JP3899707B2 - 車両用ナビゲーション装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、目的地までの経路を探索し、この探索された経路を運転者に報知する車両用ナビゲーション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自車の現在位置から入力された目的地までの経路を探索し、これを運転者に報知する車両用ナビゲーション装置が、近年急速に普及してきている。特開平8−338735号公報に記載された車両用ナビゲーション装置は、さらに有料道路等用のプリペイドカードの残額を読み取る読取り装置を備え、探索された経路に有料道路等が含まれる場合には、この有料道路等の料金と、プリペイドカードの残高の差額を運転者に報知する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前述の公報に記載の装置においては、検索された経路の有料道路等の料金とプリペイドカードの残高の比較が行われるが、残高を経路検索の要素とすることは行っていない。すなわち、カードの残高以内で目的地まで行ける経路を探索するようなことはしていない。よって、検索された経路の有料道路等の料金がカード残高を上回った場合、検索経路を走行することができず、検索が無駄となる場合があった。
【0004】
また、近年、有料道路等の有料施設と、車載の端末機との間で通信により料金の収受を行うシステムが開発されている。このシステムを利用する場合にも、有料施設の料金が残高を超えると検索が無駄となる場合があった。
【0005】
本発明は、前述の課題を解決するためになされたものであり、前払いした有料施設料金の残高に基づき、経路検索を行うことができる車両用ナビゲーション装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前述の課題を解決するために、本発明にかかる車両用ナビゲーション装置は、有料施設の料金の支払いを行うシステムの支払い可能な金額を得る手段と、前記経路における自動料金収受道路の各走行区間の料金および走行区間の組み合わせごとの料金を前記支払い可能な金額内でかつ最高額となる走行区間もしくは走行区間の組み合わせの探索前に予めそれぞれ算出する手段と、予め算出された料金の安い順に、走行区間もしくは走行区間の組み合わせの料金と前記支払い可能な金額との比較を行うことで、前記支払い可能な金額内でかつ最高額となる走行区間もしくは走行区間の組み合わせを探索する手段と、最高額となる走行区間もしくは走行区間の組み合わせを探索できた場合、その走行区間もしくは走行区間の組み合わせを、目的地までの経路における自動料金収受道路の走行区間として、有料施設の料金が前記支払い可能な金額内の報知対象となる前記目的地までの経路を探索する手段と、を有している。
【0007】
さらに、前記有料施設の料金の支払いを行うシステムは、有料施設側と車両の間で通信により料金の収受を行うシステムであり、前記支払い可能な金額を得る手段は、このシステムの車載機より、当該金額を得るものとすることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態(以下実施形態という)を、図面に従って説明する。図1には、本発明の車両用ナビゲーション装置の構成ブロック図が示されている。ナビゲーションECU10は、地図情報を記憶する地図情報記憶部12および有料道路の料金を記憶する有料道路情報記憶部14を含み、GPS(グローバルポジショニングシステム)用のアンテナ16から取得した情報などから、既知の方法により自車両の現在地を算出できる。また、目的地を入力部18より入力することにより、現在地から目的地までの経路を探索し、この経路を出力装置20に出力することができる。この場合、出力装置20は表示装置であり、経路は地図情報記憶部12から読み出された地図に重ねて表示される。また、車両の走行に伴って運転者に対し、探索経路を指示することができる。この場合、出力装置20は、表示装置に加えて、音声出力装置を含むことが好ましい。
【0009】
さらに、本実施形態の車両用ナビゲーション装置は、自動料金収受システム(ETC)の車載機22から、自動料金収受に関する情報を取得可能である。自動料金収受システムは、有料道路の料金所付近に設けられた施設側送受信器と、車両に搭載された車載機22との間で通信を行い、有料道路の料金の収受を行うシステムである。そして、料金所での車両の一時停止をなくし、渋滞を解消する目的で開発が進められている。
【0010】
自動料金収受システムでは、運転者は、事前に所定の金額でカードを購入し、有料道路を使用すると、このカードから金額を減算して料金の収受を行う。また、あらかじめ金融機関の口座を登録しておき、料金をここから引き落とすこともできる。以下の説明においては、前者のカードを用いたシステムについて説明するが、後者のシステムにおいても、あらかじめ引き落とし限度額を設定するなどしておけば、カードを用いたシステムと同様に処理可能である。
【0011】
自動料金収受システムの車載機22は、前記の事前に購入されたカードの情報を読み取り、また新たな情報を書き込むことができる。この読み取り、書き込まれる情報は、例えばカードの残高である。車載機22は、読み取った残高を表示する表示部を有していることが好ましい。また、この残高がナビゲーションECU10に読み込まれる。
【0012】
図2には、本実施形態の特に経路探索にかかる制御フローを示すチャートが示されている。まず、有料道路優先経路探索モードが設定されているかが判断される(S100)。このモードは、運転者または操作者の操作により設定することが可能であり、経路探索の際に、目的地までの間に有料道路があれば、これを通る経路を探索するモードである。このモードが設定されていれば、有料道路を優先して経路探索が行われる(S102)。設定されていない場合は、有料道路を通らない経路の探索が行われる(S104)。
