JP3923265B2 - 可変光減衰器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光通信に用いられる光の減衰器として用いられるものであり、特に、光増幅器等に適用される可変光減衰器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
現在、光通信用の可変光減衰器として、例えば図8に示すような可変光減衰器が用いられている。同図に示す可変光減衰器は、光部品である光ファイバ3,4同士の間で伝搬する光の光路上に、ガラス基板11と光吸収膜12を有する光吸収部材15を配置して形成されている。
【0003】
前記ガラス基板11は、光ファイバ3,4の光軸方向をZ軸方向としたとき、Z軸にほぼ直交するXY平面上に配置され、前記光吸収膜12はガラス基板11の表面側に堆積形成されている。光吸収膜12は、XY平面上で膜厚分布を有しており、例えばZ軸方向の厚みがX方向において図の右側に向かうにつれて徐々に厚くなるように形成されている。光吸収膜12の表面側とガラス基板11の裏面側にはそれぞれ、無反射コート13,14が施されている。
【0004】
この可変光減衰器においては、同図の矢印Aに示すように、光吸収部材15を図のX方向に移動すると、光ファイバ3,4の光路上における光吸収膜12の厚みが可変され、それにより、光減衰量が可変される。
【0005】
図9には、可変光減衰器の別の例が示されている。同図に示す可変光減衰器は、光路上にファラデー回転子16を設け、このファラデー回転子16を前記光路方向で両側から挟む複屈折楔板17と永久磁石18とを設け、さらに、光路と直交する方向でファラデー回転子16を両側から挟む電磁石19を設けて形成されている。なお、図中、20は波長板を示す。
【0006】
この可変光減衰器は、電磁石19に印加する印加電流によってファラデー回転子16の磁化方向を可変するものであり、ファラデー効果を用いて光減衰量を可変可能としたものであり、この可変光減衰器も実用化されている。
【0007】
図10には、可変光減衰器のさらに別の例が示されている。同図に示す可変光減衰器は、光ファイバ3の光路上に配置される直線状のシャッター板21と、このシャッター板21の移動機構を有している。この可変光減衰器においては、シャッター板21を図のX方向に移動していき、シャッター板21による遮光量を可変する。なお、同図に示す可変光減衰器の構成は、IEEE Journal of Selected Topics in Quantum Electronics,Vol.5,No.1,January/February 1999,pp18-25に記載されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、現在、光通信方式として、波長分割多重伝送が盛んに検討されており、この波長分割多重伝送用として、30dB以上の光減衰量を達成でき、かつ、偏波依存性損失が小さく、高光入力パワーに耐えられ、かつ、小型の可変光減衰器が要求されている。
【0009】
しかしながら、図8に示した可変光減衰器において、光吸収膜12によって30dB以上の光減衰量を得ようとすると、現状の技術では光吸収膜12の幅(図のWx)を1cm程度に大きくする必要があり、この光吸収膜12等の移動のためには、モータ等の移動手段が必要不可欠である。そのため、装置の小型化が困難であった。
【0010】
また、光吸収膜12を設けて可変光減衰器を形成すると、入射光パワーが大きい場合に光吸収膜12が熱を持ち、閾値以上のパワーの光が入射すると光吸収膜12が破壊されるといった問題もあった。
【0011】
また、図9に示す可変光減衰器においては、電磁石19、ファラデー回転子16、永久磁石18の他、図示されていない偏光子や検光子を必要とするため、構成が複雑になり、装置の小型化が難しいといった問題があった。
【0012】
