JP3903730B2 - エッチング方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、半導体等の電子デバイスやマイクロマシンの製造に利用されるエッチング方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
半導体等の電子デバイスやマイクロマシンの製造において、高融点金属膜に関連するエッチング技術に対する要望が年々高まっている。
【0003】
例えば、半導体メモリ(記憶装置)においては、従来、メモリキャパシタ構造を変革することによって、メモリキャパシタのキャパシタ容量の増大に対応してきたが、微細化の進展にともなって、構造の変革だけでは要望される容量を確保することが難しくなった。そのため、キャパシタ容量材料にチタン酸バリウム・ストロンチウム、チタン酸ジルコニウム鉛、タンタル酸ビスマス・ストロンチュームなどの誘電率の高いセラミック系酸化物が用いられるようになってきた。これらのセラミック系酸化物から酸素が脱離すると、その特性が大きく悪化してしまうため、キャパシタ電極材料として、酸素との反応が低い材料、例えば、ルテニウム、白金、イリジューム、ロジウムなどが用いられる。これらの材料を用いて、微細なパターンを形成するには、これらの材料のエッチング技術が必要である。
【0004】
また、Si系半導体のみでなく、化合物半導体においても、高融点金属膜を下地膜として絶縁膜にコンタクト穴を加工するエッチング工程が必要となってきている。この場合、エッチング対象は絶縁膜であるが、オーバーエッチング時に下地膜である高融点金属も若干エッチングされることになる。
【0005】
以下、従来のエッチング方法の一例として、誘導結合型プラズマ源を用いたエッチングについて、図7を参照して説明する。図7において、真空容器1内に、ガス供給装置2から所定のガスを導入しつつ、排気装置としてのターボ分子ポンプ3により排気を行い、真空容器1内を所定の圧力に保ちながら、コイル用高周波電源4により13.56MHzの高周波電力を誘電体板20上に設けられたコイル6に供給することにより、真空容器1内にプラズマが発生し、基板電極7上に載置された基板8に対してエッチングを行うことができる。また、基板電極7に400kHzの高周波電力を供給するための基板電極用高周波電源9が設けられており、基板8に到達するイオンエネルギーを制御することができるようになっている。
【0006】
ターボ分子ポンプ3及び排気口10は、基板電極7の直下に配置されており、また、真空容器1を所定の圧力に制御するための調圧弁11は、基板電極7の直下で、かつ、ターボ分子ポンプ3の直上に位置する昇降弁である。
【0007】
このような構成のエッチング装置において、Ar/Cl2=260/20sccm、圧力=0.3Pa、ICP(コイル電力)/BIAS(基板電極電力)=1500/400Wの条件でイリジューム膜をエッチングすることができる。
【0008】
また、Ar/CHF3=270/30sccm、圧力=2.5Pa、ICP/BIAS=1500/600Wの条件で金膜上のシリコン酸化膜をエッチングすることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来例で述べたイリジュームのエッチングにおいては、物理的なエッチングが主体となるため、誘電体板20の表面に導電性のイリジューム薄膜が付着し、コイル6に高周波電力を供給することによって真空容器1内に発生する高周波電磁界が次第に弱まっていき、図8に示すように、エッチレートの低下が起きるという問題点がある。
【0010】
また、従来例で述べたシリコン酸化膜のエッチングにおいては、オーバーエッチング時に下地膜である金が若干エッチングされるが、金のエッチングも物理的なエッチングが主体となるため、誘電体板20の表面に導電性の金薄膜が付着し、コイル6に高周波電力を供給することによって真空容器1内に発生する高周波電磁界が次第に弱まっていき、図9に示すように、エッチレートの低下が起きるという問題点がある。
【0011】
