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JP3904414B2 - 小型滑走艇用エンジンの点火装置 - Google Patents

小型滑走艇用エンジンの点火装置 Download PDF

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  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、小型滑走艇用エンジンの点火装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、小型滑走艇のエンジンには小型の2サイクルエンジンが用いられていた。このため、シリンダヘッドの上方の空間には余裕があった。
したがって、従来の点火装置においては、シリンダヘッドのスパークプラグに対し、船体側に設けたイグニッションコイルから高圧コードを介して点火電流を供給していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の点火装置では、船体側に設けたイグニッションコイルからエンジンのスパークプラグまで高圧電流が流れるため、イグニッションコイルあるいはスパークプラグの表面ないし周辺に水滴がつくと、この水滴を介して電流がアース側に逃げてしまうという所謂リーク現象が起こり得た。
したがって従来の点火装置では、リークが発生しないように高電圧部分の防水やイグニッションコイルの配置・防水には特別の工夫が必要であった。
一方、近年においては、排気の低公害化や騒音の観点から、小型滑走艇に4サイクルエンジンを搭載しようとする動きが高まってきている。
しかしながら、4サイクルエンジンは、2サイクルエンジンに比べて、同じ排気量でもシリンダヘッドの構造等によりエンジンの全高が高くなることから、小型滑走艇の狭い船体内に4サイクルエンジンを搭載しようとすると、エンジン上方の空間に、2サイクルエンジンを搭載した場合ほどの余裕がなくなり、高圧コード等の余裕ある引き回しを行なうことが困難である。
【0004】
この発明の目的は、以上のような課題を解決し、4サイクルエンジンの搭載を可能にすると同時にリークも発生しない小型滑走艇用エンジンの点火装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1記載の小型滑走艇用エンジンの点火装置は、ハルとデッキとで囲まれた船体内に、ジェット推進ポンプを駆動するエンジンを設け、このエンジンのシリンダヘッドに火花点火用のスパークプラグを設けるとともに、このスパークプラグにキャップ一体型イグニッションコイルを設け,このキャップ一体型イグニッションコイルのキャップには雌型ケース状のコネクタ部を設けるとともに、前記シリンダヘッドの上面には、キャップを受け入れるための凹部と、この凹部に連なる水の逃がし溝を形成し、かつこの逃がし溝は、上記凹部から、前記雌型ケース状のコネクタ部の開口側へ向かって形成するとともに、逃がし溝の底面が上記凹部からキャップの雌型ケース状のコネクタ部の開口側へ向かうにしたがって下がり傾斜状に形成したことを特徴とする。
請求項2記載の小型滑走艇用エンジンの点火装置は、請求項1記載の小型滑走艇用エンジンの点火装置において、前記キャップ一体型イグニッションコイルをエンジンのシリンダヘッドに対して水密に取り付けたことを特徴とする。
請求項3記載の小型滑走艇用エンジンの点火装置は、請求項1記載の小型滑走艇用エンジンの点火装置において、前記キャップ一体型イグニッションコイルが防水構造であることを特徴とする。
請求項4記載の小型滑走艇用エンジンの点火装置は、請求項1〜3のうちいずれか1項に記載の小型滑走艇用エンジンの点火装置において、前記キャップ一体型イグニッションコイルをエンジンの最上部に設けたことを特徴とする。
請求項5記載の小型滑走艇用エンジンの点火装置は、請求項1〜4のうちいずれか1項に記載の小型滑走艇用エンジンの点火装置において、前記船体内に吸気を供給する吸気ダクトが船体に設けられているとともに、この吸気ダクトの船体内側開口よりも高い位置に前記キャップ一体型イグニッションコイルが設けられていることを特徴とする。
