JP3917249B2 - エンジンの出力制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、搭乗人員、荷物積載重量等による車輌重量の変化に応じてスロットル開度を制御し、一定の走行状態を得るようにしたエンジンの出力制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、アクセルペダルとスロットル弁とが機械的に連結されているものでは、アクセルペダルの踏込み量に比例してスロットル弁が回動するため、例えば、平坦路走行から登坂路走行へ移行する場合、この登坂路走行において平坦路走行と同等の走行状態を得ようとする場合には、走行負荷が増加するためアクセルペダルを多めに踏み込む必要があり、従って、路面勾配が連続的に変化する走行路において常に一定の走行状態を維持するためには、運転者に走行負荷の変化に応じた細かいアクセルワークか要求されることになる。
【0003】
このことは、加速走行においても同様で、一定の加速性能を得るためには路面勾配に応じたアクセルワークが必要となる。
【0004】
この点、例えば特開平2−40039号公報に開示されているような電子制御式スロットル弁を備えるエンジンでは、アクセルペダルとスロットル弁とを電気的に接続し、アクセルペダル踏込み量に関係なくスロットル弁開度を制御することが可能であるため、アクセルペダル操作量に応じた車速及び加速性能を、路面勾配に関係なく得ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、エンジンにかかる走行負荷は、路面勾配の変化のみならず搭乗人員、荷物積載量等による車両重量の増減によっても変化する。
【0006】
しかし、上記先行技術では車両重量自体の変化が加味されておらず、従って、搭乗人員、或いは荷物積載量が大幅に増加或いは減少したことによって生じる走行負荷の変化に対しては追従制御することかできず、路面勾配の変化する走行路において一定の走行性能を得ようとする場合、車両重量の変化毎に異なるアクセルペダル操作量が要求され、運転者に違和感を与えてしまうことになる。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑み、車両重量や路面勾配の変化に影響されることなく一定のアクセルペダル操作量で一定の車速及び加速性能を得ることができ、運転者のアクセルワークに対する負担を軽減するエンジンの出力制御装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明による第1のエンジンの出力制御装置は、スロットル開度を電子的に制御するものにおいて、上記スロットル開度を設定する制御手段に、アクセルペダル操作量から要求加速度を設定する手段と、実際のエンジン出力と理論エンジン出力とに基づいて見掛け車重を設定する手段と、少なくとも上記要求加速度と上記見掛け車重とに基づき必要馬力を設定する手段と、少なくとも上記必要馬力に基づきスロットル開度を設定する手段とが備えられていることを特徴とする。
【0009】
第2のエンジンの出力制御装置は、第1のエンジンの出力制御装置において、前記見掛け車重を設定する手段には、定速走行時のエンジン負荷に基づいて実際のエンジン出力を設定する手段と、見掛け車重をパラメータとして計算される理論エンジン出力が上記実際のエンジン出力に略同一となるような値に見掛け車重を設定する手段とが備えられていることを特徴とする。
【0010】
第3のエンジンの出力制御装置は、第1、或いは第2のエンジンの出力制御装置において、前記見掛け車重が質量で表されることを特徴とする。
【0011】
すなわち、第1のエンジンの出力制御装置では、アクセルペダル操作量から要求加速度を設定し、又、実際のエンジン出力と理論エンジン出力とに基づいて見掛け車重を設定し、少なくとも上記要求加速度と上記見掛け車重とに基づき必要馬力を設定し、少なくとも上記必要馬力に基づきスロットル開度を設定する。
【0012】
