JP3914614B2 - 会計処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は会計処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
今日ではコンピュータ技術を応用した会計処理装置が普及している。このような会計処理装置の多くは複式簿記に基づく会計処理を行なうものであり、ハードウエア構成としてキーボード等の入力装置、CPU、データ格納装置としての磁気ディスク装置やフロッピーディスク装置、表示装置としてのディスプレイ、印刷出力装置としてのプリンタ等を備え、仕訳データの入力、入力データのチェックおよび修正処理、データの自動仕訳、消費税計算、日計表作成等の日次時処理、ファイル更新や月次試算表の作成や月次決算等の月次処理、損益計算書や貸借対照表作成や期首残高繰越等の決算処理を基本的処理機能として有し、これら機能を実現するための実行手順の集りであるプログラム群を有している。また、付加的機能として予算/実績対照表等の管理資料ができるよう構成された会計処理装置もある。
【0003】
一方、会計処理方式は営利企業における損益把握を可能とした複式簿記方式のほかにも会計単位の事業形態によって異なる会計方式があり、事業主体の種類によって会計基準等で規定されているものもある。このうち、財団法人や社団法人等の公益法人は営利企業の会計と異なり公益法人が利益追及を目的としていない非営利企業であることから特別の会計基準(公益法人会計基準)が定められおり所定の会計帳簿および計算書類の作成が義務付けられている。
【0004】
公益法人が作成すべきものとしては、(イ)収支予算書、(ロ)会計帳簿、(ハ)収支計算書、(二)正味財産増減計算書、(ホ)貸借対照表、(へ)財産目録があるが、このうち(イ)〜(ハ)、(ホ)、(へ)は従来からのものであるが、公益法人会計基準の改正により本年(1996年)9月からの会計年度については新たに「(二)正味財産増減計算書」の作成が義務付けられた。
【0005】
なお、公益法人会計の勘定科目には企業会計と異なる独特のものがあり、コンピュータを用いた公益法人用会計処理(ストック式)では、まず、下記に示すように、仕訳段階(手作業)で特定の資産勘定については1取引について2段階の仕訳(1取引2仕訳)を行なってそれにより作成した仕訳伝票に基づいてデータを入力し、その他の通常の勘定科目については1取引1仕訳で仕訳伝票に基づいてデータを入力し、チェック及び修正処理を行なった上で、ファイル更新を行ない、定められた管理資料および収支計算書の出力を行なうといった処理方式を行なっていた。
【0006】
例えば、固定資産を購入して購入代金を小切手で支払った場合にはこれを支出科目として計上する(会計基準)が、固定資産の存在をその取得原価で貸借対照表(B/S)に表示するために次の2段階の仕訳を行なう。
[最初の仕訳]
(借方) 固定資産購入支出 10,000,000 (貸方) 預金 10,000,000[追加仕訳]
(借方) 固定資産 10,000,000 (貸方) 固定資産増加額 10,000,000新公益法人会計基準で作成を義務付けられた正味財産増減計算書は営利企業の損益計算書に相当する計算書類であるが、公益法人が非営利であって利益の追及を目的としていないという建前上、正味財産増減計算書は損益計算書とは異なった形式をとり、その作成方法も財産の純増/純減すなわち、結果のみを記すストック式と、財産の増減原因(過程)をも記すフロー式のいづれをとってもよいこととされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
公益法人といえどもその存続のために目的の範囲の収益事業を行なうものがある。このような事業型公益法人についてはストック式による正味財産増減計算書では単なる純増/純減しか把握できないので事業活動による資産変動の実態(いわゆるフロー)を把握することができないという問題点があり、事業型公益法人についてはフロー式による正味財産増減計算書の作成が望ましいとの要請がある。
【0008】
しかしながら、コンピュータを用いた会計処理でフロー式により正味財産増減計算書を含む収支計算書を作成する場合では、下記に示すように1取引1仕訳で作成した仕訳データに基づいて正味財産増減計算書を作成しようとすると1取引につき2仕訳が必要になる。例えば、500万円の建物を現金で購入した場合の仕訳は、フロー式の正味財産増減計算書の作成を前提とすると、 (借方) 建 物 500万 (貸方) 現 金 500万となるが、これだけでは収支計算書を作成することができないので、収支計算書を作成するには「建物購入支出科目」を含む仕訳、例えば下記のような仕訳を起こす必要がある。