【0006】
【作用効果】
請求項1記載の小型滑走艇用エンジンの点火装置によれば、ハルとデッキとで囲まれた船体内に、ジェット推進ポンプを駆動するエンジンを設け、このエンジンのシリンダヘッドに火花点火用のスパークプラグを設けるとともに、このスパークプラグにキャップ一体型イグニッションコイルを設けてあるので、船体内に高電圧部分が露出しない。
したがって、船体内が濡れた場合でもリークが生じなくなる。したがってまた、リークによる失火が防げるのでハイドロカーボン等の増加も防止することができる。
また、エンジン上方の空間で高圧コード等を引き回す必要がなくなるので、小型滑走艇の狭い船体内に4サイクルエンジンを搭載することが可能になった。
請求項2記載の小型滑走艇用エンジンの点火装置によれば、請求項1記載の小型滑走艇用エンジンの点火装置において、前記キャップ一体型イグニッションコイルをエンジンのシリンダヘッドに対して水密に取り付けてあるので、プラグ回りに水が入らなくなる。
したがって、水の侵入による失火を確実に防止することができる。
請求項3記載の小型滑走艇用エンジンの点火装置によれば、請求項1記載の小型滑走艇用エンジンの点火装置において、前記キャップ一体型イグニッションコイルが防水構造であるので、イグニッションコイルへの水の回り込みを防止し、失火を確実に防止することができる。
請求項4記載の小型滑走艇用エンジンの点火装置によれば、請求項1〜3のうちいずれか1項に記載の小型滑走艇用エンジンの点火装置において、前記キャップ一体型イグニッションコイルをエンジンの最上部に設けてあるので、滑走時に船体内に水が入ってきたとしても、キャップ一体型イグニッションコイルは水から一番遠い場所に位置していることとなる。
したがって、リークによる失火を一層確実に防止することができる。
請求項5記載の小型滑走艇用エンジンの点火装置によれば、請求項1〜4のうちいずれか1項に記載の小型滑走艇用エンジンの点火装置において、前記船体内に吸気を供給する吸気ダクトが船体に設けられているとともに、この吸気ダクトの船体内側開口よりも高い位置に前記キャップ一体型イグニッションコイルが設けられているので、吸気ダクトを介して船体内に流入する水の飛沫がイグニッションコイルにかかりにくくなる。
したがって、リークによる失火をより一層確実に防止することができる。
請求項6記載の小型滑走艇用エンジンの点火装置によれば、請求項1〜5のうちいずれか1項に記載の小型滑走艇用エンジンの点火装置において、前記キャップ一体型イグニッションコイルのキャップには雌型ケース状のコネクタ部が設けられているとともに、シリンダヘッドの上面には、キャップを受け入れるための凹部と、この凹部に連なる水の逃がし溝が形成され、かつこの逃がし溝は、上記凹部から、前記雌型ケース状のコネクタ部の開口側へ向かって形成されているとともに、逃がし溝の底面が上記凹部からキャップの雌型ケース状のコネクタ部の開口側へ向かうにしたがって下がり傾斜状に形成されているので、エンジン上部のキャップ一体型イグニッションコイル回りに水がかかったとしても、その水は、上記逃がし溝によってキャップ一体型イグニッションコイルの回りから速やかに排出されることとなる。
また、逃がし溝は、上記凹部から、キャップの雌型ケース状のコネクタ部の開口側へ向かって下り傾斜状に形成されているので、水が排出される際、この水がコネクタの開口へ向かわなくなる。
したがって、リークによる失火をさらに層確実に防止することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明に係る小型滑走艇用エンジンの点火装置の一実施の形態を用いた小型滑走艇の一実施の形態を示す概略側面図、図2は同じく平面図、図3は図1におけるIII−III部分拡大断面図(部分省略断面図)である。
【0008】
これらの図(主として図1)に示すように、この小型滑走艇10は、鞍乗り型小型船舶であり、船体11上のシート12に乗員が座り、スロットルレバー付きの操舵ハンドル13を握って操行可能である。
船体11は、ハル14とデッキ15とを接合して内部に空間16を形成した浮体構造となっている。空間16内において、ハル14上には、エンジン20が搭載され、このエンジン20で駆動される推進手段としてのジェットポンプ(ジェット推進ポンプ)30がハル14後部に設けられている。