さらに、図10に示す可変光減衰器においては、光をシャッター板21により遮るため、受光側の光ファイバ端面では回折によって広がった非点対称の回折パターンが形成される。この回折パターンは光ファイバ端面サイズよりも広がっており、光ファイバ端面の端の方で受光される光は、その偏光方向により反射率が異なり、偏波依存性損失が発生するといった問題があった。
【0013】
本発明は、上記課題を解決するために成されたものであり、その目的は、光減衰量の偏波依存性損失を小さくすることができ、例えば30dB以上の光減衰量を達成でき、高光入力パワーに耐えられ、小型の可変光減衰器を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は次のような構成をもって課題を解決するための手段としている。すなわち、第1の発明は、第1の光部品と、該第1の光部品に対して間隔をおいて対向配置された第2の光部品と、前記第1の光部品から前記第2の光部品へ伝搬する伝搬光の光軸に直交する方向に進退移動して伝搬光の少なくとも一部を遮る遮光板と、前記第1の光部品の光接続端面に設けられる第1レンズと、前記第2の光部品の光接続端面に設けられる第2レンズとを有する可変光減衰器であって、前記遮光板の前記第1レンズ側に対向する面を第1の面とし、遮光板の前記第2レンズ側に対向する面を第2の面とし、該第2の面に対向する側の第2レンズ表面と前記第2の面との伝搬光の光軸方向の距離をzとし、前記伝搬光のビーム強度が中心強度の1/eとなる半径を伝搬光のモードフィールド半径と定義して前記第2の面の位置における前記伝搬光のモードフィールド半径をrとし、前記伝搬光の波長をλ、虚数単位(−1)0.5をjとしたとき、exp{−j・(2π/λ)・(t2/2z)}におけるtを−5rから5rまでの範囲内で変化させたときに計算される実数部と虚数部のそれぞれの振動回数が60以上となるように前記距離zと前記モードフィールド半径rが定められている構成をもって課題を解決する手段としている。
【0017】
さらに、第2の発明は、前記第1の発明の構成を備えた上で、前記伝搬光としてガウシアンビームを用いることを特徴とする。さらに、第3の発明は、前記第1の発明の構成を備えたものにおいて、前記第1レンズ及び第2レンズの少なくとも一方は、レンズ機構を有するレンズ型光ファイバからなり、このレンズ型光ファイバは光部品としての光ファイバの光接続端面にレンズが接続されたものであることを特徴とする。さらに、第4の発明は、前記第1の発明の構成に加え、前記第1及び第2の光部品の光接続端部ならびに前記第1及び第2レンズは半導体基板上に固定されることを特徴とする。さらに、第5の発明は、前記第1の発明の構成に加え、前記第1及び第2の光部品の少なくとも一方は光ファイバからなることを特徴とする。さらに、第6の発明は、前記第1の発明の構成に加え、アクチュエータを備え、前記遮光板は、前記アクチュエータに連結されると共に前記伝搬光の光軸に直交する方向に移動可能に配され、前記アクチュエータにより前記遮光板を移動させることにより前記遮光板による前記伝搬光の光減衰量を変化させることを特徴とする。さらに、第7の発明は前記第6の発明の構成に加え、前記遮光板および前記アクチュエータは半導体基板上に形成されることを特徴とする。
【0018】
本発明者は、図11に示したような可変光減衰器において生じる偏波依存性損失は、シャッター板により遮る光の量が大きくなると大きくなる傾向があることを見出した。これは、シャッター板により遮る光の量が大きくなるに従い、回折による光モードフィールド形状が対称性を大きく崩して広がり、また、その光パワーが小さくなるため、相対的に偏波依存性損失が大きくなるためと考えられる。
【0019】
なお、この偏波依存性損失の傾向は、本発明者が上記提案と同様のシャッター挿入方式の可変光減衰器について実験した実験結果において明らかにしたものである。
【0020】
また、上記光モードフィールド形状の崩れ方は、(数1)に示すフレネル‐キルヒホッフ積分で計算できることを見出した。
【0021】
【数1】
【0022】
