JP3913249B2 - ネットワーク管理システムおよび該ネットワーク管理システムにより管理される伝送装置 - Google Patents
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Description
また,本発明は,伝送ネットワークを構成する伝送装置に関し,特に,信号をクロスコネクトして伝送する伝送装置に関する。
一方,SONET/SDH(Synchronous Optical Network/Synchronous Digital Hierarchy)システムやWDM(Wavelength Division Multiples)システムにおけるクロスコネクト装置,光クロスコネクト装置等の伝送装置を有する伝送ネットワークには,伝送装置のクロスコネクトを設定したり,伝送ネットワークにパスを設定したりするネットワーク管理システム(NMS:Network Management System)が設けられる。
近年,伝送ネットワークの大規模化/大容量化が進むにつれて,TMN(Telecommunication Management Network)の階層モデルに示されるような階層化されたNMSが導入されるようになってきている。この階層モデルでは,たとえば,上位のネットワーク管理レイヤ(Network Management Layer)のNMS(NMS−NML)および下位のエレメント管理レイヤ(Element Management Layer)のNMS(NMS−NML)が設けられる。そして,NMS−NMLにより,伝送ネットワーク全体の一括集中管理が行われる一方,伝送ネットワークの一部分を管理するNMS−EMLにより,伝送ネットワークの各部分が管理される。
現状では,NMS−NML,NMS−ELM,および各伝送装置に直接接続され伝送装置のクロスコネクトを設定する架前端末(LCT:Local Craft Terminal)が全て同等にクロスコネクトの設定,変更等を行うことができるようになっている。したがって,いずれのNMSおよびLCTでも,使用するユーザアカウントがクロスコネクトの設定,変更,解除(削除)等の権限を有する場合には,伝送装置のクロスコネクト機能をフルに操作することができる。
しかし,このように各レイヤのNMSおよびLCTが同じ権限を有し,自由にクロスコネクトの設定,変更,削除等を行うことができると,各レイヤを使用する保守担当者間の意志疎通がスムーズに行われていない場合には,クロスコネクトの設定に矛盾が生じ,システム全体として混乱し,結果的に信号が正しく伝送されない等の障害を発生するおそれがある。
本発明によるネットワーク管理システムは,信号をクロスコネクトして伝送する伝送装置を管理するネットワーク管理システムであって,前記伝送装置のクロスコネクトの設定,該伝送装置に設定されたクロスコネクトの変更,または該伝送装置に設定されたクロスコネクトの解除を入力する入力部と,前記入力部により入力された前記クロスコネクトの設定,変更,または解除を前記伝送装置に指示するコマンドを生成するコマンド生成部と,前記コマンド生成部により生成されたコマンドに,設定元,変更元,または解除元のネットワーク管理システムを示す情報を付加する情報付加部と,前記情報付加部により前記情報が付加されたコマンドを前記伝送装置に送信する送信部と,を備えている。
本発明によるネットワーク管理システムは,信号をクロスコネクトして伝送する伝送装置を管理するネットワーク管理システムであって,前記伝送装置のクロスコネクトの設定,該伝送装置に設定されたクロスコネクトの変更,または該伝送装置に設定されたクロスコネクトの解除を入力する入力部と,該クロスコネクトの変更または解除の権限を委譲するネットワーク管理システムを指定する指定部と,前記入力部により入力された前記クロスコネクトの設定,変更,または解除を前記伝送装置に指示するコマンドを生成するコマンド生成部と,前記コマンド生成部により生成されたコマンドに,前記指定部により指定されたネットワーク管理システムを示す情報を付加する情報付加部と,前記情報付加部により前記情報が付加されたコマンドを前記伝送装置に送信する送信部と,を備えている。
本発明によるネットワーク管理システムは,信号をクロスコネクトして伝送するとともに,該クロスコネクトの設定情報を該クロスコネクトの設定元の情報と関連付けて記憶する伝送装置を管理するネットワーク管理システムであって,前記伝送装置の前記クロスコネクトの設定情報の確認要求を入力する入力部と,前記入力部により入力された前記確認要求に基づいて確認要求コマンドを生成するコマンド生成部と,前記コマンド生成部により生成された前記確認要求コマンドを前記伝送装置に送信する送信部と,前記伝送装置から返信された前記設定情報および設定元情報を受信する受信部と,前記受信部により受信された前記設定情報および設定元情報を関連付けて表示する表示部と,を備えている。
本発明によるネットワーク管理システムは,信号をクロスコネクトして伝送する伝送装置を管理するネットワーク管理システムであって,前記伝送装置のクロスコネクトの設定変更または設定解除の権限を下位のネットワーク管理システムに一括委譲する指示を入力する入力部と,前記入力部により入力された一括委譲の指示により,前記伝送装置のクロスコネクトの設定変更許可または設定解除許可コマンドを生成するコマンド生成部と,前記コマンド生成部により生成された前記設定変更許可または設定解除許可コマンドを前記伝送装置に送信する送信部と,を備えている。
本発明によるネットワーク管理システムは,信号をクロスコネクトして伝送する伝送装置を管理するネットワーク管理システムであって,下位のネットワーク管理システムによる前記伝送装置のクロスコネクトの設定変更または設定解除の一括禁止を入力する入力部と,前記入力部により入力された一括禁止を指示する設定変更禁止または設定解除禁止コマンドを生成するコマンド生成部と,前記コマンド生成部により生成された前記設定変更禁止または設定解除禁止コマンドを前記伝送装置に送信する送信部と,を備えている。
本発明によるネットワーク管理システムは,信号をクロスコネクトして伝送するとともに,設定されたクロスコネクトの変更または解除の権限が下位のネットワーク管理システムに一括委譲されているかどうかを示す許可状態を記憶する伝送装置を管理するネットワーク管理システムであって,前記伝送装置のクロスコネクトの変更または解除の権限の下位のネットワーク管理システムへの一括委譲の状況確認要求を入力する入力部と,前記入力部により入力された状況確認要求に基づいて許可状態確認コマンドを生成するコマンド生成部と,前記コマンド生成部により生成された前記許可状態確認コマンドを前記伝送装置に送信する送信部と,前記伝送装置から返信された許可情報を受信する受信部と,前記受信部により受信された許可状態を表示する表示部と,を備えている。
本発明による伝送装置は,信号をクロスコネクトして伝送する伝送装置であって,クロスコネクトの設定,設定されたクロスコネクトの変更,または設定されたクロスコネクトの解除を指示する,設定元,変更元,または解除元となるネットワーク管理システムを表す情報を含むコマンドを前記ネットワーク管理システムから受信するコマンド受信部と,前記コマンド受信部により受信されたコマンドに基づいてクロスコネクトを設定,変更,または解除する制御部と,前記コマンド受信部により受信されたコマンドに含まれる前記ネットワーク管理システムを表す情報を,設定または変更されたクロスコネクトの設定情報と関連付けて記憶する記憶部と,を備えている。