船体11には、船体内(空間16)に吸気を供給する吸気ダクト18が設けられている。
【0009】
ジェットポンプ30は、船底に開口した取水口17から船体後端に開口した噴流口31およびノズル32に至る流路33と、この流路33内に配置されたインペラ34とを有しており、インペラ34のシャフト35がエンジン20の出力軸20aに連結されている。したがって、エンジン20によりインペラ34が回転駆動されると、取水口17から取り入れられた水が噴流口31からノズル32を経て噴出され、これによって船体11が推進される。エンジン20の駆動回転数、すなわちジェットポンプ30による推進力は、前記操作ハンドル13のスロットルレバー13a(図2参照)の回動操作によって操作される。ノズル32は、図示しない操作ワイヤーで操作ハンドル13と連係されていて、ハンドル13の操作で回動操作され、これによって進路を変更することができる。
なお、40は燃料タンク、41は収容室である。
【0010】
図4は主としてエンジン20を示す図で、図1におけるIV−IV部分拡大断面図(部分省略断面図)である。図5はエンジン20を斜め後方から見た概略斜視図、図6は部分透視側面図、図7は図6を正面とした場合のシリンダヘッドおよびそのカバーを示す平面図である。
このエンジン20はDOHC型で直列4気筒の4サイクルエンジンであり、図1に示すように、そのクランクシャフト(出力軸20a参照)が船体11の前後方向に沿うように配置されている。
図4に示すように、船体11の進行方向に向かってエンジン20の左側に吸気口(吸気ポート)21が配置され、右側に排気口(排気ポート)24が配置されている。
【0011】
吸気口21には、吸気ダクト22とサージタンク(インテークチャンバ)23とが連結され、このサージタンク23に対し、その直下において、インタークーラ50が接続配置されている。52,53はインタークーラ50のエンジン20への取付ブラケットである。
インタークーラ50は、図4,図5に示すように、エンジン20のすぐ後方に配置された過給器(ターボチャージャ)70のコンプレッサ部71に配管72で接続されて連通する吸気入り口51iと、前記サージタンク23の吸気入り口23aにチューブ51cで接続された出口51oとを有するケース51と、このケース51内に収容された熱交換ユニットである冷却ユニット60(図4参照)とを備えている。
図5において、91,92はインタークーラー50に接続された冷却水ホースである。
【0012】
一方、図4に示すようにエンジン20の排気口24には、排気マニホルド25が設けられており、この排気マニホルド25における排気出口25o(図5参照)が、ターボチャージャ70のタービン部73に接続されている。
なお、タービン部73にてタービンを回転させた排気は、図1、図2に示すように、排気管74,転覆時の水の逆流(ターボチャージャ70等への水の侵入)を防止するための逆流防止室75,ウォーターマフラー76,および排気・排水管77を経てジェットポンプ30による水流内へと排出される。
【0013】
図6に示すように、エンジン20のシリンダヘッド26には、火花点火用のスパークプラグ27が設けられているとともに、このスパークプラグ27には、キャップ一体型イグニッションコイル80が設けられている。
キャップ一体型イグニッションコイル80は、キャップ81とこれと一体のイグニッションコイル部82とを有しており、イグニッションコイル部82を、シリンダヘッド26の穴26aに挿入してその下部82aをスパークプラグ27の頭部27aと結合させることによって、イグニッションコイル部82がスパークプラグ27と電気的に接続されている。
キャップ81の内部には、イグニッションコイル部82を作動させるためのスイッチング回路等が内蔵されている。
図6,図7に示すようにキャップ81の右側面には、雌型ケースを有するコネクタ部83が形成されており、このコネクタ部83に、図示しない制御回路に接続された、雄型ケースを有するコネクタ84が差し込まれることによって、上記スイッチング回路等が制御回路に接続される。なお、コネクタ部83およびコネクタ84のコネクタピン自体はどちらが雄であってもかまわない。