第2のエンジンの出力制御装置では、第1のエンジンの出力制御装置において、定速走行時のエンジン負荷に基づいて実際のエンジン出力を設定し、見掛け車重をパラメータとして計算される理論エンジン出力が上記実際のエンジン出力に近似する値に見掛け車重を設定する。
【0013】
第3のエンジンの出力制御装置では、第1或いは第2のエンジンの出力制御装置において、前記見掛け車重を質量で表すことで平坦路、登坂路などの路面勾配を加味した値となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の一実施の形態を説明する。図1にエンジン制御系の全体概略図を示す。
図中の符号1はエンジン本体で、このエンジン本体1の吸気ポート(図示せず)に連通する吸気マニホルド2の集合部にエアーチャンバ3を介して吸気管4が連通され、この吸気管4の空気取り入れ口にエアークリーナ5が配設されている。一方、排気ポート(図示せず)に連通する排気マニホルド6の集合部に連通する排気管7に触媒8が介装されている。
【0015】
又、上記エンジン本体1のクランク軸に軸着するシグナルディスクプレート9に、該シグナルディスクプレート9の外周に所定クランク角毎に形成されている突起或いはスリット等で形成されたクランク角マークを検出するクランク角センサ10が対設されている。
【0016】
更に、上記吸気管4の上記エアークリーナ5の直下流に吸入空気量センサ11が配設され、上記エアーチャンバ3の上流にスロットル弁12が介装され、このスロットル弁12にスロットルアクチュエータ13が連設されている。このスロットル弁12はアクセルペダル14とは機械的に連設しておらず、上記スロットルアクチュエータ13にて開度制御される。
【0017】
又、上記吸気ポート直上流の上記吸気マニホルド2にインジェクタ15が臨まされ、上記排気マニホルド6に酸素センサ16が臨まされている。
【0018】
上記スロットルアクチュエータ13の動作量は制御装置(ECU)21で設定される。この制御装置21の入力ポートに上記クランク角センサ10、吸入空気量センサ11、酸素センサ16、上記アクセルペダル14に連設し該アクセルペダル14の開度を検出するアクセル開度センサ17、クラッチペダル18に連設し該クラッチペダル18が解放状態でON動作するクラッチスイッチ19、車速センサ20等のエンジン及び車両走行状態を検出する各種センサ・スイッチ類が接続されている。更に、上記制御装置21の出力ポートにスロットルアクチュエータ13、インジェクタ15等のエンジン駆動制御に必要な各種アクチュエータ等が接続されている。
【0019】
上記制御装置21では、エンジン及び車両走行状態を検出する各種センサ・スイッチ類からの出力信号に基づきスロットル弁12の開度量(スロットル開度)、インジェクタ15に対する燃料噴射パルス幅等を演算し、駆動信号を上記スロットルアクチュエータ13、インジェクタ15へ出力する。
【0020】
上記制御装置21におけるスロットル開度制御は、図2〜図4に示すフローチャートに従って実行される。
図示しないイグニッションスイッチをONし、制御装置21に電源が投入されると、図2に示すイニシャライズルーチンが初回1回限り実行される。このルーチンでは、後述する各ルーチンで読込まれるパラメータを初期値設定するもので、先ず、ステップS1で質量で表す見掛け車重Aを初期値A0(例えば、1000/9.8[Kgf・S2/m])に設定し、ステップS2で転がり抵抗係数uを初期値u0(例えば、0.02)に設定し、ステップS3で空気抵抗係数Bを初期値B0(例えば、0.002)に設定し、ステップS4で駆動系伝達効率係数Eを初期値E0(例えば、0.9)に設定し、ステップS5で減少値dαを初期値dα0(例えば、10[deg])で設定してルーチンを終了する。
【0021】
尚、上記初期値A0は無積載時の車両総重量、初期値u0,B0,Eは、車両毎に決定される固有値である。
【0022】
次に、図3に示すスロットル開度設定ルーチンについて説明する。