図2は,NMSの詳細な構成を示すブロック図である。
図3は,NMSのGUI部により表示されるクロスコネクトの操作画面の一例を示す。
図4は,NMSのデータベースに記憶されたクロスコネクト管理テーブルの一例を示す。
図5は,NEの詳細な構成を示すブロック図である。
図6は,NEのデータベースに記憶されたクロスコネクト設定テーブルの一例を示す。
図7は,ネットワーク管理者がクロスコネクトの設定変更をNMS(またはLCT)に指示した場合の設定変更元のNMS(またはLCT)の処理の流れを示すフローチャートである。
図8は,クロスコネクトの設定変更を行うNEの処理の流れを示すフローチャートである。
図9は,NMSまたはLCTから送信されるコマンドのデータ構造の一例を示す。
図1は,本発明の実施の形態によるネットワーク管理システムおよび伝送装置を有する伝送ネットワークシステムの全体構成を示すブロック図である。
この伝送ネットワークシステムは伝送ネットワーク40を有する。この伝送ネットワーク40には,複数(図1では一例として4つ)の伝送装置(NE:Network Element)41〜44が設けられている。
NE41〜44は,本実施の形態ではクロスコネクト装置であり,波長分割多重(WDM:Wavelength Division Multiplexing)システムでは,光の状態で各波長の光信号をクロスコネクトする光クロスコネクト装置,SONET/SDHシステムでは,光信号を電気信号に変換後,時分割多重されたタイムスロットの順序を入れ替えるクロスコネクト装置である。NE41〜44には伝送路(たとえば光ファイバ)L1〜L6が接続され,NE41〜44は,これらの伝送路L1〜L6を介してデータ信号(ユーザ信号)を伝送する。
ネットワーク管理システム(NMS:Network Management System)1,21,および22は,伝送ネットワーク40を管理し,特に,NE41〜44のクロスコネクトの新規設定,設定変更,設定解除(設定削除),および設定検索(以下,これらを特に区別する場合を除き「設定等」と総称する。),ならびにデータ信号のパスの設定等を行う。
これらのNMSは,TMN(Telecommunication Management Network)の階層モデルにしたがって,上位レイヤのネットワーク管理レイヤ(Network Management Layer)および下位レイヤのエレメント管理レイヤ(Element Management Layer)に階層化されている。
ネットワーク管理レイヤにはNMS(以下「NMS−NML」という。)1が設けられ,エレメント管理レイヤには,NMS(以下「NMS−EML」という。)21および22が設けられる。たとえば,NMS−NML1は全国に1つ設けられ,NMS−EML21および22は全国を2つの地域に分割した各地域に設けられる。
もっとも,レイヤを上位および下位の2つにしたのは一例であって,3つ以上のレイヤに階層化されていてもよい。
また,NE41〜44がそれぞれ設置された現場において,NE41〜44の各クロスコネクトを設定等できるように,架前端末(LCT:Local Craft Terminal)31〜34がNE41〜44にそれぞれ直接接続されている。LCT31〜34は,それぞれ直接接続されたNE41〜44のクロスコネクトの設定等を行う。
クロスコネクトの設定等は,NMS−NML1,NMS−ELM21もしくは22,またはLCT31〜33からNE41〜44に設定等のコマンドを送信することにより行われる。NMS−NML1とNMS−EML21および22とはデータ通信ネットワーク(DCN:Data Communication Network)5により接続され,NMS−EML21とLCT31および32とはDCN61により接続され,NMS−EML22とLCT33および34とはDCN62により接続されている。クロスコネクトの設定等のコマンドは,これらのDCNを介してNMS−NML1またはNMS−ELM21もしくは22からNE41〜44に送信される。
NMS−NML1ならびにNMS−EML21および22は,レイヤに応じて管理/制御(特にクロスコネクトの設定等,パスの設定等)の対象となるNEが異なる。NMS−NML1は,伝送ネットワーク40に存在するすべてのNE41〜44を対象とし,NMS−EML21はNE41および42を対象とし,NMS−EML22はNE43および44を対象とする。
また,レイヤに応じて,クロスコネクトの新規設定,設定変更,および設定削除の権限の上下関係が定められている。すなわち,上位のNMSにより新規設定または設定変更されたクロスコネクトを,下位のNMSおよびLCTは設定変更および設定削除することができないようになっている。一方,下位のNMSまたはLCTにより新規設定または設定変更されたクロスコネクトを,上位のNMSは設定変更および設定削除することができるようになっている。
たとえば,上位のNMS−NML1により新規設定または設定変更されたクロスコネクトを,下位のNMS−EML21および22ならびにLCT41〜44は設定変更および設定削除することができない。一方,下位のNMS−EML21もしくは22またはLCT41〜44により新規設定または設定変更されたクロスコネクトを,上位のNMS−NML1は設定変更および設定削除することができる。
同様にして,NMS−EML21により新規設定または設定変更されたクロスコネクトを,LCT31および32は設定変更および設定削除することができない一方,LCT31または32により新規設定または設定変更されたクロスコネクトを,NMS−EML21は設定変更および設定削除することができる。また,NMS−ELM22により新規設定または設定変更されたクロスコネクトを,LCT31および32は設定変更および設定削除することができない一方,LCT33または34により新規設定または設定変更されたクロスコネクトを,NMS−EML22は設定変更および設定削除することができる。
このようにクロスコネクトの設定変更および設定削除の権限が定められているので,上位のNMSが設定したクロスコネクトが下位のNMSまたはLCTにより不用意に変更されることがなく,信号が正しく伝送されない等の障害を回避することができる。
一方,上位のNMS−NML1は,下位のNMS−ELM21もしくは22,またはLCT31〜34に,設定変更(および設定削除)の権限を委譲することもできる。例えば,NMS−NML1は,自己が新規設定したクロスコネクトの設定変更(および設定削除)の権限をNMS−EML21もしくは22またはLCT31〜34のいずれかに委譲することができる。また,NMS−ELM21は,自己が新規設定したクロスコネクトの設定変更(および設定削除)の権限をLCT31または32に委譲することができる。権限を委譲されたNMS21もしくは22またはLCT41〜44は,委譲された権限に基づいて,設定されたクロスコネクトを設定変更(および設定削除)することができる。
