JP3908483B2 - 通信装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はネットワークに接続される通信装置に関し、特に、複数の異なる回線を収容してスイッチングする機能を持ったルータなどの通信装置に関する。より詳細には、本発明はルータ内のキューイングに関する技術、及びトラヒック制御の一態様であるバックプレッシャ制御及びこれに関連する技術に関する。
【0002】
従来より、複数のネットワークを接続してデータをルーチングして中継するために、ルータと呼ばれる中継装置が用いられている。ルータは、ネットワークのプロトコルの変換やアドレスの変換を行なって、データの中継経路を設定する。
【0003】
【従来の技術】
図1に、ネットワーク構成の一例を示す。ルータ10〜13は異なるネットワークを接続する。例えば、ルータ10は、Sonet/SDH ADM(Sonet/Synchronous Digital Hierarchy Add−Drop Multiplexer)14、ATM(Asynchronous Transfer Mode)専用線サービスネットワーク15、OC−48DWDM(Dense Wavelength Division Multiplexing)ネットワーク16、及びOC48cDWDMネットワーク17を相互に接続する。換言すれば、ルータ10は異なる伝送速度(換言すれば、異なるインタフェース)の回線を収容している。同様に、他のルータ11〜13も異なるネットワークを相互に接続してデータを中継する。
【0004】
このようなルータは、異なるサイズ(長さ)のパケットを中継処理する。つまり、扱うパケットは可変長である。また、ある回線が輻輳した時に、その回線へのパケットの流入を防いでパケットの損失を防止するためのバックプレッシャ制御を、イーサネットのポート単位(換言すれば回線単位)に行なう。例えば、あるポートが輻輳した場合には、このポートに接続される回線に対してバックプレッシャ制御を行なう。例えば、ルータがポート毎にバッファを具備している場合には、輻輳したバッファへのパケットの流入を規制する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のルータは、異なるネットワークを効率よく収容して効率的な中継処理を行えないという問題点を具備する。具体的には次の通りである。
【0006】
第1に、従来のルータは可変長パケットを中継処理するため、様々なネットワークを中継しようとすると、内部制御が極めて複雑になり、異なる伝送速度毎にQoS(Quality of Service)制御を行なうことは極めて困難である。その際、バックプレッシャ制御はイーサネットのポート単位に行うため、ATMやPOS(Packet Over Switch)などの異なる伝送速度のパケット処理に対しては、必ずしも効率的なバックプレッシャ制御とはならない。従って、異なる伝送速度毎のQoS制御を効果的にかつ効率的に行なうことはできない。
【0007】
第2に、出力ポート毎にバッファを持つので、バッファを効率的に利用できない。例えば、ある出力ポートが輻輳している時に他の出力ポートのトラフィックが低い場合には、ルータ全体のバッファの使用効率は低い状態にある。この問題点を解決するために、出力回線(ポート)をアグリゲート(束ねて)して、共通のバッファを設けることが考えられる。しかしながら、ある出力回線のバックプレッシャ制御の要求を受けると、出力回線が輻輳していないデータまでバックプレッシャの影響を受けてしまい、データを出力できないブロッキング状態が発生してしまう。
【0008】
第3に、通常ルータは二重化されている。これは、信頼性や保守運用の観点に基づく。二重化構成のルータにおいて、運用系と非運用系のいずれからのバックプレッシャでも制御動作を開始するように構成すると、レイテンシーやルータの状態によって運用系、非運用系で状態が不整合となってしまう可能性がある。このため、運用系から非運用系に切り替えを行なった場合に、バックプレッシャで制御された状態やバッファリングの状態によって、データの重複や追い越しが発生してしまう可能性がある。また、非運用系で障害が発生してバックプレッシャを発生したままとなった時に、非運用系の障害であるにもかかわらず、運用系に影響を与えてしまうことになる。
【0009】
第4に、ATMの回線はデータのゆらぎや遅延に対して規格がある。ATMの規格を遵守するためには、バックプレッシャ制御を行なわないことが理想であるが、バッファの有効利用の観点からはバックプレッシャ制御を行なうことが望まれる。しかしながら、バックプレッシャ制御を頻繁に行なわなければならない状況では、データのゆらぎや遅延の規格を満足することはできない。
【0010】
従って、本発明は上記従来技術の問題点を解決し、異なるネットワークを効率よく収容して効率的に中継処理を行える通信装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、異なるインタフェース間のスイッチング機能を有する通信装置において、固定長のデータをスイッチングするメインスイッチ部と、該メインスイッチ部の入力及び出力にそれぞれ設けられた第1及び第2のバッファを具備するインタフェース部と、前記スイッチ部に接続され、所定のプロトコルに従った処理を行う処理部を有し、該処理部は前記第1及び第2のバッファに接続する第3及び第4のバッファを有し、前記第1のバッファが所定の状態になった時に前記第3のバッファに対しバックプレッシャ制御を行い、前記第4のバッファが所定の状態になった時に前記第1のバッファに対しバックプレッシャ制御を行い、前記第2のバッファが所定の状態になった時に前記第1のバッファに対しバックプレッシャ制御を行い、前記処理部に接続された装置からのバックプレッシャ制御の要求を受けると前記第4のバッファに対しバックプレッシャ制御を行うことを特徴とする通信装置である。
【0012】
固定長のデータをスイッチングするメインスイッチ部の入力及び出力にそれぞれ、第1及び第2のバッファを設けたことで、メインスイッチ部をバッファレスな構成とすることができる。従って、ネットワークのプロトコルに依存した伝送速度差を吸収することができ、スイッチングによるゆらぎを低減することができる。そして、伝送速度毎のQoS制御やバックプレッシャ制御を効果的かつ効率的に行なうことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
図2は、本発明の第1の実施の形態によるルータの構成を示すブロック図である。図示するルータ20は、図1のルータ10〜13に置き換わるものである。図示するルータ20は二重化されている。
【0014】
ルータ20は、回線終端部21w、21p、L3(レイヤ3:ネットワーク層)処理部22w、22p、スイッチ部23w、23p、L3処理部24w、24p及び回線終端部25w、25pを有する。添え字の“w”は二重化構成の運用系を示し、“p”は非運用系を示す。スイッチ部23w、23pに接続される二重化構成のL3処理部や回線終端部は、必ずしも二重化にする必要はない。