ここで、E(x、y、z、L)は、図3に示すように、遮光板5と光軸とのY軸方向の距離がLとなる位置に遮光板5を配置して第1の光ファイバ3から第2の光ファイバ4側に伝搬する光を遮光した場合の座標x、y、z地点における電界である。なお、X、Y座標の原点は、伝搬光の光軸中心線上にある。Z座標の原点は遮光板5の第2の面5bの成す面上にある。したがって、X、Y、Z座標の原点は伝搬光の光軸中心線と遮光板5の第2の面5bの成す面との交点にある。また、積分範囲のaは以下で説明する5rであり、1・iは虚数単位である。
【0023】
また、x0、y0は、ここでは、それぞれ、X座標の原点、Y座標の原点としており、E0はこの座標の原点における遮光板5の第2の面5bでの電界である。λは伝搬光の波長であり、zは第2レンズ8の受光端(遮光板の第2の面に対向する側の第2レンズ表面)と遮光板5の第2の面5bとの距離となる。
【0024】
本発明者は、様々な検討により、上記フレネル‐キルヒホッフ積分の積分内の位相項の光軸中心点での回折パターンが偏波依存性損失に大きく影響することを見出し、この位相項を、虚数単位(−1)0.5をjとして(数2)とおきかえることにした。光軸中心での回折パターンを計算するため、(数1)において、(x−x0)、(y−y0)のいずれか一方を0とし、他方をtとした。
【0025】
そして、本発明者は、このtを遮光板5の第2の面5bの位置における伝搬光のモードフィールド半径rの−5倍から5倍まで変えたときに計算される実数部、虚数部が、積分範囲で振動する回数を適宜の値にすることにより、前記光モードフィールド形状を軸対称に近いものとできることを見出した。
【0026】
【数2】
【0028】
前記伝搬光はガウシアンビームで非常によく近似できるので、伝搬光をガウシアンビームと近似して、そのビーム強度が中心強度の1/eとなる半径を伝搬光のモードフィールド半径rと定義した。また、ガウシアンビームにおいてはモードフィールド半径の約5倍の範囲を越える外側領域ではビーム強度は殆ど0とみなせるので、モードフィールド半径の5倍の範囲、−5rから5rまでの範囲を前記積分範囲として上記振動回数を求めることにした。
【0029】
そして、上記振動回数が60回よりも少ない場合は、回折による光モードフィールド形状(回折パターン)は軸対称から大きくずれた形状となり、大きな偏波依存性損失が発生し、一方、上記振動回数が60回以上となる場合は、第2レンズの表面に形成される回折パターンは、第2レンズの表面全体に渡って平均化された軸対称に近いものとなり、偏波依存性損失が小さくなることを見出した。
【0030】
すなわち、伝搬光の回折パターンは、上記位相項(数2)の実数部、虚数部が積分範囲全体に渡って加え合わされた結果であるので、積分範囲での実数部、虚数部の振動が激しい場合には、その回折パターンは平均化されて軸対称に近い形状となり、振動が激しくない場合は、回折パターンが平均化されずに軸対称からずれた形状となり、偏波依存性損失を引き起こすのである。
【0031】
したがって、(数2)により求められる実数部、虚数部が積分範囲で激しく振動する条件を満たすように、前記距離zと、前記モードフィールド半径rを定める、言い換えれば、第1、第2の光部品、第1、第2レンズ、遮光板の物理的配置、第1、第2レンズの焦点距離等を定めることで偏波依存性損失を低減できる。
【0032】
本発明者は、様々なパラメータを用いて、上記振動回数と偏波依存性損失との関係を検討し、上記振動回数が60回以上の場合は、例えば30dB光減衰時において、偏波依存性損失値が約0.7dB以下にできることを確認した。なお、偏波依存性損失値は、光減衰量が大きくなるにつれて大きくなる傾向があるので、光減衰量が30dBよりも小さい場合は、偏波依存性損失値を約0.7dBよりも小さくできる。
【0033】
上記構成の本発明は、上記振動回数が60回以上となるように前記距離zと前記モードフィールド半径を定めたものであるから、30dB光減衰時においても偏波依存性損失を約0.7dBに抑制することができる。したがって、本発明の可変光減衰器は、波長分割多重伝送システムなどに適用した場合にも、偏波依存性損失による光伝送特性の劣化を抑制できる優れた可変光減衰器とすることができる。また、本発明は、光吸収膜を用いないため、小型で高光入力パワーに耐えられる。
