するようになっており、そのため装置内には必ず入金貨幣の一時保留部が設けられていた。
【0007】
つまり、預り貨幣を入金したのちに釣銭貨幣を出金するという入金優先処理の場合には入金額の承認行為が行われ、その結果次第では入金貨幣を返却することになるが故に前述の一時保留部が設けられているのが一般的である。また預り額をキー入力して、先ず釣銭貨幣を出金したのちに預り貨幣を収納するために入金するという出金優先処理の場合には、入金貨幣を返却する必要がない故に前記一時保留部が設けられていないのが一般的であった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかして従来では、前述の入金優先処理用、または出金優先処理用としてそれぞれ各別に貨幣入出金装置および金銭登録機が製造されており、これらを導入する業種の運用仕様に応じてそれに適当する貨幣入出金装置および金銭登録機を導入するようになされているが、一旦導入してしまうと後に運用を変更したい事態が生じても一切変更することができず、仕様面における自由度がなかった。
【0009】
このほか製造、販売の両面において上記2種のシステムを製造しかつ保管しておかなければならないため、効率がきわめて悪いという問題があった。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前述の入金優先処理と出金優先処理との双方を選択的に行えるようにし、従来技術の問題点の解消を図ることを課題としてなされたものである。
【0011】
上記課題を解決するための手段として本発明は、オペレータによって操作される、貨幣の入出金処理を行う貨幣入出金装置と、金銭の登録および前記貨幣入出金装置に対し貨幣の入出金処理を行わせる金銭登録機とを具有する貨幣入出金処理システムにおいて、販売額、振込額等の必要入金額を決定する必要入金額決定手段と、オペレータが顧客から預かった貨幣である預かり貨幣の金額を入力する預かり金額入力手段と、オペレータにより投入された入金貨幣を受入れて1枚ずつ繰込む入金繰込み部と、この入金繰込み部から繰込まれた貨幣を識別する入金識別部と、この入金識別部で入金可と識別された貨幣を収納するとともに1枚ずつ繰出すことができる複数の収納部と、これら複数の収納部から繰出される貨幣を外部から取出し可能に保持する出金部と、預かり貨幣を入金したのちに釣貨幣を出金する入金優先モード、釣貨幣を出金したのちに預かり貨幣を入金する出金優先モードを切換える入出金優先モード切換手段と、この入出金優先モード切換手段により入金優先モードが指定されたときは、オペレータにより投入され前記入金識別部で入金可と識別された入金貨幣の金額と前記必要入金額決定手段により決定された必要入金額とを比較して釣貨幣を算出し前記収納部から必要な釣貨幣を出金させ、出金優先モードが指定されたときは前記預かり金額入力手段によって入力された預かり貨幣の金額と前記必要入金額決定手段により決定された必要入金額とを比較して釣貨幣を算出し、前記収納部から必要な釣貨幣を出金させる制御部と具備せしめたことにある。
【0012】
またオペレータの種別を判別するオペレータ判別手段を設け、前記モード切換手段が前記オペレータ判別手段により判別されたオペレータの種別によって前記入金優先モードと出金優先モードとを切換えるようにする態様、前記入金優先モードの時間帯と出金優先モードの時間帯とを予め設定して記憶する時間帯設定手段を有し、前記モード切換手段が前記時間帯設定手段により設定された時間帯によって入金優先モードと出金優先モードとを切換えるようにする態様をとることができ、さらには入金された貨幣の金額に対し入金承認指示または返却指示を行う承認手段を設け、前記制御部は、前記モード切換手段により入金優先モードが指定されたときは前記入金識別部で入金可と識別された入金貨幣を前記複数の収納部の一つに一時保留し、前記承認手段により入金承認指示が行われたとき他の複数の収納部へ金種別に収納させ、出金優先モードが指定されたときは入金貨幣を一時保留することなく直接複数の収納部へ金種別に収納させる制御を行うようにする態様をとることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示す実施の形態を参照して説明する。
図1は本発明による貨幣入出金処理システムを備えた貨幣入出金装置の一実施形態の外観を示し、図2は紙幣入出金装置1および硬貨入出金装置2の各貨幣の流れを模式的に示しており、これら入出金装置1,2を装置本体3内に並列に組込んだ場合を例示している。