本発明は、上記従来の問題点に鑑み、安定したエッチレートを確保できるエッチング方法及び装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本願の第1発明のエッチング方法は、真空容器内にガスを供給しつつ前記真空容器内を排気し、前記真空容器内を所定の圧力に制御しながら、前記真空容器内の基板電極に載置された基板に対向して配置された誘電体筒の内側に設けられたコイルに、周波数100kHz乃至100MHzの高周波電力を印加することにより、前記真空容器内にプラズマを発生させ、基板上のイリジューム、ロジューム、ルテニウム、プラチナ、金、銅、レニウム、ビスマス、ストロンチューム、バリウム、ジルコニウム、鉛、ニオブのうち少なくとも1つの元素を含む膜をエッチングするエッチング方法であって、前記誘電体筒の一端部に第1金属板が設けられ、他端部に第2金属が配置され、前記誘電体筒を挟み、かつ、一本のみの金属棒またはボルトによって前記第1及び第2金属板を複数箇所固定すると共に、前記第1及び第2金属板が接地された状態で前記基板上の膜をエッチングすることを特徴とする。
【0013】
本願の第2発明のエッチング方法は、真空容器内にガスを供給しつつ前記真空容器内を排気し、前記真空容器内を所定の圧力に制御しながら、前記真空容器内の基板電極に載置された基板に対向して配置された誘電体筒の内側に設けられたコイルに、周波数100kHz乃至100MHzの高周波電力を印加することにより、前記真空容器内にプラズマを発生させ、基板上のイリジューム、ロジューム、ルテニウム、プラチナ、金、銅、レニウム、ビスマス、ストロンチューム、バリウム、ジルコニウム、鉛、ニオブのうち少なくとも1つの元素を含む膜上に形成された薄膜をエッチングするエッチング方法であって、前記誘電体筒の一端部に第1金属板が設けられ、他端部に第2金属が配置され、前記誘電体筒を挟み、かつ、一本のみの金属棒またはボルトによって前記第1及び第2金属板を複数箇所固定すると共に、前記第1及び第2金属板が接地された状態で前記基板上の膜上に形成された薄膜をエッチングすることを特徴とする。
【0017】
また、好適には、誘電体筒の真空側の壁面の任意の点と、基板表面の任意の点とを結ぶ線分が、誘電体筒の底に設けられた第1金属板によって分断されている状態でエッチングすることが望ましい。
【0018】
本願の第1または第2発明のエッチング方法は、真空容器の圧力が、10Pa以下である場合に有効なエッチング方法であり、さらに、真空容器の圧力が、3Pa以下である場合にとくに有効なエッチング方法である。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1実施形態について、図1乃至図3を参照して説明する。
【0024】
図1に、本発明の第1実施形態において用いたエッチング装置の断面図を示す。図1において、真空容器1内に、ガス供給装置2から所定のガスを導入しつつ、排気装置としてのターボ分子ポンプ3により排気を行い、真空容器1内を所定の圧力に保ちながら、コイル用高周波電源4により13.56MHzの高周波電力を誘電体筒5の内側に設けられたコイル6に供給することにより、真空容器1内にプラズマが発生し、基板電極7上に載置された基板8に対してエッチングを行うことができる。また、基板電極7に400kHzの高周波電力を供給するための基板電極用高周波電源9が設けられており、基板8に到達するイオンエネルギーを制御することができるようになっている。
【0025】
ターボ分子ポンプ3及び排気口10は、基板電極7の直下に配置されており、また、真空容器1を所定の圧力に制御するための調圧弁11は、基板電極7の直下で、かつ、ターボ分子ポンプ3の直上に位置する昇降弁である。
【0026】
誘電体筒5の基板電極7側の底に第1金属板12が設けられ、誘電体筒5の基板電極7とは逆側の底に第2金属板13が設けられ、第1金属板12は、誘電体筒5に筒の軸方向に設けられた貫通穴14を貫くボルト15によって第2金属板13に接続され、誘電体筒5が第1金属板12及び第2金属板13に挟み込まれて固定されている。ボルト15、第1金属板12及び第2金属板13は接地電位である。
【0027】
また、図2に示すように、誘電体筒5の真空側の壁面の任意の点Aと、基板表面の任意の点Bとを結ぶ線分が、誘電体筒5の底に設けられた第1金属板12によって分断されている。
【0028】