【0034】
なお、可変光減衰器の適用は特に限定されるものではないが、本発明者は、その一例として波長分割多重伝送システムに本発明の可変光減衰器を適用することを考えており、現状の波長分割多重伝送システムにおける偏波依存性損失の許容値のうち、最も大きい許容値は0.7dBであることから、これ以下の偏波依存性損失となるように、上記振動回数を60回以上に設定した。
【0035】
また、本発明において、上記振動回数を100回以上とすると、30dB光減衰時の偏波依存性損失値を0.2dB以下にすることができるので、より好ましい。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、本実施形態例の説明において、従来例と同一名称部分には同一符号を付し、その重複説明は省略する。図1には、本発明に係る可変光減衰器の第1実施形態例が平面図により示されている。
【0037】
これらの図に示されるように、本実施形態例の可変光減衰器は、半導体基板としてのシリコン基板1を有しており、このシリコン基板1には、V溝28,29が形成されている。V溝28には、第1レンズ7と第1の光部品としての第1の光ファイバ3が固定されており、V溝29には、第2レンズ8と第2の光部品としての第2の光ファイバ4が固定されている。第2の光ファイバ4は前記第1の光ファイバ3と光軸Z方向に間隔を介して対向配置されている。
【0038】
第1レンズ7、第2レンズ8は、それぞれ、レンズ機構を有するレンズ型光ファイバであり、屈折率分布が軸対称に略2乗分布を持った全コア型のグレーデッドインデックスファイバにより形成されている。図3に示すように、これら第1、第2レンズ7,8は、該レンズ7,8に入射する入射光を平行光にして出射し、伝搬させるレンズである。第1の光ファイバ3、第2の光ファイバ4は、それぞれシングルモード光ファイバにより形成されている。
【0039】
第1レンズ7は第1の光ファイバ3の光接続端面に融着接続されて第1の光ファイバコリメータが形成され、第2レンズ8が第2の光ファイバ4の光接続端面に融着接続されて第2の光ファイバコリメータが形成されている。
【0040】
第1の光ファイバコリメータから第2の光ファイバコリメータに伝搬する伝搬光は、直径約75μmのほぼ平行なガウシアンビームとなっている。光線行列で計算される最も結合効率のよいコリメータ間距離(第1レンズ7と第2レンズ8の光軸Z方向の間隔S)は約990μmであるが、本実施形態例では、間隔Sを200μmとしている。
【0041】
なお、平行光の場合、光軸方向の軸ずれトレランスが非常に大きく、計算値の990μmを実施形態例のように200μmにしても、それによる損失増加分は約0.1dBである。
【0042】
前記シリコン基板1上には、第1の光ファイバ3から第2の光ファイバ4へ伝搬する伝搬光の少なくとも一部を遮る遮光板5が設けられている。遮光板5は櫛歯状アクチュエーター6の一方の櫛歯部6aと連結して設けられており、この櫛歯部6aにはスプリング(梁)23が接続されている。スプリング23にはボンディングパッド24が接続されている。また、櫛歯部6aに対向して櫛歯部6bが設けられて前記櫛歯状アクチュエーター6が形成されており、櫛歯部6bにはボンディングパッド25が接続されている。
【0043】
上記遮光板5、櫛歯状アクチュエーター6、スプリング23は、シリコン基板1上に犠牲層堆積、エッチング等を施す周知のマイクロマシン加工技術(半導体微細加工技術)により形成されて、シリコン基板1上に浮設されている。なお、上記犠牲層は、上記遮光板5等を浮いた状態に作製するために、マイクロマシン加工技術によるプロセス最終段階で有機溶剤などで取り除く層をいう。
【0044】
前記ボンディングパッド24,25には、それぞれ、櫛歯状アクチュエーター6を駆動する、図示されていない駆動部が接続されており、この駆動部による電圧印加の有無、および印加電圧の調節によって、遮光板5が図のY方向に進退移動する。