【0015】
ルータ20が扱う回線の種類は例えば、Ether10/100Base−T、Ether1000Base−T、POS OC3C、OC12C、OC48C、ATM OC3C、OC12C、STM T1/E1、STS3、STS12などである。
図2の各部の内部構成例
図3は、図2の各部の内部構成例を示すブロック図である。図3に示す構成は、二重化構成の運用系及び非運用系のいずれにも当てはまるものである。よって、図3では、運用系と非運用系を区別する参照番号の添え字“w”や“p”を省略してある。また、図3に示す構成は実線の矢印で示すデータの流れに沿って図示したものである。従って、回線終端部21及びL3処理部22は、入力側と出力側とで2分割されたように図示してある。
【0016】
入力側の回線終端部21は、物理層処理部211及びL3インタフェース部212を有する。L3処理部22は、回線インタフェース部221、ローカルスイッチ部222及びスイッチインタフェース部223を有する。L3処理部22は、複数のネットワークに接続されている通信装置間のデータ転送やデータの中継処理などの通信プロトコルに従った処理を行なう。スイッチ部23は、入力側のスイッチインタフェース部231、メインスイッチ部232及び出力側のスイッチインタフェース部233を有する。出力側のL3処理部22は、スイッチインタフェース部224、ローカルスイッチ部225及び回線インタフェース部226を有する。出力側の回線終端部25は、L3インタフェース部213及び物理層処理部214を有する。
【0017】
回線終端部21の物理層処理部211は、ポートを介して接続されるネットワーク上の回線を収容してアグリゲートする。L3インタフェース部212は、物理層処理部211でアグリゲートした回線上のデータに対し、レイヤ2の処理を行なう(レイヤ2終端処理)。L3処理部22の回線インタフェース部221は、可変長パケットを一旦バッファに蓄積した後、所定長の固定長パケット(以下セルと言う)に変換する。この処理をフラグメント化という。ローカルスイッチ部222は、回線インタフェース部221からのセルをスイッチングする。スイッチインタフェース部223は、ローカルスイッチ部222が出力するセルを一旦蓄積した後、スイッチ部23に出力する。スイッチ部23は、L3処理部22からのセルを一旦蓄積した後、メインスイッチ部232にセルを出力する。メインスイッチ部232は、レイヤ3のIP(Internet Protocol)に基づきルーティングを行なう。メインスイッチ部232はバッファを持たない。
【0018】
図4に、レイヤ2の終端処理とレイヤ3のルーティング処理を示す。例えば、ATMの回線では、ATMレイヤは回線終端部21で終端しておき、レイヤ3のIP情報を元にスイッチ部23がATMセルをルーティングする。
【0019】
スイッチインタフェース部233は、メインスイッチ部232でルーティングされたセルを一旦格納する。
【0020】
出力側のL3処理部22のスイッチインタフェース部224は、スイッチ部23からのセルを一旦格納する。ローカルスイッチ部225は、回線インタフェース部224からのセルをスイッチングする。回線インタフェース部226は、ローカルスイッチ部225からのセルを一旦格納する。回線終端部21のL3インタフェース部213は、L3処理部22からのルーティングされたセルを一旦格納してレイヤ2に関する情報を付加し、更にセルを対応する可変長パケットに変換する。物理層処理部214は、可変長パケットを対応する回線(ポート)に出力する。
【0021】
図3中の記号“×”は、後述するバックプレッシャ信号の廃棄(終端)ポイントを示す。本発明の第1の実施の形態では、L3処理部22のスイッチインタフェース部223でバックプレッシャ信号を終端し、データを廃棄する。また、後述する本発明の第2の実施の形態では、L3処理部22のローカルスイッチ部225でバックプレッシャ信号を終端し、データを廃棄する。
L3処理部22及びスイッチ部23の基本構成及び基本動作
図5は、L3処理部22及びスイッチ部23の基本構成を示すブロック図である。L3処理部22は回線対応処理部220〜227及び内部処理部228を有する。回線対応処理部220は、インタフェース部2200及びネットワークプロセッサ2270を有する。インタフェース部2200はルータ20の1つのポート(回線)に対応し、図3のスイッチインタフェース部223及び224の内部回路に相当する。ネットワークプロセッサ2270は、図3のローカルスイッチ部222に接続されるもので、図面を簡単にするために、図3での図示を省略してある。ネットワークプロセッサ2270は、入力2系統IN0、IN1と出力2系統OUT0、OUT1を処理する。インタフェース部2200は、FIFO形式の共通バッファ31及び32、入力バッファサ35、並びに出力バッファ36を具備する。他の回線対応処理部222〜227も同様の構成である。すなわち、回線対応処理部222〜227はそれぞれ、インタフェース部2201〜2207及びネットワークプロセッサ2271〜2277を有する。
【0022】
内部処理部228は、インタフェース部2208とメインプロセッサ2278とを有する。メインプロセッサ2278は、ルータ20を統合的に制御するプロセッサであり、インタフェース部2208を介してスイッチ部23との間でセルをやり取りする。
【0023】
スイッチ部23は、図3に示すメインスイッチ232と回線対応処理部2300〜2307とを有する。インタフェース部2300〜2307は、図3のスイッチインタフェース231、233の内部回路に相当する。インタフェース部2300〜2307はそれぞれ、L3処理部のインタフェース部2200〜2207に対応している。また、インタフェース部2208はインタフェース部2307に接続されている。インタフェース部2300は、FIFO形式の共通バッファ33及び34、出力バッファ37並びに入力バッファ38を有する。
【0024】
他のインタフェース部2301〜2307も同様に構成されている。
【0025】
なお、便宜上、共通バッファ33と出力バッファ37とをまとめて第1のバッファと言う。また、共通バッファ34と入力バッファ38とをまとめて第2のバッファと言う。更に、共通バッファ35と入力バッファ31とをまとめて第3のバッファと言う。更に、共通バッファ32と出力バッファ36とをまとめて第4のバッファと言う。
【0026】
次に、図5に示す回路の基本動作を説明する。
【0027】
ネットワークプロセッサ2270は、ローカルスイッチ222からセルを受け取り、入力バッファ35に出力する。セルの入力は、入力IN0とIN1の2系統ある。入力バッファ35は受取ったセルを共通バッファ31に出力する。これにより、共通バッファ31にはセルのキューが形成される。共通バッファ31内のセルは、後述するスケジューリング処理に従い読み出され、スイッチ部23に送られる。
【0028】