(借方) 建 物 500万 (貸方) 現 金 500万 (借方) 建物購入支出 500万 (貸方) 建物購入額 500万このような仕訳は結局ストック式の正味財産増減計算書を作成する場合と同様の1取引2仕訳を要することとなり、公益法人独特の仕訳を要することとなる。公益法人でも企業の損益計算書(P/L)に類似したフロー式正味財産増減計算書を作成するにも拘らず、公益法人独特の仕訳を強いてはフロー式選択の意味がないという問題点があった。
【0009】
本発明は上記問題の解決を目的としてなされたものであり、入力時に画面上で行なう1取引1仕訳のみで作成した仕訳データからフロー式による正味財産増減計算書の作成を実現できる公益法人用会計処理装置の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明の会計処理装置は、入力部と、表示部と、複数の帳簿ファイルを格納した格納部と、取引データの入力制御を行うデータ入力処理制御手段と、データ入力処理制御手段の制御により入力された取引データを基に帳簿ファイルの更新制御を行う帳簿ファイル更新制御手段と、帳簿ファイル更新制御手段の更新制御により更新された帳簿ファイルに記憶されている会計データを集計してフロー式の 正味財産増減計算書を含む会計報告書の作成制御を行う報告書作成制御手段と、を備え、データ入力処理制御手段は、表示部を制御して取引日入力欄、借方科目コード入力欄、貸方科目コード入力欄、金額入力欄および収支コード入力欄を有する1取引1仕訳の取引データ入力用画面を表示し、各入力欄のうち収支コード以外の入力欄に対応するデータ入力を強制すると共に、借方科目または貸方科目のいずれか一方が現金預金以外の科目であって、且つ借方科目または貸方科目のいずれか一方がフロー正味財産科目の場合に収支コード入力を強制して、入力部による取引データの入力制御を行う、ことを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明の会計処理装置において、更に、収支コードと収支科目名を対応づけた収支コード・科目名対応テーブルを備え、データ入力処理制御手段は、更に、収支コード・科目名対応テーブルを基に、表示部の画面上に収支コードと収支科目を対応付けた収支コード/収支科目一覧をスクロール可能に表示するための表示制御を行う、ことを特徴とする。
【0011】
また、請求項3に記載の発明の会計処理装置は、入力部と、表示部と、複数の帳簿ファイルを格納した格納部と、取引データの入力制御を行うデータ入力処理制御手段と、データ入力処理制御手段の制御により入力された取引データを基に帳簿ファイルの更新制御を行う帳簿ファイル更新制御手段と、帳簿ファイル更新手段の更新制御により更新された帳簿ファイルに記憶されている会計データを集計してフロー式の正味財産増減計算書を含む会計報告書の作成制御を行う報告書作成制御手段と、を備え、データ入力処理制御手段は、表示部を制御して取引日入力欄、借方科目コード入力欄、貸方科目コード入力欄、金額入力欄および収支コード入力欄を有する1取引1仕訳の取引データ入力用画面を表示し、各入力欄のうち収支コード以外の入力欄に対応するデータ入力を強制し、入力部による取引データの入力制御を行い、借方科目または貸方科目のいずれか一方が現金預金以外の科目であって、且つ借方科目または貸方科目のいずれか一方がフロー正味財産科目の場合には収支コードと収支科目名を対応づけた収支コード・科目名対応テーブルに基づいて借方科目または貸方科目から収支コードを決定する、ことを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明の会計処理装置において、データ入力処理制御手段は、更に収支コード・科目名対応テーブルを基に、表示部の画面上に収支コードと収支科目を対応付けた収支コード/収支科目一覧をスクロール可能に表示するための表示制御を行う、ことを特徴とする。
【0012】
また、請求項5に記載の発明は、請求項3に記載の発明の会計処理装置において、データ入力処理制御手段は、更に、取引データ入力画面に収支コード表示欄を表示し、収支コード・科目名対応テーブルに基づいて借方科目または貸方科目から収支コードが決定されたとき、この収支コードを収支コード表示欄に表示するための表示制御を行う、ことを特徴とする。
【0013】
また、請求項6に記載の発明は、請求項1または3のいずれかに記載の発明の会計処理装置において、帳簿ファイル更新制御手段は、帳簿ファイルに記憶されている会計データの仕訳科目が収入科目の場合には、現金預金以外の科目及びフロー式正味財産科目が貸方の場合にプラスとし、現金預金以外の科目及びフロー式正味財産科目が借方の場合にマイナスとし、仕訳科目が支出科目の場合には、現金預金以外の科目及びフロー式正味財産科目が借方の場合にプラスとし、現金預金以外の科目及びフロー式正味財産科目が貸方の場合にマイナスとする収支計算符号を設ける、ことを特徴とする。