【0014】
装置本体3の紙幣入出金装置1側の前面上部には、紙幣の入金口4、その下方位置に紙幣の出金口5が設けられ、上記入金口4の周辺に入力用操作キー群を備えた操作部6、表示部7等が配設され、硬貨入出金装置2側の装置本体3の前面上部には、硬貨の入金口8、その下方に釣銭硬貨またはリジェクト貨の出金口9等がそれぞれ配設された形態とされており、これら入出金装置1,2は金銭登録機10に接続されて入出金管理される。
【0015】
なお装置本体3の前面には前扉11が横開き状に取付けられ、キー孔12にキーを挿入して開閉操作されるようになっており、また上記金銭登録機10はカードリーダ13を備え、オペレータのIDカードを通して取扱責任を明確にするとともに後述するオペレータ判別手段として機能するようになされている。
【0016】
前記紙幣入出金装置1および硬貨入出金装置2の概要を図2によって説明する。
【0017】
紙幣入出金装置1は、前記紙幣入金口4に投入された紙幣を入金繰込み部14により1枚ずつ繰込み、繰込まれた紙幣は入金識別部15へ送られて入金紙幣の金種、正損等が識別され、その識別結果(金種)と繰込み順の順番とを対応させて制御部16の記憶部16aに記憶される。
【0018】
入金紙幣の一括一時保留時には、入金紙幣をすべて一括一時保留部17へ収納し、入金に対し釣銭を要するときは上から下に高額から低額の順に配設された金種別収納部18のいずれかから後述するモードにしたがって出金部19へ出金し、一時保留紙幣を金種別収納部18へ収納する。余剰の場合は回収カセット20へ収納させる。また出金リジェクト紙幣は出金リジェクト部21へ収納される。なお上記一括一時保留部17は、使用量の多い金種の金種別収納部に使用することもできる。
【0019】
上記釣銭紙幣の出金の流れは、入金搬送路22の下流から出金搬送路23へ送られ、出金識別部24を通って出金部19へ送り込まれる。
【0020】
なお前記一括一時保留部17に一括保留された紙幣を返却する場合は、一括一時保留部17と出金部19とを直接繋ぐ返却搬送路25を通じて出金口5へ返却するようになされている。
【0021】
硬貨入出金装置2は、回転円盤方式等による入金繰込み部26に投入された硬貨は入金識別部27において金種、正損等が識別され、入金可と判断された硬貨は硬貨を一列状に保留する硬貨通路からなる一括一時保留部28に順番に並んだ状態で一時保留される。
【0022】
収納する場合は、外径の小さい順に並ぶ金種別収納部29(1円用、5円用、50円用、100円用、10円用、500円用の順)へ搬送路30を通じて金種別に収納され、余剰の場合は収納部29から出金して回収カセット31へ収納される。
【0023】
出金の場合は、搬送路32を通じて出金部(出金口9)へ出金される。また一括一時保留部28からの返却時には搬送路33を通じて出金部9へ投出され、入金時のリジェクト貨も搬送路33を通じて出金部9へ投出される。34は硬貨入出金装置2の制御部、34aは記憶部を示す。
【0024】
前記金銭登録機10は、図3にブロック図として示すように、前記カードリーダ13の他に、テンキー35をはじめ入金キー36、出金キー37、返却キー38、承認キー39等の各種項目キー、およびモード切換スイッチ40、時間帯設定キー41を有する操作部42と、金額や設定状態を表示する表示部43と、前記操作部42で入力された操作に基づいて販売額や振込額等の必要入金額を登録するとともに紙幣入出金装置1および硬貨入出金装置2の制御部16,34に対して入金指令、釣銭の出金指令、収納指令、返却指令等の各種の指令を出す制御部44とを有している。
【0025】
上記制御部44の制御内容としては、操作部42のモード切換スイッチ40により「入金優先モード」が指定された場合には入金識別部15,27で入金可能と判定された入金貨幣の金額と販売額や振込額等の必要入金額とを比較して釣貨幣を算出し、前記収納部18,29から必要な釣貨幣を出金させ、「出金優先モード」が指定された場合には前記テンキー35および入金キー36により入力された預かり金額と前記必要入金額とを比較して釣貨幣を算出し、前記収納部18,29から釣貨幣を出金させるよう制御する。
【0026】
上記モードの切換手段としては、前記のモード切換スイッチ40を操作することにより「入金優先モード」か「出金優先モード」に切換える手段(図4(A))、オペレータを判別(オペレータ個有のIDカードのカードリーダ13による読取り、あるいはオペレータ個有の暗照番号の入力操作等)による切換え(図4(B))、前記時間帯設定キー41の操作による切換え(図4(C))の方式がある。