【0045】
遮光板5の前記第1レンズ7側に対向する面は第1の面5aであり、遮光板5の前記第2レンズ8側に対向する面は第2の面5bである。該第2の面5bと該第2の面5bに対向する側の第2レンズ8の表面との距離をzとすると、本実施形態例において、z=100μmである。
【0046】
また、伝搬光の波長λは1550nmであり、第2の面5bの位置における前記伝搬光のモードフィールド半径(伝搬光を図の破線Aの位置で切断した場合のモードフィールド半径)をrとすると、r=37.5μmと計算される。
【0047】
そこで、本実施形態例において、前記(数2)におけるtを−5rから5rまでの範囲で変化させて計算すると(ここでは−5×37.5μmから5×37.5μmまでの積分範囲で計算すると)、この計算結果は図2に示すようになり、図の実線で示す実数部Re、同図の破線で示す虚数部Imとも振動回数が百数十回となることが分かった。
【0048】
本実施形態例は、以上のように、本発明者の検討に基づき、前記振動回数が百数十回となるように、遮光板5の第2の面5bと該第2の面5bに対向する側の第2レンズ8の表面との距離zおよび、第2の面5bの位置における前記伝搬光のモードフィールド半径rを定めたものであるから、偏波依存性損失の非常に小さい可変光減衰器とすることができる。例えば、本実施形態例の可変光減衰器における30dB光減衰時の偏波依存性損失値は0.1dB以下となった。
【0049】
したがって、本発明の可変光減衰器は、波長分割多重伝送システムなどに適用した場合にも、偏波依存性損失による光伝送特性の劣化を抑制できる優れた可変光減衰器とすることができる。
【0050】
また、本実施形態例の可変光減衰器は、図10に示した従来の可変光減衰器のように光吸収膜を使用しないため、高光入力パワーに耐えることができる。
【0051】
さらに、本実施形態例によれば、半導体微細加工技術を用いて、シリコン基板1上に、遮光板5、櫛歯状アクチュエーター6、スプリング23等を形成しているので、可変光減衰器を小型化することができるし、遮光板5を、櫛歯状アクチュエーター6によって、正確に静電力により移動させることができ、光減衰量を正確に調節できる。
【0052】
さらに、本実施形態例によれば、第1の光ファイバ3と第2の光ファイバ4のそれぞれの光接続端部および第1、第2レンズ7,8をシリコン基板1に形成したV溝28,29上に固定しているので、第1、第2の光ファイバ3,4の光軸合わせを容易に、かつ、正確にできる。
【0053】
なお、本発明者は、図10に示した従来例の可変光減衰器において、前記振動回数を調べてみた。その結果、図11に示すようになり、振動回数は、実数部、虚数部ともに57回程度となった。
【0054】
なお、この従来例においては、本実施形態例において第1、第2の光ファイバ3,4の光接続端面に設けた第1、第2のレンズ7,8を用いず、第1の光ファイバ3と第2の光ファイバ4との間隔を20μmとしているので、同様の構成として上記振動回数を求めた。また、この従来例の場合、遮光板5の第2の面5bの位置におけるモードフィールド半径は約6μmと計算されるので、(数2)において、tを−5×6μmから5×6μmまでの積分範囲で計算した。
【0055】
上記のように、前記振動回数が57回程度である場合、第2の光ファイバ4の受光端面には軸対称からずれた回折パターンが形成され、偏波依存性損失が大きくなり、例えば30dBの光減衰時には偏波依存性損失が約0.75dBとなった。
【0056】
さらに、この従来例において、第1の光ファイバ3と第2の光ファイバ4との間隔のみを40μmにして、この間隔の中央部に遮光板5を配設した場合には、振動回数の計算結果は図12に示すように29回程度となり、30dB光減衰時の偏波依存性損失は約1.5dBとなって、光減衰量の約5%にもなった。
【0057】
