JP3903538B2 - 通信装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像通信可能で、かつ受信画像を記録用紙上に記録可能な通信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、インクジェット方式の印字装置を備えたファクシミリ装置においては、インク流路の詰まりによる記録不良に対処するため、記録用紙の後端部に、たとえば黒丸印などの記号を記録し、この記号を反射型の光電管などからなるセンサにより検出し、その検出結果に基づいて記録不良を判断して、その旨を表示装置の表示画面上に表示させたり、メモリ代行受信に切り替えるなどの処置を実行していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のファクシミリ装置では、外乱光の侵入により、センサが記号を誤検知し、それにより誤動作を生じるという課題があった。
【0004】
このような問題を解消するために、外乱光を検出するセンサを設け、外乱光を検出するセンサと記号を検出するセンサとを用いて、それらのセンサによる検出結果に基づいて、受信した画像情報を単に記録したり、記録と同時にメモリにバックアップしたりすることが考えられる。
【0005】
ところがこのようにした場合、メモリにバックアップした画像情報を、使用者がキースイッチなどを操作して、適当な時期にメモリから消去しないと、メモリがバックアップデータで埋まってしまい、新たに受信した画像情報をバックアップできない事態に陥ってしまう。しかし、受信した全ての画像情報がバックアップされるわけではないので、使用者にはメモリにどの程度の画像情報がバックアップされているのか判らない。したがって、メモリがバックアップデータで埋まってしまう事態を確実に回避するためには、メモリにどの程度の画像情報がバックアップされているのかを頻繁に使用者が調べる必要があり、たいへん面倒である。
【0006】
本発明は、上記の点に鑑みて提案されたものであって、外乱光の侵入に対処できると同時に、画像情報記憶手段が画像情報で埋め尽くされるのを極力回避できる通信装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載した発明の通信装置は、表示画面上に各種の情報を表示する表示手段と、記録材を貯留する記録材貯留手段と、通信回線を介して画像情報を受信する受信手段と、受信手段により受信された画像情報を記憶する画像情報記憶手段と、受信手段により受信された画像情報に基づく受信画像を、記録用紙を搬送しながら頁単位で記録材貯留手段に貯留された記録材を用いて記録用紙上の受信画像記録領域に記録するとともに、記録用紙上の受信画像記録領域外の所定の位置に、記録材貯留手段に貯留された記録材を用いて所定の記号を記録する記録手段と、記号が記録された記録用紙の搬送時に当該記号が対向する所定の位置に設けられ、光源から記号に光を照射するとともに、その反射光を受光センサで受光し、その受光信号に基づいて前記記号を検出する記号検出手段とを有する通信装置であって、使用者による指示操作に基づいて、記録手段による記号の記録を許可する記号記録許可状態と記録手段による記号の記録を禁止する記号記録禁止状態とに切り替える記号記録制御手段と、記号記録制御手段により記録許可状態に切り替えられている状態で受信画像の各頁を記録用紙に記録する際に、記号検出手段の光源をオフさせた状態で受光センサから出力される信号を用いて外乱光の有無を判別する外乱光判別手段と、記号記録制御手段により記号記録許可状態に切り替えられている状態では、受信手段により受信された最初の頁の画像情報を記録する際に外乱光判別手段により外乱光有りが判別されたときは、受信手段により受信される全ての頁の画像情報を記録手段で記録用紙に記録させるとともに画像情報記憶手段に記憶させ、受信手段により受信された各頁の画像情報を記録する際に外乱光判別手段により外乱光無しが判別されたとき は、受信した画像情報のうち、最初の頁から信号検出手段により記録用紙に記録された記号が正常に検出できなかった頁までの各頁の画像情報を記録手段により記録用紙に記録させる一方、信号検出手段により記録用紙に記録された記号が正常に検出できなかった頁から各頁の画像情報を画像情報記憶手段に記憶させ、記号記録制御手段により記号記録禁止状態に切り替えられている状態では、常に受信手段により受信される全ての頁の画像情報を記録手段で記録用紙に記録させるとともに画像情報記憶手段に記憶させる記録・記憶制御手段と、受信手段により受信される全ての頁の画像情報の記録用紙への記録と画像情報記憶手段への記憶の終了後に、記録手段による記録結果の良否を使用者に問い合わせるための表示を表示手段に表示させる第1の表示制御手段と、第1の表示制御手段に基づく記録結果の良否を問い合わせるための表示に対して、使用者により記録結果が良好である旨の入力操作が行われたときに、記録・記憶制御手段による制御によって画像情報記憶手段に記憶された画像情報を消去する消去制御手段とを備えている。
【0008】
この通信装置によれば、第1の表示制御手段が、記録・記憶制御手段により画像情報が画像情報記憶手段に記憶された場合、受信手段による画像情報の受信終了後に、記録手段による記録結果の良否を使用者に問い合わせるための表示を表示手段に表示させ、消去制御手段が、第1の表示制御手段に基づく記録結果の良否を問い合わせるための表示に対して、使用者により記録結果が良好である旨の入力操作が行われたときに、記録・記憶制御手段による制御によって画像情報記憶手段に記憶された画像情報を消去するので、外乱光の侵入に対処できると同時に、画像情報記憶手段が画像情報で埋め尽くされる事態を極力回避できる。特に、外乱光の侵入に起因して画像情報が画像情報記憶手段に記憶された場合にも、その事実を使用者が知ることができるので、使用者が頻繁に確認操作を行うことなく、受信した画像情報によって画像情報記憶手段の空き容量がなくなってしまうのを良好に回避できる。
【0009】
記録材は、インクジェット方式のインクのように液体であってもよいし、固形インクを溶解して使用するタイプのものであってもよいし、電子写真方式のトナーのように粉体であってもよい。また、カラー記録可能なように複数色であってもよいし、モノクロ記録専用の1色であってもよい。
【0010】
記録材貯留手段は、記録材交換の際に記録材貯留手段ごと交換されるカートリッジタイプであってもよいし、記録材のみを補給するタイプであってもよい。さらに、カラーの場合、複数色の記録材貯留手段が一体に構成されたものであってもよいし、各色毎に分離独立した構成であってもよい。
【0011】
通信回線は、公衆回線であっても専用回線であってもよく、また有線であっても無線であってもよい。
【0012】
画像情報記憶手段としては、たとえばRAMを用いることができるが、これに限らず、フラッシュメモリやハードディスク装置などの他の記憶装置を用いてもよい。
【0013】
所定の記号としては、たとえば黒丸印を用いることができるが、これに限るものではなく、その形状および色彩は任意である。ただし、画像情報を記録するための記録材と、記号を記録するための記録材とは、互いに同一の記録材貯留手段から同一の流路を通って供給されるので、当然に同一色である。
【0014】
記録手段としては、たとえばインクジェット方式の印字装置を用いることができるが、これに限らず、液体、粉体、あるいは流動体などの記録材を用いて記録用紙上に画像を印字する印字装置であればよい。
【0015】
記号検出手段としては、たとえば反射型の光電管が考えられるが、これに限るものではなく、記号からの反射光に基づいて記号を検出するものであればよい。
【0016】
【0017】
使用者による指示操作としては、たとえば所定の2個のキースイッチを同時に押下する操作が考えられるが、これに限るものではない。
【0018】
通信装置としては、たとえばファクシミリ装置が考えられるが、これに限るものではなく、パーソナルコンピュータなどのコンピュータに接続されて、ファクシミリ送受信機能、プリンタ機能、イメージスキャナ機能、あるいはコピー機能などの複数の機能を有するいわゆる多機能周辺装置などであってもよい。
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
また、請求項2に記載した発明の通信装置は、請求項1に記載の通信装置であって、記録材貯留手段は、ノズルを備えた印字ヘッドに着脱自在に設けられたインクカートリッジからなる。
【0024】
この通信装置によれば、請求項1に記載の通信装置による効果に加えて、インクジェット方式の印字装置を備えた本発明の通信装置を実現できる。
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照しつつ具体的に説明する。
【0029】
図1は、本発明に係る通信装置の一例としてのファクシミリ装置の回路ブロック図であって、このファクシミリ装置は、CPU(central processing unit )1、NCU(network control unit)2、RAM(random access memory)3、モデム4、ROM(read only memory)5、EEPROM(electrically erasable and programmable read only memory )6、ゲートアレイ7、コーデック8、DMAC(direct memory access controller)9、読取部11、記録部12、操作部13、および表示部14を備えている。CPU1、NCU2、RAM3、モデム4、ROM5、EEPROM6、ゲートアレイ7、コーデック8、およびDMAC9は、バス線により相互に接続されている。バス線には、アドレスバス、データバス、および制御信号線が含まれる。ゲートアレイ7には、読取部11、記録部12、操作部13、および表示部14が接続されている。NCU2には、通信回線の一例としての電話回線21、モデム4、およびコーデック8が接続されている。記録部12には、記録用紙の後端部に記録されたインクエンプティマークを検出するマークセンサ15が設けられている。
【0030】
CPU1は、ファクシミリ装置全体を制御する。NCU2は、電話回線15に接続されて網制御を行う。RAM3は、充電電池などの電池(図示せず)により電源バックアップが施されており、ファクシミリ受信データや留守番録音した音声データなどの各種のデータを記憶する。モデム4は、送信データの変調や受信データの復調などを行う。ROM5は、各種のプログラムや初期設定値などのデータを記憶している。EEPROM6は、各種のフラグや登録データなどを記憶する。ゲートアレイ7は、CPU1の入出力インターフェイスとして機能するとともに、読取部11からの読取画像信号に対してアナログ・ディジタル変換や各種の画像処理などを施す。コーデック8は、送信ファクシミリデータの符号化や受信ファクシミリデータの復号化を行うとともに、留守番電話モード時に、RAM3に格納されている応答メッセージを構成するディジタルの音声データをアナログの音声信号に変換してNCU2に供給し、さらに、伝言メッセージを構成するNCU2からのアナログの音声信号をディジタルの音声データに変換してRAM3に格納する。DMAC9は、RAM3へのデータの書き込みや読み出しを行う。
【0031】