また,上位のNMSは,下位のNMSまたはLCTにNE単位で,クロスコネクトの設定変更(および設定削除)の権限を一括委譲することもできる。たとえば,NMS−NML1は,NE41に設定されたすべてのクロスコネクトの設定変更(および設定削除)の権限をNMS−EML21またはLCT31に委譲することができる。
このように権限を委譲できることにより,状況に応じて,クロスコネクトの設定変更(および設定削除)に柔軟に対応することができる。
さらに,上位のNMSは,設定変更(および設定削除)の権限が一括委譲された下位のNMSまたはLCTに対して,設定変更(および設定削除)をNE単位で一括禁止することもできる。たとえば,NMS−NML1は,NMS−EML21またはLCT31に対して,NE41に設定されたすべてのクロスコネクトの設定変更(および設定削除)の一括禁止をすることができる。
以下では,NMS−NML1ならびにNMS−EML21および22を特に区別する必要がない場合にはNMSと総称することとする。
<NMSの構成>
図2は,NMS(NMS−NML1ならびにNMS−EML21および22)の詳細な構成を示すブロック図である。NMSは,制御部11,情報管理部12,GUI部13,データベース14,送信部15,および受信部16を有する。情報管理部12は,設定元情報管理部12aおよび権限委譲情報管理部12bを有する。
ネットワーク管理者(またはオペレータ,保守運用者)は,NEのクロスコネクトの設定等を,NMSのMMI(Man−Machine Interface),特にGUI(Graphical User Interface)を使用して行うこともできるし,コマンド(たとえばTL−1コマンド)を入力装置により直接入力して行うこともできる。
GUI部13は,たとえばCRTディスプレイ,液晶ディスプレイ等の表示装置とマウス等の入力装置とを有し,制御部11の制御の下,クロスコネクトの設定等を行うためのGUIをネットワーク管理者に提供する。図3は,GUI部13により表示されるクロスコネクトの操作画面の一例を示している。
このGUIでは,NE41〜44におけるクロスコネクトを行うクロスコネクト部が模式的に示され,マウス等の入力装置によってクロスコネクトの設定等が容易に行えるようになっている。
図3では,3つの伝送路L2〜L4が接続されたNE42(図1参照)のクロスコネクト部が例として示されている。左端の端子1−1−1−1−1〜1−1−1−3−2は,NE41と42との間の伝送路L2に入出力される信号のAID(Access Identifier)に対応し,右端の端子2−1−1−1−1〜2−1−1−3−3は,NE42と43との間の伝送路L3に入出力される信号のAIDに対応し,下端の端子3−1−1−1−1〜3−1−1−4−1は,NE42の図1における下方に接続された伝送路L4に入出力される信号のAIDに対応する。
各端子(すなわちAID)は,WDMシステムでは各波長の光信号に対応し,SONET/SDHシステムでは各タイムスロットの電気信号に対応する。
2つの端子(AID)を結ぶ実線の矢印がクロスコネクトを示している。図3では,一例として入力側AID1−1−1−1−1から出力側AID3−1−1−1−1,入力側AID1−1−1−2−1から出力側AID3−1−1−2−1,入力側AID1−1−1−3−1から出力側AID3−1−1−3−1への3つのクロスコネクトが設定されている。なお,一方向のクロスコネクトが図示されているが,双方向のクロスコネクトを設定することもでき,この場合には,双方向の矢印によりクロスコネクトが表示される。
このGUIでは,クロスコネクトが未設定の2つのAID(端子)間をカーソル(ポインタ)134により接続することによって,2つのAID間のクロスコネクトを新規に設定することができる。また,すでに設定されたクロスコネクトのAIDを,カーソル134を使用して他のAIDに変更することにより,クロスコネクトの設定変更を行うことができる。すでに設定されたクロスコネクトをカーソル134により選択し,図示しないポップアップメニュー等にある「削除」(または「解除」)を選択することによって設定されたクロスコネクトの設定削除(設定解除)を行うことができる。
さらに,設定されたクロスコネクトの1つをカーソル134により選択することにより,クロスコネクトの設定検索(設定確認)を行うことができ,この設定検索により,選択されたクロスコネクトの情報がウィンドウ(またはダイアログボックス)135に表示される。
ウィンドウ135の上段には,クロスコネクトの接続関係(すなわち入力側AIDと出力側AID)が表示される。中段には,クロスコネクトされる信号のタイプ(AIDTYPE)が表示される。下段には,新規設定または設定変更によりこのクロスコネクトを設定したNMSおよび設定年月日が表示される。図示の例では,AID1−1−1−2−1(FromAID)からAID3−1−1−2−1(ToAID)へのクロスコネクトがNMS−NML1により2002年5月29日に設定(新規設定または設定変更)されたことが示されている。
図2に戻って,制御部11は,情報管理部12,GUI部13,データベース14等のNMSの構成要素を制御する。また,制御部11は,GUI部13の操作や他のNMSからのコマンドまたはレスポンスに基づいて,データベース14に記憶されたクロスコネクト管理テーブルを更新する。
データベース14は,クロスコネクト管理テーブルを記憶する。図4は,データベース14に記憶されたクロスコネクト管理テーブルの一例を示している。各行(横方向の1行)のデータが1つ1つのクロスコネクトの設定内容を表したクロスコネクト管理データである。
「tid」(Target ID)は,クロスコネクトが設定されたNEの識別子(ID)である。「aidtype」(Access Identifier Type)は,クロスコネクトされる信号のレベルのタイプであり,たとえばVC4,VC12,VC44C等である。「fromAID」は,クロスコネクトされる信号の入力側AID(Access Identifier)であり,「toAID」は,クロスコネクトされる信号の出力側AIDである。例えば,第1行のクロスコネクト管理データは,NE#1(図1ではNE41)にAID1−1−1−1−1からAID3−1−1−1−1へのクロスコネクトが設定され,そのAIDタイプはVC12であることを示している。
「systemNM」(NMS−NML1)および「systemEM」(NMS−EML21または22)は,このクロスコネクト管理データを保持するNMSを示し,値として1を有するNMSがこのクロスコネクト管理データを保持している。図4では,「systemNM」に1が設定されているので,このクロスコネクト管理データ(テーブル)はNMS−NML1により保持されていることとなる。
「sourceNM」(NMS−NML1)および「sourceEM」(NMS−EML21または22)は,新規設定または設定変更によりこのクロスコネクトを設定したNMSを示し,値として1を有するNMSがこのクロスコネクトを設定したNMSであることを示している。たとえば,第1行のクロスコネクト管理データでは,「sourceNM」が1であるので,NMS−NML1がこのクロスコネクトを設定したこととなる。第2行のクロスコネクト管理データでは,「sourceEM」が1であり,このクロスコネクト管理データはNE#2(図1ではNE42)のものであることから,NE#2を管理するNMS−ELM21がこのクロスコネクトを設定したこととなる。