【0014】
また、請求項7に記載の発明は、請求項1または3のいずれかに記載の発明の会計処理装置において、報告書作成制御手段は、帳簿ファイルに記憶されている会計データについて、仕訳科目が収入科目の場合には、現金預金以外の科目及びフロー式正味財産科目が貸方の場合にプラスとし、現金預金以外の科目及びフロー式正味財産科目が借方の場合にマイナスとし、仕訳科目が支出科目の場合には、現金預金以外の科目及びフロー式正味財産科目が借方の場合にプラスとし、現金預金以外の科目及びフロー式正味財産科目が貸方の場合にマイナスとして正味財産増減計算書の作成を制御する、ことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の会計処理装置の構成例を示すブロック図であり、会計処理装置100は、処理選択用メニュー画面や、データ用入力画面や編集された帳簿データ等を所定のフォーマットで画面に表示するディスプレイ等の表示装置10(表示部に相当)と、入力部に相当するキーボードやマウス等の入力装置11と、CPU1,取引データ入力処理プログラム2,帳簿ファイル更新プログラム3,集計表作成プログラム4,補助プログラム6およびOS(オペレーションシステム)7等を格納したROM(図示せず)を有する制御部12と、格納部に相当するFD(フロッピーディスク),MO(Magnet Optical disk)または磁気ディスク等の媒体上へのデータの書込/読み出し装置13と、記憶部に相当する内部メモリー14と、印刷出力部に相当するプリンタ等の印刷出力装置15を備えている。
【0016】
表示装置10は処理選択用メニュー画面や、データ用入力画面や各種参照表や、編集された帳簿データ等を所定のフォーマットで画面に表示すると共に、必要なメッセージ等を画面に表示する。
【0017】
入力装置11は使用者による会計処理装置100の操作指令の入力および取引データの入力或いは訂正入力等を行うために用いられ、望ましい実施例ではキーボード装置およびポインテイングデバイス(例えば、マウス)を用いている。
【0018】
制御部12で、CPU1は会計処理装置100全体の動作制御を行うと共にOS7の管理下で、取引データ入力処理プログラム2,帳簿ファイル更新プログラム3,集計表作成プログラム4および補助プログラム6の実行制御および入力装置11からの入力データの取込、内部メモリー14とのデータの受渡し、格納部13へのデータの格納または読み出し指示、表示装置11へ編集データの送出等およびその制御や、会計処理装置100の動作制御等を行う(図2)。なお、制御部12は図示していないが記録媒体として制御プログラムおよび本発明の取引データ処理プログラム等を記録可能なROMを備えている。
【0019】
取引データ入力処理プログラム2は、図3(または図6)に示すように収支コードと収支科目名を対応させたテーブルからなる収支コード・科目名対応テーブル21と、取引データ入力用画面(ウインドウ)を表示する入力画面表示ルーチン22と、必須入力項目欄へのデータ入力を強制するデータ入力ルーチン23等の他、メニュー表示や、入力装置11から入力される取引データのコードチェック等の形式チェックや、表示形式への編集および表示装置10への編集データの出力およびデータ訂正処理等を行うプログラム群29から構成されている。
【0020】
帳簿ファイル更新プログラム3は、入力した仕訳データの帳簿ファイルへの追加或いは帳簿ファイル上のデータの更新や合計計算及び計算結果の合計欄への書込等の更新処理を行う。なお、帳簿ファイルは会計帳簿に相当し、会計帳簿を構成する各帳簿に対応(例えば、総勘定元帳として総勘定元帳ファイル)して、FD,MOまたは磁気ディスク等の媒体上に設定され、それらの書込/読み出し装置(図1の格納部13が相当する)によりデータの書込や読み出しが行なわれる。
【0021】
集計表作成プログラム4は帳簿ファイルを基に、収支予算書,正味財産増減計算書,貸借対照表,財産目録や各種管理資料を作成し格納部13の媒体上に集計ファイルとして一時保存したり、印刷出力装置15から印刷出力する集計表作成プログラムから構成されている。なお、集計表作成プログラム4のプログラムルーチン群の中に、収支コード欄の科目が収入科目の場合には現金預金以外の科目及びフロー式正味財産科目が貸方の場合にプラスとし、現金預金以外の科目及びフロー式正味財産科目が借方の場合にマイナスとし、収支コード欄の科目が支出科目の場合には現金預金以外の科目及びフロー式正味財産科目が借方の場合にプラスとし、現金預金以外の科目及びフロー式正味財産科目が貸方の場合にマイナスとする収支科目符号判定ルーチンを設けておくことが望ましい。
【0022】