スイッチ部23の共通バッファ33は、インタフェース部2200から送られたセルを格納する。共通バッファ33に格納されたセルは、後述するスケジューリング処理に従い読み出され、出力バッファ37に一旦格納された後、メインスイッチ部232に送られる。メインスイッチ部232は、受取ったセルをスイッチングする。
【0029】
メインスイッチ部232からのセルは、入力バッファ38に一旦格納された後、共通バッファ34に格納される。共通バッファ34に格納されたセルは、後述するスケジューリング処理に従い読み出され、インタフェース部2200に送られる。インタフェース部2200の共通バッファ32は、受取ったセルを格納する。そして、後述するスケジューリング処理に従いセルが共通バッファ32から読み出され、一旦出力バッファ36に格納される。そして、出力バッファ36から読み出されたセルは、ネットワークプロセッサ2270に出力される。ネットワークプロセッサ2270は、出力系OUT0又はOUT1を介して、受取ったセルをローカルスイッチ部222に出力する。
【0030】
後述するように、入力バッファ35、38及び出力バッファ36、37の各々は、QoSクラス毎にバッファ(キュー)を有している。QoSクラスは例えば、固定ビットレートのサービス、可変ビットレートのサービス、無制限ビットレートのサービス、アベイラブル(available)ビットレートのサービスや、マルチキャストのサービスなどがある。QoSサービス単位はインタフェース毎に任意に設定可能である。
バックプレッシャ制御の概要
図5には、本発明の第1の実施の形態で用いられるバックプレッシャ信号BP1、BP2、BP3、BP4及びBP5を示している。バックプレッシャ信号BP1は、スイッチ部23のインタフェース部2300内の共通バッファ33又は出力バッファ37が所定の状態になると生成される。所定の状態とは例えば、輻輳した状態又は輻輳が予期される状態である。輻輳が予期される状態を含めて、輻輳と定義しても良い。
【0031】
バックプレッシャ信号BP1は、L3処理部22のインタフェース部2200の内部に設けられた共通バッファ31からのセル読み出し動作を停止させる。図5に示すバックプレッシャ信号BP1の矢印は論理的な流れを示し、好ましくは、バックプレッシャ信号BP1をセルで構成する。このセルをフロー制御セルと言う。つまり、インバンドフロー制御でバックプレッシャ信号BP1を伝送する。具体的には、共通バッファ33又は出力バッファ37が所定の状態になると、スケジューリング処理が共通バッファ34を介してフロー制御セルをインタフェース部2200の共通バッファ32に送る。共通バッファ32からフロー制御セルが読み出されると、スケジューリング処理は共通バッファ31のセル読み出し動作を停止させる。
【0032】
バックプレッシャ信号BP2は、L3処理部22のインタフェース部2200内部の共通バッファ32又は出力バッファ36が所定の状態になると生成される。バックプレッシャ信号BP2は、スイッチ部23のインタフェース部2300内部に設けられた共通バッファ33からのセル読み出し動作を停止させる。図5に示すバックプレッシャ信号BP2の矢印は論理的な流れを示し、好ましくは、バックプレッシャ信号BP2をフロー制御セルで構成する。フロー制御セルの物理的な流れは次の通りである。共通バッファ32又は出力バッファ36が所定の状態になると、スケジューリング処理が共通バッファ31を介してフロー制御セルをインタフェース部2300の共通バッファ33に送る。共通バッファ33からフロー制御セルが読み出されると、スケジューリング処理は共通バッファ33のセル読み出し動作を停止させる。
【0033】
なお、後述するように、バックプレッシャ信号BP2はリンクレベルのフロー制御、つまりインタフェース部2300〜2307に設けられた全ての共通バッファ33の読み出しを停止させることもできる。この制御は、後述するバックプレッシャ信号BP5と協働して行なわれる。
【0034】
バックプレッシャ信号BP3は、スイッチ部23のインタフェース部2300内部の共通バッファ34又は入力バッファ38が所定の状態になると生成される。バックプレッシャ信号BP3は、スイッチ部23のインタフェース部2300内部に設けられた共通バッファ33からのセル読み出し動作を停止させる。図5に示すバックプレッシャ信号BP3の矢印は論理的な流れを示し、好ましくは、バックプレッシャ信号BP2をフロー制御セルで構成する。具体的には、共通バッファ34又は入力バッファ38が所定の状態になると、スケジューリング処理が共通バッファ31を介してフロー制御セルをインタフェース部2300の共通バッファ33に送る。共通バッファ33からフロー制御セルが読み出されると、スケジューリング処理は共通バッファ33のセル読み出し動作を停止させる。
【0035】
バックプレッシャ信号BP4は、出力OUT0、OUT1単位に共通バッファ32のセル読み出しを制御する。出力OUT0又はOUT1の先にあるローカルスイッチ225(図3参照)などに設けられている内部バッファが所定の状態になったとき、ネットワークプロセッサ2270は専用線を介して共通バッファ32にバックプレッシャ信号BP4を送出する。
【0036】
バックプレッシャ信号BP5は、後述するバックプレッシャ・バスを介してシリアルに伝送される信号である。バックプレッシャ・バスは、インタフェース部2300〜2307を相互に接続する。バックプレッシャ信号BP5は、インタフェース部2300〜2307内部の共通バッファ33のセル読み出しを同時に停止させる。バックプレッシャ信号BP5による読み出しは、後述するように、QoSクラス単位(サービスクラスとも言う)及びバッファ単位に停止させることができる。
インタフェース部220 0 〜220 7 内に設けられた共通バッファ31のスケジューリング処理
インタフェース部2200〜2207の共通バッファ31のスケジューリング処理について、図6を参照して説明する。
【0037】
図6は、このスケジューリング処理を行うスケジューラの一構成例を示す図である。図6のスケジューラ(以下、第1のスケジューラと言う)は、インタフェース部2200〜2207の共通バッファ31に対応したアドレスキュー部410〜417、マルチキャストすべきセルのアドレスを格納するアドレスキュー部45、アドレスキュー部410〜417の出力を選択するセレクタ44、及びセレクタ44の出力及びアドレスキュー部45の出力を選択するセレクタ45とを具備する。前述した図1から図5までの図には、便宜上第1のスケジューラの図示を省略してある。上記第1のスケジューラは、図5の▲1▼の部分の読み出しを制御する。
【0038】
アドレスキュー部410〜417の各々は、クラスに対応した数のキュー430〜437を有する。この例では、クラス0からクラス7までの8つのクラスがある場合を想定している。これらのキュー430〜437に、対応する共通バッファ31に格納されたセルのアドレスポインタ値が格納される。例えば、クラス0のセルが共通バッファ31に格納された場合には、このセルのアドレスポインタ値がアドレスキュー部410のキュー430に格納される。各キュー430〜437はFIFO形式のメモリで構成される。アドレスキュー部45には、マルチキャストすべきキューが格納された共通バッファ31のアドレスポインタ値が格納される。