読取部11は、光源やカラーCCD(charge coupled device )イメージセンサや原稿送りモータなどを備えており、アナログのカラー画像信号を出力する。記録部12は、たとえばインクジェット方式の印字装置を備えており、受信画像やコピー時の読取画像などを記録用紙上に記録する。この記録部12の印字装置は、3色以上のカラーインクと黒色インクとを用いて画像の印字を行う構成であって、各色のインクを個別に貯留するインク貯留槽と、各色のインクを個別に記録用紙に向けて噴射する、各色毎に複数のノズルとを有する印字ヘッドが、主走査方向に移動することにより、各色のノズルの数に応じたライン数すなわち1バンド分の画像を同時に印字するようになされている。インク貯留槽は、インクカートリッジとして印字ヘッドに各色毎に着脱自在に設けられている。もちろん、黒色インクのみを用いたモノクロ印字も可能である。本実施形態では、受信画像の記録は黒色インクを用いたモノクロ印字を行うものとする。この記録部12は、受信画像の記録に続いて、記録用紙の所定位置、すなわち記録用紙の受信画像記録領域後縁よりも後端部の有効記録領域に、黒インクのインク詰まりを検出するためのインクエンプティマークを印字する機能を有しているとともに、そのインクエンプティマークを検出するマークセンサ15を備えている。このマークセンサ15は、たとえば反射型の光電管により構成されており、インクエンプティマークを検出するのに用いられるとともに、外乱光を検出するのにも用いられる。インクエンプティマークは、たとえば小円形の黒塗り部分により構成されている。本実施形態では、インクエンプティマークの記録も、黒色インクを用いたモノクロ印字を行うものとする。操作部13は、キースイッチ群などからなり、使用者の操作に応じた操作信号を出力する。表示部14は、LCD(liquid crystal display)などからなり、CPU1により制御されて各種の表示を行う。また、記録部12には、CPU1により制御されて、インクカートリッジからノズルまでのインク流路を清掃する清掃手段が、各色毎に設けられている。この清掃手段は、たとえば、モータで駆動されるポンプにより、インク流路にインクを循環させる、周知の構成のものである。
【0032】
すなわち、表示部14は、表示画面上に各種の情報を表示する表示手段を構成している。記録部12の印字ヘッドに設けられたインク貯留槽は、記録材を貯留する記録材貯留手段を構成している。NCU2およびモデム4は、通信回線を介して画像情報を受信する受信手段を構成している。RAM3は、受信手段により受信された画像情報を記憶する画像情報記憶手段を構成している。記録部12は、受信手段により受信された画像情報に基づく受信画像を、記録材貯留手段に貯留された記録材を用いて記録用紙上の受信画像記録領域に記録するとともに、記録用紙上の受信画像記録領域外の所定の位置に、記録材貯留手段に貯留された記録材を用いて所定の記号を記録する記録手段を構成している。マークセンサ15は、光源から記号に光を照射するとともに、その反射光を受光センサで受光し、その受光信号に基づいて記号を検出する検出手段を構成している。CPU1は、ROM5に格納されたプログラムに基づいて動作することにより、使用者による指示操作に基づいて、記録手段による記号の記録を許可する記号記録許可状態と記録手段による記号の記録を禁止する記号記録禁止状態とに切り替える記号記録制御手段を実現している。また、CPU1は、記号記録制御手段により記録許可状態に切り替えられている状態で受信画像の各頁を記録用紙に記録する際に、記号検出手段の光源をオフさせた状態で受光センサから出力される信号を用いて外乱光の有無を判別する外乱光判別手段を実現している。さらにCPU1は、ROM5に格納されたプログラムに基づいて動作することにより、記号記録許可状態では受信手段により受信された最初の頁の画像情報を記録する際に外乱光有りが判別されたときは、受信手段により受信される全ての頁の画像情報を記録手段で記録用紙に記録させるとともに画像情報記憶手段に記憶させ、受信手段により受信された各頁の画像情報を記録する際に外乱光判別手段により外乱光無しが判別されたときは、受信した画像情報のうち、最初の頁から前記信号検出手段により記録用紙に記録された記号が正常に検出できなかった頁までの各頁の画像情報を記録手段により記録用紙に記録させる一方、信号検出手段により記録用紙に記録された記号が正常に検出できなかった頁から各頁の画像情報を画像情報記憶手段に記憶させ、記号記録禁止状態では、常に受信手段により受信される全ての頁の画像情報を記録手段で記録用紙に記録させるとともに画像情報記憶手段に記憶させる記録・記憶制御手段を実現している。さらにCPU1は、ROM5に格納されたプログラムに基づいて動作することにより、受信手段により受信される全ての頁の画像情報の記録用紙への記録と画像情報記憶手段への記憶の終了後に、記録手段による記録結果の良否を使用者に問い合わせるための表示を表示手段に表示させる第1の表示制御手段を実現している。
【0033】
さらにCPU1は、ROM5に格納されたプログラムに基づいて動作することにより、第1の表示制御手段に基づく記録結果の良否を問い合わせるための表示に対して、使用者により記録結果が良好である旨の入力操作が行われたときに、画像情報記憶手段に記憶された画像情報を消去する消去制御手段を実現している。
【0034】
【0035】
次に、このように構成されたファクシミリ装置の動作の要点について説明する。このファクシミリ装置は、EEPROM6に記憶されているマークフラグとバックアップフラグとの組み合わせに応じて、ファクシミリ受信時の動作が決定される。これらマークフラグおよびバックアップフラグは、操作部13の操作により、オンとオフとを交互に切り替えることができる。たとえば、操作部13に備えられた所定の2個のキースイッチを同時に押下することにより、マークフラグがオンからオフに、あるいはオフからオンに切り替わる。バックアップフラグも同様に、別の2個のキースイッチを同時に押下することにより、バックアップフラグがオンからオフに、あるいはオフからオンに切り替わる。但し、マークフラグの切り替え操作は、取扱説明書などにより全ての使用者に対して公開されているが、バックアップフラグの切り替え操作は、個別に請求のあった特定の使用者にのみ開示される。これは、受信データのバックアップを要求しない使用者は極めて少数であると考えられるからである。ファクシミリ装置の工場出荷時点では、マークフラグおよびバックアップフラグは双方ともにオンに設定されている。
【0036】
マークフラグとバックアップフラグとが双方ともにオンすなわち「1」の場合、着信時にマークセンサ15への外乱光の侵入がなければ、記録部12により記録用紙上の受信画像記録領域に黒インクにより受信画像を記録するとともに、記録用紙上の受信画像記録領域外の後端部の所定位置に黒インクによりインクエンプティマークを記録する。そして、マークセンサ15によりインクエンプティマークを検出し、正常に検出できれば、受信データの各頁毎に外乱光の有無を確認しながら、同様の動作を最終頁まで繰り返す。なお、外乱光の侵入があれば、インクエンプティマークが正常に記録されているにも係わらず、検知できない可能性がある。
【0037】
外乱光の侵入が無いにも係わらず、インクエンプティマークを正常に検出できなければ、その頁から代行受信に切り替え、記録部12による記録を行わずに、受信データをバックアップデータとしてRAM3に格納する。そして、受信終了後に、黒インクのインク流路を清掃すべき旨の表示を、表示部14の表示画面上に表示する。使用者により黒インクのインク流路を清掃するための操作が操作部13に対して行われれば、自動的に黒インクのインク流路を清掃し、その後に、代行受信したバックアップデータをインクエンプティマークとともに自動的に記録部12により記録する。このとき、全ての頁のインクエンプティマークを正常に検出できれば、自動的に記録したバックアップデータをRAM3から消去する。インクエンプティマークを正常に検出できなかった頁があれば、記録が正常に行われたか否かを使用者に問い合わせるための表示を、表示部14の表示画面上に表示する。使用者により、記録が正常に行われた旨の入力操作が操作部13に対して行われれば、代行受信してRAM3に格納したバックアップデータを消去する。
【0038】
受信データの記録中に外乱光を検出すれば、次の頁から代行受信に切り替え、記録部12による記録を行わずに、受信データをバックアップデータとしてRAM3に格納する。そして、受信終了後、RAM3に格納したバックアップデータをインクエンプティマークとともに自動的に記録部12により記録する。このとき、全ての頁のインクエンプティマークを正常に検出できれば、自動的に記録したバックアップデータをRAM3から消去する。
【0039】
着信時にマークセンサ15への外乱光の侵入があれば、受信データをインクエンプティマークとともに全頁にわたって記録部12により記録すると同時に、バックアップデータとしてRAM3に格納する。そして受信終了後に、記録が正常に行われたか否かを使用者に問い合わせるための表示を、表示部14の表示画面上に表示する。使用者により、記録が正常に行われた旨の入力操作が操作部13に対して行われれば、記録と同時にRAM3に格納したバックアップデータを消去する。使用者により、記録が正常に行われなかった旨の入力操作が操作部13に対して行われれば、記録と同時にRAM3に格納したバックアップデータを消去せずに、そのまま残しておく。
【0040】
マークフラグがオンすなわち「1」で、バックアップフラグがオフすなわち「0」の場合、着信時にマークセンサ15への外乱光の侵入がなければ、記録部12により記録用紙上の受信画像記録領域に黒インクにより受信画像を記録するとともに、記録用紙上の所定位置に黒インクによりインクエンプティマークを記録する。そして、マークセンサ15によりインクエンプティマークを検出し、正常に検出できれば、受信データの各頁毎に外乱光の有無を確認しながら、同様の動作を最終頁まで繰り返す。
【0041】
外乱光の侵入が無いにも係わらず、インクエンプティマークを正常に検出できなければ、その頁から代行受信に切り替え、記録部12による記録を行わずに、受信データをバックアップデータとしてRAM3に格納する。そして、受信終了後に、黒インクのインク流路を清掃すべき旨の表示を、表示部14の表示画面上に表示する。使用者により黒インクのインク流路を清掃するための操作が操作部13に対して行われれば、自動的に黒インクのインク流路を清掃し、その後に、代行受信したバックアップデータをインクエンプティマークとともに自動的に記録部12により記録する。このとき、全ての頁のインクエンプティマークを正常に検出できれば、自動的に記録したバックアップデータをRAM3から消去する。インクエンプティマークを正常に検出できなかった頁があれば、記録が正常に行われたか否かを使用者に問い合わせるための表示を、表示部14の表示画面上に表示する。使用者により、記録が正常に行われた旨の入力操作が操作部13に対して行われれば、代行受信してRAM3に格納したバックアップデータを消去する。
【0042】
受信データの記録中に外乱光を検出すれば、次の頁からインクエンプティマークの検出を行わずに、記録部12による受信データおよびインクエンプティマークの記録を最終頁まで続行する。このとき、バックアップは行わない。
【0043】
着信時にマークセンサ15への外乱光の侵入があれば、受信データおよびインクエンプティマークを全頁にわたって記録部12により記録する。このとき、インクエンプティマークの検出を行わず、バックアップも行わない。
【0044】