また、取引データ入力処理プログラム2,帳簿ファイル更新プログラム3,集計表作成プログラム4および補助プログラム6は実施例ではOS7と共に制御部20のROM(図示せず)に書込まれており、会計帳簿処理装置100の電源投入時に内部メモリー14に書込まれるよう構成されているが、FDまたはMO或いは磁気ディスク等の媒体に格納し、それらの書込/読み出し装置(格納部13)により会計処理装置100の電源投入時に内部メモリー14に逐次書込まれるよう構成してもよい。
【0023】
格納部13はFD,MO,または磁気ディスク等の記録媒体の読み取り/書込装置およびそれら対応の記録媒体から構成され、記録媒体上には少なくともディレクトリおよび帳簿ファイルが記録されている。帳簿ファイルは必要とする補助簿および特定の補助簿にあっては相手先別或いは得意先別に設定され、それぞれの帳簿ファイル(例えば、現金出納帳簿ファイル、総勘定元帳ファイル等)を構成する各レコードのそれぞれの項目(アイテム)には該当する項目データが書込まれ、または更新される。
【0024】
内部メモリー14には図示しないが入力された取引データを一時的に格納する領域、作成された仕訳データを一時的に格納する領域、データ修正用領域、集計データの書込/読み出しのための処理領域、設定値の設定領域、会計処理装置100の動作開始時に書込まれる取引データ入力処理プログラム2等のための実行プログラム領域,入力用作業領域,各帳簿データ領域、データ編集領域,その他処理上必要とする作業領域,およびOS7用のシステム管理領域等が確保されており、制御部12からの指示によりこれらの領域へのデータ等の書込/読み出しが行われる。
【0025】
印刷出力装置15は集計表作成プログラム4により作成された収支予算書,正味財産増減計算書,貸借対照表,財産目録や各種管理資料の印刷出力を行なう。印刷出力装置15はシリアルプリンタまたはレーザプリンタ等のページプリンタ、或いは特別に設計された印刷出力装置からなっている。
【0026】
<実施の形態1>
図3は取引データ入力処理プログラム2の構成例を示すブロック図であり、取引データ入力処理プログラム2は、収支コードと収支科目名を対応させたテーブルからなる収支コード・科目名対応テーブル21と、取引データ入力用画面(ウインドウ)を表示する入力画面表示ルーチン22と、各入力欄へのデータ入力を強制するデータ入力ルーチン23と、その他メニュー表示や仕訳データの修正に必要な各プログラム等29から構成されている。
【0027】
入力画面表示ルーチン22は入力処理選択メニューで選択された入力処理毎に規定された入力画面を表示する。取引データ入力の場合は図8に示すような摘要欄811,取引月日入力欄812,借方科目コード入力欄813,貸方科目コード入力欄814,金額入力欄815および収支コード入力欄816等の入力欄および各入力項目欄の上に表示される入力案内表示(例えば、借方科目コード入力欄に対しては「借方」表示が、貸方科目コード入力欄に対しては「貸方」表示)された欄81の取引データ入力画面(ウインドウ)80を表示装置10の画面上に開くと共に、科目コード/科目名対応表表示画面(ウインドウ)84や、収支コード/収支科目一覧表表示画面(ウインドウ)85を開き、また、入力用案内メッセージを表示する。なお、表示される科目コード/科目名対応表や収支コード/収支科目一覧表はスクロールアップ/スクロールダウン可能に構成されることが望ましい。
【0028】
データ入力ルーチンム23はカーソルの動作を制御して、各入力項目欄で停止させ、必須入力欄(取引月日入力欄812、借方科目コード入力欄813、貸方科目コード入力欄814、金額入力欄815)では正しいデータが入力されるまでカーソルがその項目に停止続けることによって事実上入力を強制する。本発明の特徴である収支コード欄816に対するカーソルの動きは図4のフローチャートに示すように借方科目または貸方科目のいずれか一方が現金預金以外の科目であって、且つ借方科目または貸方科目のいずれか一方がフロー正味財産科目の場合にカーソルを停止させて収支コードの入力を強制し、それ以外の場合にはカーソルを停止することなく、次の入力欄にカーソルを進める。また、必須入力欄以外についてはリターンキーやスペースキー等の入力で次の入力欄にカーソルが移動できるように構成されている。
【0029】
使用者はこの取引データ入力画面をみながらカーソルの動きに従ってカーソルが停止した位置の入力案内表示を読んで、取引を記載した取引メモ(例えば、領収書や現金支払伝票)や支出決定書や納入済通知書等に記載されたデータを入力する。取引データ入力画面をみながら行なう取引データ入力作業は実際には仕訳作業を行なっていることと同等であり、取引メモから仕訳作業を経て仕訳伝票への記入を行ない、データ入力をするという従来の3段階の会計伝票入力作業が1段階でできることとなる。
【0030】