なお,「sourceNM」および「sourceEM」の双方が0であるクロスコネクトは,LCTにより設定されたクロスコネクトである。
「permEM」は,クロスコネクトの設定変更の権限が上位のNMS−NML1から下位のNMS−EML21または22に委譲されているかどうかを示すフラグであり,委譲された場合に1に設定され,委譲されていない場合に0に設定される。前述したように,原則として,上位のNMS−NML1が設定したクロスコネクトを,下位のNMS−EML21または22が設定変更することはできないが,権限が委譲されることにより,下位のNMS−EML21または22は設定変更を行うことができるようになる。
たとえば,下から2行目のデータの「permEM」は1に設定されているので,NE#3(図1のNE43)におけるfromAID1−4およびtoAID2−4のクロスコネクトの設定変更権限は,NE#3を管理するNMS−EML22に委譲されている。したがって,上位のNMS−NML1が設定したこのクロスコネクトを,NMS−EML22は設定変更することができる。
「permLCT」は,クロスコネクトの設定変更の権限がNMS−NML1またはNMS−EML21もしくは22からLCT31〜34に委譲されているかどうかを示すフラグであり,委譲された場合に1に設定され,委譲されていない場合に0に設定される。原則として,NMS−NML1またはNMS−EML21もしくは22が設定したクロスコネクトを,LCT31〜34が設定変更することはできないが,権限が委譲されることにより,LCT31〜34は設定変更を行うことができるようになる。
なお,permEMおよびpermLCTは,設定変更の権限の委譲に加えて,設定削除の権限の委譲を含んでいてもよい。
「allowNE」は,前述したように,NE単位でクロスコネクトの設定変更の権限が一括委譲されているかどうかを示すフラグであり,一括委譲された場合に1に設定され,委譲されていない場合に0に設定される。なお,permEM等と同様に,allowNEは,設定変更の権限の一括委譲に加えて,設定削除の権限の一括委譲を含んでいてもよい。
このクロスコネクト管理データは,NMSがクロスコネクトの新規設定,設定変更,または設定削除を行った際にNMSが作成することもできるし,後述するようにNEのデータベース84(図5参照)に作成されたクロスコネクト設定テーブル(Provisioning Data)(図6参照)を,NMSが検索コマンドにより参照することにより作成することもできる。
図2に戻って,情報管理部12の設定元情報管理部12aは,NEに送信されるクロスコネクトの設定等のコマンドに,クロスコネクトの設定等を行うNMS(すなわちコマンド送信元)の種別(NMS−NMLかNMS−EMLかの種別)を表すソース情報を,コマンドのソースフィールドに付加する。ソース情報を付加されたコマンドは送信部15に与えられる。送信部15は,ソース情報を付加されたコマンドを,DCNを介して,設定対象のNEへ送信する。
たとえば,ネットワーク管理者がNMS−NML1を使用してNE42のクロスコネクトの設定等を行うと,コマンドのソースフィールドには,NMS−NMLの種別を表す情報が付加される。そして,コマンドは,NMS−NML1からDCN5,NMS−EML21,DCN61およびLCT32を介してNE42に送信される。
コマンドのフォーマットの一例を以下に示す。このフォーマットは,TL−1コマンドのフォーマットを示している。なお,このフォーマットは,コマンドの一部を示すものであり,コマンドには,図9に示すように,上述した設定元情報管理部12aによりソース情報が付加されるソースフィールド,後述する権限委譲情報管理部12bにより権限委譲情報が付加される許可フィールド(permission field)が設けられる。
(1)クロスコネクトの設定コマンドのフォーマット
(2)クロスコネクトの変更コマンドのフォーマット
(3)クロスコネクトの削除コマンドのフォーマット
(4)クロスコネクトの検索コマンドのフォーマット
ここで,「ENT−CRS」(Enter Cross−Connect)はクロスコネクトの設定コマンド,「ED−CRS」(Edit Cross−Connect)はクロスコネクトの変更コマンド,「DLT−CRS」(Delete Cross−Connect)はクロスコネクトの削除コマンド,「RTRV−CRS」(Retrieve Cross−Connect)はクロスコネクトの検索コマンドである。
<AIDTYPE>以降の文字列は各コマンドのパラメータである。「AIDTYPE」は図4のクロスコネクト管理テーブルの「aidtype」と同じ意味であり,「TID」はコマンドの送信先のNEの識別子(ID)である。「FROM AID」は,クロスコネクトされる信号の入力側AIDであり,「TO AID」は,クロスコネクトされる信号の出力側AIDである。「CTAG」は,関連タグ(Correlation Tag)であり,NEは,NMSにレスポンスを返信する場合に,どのコマンドに対するレスポンスであるかをこの関連タグにより特定する。
権限委譲管理部12bは,権限を他のNMSまたはLCTに委譲する場合に,図9に示すコマンドの許可フィールドに,権限の委譲先のNMSまたはLCTを示す権限委譲情報(例えば識別子)を書き込む。ネットワーク管理者は,GUI部13によりクロスコネクトを新規設定する場合または設定変更する場合に,その新規設定または設定変更されるクロスコネクトに対して他のNMSまたはLCTに権限を委譲することを指定する。
この指定は,GUI13から制御部11を介して権限委譲情報管理部12bに与えられ,権限委譲情報管理部12bは,与えられた指定に基づいて,設定コマンドまたは変更コマンドの許可フィールドに委譲先のNMSまたはLCTを示す情報を付加する。このコマンドは,送信部15からNEに送信される。
また,NE単位でクロスコネクトの設定変更の権限を一括委譲する場合に,権限委譲管理部12bは,制御部81の指示により,設定変更許可コマンドを送信する。
受信部16は,コマンドを受信したNEから返信されたレスポンスを受信する。レスポンスには,NEがコマンドの実行完了レスポンスと,コマンドの実行権限がないために実行できないことを示す実行不可(NG)レスポンスとが含まれる。
なお,LCT31〜34も,図2に示すNMSとほぼ同様の構成を有し,クロスコネクトの設定コマンド,変更コマンド,削除コマンド,および検索コマンドをNEに送信し,NEのクロスコネクトの設定等を行う。
<NEの構成>
図5は,NEの詳細な構成を示すブロック図である。NEは,制御部81,情報管理部82,クロスコネクト部83,データベース84,受信部85,および送信部86を有する。情報管理部82は,設定元情報管理部82aおよび権限委譲情報管理部82bを有する。
クロスコネクト部83は,伝送路に接続され,制御部81により設定されたクロスコネクトに従って入力されたデータ信号をクロスコネクトして出力する。
制御部81は,受信部85により受信されたコマンドに基づいてクロスコネクト部83にクロスコネクトを設定するとともに,設定されたクロスコネクトの内容をデータベース84に格納する。また,制御部81は,クロスコネクトの設定後,レスポンスを作成し,情報管理部82を介して送信部86から設定元のNMSまたはLCTに送信する。