【0039】
セレクタ42は、クラス間のスケジューリングに従い、読み出すべきキューを選択する(調停する)。このスケジューリングの選択論理は、重み付けラウンド・ロビン方式(Weighted Round Robin:以下、WRR方式と言う)とする。通常のラウンド・ロビン方式(RR方式)が単純な巡回選択であるのに対し、WRR方式は巡回するキューに重み付けを設定することが可能である。この重み付けは、そのキューから連続で読み出しを行なうことができる最高回数を規定するもので、全てのキューの重み付けを1とした場合には、WRR方式はRR方式と同一になる。初期化後、キュー430から選択を行ない、キューがエンプティ又は連続読み出しを行なったという条件で、次のパケット時間において次のクラスの読み出しへと移行する。重み付けは、各クラス毎に設定できる。例えば、インタフェース部2200〜2207に共通としても良い。
【0040】
このようにして、アドレスキュー部410〜417の各々でクラス間のスケジューリングが行なわれる。
【0041】
セレクタ44は、アドレスキュー部410〜417の中から、セルを読み出すべきアドレスキュー部を選択するスケジューリング処理を行う。選択論理は、例えばRR方式である。
【0042】
セレクタ46は、セレクタ44の出力とマルチキャストのアドレスキュー部45の出力とのいずれか一方を選択する。この選択論理は、セレクタ44からの出力が無い時、換言すれば、アドレスキュー部410〜417の各共通バッファ31から読み出すべきユニキャストのセルが無い場合に限り、マルチキャストの読み出しを行なう。この場合には、共通バッファ31内のマルチキャストキュー(バッファ)が読み出し対象となる。マルチキャストキューにも読み出すべきセルが存在しない場合には、そのセル時間はセルを読み出さない。
【0043】
このようにして、第1のスケジューラはインタフェース部2200〜2207から読み出すべきセルのアドレスを決定する。
【0044】
なお、第1のスケジューラは後述するバックプレッシャ信号BP2を形成するフロー制御セルを送出するために、強制的に1セルだけ無効セルを挿入し、バッファからのセル読み出しを行なわない時間を作ることができる。
バックプレッシャ信号BP1によるバックプレッシャ制御
以上のようにして、3通りのスケジューリングにより任意のパケット時間の読み出しキューを決定する。その際、バックプレッシャ信号BP1が上記スケジューラに通知されると、第1のスケジューラはバックプレッシャ信号BP1に従いセル読み出し処理を停止させる。以下に説明するように、バックプレッシャ信号BP1には2通りある。
【0045】
バックプレッシャ信号BP1がリンクレベルの場合、つまりスイッチインタフェース部23がスイッチインタフェース部22に対し全てのセルの読み出しの停止を要求する場合には、第1のスケジューラは図5に示すバックプレッシャ信号BP1を受け取り、図6に示すセレクタ46をディスエーブル状態とする。従って、セル読み出しのアドレスが共通バッファ31に供給されず、インタフェース部2200〜2207からのセルの読み出しは停止する。
【0046】
これに対し、バックプレッシャ信号BP1がポート単位(回線単位)の場合、例えばスイッチインタフェース部23のインタフェース部2300内部の共通バッファ33が輻輳してしまう可能性がある。よって、共通バッファ31からのセル読み出しの停止を要求する場合には、第1のスケジューラは図5に示すバックプレッシャ信号BP1を受け取り、図6に示すセレクタ42をディスエーブル状態とする。従って、インタフェース部2200の共通バッファ31からのセル読み出しは停止する。
インタフェース部220 0 〜220 7 の内部に設けられた共通バッファ32のスケジューリング処理
インタフェース部2200〜2207の共通バッファ32のスケジューリング処理は、第2のスケジューラが行なう。第2のスケジューラは、図5の▲2▼の部分のセル読み出しを制御する。
【0047】
図7は、第2のスケジューラの一構成例を示す図である。第2のスケジューラは、出力OUT0とOUT1にそれぞれ対応したアドレスキュー部470、471と、アドレスキュー部470、471の出力を選択するセレクタ51とを具備する。各アドレスキュー部470、471は、8つのクラスに対応するキュー480〜487、マルチキャストに対応するキュー488、これらのキューの1つを選択するセレクタ49、及びセレクタ49とキュー488のいずれかを選択するセレクタ50とを有する。
【0048】
第2のスケジューラは、各パケット時間毎に、どのQoSクラスに対応するキューを読み出すかを決定する。このための選択処理には、以下の2つがある。第1の論理は出力OUT0、OUT1間の調停であり、第2の論理はQoSクラス間の調停である。
【0049】
第1の論理は、各パケット時間毎にOUT0とOUT1のどちら宛のパケットを読み出すかを決定する。この選択は、パケット時間毎に固定的に交互にOUT0とOUT1を読出すものである。このために、2パケット時間毎のマルチフレームを生成し、この前半でOUT0、後半でOUT1の読み出しを行う。
【0050】
第2の論理は、各出力OUT0、OUT1毎に、8つのクラス対応のキュー480〜487、及び1つのマルチキャスト用キュー488の中から読み出すキューを決定する。選択論理の一例として、まずフレームの連続性を保証する論理を最優先とし、次にユニキャストの8つのQoSについてのWRR方式を用い、最後にユニキャストとマルチキャストとの間の固定優先度に従った選択とする。レームの連続性を保証する論理では、選択中のキューから連続してセルを読み出すことができるように、アドレスポインタ値を対応するキューから読み出す。いずれのキューもフレーム読み出し状態にない場合に、次のWRR方式に移る。このWRR方式を用いた論理選択は、前述した共通バッファ31のスケジューリング処理で説明した選択と同様である。ただし、フレームの連続性を保証する必要があるため、重み付けはセルの連続読み出し回数ではなく、フレームの連続読み出しの最高回数となる。固定優先度に従った処理では、全てのクラスのキュー480〜487がエンプティの場合には、マルチキャストに対応するキュー488からアドレスポインタ値を読み出す。つまり、マルチキャストのフレームはユニキャストのフレームが存在する限り読み出されることはない。なお、全てのキュー480〜488がエンプティ状態の場合には、読み出しは無効である。
バックプレッシャ信号BP4によるバックプレッシャ制御