マークフラグがオフすなわち「0」で、バックアップフラグがオンすなわち「1」の場合、外乱光の侵入の有無に係わらず、受信データを全頁にわたって記録部12により記録すると同時に、バックアップデータとしてRAM3に格納する。このとき、インクエンプティマークの記録は行わない。そして受信終了後に、記録が正常に行われたか否かを使用者に問い合わせるための表示を、表示部14の表示画面上に表示する。使用者により、記録が正常に行われた旨の入力操作が操作部13に対して行われれば、記録と同時にRAM3に格納したバックアップデータを消去する。使用者により、記録が正常に行われなかった旨の入力操作が操作部13に対して行われれば、記録と同時にRAM3に格納したバックアップデータを消去せずに、そのまま残しておく。
【0045】
マークフラグとバックアップフラグとの双方がオフすなわち「0」のときは、外乱光の侵入の有無に係わらず、受信データを全頁にわたって記録部12により記録する。このとき、インクエンプティマークの記録は行わない。また、バックアップも行わない。
【0046】
そして、使用者が操作部13に対して所定のキー操作を行えば、記録部12に設けられた清掃手段がCPU1により制御されて作動する。この清掃手段は、使用者の操作以外にも、ファクシミリ装置の電源がオンの期間に、所定時間毎に作動するし、インクカートリッジを交換したときにも作動する。清掃手段による清掃の終了後、マークフラグがオンであれば、RAM3に記憶されているバックアップデータが、記録部12により記録される。RAM3にバックアップデータが格納されていなければ、当然、記録は行われない。そして、記録中に、全ての頁にわたって、インクエンプティマークを正常に読み取ることができれば、記録したバックアップデータをRAM3から全て消去する。また、記録中に、インクエンプティマークを正常に読み取ることができなかった頁が存在するか、あるいは外乱光が侵入すれば、使用者に消去の可否を問い合わせるための表示を表示部14の表示画面上に表示させる。使用者が記録された画像を確認して、消去を許す旨の入力操作を行えば、記録したバックアップデータをRAM3から全て消去する。使用者が消去を許さない旨の入力操作を行えば、記録したバックアップデータをRAM3から消去しない。なお、清掃手段による清掃の終了後、マークフラグがオフであれば、RAM3に記憶されているバックアップデータの記録は行われない。
【0047】
上記の動作について、さらに詳細に述べる。
【0048】
先ず、受信処理の手順について、図2に示すフローチャートを参照しながら説明する。CPU1が、呼び出しの有無を判断する(S1)。具体的には、CPU1が、NCU2を監視することにより、電話回線21を介して交換局から呼び出し信号が入力されたかどうかを調べる。
【0049】
呼び出しがあれば(S1:YES)、CPU1が、NCU2を制御して回線を閉結させる(S2)。そしてCPU1が、ファクシミリ受信であるか否かを判断する(S3)。具体的には、電話回線21とNCU2とを介してモデム4に入力され、モデム4により復調されたデータを監視して、受信情報がファクシミリ通信情報であるかどうかを調べる。
【0050】
ファクシミリ受信であれば(S3:YES)、CPU1が、マークフラグがオンであるか否かを判断する(S4)。具体的には、CPU1が、EEPROM6の所定領域に格納されているマークフラグを読み出し、その内容が「1」であるかどうかを調べる。このマークフラグは、インクエンプティマークを使用するか否かを表すものであって、工場からの出荷段階ではオンに設定されており、使用者が操作部13に所定のキー操作を施すことにより、オン状態とオフ状態とを切り換えることができる。
【0051】
マークフラグがオンであれば(S4:YES)、CPU1が、バックアップフラグがオンであるか否かを判断する(S5)。具体的には、CPU1が、EEPROM6の所定領域に格納されているバックアップフラグを読み出し、その内容が「1」であるかどうかを調べる。このバックアップフラグは、所定の条件下でファクシミリ受信データをRAM3に格納するか否かを表すものであって、工場からの出荷段階ではオンに設定されており、操作部13に所定のキー操作を施すことにより、オン状態とオフ状態とを切り換えることが可能ではあるが、個々の使用者から要望があった場合にのみ、そのためのキー操作を個別に開示する。
【0052】
バックアップフラグがオンであれば(S5:YES)、CPU1が、第1の制御を実行し(S6)、このルーチンを終了する。この第1の制御の具体的内容については後述する。
【0053】
S5において、バックアップフラグがオンでなければ(S5:NO)、CPU1が、第2の制御を実行し(S7)、このルーチンを終了する。この第2の制御の具体的内容については後述する。
【0054】
S4において、マークフラグがオンでなければ(S4:NO)、CPU1が、バックアップフラグがオンであるか否かを判断する(S8)。
【0055】
バックアップフラグがオンであれば(S8:YES)、CPU1が、第3の制御を実行し(S9)、このルーチンを終了する。この第3の制御の具体的内容については後述する。
【0056】
S8において、バックアップフラグがオンでなければ(S8:NO)、CPU1が、第4の制御を実行し(S10)、このルーチンを終了する。この第4の制御の具体的内容については後述する。
【0057】
S3において、ファクシミリ受信でなければ(S3:NO)、音声信号の受信であるので、CPU1が、音声処理を実行して(S11)、このルーチンを終了する。この音声処理は、たとえば留守番電話モードの場合、RAM3に格納されている応答メッセージに対応するディジタルの音声データを読み出してコーデック8にアナログの音声信号に変換させ、NCU2を介して電話回線21に送出するとともに、電話回線21を介してNCU2に入力された伝言メッセージに対応するアナログの音声信号をコーデック8によりディジタルの音声データに変換させてRAM3に格納するという制御であるが、これらについては周知であるので、具体的な説明を省略する。
【0058】
S1において、呼び出しがなければ(S1:NO)、S1に戻って呼び出しがあるのを待つ。
【0059】
図3および図4は、図2のS6における第1の制御処理の手順を説明するフローチャートであって、第1の制御処理に際しては、先ずCPU1が、外乱光の有無を判断する(S21)。具体的には、CPU1が、マークセンサ15による検出位置に記録用紙が存在しておらず、かつマークセンサ15の発光ダイオードなどの光源をオフさせた状態で、マークセンサ15からの検出出力を監視し、検出出力が所定値を越えていないかどうかを調べる。
【0060】
外乱光が存在しなければ(S21:NO)、CPU1が、ドットカウンタのカウント値が所定値以下であるか否かを判断する(S22)。具体的には、CPU1が、黒インクに対応するドットカウンタのカウント値をEEPROM6から読み出して、その値が第2の閾値以下であるかどうかを調べる。ドットカウンタは、たとえばCPU1が記録部12に供給する印字データを監視して、各色のインク毎に、インクを噴出したドット数の累積値を演算して、EEPROM6に格納することにより実現される。これらドットカウンタのカウント値は、インクカートリッジの交換の度に自動的にリセットされる。そして、これらドットカウンタのカウント値は、第1の閾値と第2の閾値とを用いて管理されており、たとえば黒インクに対応するカウント値が第1の閾値を越えれば、CPU1が、表示部14の表示画面上に、黒インクが残り少なくなった旨を表示させる。また、第1の閾値よりも大きな第2の閾値を越えれば、CPU1が、表示部14の表示画面上に、黒インクが無くなった旨を表示させるとともに、黒インクによる記録を禁止する。
【0061】
ドットカウンタのカウント値が所定値以下であれば(S22:YES)、CPU1が、受信データを記録させる(S23)。具体的には、CPU1が、モデム4により復調されてコーデック8により復合化された受信データを、ゲートアレイ7を介して記録部12に供給し、1バンド分の受信画像を黒インクにより記録用紙上に印字させる。ここで、1バンドとは、多数のノズルを備えた印字ヘッドが主走査方向に1回移動することにより記録される副走査方向の幅をいう。
【0062】
そしてCPU1が、1頁分の記録が終了したか否かを判断する(S24)。
【0063】
1頁分の記録が終了していれば(S24:YES)、CPU1が、記録部12を制御して、記録用紙上の所定位置にインクエンプティマークを記録させる(S25)。そしてCPU1が、インクエンプティマークを読み取る(S26)。具体的には、CPU1が、記録用紙上のインクエンプティマークがマークセンサ15による検出位置に到達した時点で、マークセンサ15からゲートアレイ7を介して入力された検出データの値を調べる。そしてCPU1が、インクエンプティマークが正常に読み取れたか否かを判断する(S27)。具体的には、CPU1が、S26で読み取った検出データの値が所定値未満であるかどうかを調べる。
【0064】
インクエンプティマークが正常に読み取れれば(S27:YES)、CPU1が、受信データの記録が全頁にわたって終了したか否かを判断する(S28)。
【0065】
受信データの記録が全頁にわたって終了していなければ(S28:NO)、すなわち次に記録すべき頁が存在すれば、CPU1が、外乱光の有無を判断する(S29)。
【0066】
外乱光が有れば(S29:YES)、CPU1が、メモリフルであるか否かを判断する(S30)。具体的には、CPU1が、RAM3の空き容量が所定値以上であるかどうかを調べる。
【0067】
メモリフルでなければ(S30:NO)、CPU1が、受信データをバックアップデータとしてRAM3に格納する(S32)。具体的には、CPU1が、モデム4により復調されてコーデック8により復合化された受信データを、DMAC9により所定バイトずつRAM3に格納させる。すなわち、受信の途中で外乱光が侵入した場合には、その頁から記録を中止し、メモリ代行受信に切り換えるのである。このようにRAM3に受信データをバックアップデータとして記憶させる場合、その受信データの発信元や受信時刻などの各種の情報とともに、その受信データが記録済であるか未記録であるかの情報を、RAM3の所定領域に格納しておき、後にその受信データを記録した場合には、未記録から記録済に情報を書き換える。そしてCPU1が、1頁分の受信データがRAM3に格納されたか否かを判断する(S33)。
【0068】
1頁分の受信データがRAM3に格納されていれば(S33:YES)、CPU1が、全頁の受信データがRAM3に格納されたか否かを判断する(S34)。
【0069】
全頁の受信データがRAM3に格納されていれば(S34:YES)、CPU1が、回線を開放させる(S35)。具体的には、CPU1が、NCU2を制御して、電話回線21を開放させる。そしてCPU1が、ドットカウンタのカウント値が所定値以下であるか否かを判断する(S36)。
【0070】
ドットカウンタのカウント値が所定値以下であれば(S36:YES)、CPU1が、S32においてRAM3に格納したバックアップデータを記録させる(S37)。具体的には、CPU1が、RAM3に格納されているバックアップデータを読み出し、ゲートアレイ7を介して記録部12に供給し、1バンド分の受信画像を黒インクにより記録用紙上に印字させる。
【0071】
そしてCPU1が、1頁分の記録が終了したか否かを判断する(S38)。
【0072】