次に、本発明に係る可変光減衰器の第2実施形態例について説明する。本第2実施形態例は上記第1実施形態例とほぼ同様に構成されており、本第2実施形態例が上記第1実施形態例と異なることは、第1レンズ7と遮光板5と第2レンズ8の配置間隔を異なる間隔としたことである。
【0058】
すなわち、本第2実施形態例では、第1レンズ7と第2レンズ8の間隔を400μmとし、その中央に遮光板5を配置した。遮光板5の第2の面5bと該第2の面5bに対向する側の第2レンズ8の表面との距離zは200μmである。また、第2の面5bの位置における前記伝搬光のモードフィールド半径rは、上記第1実施形態例と同様に37.5μmと計算される。
【0059】
本第2実施形態例において、前記(数2)におけるtを−5rから5rまで計算すると、この計算結果は図4に示すようになり、同図の実線で示す実数部Re、図の破線で示す虚数部Imとも振動回数が120回程度となることが分かった。
【0060】
本第2実施形態例も上記第1実施形態例とほぼ同様の効果を奏することができる。すなわち、本第2実施形態例は、30dBの光減衰時の偏波依存性損失値を0.15dB以下にでき、偏波依存性損失の非常に小さい可変光減衰器とすることができ、また、高光入力パワーに耐えることができ、さらに、小型で正確に光減衰量調節ができる優れた可変光減衰器とすることができる。
【0061】
次に、本発明に係る可変光減衰器の第3実施形態例について説明する。本第3実施形態例は上記第1、第2実施形態例とほぼ同様に構成されており、本第3実施形態例が上記第1、第2実施形態例と異なることは、第1レンズ7と遮光板5と第2レンズ8の配置間隔を異なる間隔としたことである。
【0062】
すなわち、本第3実施形態例では、第1レンズ7と第2レンズ8の間隔を500μmとし、その中央に遮光板5を配置した。遮光板5の第2の面5bと該第2の面5bに対向する側の第2レンズ8の表面との距離zは250μmである。また、第2の面5bの位置における前記伝搬光のモードフィールド半径rは、上記第1、第2実施形態例と同様に37.5μmと計算される。
【0063】
本第3実施形態例において、前記(数2)におけるtを−5rから5rまで計算すると、この計算結果は図5に示すようになり、同図の実線で示す実数部Re、図の破線で示す虚数部Imとも振動回数が92回となることが分かった。
【0064】
本第3実施形態例も上記第1、第2実施形態例とほぼ同様の効果を奏することができる。すなわち、本第3実施形態例は、約30dB光減衰時の偏波依存性損失を約0.2dBとして偏波依存性損失の非常に小さい可変光減衰器とすることができ、また、高光入力パワーに耐えることができ、さらに、小型で正確に光減衰量調節ができる優れた可変光減衰器とすることができる。
【0065】
次に、本発明に係る可変光減衰器の第4実施形態例について説明する。本第4実施形態例は上記第1実施形態例とほぼ同様に構成されているが、本第4実施形態例では上記第1実施形態例における遮光板5の位置よりも遮光板5を第2のレンズ8側に近づけ、遮光板5の第2の面5bと該第2の面5bに対向する側の第2レンズ8の表面との距離zを50μmとした。
【0066】
なお、本第4実施形態例でも第2の面5bの位置における前記伝搬光のモードフィールド半径rは、上記第1実施形態例と同様に37.5μmと計算される。そして、本第4実施形態例において、前記(数2)におけるtを−5rから5rまで計算すると、この計算結果は図6に示すようになり、図の実線で示す実数部Re、図の破線で示す虚数部Imとも上記第1実施形態例と同様の振動回数となることが分かった。
【0067】
本第4実施形態例も上記第1実施形態例と同様の効果を奏することができる。
【0068】
次に、本発明に係る可変光減衰器の第5実施形態例について説明する。本第5実施形態例は上記第1実施形態例とほぼ同様に構成されているが、本第5実施形態例では上記第1実施形態例における遮光板5の位置よりも遮光板5を第1のレンズ7側の極近傍に近づけ、遮光板5の第2の面5bと該第2の面5bに対向する側の第2レンズ8の表面との距離zを約197〜198μmとした。
【0069】