このルーチンは所定時間(例えば、10msec)毎に実行され、先ず、ステップS11で、アクセル開度センサ17からの出力信号に基づいて今回のアクセルペダル操作量(絶対量)βを算出し、ステップS12で、上記アクセルペダル操作量βに基づきテーブルTBβを補間計算付で参照して要求加速度aを設定する。
【0023】
図5に示すように、上記テーブルTBβには上記アクセルペダル操作量βに従い、定速走行時に使用される一般的なアクセルペダル操作量の位置を0とし、それよりもアクセル操作量の減少する領域に−値の要求加速度aが格納され、又、アクセル操作量の増加する領域に+値の要求加速度aが、予め実験などから求めて格納されている。
【0024】
例えば、加速走行から定速走行へ移行する場合、運転者は最初にアクセルペダル14を踏み込み、所定速度に達したときアクセルペダル14を戻す。このとき上記アクセルペダル操作量βに基づいて設定される要求加速度aは、最初に大きな+値の要求加速度aに設定され、次第に0値に近づく値となる。
【0025】
次いで、ステップS13で車速センサ20の出力信号に基づいて算出した車速Vを読込み、ステップS14で、V=0(停車中)、且つa≦0(アクセルペダル開放)か否かを判定し、V=0、且つa≦0のときはステップS23へジャンプして、スロットル開度αをゼロとしてルーチンを抜ける。
【0026】
一方、V≠0、或いはa>0のときは、ステップS15へ進み、クランク角センサ10の出力信号に基づいて算出したエンジン回転数NEを読込み、ステップS16で吸入空気量センサ11の出力信号に基づいて算出した実吸入空気量QARを読込む。
【0027】
そして、ステップS17で、必要馬力PSを読込む。この必要馬力PSは、図4に示す必要馬力設定ルーチンで設定される(詳細については後述する)。
次いで、ステップS18へ進むと、上記必要馬力PSとエンジン回転数NEとに基づき、図7に示すマップMAPQAを補間計算付で参照して必要吸入空気量QAを設定する。上記マップMAPQAには、必要馬力PSとエンジン回転数NEとをパラメータとして、運転領域毎に予め実験などから求めた最適な必要吸入空気量QAが格納されている。
【0028】
その後、ステップS19へ進むと、要求エンジン負荷の代表である上記必要吸入空気量QAとエンジン回転数NEとに基づき、図8に示すマップMAPαを補間計算付で参照してスロットル開度αを設定する。このマップMAPαには、必要吸入空気量QAとエンジン回転数NEとをパラメータとして、運転領域毎に予め実験などから求めた最適なスロットル開度αが格納されている。
【0029】
そして、ステップS20へ進むと、変速中か否かをクラッチスイッチ19の出力信号に基づき判定し、クラッチスイッチ19がONのクラッチペダル18が解放状態のときは、変速操作を行っていないためステップS22へジャンブする。
【0030】
又、クラッチスイッチ19がOFFのクラッチペダル18を踏み込んだ状態では、変速操作中であるためステップS21へ進み、上記スロットル開度αを減少値dα(例えば、10[deg])で減算した値で更新し(α←α−dα)、ステップS22で、アクセル開度αが0以上か否かを判定し、α≧0のときはそのままルーチンを抜ける。又、α<0のときはステップS23へ進み、スロットル開度αをゼロとして(α←0)、ルーチンを抜ける。
【0031】
上記ステップS17で読込まれる必要馬力PSは、図4に示す必要馬力設定ルーチンで設定される。
このルーチンは所定時間毎に実行され、先ず、ステップS31で、上記車速Vが0(停車状態)か否かを判定し、V≠0のときはステップS32へ進み、又、V=0のときはステップS33へ分岐し、車速Vを1にセットしてステップS39へジャンブする。
【0032】
又、ステップS31からステップS32へ進むと、現走行状態が一定車速か否かを判定する。一定車速か否化の判定は、例えば前回ルーチン実行時の車速Vと今回の車速Vとを比較し、その差が一定不感帯域(例えば、±2Km/h)に収まっているか否かで行う。
【0033】
そして、車速Vが一定のときはステップS34へ進み、又、過渡運転等、車速Vが変化しているときはステップS39へジャンプする。