データベース84は,NEに設定されたクロスコネクトの内容を表すクロスコネクト設定データ(Provisioning Data)からなるクロスコネクト設定テーブルを記憶する。図6は,データベース84に記憶されたクロスコネクト設定テーブルの一例を示している。
「tid」,「aidtype」,「fromAID」,「toAID」,「sourceNM」,「sourceEM」,「permEM」,「permLCT」,および「allowNE」の意味は,前述したNMSのクロスコネクト管理テーブルのものと同じである。
設定元情報管理部82aおよび権限委譲情報管理部82bは,クロスコネクトのソース情報および権限委譲情報をそれぞれ管理し,クロスコネクトの設定変更または設定削除を行う場合に,コマンドのソース情報,権限委譲情報等に基づいて,クロスコネクトの設定変更または設定削除が可能かどうかを判断する。
受信部85は,NMSからのコマンドを受信し,受信したコマンドを情報管理部82に与える。送信部86は,コマンドに対するレスポンスをNMSに送信する。
以下では,このような構成を有するNMSおよびNEによるクロスコネクトの新規設定,設定変更,設定削除,および設定検索時の動作について説明する。
<クロスコネクトの新規設定時の動作>
NMSのGUI部13によりクロスコネクトが新規設定されると,制御部11は,設定コマンドを作成し,作成した設定コマンドを情報管理部12の設定元情報管理部12aに与える。
設定元情報管理部12aは,新規設定のソース情報を設定コマンドのソースフィールドに付加した後,このコマンドを,送信部15を介して設定先のNEに送信する。
NEに送信された設定コマンドは,NEの受信部85により受信され,受信部85から情報管理部82を介して制御部81に与えられる。制御部81は,設定コマンドの内容に基づいて,クロスコネクト部83にクロスコネクトを設定するとともに,データベース84のクロスコネクト設定テーブルに,設定したクロスコネクトに関するクロスコネクト設定データを登録(追加)する。
クロスコネクトの設定が完了すると,制御部81は,情報管理部82および送信部86を介して設定完了レスポンスを設定元のNMSに返信する。設定完了レスポンスは,設定元NMSの受信部16および情報管理部12を介して制御部11に与えられる。制御部11は,GUI部13を介してネットワーク管理者に設定完了を通知する。
クロスコネクトの新規設定元がLCTの場合も同様の処理が実行される。
なお,制御部81は,クロスコネクトの新規設定を行うことができない場合には,データベース84にクロスコネクト設定データを登録せず,また,設定不可レスポンスを設定元のNMSに返信する。
設定元のNMSの制御部11は,設定コマンドの送信時または設定完了コマンドの受信時に,データベース14に記憶されたクロスコネクト管理テーブルに,新規設定されたクロスコネクトに関するクロスコネクト管理データを追加し,クロスコネクト管理テーブルを作成してもよい。
設定コマンドおよびレスポンス(設定完了レスポンスまたは設定不可レスポンス)は,送信先のNEを管理する他のNMSおよびLCTにも送信されてもよい。例えば,NMS−NML1がNE41に設定コマンドを送信した場合に,NE41を管理するNMS−EML21およびLCT31にも設定コマンド等が送信され,NMS−EML21がNE42に設定コマンドを送信した場合には,この設定コマンド等は,NE42を管理するNMS−NML1およびLCT32にも送信される。そして,これら他のNMSおよびLCTは,設定元NMSと同様に,受信した設定コマンド等に基づいて,自己のデータベースに記憶されたクロスコネクト管理テーブルに,新規設定されたクロスコネクトのクロスコネクト管理データを付加してもよい。
<クロスコネクトの設定変更時の動作>
図7は,ネットワーク管理者がクロスコネクトの設定変更をNMS(またはLCT)に指示した場合の設定変更元のNMS(またはLCT)の処理の流れを示すフローチャートである。
ネットワーク管理者が,図3に示すGUIを使用して,すでに設定されたクロスコネクトを選択し,選択したクロスコネクトの設定変更を操作すると(S1),NMSの制御部11は,選択されたクロスコネクトのクロスコネクト管理データをデータベース14から読み出し,読み出したクロスコネクト管理データのallowNEが1であるかどうかを判断する(S2)。
allowNEが1である場合,すなわちそのNEのクロスコネクトの設定変更が一括して委譲されている場合には(S2でY),NMSがNMS−NML1またはNMS−EML21もしくは22(またはLCT31〜34)であっても設定変更が可能である。したがって,この場合には,変更コマンドが制御部11により作成され,作成された変更コマンドは,設定元情報管理部12aによりソース情報を付加された後,コマンド送信部15からNEに送信される(S10)。
一方,allowNEが1でない場合には(S2でN),制御部11は,sourceNMが1であるかどうかが判断する(S3)。sourceNMが1である場合には(S3でY),そのクロスコネクトはNMS−NML1により設定されているので,制御部11は,設定変更元NMS(すなわち制御部11が属するNMS)がNMS−NML1であるかどうか,すなわちsystemNMが1であるかどうかを判断する(S6)。
systemNMが1である場合には(S6でY),設定変更元NMSが上位のNMS−NML1であり,該NMSは設定変更権限を有するので,制御部11は,変更コマンドを作成し送信する(S10)。
sourceNMが1でない場合には(S6でN),制御部11は,systemENが1であるかどうかを判断する(S7)。systemEMが1である場合には(S7でY),クロスコネクトの設定元が上位のNMS−NML1であり,設定変更元NMSが下位のNMS−EML21または22であるので,設定変更の権限が委譲されているかどうか,すなわちpermEMが1であるかどうかを制御部11は判断する(S11)。
permEMが1である場合には(S11でY),NMS−EMLに設定変更権限が委譲されているので,NMS−EMLは設定変更が可能であり,したがって制御部11(すなわちNMS−EMLの制御部11)は変更コマンドを送信する(S10)。
一方,permEMが1でない場合(すなわち0である場合)には(S11でN),制御部11(すなわちNMS−EMLの制御部11)は,警告メッセージをGUI部13に出力し,ネットワーク管理者に設定変更ができないことを通知し(S12),変更コマンドを送信しない。
ステップS7において,systemEMが1でない場合,すなわち設定変更元がLCT31〜34のいずれかである場合には(S7でN),制御部11(すなわちLCTの制御部)は,permLCTが1であるかどうか,すなわちLCTに設定変更権限が委譲されているかどうかを判断する(S8)。
設定変更権限がLCTに委譲されている場合には(S8でY),LCT(すなわちLCTの制御部11)は変更コマンドを送信し,設定変更権限がLCTに委譲されていない場合には(S8でN),LCTは警告メッセージをネットワーク管理者に出力し(S9),変更コマンドを送信しない。
ステップS3において,sourceNMが1でない場合,すなわち設定変更元NMSがNMS−NML1でない場合には(S3でN),制御部11は,sourceEMが1であるかどうか,すなわち設定元NMSがNMS−EMLであるかどうかを判断する(S4)。