このような構成のエッチング装置において、Ar/Cl2=260/20sccm、圧力=0.3Pa、ICP(コイル電力)/BIAS(基板電極電力)=1500/400Wの条件でイリジューム膜をエッチングした。エッチレートの推移を図3に示す。図3から明らかなように、従来例で見られたような、エッチレートの低下は見られなくなった。
【0029】
このように、安定したエッチレートを確保できた理由は、イリジューム薄膜が誘電体筒5の表面に付着しなくなり、コイル6に高周波電力を供給することによって真空容器1内に発生する高周波電磁界の強度が安定したためであると考えられる。
【0030】
次に、本発明の第2実施形態について、図4乃至図6を参照して説明する。
【0031】
図4に、本発明の第2実施形態において用いたエッチング装置の断面図を示す。図4において、真空容器1内に、ガス供給装置2から所定のガスを導入しつつ、排気装置としてのターボ分子ポンプ3により排気を行い、真空容器1内を所定の圧力に保ちながら、コイル用高周波電源4により13.56MHzの高周波電力を誘電体筒5の内側に設けられたコイル6に供給することにより、真空容器1内にプラズマが発生し、基板電極7上に載置された基板8に対してエッチングを行うことができる。また、基板電極7に400kHzの高周波電力を供給するための基板電極用高周波電源9が設けられており、基板8に到達するイオンエネルギーを制御することができるようになっている。
【0032】
ターボ分子ポンプ3及び排気口10は、基板電極7の直下に配置されており、また、真空容器1を所定の圧力に制御するための調圧弁11は、基板電極7の直下で、かつ、ターボ分子ポンプ3の直上に位置する昇降弁である。
【0033】
誘電体筒5の基板電極7側の底に第1金属板12が設けられ、誘電体筒5の基板電極7とは逆側の底に第2金属板13が設けられ、第1金属板12は、誘電体筒5の内側に設けられたボルト15によって第2金属板13に接続され、誘電体筒5が第1金属板12及び第2金属板13に挟み込まれて固定されている。ボルト15、第1金属板12及び第2金属板13は接地電位である。
【0034】
また、図5に示すように、誘電体筒5の真空側の壁面の任意の点Aと、基板表面の任意の点Bとを結ぶ線分が、誘電体筒5の底に設けられた第1金属板12によって分断されている。
【0035】
このような構成のエッチング装置において、Ar/CHF3=270/30sccm、圧力=2.5Pa、ICP/BIAS=1500/600Wの条件で金膜上のシリコン酸化膜をエッチングした。エッチレートの推移を図6に示す。図6から明らかなように、従来例で見られたような、エッチレートの低下は見られなくなった。
【0036】
このように、安定したエッチレートを確保できた理由は、金薄膜が誘電体筒5の表面に付着しなくなり、コイル6に高周波電力を供給することによって真空容器1内に発生する高周波電磁界の強度が安定したためであると考えられる。
【0037】
以上述べた本発明の実施形態においては、本発明の適用範囲のうち、真空容器の形状、コイルや誘電体筒の形状及び配置等に関して様々なバリエーションのうちの一部を例示したに過ぎない。本発明の適用にあたり、ここで例示した以外にも様々なバリエーションが考えられることは、いうまでもない。
【0038】
以上述べた本発明の実施形態においては、イリジューム膜のエッチング、及び、金膜上に形成されたシリコン酸化膜のエッチングについて説明したが、本発明は、高融点金属膜のエッチング及び高誘電金属膜上に形成された薄膜のエッチングに有効である。このようなエッチングのなかでも、とくに、高融点金属膜が、イリジューム、ロジューム、ルテニウム、プラチナ、金、銅、レニウム、ビスマス、ストロンチューム、バリウム、ジルコニウム、鉛、ニオブのうち少なくとも1つの元素を含む膜である場合にとくに有効なエッチング方法である。
【0039】
また、以上述べた本発明の実施形態において、誘電体筒の基板電極側の底に第1金属板が設けられ、誘電体筒の基板電極とは逆側の底に第2金属板が設けられ、第1金属板は、誘電体筒に筒の軸方向に設けられた貫通穴を貫くボルトによって第2金属板に接続され、誘電体筒が第1及び第2金属板に挟み込まれて固定されている状態でエッチングする場合と、誘電体筒の基板電極側の底に第1金属板が設けられ、誘電体筒の基板電極とは逆側の底に第2金属板が設けられ、第1金属板は、誘電体筒の内側に設けられたボルトによって第2金属板に接続され、誘電体筒が第1及び第2金属板に挟み込まれて固定されている状態でエッチングする場合について説明したが、これら以外にも様々な構成が考えられることはいうまでもない。例えば、ボルトの代わりに金属棒を用いて第1及び第2金属板を接続してもよい。