前述したように、バックプレッシャ信号BP4は、出力OUT0、OUT1単位に共通バッファ32のセル読み出しを制御する。出力OUT0又はOUT1の先にあるローカルスイッチ225(図3参照)などに設けられている内部バッファが所定の状態になったとき、ネットワークプロセッサ2270は専用線を介して共通バッファ32にバックプレッシャ信号BP4を送出する。バックプレッシャ信号BP4を受けた図7に示す第2のスケジューラは、バックプレッシャ信号BP4で指定された出力に対応するアドレスキュー部470、471の出力をマスクする。マルクすることで、読み出すべきパケットが存在しないものとする。つまり、アドレスキュー部470、471の出力を無効にする。
インタフェース部230 0 〜230 7 の内部に設けられた共通バッファ33のスケジューリング処理
インタフェース部2300〜2307の共通バッファ33のスケジューリング処理について、図8及び図9を参照して説明する。
【0051】
図8は、インタフェース部2300の共通バッファ33及び出力バッファ37の一構成例を示す図である。共通バッファ33は、前処理部53、共通バッファ33、アドレス制御部55、及びスケジューラ70を有する。スケジューラ(以下、第3のスケジューラと言う)は、キュー振り分け部56、アドレスキュー部570、571、及びセレクタ59を有する。出力バッファ37は、セル分配部66、FIFO形式のバッファ61、62、セレクタ630、631、及びFIFO形式のバッファ640、641を有する。第3のスケジューラは、図5の▲3▼の部分のセル読み出しを制御する。
【0052】
前処理部53は、L3処理部22の回線対応処理部220から受取ったセルを内部クロックに乗せ換えた後、固定長正規化処理を行う。セルは、アドレス制御部55が発行する格納アドレスに従い、共通バッファ33に格納される。この格納アドレスは例えば、アドレス制御部55の書き込みアドレス発行機能がシーケンシャルに発行する。各セルの宛先情報、発信元情報及びQoSなどの各情報は、アドレス制御部55を経由してキュー振り分け部56に出力される。
【0053】
キュー振り分け部56は、各セルに付与されている宛先情報、発信元情報及びQoSと上記格納アドレスをアドレス制御部55から受け取り、書き込みアドレス、つまりアドレスポインタ値をアドレスキュー部570又は571の内部キューに書き込む。
【0054】
アドレスキュー部570は入力IN0に対応し、内部に、インタフェース部2300〜2307に対応するキュー580〜587、図5のインタフェース部2288に対応するキュー588、及びマルチキャストに対応するキュー588を具備している。同様に、アドレスキュー部571は入力IN1に対応し、内部に、インタフェース部2300〜2307に対応するキュー580〜587、図5のインタフェース部2288に対応するキュー588、及びマルチキャストに対応するキュー588を具備している。セレクタ59は、アドレスキュー部570と571の出力を選択する。
【0055】
図9は、第3のスケジューラ70の一構成例を示す図である。スケジューラ70は、入力IN0、IN1内部のスケジューリング動作及び入力IN0、IN1間のスケジューリング動作を行う。第3のスケジューラ70は、入力IN0に対応してセレクタ65、66及び67を有する。図示を省略してあるが、第3のスケジューラ70は、入力IN1に対応して同様のセレクタを有する。
【0056】
セレクタ65は、アドレスキュー587と588との間のスケジューリングを行なう。つまり、このスケジューリングは、アドレスキュー580〜586間のスケジューリングの前段で行なわれる。このスケジューリングは例えば、RR方式で行なわれる。セレクタ65で選択されたアドレスポインタ値は、アドレスキュー580〜586とともにセレクタ66でスケジューリング処理される。このスケジューリングは例えば、RR方式で行なわれる。セレクタ65で選択されたアドレスポインタ値は、セレクタ67に送出される。セレクタ67は、セレクタ65の出力、つまりユニキャストのセルと、アドレスキュー589に格納されているアドレスポインタで指定されるマルチキャストのセルとの間のスケジューリングを行なう。このスケジューリングは、ユニキャストキューが存在しない場合にのみ、マルチキャストキューからの読み出しを可能とする。
【0057】
最後に、アドレスキューブ570と571のセレクタ67の出力をセレクタ59内部の図示を省略するセレクタで選択し(例えば交互に選択する)、選択したアドレスポインタ値をアドレス制御部55に出力する。アドレス制御部55の読み出しアドレス発行機能は、スケジューラ70から受取ったアドレス値に基づき、読み出しアドレスを発行して共通バッファ33に出力する。
【0058】
共通バッファ33から読み出されたセルは、出力バッファ37のキュー振り分け部60で、入力IN0に対応するバッファ61又は入力IN1に対応するバッファ62に振り分ける。セレクタ630と631はそれぞれ、バッファ61と62から読み出されたセルを選択して、図5に示すメインスイッチ部232に出力する。
バックプレッシャ信号BP5によるバックプレッシャ制御
図10は、バックプレッシャ信号BP5によるバックプレッシャ制御を説明するための図である。前述した図に記載の構成要素と同一のものには、同一の参照番号を付してある。また、図10は、図8を参照して説明したインタフェース部2300の内部構成を概略的に示している。同様に、インタフェース部2307の内部構成も示している。
【0059】
前述したように、バックプレッシャ信号BP5は、バックプレッシャ・バスを介してシリアルに伝送される信号である。このバックプレッシャ・バスを、図10において参照番号71で示す。バックプレッシャ・バス71は、インタフェース部2300〜2307を相互に接続する。
【0060】
図10に示す“RDY”は、フロー制御セルによりインタフェース部2200から通知されたバックプレッシャ信号BP2を意味する。このバックプレッシャ信号BP2は前述したポート単位の要求の他、リンクレベルのバックプレッシャを要求も含む。バックプレッシャBP2が所定の値の時、バックプレッシャBP2はクラス単位でかつ全てのインタフェース部2300〜2307の対応するバッファからの読み出しの停止(リンクレベルのバックプレッシャ)を要求する。例えば、図10に示す例では、クラスj(jはクラス0から7のいずれか)とマルチキャストに関してセル読み出しの停止が求められている。
【0061】
このようなバックプレッシャ信号BP2を受けた第3のスケジューラは、自インタフェース2300のキュー58jと、マルチキャストに対応するキュー589を制御して、これらのバッファからのセル読み出しを停止させる。具体的には、図9に示すセレクタ66と67の選択論理において、キュー58jと589を選択しないようにする。同時に、第3のスケジューラは、バックプレッシャ・バス71を介してバックプレッシャ信号BP5を他のインタフェース部2301〜2307に出力する。このバックプレッシャ信号BP5は、キュー58jと589を指定する情報を含む。図10には、バックプレッシャ信号BP5がインタフェース部2307のキュー58jと589のセル読み出し停止を指示している様子を示している。
【0062】