【0034】
ステップS34へ進むと、ステップS34〜ステップS38において、現在の見掛け車重Aを算出する。
先ず、ステップS34では、エンジン負荷の代表である上記実吸入空気量QARと上記エンジン回転数NEとに基づき、図6に示すマップMAPPS0を補間計算付で参照して現在の実エンジン出力PS0を設定する。上記マップMAPPS0には、上記実吸入空気量QARと上記エンジン回転数NEとをパラメータとして、各運転領域毎に、実エンジン出力PS0を予め実験などから求めて格納されている。
【0035】
次いで、ステップS35で、平坦路定速走行時の理論エンジン出力PSinitを、次式に示す走行抵抗から導き出した理論式に基づき算出する。
PSinit←(u・A+B・V2)・V/E
ここで、u・A・V/Eは転がり抵抗、B・V2・V/Eは空気抵抗である。
【0036】
イグニッションスイッチをON後、最初のルーチン実行時の上記見掛け車重Aは無積載時の車両総重量である初期値A0(例えば、1000/9.8[Kgf・S2/m])に設定されている。
【0037】
そして、ステップS36で、上記ステップS35で求めた定速走行時の理論エンジン出力PSinitとマップMAPPS0を補間計算付で参照して設定した実エンジン出力PS0とを比較し、上記理論エンジン出力PSinitが上記実エンジン出力PS0を基準とする不感帯域±C(例えば、5[PS])に納まっているか否かを判定し、PSinit<PS0−cのときは、ステップS37へ進み、見掛け車重Aを設定値d(例えば、100/9.8[Kgf・S2/m])分増加した値で更新し、ステップS35へ戻り、定速走行時の理論エンジン出力PSinitを再度算出する。
【0038】
一方、上記ステップS36、PSinit>PS0+cのときは、ステップS38へ進み、見掛け車重Aを設定値d(例えば、100/9.8[Kgf・S2/m])分減少した値で更新し、ステップS35へ戻り、定速走行時の理論エンジン出力PSinitを再度算出する。
【0039】
そして、上記ステップS36で、上記理論エンジン出力PSinitが実エンジン出力PS0を基準とする不感帯域±Cに収まったとき(PS0−c≦PSinit≦PS0+c)、即ち、現在の見掛け車重Aが決定したときはステップS39へ進む。この見掛け車重Aは、走行条件が定速走行時のエンジン負荷、及び走行抵抗に基づいて算出されているため、荷物積載重量、搭乗人員の増減は勿論のこと、路面勾配に関する因子も含まれている。
【0040】
そして、ステップS32,S33、或いはS36からステップS39へ進むと、要求加速度aを達成するための必要馬力PSを次式に示す加速状態を含めた理論式から算出してルーチンを抜ける。
PS←(a・A+u・A+B・V2)・V/E
ここで、a・A・V/Eは加速抵抗である。
【0041】
このように、本実施の形態では、必要馬力PSを決定する因子である見掛け車重Aが、荷物積載重量、搭乗人員、及び路面勾配に応じて可変設定され、必要馬力PSが上記見掛け車重Aを含めた値として算出されるため、例えば、荷物積載重量や搭乗人員の増加、或いは登坂路走行等により走行負荷が増加した場合であっても、上記見掛け車重Aの増加により必要馬力PSが増加するので、運転者は、走行負荷の変化とは無関係に一定のアクセルワークで走行可能となる。特に、登坂路走行時には、平坦路と同等のアクセルペダル踏込み量で、平坦路と同様の速度、或いは加速度で走行することが可能となり、アクセルワークが軽減される。
【0042】
尚、図9に示すように、上記ステップS20で変速操作中と判定されたときは、クラッチスイッチ19が再びオンされるまで、ステップS21で、設定演算周期(例えば、10msec)毎に、スロットル開度αが減少値dαづつ減少されるため、運転者が変速操作中にアクセルペダル14を踏み続けていたとしても、エンジン回転数が吹き上がることはなく、アクセルワークによる負担がより一層軽減される。
【0043】