なお、フロー正味財産科目とは公益法人の会計基準で定める大科目中の「固定資産売買益」と「固定資産売買損」の範疇に属する科目であり、正味財産増減計算書の科目のうち資産の増減と資金の収支が一致しない場合に差額を計上するために設ける科目である。「固定資産売買益」に属する科目は売却した資産毎に設けられる、「土地売却益」,「建物売却益」,「車両運搬具売却益」,「什器備品売却益」,「借地権売却益」,「電話加入権売却益」,「投資有価証券売却益」等が相当し、「固定資産売買損」に属する科目は売却した資産毎に設けられる、「土地売却損」,「建物売却損」,「車両運搬具売却損」,「什器備品売却損」,「借地権売却損」,「電話加入権売却損」,「投資有価証券売却損」等が相当する。
【0031】
図4は図3のデータ入力ルーチン23の動作例を示すフローチャートである。ステップS1でカーソルが移動した入力項目が収支コード入力欄の場合にはステップS2,S3で条件判定を行ない、カーソルを停止させるか否かを判定する。カーソルが移動した先の入力項目欄が収支コード入力欄でない場合にはステップS11に移行する。
【0032】
ステップS2では借方科目または貸方科目のいずれか一方が現金預金以外の科目かを調べその場合にはステップS3に移行する。そうでない場合にはステップS7に移行する。また、ステップS3では借方科目または貸方科目のいずれか一方がフロー正味財産科目かを調べ、その場合にはステップS4に移行する。そうでない場合にはステップS7に移行する。
【0033】
ステップS4では収支コードが入力されたか否かを調べ、入力された場合には正否確認入力の有無を判定し(ステップS5)、正しいとする確認入力があった場合には入力データをメモリー14の仕訳データ領域の該当項目(図5参照)に記憶し(ステップS6)、ステップS7に移行する。収支コードが入力されない場合には入力があるまでカーソルを収支コード位置に停止させる。また、ステップS5で入力した収支コードが誤りであることが判明した場合にはステップS4に戻って正しい収支コードの入力を待つ。
【0034】
ステップS7では1画面分の入力項目が終了したかを調べ、終了している場合にはカーソル位置を先頭の入力項目欄にセットしてステップS1に戻り(ステップS8)、終了していない場合にはカーソル位置を次の入力項目欄にセットしてステップS1に戻る(ステップS9)。
【0035】
ステップS11ではカーソルが移動した入力項目が取引年月日入力欄、借方科目コード入力欄、貸方科目コード入力欄、金額入力欄等の必須入力項目か否かを調べ、必須入力項目の場合にはステップS12に移行し、必須入力項目でない場合にはステップS21に移行する。
【0036】
ステップS12では必須入力項目へのデータが入力されたか否かを調べ、入力された場合には正否確認入力の有無を判定し(ステップS13)、確認入力があった場合には当該データをメモリー14の仕訳データ領域の当該データ項目欄(図5参照)に記憶し(ステップS6)、ステップS7に移行する。当該データが入力されない場合には入力があるまでカーソルを収支コード位置に停止させる。また、ステップS13で入力したデータが誤りであることが判明した場合にはステップS12に戻って正しいデータの入力を待つ。
【0037】
ステップS21では当該データ入力がスキップされたか否かを入力キーのコードを調べて判定し、スキップされた場合にはステップS7に移行する。スキップされていない場合にはデータが入力されたか否かを調べ(ステップS22)、入力された場合には正否確認入力の有無を判定し(ステップS23)、確認入力があった場合には当該データをメモリー14の仕訳データ領域の当該データ項目欄に記憶し(ステップS6)、ステップS7に移行する。当該データが入力されない場合には入力があるまでカーソルを収支コード位置に停止させる。また、ステップS23で入力した収支コードが誤りであることが判明した場合にはステップS22に戻って正しい収支コードの入力を待つ。なお、スキップコードはキーボードのリターンキー入力やスペース入力或いはマウスで指定する特定アイコン(スキップ)を規定しておくことで判定できる。
【0038】
図5は仕訳データのレコードフォーマットの一実施例を示す図であり、仕訳データ50は図5(a)に示すような項目欄、すなわち、仕訳科目コードを記録する科目コード欄51、相手科目コード欄52、年月日欄53、摘要欄54、借方金額欄55、貸方金額欄56および収支コード欄57を含んでいる。なお、この他に注釈欄やデータ種別コード欄を設けてもよい。科目コード欄51にはその取引の仕訳科目コードを、相手科目コード欄52にはその取引の相手仕訳科目コードを、年月日欄53にはその取引の発生年月日を、借方金額欄55および貸方金額欄56には取引金額或いは仕訳金額を格納する。
【0039】
図5(b)は仕訳データのレコードフォーマットの他の実施例を示す図であり、借方金額欄55と貸方金額欄56を設ける代りに、貸借コード記入欄58と金額欄59を設けたほかは図5(a)の場合と同様である。