【0027】
「入金優先モード」が指定された場合の制御内容は、図5にそのフローを示すように、まず必要入金額が決定されたか否かが判断され(S1 )、決定されていなければその状態で待機し、決定されれば入金口4,8に貨幣が投入されたか否かが判断される(S2 )。未だ投入されていなければ貨幣の投入を促し、投入されていれば入金繰込み部14,25により貨幣の繰込み(S3 )が行われ、繰込まれた貨幣の識別(S4 )、入金貨幣の一括一時保留部17,28への保留(S5 )が行われる。
【0028】
次いで上記識別されて取込まれた入金額と前記必要入金額とが比較され(S6 )、その比較の結果入金額が不足しているときは金額不足を表示し(S7 )、入金額が必要入金額を満しているときはその入金額を表示して承認を促す(S8 )。
【0029】
次いで入金承認がなされたか否かの判断がなされ(S9 )、不承認のときは一時保留していた貨幣を出金口5,9へ返却し(S10)、承認されたときは入金額と必要入金額とを比較して釣銭の要否を判断し(S11)、釣銭を要するときはその釣銭を収納部18,29から出金し(S12)、次いで前記ステップS5で一時保留した貨幣を金種別に収納部18,29へ収納(S13)して1回の取引が終了する。
【0030】
「出金優先モード」が指定された場合の制御内容は、図6にそのフローを示すように、先ず必要入金額が決定されたか否かが判断され(S15)、決定されていなければその状態で待機し、決定されれば入金額のキー入力がなされたか否かが判断される。(S16)。
【0031】
入金額がキー入力されていなければキー入力を促し、キー入力がなされていればその入金額と必要入金額とが比較され(S17)、入金額が不足の場合は入金額をクリアし(S18)、金額不足を表示する(S19)。
【0032】
キー入力された入金額が必要入金額を上廻っているか否かが判断され(S20)、入金額が必要入金額を上廻っているときはその差額(釣銭)を算出し、釣銭として出金する(S21)。
【0033】
次いで入金口4,8に貨幣が投入されたか否かが判断され(S22)、投入されていないときはその投入を促し、投入されていたときは入金繰込み部14,26により貨幣の繰込みが行われる(S23)。繰込まれた貨幣は識別部15,27により識別され(S24)、その識別結果に基づいて金種別に収納部18,29に収納(S25)されて1回の取引が終了する。
【0034】
上記「入金優先モード」と「出金優先モード」の選択は貨幣入出金装置を導入する場所に応じて決定されるが、例えば高額な貨幣で取引が行われるJRの緑の窓口などでは入金優先モードが適し、スパーマーケットのレジなどでは顧客を早くさばくことが必要であることから出金優先モードが適している。このほかカードリーダ13のようにオペレータの判別手段を備える場合は、装置を取扱う人が装置の管理者でない人(例えばアルバイト)では入金優先モードとなるようにして現金を先に取込むようにし、不正やトラブルを防止するようになされている。
【0035】
また時間帯設定キー41を備える場合は、指定した時間帯のみ入金優先または出金優先モードとして使用することができ、顧客が混み合う時間帯は出金優先モードとし、すいている時間帯は入金優先モードとして両モードを使い分けるようにすることができる。入金優先モードは処理時間はかかっても厳正な現金管理ができる。
【0036】
図7は上記紙幣入出金装置1の具体的構成例の縦断側面視の概要図を示すもので、前記紙幣入金口4に続いて設けられてる繰込み部14は、紙幣を水平方向に搬送するベルト46と、このベルト46の上面に転接され紙幣を1枚ずつに分離する逆転ローラ47と、上記搬送ベルト46の上面上の紙幣の浮き上がりを防ぐため先端がバネ48の付勢により奥側に向けて下降するよう枢支された押え板49等で構成され、上記搬送ベルト46の駆動は専用のモータM1により行われる。
【0037】
前記搬送ベルト46の後端に続いて入金紙幣の金種、正損等を識別して入金の可否を判定する入金識別部15を有する識別搬送路50が側面視コ字状を画くようにベルト群により構成されており、この識別搬送路50の末端は紙幣入出金装置1の前後方向中央位置まで延び、ここから垂直方向に配設された入金搬送路22に続いている。
【0038】