本第5実施形態例でも、第2の面5bの位置における前記伝搬光のモードフィールド半径rは、上記第1実施形態例と同様に37.5μmと計算され、本第5実施形態例において、前記(数2)におけるtを−5rから5rまで計算すると、この計算結果は上記第2実施形態例と同様になる。
【0070】
本第5実施形態例も、上記第2実施形態例と同様の効果を奏することができる。
【0071】
なお、本発明は上記実施形態例に限定されることはなく、様々な実施の態様を採り得る。例えば、第1レンズ7、第2レンズ6、遮光板5の配置間隔は上記各実施形態例に限定されるものではなく適宜設定されるものであり、前記振動回数を60回以上として偏波依存性損失を低減できるように、前記距離zと前記モードフィールド半径rを適宜設定すればよい。
【0072】
また、上記各実施形態例では、第1、第2レンズ7,8と第1、第2の光ファイバ3,4によりコリメータを形成し、第1レンズ7から第2レンズ8側に伝搬する伝搬光を平行光としたが、第1、第2レンズ7,8は光を平行光にして伝搬するレンズとするとは限らない。
【0073】
なお、上記各実施形態例のように、第1レンズ7から第2レンズ8に伝搬する伝搬光が平行光となる場合は、モードフィールド半径は光軸Z方向で一定となるが、図7に示すように、第1、第2レンズ7,8として集光レンズを適用した場合は、モードフィールド半径は第1、第2レンズの焦点距離等に起因するZ軸方向の距離zの関数となる。
【0074】
さらに、上記各実施形態例では、第1、第2レンズ7,8は対応する第1、第2の光ファイバ3、4の光接続端面に融着接続されていたが、第1レンズ7が第1の光ファイバ3の光接続端面に接続される接続方式および第2レンズ8が第2の光ファイバ4の光接続端面に接続される接続方式は、融着接続に限定されるものではなく、第1、第2レンズ7,8を第1、第2の光ファイバ3,4の光接続端面と間隔を介して配置して光結合してもよい。ただし、低接続損失の観点からは上記接続方式を融着接続とすることが好ましい。
【0075】
さらに、上記各実施形態例では、第1、第2レンズ7,8はレンズ型光ファイバにより形成したが、第1、第2レンズ7,8は必ずしもレンズ型光ファイバとするとは限らず、光ファイバと異なるレンズにより形成してもよい。
【0076】
さらに、上記各実施形態例では、静電力を利用して櫛歯状アクチュエーター6により遮光板5を移動させる構成としたが、例えば磁性膜堆積とエッチングなどの半導体微細加工技術を用いてマイクロ電磁石を形成し、電磁力によって遮光板5を移動させる電磁力駆動方式としてもよい。
【0077】
さらに、上記各実施形態例では、第1、第2の光部品として第1、第2の光ファイバ3,4を適用したが、第1、第2の光部品は、光ファイバ以外の光部品としてもよい。
【0078】
【発明の効果】
本発明によれば、第1の光部品から第2の光部品に伝搬する伝搬光の少なくとも一部を遮光する遮光板と第2レンズとの間隔や、遮光板の位置における伝搬光のモードフィールド半径を適切に定めることにより、偏波依存性損失を低減するように構成したものであるから、例えば30dB光減衰時においても偏波依存性損失を約0.7dB以下に抑制することができ、偏波依存性損失による光伝送特性の劣化を抑制できる優れた可変光減衰器とすることができる。
【0079】
また、本発明は、遮光板を用いて光を減衰させる構成であるので、光吸収膜を用いる場合と異なり、高光入力パワーに耐えることができるし、小型の可変光減衰器とすることができる。
【0080】
また、本発明において、第1レンズと第2レンズの少なくとも一方はレンズ機構を有するレンズ型光ファイバであり、該レンズ型光ファイバが対応する第1又は第2の光部品の光接続端面に接続されている構成によれば、第1、第2レンズと対応する光部品との光接続損失を小さくすることができる。
【0081】
さらに、本発明において、第1の光部品と第2の光部品の光接続端面部と、第11、第2レンズを半導体基板上に固定した構成によれば、第1、第2の光部品と第1、第2レンズとの光軸合わせを容易に、かつ、正確にすることができるし、可変光減衰器の小型化を図ることができる。