sourceEMが1である場合,すなわち,設定元NMSがNMS−EMLである場合には(S4でY),制御部11は,systemNMまたはsystemEMが1であるかどうか,すなわち,制御部11の属するNMS(設定変更元NMS)がNMS−NML1またはNMS−EML21もしくは22であるかどうかを判断する(S14)。
制御部11の属するNMS(設定変更元NMS)がNMS−NML1またはNMS−EML21もしくは22である場合には(S14),該NMSは設定変更権限を有するので,変更コマンドを送信する(S17)。
一方,制御部11の属するNMSがNMS−NML1またはNMS−EML21もしくは22のいずれでもない場合,すなわちLCTである場合には(S14でN),permLCTが1であるかどうか,すなわちLCTに権限が委譲されているかどうかを判断する(S15)。権限が委譲されている場合には(S15でY),LCTは変更コマンドを送信し,権限が委譲されていない場合には(S15でN),LCTは警告メッセージをネットワーク管理者に出力し,変更コマンドを送信しない(S16)。
一方,ステップS4でsourceEMが1でない場合(すなわち0である場合)には(S4でN),変更変更対象のクロスコネクトはLCTにより設定されたものであるので,NMS−NML1,NMS−EML21および22,ならびにLCTのいずれも設定変更が可能であるので,制御部11は変更コマンドを送信する(S5)。
このように,設定変更元のNMSまたはLCTにおいて,クロスコネクトの変更コマンド送信時に,そのクロスコネクトの変更が可能であるかどうかが権限に基づいて判断される。したがって,権限を有しないNMSまたはLCTにより,クロスコネクトが不用意に変更されることはなく,障害の発生を回避することができる。
図8は,クロスコネクトの設定変更を行うNEの処理の流れを示すフローチャートである。
NEの情報管理部82が変更コマンドを受信部85から受信すると(S21),情報管理部82は,該変更コマンドの対象となるクロスコネクトについてのクロスコネクト設定データを,制御部81を介してデータベース84から読み出し,読み出したクロスコネクト設定データのallowNEが1であるかどうかを判断する(S22)。
allowNEが1である場合,すなわちそのクロスコネクトの設定変更が一括して委譲されている場合には(S22でY),いずれのNMS(およびLCT)も設定変更が可能である。したがって,この場合には,情報管理部82は,制御部81にクロスコネクトの設定変更が可能であることを通知する。
この通知を受けた制御部81は,変更コマンドの変更内容に従ってクロスコネクト部83の設定変更を行うとともに,データベース84のクロスコネクト設定テーブルを設定変更後のクロスコネクトの内容に更新する(S30)。また,制御部81は,設定変更完了レスポンスを設定元NMS(またはLCT)に返信する(S30)。
一方,allowNEが1でない場合には(S22でN),制御部11は,sourceNMが1であるかどうかを判断する(S23)。sourceNMが1である場合,すなわちそのクロスコネクトがNMS−NML1により設定されている場合には(S23でY),情報管理部82は,変更コマンドに含まれるソース情報に基づいて,設定変更元NMS(すなわち変更コマンド送信元NMS)がNMS−NML1であるかどうかを判断する(S26)。
設定変更元NMSがNMS−NML1である場合には(S6でY),設定元と変更元が同じNMSであり,該NMSは設定変更権限を有するので,情報管理部82は,前述したステップS30の設定変更処理を実行する。
設定変更元がNMS−EMLである場合には(S26でN,S27でY),情報管理部82は,クロスコネクトの設定元NMSが上位のNMS−NML1であり,設定変更元NMSが下位のNMS−EMLであるので,設定変更の権限が下位のNMS−ELMに委譲されているかどうか,すなわちpermEMが1であるかどうかを情報管理部82は判断する(S31)。
ここで,permEMが1である場合には,データベース84に記憶されたクロスコネクト管理データのpermEMが1である場合と,受信した変更コマンドの権限委譲フィールドに,NMS−EMLへの権限委譲が書き込まれる場合とがある。
permEMが1である場合には(S31でY),設定変更元のNMS−EMLに設定変更権限が委譲されているので,設定変更が可能である。したがって,情報管理部82は,ステップS30の設定変更処理を実行する。一方,permEMが1でない場合(すなわち0である場合)には(S31でN),設定変更ができないので,情報管理部82は,拒絶処理として,設定変更処理を行わす,設定変更不可レスポンスを設定元NMS(またはLCT)に送信する(S32)。これにより,データベース81のクロスコネクト設定テーブルも更新されない。
ステップS27において,systemEMが1でない場合,すなわち変更対象のクロスコネクトをLCT31〜34が設定したものである場合には(S7でN),情報管理部82は,permLCTが1であるかどうか,すなわちLCTに設定変更権限が委譲されているかどうかを判断する(S28)。
ここで,permLCTが1である場合には,データベース84に記憶されたクロスコネクト管理データのpermLCTが1である場合と,受信した変更コマンドの権限委譲フィールドに,LCTへの権限委譲が書き込まれる場合とがある。
設定変更権限がLCTに委譲されている場合には(S28でY),情報管理部82はステップS30と同じ設定変更処理を実行し(S33),設定変更権限がLCTに委譲されていない場合には(S28でN),情報管理部82はステップS32と同じ拒絶処理を実行する(S29)。
ステップS23において,sourceNMが1でない場合,すなわち設定変更元NMSがNMS−NML1でない場合には(S3でN),情報管理部82は,sourceEMが1であるかどうか,すなわち設定元NMSがNMS−EMLであるかどうかを判断する(S24)。
sourceEMが1である場合,すなわち,設定元NMSがNMS−EMLである場合には(S24でY),情報管理部82は,設定変更元がNMS−NMLまたはNMS−EMLであるかどうかを判断する(S34)。
設定変更元NMSがNMS−NML1またはNMS−EML21もしくは22である場合には(S34),該NMSは設定変更権限を有するので,情報管理部82は,ステップS30と同じ設定変更処理を実行する(S37)。
一方,設定元がNMS−NML1またはNMS−EML21もしくは22のいずれでもない場合,すなわちLCTである場合には(S34でN),permLCTが1であるかどうか,すなわちLCTに設定変更権限が委譲されているかどうかを判断する(S35)。権限が委譲されている場合には(S35でY),情報管理部82は設定変更処理を実行し(S37),権限が委譲されていない場合には(S35でN),情報管理部82は拒絶処理を実行する(S36)。
一方,ステップS24でsourceEMが1でない場合(すなわち0である場合)には(S24でN),変更変更対象のクロスコネクトはLCTにより設定されたものであるので,NMS−NML1,NMS−EML21および22,ならびにLCTのいずれも設定変更が可能であるので,情報管理部82は設定変更処理を実行する(S25)。