【0040】
また、以上述べた本発明の実施形態において、ボルト、第1及び第2金属板が接地電位である場合について説明したが、このような構成とすることで、コイルとプラズマとの静電的な結合を抑制できるため、誘電体筒表面に自己バイアス電位が発生しにくくなり、誘電体筒表面がエッチングされにくいという利点がある。なお、ボルトまたは金属棒における誘導加熱を防止するため、低抵抗率膜でボルトまたは金属棒をコーティングまたはメッキすることが望ましい。
【0041】
また、以上述べた本発明の実施形態において、誘電体筒の真空側の壁面の任意の点と、基板表面の任意の点とを結ぶ線分が、誘電体筒の底に設けられた第1金属板によって分断されている状態でエッチングする場合について説明したが、必ずしもこの分断は完全である必要は無く、エッチレートの低下が起きない範囲内で設計に自由度をもたせることができる。
【0042】
また、以上述べた本発明の実施形態において、真空容器を排気するためのターボ分子ポンプが、基板電極の直下に配置されており、真空容器を所定の圧力に制御するための調圧弁が、基板電極の直下で、かつ、ターボ分子ポンプの直上に位置する昇降弁である場合について説明したが、ターボ分子ポンプ3が基板電極7の直下に配置されておらず、調圧弁16が基板電極7の直下に配置されておらず、調圧弁16が昇降弁でない場合においても、本発明は有効である。しかし、本発明の実施形態においては、ガスの排気がより等方的に行われるため、エッチングが均一に行えるという利点がある。
【0043】
また、真空容器内の圧力が、0.3Paである場合、2.5Paである場合について説明したが、真空容器内の圧力が低いほど物理的なエッチングが主体となるので、本発明は、真空容器内の圧力が10Pa以下である場合に、有効な方法である。さらに、真空容器内の圧力が、1Pa以下である場合に、とくに有効な方法である。
【0044】
また、コイルに印加する高周波電力の周波数が、13.56MHzである場合について説明したが、低圧力化でのエッチングには、100kHz乃至100MHzの高周波電力を用いることができ、そのすべての領域において本発明は有効である。
【0045】
また、基板電極に印加する高周波電力の周波数が、400kHzである場合について説明したが、基板へ到達するイオンエネルギーを制御するにあたり、他の周波数、たとえば、100kHz乃至100MHzの高周波電力を用いることができることは、いうまでもない。
【0046】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本願の第1発明のエッチング方法によれば、真空容器内にガスを供給しつつ前記真空容器内を排気し、前記真空容器内を所定の圧力に制御しながら、前記真空容器内の基板電極に載置された基板に対向して配置された誘電体筒の内側に設けられたコイルに、周波数100kHz乃至100MHzの高周波電力を印加することにより、前記真空容器内にプラズマを発生させ、基板上のイリジューム、ロジューム、ルテニウム、プラチナ、金、銅、レニウム、ビスマス、ストロンチューム、バリウム、ジルコニウム、鉛、ニオブのうち少なくとも1つの元素を含む膜をエッチングするエッチング方法であって、前記誘電体筒の一端部に第1金属板が設けられ、他端部に第2金属が配置され、前記誘電体筒を挟み、かつ、一本のみの金属棒またはボルトによって前記第1及び第2金属板を複数箇所固定すると共に、前記第1及び第2金属板が接地された状態で前記基板上の膜をエッチングするため、安定したエッチレートを確保できるエッチング方法を実現できる。
【0047】