【0040】
<実施の形態2>
図6は取引データ入力処理手段の他の構成例を示すブロック図であり、本実施の形態では収支コードを入力装置11から入力するのではなく、予め設けた収支コードと特定の勘定科目を対応させた収支コード対応手段を設け、入力勘定科目の組合せから収支コードを自動的に決定する。
【0041】
図6で、取引データ入力処理プログラム2は、フロー正味財産科目コードと収支コードを対応させたテーブルからなる収支コード対応ルーチン61と、取引データ入力用画面(ウインドウ)を表示する入力画面表示ルーチン62と、必須入力欄へのデータ入力を強制するデータ入力ルーチン63と、収支コード対応プログラム61を参照して収支コードを決定する収支コード決定プログラム64およびその他メニュー表示や仕訳データの修正に必要な各プログラム等29から構成されている。
【0042】
入力画面表示ルーチン62は入力処理選択メニューで選択された入力処理毎に規定された入力画面を表示する。取引データ入力の場合は図8に示すような摘要欄811,取引月日入力欄812,借方科目コード入力欄813,貸方科目コード入力欄814,金額入力欄815および収支コード表示/入力欄816等の入力項目欄および各入力項目欄の上に表示される入力案内表示82がなされる取引データ入力画面80を表示装置10の画面上に開くと共に、科目コード/科目名対応表表示画面84や、収支コード/収支科目一覧表表示画面85を開く。なお、表示される科目コード/科目名対応表や収支コード/収支科目一覧表はスクロールアップ/スクロールダウン可能に構成されることが望ましい。
【0043】
データ入力ルーチン63はカーソルの動作を制御して、今回の入力項目欄で停止させ、必須入力欄(取引月日入力欄812、借方科目コード入力欄813、貸方科目コード入力欄814、金額入力欄815)では正しいデータが入力されるまでカーソルがその項目に停止続けることによって事実上入力を強制する。
【0044】
収支コード決定ルーチン64は、借方科目または貸方科目のいずれか一方が現金預金以外の科目であって、且つ借方科目または貸方科目のいずれか一方がフロー正味財産科目の場合に、収支コード対応テーブル21を参照して収支コードを決定する。ここで、本発明の特徴である収支コード欄に対するデータ入力ルーチン23によるカーソルの動きは次の三通りのいずれかのうちの一つで構成することが望ましい。
(1) 取引データ入力画面上に収支コード欄が省略されている場合には、決定された収支コードを表示することなくカーソルを次の入力欄に移動する。
(2) 取引データ入力画面上に収支コード欄が設けられ、その属性が表示のみの場合には、決定された収支コードは表示するがカーソルは次の入力欄に移動させる。
(3) 取引データ入力画面上に収支コード欄が設けられ、その属性が表示及び入力の場合には、決定された収支コードを表示すると共にカーソルを収支コード欄に停止させ確認を促す。この場合は、収支コードが正しい旨の確認入力があった場合にはカーソルを次の入力欄に移動させ、新たな収支コードが入力された場合にはカーソルを収支コード欄に停止させ確認を促す。
【0045】
図7は図6のデータ入力ルーチン63および収支コード決定ルーチン64の動作例を示すフローチャートであるが、図4のステップS4,S5以外は同じ動作のため図示を省略し、図4のステップS4,S5に代るステップ(ステップS41〜45)の部分のみを図示する。
【0046】
図4のステップS2で、借方科目または貸方科目のいずれか一方が現金預金以外の科目かを調べその場合にはステップS3に移行する。そうでない場合にはステップS7に移行する。また、ステップS3では借方科目または貸方科目のいずれか一方がフロー正味財産科目かを調べ、その場合には図7のステップS41に移行する。そうでない場合には図4のステップS7に移行する。
【0047】
図7のステップS41で、収支コード決定ルーチン64はフロー正味財産科目コードで収支コード対応テーブル61を参照し、収支コードを決定してそれをデータ入力ルーチン63に引渡す。データ入力ルーチン63は受け取った収支コードを取引データ入力表示画面の収支コード表示/入力欄に表示する(ステップS42)。次に、表示された収支コードの確認入力を求め、正しいとの確認入力があった場合にはステップS6に移行する(ステップS43)。
【0048】
新たな収支コードが入力装置11から入力された場合(ステップS44)にはそのデータを収支コード表示/入力欄に表示すると共に先の収支コードを新たな収支コードで置換し、ステップS42に戻る(ステップS45)。
【0049】
【実施例】