【0014】
シリンダヘッド26における上記差込穴26aの口縁部26bとキャップ81の下部との間には防水リング85が介装されており、これによって、差込穴26aへの水の侵入が防止されている。したがって、キャップ一体型イグニッションコイル80はエンジン20のシリンダヘッド26に対して水密に取り付けられている。
また、イグニッションコイル部82は、内部にイグニッションコイルを収容している円筒状のケース82bによって、防水構造となっており、キャップ一体型イグニッションコイル80自体が防水構造となっている。
【0015】
以上のようなキャップ一体型イグニッションコイル80は、そのイグニッションコイル部82の上部(キャップ81の直下)に防水リング85を装着し、上述したように、イグニッションコイル部82を、シリンダヘッド26の穴26aに挿入してその下部82aをスパークプラグ27の頭部27aと結合させた後、キャップ81の前部側面に一体的に形成されているフランジ部81aをボルト86でシリンダヘッド26に固定することによってシリンダヘッド26に取り付けられる。
図4〜7からも明らかなように、キャップ一体型イグニッションコイル80は、エンジン20の最上部に設けられている。
また、図1からも明らかなように、キャップ一体型イグニッションコイル80は、吸気ダクト18の船体内側開口18aよりも高い位置に設けられている。
【0016】
図4,図6,図7に示すように、シリンダヘッド26の上面には、キャップ81を受け入れるための凹部26cが形成されているが、シリンダヘッド26の上面には、この凹部26cに連なる水の逃がし溝26dが形成されている。この逃がし溝26dは、図7から明らかなように、上記凹部26cから、キャップ81の雌型ケース状のコネクタ部83の開口83a側へ向かって形成されているとともに、逃がし溝26dの底面26e(シリンダヘッドの上面の一部)は、図4に示すように、下方に(上記凹部26cからキャップ81の雌型ケース状のコネクタ部83の開口83a側へ向かうにしたがって下がり傾斜となるように)傾斜している。
なお、図7において、26fはブリーザパイプである。
【0017】
以上のような小型滑走艇用エンジンの点火装置によれば、次のような作用効果が得られる。
(a)ハル14とデッキ15とで囲まれた船体11内に、ジェット推進ポンプ30を駆動するエンジン20を設け、このエンジン20のシリンダヘッド26に火花点火用のスパークプラグ27を設けるとともに、このスパークプラグ27にキャップ一体型イグニッションコイル80を設けてあるので、船体11内に高電圧部分が露出しない。
したがって、船体11内が濡れた場合でもリークが生じなくなる。したがってまた、リークによる失火が防げるのでハイドロカーボン等の増加も防止することができる。
また、エンジン20上方の空間で高圧コード等を引き回す必要がなくなるので、小型滑走艇の狭い船体11内に4サイクルエンジンを搭載することが可能になった。
(b)キャップ一体型イグニッションコイル80をエンジン20のシリンダヘッド26に対して水密に取り付けてあるので、プラグ27回りに水が入らなくなる。
したがって、水の侵入による失火を確実に防止することができる。
(c)キャップ一体型イグニッションコイル80が防水構造であるので、イグニッションコイルへの水の回り込みを防止し、失火を確実に防止することができる。
(d)キャップ一体型イグニッションコイル80をエンジン20の最上部に設けてあるので、滑走時に船体11内に水が入ってきたとしても、キャップ一体型イグニッションコイル80は水から一番遠い場所に位置していることとなる。
したがって、リークによる失火を一層確実に防止することができる。
(d)船体11内に吸気を供給する吸気ダクト18が船体11に設けられているとともに、この吸気ダクト18の船体11内側開口18aよりも高い位置にキャップ一体型イグニッションコイル80が設けられているので、吸気ダクト18を介して船体11内に流入する水の飛沫がイグニッションコイルにかかりにくくなる。
したがって、リークによる失火をより一層確実に防止することができる。