【0082】
さらに、本発明において、第1の光部品と第2の光部品の少なくとも一方は光ファイバとした構成によれば、可変光減衰器と他の光部品との接続作業性を良好にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る可変光減衰器の第1実施形態例を示す要部構成図である。
【図2】 上記実施形態例における(数2)の計算結果を示すグラフである。
【図3】 上記実施形態例における伝搬光と遮光板との関係を示す説明図である。
【図4】 本発明に係る可変光減衰器の第2、第5実施形態例における(数2)の計算結果を示すグラフである。
【図5】 本発明に係る可変光減衰器の第3実施形態例における(数2)の計算結果を示すグラフである。
【図6】 本発明に係る可変光減衰器の第4実施形態例における(数2)の計算結果を示すグラフである。
【図7】 本発明に係る可変光減衰器の他の実施形態例における伝搬光と遮光板との関係を示す説明図である。
【図8】 従来の可変光減衰器の例を示す説明図である。
【図9】 従来の可変光減衰器の別の例を示す説明図である。
【図10】 従来の可変光減衰器のさらに別の例を示す説明図である。
【図11】 図10に示した可変光減衰器における(数2)の計算結果を示すグラフである。
【図12】 図10に示した可変光減衰器において、光ファイバ間隔を2倍にした場合の(数2)の計算結果を示すグラフである。
【符号の説明】
1 シリコン基板
3 第1の光ファイバ(第1の光部品)
4 第2の光ファイバ(第2の光部品)
5 遮光板
5a 第1の面
5b 第2の面
7 第1レンズ
8 第2レンズ
23 スプリング
28,29 V溝
Claims (7)
- 第1の光部品と、該第1の光部品に対して間隔をおいて対向配置された第2の光部品と、前記第1の光部品から前記第2の光部品へ伝搬する伝搬光の光軸に直交する方向に進退移動して伝搬光の少なくとも一部を遮る遮光板と、前記第1の光部品の光接続端面に設けられる第1レンズと、前記第2の光部品の光接続端面に設けられる第2レンズとを有する可変光減衰器であって、前記遮光板の前記第1レンズ側に対向する面を第1の面とし、遮光板の前記第2レンズ側に対向する面を第2の面とし、該第2の面に対向する側の第2レンズ表面と前記第2の面との伝搬光の光軸方向の距離をzとし、前記伝搬光のビーム強度が中心強度の1/eとなる半径を伝搬光のモードフィールド半径と定義して前記第2の面の位置における前記伝搬光のモードフィールド半径をrとし、前記伝搬光の波長をλ、虚数単位(−1)0.5をjとしたとき、exp{−j・(2π/λ)・(t2/2z)}におけるtを−5rから5rまでの範囲内で変化させたときに計算される実数部と虚数部のそれぞれの振動回数が60以上となるように前記距離zと前記モードフィールド半径rが定められている可変光減衰器。
- 伝搬光としてガウシアンビームを用いることを特徴とする請求項1記載の可変光減衰器。
- 前記第1レンズ及び第2レンズの少なくとも一方は、レンズ機構を有するレンズ型光ファイバからなり、このレンズ型光ファイバは光部品としての光ファイバの光接続端面にレンズが接続されたものである請求項1記載の可変光減衰器。
- 前記第1及び第2の光部品の光接続端部ならびに前記第1及び第2レンズは半導体基板上に固定される請求項1記載の可変光減衰器。
- 前記第1及び第2の光部品の少なくとも一方は光ファイバからなる請求項1記載の可変光減衰器。
- アクチュエータを備え、前記遮光板は、前記アクチュエータに連結されると共に前記伝搬光の光軸に直交する方向に移動可能に配され、前記アクチュエータにより前記遮光板を移動させることにより前記遮光板による前記伝搬光の光減衰量を変化させる請求項1記載の可変光減衰器。
- 前記遮光板および前記アクチュエータは半導体基板上に形成される請求項6記載の可変光減衰器。
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