図8は入力画面表示ルーチン22によって表示装置10の画面に開かれる取引データ入力画面の一実施例の概要図である。取引データ入力画面80は、入力欄81、メッセージ表示欄82、仕訳表示欄83、勘定科目コード/勘定科目名対応表表示欄84および収支コード/収支科目名対応表表示欄85から構成されている。なお、科目名対応表表示欄84および収支コード/収支科目名対応表表示欄85は別のウインドウとしてマウスによるポインティングにより取引データ入力画面80の中に開くよう入力画面表示ルーチン22を構成してもよい。
【0050】
入力欄81は各入力項目欄の上に表示される入力項目案内表示801〜806と入力項目欄811〜816(取引内容(摘要)811,取引年月日812,借方科目813,貸方科目814,金額815,収支コード816)から構成されている。また、メッセージ表示欄82にはシステム運営上必要なメッセージや入力処理上必要なメッセージが表示される。仕訳表示欄83は数行からなり、各取引毎に使用者により入力欄81の入力項目欄811〜816へ入力され、確認された結果(仕訳)が1仕訳につき1行あて表示される。なお、この場合、入力項目欄813,814,816にはコードが入力されるが、仕訳表示欄83には図9の例に示すように科目名称が表示される。
【0051】
勘定科目コード/勘定科目名対応表表示欄84には使用者の入力時の参照や確認用に科目コードと科目名を対応させたリストが表示される。また、収支コード/収支科目名対応表表示欄85には使用者の入力時の参照や確認用に収支コードと収支科目名を対応させたリストが表示される。
【0052】図10は収支計算書の一種である正味財産増減計算書の例、図11は収支コードを付ける収支科目の例、図12は正味財産増減計算書の科目例である。ここで、収支コードを設けた仕訳データ(図5参照)を基に正味財産増減計算書等の収支計算書を作成するには次の2通りの方法で行なうことができる。
(1) 収支科目符号判定手段によりファイル更新時或いは集計ファイル作成時にファイルデータに、収支コード欄の科目が収入科目の場合には、現金預金以外の科目及びフロー式正味財産科目が貸方の場合にプラスとし、現金預金以外の科目及びフロー式正味財産科目が借方の場合にマイナスとし、収支コード欄の科目が支出科目の場合には、現金預金以外の科目及びフロー式正味財産科目が借方の場合にプラスとし、現金預金以外の科目及びフロー式正味財産科目が貸方の場合にマイナスとした収支計算用符号を設けておき、集計時に該当のファイルデータを加算する。
(2) 集計表作成プログラム4に収支科目符号判定手段を設けておき集計時に、収支コード欄の科目が収入科目の場合には、現金預金以外の科目及びフロー式正味財産科目が貸方の場合にプラスとし、現金預金以外の科目及びフロー式正味財産科目が借方の場合にマイナスとし、収支コード欄の科目が支出科目の場合には、現金預金以外の科目及びフロー式正味財産科目が借方の場合にプラスとし、現金預金以外の科目及びフロー式正味財産科目が貸方の場合にマイナスとして加算する。
収支コードを付けない収支科目は損益計算書の場合と同様に科目の貸借関係を基に集計すればよく、上記集計方式により図10に示すような正味財産増減計算書およびその他の収支計算書を作成することができる。
【0053】
【発明の効果】
上記説明したように、公益法人のフロー式計算方式の場合は通常1取引2仕訳が必要であるが、本発明の会計処理装置によれば入力時に特定の科目については収支コードを入力するよう構成したことにより、1取引1仕訳で取引データの入力が可能となり、これにより作成された仕訳データ(収支コード項目付)を基に営利企業の仕訳とほぼ同じ会計処理方式で公益法人の会計基準に基づく会計報告書が作成できる。また、公益法人が作成すべき正味財産増減計算書が営利企業の損益計算書に相当するので公益法人が収益事業を営んでいる場合の管理資料も営利企業とほぼ同じ計算方式で作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の会計処理装置の構成例を示すブロック図である。
【図2】 制御部の構成を示すブロック図である。
【図3】 データ入力処理手段の構成例を示すブロック図である。
【図4】 図3のデータ入力ルーチンの動作例を示すフローチャートである。
【図5】 データ入力ルーチンにより作成される仕訳データ(レコード)の例である。
【図6】 データ入力処理手段の他の構成例を示すブロック図である。
【図7】 図6のデータ入力ルーチンの動作例を示すフローチャートである。
【図8】 入力画面の例である。
【図9】 取引データ入力画面の仕訳表示欄の表示例である。
【図10】 正味財産増減計算書の一例である。
【図11】 収支コードを付ける収支科目の例である。
【図12】 正味財産増減計算書の科目例である。
【符号の説明】
10 表示部(表示装置)
11 入力部(入力装置)
12 制御部
13 格納部
14 記憶部(内部メモリー)
15 印刷出力部(印刷出力装置)
22,62 入力画面表示ルーチン