設定変更元のNMSは,変更コマンドの送信の際または変更完了レスポンスの受信の際に自己のデータベースに記憶されたクロスコネクト管理データを変更後の内容に更新してもよい。
また,設定変更元から送信される変更コマンドおよびNEからのレスポンスは,新規設定の場合と同様に,設定変更対象のNEを管理する他のNMSおよびLCTに送信されてもよい。これにより,他のNMSおよびLCTは,自己のデータベースに記憶されたクロスコネクト管理テーブルの更新を行ってもよい。
このように,NEにおいても変更の権限の有無に基づいてクロスコネクトの変更を行うので,権限を有しないNMSまたはLCTによりクロスコネクトが変更されることを防止することができ,不意の回線断等の障害を未然に防止することができる。
<クロスコネクトの設定削除時の動作>
設定されたクロスコネクトの設定削除を行う場合のNMS(LCT)およびNEの処理は,コマンドが削除コマンドとなり,NEでの処理が設定削除となる点を除き,上記設定変更と同様であるので,ここではその説明を省略する。
<クロスコネクトの検索時の動作>
NMSのGUI部13によりクロスコネクトの設定検索が指定されると,制御部11は,検索コマンドを作成し,作成した検索コマンドを情報管理部12を介して送信部15からNEに送信する。
NEは,検索コマンドを受信すると,データベース84のクロスコネクト設定テーブルからクロスコネクト設定データを読み出し,コマンド送信元に返信する。これを受信したNMSは,受信したクロスコネクト設定データに基づいてクロスコネクトの設定状態ならびにその設定元および権限委譲の状況をネットワーク管理者(保守運用担当者)にGUIを介して通知する。
なお,NMSは,NEに検索コマンドを送信することなく,自己のデータベース14に記憶されているクロスコネクト管理テーブルから必要なクロスコネクトの情報を読み出してネットワーク管理者に通知することもできる。
<権限委譲情報の付加>
クロスコネクトの新規設定時または設定変更時に,ネットワーク管理者がNMSのGUI部13を使用して権限の委譲を指定すると,制御部11は,設定または変更に係るクロスコネクトのクロスコネクト管理データのPermEMまたはpermLCTの値を1に設定するとともに,権限委譲の指定を権限委譲情報管理部12bに与える。
権限委譲情報管理部12bは,与えられた指定に基づいて,送信される設定コマンドまたは変更コマンドの許可フィールドに委譲先のNMSまたはLCTを示す情報を書き込んだ後,送信部15を介して設定コマンドまたは変更コマンドを送信する。
設定コマンドまたは変更コマンドを受信したNEは,上述したように,設定コマンドまたは変更コマンドに基づいて,クロスコネクトの設定または変更を行うとともに,クロスコネクト設定データのpermEMまたはpermLCTの値を1に設定する。
また,設定コマンドまたは変更コマンドは,設定元NMS以外の,該NEを管理する他のNMSまたはLCTにも受信され,他のNMSまたはLCTも,自己のクロスコネクト管理データのpermEMまたはpermLCTの値を1に設定する。
<一括委譲コマンド,一括禁止コマンド,権限委譲状況検索コマンドの送信>
ネットワーク管理者が,NMSのGUI部13を使用して権限の一括委譲を指定すると,制御部11は,指定されたNEに設定されたすべてのクロスコネクトについてのクロスコネクト管理データのallowNEの値を1に設定するとともに,1NEに一括委譲コマンドを送信する。
一括委譲コマンドを受信したNEは,自己のクロスコネクト設定テーブルのallowNEの値を1に設定する。
また,一括委譲コマンドは,送信元NMS以外の,該NEを管理する他のNMSまたはLCTにも受信され,他のNMSまたはLCTも,自己のクロスコネクト管理データのallowNEの値を1に設定する。
一方,上位のNMSは,下位のNMSまたはLCTに対して,一旦,一括委譲した権限を解除して,一括禁止することもできる。
ネットワーク管理者が,NMSのGUI部13を使用して権限の一括禁止を指定すると,制御部11は,指定されたNEに設定されたすべてのクロスコネクトについてのクロスコネクト管理データのallowNEの値を0に設定するとともに,NEに一括禁止コマンドを送信する。
一括禁止コマンドを受信したNEは,自己のクロスコネクト設定テーブルのallowNEの値を0に設定する。
また,一括禁止コマンドは,送信元NMS以外の,該NEを管理する他のNMSまたはLCTにも受信され,他のNMSまたはLCTも,自己のクロスコネクト管理データのallowNEの値を0に設定する。
NMSまたはLCTは,このような権限の一括委譲の状況を,許可状態確認コマンドをNEに送信することにより確認することもできる。
すなわち,ネットワーク管理者が,NMS(またはLCT)のGUI部13を使用して権限の委譲状況の確認を指定すると,制御部11は,指定されたNEに許可状態確認コマンドを送信する。
この許可状態確認コマンドを受信したNEは,クロスコネクト設定テーブルのallowNEの値を読み出し,読み出した値を送信元のNMS(またはLCT)に返信する。NMS(またはLCT)の制御部11は,受信した値に基づいて,権限委譲状況をGUI部13に表示する。
なお,これまで述べた実施の形態において,NMSまたはLCTは,ソース情報または権限委譲情報を暗号化してコマンドに付加してもよいし,ソース情報または権限委譲情報を付加したコマンド全体を暗号化して送信してもよい。
また,LCT31〜34は,NE41〜44のクロスコネクトの設定等をそれぞれ行うことから,LCTもNMSに含めて考えることもできる。
本発明によると,階層化されたネットワーク管理システムによるクロスコネクトを矛盾なく設定することができ,また,通常の運用時の利便性を何等損なうことなく,かつ操作ミスに起因する回線断等の障害を未然に防ぐことができる。
Claims (15)
- 信号をクロスコネクトして伝送する伝送装置を管理するネットワーク管理システムであって,
前記伝送装置のクロスコネクトの設定,該伝送装置に設定されたクロスコネクトの変更,または該伝送装置に設定されたクロスコネクトの解除を入力する入力部と,
前記入力部により入力された前記クロスコネクトの設定,変更,または解除を前記伝送装置に指示するコマンドを生成するコマンド生成部と,
前記コマンド生成部により生成されたコマンドに,設定元,変更元,または解除元のネットワーク管理システムを示す情報を付加する情報付加部と,
前記情報付加部により前記情報が付加されたコマンドを前記伝送装置に送信する送信部と,
前記クロスコネクトの変更または解除の権限の有無を示すデータを記憶する記憶部と,
前記入力部により変更または解除が入力された場合に,前記記憶部に記憶された前記データに基づいて変更または解除の権限の有無を判断する判断部を備え,
前記コマンド生成部,前記情報付加部,および前記送信部は,前記判断部により権限を有すると判断された場合に,前記各処理を実行する,
ことを特徴とするネットワーク管理システム。 - 請求項1において,
さらに,前記クロスコネクトの変更または解除の権限を委譲するネットワーク管理システムを指定する指定部を
備えていることを特徴とするネットワーク管理システム。 - 請求項1において,