そして、上記スロットル開度αに対応する駆動信号がスロットルアクチュエータ13に出力され、スロットル弁12がシリンダに供給する必要吸入空気量QAに対応する吸入空気量を流通する開度に制御される。
【0044】
尚、インジェクタ15に対する燃料噴射パルス幅は、上記必要吸入空気量QA或いは実吸入空気量QARと、エンジン回転数NEとに基づき設定した基本噴射量を各種補正係数でフィードフォワード補正及びフィードバック補正して設定される。
【0045】
ところで、本実施の形態では動力伝達手段として手動変速装置を示したが、自動変速装置を搭載する車両に適用できることは云うまでもない。この場合、ステップS20における変速操作中か否かの判定は、制御装置21で設定される変速シフトプログラムに従って出力される変速指示信号を参照して行う。
【0046】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、少なくともアクセルペダル操作量に基づいて設定した要求加速度と実際のエンジン出力と理論エンジン出力とに基づいて設定した見掛け車重とに基づき必要馬力を設定し、少なくともこの必要馬力に基づいて必要吸入空気量を設定し、この必要吸入空気量とエンジン回転数とに基づきスロットル開度を設定するようにしたので、必要馬力が見掛け車重の関数となって変化する。このため、この見掛け車重を車両重量や路面勾配の変化に対して可変に設定すると、それに応じて上記必要馬力が増減されるため、車両重量や路面勾配の変化に影響されることなく一定のアクセルペダル操作量で一定の車速、及び加速性能を得ることができ、運転者のアクセルワークに要する負担を軽減することができる。
【0047】
請求項2記載の発明では、請求項1記載の発明において、見掛け車重をパラメータとして計算される理論エンジン出力が実際のエンジン出力に近似するような値に見掛け車重を設定するようにしたので、車両に車重センサや傾斜センサ等を設けることなく搭乗人員の増減、路面勾配の変化に応じた必要馬力を算出することができ、従って、安価でしかも既存の車種に採用ことが容易で、汎用性に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】エンジン制御系の全体概略図
【図2】イニシャライズルーチンを示すフローチャート
【図3】スロットル開度設定ルーチンを示すフローチャート
【図4】必要馬力設定ルーチンを示すフローチャート
【図5】要求加速度を設定するテーブルの概念図
【図6】現在のエンジン出力を設定するマップの概念図
【図7】必要吸入空気量を設定するマップの概念図
【図8】スロットル開度を設定するマップの概念図
【図9】変速操作時のスロットル開度変化を示す特性図
【符号の説明】
1…エンジン本体
A…見掛け車重
a…要求加速度
NE…エンジン回転数
PS…必要馬力
PSinit…理論エンジン出力
PS0…実エンジン出力
QA…必要吸入空気量
QAR…実吸入空気量
V…車速
α…スロットル開度
β…アクセルペダル操作量
Claims (3)
- スロットル開度を電子的に制御するエンジンの出力制御装置において、
上記スロットル開度を設定する制御手段に、
アクセルペダル操作量から要求加速度を設定する手段と、
実際のエンジン出力と理論エンジン出力とに基づいて見掛け車重を設定する手段と、
少なくとも上記要求加速度と上記見掛け車重とに基づき必要馬力を設定する手段と、
少なくとも上記必要馬力に基づきスロットル開度を設定する手段とが備えられていることを特徴とするエンジンの出力制御装置。 - 前記見掛け車重を設定する手段には、
定速走行時のエンジン負荷に基づいて実際のエンジン出力を設定する手段と、見掛け車重をパラメータとして計算される理論エンジン出力が上記実際のエンジン出力に略同一となるような値に見掛け車重を設定する手段とが備えられていることを特徴とする請求項1記載のエンジンの出力制御装置。 - 前記見掛け車重が質量で表されることを特徴とする請求項1或いは2記載のエンジンの出力制御装置。
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