上記バックプレッシャの制御により、全てのインタフェース部2300〜2307からのインタフェース部2200宛セルの送出を停止させることができる。
バックプレッシャ信号BP3によるバックプレッシャ制御
前述したように、バックプレッシャ信号BP3は、スイッチ部23のインタフェース部2300内部の共通バッファ34又は入力バッファ38が所定の状態になると生成される。
【0063】
図11は、インタフェース部2300の入力バッファ38と共通バッファ34を模式的に図示してある。図11の構成は、出力OUT0とOUT1に対応するバッファ690、691とセレクタ72とを有する。バッファ690又は691の使用量が所定のしきい値を超えた場合には、メインスイッチ部232へバックプレッシャ信号BP3を出力する。前述したように、バックプレッシャ信号BP3は、フロー制御セルで構成される。バッファ690又は691にセルが滞留するのは、風呂ー制御セルが集中した場合のみであり、通常ではメインスイッチ部232からの受信レートよりもバッファ690、691からの送信レートの方が高い。よって、バッファ690、691にはセルが溜まり難く、フロー制御セルのトラヒックが集中しない限り、バックプレッシャ信号BP3がイネーブルになることはない。
【0064】
バックプレッシャ信号BP3を受けたメインスイッチ部232は、図12に示すように、デマルチプレクサ37の対応する入力(図12の例では、入力IN0)のバッファ640に出力する。この結果、バッファ640のセル読み出しは停止される。
バックプレッシャ信号BP1の生成
図13に、バックプレッシャ信号BP1の生成の一例を示す。図示する例は、インタフェース部2300における入力IN0の出力バッファ37を構成するバッファ61内部のクラスjに対応するキュー58jが輻輳した場合又は輻輳する可能性がある場合に、バックプレッシャ信号BP1が生成される。前述したように、バックプレッシャBP1は、フロー制御セルで形成される。
【0065】
インタフェース部2300は、セル滞留カウンタ75を具備している。セル滞留カウンタ75は、共通バッファ33に格納される各クラスのセル、図5に示すメインプロセッサ2278宛のセル、及びマルチキャストされるセルをそれぞれカウントする。図13に示すセル滞留カウンタ75内部のキューを示す参照番号580〜589は、それぞれのカウンタを示す。カウント値は例えば、流入したセルの総数、又は所定時間内で流入したセルの数(セルの流量)を示す。流入したセルの総数又は流量に対するしきい値が設定されている。セル滞留カウンタ75内部に設けられた比較器は、カウント値と所定のしきい値とを比較する。比較結果がしきい値超え又は流量超過を示している場合には、バックプレッシャ信号BP1を形成するフロー制御セルが出力OUT1に送られる。このフロー制御セルは、キュー58jを識別する情報やユニキャスト・マルチキャストを識別する情報を含む。
バックプレッシャ信号BP5の生成
図14に、バックプレッシャ信号BP5の生成の一例を示す。図示する例は、インタフェース部2300における入力IN0の共通バッファ33に流入するセルのしきい値超え又は流量超過が発生した場合には、バックプレッシャ信号BP2に相当する前述のRDY信号をフロー制御セルでインタフェース部2200に送出する。
バックプレッシャ信号BP5によるバックプレッシャ制御の他の例
図10を参照して説明したバックプレッシャ信号BP5によるバックプレッシャ制御は、全てのインタフェース部2300〜2307からのインタフェース部2200宛セルの送出を停止させるものであった(リンクレベルの制御)。これに対し、図15を参照して以下に説明するバックプレッシャ制御は、クラス単位の制御である。
【0066】
図15は、L3処理部22の回線対応処理部227内部のインタフェース部2207に設けられた出力バッファ36内のあるクラスに対応するキュー内のセル数又は流量が所定のしきい値を超えた場合を示す。この場合、バックプレッシャ信号BP2を形成するフロー制御セルFCがインタフェース部2207から対応するインタフェース部2307に送出される(図15のステップ[1])。フロー制御セルFCを受信すると、インタフェース部2307はバックプレッシャ・バス71を介して、フロー制御セルFCと同一情報を具備するバックプレッシャ信号BP5を自装置のほか、他の全てのインタフェース部2300〜2306に出力する(ステップ[2])。インタフェース部2307は、受取ったフロー制御セルFCをインタフェース部2207に送出する(ステップ[3])。ステップ[2]でバックプレッシャ信号BP5を受取った各インタフェース部2300〜2306は、対応するFCパケットをインタフェース部2200〜2206に送出する(ステップ[4])。
固定長セル化に伴うフラグメント効率の悪化対策
可変長パケットを固定長セルに変換(フラグメント化)する際、固定長セルのペイロード部を構成するバイト数に満たないデータはパディングされる。このパディングによって実効スループットが低下し、帯域の無駄使いが発生する。この帯域悪化を防ぐためには、メインスイッチ部232を可変長セルも扱える構成とすることが好ましい。メインスイッチ部232の同一出力ポートを目指すセルが蓄積される出力バッファのセル滞留量に応じて、複数個のセルを結合した形でメインスイッチ部232に送出する(マルチアクセル方式:Multi Adjoining Combined Cell)。
【0067】
今、各入力ポートの物理帯域をBwpとし、セル転送時間をm、セルとセルの間隔をnとすると、実効帯域BwaはBwa=Bwp×m/(m+n)となる。マルチアクセルとしてn=3としたトリプルアクセルの場合、Bwa=Bwp×3m/(3m+n)となり、効率の向上が可能となる。
第1の実施の形態の効果
以下、本発明の第1の実施の形態の主な効果について説明する。
【0068】
第1に、可変長セルを変換して得られた固定長セルをスイッチングするので、各種インタフェースの速度差を効果的に吸収でき、スイッチングによるゆらぎを低減することができる。よって、ATMやEthernetなどの各種インタフェースに対するQoS制御及びバックプレッシャ制御を効果的かつ効率的に行なうことができる。
【0069】
第2に、L3処理部22のインタフェース部2200〜2207の出力側からスイッチ部23のインタフェース部2300〜2307の入力側へのバックプレッシャ信号BP2を、メインスイッチ部232をバイパスするようにしたので、バックプレッシャレイテンシーを低減し、バッファを有効に利用することができ、メインスイッチ部の入出力ポートの帯域を効率的に使用することができる。
【0070】
第3に、スイッチ部23のインタフェース部2300〜2307が輻輳又は輻輳が予期される状態になった時には、インタフェース部2200〜2207の出力側の共通バッファ32でセルを廃棄するのではなく、入力側の共通バッファ33でセルを廃棄することとしたため、輻輳発生時のサービス低下を局所化することができる。
【0071】