また、本願の第2発明のエッチング方法によれば、真空容器内にガスを供給しつつ前記真空容器内を排気し、前記真空容器内を所定の圧力に制御しながら、前記真空容器内の基板電極に載置された基板に対向して配置され誘電体筒の内側に設けられたコイルに、周波数100kHz乃至100MHzの高周波電力を印加することにより、前記真空容器内にプラズマを発生させ、基板上のイリジューム、ロジューム、ルテニウム、プラチナ、金、銅、レニウム、ビスマス、ストロンチューム、バリウム、ジルコニウム、鉛、ニオブのうち少なくとも1つの元素を含む膜上に形成された薄膜をエッチングするエッチング方法であって、前記誘電体筒の一端部に第1金属板が設けられ、他端部に第2金属が配置され、前記誘電体筒を挟み、かつ、一本のみの金属棒またはボルトによって前記第1及び第2金属板を複数箇所固定すると共に、前記第1及び第2金属板が接地された状態で前記基板上の膜上に形成された薄膜をエッチングするため、安定したエッチレートを確保できるエッチング方法を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態で用いたエッチング装置の構成を示す断面図
【図2】本発明の第1実施形態で用いたエッチング装置の構成を示す断面図
【図3】本発明の第1実施形態におけるエッチレートの変化を示すグラフ
【図4】本発明の第2実施形態で用いたエッチング装置の構成を示す断面図
【図5】本発明の第2実施形態で用いたエッチング装置の構成を示す断面図
【図6】本発明の第2実施形態におけるエッチレートの変化を示すグラフ
【図7】従来例で用いたエッチング装置の構成を示す断面図
【図8】従来例におけるエッチレートの変化を示すグラフ
【図9】他の従来例におけるエッチレートの変化を示すグラフ
【符号の説明】
1 真空容器
2 ガス供給装置
3 ターボ分子ポンプ
4 コイル用高周波電源
5 誘電体筒
6 コイル
7 基板電極
8 基板
9 基板電極用高周波電源
10 排気口
11 調圧弁
12 第1金属板
13 第2金属板
14 貫通穴
15 ボルト
Claims (5)
- 真空容器内にガスを供給しつつ前記真空容器内を排気し、前記真空容器内を所定の圧力に制御しながら、前記真空容器内の基板電極に載置された基板に対向して配置された誘電体筒の内側に設けられたコイルに、周波数100kHz乃至100MHzの高周波電力を印加することにより、前記真空容器内にプラズマを発生させ、基板上のイリジューム、ロジューム、ルテニウム、プラチナ、金、銅、レニウム、ビスマス、ストロンチューム、バリウム、ジルコニウム、鉛、ニオブのうち少なくとも1つの元素を含む膜をエッチングするエッチング方法であって、
前記誘電体筒の一端部に第1金属板が設けられ、他端部に第2金属が配置され、前記誘電体筒を挟み、かつ、一本のみの金属棒またはボルトによって前記第1及び第2金属板を複数箇所固定すると共に、前記第1及び第2金属板が接地された状態で前記基板上の膜をエッチングすること
を特徴とするエッチング方法。 - 真空容器内にガスを供給しつつ前記真空容器内を排気し、前記真空容器内を所定の圧力に制御しながら、前記真空容器内の基板電極に載置された基板に対向して配置された誘電体筒の内側に設けられたコイルに、周波数100kHz乃至100MHzの高周波電力を印加することにより、前記真空容器内にプラズマを発生させ、基板上のイリジューム、ロジューム、ルテニウム、プラチナ、金、銅、レニウム、ビスマス、ストロンチューム、バリウム、ジルコニウム、鉛、ニオブのうち少なくとも1つの元素を含む膜上に形成された薄膜をエッチングするエッチング方法であって、
前記誘電体筒の一端部に第1金属板が設けられ、他端部に第2金属が配置され、前記誘電体筒を挟み、かつ、一本のみの金属棒またはボルトによって前記第1及び第2金属板を複数箇所固定すると共に、前記第1及び第2金属板が接地された状態で前記基板上の膜上に形成された薄膜をエッチングすること
を特徴とするエッチング方法。 - 誘電体筒の真空側の壁面の任意の点と、基板表面の任意の点とを結ぶ線分が、誘電体筒の底に設けられた第1金属板によって分断されている状態でエッチングすることを特徴とする請求項1または2記載のエッチング方法。
- 真空容器の圧力が、10Pa以下であることを特徴とする請求項1または2記載のエッチング方法。
- 真空容器の圧力が、3Pa以下であることを特徴とする請求項1または2記載のエッチング方法。
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