上記入金搬送路22の下端は装置本体3の底部近くで折り返されて該搬送路22と平行して垂直方向上方に延びる出金搬送路23に続いており、その折り返し部の直後の出金搬送路23中に出金識別部24が設けられている。この出金搬送路23の上方は前記繰込み部14と入金識別部15との間の識別搬送路50の一部を構成している。そしてこれら搬送系は専用のモータM2により駆動される。
【0039】
前記紙幣入金口4の直下位置には紙幣出金部19が、さらにその直下位置にはリジェクト箱21が配設され、このリジェクト箱21の下方位置には紙幣の回収カセット20が前記前扉11を開けて出し入れ可能に設けられている。
【0040】
上記出金部19は、前記出金口5の開口部上縁のレベルと略一致する位置が下部走行面とされ前後のプーリー間に張装されたベルト51と、このベルト51の直下位置にあって図示しないソレノイド等の駆動手段により駆動される昇降機構52を介して水平姿勢のまま上下動する受板53とを有し、上記出金部19の入口側には上記受板53上に送入される紙幣の後端をはたき落として受板53上に良好に集積させるための羽根車54が設けられている。また上記受板53の前後位置には、周面の一部が受板53の上面から突出するようにローラ55,55が軸支されており、前記ベルト51の駆動により紙幣がスムーズに出金口5へその一部が突出して取出し可能とされるようになっている。
【0041】
前記リジェクト箱21は、上面が開放されたトレイ状の収納カセットからなっており、装置本体3の前扉11を開けることにより外部に引出せるようになっている。
【0042】
上記リジェクト箱21の入口部には、前記出金部19のベルト51の入口側端部位置から切換爪56の切換えによって該出金部19の紙幣を逆送して導くためのベルト57,58が設けられており、出金紙幣のリジェクト時にその紙幣をリジェクト箱21内に収納することができるように構成されている。上記出金部19のベルト51、羽根車54等は専用のモータM3により駆動される。
【0043】
前記入金搬送路22に対し装置本体3の奥側には、紙幣の収納および1枚ずつの繰出しができる一括一時保留部17を最上位置とし、その下方に金額の大きい順に金種別収納部60(万円紙幣用)、61(5千円紙幣用)、62(千円紙幣用)が配設されており、上記一括一時保留部17の紙幣の入出に共用される入出口部63は前記出金部19の紙幣入口部64に前記入金搬送路22および出金搬送路23を間にして互いに正対する位置とされている。
【0044】
上記一括一時保留部17および各金種別収納部60,61,62は同じ構成を有するので、その一つ(一括一時保留部17)を代表して概略を説明すると、筐体65内の略中央位置に正逆回転自在で周面に紙幣が巻付けられる単一の回転ドラム66が軸支され、この回転ドラム66の周縁に2種のテープ67,68が共に巻付けられ、これらテープのうち一方のテープ67は筐体65の入出口部63の内側上部に位置するプーリ69、中間プーリー70を経由して巻取軸71に巻付けられ、他方のテープ68は前記入出口部63の内側下部に位置するプーリー72、中間プーリー73を経由して別の巻取軸74に巻付けられている。そして各部は専用のモータM4により正逆駆動される。
【0045】
したがって紙幣を収納するときは、回転ドラム66が正転(図7において矢印方向に回転)して入出口部63から送入される紙幣をテープ67,68間に挟み込み、回転ドラム66の周面に順次巻付けて収納し、紙幣を繰出すときは回転ドラム66が逆転駆動(矢印とは反対方向に回転)してテープ67,68間に挟持されていた紙幣をプーリー69,72間から入出口部63へ送出するようになっている。
【0046】
前記入出口部63の直近の内、外位置には紙幣の入出を検知するセンサS,Sが通路を挟んで配設され、その下方位置の筐体65にはコネクタ75が設けられており、機体3側のコネクタ76と接続されている。
【0047】
上記一括一時保留部17、金種別収納部60,61,62はいずれも専用のモータM4,M5,M6,M7、センサS、およびこれらの制御部を備えた独立したユニット構成とされており、したがって前記のコネクタ75,76により接続することにより他のユニットと自由に変換が可能とされている。また前述の入金繰込み部14、紙幣出金部19、回収カセット20もユニット化されており、前記と同様にコネクタ77,78,79と機体3側のコネクタ80,81,82とにより接続されている。
【0048】