1頁分の記録が終了していれば(S38:YES)、CPU1が、記録部12を制御して、記録用紙上の所定位置にインクエンプティマークを記録させる(S39)。そしてCPU1が、インクエンプティマークを読み取る(S40)。そしてCPU1が、インクエンプティマークが正常に読み取れたか否かを判断する(S41)。
【0073】
インクエンプティマークが正常に読み取れなければ(S41:NO)、CPU1が、フラグAの内容を「1」にする(S42)。具体的には、CPU1が、EEPROM6の所定領域からフラグAを読み出し、その内容が「0」であれば「1」を書き込み、「1」であればそのままにする。このフラグAは、代行受信した受信データの記録中にインクエンプティマークが正常に読み取れたか否かを表すものであって、EEPROM6の所定領域に記憶されている。なお、フラグAの初期値は「0」である。そしてCPU1が、代行受信した受信データの記録が全頁にわたって終了したか否かを判断する(S43)。
【0074】
受信データの記録が全頁にわたって終了していれば(S43:YES)、CPU1が、フラグAの内容が「0」であるか否かを判断する(S44)。フラグAの内容が「0」でなければ(S44:NO)、インクエンプティマークを正常に読み取れなかったことが少なくとも1回はあったということであり、代行受信した受信データが正常に記録されなかった恐れがあるので、代行受信した受信データをRAM3から消去せずに、CPU1が、フラグAの内容を「0」にし(S45)、このルーチンを終了する。
【0075】
S44において、フラグAの内容が「0」であれば(S44:YES)、インクエンプティマークを全頁にわたって正常に読み取れたということであり、代行受信した受信データが正常に記録されたと考えられるので、CPU1が、本件バックアップデータを消去して(S46)、このルーチンを終了する。具体的には、CPU1が、代行受信した受信データをRAM3から消去する。
【0076】
S43において、受信データの記録が全頁にわたって終了していなければ(S43:NO)、すなわち次に記録すべき頁が存在すれば、S36に戻って記録の前処理を開始する。
【0077】
S41において、インクエンプティマークを正常に読み取れれば(S41:YES)、フラグAを「1」にする必要が無いので、S42を飛ばしてS43に進む。
【0078】
S38において、1頁分の記録が終了していなければ(S38:NO)、S37に戻って記録を続行する。
【0079】
S36において、ドットカウンタのカウント値が所定値以下でなければ(S36:NO)、CPU1が、記録部12の表示画面上に黒インクのインク切れである旨を表示させる(S47)。そしてCPU1が、記録禁止モードを設定して(S48)、S45に進む。記録禁止モードが設定されると、ファクシミリデータを受信した場合、全てメモリ代行受信になり、RAM3内の全ての記録済バックアップデータを消去しても空きメモリ容量が所定値を越えない状態になれば、ファクシミリデータの受信を拒否する。この記録禁止モードは、使用者による黒インクのカートリッジ交換後に自動的に実行される黒インクのインク流路のクリーニングにより解除される。
【0080】
S34において、全頁の受信データがRAM3に格納されていなければ(S34:NO)、すなわち次に格納すべき頁の受信データが存在すれば、S30に戻って受信データの記憶の前処理を開始する。
【0081】
S33において、1頁分の受信データがRAM3に格納されていなければ(S33:NO)、S32に戻って受信データの記憶を継続する。
【0082】
S30において、メモリフルであれば(S30:YES)、バックアップできないのでS35に進む。
【0083】
S29において、外乱光が無ければ(S29:NO)、S22に戻って記録の前処理を開始する。
【0084】
S28において、受信データの記録が全頁にわたって終了していれば(S28:YES)、CPU1が、回線を開放させる(S49)。そして、CPU1が、記録済のバックアップデータを全て消去し(S50)、このルーチンを終了する。具体的には、CPU1が、受信データが記録済みであるか未記録であるかの情報をRAM3から読み出し、それらの受信データが記録済であるか未記録であるかを個々に判断し、記録済のものを全てRAM3から消去する。
【0085】
S27において、インクエンプティマークを正常に読み取れなければ(S27:NO)、外乱光が無いのにも係わらずインクエンプティマークを正常に読み取れないことから、インク詰まりであると判断できるので、CPU1が、インク詰まり処理を実行し(S51)、このルーチンを終了する。このインク詰まり処理の詳細については、後述する。
【0086】
S24において、1頁分の記録が終了していなければ(S24:NO)、S23に戻って記録を続行する。
【0087】
S22において、ドットカウンタのカウント値が所定値以下でなければ(S22:NO)、黒インクのインク切れであるので、CPU1が、インク切れ処理を実行し(S52)、このルーチンを終了する。このインク切れ処理の詳細については、後述する。
【0088】
S21において、外乱光が存在していれば(S21:YES)、CPU1が、メモリフルであるか否かを判断する(S53)。
【0089】
メモリフルでなければ(S53:NO)、CPU1が、ドットカウンタのカウント値が所定値以下であるか否かを判断する(S55)。
【0090】
ドットカウンタのカウント値が所定値以下であれば(S55:YES)、CPU1が、受信データを記録させると同時に記憶させる(S56)。具体的には、CPU1が、モデム4により復調されてコーデック8により復合化された受信データを、ゲートアレイ7を介して記録部12に供給し、記録部12により記録用紙上に受信画像を記録させるとともに、DMAC9により所定バイトずつRAM3に格納させる。そしてCPU1が、1頁分の受信データが記録されかつ記憶されたか否かを判断する(S57)。
【0091】
1頁分の受信データが記録されかつ記憶されていれば(S57:YES)、CPU1が、記録部12を制御して記録用紙上の所定位置にインクエンプティマークを記録させる(S58)。そしてCPU1が、全頁の受信データが記録されかつ記憶されたか否かを判断する(S59)。
【0092】
全頁の受信データが記録されかつ記憶されていれば(S59:YES)、CPU1が、回線を開放させる(S60)。そしてCPU1が、記録結果問い合わせ処理を実行し(S61)、このルーチンを終了する。この記録結果問い合わせ処理の詳細については、後述する。
【0093】
S59において、全頁の受信データが記録されかつ記憶されていなければ(S59:NO)、すなわち次に記録かつ記憶すべき頁の受信データが存在すれば、S53に戻って次頁の記録および記憶の前処理を開始する。
【0094】
S57において、1頁分の受信データが記録されかつ記憶されていなければ(S57:NO)、S56に戻って受信データの記録および記憶を継続する。
【0095】
S55において、ドットカウンタのカウント値が所定値以下でなければ(S55:NO)、黒インクのインク切れであるので、CPU1が、インク切れ処理を実行し(S62)、このルーチンを終了する。このインク切れ処理の詳細については、後述する。
【0096】
S53において、メモリフルであれば(S53:YES)、CPU1が、受信データが記録済みであるか未記録であるかの情報をRAM3から読み出し、RAM3に記録済のバックアップデータが格納されているか否かを判断する(S63)。RAM3に記録済のバックアップデータが格納されていれば(S63:YES)、CPU1が、記録済のバックアップデータをRAM3から1件消去し(S64)、S53に戻る。RAM3に記録済のバックアップデータが格納されていなければ(S63:NO)、CPU1が、NCU2を制御して回線を開放させ(S65)、このルーチンを終了する。
【0097】
このように、マークフラグとバックアップフラグとの双方がオンの場合、着信時に外乱光が無ければ、インクエンプティマークを記録し、そのインクエンプティマークが正しく読み取れるかどうかを確認しながら、受信データを記録していく。全頁にわたってインクエンプティマークが正しく読み取れれば、インク詰まりが発生していないものと考えられるので、RAM3に記憶している記録済のバックアップデータが存在すれば、それらを全て消去する。
【0098】
外乱光が無いにも係わらずインクエンプティマークが正常に読み取れなければ、インク詰まりが発生したものとして、代行受信に切り換える。
【0099】
記録の途中で外乱光が侵入すれば、代行受信に切り換え、受信終了後に自動的に記録する。このようにしたのは、記録の途中で侵入した外乱光は、継続性が小さいと考えられ、受信終了後には外乱光が無くなっている可能性が高いからである。
【0100】
着信時に外乱光が存在すれば、最初の頁からバックアップしながら記録する。このようにしたのは、外乱光が存在すれば、インクエンプティマークを正常に読み取れないからである。
【0101】
図5は、図2のS7における第2の制御処理の手順を説明するフローチャートであって、第2の制御処理に際しては、先ずCPU1が、外乱光の有無を判断する(S71)。
【0102】
外乱光が存在しなければ(S71:NO)、CPU1が、ドットカウンタのカウント値が所定値以下であるか否かを判断する(S72)。
【0103】
ドットカウンタのカウント値が所定値以下であれば(S72:YES)、CPU1が、受信データを記録させる(S73)。そしてCPU1が、1頁分の記録が終了したか否かを判断する(S74)。
【0104】
1頁分の記録が終了していれば(S74:YES)、CPU1が、記録部12を制御して、記録用紙上の所定位置にインクエンプティマークを記録させる(S75)。そしてCPU1が、インクエンプティマークを読み取る(S76)。そしてCPU1が、インクエンプティマークが正常に読み取れたか否かを判断する(S77)。
【0105】
インクエンプティマークが正常に読み取れれば(S77:YES)、CPU1が、受信データの記録が全頁にわたって終了したか否かを判断する(S78)。
【0106】
受信データの記録が全頁にわたって終了していれば(S78:YES)、CPU1が、回線を開放し(S79)、このルーチンを終了する。
【0107】
S78において、受信データの記録が全頁にわたって終了していなければ(S78:NO)、すなわち次に記録すべき頁の受信データが存在すれば、S71に戻って次頁の記録の前処理を開始する。
【0108】
S77において、インクエンプティマークが正常に読み取れなければ(S77:NO)、CPU1が、インク詰まり処理を実行し(S80)、このルーチンを終了する。このインク詰まり処理の詳細については、後述する。
【0109】
S74において、1頁分の記録が終了していなければ(S74:NO)、S73に戻って記録を続行する。
【0110】
S72において、ドットカウンタのカウント値が所定値以下でなければ(S72:NO)、黒インクのインク切れであるので、CPU1が、インク切れ処理を実行し(S81)、このルーチンを終了する。このインク切れ処理の詳細については、後述する。
【0111】
S71において、外乱光が存在していれば(S71:YES)、CPU1が、ドットカウンタのカウント値が所定値以下であるか否かを判断する(S82)。
【0112】
ドットカウンタのカウント値が所定値以下であれば(S82:YES)、CPU1が、受信データを記録させる(S83)。そしてCPU1が、1頁分の受信データが記録されたか否かを判断する(S84)。
【0113】
1頁分の受信データが記録されていれば(S84:YES)、CPU1が、記録部12を制御して記録用紙上の所定位置にインクエンプティマークを記録させる(S85)。そしてCPU1が、全頁の受信データが記録されたか否かを判断する(S86)。