23,63 データ入力ルーチン
51 科目コード(仕訳科目コード)
57 収支コード
64 収支コード決定手段
80 取引データ入力画面
806 収支コード入力欄
Claims (7)
- 入力部と、表示部と、複数の帳簿ファイルを格納した格納部と、
取引データの入力制御を行うデータ入力処理制御手段と、
前記データ入力処理制御手段の制御により入力された取引データを基に前記帳簿ファイルの更新制御を行う帳簿ファイル更新制御手段と、
前記帳簿ファイル更新制御手段の更新制御により更新された帳簿ファイルに記憶されている会計データを集計してフロー式の正味財産増減計算書を含む会計報告書の作成制御を行う報告書作成制御手段と、
を備え、
前記データ入力処理制御手段は、
前記表示部を制御して取引日入力欄、借方科目コード入力欄、貸方科目コード入力欄、金額入力欄および収支コード入力欄を有する1取引1仕訳の取引データ入力用画面を表示し、前記各入力欄のうち収支コード以外の入力欄に対応するデータ入力を強制すると共に、借方科目または貸方科目のいずれか一方が現金預金以外の科目であって、且つ借方科目または貸方科目のいずれか一方がフロー正味財産科目の場合に収支コード入力を強制して、前記入力部による取引データの入力制御を行う、
ことを特徴とする会計処理装置。 - 更に、収支コードと収支科目名を対応づけた収支コード・科目名対応テーブルを備え、
前記データ入力処理制御手段は、
更に、前記収支コード・科目名対応テーブルを基に、前記表示部の画面上に収支コードと収支科目を対応付けた収支コード/収支科目一覧をスクロール可能に表示するための表示制御を行う、
ことを特徴とする請求項1に記載の会計処理装置。 - 入力部と、表示部と、複数の帳簿ファイルを格納した格納部と、
取引データの入力制御を行うデータ入力処理制御手段と、
前記データ入力処理制御手段の制御により入力された取引データを基に前記帳簿ファイルの更新制御を行う帳簿ファイル更新制御手段と、
前記帳簿ファイル更新手段の更新制御により更新された帳簿ファイルに記憶されている会計データを集計してフロー式の正味財産増減計算書を含む会計報告書の作成制御を行う報告書作成制御手段と、
を備え、
前記データ入力処理制御手段は、
前記表示部を制御して取引日入力欄、借方科目コード入力欄、貸方科目コード入力欄、金額入力欄および収支コード入力欄を有する1取引1仕訳の取引データ入力用画面を表示し、前記各入力欄のうち収支コード以外の入力欄に対応するデータ入力を強制し、前記入力部による取引データの入力制御を行い、
借方科目または貸方科目のいずれか一方が現金預金以外の科目であって、且つ借方科目または貸方科目のいずれか一方がフロー正味財産科目の場合には収支コードと収支科目名を対応づけた収支コード・科目名対応テーブルに基づいて借方科目または貸方科目から収支コードを決定する、
ことを特徴とする会計処理装置。 - 前記データ入力処理制御手段は、
更に前記収支コード・科目名対応テーブルを基に、前記表示部の画面上に収支コードと収支科目を対応付けた収支コード/収支科目一覧をスクロール可能に表示するための表示制御を行う、
ことを特徴とする請求項3に記載の会計処理装置。 - 前記データ入力処理制御手段は、
更に、前記取引データ入力画面に収支コード表示欄を表示し、前記収支コード・科目名対応テーブルに基づいて借方科目または貸方科目から収支コードが決定されたとき、この収支コードを前記収支コード表示欄に表示するための表示制御を行う、
ことを特徴とする請求項3に記載の会計処理装置。 - 前記帳簿ファイル更新制御手段は、
帳簿ファイルに記憶されている会計データの仕訳科目が収入科目の場合には、現金預金以外の科目及びフロー式正味財産科目が貸方の場合にプラスとし、現金預金以外の科目及びフロー式正味財産科目が借方の場合にマイナスとし、仕訳科目が支出科目の場合には、現金預金以外の科目及びフロー式正味財産科目が借方の場合にプラスとし、現金預金以外の科目及びフロー式正味財産科目が貸方の場合にマイナスとする収支計算符号を設ける、
ことを特徴とする請求項1または3のいずれかに記載の会計処理装置。 - 前記報告書作成制御手段は、
帳簿ファイルに記憶されている会計データについて、仕訳科目が収入科目の場合には、現金預金以外の科目及びフロー式正味財産科目が貸方の場合にプラスとし、現金預金以外の科目及びフロー式正味財産科目が借方の場合にマイナスとし、仕訳科目が支出科目の場合には、現金預金以外の科目及びフロー式正味財産科目が借方の場合にプラスとし、現金預金以外の科目及びフロー式正味財産科目が貸方の場合にマイナスとして正味財産増減計算書の作成を制御する、
ことを特徴とする請求項1または3のいずれかに記載の会計処理装置。
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