【0013】
ステップS102で経路の探索が行われた後、さらに自動料金収受システムの前払い金の残高を参照して経路を探索する残高参照経路探索モードが設定されているかが判断される(S106)。このモードが設定されていなければ、ステップS102で探索された経路が最終的な経路となり、経路探索を終了する。一方、残高参照経路探索モードが設定されていれば、さらに、ステップS102で探索された経路に自動料金収受システムが設置された道路(自動料金収受道路)が含まれているかが判断される(S108)。この道路が含まれていなければ、自動料金収受システムを使用する機会のないことをユーザ(運転者)に報知し(S110)、経路探索を終了する。
【0014】
ステップS102で探索された経路が、自動料金収受道路を使用する経路である場合、その道路を利用する区間の組合せと、この組合せごとの料金の算出が行われる(S112)。この算出について、図3を用いて説明する。
【0015】
図3には、現在地Pから目的地Dまでの探索された経路が示されている。実線で示されているのが、自動料金収受道路である。この道路を、インタチェンジIC-AからインタチェンジIC-Dまで利用する経路が示されている。インタチェンジIC-A,IC-Dの間には、二つのインタチェンジIC-B,IC-Cがあり、これらの4つのインタチェンジの間の区間を区間a,区間bおよび区間cとする。ステップS102で探索された経路は、これらの区間a,b,cを全て通って目的地に向かう経路であるが、ここでは、これら3つの区間の一つまたは二つを利用する経路についても、料金の計算が行われる。すなわち、一つの区間だけ、すなわち区間a、区間b、区間cのいずれか一つを利用する場合の料金がそれぞれ算出される。次に、二つの区間、すなわち区間a,b、区間a,c、区間b,cを利用する場合の3通りについて、料金が算出される。最後に、3つの区間全てをい利用する場合の料金について算出される。この料金算出は、有料道路情報記憶部14に記憶された料金表に基づき算出が行われる。
【0016】
次に、ETC車載機22からカードの残高情報を取得する(S114)。ステップS112で算出された料金のうち、最も安価な区間の料金(最低料金)とカードの残高が比較される(S116)。残高が、最低料金に満たなければ、最低料金の区間でも残高が不足することをユーザ(運転者)に報知し(S118)、経路探索を終了する。このとき、再度経路探索を行うか、ユーザに選択を促すようにしてもよい。ステップS116で、残高が最低料金以上であれば、次に安価な区間または区間の組合せと残高が比較される(S120)。残高が対象の区間または区間の組合せの料金に満たなければ、前回比較の対象とした区間または区間の組合せを含む条件の下で、経路の再探索が行われる(S122)。一方、ステップS120で残高の方が高ければ、この料金が、最高額の組合せであるかが判断され(S124)、最高額であればステップS102で探索された経路を探索経路と確定する。また、最高額に達していなければ、ステップS120へ戻り、次に安価な区間または区間の組合せについて残高との比較を行う。
【0017】
最後に、ステップS104,S106,S110,S118,S120,S124で経路が確定したら、その経路に基づき経路誘導が行われる(S126)。
【0018】
以上、自動料金収受システムが備えられた有料道路に関して説明したが、従来のハイウエイカードのようなプリペイドカードの残高読み取り装置を、ナビゲーション装置に追加し、前述したカードの残高に応じた経路探索を行うようにすることもできる。また、有料道路のみならず、カーフェリー、カートレイン等の料金についても経路検索の際に考慮することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態の概略構成を示すブロック図である。
【図2】 本実施形態の制御フローを示すチャートである。
【図3】 有料道路の区間の組合せに関する説明図である。
【符号の説明】
10 ナビゲーションECU、12 地図情報記憶部、14 有料道路情報記憶部、16 GPSアンテナ、18 入力部、20 出力装置、22 自動料金収受システム車載機。
Claims (2)
- 車両に搭載され、目的地までの経路を探索し、探索された経路を報知する車両用ナビゲーション装置であって、
有料施設の料金の支払いを行うシステムの支払い可能な金額を得る手段と、
前記経路における自動料金収受道路の各走行区間の料金および走行区間の組み合わせごとの料金を前記支払い可能な金額内でかつ最高額となる走行区間もしくは走行区間の組み合わせの探索前に予めそれぞれ算出する手段と、
予め算出された料金の安い順に、走行区間もしくは走行区間の組み合わせの料金と前記支払い可能な金額との比較を行うことで、前記支払い可能な金額内でかつ最高額となる走行区間もしくは走行区間の組み合わせを探索する手段と、
最高額となる走行区間もしくは走行区間の組み合わせを探索できた場合、その走行区間もしくは走行区間の組み合わせを、目的地までの経路における自動料金収受道路の走行区間として、有料施設の料金が前記支払い可能な金額内の報知対象となる前記目的地までの経路を探索する手段と、
を有する車両用ナビゲーション装置。 - 請求項1に記載の車両用ナビゲーション装置において、前記有料施設の料金の支払いを行うシステムは、有料施設側と車両の間で通信により料金の収受を行うシステムであり、前記支払い可能な金額を得る手段は、このシステムの車載機より、当該金額を得るものである、車両用ナビゲーション装置。
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