【0114】
全頁の受信データが記録されていれば(S86:YES)、S79に進んで回線を開放させる。
【0115】
S86において、全頁の受信データが記録されていなければ(S86:NO)、すなわち次に記録すべき頁の受信データが存在すれば、S82に戻って次頁の記録の前処理を開始する。
【0116】
S84において、1頁分の受信データが記録されていなければ(S84:NO)、S83に戻って記録を継続する。
【0117】
S82において、ドットカウンタのカウント値が所定値以下でなければ(S82:NO)、CPU1が、インク切れ処理を実行し(S87)、このルーチンを終了する。このインク切れ処理の詳細については、後述する。
【0118】
このように、マークフラグがオンで、バックアップフラグがオフの場合、外乱光の有無に係わらず、バックアップせずに記録する。そして、外乱光がないにも係わらずインクエンプティマークが正常に読み取れなかった場合にのみ、代行受信に切り換える。このようにしたのは、バックアップを希望せずに敢えてバックアップフラグをオフに設定した使用者の意思を尊重するためである。
【0119】
図6は、図2のS9における第3の制御処理の手順を説明するフローチャートであって、第3の制御処理に際しては、先ずCPU1が、メモリフルであるか否かを判断する(S91)。
【0120】
メモリフルでなければ(S91:NO)、CPU1が、ドットカウンタのカウント値が所定値以下であるか否かを判断する(S93)。
【0121】
ドットカウンタのカウント値が所定値以下であれば(S93:YES)、CPU1が、受信データを記録させると同時に記憶させる(S94)。そしてCPU1が、1頁分の受信データが記録されかつ記憶されたか否かを判断する(S95)。
【0122】
1頁分の受信データが記録されかつ記憶されていれば(S95:YES)、CPU1が、全頁の受信データが記録されかつ記憶されたか否かを判断する(S96)。
【0123】
全頁の受信データが記録されかつ記憶されていれば(S96:YES)、CPU1が、回線を開放させる(S97)。そしてCPU1が、記録結果問い合わせ処理を実行し(S98)、このルーチンを終了する。この記録結果問い合わせ処理の詳細については、後述する。
【0124】
S96において、全頁の受信データが記録されかつ記憶されていなければ(S96:NO)、すなわち次に記録かつ記憶すべき頁の受信データが存在すれば、S91に戻って次頁の記録および記憶の前処理を開始する。
【0125】
S95において、1頁分の受信データが記録されかつ記憶されていなければ(S95:NO)、S94に戻って受信データの記録および記憶を継続する。
【0126】
S93において、ドットカウンタのカウント値が所定値以下でなければ(S93:NO)、黒インクのインク切れであるので、CPU1が、インク切れ処理を実行し(S99)、このルーチンを終了する。このインク切れ処理の詳細については、後述する。
【0127】
S91において、メモリフルであれば(S91:YES)、CPU1が、受信データが記録済みであるか未記録であるかの情報をRAM3から読み出し、RAM3に記録済のバックアップデータが格納されているか否かを判断する(S92a)。RAM3に記録済のバックアップデータが格納されていなければ(S92a:NO)、CPU1が、NCU2を制御して回線を開放させ(S92b)、このルーチンを終了する。RAM3に記録済のバックアップデータが格納されていれば(S92a:YES)、CPU1が、記録済のバックアップデータWORAM3から1件消去し(S92c)、S91に戻る。
【0128】
このように、マークフラグがオフで、バックアップフラグがオンの場合、外乱光の有無に係わらず、全ての受信ファクシミリデータをバックアップデータとしてRAM3に格納する。もちろん、インクエンプティマークを記録しない。
【0129】
図7は、図2のS10における第4の制御処理の手順を説明するフローチャートであって、第4の制御処理に際しては、先ずCPU1が、ドットカウンタのカウント値が所定値以下であるか否かを判断する(S101)。
【0130】
ドットカウンタのカウント値が所定値以下であれば(S101:YES)、CPU1が、受信データを記録させる(S102)。そしてCPU1が、1頁分の受信データが記録されたか否かを判断する(S103)。
【0131】
1頁分の受信データが記録されていれば(S103:YES)、CPU1が、全頁の受信データが記録されたか否かを判断する(S104)。
【0132】
全頁の受信データが記録されていれば(S104:YES)、CPU1が、回線を開放させ(S105)、このルーチンを終了する。
【0133】
S104において、全頁の受信データが記録されていなければ(S104:NO)、すなわち次に記録すべき頁の受信データが存在すれば、S101に戻って次頁の記録の準備を開始する。
【0134】
S103において、1頁分の受信データが記録されていなければ(S103:NO)、S102に戻って受信データの記録を継続する。
【0135】
S101において、ドットカウンタのカウント値が所定値以下でなければ(S101:NO)、黒インクのインク切れであるので、CPU1が、インク切れ処理を実行し(S106)、このルーチンを終了する。このインク切れ処理の詳細については、後述する。
【0136】
このように、マークフラグとバックアップフラグとの双方がオフの場合、外乱光の有無に係わらず、インクエンプティマークを記録せず、かつバックアップも行わない。
【0137】
図8は、図3のS61、および図6のS98における記録結果問い合わせ処理の手順を説明するフローチャートであって、記録結果問い合わせ処理に際しては、先ずCPU1が、表示部14を制御して、表示部14の表示画面上に、記録結果が良好であるか否かを使用者に問い合わせるための表示を表示させる(S111)。具体的には、CPU1が、図15の(a)のような表示と(b)のような表示とを、所定時間毎に交互に表示部14の表示画面上の所定の位置に表示させる。そしてCPU1が、使用者により記録が良好である旨の入力操作がなされたか否かを判断する(S112)。具体的には、CPU1が、操作部13からの操作信号を監視して、使用者が「1」のテンキーを押下したかどうかを調べる。
【0138】
使用者により記録が良好である旨の入力操作がなされていなければ(S112:NO)、CPU1が、使用者により記録が不良である旨の入力操作がなされたか否かを判断する(S113)。具体的には、CPU1が、操作部13からの操作信号を監視して、使用者が「2」のテンキーを押下したかどうかを調べる。
【0139】
使用者が記録用紙上に記録された受信画像を調べて、記録が不良である旨の入力操作を行えば(S113:YES)、CPU1が、表示部14を制御して、記録結果が良好であるか否かを使用者に問い合わせるための表示を消去させ(S114)、このルーチンを終了する。
【0140】
S113において、記録が不良である旨の入力操作がなされていなければ(S113:NO)、S112に戻って使用者による入力操作を待つ。
【0141】
S112において、使用者により記録が良好である旨の入力操作がなされていれば(S112:YES)、CPU1が、本件バックアップデータを消去し(S115)、S114に進む。具体的には、CPU1が、図3のS56あるいは図6のS94においてRAM3に格納した受信データを消去する。
【0142】
このように、記録と記憶とを同時に行ったときには、印字結果を使用者に問い合わせ、印字結果が良好であればバックアップデータを消去して、RAM3に無駄なバックアップデータが滞留することのないようにしている。
【0143】
図9は、図3のS51あるいは図5のS80におけるインク詰まり処理の手順を説明するフローチャートであって、インク詰まり処理に際しては、先ずCPU1が、メモリフルであるか否かを判断する(S121)。具体的には、CPU1が、RAM3の空き容量が所定値以上であるかどうかを調べる。
【0144】
メモリフルでなければ(S121:NO)、CPU1が、受信データをRAM3に格納する(S123)。具体的には、先ずCPU1が、インクエンプティマークが正常に読み取れなかった頁の受信データを、RAM3のバッファ領域からバックアップデータ格納領域に転送し、その次の頁の受信データからは、モデム4により復調されてコーデック8により復合化された受信データを、DMAC9により所定バイトずつRAM3に格納させる。すなわち、インクエンプティマークが正常に読み取れなかったということは、その頁の途中でインク詰まりが発生している可能性が極めて高いことから、記録済であるその頁自体の受信データもバックアップデータとしてRAM3に格納している。そしてCPU1が、1頁分の受信データがRAM3に格納されたか否かを判断する(S124)。
【0145】
1頁分の受信データがRAM3に格納されていれば(S124:YES)、CPU1が、全頁の受信データがRAM3に格納されたか否かを判断する(S125)。
【0146】
全頁の受信データがRAM3に格納されていれば(S125:YES)、CPU1が、回線を開放させる(S126)。具体的には、CPU1が、NCU2を制御して、電話回線21を開放させる。そしてCPU1が、表示部14を制御して、表示部14の表示画面上の所定領域に、インク詰まりが発生した旨を表示させる(S127)。そしてCPU1が、記録禁止モードを設定して(S128)、このルーチンを終了する。記録禁止モードが設定されると、ファクシミリデータを受信した場合、全てメモリ代行受信になり、RAM3内の全ての記録済バックアップデータを消去しても空きメモリ容量が所定値を越えない状態になれば、ファクシミリデータの受信を拒否する。この記録禁止モードは、使用者による操作部13に対する所定のキー操作に基づいて実行される黒インクのインク流路のクリーニング、あるいはファクシミリ装置の電源オン期間に所定時間毎に実行される黒インクのインク流路のクリーニングによって解除される。
【0147】
S125において、全頁の受信データがRAM3に格納されていなければ(S125:NO)、すなわち次に記憶すべき頁の受信データが存在すれば、S121に戻って次頁の記憶の前処理を開始する。
【0148】
S124において、1頁分の受信データがRAM3に格納されていなければ(S124:NO)、S123に戻って記憶を継続する。
【0149】
S121において、メモリフルであれば(S121:YES)、バックアップできないのでS126に進む。
【0150】
このように、インクエンプティマークが正常に読み取れない場合には、黒インクのインク流路が詰まっているものと判断して、使用者に黒インクのインク流路のクリーニングのための操作を促すようにしている。
【0151】
図10は、図3のS52,S62、図5のS81,S87、図6のS99、あるいは図7のS106におけるインク切れ処理の手順を説明するフローチャートであって、インク切れ処理に際しては、先ずCPU1が、メモリフルであるか否かを判断する(S131)。具体的には、CPU1が、RAM3の空き容量が所定値以上であるかどうかを調べる。
【0152】