第4に、フロー制御セルを用いたフローレベル、及びバックプレッシャ・バス71を利用したリンクレベルの2段階のバックプレッシャ制御を設けたので、バックプレッシャ制御を効率的かつ効果的に行なうことができる。
第2の実施の形態
本発明の第2の実施の形態は、前述した従来技術の問題点、つまり異なるネットワークを効率よく収容して効率的な中継処理を行えない問題点を解決するもので、特に先に示した従来技術の第2の問題点を解決するものである。
【0072】
図16は、前述した第2の問題点を示す図、図17はこの問題点を解決する本発明の第2の実施の形態を示す図である。
【0073】
図16(A)は、従来のL3処理部と回線終端部を示す。L3処理部は、スイッチインタフェース部324、ローカルスイッチ部325及び回線インタフェース部326を有する。回線終端部は、L3インタフェース部313及び物理層処理部314を有する。L3処理部は、出力回線単位でバッファを具備しており、出力回線単位にバックプレッシャ制御を行なう。出力回線単位のバックプレッシャ制御なので、前述したように、ルータ全体のバッファを効率的に利用することができない。
【0074】
図16(B)は別の従来例を示す。L3処理部は、スイッチインタフェース部424、ローカルスイッチ部425及び回線インタフェース部を有する。ローカルスイッチ部425は共通バッファで構成されている。共通バッファ425は、出力回線(ポート)をアグリゲートする。前述したように、ある出力回線のバックプレッシャ制御の要求を受けると、出力回線が輻輳していないデータまでバックプレッシャの影響を受けてしまい、データを出力できないブロッキング状態が発生してしまう。
【0075】
図17(A)及び(B)は、上記問題点を解決する構成である。図中、前述した構成要素と同一のものには同一の参照番号を付してある。図17(A)は物理的なバックプレッシャ信号の流れを示し、図17(B)は論理的なバックプレッシャ信号の流れを示す。ローカルスイッチ部225は、大容量のバッファ227を有している。バッファ227は、出力回線単位に内部バッファを具備している。ローカルスイッチ部225は、スイッチインタフェース部224からのセルを出力回線単位に振り分けて、対応する内部バッファにセルを格納する。図17(B)に示すように、出力回線毎のバックプレッシャ信号は、論理的に内部バッファに1対1に対応している。ローカルスイッチ部225は、バックプレッシャ信号を終端し、出力回線毎にセルを廃棄する。従って、図16(B)に示すようなブロッキングの発生を回避することができる。
第3の実施の形態
本発明の第3の実施の形態は、前述した従来技術の問題点、つまり異なるネットワークを効率よく収容して効率的な中継処理を行えない問題点を解決するもので、特に先に示した従来技術の第3の問題点を解決するものである。
【0076】
図18は、本発明の第3の実施の形態を示す図である。図中、前述した構成要件と同一のものには同一の参照番号を付してある。二重化構成においては、運用系のバックプレッシャか非運用系のバックプレッシャを判別することが好ましい。非運用系からのバックプレッシャ制御の要求を受けた運用系は、セル送信を停止することをしないで、この要求を破棄する。運用系か非運用系かの判断は、例えば装置状態を示す信号を参照する。つまり、バックプレッシャ信号の中に運用系/非運用系を示すフラグを設けておけば良い。
【0077】
図18に示すように、非運用系からのバックプレッシャ信号は運用系で破棄されている。これに対し、運用系から非運用系へのバックプレッシャ信号は非運用系で破棄されず、各ポイントで受付けられる。
第4の実施の形態
本発明の第4の実施の形態は、前述した従来技術の問題点、つまり異なるネットワークを効率よく収容して効率的な中継処理を行えない問題点を解決するもので、特に先に示した従来技術の第4の問題点を解決するものである。
【0078】
図19は、本発明の第4の形態を示す図である。図19において、前述した構成要素と同一のものには同一の参照番号を付してある。回線終端部21は、バッファ容量監視部215を有する。バッファ容量監視部215は、物理層処理部214内部の回線対応(ポート対応)の内部バッファの容量を監視しており、監視結果を直接ローカルスイッチ部227に知らせる。また、回線インタフェース部226及びL3インタフェース部213をバッファレスの構成とする。これにより、ローカルスイッチ部225と物理層処理部214との間でセルをバッファリングしないので、バックプレッシャ制御が要求された場合でもバッファリングされることがない。バックプレッシャ制御の解除後もセルはバッファリングされないので、バーストで出力回線へデータが送出されることがない。
【0079】
このようにして、セルのゆらぎや遅延を最小限に抑えることができる。
【0080】
以上、本発明の実施の形態を説明した。本発明は、上述した第1ないし第4の実施の形態に限定されるものではなく、他の様々の実施の形態を含むものである。
【0081】
以下、本発明の特徴の一部を列挙する。
【0082】
(付記1) 異なるインタフェース間のスイッチング機能を有する通信装置において、
固定長のデータをスイッチングするメインスイッチ部と、該メインスイッチ部の入力及び出力にそれぞれ設けられた第1及び第2のバッファを具備するインタフェース部とを設けたスイッチ部を有することを特徴とする通信装置。
【0083】
(付記2) 前記通信装置は更に、前記スイッチ部に接続され、所定のプロトコルに従った処理を行う処理部を有し、
該処理部は前記第1及び第2のバッファに接続する第3及び第4のバッファを有し、
前記第1のバッファが所定の状態になった時に、前記第3のバッファに対しバックプレッシャ制御を行うことを特徴とする付記1記載の通信装置。
【0084】
(付記3) 前記通信装置は更に、前記スイッチ部に接続され、所定のプロトコルに従った処理を行う処理部を有し、
該処理部は前記第1及び第2のバッファに接続する第3及び第4のバッファを有し、
前記第4のバッファが所定の状態になった時に、前記第1のバッファに対しバックプレッシャ制御を行なうことを特徴とする付記1記載の通信装置。
【0085】
(付記4) 前記第2のバッファが所定の状態になった時に、前記第1のバッファに対しバックプレッシャ制御を行うことを特徴とする付記1記載の通信装置。
【0086】
(付記5) 前記通信装置は更に、前記スイッチ部に接続され、所定のプロトコルに従った処理を行う処理部を有し、
該処理部は前記第1及び第2のバッファに接続する第3及び第4のバッファを有し、
前記処理部に接続された装置からのバックプレッシャ制御の要求を受けると、前記第4のバッファに対しバックプレッシャ制御を行うことを特徴とする付記1記載の通信装置。
【0087】
(付記6) 前記バックプレッシャ制御の要求は、所定のフロー制御セルで形成されることを特徴とする付記2ないし4のいずれか一項記載の通信装置。
【0088】
(付記7) 前記バックプレッシャ制御は、所定のQoSクラス単位に行なわれることを特徴とする付記2ないし5のいずれか一項記載の通信装置。
【0089】