前記回収カセット20は収納専用とした場合を示しており、上部一側に入口部83が開口され、その内部には上下対をなすベルト84,85が設けられ、上部のベルト84の内端のプーリー軸には周面が歯車状の凹凸面とされたギザローラ86が設けられている。またこのギザローラ86の下方位置にはドラム87の周面接線方向に可撓性のある材料製の多数の羽根を有する羽根車88が図7において時計方向に回転自在に設けられ、この羽根車88の羽根間に紙幣を受入れて反転させ、下方へ放出して回収カセット20内に集積するようになっており、羽根間に紙幣を受入れた際に紙幣の後端がカールしているような場合には前記ギザローラ86の周面の凹凸によってその紙幣の後端を押し上げ、次位の紙幣の先端を羽根間に確実に受取らせるようになっている。上記ベルト84,85、羽根車88等は専用のモータM8により駆動される。またこの回収カセット20は収納専用であるが、繰出し機構を備えて収納・繰出しの双方を行うようにしたものを用いるようにすることも可能である。なお図7においてPは収納された紙幣を示す。
【0049】
前記一括一時保留部17、金種別収納部60,61,62の各入出口部63,63…および回収カセット20の入口部83には、入金搬送路22および出金搬送路23に連通、非連通とする切換機構89がそれぞれ設けられている。
【0050】
上記切換機構89は上記各部において同じ構成を有するので、入金搬送路22側の一つを図8に示す拡大図により説明すると、入出口部63の外面側の上下部に位置するプーリー90,91と、入金搬送路22を構成するよう各収納部17,60,61,62にわたって延びるベルト92に対設され前記プーリー90,91間の間隔より大きい間隔をおいて配設されたプーリー93,94とに前記ベルト92に対置されるベルト95,96が巻回され、これらベルト95,96の前記プーリー90,93および91,94間の走行部の間には三角形状の空間部97が形成されており、プーリー90,91に近い位置のベルト95,96間には両ベルト95,96に接する中間プーリー98が配設されている。
【0051】
上記中間プーリー98の軸99上には切換爪100が設けられており、また前記プーリー93の直下位置の前記空間部97内には別の切換爪101が軸102により支持して設けられている。
【0052】
前記切換爪100は、バネ103による弱い付勢によりその先端100aが図8の実線図示のように紙幣送入路側に偏倚されており、紙幣送出路側は常時開放状態を保つようになっている。したがって紙幣が送入される場合はその紙幣自身が切換爪100の先端100aをバネ付勢に抗し押しのけて進入することになり、出金時には矢印口のように通過することができる。
【0053】
他方の切換爪101は、ソレノイド104により切換動作されるもので、詳細は図示を省略しているが、紙幣の送入時にはソレノイド104が励磁されて伝達機構105を通じ切換爪101の先端101aが図8の鎖線図示のようにベルト95から離間して紙幣を送入路側へ矢印イのように導き、解磁時には実線図示の位置へ復帰して入金搬送路22を搬送される紙幣を直進させるようになっている。図8において106,107はガイド部材を示す。なお上記切換機構89は図8の例に限られるものではなく、要すれば紙幣の通路を切換え得るものであれば他の構成によるものであってもよい。
【0054】
前記出金部19と一括一時保留部17とが向き合う位置の入金搬送路22と出金搬送路23との間にはプーリー108が設けられ、このプーリー108の下部位置に入金搬送路22と出金搬送路23とを連通させることのできる切換爪109が軸により揺動可能に設けられ、この切換爪109が入金搬送路22に交差したとき入金搬送路22から出金部19の直前位置の出金搬送路23へ直接通じる返却搬送路25が形成されるようになっている。この切換爪109の切換は図示しないソレノイド等により一括一時保留紙幣の一括返却指令および入金時の入金リジェクト紙幣のリジェクト箱への収納指令に基づいて行われる。その直上方の出金部19の入口部64に対応する位置には切換爪111が設けられており、出金時に切換って出金搬送路23と出金部19とが連通される。
【0055】
制御部16は、前記一括一時保留部17で保留される紙幣の金種と順番とを記憶する記憶部16aを有し、前記一括一時保留部17の紙幣を前記金種別収納部60〜62へ収納するとき前記記憶部16aに記憶された金種と順番とに応じて紙幣を対応する金種別収納部へ収納させる制御を行う。
【0056】
図7において△印は各部に設けられて紙幣の通過を検知し、所定の信号を得るためのセンサを示す。