メモリフルでなければ(S131:NO)、CPU1が、受信データをRAM3に格納する(S133)。具体的には、CPU1が、モデム4により復調されてコーデック8により復合化された受信データを、DMAC9により所定バイトずつRAM3に格納させる。このとき、ドットカウンタの第2の閾値は多少の余裕を持って設定されているので、頁の途中でドットカウンタのカウント値が第2の閾値である所定値に達しても、その頁は印字可能であることから、次頁以降の受信データをRAM3に格納するようにしている。そしてCPU1が、1頁分の受信データがRAM3に格納されたか否かを判断する(S134)。
【0153】
1頁分の受信データがRAM3に格納されていれば(S134:YES)、CPU1が、全頁の受信データがRAM3に格納されたか否かを判断する(S135)。
【0154】
全頁の受信データがRAM3に格納されていれば(S135:YES)、CPU1が、回線を開放させる(S136)。具体的には、CPU1が、NCU2を制御して、電話回線21を開放させる。そしてCPU1が、表示部14を制御して、表示部14の表示画面上の所定領域に、黒インクのインク切れが発生した旨を表示させる(S137)。そしてCPU1が、記録禁止モードを設定して(S138)、このルーチンを終了する。記録禁止モードが設定されると、ファクシミリデータを受信した場合、全てメモリ代行受信になり、RAM3内の全ての記録済バックアップデータを消去しても空きメモリ容量が所定値を越えない状態になれば、ファクシミリデータの受信を拒否する。この記録禁止モードは、使用者による黒インクのインクカートリッジの交換後に実行される黒インクのインク流路のクリーニングによって解除される。
【0155】
S135において、全頁の受信データがRAM3に格納されていなければ(S135:NO)、すなわち次に記憶すべき頁の受信データが存在すれば、S131に戻って次頁の記憶の前処理を開始する。
【0156】
S134において、1頁分の受信データがRAM3に格納されていなければ(S134:NO)、S133に戻って記憶を継続する。
【0157】
S131において、メモリフルであれば(S131:YES)、CPU1が、受信データが記録済みであるか未記録であるかの情報をRAM3から読み出し、RAM3に記録済のバックアップデータが格納されているか否かを判断する(S139)。RAM3に記録済のバックアップデータが格納されていれば(S139:YES)、CPU1が、記録済のバックアップデータをRAM3から1件消去し(S140)、S131に戻る。RAM3に記録済のバックアップデータが格納されていなければ(S139:NO)、S136に進む。
【0158】
このように、黒インクのドットカウンタが第2の閾値である所定値に達すれば、黒インクが無くなったものとして、使用者に黒インクのインクカートリッジの交換を促すようにしている。
【0159】
図11は、クリーニング後処理の手順を説明するフローチャートであって、このクリーニング後処理は、使用者による所定のキー操作に基づいて実行される黒インクのインク流路のクリーニング、ファクシミリ装置の電源オン期間中に所定時間毎に自動的に実行される黒インクのインク流路のクリーニング、あるいは使用者による黒インクのインクカートリッジの交換の後に自動的に実行される黒インクのインク流路のクリーニング、の後に自動的に実行される。
【0160】
クリーニング後処理に際しては、先ずCPU1が、記録禁止モードが設定されているか否かを判断する(S141)。
【0161】
記録禁止モードが設定されていれば(S141:YES)、CPU1が、記録禁止モードを解除する(S142)。そしてCPU1が、マークフラグがオンであるか否かを判断する(S143)。具体的には、CPU1が、EEPROM6の所定領域に格納されているマークフラグを読み出し、その内容が「1」であるかどうかを調べる。
【0162】
マークフラグがオンであれば(S143:YES)、CPU1が、外乱光の有無を判断する(S144)。具体的には、CPU1が、マークセンサ15による検出位置に記録用紙が存在しておらず、かつマークセンサ15の発光ダイオードなどの光源をオフさせた状態で、マークセンサ15からの検出出力を監視し、検出出力が所定値を越えていないかどうかを調べる。
【0163】
外乱光が存在しなければ(S144:NO)、CPU1が、ドットカウンタのカウント値が所定値以下であるか否かを判断する(S145)。
【0164】
ドットカウンタのカウント値が所定値以下であれば(S145:YES)、CPU1が、RAM3にバックアップされている受信データを記録させる(S146)。具体的には、CPU1が、RAM3に格納されているバックアップデータを読み出し、ゲートアレイ7を介して記録部12に供給し、1バンド分の受信画像を黒インクにより記録用紙上に印字させる。
【0165】
そしてCPU1が、1頁分の記録が終了したか否かを判断する(S147)。
【0166】
1頁分の記録が終了していれば(S147:YES)、CPU1が、記録部12を制御して、記録用紙上の所定位置にインクエンプティマークを記録させる(S148)。そしてCPU1が、インクエンプティマークを読み取り(S149)、インクエンプティマークが正常に読み取れたか否かを判断する(S150)。
【0167】
インクエンプティマークが正常に読み取れなければ(S150:NO)、CPU1が、フラグBの内容を「1」にする(S151)。具体的には、CPU1が、EEPROM6の所定領域からフラグBを読み出し、その内容が「0」であれば「1」を書き込み、「1」であればそのままにする。このフラグBは、RAM3にバックアップされている受信データの記録中にインクエンプティマークが正常に読み取れたか否かを表すものであって、EEPROM6の所定領域に記憶されている。なお、フラグBの初期値は「0」である。そしてCPU1が、バックアップデータの記録が1件分の全頁にわたって終了したか否かを判断する(S152)。
【0168】
バックアップデータの記録が1件分の全頁にわたって終了していれば(S152:YES)、CPU1が、バックアップデータの記録が全件にわたって終了したか否かを判断する(S153)。
【0169】
バックアップデータの記録が全件にわたって終了していれば(S153:YES)、CPU1が、フラグBの内容が「0」であるか否かを判断する(S154)。フラグBの内容が「0」であれば(S154:YES)、インクエンプティマークを全件の全頁にわたって正常に読み取れたということであり、バックアップデータを全件にわたって正常に記録できたと考えられるので、RAM3に格納されているバックアップデータとしての受信データを全て消去して(S155)、このルーチンを終了する。
【0170】
S154において、フラグBの内容が「0」でなければ(S154:NO)、バックアップデータが正常に記録されなかった恐れがあるので、CPU1が、表示部14を制御して、表示部14の表示画面上に、記録結果が良好であるか否かを使用者に問い合わせるための表示を表示させる(S156)。具体的には、CPU1が、図15の(a)のような表示と(b)のような表示とを、所定時間毎に交互に表示部14の表示画面上の所定の位置に表示させる。そしてCPU1が、使用者により記録が良好である旨の入力操作がなされたか否かを判断する(S157)。具体的には、CPU1が、操作部13からの操作信号を監視して、使用者が「1」のテンキーを押下したかどうかを調べる。
【0171】
使用者により記録が良好である旨の入力操作がなされていなければ(S157:NO)、CPU1が、使用者により記録が不良である旨の入力操作がなされたか否かを判断する(S158)。具体的には、CPU1が、操作部13からの操作信号を監視して、使用者が「2」のテンキーを押下したかどうかを調べる。
【0172】
使用者が記録用紙上に記録された受信画像を調べて、記録が不良である旨の入力操作を行えば(S158:YES)、CPU1が、表示部14を制御して、記録結果が良好であるか否かを使用者に問い合わせるための表示を消去させる(S159)。そしてCPU1が、フラグBをオフにして(S160)、このルーチンを終了する。
【0173】
S158において、記録が不良である旨の入力操作がなされていなければ(S158:NO)、S157に戻って使用者による入力操作を待つ。
【0174】
S157において、使用者により記録が良好である旨の入力操作がなされていれば(S157:YES)、CPU1が、表示部14を制御して、記録結果が良好であるか否かを使用者に問い合わせるための表示を消去させる(S161)。そしてCPU1が、フラグBをオフにして(S162)、S155に進む。
【0175】
S153において、受信データの記録が全件にわたって終了していなければ(S153:NO)、すなわち次に記録すべき件の受信データが存在すれば、S144に戻って次の件のバックアップデータの記録の前処理を開始する。
【0176】
S152において、受信データの記録がその件の全頁にわたって終了していなければ(S152:NO)、すなわち次に記録すべき頁の受信データが存在すれば、S144に戻って次頁のバックアップデータの記録の前処理を開始する。
【0177】
S150において、インクエンプティマークが正常に読み取れれば(S150:YES)、フラグBを「1」にする必要が無いので、S151を飛ばしてS152に進む。
【0178】
S147において、1頁分の記録が終了していなければ(S147:NO)、S146に戻って記録を継続する。
【0179】
S145において、ドットカウンタのカウント値が所定値以下でなければ(S145:NO)、CPU1が、記録部12の表示画面上に黒インクのインク切れである旨を表示させる(S163)。そしてCPU1が、記録禁止モードを設定する(S164)。そしてCPU1が、フラグBを「0」に設定して(S171)、このルーチンを終了する。具体的には、CPU1が、EEPROM6の所定領域からフラグBの内容を読み出し、その内容が「1」であれば「0」に書き換え、「0」であればそのままにしておく。
【0180】
S144において、外乱光が侵入していれば(S144:YES)、CPU1が、フラグBを「1」にする(S165)。そしてCPU1が、ドットカウンタのカウント値が所定値以下であるか否かを判断する(S166)。
【0181】
ドットカウンタのカウント値が所定値以下であれば(S166:YES)、CPU1が、記録部12を制御して、バックアップデータを記録させる(S167)。そしてCPU1が、1頁分のバックアップデータが記録されたか否かを判断する(S168)。
【0182】
1頁分のバックアップデータが記録されていれば(S168:YES)、CPU1が、本件についての全頁のバックアップデータが記録されたか否かを判断する(S169)。
【0183】
全頁のバックアップデータが記録されていれば(S169:YES)、CPU1が、全件のバックアップデータが記録されたか否かを判断する(S170)。
【0184】
全件のバックアップデータが記録されていれば(S170:YES)、S154に進んで消去の前処理を開始する。
【0185】
S170において、全件のバックアップデータが記録されていなければ(S170:NO)、すなわち次に記録すべき件のバックアップデータが存在すれば、S166に戻って次の件の記録の前処理を開始する。
【0186】
S169において、全頁のバックアップデータが記録されていなければ(S169:NO)、すなわち次に記録すべき頁のバックアップデータが存在すれば、S166に戻って次頁の記録の前処理を開始する。
【0187】
S168において、1頁分のバックアップデータが記録されていなければ(S168:NO)、S167に戻ってバックアップデータの記録を継続する。
【0188】
S166において、ドットカウンタのカウント値が所定値以下でなければ(S166:NO)、S163に進む。