(e)シリンダヘッド26の上面には、キャップ81を受け入れるための凹部26cに連なる水の逃がし溝26dが形成されており、この逃がし溝26dは、上記凹部26cから、キャップ81の雌型ケース状のコネクタ部83の開口83a側へ向かって形成されているとともに、逃がし溝26dの底面26eが下方に(上記凹部26cからキャップ81の雌型ケース状のコネクタ部83の開口83a側へ向かうにしたがって下がり傾斜となるように)傾斜しているので、エンジン20上部のキャップ一体型イグニッションコイル80回りに水がかかったとしても、その水は、上記逃がし溝26dによってキャップ一体型イグニッションコイル80の回りから図7に矢印Wで示すように速やかに排出されることとなる。
また、逃がし溝26dは、上記凹部26cから、キャップ81の雌型ケース状のコネクタ部83の開口83a側へ向かって下り傾斜状に形成されているので、水が矢印Wで示すように流れる(排出される)際、この水がコネクタ部83の開口83aへ入るようには向かわなくなる。
したがって、リークによる失火をさらに層確実に防止することができる。
【0018】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能である。
【0019】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る小型滑走艇用エンジンの点火装置の一実施の形態を用いた小型滑走艇の一実施の形態を示す概略側面図。
【図2】同じく平面図。
【図3】図1におけるIII−III部分拡大断面図(部分省略断面図)。
【図4】主としてエンジン20を示す図で、図1におけるIV−IV部分拡大断面図(部分省略断面図)。
【図5】エンジン20を斜め後方から見た概略斜視図である。
【図6】エンジン20の部分透視側面図
【図7】図6を正面とした場合のシリンダヘッドおよびそのカバーを示す平面図。
【符号の説明】
10 小型滑走艇
11 船体
14 ハル
15 デッキ
18 吸気ダクト
18a 船体内側開口
20 エンジン
26 シリンダヘッド
26c 凹部
26d 水の逃がし溝
26e 底面
27 スパークプラグ
30 ジェット推進ポンプ
80 キャップ一体型イグニッションコイル
81 キャップ
83 雌型ケース状のコネクタ部
83a 開口

Claims (5)

  1. ハルとデッキとで囲まれた船体内に、ジェット推進ポンプを駆動するエンジンを設け、このエンジンのシリンダヘッドに火花点火用のスパークプラグを設けるとともに、このスパークプラグにキャップ一体型イグニッションコイルを設け,このキャップ一体型イグニッションコイルのキャップには雌型ケース状のコネクタ部を設けるとともに、前記シリンダヘッドの上面には、キャップを受け入れるための凹部と、この凹部に連なる水の逃がし溝を形成し、かつこの逃がし溝は、上記凹部から、前記雌型ケース状のコネクタ部の開口側へ向かって形成するとともに、逃がし溝の底面が上記凹部からキャップの雌型ケース状のコネクタ部の開口側へ向かうにしたがって下がり傾斜状に形成したことを特徴とする小型滑走艇用エンジンの点火装置。
  2. 前記キャップ一体型イグニッションコイルをエンジンのシリンダヘッドに対して水密に取り付けたことを特徴とする請求項1記載の小型滑走艇用エンジンの点火装置。
  3. 前記キャップ一体型イグニッションコイルが防水構造であることを特徴とする請求項1記載の小型滑走艇用エンジンの点火装置。
  4. 前記キャップ一体型イグニッションコイルをエンジンの最上部に設けたことを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1項に記載の小型滑走艇用エンジンの点火装置。
  5. 前記船体内に吸気を供給する吸気ダクトが船体に設けられているとともに、この吸気ダクトの船体内側開口よりも高い位置に前記キャップ一体型イグニッションコイルが設けられていることを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか1項に記載の小型滑走艇用エンジンの点火装置。
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