前記入力部は,更に前記伝送装置の前記クロスコネクトの設定情報の確認要求を入力し,
前記コマンド生成部は,更に,前記入力部により入力された前記確認要求に基づいて確認要求コマンドを生成し,
前記送信部は,コマンド生成部により生成された前記確認要求コマンドを前記伝送装置に送信し,更に
前記伝送装置から返信された前記設定情報および設定元情報を受信する受信部と,
前記受信部により受信された前記設定情報および設定元情報を関連付けて表示する表示部と,
を備えていることを特徴とするネットワーク管理システム。 - 請求項1において,
前記入力部は,更に伝送装置のクロスコネクトの設定変更または設定解除の権限を下位のネットワーク管理システムに一括委譲する指示を入力し,
前記コマンド生成部は,前記入力部により入力された一括委譲の指示により,前記伝送装置のクロスコネクトの設定変更許可または設定解除許可コマンドを生成し,更に
前記送信部は,コマンド生成部により生成された前記設定変更許可または設定解除許可コマンドを前記伝送装置に送信する,
ことを特徴とするネットワーク管理システム。 - 請求項1において,
前記入力部は,更に下位のネットワーク管理システムによる前記伝送装置のクロスコネクトの設定変更または設定解除の一括禁止を入力し,
前記コマンド生成部は,前記入力部により入力された一括禁止を指示する設定変更禁止または設定解除禁止コマンドを生成し,更に
前記送信部は,前記コマンド生成部により生成された前記設定変更禁止または設定解除禁止コマンドを前記伝送装置に送信する,
ことを特徴とするネットワーク管理システム。 - 請求項3において,
前記入力部は,前記伝送装置のクロスコネクトの変更または解除の権限の下位のネットワーク管理システムへの一括委譲の状況確認要求を入力し,
前記コマンド生成部は,前記入力部により入力された状況確認要求に基づいて許可状態確認コマンドを生成し,
前記送信部は,前記コマンド生成部により生成された前記許可状態確認コマンドを前記伝送装置に送信し,
前記受信部は,前記伝送装置から返信された許可情報を受信し,
前記表示部は,前記受信部により受信された許可状態を表示する,
ことを特徴とするネットワーク管理システム。 - 信号をクロスコネクトして伝送する伝送装置であって,
クロスコネクトの設定,設定されたクロスコネクトの変更,または設定されたクロスコネクトの解除を指示する,設定元,変更元,または解除元となるネットワーク管理システムを表す情報を含むコマンドを前記ネットワーク管理システムから受信するコマンド受信部と,
前記コマンド受信部により受信されたコマンドに基づいてクロスコネクトを設定,変更,または解除する制御部と,
前記コマンド受信部により受信されたコマンドに含まれる前記ネットワーク管理システムを表す情報を,設定または変更されたクロスコネクトの設定情報と関連付けて記憶する記憶部と,
前記コマンド受信部により受信されたコマンドがクロスコネクトの変更または解除を指示するコマンドである場合に,該コマンドに含まれる変更元または解除元となるネットワーク管理システムを表す情報と,前記記憶部に該クロスコネクトの設定情報と関連付けて記憶されたネットワーク管理システムを表す情報とを比較して,前記コマンドに含まれる変更元または解除元のネットワーク管理システムが変更または解除の権限を有するかどうかを判断する判断部を備え,
前記制御部は,前記判断部による判断の結果,変更元または解除元のネットワーク管理システムが権限を有する場合にクロスコネクトの変更または削除を実行し,権限を有しない場合に変更および削除を実行しない,
ことを特徴とする伝送装置。 - 請求項7において,更に
前記記憶部に記憶されたクロスコネクトの設定情報およびネットワーク管理システムを表す情報の検索要求を前記ネットワーク管理システムから受信する検索要求受信部と,
前記検索要求受信部により受信された検索要求に基づいて,前記記憶部に記憶されたクロスコネクトの設定情報およびネットワーク管理システムを表す情報を関連付けて前記ネットワーク管理システムに返信する返信部と,
を備えることを特徴とする伝送装置。 - 請求項7において,
前記コマンドは,設定されたクロスコネクトの変更または削除の権限を委譲する権限委譲情報をさらに含み,
前記記憶部は,前記権限委譲情報を前記クロスコネクトの設定情報と関連付けて記憶することを特徴とする伝送装置。 - 請求項9において,
前記判断部は,前記コマンド受信部により受信されたコマンドがクロスコネクトの変更または解除を指示するコマンドである場合に,該コマンドに含まれる変更元または解除元となるネットワーク管理システムを表す情報と,該コマンドに含まれる権限委譲情報または前記記憶部に該クロスコネクトの設定情報と関連付けて記憶された前記権限委譲情報とを比較して,前記コマンドに含まれる変更元または解除元のネットワーク管理システムが変更または解除の権限を有するかどうかを判断し,
前記制御部は,前記判断部による判断の結果,変更元または解除元のネットワーク管理システムが権限を有する場合に前記変更または解除を実行し,権限を有しない場合に前記変更および解除を実行しない,
ことを特徴とする伝送装置。 - 請求項9において,更に
前記記憶部に記憶されたクロスコネクトの設定情報および権限委譲情報の検索要求を前記ネットワーク管理システムから受信する検索要求受信部と,
前記検索要求受信部により受信された検索要求に基づいて,前記記憶部に記憶されたクロスコネクトの設定情報および権限委譲情報を関連付けて前記ネットワーク管理システムに返信する返信部と,
をさらに備えていることを特徴とする伝送装置。 - 請求項7において,
クロスコネクトの変更または削除を伝送装置単位で一括して委譲する一括委譲コマンドをネットワーク管理システムから受信する一括委譲コマンド受信部をさらに備え,
前記記憶部は,前記一括委譲コマンド受信部により受信された前記一括委譲を示す情報を前記クロスコネクトの設定情報と関連付けて記憶する,
ことを特徴とする伝送装置。 - 請求項12において,
前記制御部は,前記コマンド受信部により受信されたコマンドがクロスコネクトの変更または解除を指示するコマンドである場合に,前記記憶部に前記一括委譲を示す情報が記憶されているかどうかを判断し,前記一括委譲を示す情報が記憶されている場合に前記変更または解除を実行する,
ことを特徴とする伝送装置。 - 請求項12において,
クロスコネクトの変更または削除を伝送装置単位で一括して禁止する一括禁止コマンドをネットワーク管理システムから受信する一括禁止コマンド受信部をさらに備え,
前記記憶部は,前記一括禁止コマンド受信部により受信された前記一括禁止コマンドに従って,前記クロスコネクトの設定情報と関連付けて記憶された前記一括委譲を示す情報を消去する,
ことを特徴とする伝送装置。 - 請求項12において,更に
前記記憶部に記憶されたクロスコネクトの設定情報および一括委譲を示す情報の検索要求を前記ネットワーク管理システムから受信する検索要求受信部と,
前記検索要求受信部により受信された検索要求に基づいて,前記記憶部に記憶されたクロスコネクトの設定情報および権限委譲情報を関連付けて前記ネットワーク管理システムに返信する返信部と,
をさらに備えていることを特徴とする伝送装置。
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