【0189】
S143において、マークフラグがオンでなければ(S143:NO)、バックアップデータを自動的に記録しても、正常に記録されたか否か判断できないので、このルーチンを終了する。
【0190】
S141において、記録禁止モードでなければ(S141:NO)、記録禁止モードを解除する必要が無いので、S142を飛ばしてS143に進む。
【0191】
このように、マークフラグがオンであれば、黒インクのインク流路のクリーニング後に、RAM3に記憶されているバックアップデータを自動的に記録し、全てのインクエンプティマークが正常に読み取れれば、全てのバックアップデータを自動的に消去する。また、正常に読み取れないインクエンプティマークが存在すれば、バックアップデータの消去の可否を使用者に問い合わせる。
【0192】
図12は、手動消去処理の手順を説明するフローチャートであって、この手動消去処理は、使用者による所定のキー操作に基づいて実行される。たとえば、フルカラー印字のコピーを連続的に行うような場合、コピーのためにRAM3の容量を大量に消費するので、バックアップデータがRAM3に格納されていれば、コピーを正常に行えないことがある。このため、使用者の操作部13に対するキー操作によって、RAM3のバックアップデータを消去できるようにしているのである。またこの手動消去処理は、カラーコピーのためだけではなく、使用者がバックアップデータを記録用紙上に記録したいときにも利用できる。
【0193】
手動消去処理に際しては、先ずCPU1が、RAM3にバックアップデータが記憶されているか否かを判断する(S181)。このバックアップデータには、マークフラグとバックアップフラグと外乱光の有無との組み合わせに応じてバックアップした受信データばかりでなく、たとえば記録用紙が無くなったなどの、他の理由によりメモリ代行受信された受信データや、転送のためにRAM3に記憶されている受信データなども含む。
【0194】
バックアップデータが記憶されていれば(S181:YES)、CPU1が、表示部14を制御して、記録の要否を使用者に問い合わせるための表示を、表示部14の表示画面上の所定の位置に表示させる(S182)。具体的には、CPU1が、図13の(a)に示すような表示と(b)に示すような表示とを、表示部14の表示画面の所定位置に所定時間毎に交互に表示させる。そしてCPU1が、使用者により記録不要の入力操作がなされたか否かを判断する(S183)。具体的には、CPU1が、操作部13からの操作信号を監視することにより、使用者が「2」のテンキーを押下したかどうかを調べる。なお、使用者は、操作部13に対する所定のキー操作により、メモリステータスリストを表示あるいは記録させることによって、RAM3に記憶されているバックアップデータの情報を知ることができ、この情報に基づいて記録の要否を判断する。この情報は、たとえば送信元の名称や電話番号、ならびに受信日時などである。さらに使用者は、操作部13に対する所定のキー操作、あるいは予め設定された所定時間毎に出力される、図18に示すような通信管理レポートによっても、RAM3に記憶されているバックアップデータの情報を知ることができる。この通信管理レポートは、記録用紙上に記録されたものである。
【0195】
使用者により記録不要の入力操作がなされていなければ(S183:NO)、CPU1が、使用者により記録必要の入力操作がなされたか否かを判断する(S184)。具体的には、CPU1が、操作部13からの操作信号を監視することにより、使用者が「1」のテンキーを押下したかどうかを調べる。
【0196】
使用者により記録必要の入力操作がなされていれば(S184:YES)、CPU1が、表示部14を制御して、表示部14の表示画面にプリント中である旨を表示させる(S185)。具体的には、図14に示すような表示を、表示部14の表示画面上に表示させる。そしてCPU1が、マークフラグがオンであるか否かを判断する(S186)。
【0197】
マークフラグがオンであれば(S186:YES)、CPU1が、外乱光の有無を判断する(S187)。具体的には、CPU1が、マークセンサ15による検出位置に記録用紙が存在しておらず、かつマークセンサ15の発光ダイオードなどの光源をオフさせた状態で、マークセンサ15からの検出出力を監視し、検出出力が所定値を越えていないかどうかを調べる。
【0198】
外乱光が存在しなければ(S187:NO)、CPU1が、ドットカウンタのカウント値が所定値以下であるか否かを判断する(S188)。
【0199】
ドットカウンタのカウント値が所定値以下であれば(S188:YES)、CPU1が、記録部12を制御して、RAM3に記憶されているバックアップデータを記録させる(S189)。具体的には、CPU1が、RAM3に格納されているバックアップデータを読み出し、ゲートアレイ7を介して記録部12に供給し、1バンド分の受信画像を黒インクにより記録用紙上に印字させる。
【0200】
そしてCPU1が、1頁分の記録が終了したか否かを判断する(S190)。
【0201】
1頁分の記録が終了していれば(S190:YES)、CPU1が、記録部12を制御して、記録用紙上の所定位置にインクエンプティマークを記録させる(S191)。そしてCPU1が、インクエンプティマークを読み取る(S192)。そしてCPU1が、インクエンプティマークが正常に読み取れたか否かを判断する(S193)。
【0202】
インクエンプティマークが正常に読み取れなければ(S193:NO)、CPU1が、フラグCの内容を「1」にする(S194)。具体的には、CPU1が、EEPROM6の所定領域からフラグCを読み出し、その内容が「0」であれば「1」を書き込み、「1」であればそのままにする。このフラグCは、RAM3に記憶されているバックアップデータの記録中にインクエンプティマークが正常に読み取れたか否かを表すものであって、EEPROM6の所定領域に記憶されている。なお、フラグCの初期値は「0」である。そしてCPU1が、バックアップデータの記録が1件分の全頁にわたって終了したか否かを判断する(S195)。
【0203】
バックアップデータの記録が1件分の全頁にわたって終了していれば(S195:YES)、CPU1が、バックアップデータの記録が全件にわたって終了したか否かを判断する(S196)。
【0204】
バックアップデータの記録が全件にわたって終了していれば(S196:YES)、CPU1が、フラグCの内容が「0」であるか否かを判断する(S197)。フラグCの内容が「0」であれば(S197:YES)、インクエンプティマークを全件の全頁にわたって正常に読み取れたということであり、バックアップデータを全件にわたって正常に記録できたと考えられるので、RAM3に格納されているバックアップデータとしての受信データを全て消去する(S198)。そしてCPU1が、表示部14を制御して、表示部14の表示画面上に表示されているプリント中である旨の表示、あるいは使用者に消去の可否を問い合わせるための表示を消去させる(S199)。そしてCPU1が、フラグCを「0」に設定して(S200)、このルーチンを終了する。具体的には、CPU1が、EEPROM6の所定領域からフラグCの内容を読み出し、その内容が「1」であれば「0」に書き換え、「0」であればそのままにしておく。
【0205】
S197において、フラグCの内容が「0」でなければ(S197:NO)、バックアップデータが正常に記録されなかった恐れがあるので、CPU1が、表示部14を制御して、表示部14の表示画面上に、記録結果が良好であるか否かを使用者に問い合わせるための表示を表示させる(S201)。具体的には、CPU1が、図15の(a)のような表示と(b)のような表示とを、所定時間毎に交互に表示部14の表示画面上の所定の位置に表示させる。そしてCPU1が、使用者により記録が良好である旨の入力操作がなされたか否かを判断する(S202)。具体的には、CPU1が、操作部13からの操作信号を監視して、使用者が「1」のテンキーを押下したかどうかを調べる。
【0206】
使用者により記録が良好である旨の入力操作がなされていなければ(S202:NO)、CPU1が、使用者により記録が不良である旨の入力操作がなされたか否かを判断する(S203)。具体的には、CPU1が、操作部13からの操作信号を監視して、使用者が「2」のテンキーを押下したかどうかを調べる。
【0207】
使用者が記録用紙上に記録された受信画像を調べて、記録が不良である旨の入力操作を行えば(S203:YES)、S199に進む。
【0208】
S203において、記録が不良である旨の入力操作がなされていなければ(S203:NO)、S202に戻って使用者による入力操作を待つ。
【0209】
S202において、使用者により記録が良好である旨の入力操作がなされていれば(S202:YES)、S198に進む。
【0210】
S196において、受信データの記録が全件にわたって終了していなければ(S196:NO)、すなわち次に記録すべき件の受信データが存在すれば、S187に戻って次の件のバックアップデータの記録の前処理を開始する。
【0211】
S195において、受信データの記録がその件の全頁にわたって終了していなければ(S195:NO)、すなわち次に記録すべき頁の受信データが存在すれば、S187に戻って次頁のバックアップデータの記録の前処理を開始する。
【0212】
S193において、インクエンプティマークが正常に読み取れれば(S193:YES)、フラグCを「1」にする必要が無いので、S194を飛ばしてS195に進む。
【0213】
S190において、1頁分の記録が終了していなければ(S190:NO)、S189に戻って記録を続行する。
【0214】
S188において、ドットカウンタのカウント値が所定値以下でなければ(S188:NO)、CPU1が、記録部12の表示画面上に黒インクのインク切れである旨を表示させる(S204)。そしてCPU1が、記録禁止モードを設定して(S205)、S200に進む。
【0215】
S187において、外乱光が侵入していれば(S187:YES)、CPU1が、フラグCを「1」にする(S206)。そしてCPU1が、ドットカウンタのカウント値が所定値以下であるか否かを判断する(S207)。
【0216】
ドットカウンタのカウント値が所定値以下であれば(S207:YES)、CPU1が、記録部12を制御して、バックアップデータを記録させる(S208)。そしてCPU1が、1頁分のバックアップデータが記録されたか否かを判断する(S209)。
【0217】
1頁分のバックアップデータが記録されていれば(S209:YES)、CPU1が、本件についての全頁のバックアップデータが記録されたか否かを判断する(S210)。
【0218】
全頁のバックアップデータが記録されていれば(S210:YES)、CPU1が、全件のバックアップデータが記録されたか否かを判断する(S211)。
【0219】
全件のバックアップデータが記録されていれば(S211:YES)、S197に進んで消去の前処理を開始する。
【0220】
S211において、全件のバックアップデータが記録されていなければ(S211:NO)、すなわち次に記録すべき件のバックアップデータが存在すれば、S207に戻って次の件の記録の前処理を開始する。
【0221】
S210において、全頁のバックアップデータが記録されていなければ(S210:NO)、すなわち次に記録すべき頁のバックアップデータが存在すれば、S207に戻って次頁の記録の前処理を開始する。
【0222】