【0057】
次に図7の紙幣入出金装置1が「入金優先モード」に設定された場合の作用を図9を参照しつつ説明すると、紙幣の入金に際しては、入金口4に入金しようとする紙幣を一括投入すると、入金繰込み部14のベルト46、ローラ47がモータM1により、また搬送系(識別搬送路50、入金搬送路22、出金搬送路23)はモータM2によりそれぞれ駆動され、入金繰込み部14に投入された紙幣はベルト46、ローラ47により1枚ずつ繰込まれ、入金識別部15により金種が識別され、その識別結果(金種)と繰込み順の順番を対応させて記憶部16aに記憶される。
【0058】
一方、一括一時保留時には、一括一時保留部17の入出口部63の切換機構89の切換爪101がソレノイド104の作動により図8の鎖線図示位置へ切換えられ、前記の繰込まれた紙幣は図8の矢印イの経路を辿って入出口部63へ送り込まれ、モータM4により正転駆動する回転ドラム66の周面にテープ67,68に挟まれた状態で巻付けられて一括一時保留部17に収納される(図9(A))。
【0059】
上記入金に対し釣銭紙幣を要するときは、釣銭紙幣を金種別収納部61,62から必要金額分出金部19へ出金する。
【0060】
上記釣銭出金の流れは、切換機構89の切換爪100は常時開となっているので入金搬送路22の下流から出金搬送路23へ送られ、出金識別部24を通って出金部19へ送り込まれる。この出金部19へ入った紙幣は受板53上へ堆積され、所定の金額に達したとき昇降機構52により受板53が上昇し、紙幣の上面がベルト51の下面に圧接され、モータM3によるベルト51の正転回動により紙幣は出金口5へ掴める程度の長さ突出した状態で停止し、釣銭出金の動作を完了する(図9(B))。
【0061】
そして、釣銭の出金が完了したのちに前記一括一時保留部17に一括収納された紙幣の金種別収納部60,61,62への分類収納が行われ、その流れは、その回転ドラム66、テープ67,68を逆転駆動して1枚ずつ繰出し、その紙幣に該当する金種別収納部60(1万円用)へ切換爪101の切換えによって図8の矢印イのように送り込まれ、その内部の回転ドラム66に巻取って収納される。なお一括一時保留紙幣の枚数が複数であるときは、その金種と収納順を記憶部16aが記憶しており、その記憶に基づいて金種別収納部60〜62へ分類して収納される(図9(C))。
【0062】
上記一括一時保留部17に一括保留された紙幣を返却する場合は、切換爪109が図7において反時計方向に揺動し、返却搬送路25が開通して一括一時保留部17から繰出される紙幣はこの返却搬送路25を通って出金部19の紙幣入口部64の直近の出金搬送路23へ送り込まれ、その入口部64の切換爪111の切換わりにより出金搬送路23から出金部19内へ出金識別部24を通ることなく直接送入され、前記釣紙幣出金時と同様にして出金口5へ出金される。
【0063】
上記一時保留紙幣の返却時には、一括一時保留部17から最短コースを辿って出金部19へ戻すことができ、この際に短時間で返却することができるとともに、搬送路が短くしかもジャムが発生しやすい識別部を通らないので返却時にジャム等のトラブルの発生する確率も低くなる。
【0064】
次に図7の紙幣入出金装置1が「出金優先モード」に設定された場合の作用を図10を参照しつつ説明すると、出金優先モードの場合は入金優先モードの場合と違って、紙幣の入金の前にまず釣銭紙幣の出金が行われる。そのときの釣銭出金の流れは、入金優先モードの場合の釣銭出金の流れと同様になる(図10(A))。
【0065】
その後、入金紙幣が入金口4に一括投入されると、入金優先モードの場合の繰込みと同様に繰込まれ、入金識別部15により金種が識別され、その識別結果に基づいて該当する金種別収納部60,61,62へ分類収納される(図10(B))。
【0066】
なお、「出金優先モード」の場合は上述のように入金紙幣を一時保留することなく直接金種別収納部60,61,62へ分類収納するので、一括一時保留部が不要になるためその一括一時保留部を金種別収納部60,61,62の中で満杯になった金種の収納部として使用するようにしてもよいし、あるいは予め使用量の多い金種の第二の収納部として設定しておくようにしてもよい。