(付記8) 前記バックプレッシャ制御は、回線単位に行なわれることを特徴とする付記2ないし5のいずれか一項記載の通信装置。
【0090】
(付記9) 前記所定の状態は、所定のQoSクラス単位に判断することを特徴とする付記2ないし4のいずれか一項記載の通信装置。
【0091】
(付記10) 前記所定の状態は、回線単位に判断することを特徴とする付記2ないし4のいずれか一項記載の通信装置。
【0092】
(付記11) 前記処理部は、前記スイッチ部から受取ったデータを回線対応の内部バッファに供給するローカルスイッチを有することを特徴とする付記2記載の通信装置。
【0093】
(付記12) 前記処理部は、前記スイッチ部から受取ったデータを一旦格納するバッファを具備したローカルスイッチを有し、該ローカルスイッチは該バッファからデータを読み出して回線対応の内部バッファに供給するローカルスイッチを有することを特徴とする付記2記載の通信装置。
【0094】
(付記13) 前記通信装置は前記処理部と回線との間に設けられた終端部を有し、
該終端装置は回線毎に設けられたバッファと、該バッファの容量を監視して前記スイッチ部から受取ったデータを一旦格納するバッファを制御する監視部とを有することを特徴とする付記12記載の通信装置。
【0095】
(付記14) 前記スイッチ部は二重化構成であり、非運用系からのバックプレッシャ制御の要求を受けた運用系は、バックプレッシャ制御の要求を破棄することを特徴とする付記1ないし12のいずれか一項記載の通信装置。
【0096】
(付記15) 異なるインタフェース間のスイッチング機能を有する通信装置において、
固定長のデータをスイッチングするメインスイッチ部と、該メインスイッチ部の入力及び出力にそれぞれ設けられた第1及び第2のバッファを回線毎に複数個具備するインタフェース部とを有するスイッチ部を複数有することを特徴とする通信装置。
【0097】
(付記16) 前記通信装置は更に、前記スイッチ部に接続され、所定のプロトコルに従った処理を行う複数の処理部と、該複数の処理部に対し所定のバックプレッシャ信号を伝送するバスとを有することを特徴とする付記15記載の通信装置。
【0098】
(付記17) 前記複数のスイッチ部の各々は、前記バスを介してバックプレッシャ信号を受け取り、前記第1のバッファの読み出しを制御することを特徴とする付記16記載の通信装置。
【0099】
(付記18) 異なるインタフェース間のスイッチングを行なう通信制御方法において、
前記異なるインタフェースで扱われるデータに関連する固定長のデータを一旦バッファリングしてからスイッチングする段階と、
スイッチングされたデータを一旦バッファリングしてから、回線に向けて送出する段階と
を有する通信制御方法。
【0100】
(付記19) スイッチングする前のバッファリングが所定の状態になった時は、バックプレッシャ制御の要求をスイッチングをバイパスして、他の装置に送出することを特徴とする付記18記載の通信制御方法。
【0101】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、異なるネットワークを効率よく収容して効率的に中継処理を行える通信装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ネットワーク構成の一例を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態によるルータの構成を示すブロック図である。
【図3】図2の各部の内部構成例を示すブロック図である。
【図4】レイヤ2の終端処理とレイヤ3のルーティング処理を示す図である。
【図5】L3処理部22及びスイッチ部23の基本構成を示すブロック図である。
【図6】第1のスケジューラの一構成例を示す図である。
【図7】第2のスケジューラの一構成例を示す図である。
【図8】インタフェース部の共通バッファ及び出力バッファの一構成例を示す図である。
【図9】第3のスケジューラの一構成例を示す図である。
【図10】バックプレッシャ信号によるバックプレッシャ制御を説明するための図である。
【図11】インタフェース部の入力バッファと共通バッファを模式的に図示してある。
【図12】バックプレッシャ信号によるバックプレッシャ制御を説明するための図である。
【図13】バックプレッシャ信号の生成の一例を示す図である。
【図14】別のバックプレッシャ信号の生成の一例を示す。
【図15】L3処理部の回線対応処理部内部のインタフェース部に設けられた出力バッファ内のあるクラスに対応するキュー内のセル数又は流量が所定のしきい値を超えた場合を示す。
【図16】第2の問題点を示す図である。
【図17】本発明の第2の実施の形態を示す図である。
【図18】本発明の第3の実施の形態を示す図である。
【図19】本発明の第4の実施の形態を示す図である。
【符号の説明】
22 L3処理部
220〜228 回線対応処理部
23 スイッチ部
31〜34 共通バッファ
35、38 入力バッファ
36、37 出力バッファ
2200〜2208 インタフェース部
2300〜2307 インタフェース部
232 メインスイッチ部
Claims (5)
- 異なるインタフェース間のスイッチング機能を有する通信装置において、
固定長のデータをスイッチングするメインスイッチ部と、該メインスイッチ部の入力及び出力にそれぞれ設けられた第1及び第2のバッファを具備するインタフェース部とを設けたスイッチ部と、
前記スイッチ部に接続され、所定のプロトコルに従った処理を行う処理部を有し、
該処理部は前記第1及び第2のバッファに接続する第3及び第4のバッファを有し、
前記第1のバッファが所定の状態になった時に前記第3のバッファに対しバックプレッシャ制御を行い、前記第4のバッファが所定の状態になった時に前記第1のバッファに対しバックプレッシャ制御を行い、前記第2のバッファが所定の状態になった時に前記第1のバッファに対しバックプレッシャ制御を行い、、前記処理部に接続された装置からのバックプレッシャ制御の要求を受けると前記第4のバッファに対しバックプレッシャ制御を行うことを特徴とする通信装置。 - 前記バックプレッシャ制御の要求は、所定のフロー制御セルで形成されることを特徴とする請求項1記載の通信装置。
- 前記バックプレッシャ制御は、回線単位に行なわれることを特徴とする請求項1または2記載の通信装置。
- 前記スイッチ部は二重化構成であり、非運用系からのバックプレッシャ制御の要求を受けた運用系は、バックプレッシャ制御の要求を破棄することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項記載の通信装置。
- 前記インタフェース部は、前記第1及び第2のバッファを回線毎に複数個具備し、前記スイッチ部を複数有することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項記載の通信装置。
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