S209において、1頁分のバックアップデータが記録されていなければ(S209:NO)、S208に戻ってバックアップデータの記録を継続する。
【0223】
S207において、ドットカウンタのカウント値が所定値以下でなければ(S207:NO)、S204に進む。
【0224】
S186において、マークフラグがオンでなければ(S186:NO)、S206に進む。
【0225】
S184において、記録が必要である旨の操作入力がなければ(S184:NO)、S183に戻って使用者による操作入力を待つ。
【0226】
S183において、記録が不要である旨の操作入力があれば(S183:YES)、CPU1が、表示部14を制御して、使用者にバックアップデータを消去してもよいか否かを問い合わせるための表示を表示部14の表示画面上に表示させる(S212)。具体的には、CPU1が、図16の(a)のような表示と(b)のような表示とを、所定時間毎に交互に表示部14の表示画面上の所定の位置に表示させる。そしてCPU1が、使用者によりバックアップデータを消去してもよい旨の入力操作がなされたか否かを判断する(S213)。具体的には、CPU1が、操作部13からの操作信号を監視して、使用者が「1」のテンキーを押下したかどうかを調べる。
【0227】
使用者によりバックアップデータを消去してもよい旨の入力操作がなされていなければ(S213:NO)、CPU1が、使用者によりバックアップデータを消去してはいけない旨の入力操作がなされたか否かを判断する(S214)。具体的には、CPU1が、操作部13からの操作信号を監視して、使用者が「2」のテンキーを押下したかどうかを調べる。
【0228】
使用者が記録用紙上に記録された受信画像を調べて、バックアップデータを消去してはいけない旨の入力操作を行えば(S214:YES)、バックアップデータを消去せずに、S199に進む。
【0229】
S214において、使用者によりバックアップデータを消去してはいけない旨の入力操作がなされていなければ(S214:NO)、S213に戻って使用者による入力操作を待つ。
【0230】
S213において、使用者によりバックアップデータを消去してもよい旨の入力操作がなされていれば(S213:YES)、S198に進んでバックアップデータを消去する。
【0231】
S181において、RAM3にバックアップデータが格納されていなければ(S181:NO)、CPU1が、表示部14を制御して、RAM3にバックアップデータが格納されていない旨を所定時間表示させ(S215)、S199に進む。具体的には、CPU1が、表示部14の表示画面上の所定の位置に、図17に示すような表示をたとえば2秒間表示させる。
【0232】
このように、使用者による所定のキー操作に基づいて、RAM3に格納されている受信データすなわちバックアップデータを任意に消去できる。
【0233】
なお、上記実施形態では、マークフラグとバックアップフラグとの双方がオンで、着信時に外乱光の侵入があった場合、および、マークフラグがオフでバックアップフラグがオンの場合に、使用者により記録が不良である旨の入力操作がなされたときに、RAM3に記憶した画像データを消去しないように構成したが、必ずしもこのように構成する必要はなく、使用者により記録が不良である旨の入力操作がなされたときに、黒インクのインク流路の清掃を促すための表示を表示部14の表示画面上に表示させ、清掃後に、RAM3に記憶した画像データを自動的に記録部12に記録させるように構成してもよい。
【0234】
また、上記実施形態では、マークフラグの他にバックアップフラグを設定し、これらのフラグの組み合わせと外乱光の有無とに応じて制御を切り替えるように構成したが、必ずしもこのように構成する必要はなく、マークフラグとバックアップフラグとのうちの一方または双方を用いなくてもよい。たとえば、マークフラグとバックアップフラグとの双方を用いない場合、これらマークフラグとバックアップフラグとの双方がオンの場合の動作が常に行われるように構成すればよい。同様に、マークフラグを用いてバックアップフラグを用いない場合、バックアップフラグがオンの場合の動作が常に行われるように構成すればよい。また、バックアップフラグを用いてマークフラグを用いない場合、マークフラグがオンの場合の動作が常に行われるように構成すればよい。
【0235】
更に、上記実施形態では、メモリフルのときに、記録済のバックアップデータをRAM3から必要な量だけ消去したが、このような消去動作を自動的に行うか否かを、キー操作などにより使用者が任意に切り替えられるように構成してもよい。
【0236】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1に記載した発明の通信装置によれば、第1の表示制御手段が、記録・記憶制御手段により画像情報が画像情報記憶手段に記憶された場合、受信手段による画像情報の受信終了後に、記録手段による記録結果の良否を使用者に問い合わせるための表示を表示手段に表示させ、消去制御手段が、第1の表示制御手段に基づく記録結果の良否を問い合わせるための表示に対して、使用者により記録結果が良好である旨の入力操作が行われたときに、記録・記憶制御手段による制御によって画像情報記憶手段に記憶された画像情報を消去するので、外乱光の侵入に対処できると同時に、画像情報記憶手段が画像情報で埋め尽くされる事態を極力回避できる。特に、外乱光の侵入に起因して画像情報が画像情報記憶手段に記憶された場合にも、その事実を使用者が知ることができるので、使用者が頻繁に確認操作を行うことなく、受信した画像情報によって画像情報記憶手段の空き容量がなくなってしまうのを良好に回避できる。
【0237】
【0238】
【0239】
また、請求項2に記載した発明の通信装置によれば、請求項1に記載の通信装置による効果に加えて、インクジェット方式の印字装置を備えた本発明の通信装置を実現できる。
【0240】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る通信装置の一例としてのファクシミリ装置の回路ブロック図である。
【図2】 図1に示すファクシミリ装置による受信処理の手順を説明するフローチャートである。
【図3】 図1に示すファクシミリ装置による第1の制御処理の手順の一部を説明するフローチャートである。
【図4】 図1に示すファクシミリ装置による第1の制御処理の手順の残部を説明するフローチャートである。
【図5】 図1に示すファクシミリ装置による第2の制御処理の手順を説明するフローチャートである。
【図6】 図1に示すファクシミリ装置による第3の制御処理の手順を説明するフローチャートである。
【図7】 図1に示すファクシミリ装置による第4の制御処理の手順を説明するフローチャートである。
【図8】 図1に示すファクシミリ装置による記録結果問合せ処理の手順を説明するフローチャートである。
【図9】 図1に示すファクシミリ装置によるインク詰まり処理の手順を説明するフローチャートである。
【図10】 図1に示すファクシミリ装置によるインク切れ処理の手順を説明するフローチャートである。
【図11】 図1に示すファクシミリ装置によるクリーニング後処理の手順を説明するフローチャートである。
【図12】 図1に示すファクシミリ装置による手動消去処理の手順を説明するフローチャートである。
【図13】 図1に示すファクシミリ装置による手動消去処理における表示内容の説明図である。
【図14】 図1に示すファクシミリ装置による手動消去処理における表示内容の説明図である。
【図15】 図1に示すファクシミリ装置による手動消去処理における表示内容の説明図である。
【図16】 図1に示すファクシミリ装置による手動消去処理における表示内容の説明図である。
【図17】 図1に示すファクシミリ装置による手動消去処理における表示内容の説明図である。
【図18】 図1に示すファクシミリ装置により出力される通信管理レポートの説明図である。
【符号の説明】
1 CPU
2 NCU
3 RAM
4 モデム
5 ROM
6 EEPROM
7 ゲートアレイ
8 コーデック
9 DMAC
11 読取部
12 記録部
13 操作部
14 表示部
15 マークセンサ
21 電話回線
Claims (2)
- 表示画面上に各種の情報を表示する表示手段と、
記録材を貯留する記録材貯留手段と、
通信回線を介して画像情報を受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された画像情報を記憶する画像情報記憶手段と、
前記受信手段により受信された画像情報に基づく受信画像を、記録用紙を搬送しながら頁単位で前記記録材貯留手段に貯留された記録材を用いて前記記録用紙上の受信画像記録領域に記録するとともに、前記記録用紙上の受信画像記録領域外の所定の位置に、前記記録材貯留手段に貯留された記録材を用いて所定の記号を記録する記録手段と、
前記記号が記録された前記記録用紙の搬送時に当該記号が対向する所定の位置に設けられ、光源から前記記号に光を照射するとともに、その反射光を受光センサで受光し、その受光信号に基づいて前記記号を検出する記号検出手段とを有する通信装置であって、
使用者による指示操作に基づいて、前記記録手段による前記記号の記録を許可する記号記録許可状態と前記記録手段による前記記号の記録を禁止する記号記録禁止状態とに切り替える記号記録制御手段と、
前記記号記録制御手段により前記記号記録許可状態に切り替えられている状態で前記受信画像の各頁を前記記録用紙に記録する際に、前記記号検出手段の光源をオフさせた状態で前記受光センサから出力される信号を用いて外乱光の有無を判別する外乱光判別手段と、
前記記号記録制御手段により前記記号記録許可状態に切り替えられている状態では、前記受信手段により受信された最初の頁の画像情報を記録する際に前記外乱光判別手段により外乱光有りが判別されたときは、前記受信手段により受信される全ての頁の画像情報を前記記録手段で前記記録用紙に記録させるとともに前記画像情報記憶手段に記憶させ、前記受信手段により受信された各頁の画像情報を記録する際に前記外乱光判別手段により外乱光無しが判別されたときは、受信した画像情報のうち、最初の頁から前記信号検出手段により前記記録用紙に記録された前記記号が正常に検出できなかった頁までの各頁の画像情報を前記記録手段により前記記録用紙に記録させる一方、前記信号検出手段により前記記録用紙に記録された前記記号が正常に検出できなかった頁から各頁の画像情報を前記画像情報記憶手段に記憶させ、前記記号記録制御手段により前記記号記録禁止状態に切り替えられている状態では、常に前記受信手段により受信される全ての頁の画像情報を前記記録手段で前記記録用紙に記録させるとともに前記画像情報記憶手段に記憶させる記録・記憶制御手段と、
前記受信手段により受信される全ての頁の前記画像情報の前記記録用紙への記録と前記画像情報記憶手段への記憶の終了後に、前記記録手段による記録結果の良否を使用者に問い合わせるための表示を前記表示手段に表示させる第1の表示制御手段と、
前記第1の表示制御手段に基づく前記記録結果の良否を問い合わせるための表示に対して、使用者により前記記録結果が良好である旨の入力操作が行われたときに、前記記録・記憶制御手段による制御によって前記画像情報記憶手段に記憶された画像情報を消去する消去制御手段とを備えたことを特徴とする通信装置。 - 前記記録材貯留手段は、ノズルを備えた印字ヘッドに着脱自在に設けられたインクカートリッジからなる、請求項1に記載の通信装置。
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