【0067】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、貨幣入出金装置において入金貨幣を識別してその貨幣を取込んでから釣銭を出金する入金優先モードと、入金額を入力した段階で釣銭を出金する出金優先モードとを備えるので、貨幣入出金装置の導入場所に最も適する処理モードを使用することができ、顧客に対し無用な持ち時間を与えることがなく、スピーディに処理することができるとともに安全な処理を図ることができる。また入金優先処理用、出金優先処理用の2種類の貨幣入出金装置および金銭登録機を用意する必要がないので、製造販売の効率を著しく高めることができるとともに、途中で仕様の変更の要求があっても即刻対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す外観図。
【図2】図1の内部を模式的に示す構成図。
【図3】図1の金銭登録機の制御系を示すブロック図。
【図4】(A)〜(C)は請求項1〜3に対応するモード切換手段例におけるフローチャート。
【図5】入金優先モード時のフローチャート
【図6】出金優先モード時のフローチャート。
【図7】図1における紙幣入出金装置の一実施形態を示す略示縦断側面図。
【図8】図7における切換機構の拡大図。
【図9】(A)〜(C)は図7の入金時の入金優先モード時の紙幣の流れを示し、(A)は入金時、(B)は釣銭出金時、(C)は分類収納時の紙幣の流れを示す説明図。
【図10】(A),(B)は同、出金優先モード時の紙幣の流れを示し、(A)は釣銭出金時、(B)は分類収納時の紙幣の流れを示す説明図。
【符号の説明】
1 紙幣入出金装置
2 硬貨入出金装置
3 装置本体
4 紙幣入金口
5 紙幣出金口
8 硬貨入金口
9 硬貨出金口
10 金銭登録機
22 入金搬送路
23 出金搬送路
25 返却搬送路
60〜62 金種別収納部
89 切換機構
Claims (4)
- オペレータによって操作される、貨幣の入出金処理を行う貨幣入出金装置と、金銭の登録および前記貨幣入出金装置に対し貨幣の入出金処理を行わせる金銭登録機とを具有する貨幣入出金処理システムにおいて、
販売額、振込額等の必要入金額を決定する必要入金額決定手段と、
オペレータが顧客から預かった貨幣である預かり貨幣の金額を入力する預かり金額入力手段と、
オペレータにより投入された入金貨幣を受入れて1枚ずつ繰込む入金繰込み部と、
この入金繰込み部から繰込まれた貨幣を識別する入金識別部と、
この入金識別部で入金可と識別された貨幣を収納するとともに1枚ずつ繰出すことができる複数の収納部と、
これら複数の収納部から繰出される貨幣を外部から取出し可能に保持する出金部と、
預かり貨幣を入金したのちに釣貨幣を出金する入金優先モード、釣貨幣を出金したのちに預かり貨幣を入金する出金優先モードを切換える入出金優先モード切換手段と、
この入出金優先モード切換手段により入金優先モードが指定されたときは、オペレータにより投入され前記入金識別部で入金可と識別された入金貨幣の金額と前記必要入金額決定手段により決定された必要入金額とを比較して釣貨幣を算出し前記収納部から必要な釣貨幣を出金させ、出金優先モードが指定されたときは前記預かり金額入力手段によって入力された預かり貨幣の金額と前記必要入金額決定手段により決定された必要入金額とを比較して釣貨幣を算出し、前記収納部から必要な釣貨幣を出金させる制御部とを具備することを特徴とする貨幣入出金処理システム。 - オペレータの種別を判別するオペレータ判別手段を有し、前記モード切換手段が前記オペレータ判別手段により判別されたオペレータの種別によって前記入金優先モードと出金優先モードとを切換えるようになされている請求項1記載の貨幣入出金処理システム。
- 前記入金優先モードの時間帯と出金優先モードの時間帯とを予め設定して記憶する時間帯設定手段を有し、前記モード切換手段が前記時間帯設定手段により設定された時間帯によって入金優先モードと出金優先モードとを切換えるようになされている請求項1記載の貨幣入出金処理システム。
- 入金された貨幣の金額に対し入金承認指示または返却指示を行う承認手段を有し、前記制御部は、前記モード切換手段により入金優先モードが指定されたときは前記入金識別部で入金可と識別された入金貨幣を前記複数の収納部の一つに一時保留し、前記承認手段により入金承認指示が行われたとき他の複数の収納部へ金種別に収納させ、出金優先モードが指定されたときは入金貨幣を一時保留することなく直接複数の収納部へ金種別に収納させる制御を行うようにされている請求項1〜3のいずれか1項記載の貨幣入出金処理システム。
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