JP3897148B2 - 食品加熱殺菌装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、食品加熱殺菌装置に関し、特に、開放状態すなわち密閉されていない状態において米飯等の固形食品を加熱殺菌する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
特許第2912876号には、無菌包装米飯の製造方法として、洗米浸漬した米をトレーに定量充填し、それを密封チャンバに入れ、高温・加圧蒸気を間欠的にフラッシュすることにより滅菌処理すると同時に米をα化し、次いで炊き水を注水して炊飯した後、個食トレーに蓋材を被せて密封シールする方法が開示されている。この間欠的な加圧加熱滅菌処理により、米の風味を損なわずに効果的に滅菌処理ができるとともに、蒸気フラッシュを行わない非処理インターバルの間に個食トレーを米充填工程から蒸気炊飯工程へ向けて前進させることができるため製造ラインの稼動の効率化、高速化を実現できるという利点がある。
【0003】
この加熱殺菌方法を実施する装置としては特許第2838198号に記載されたものがある。この装置は、上下1対のチャンバを有する加圧加熱殺菌アセンブリがラインの上流から下流に向け複数(例:8個)並設されており、各上側チャンバの天面には蒸気の給気管(2個)と排気管(1個)が接続されている。下側チャンバは昇降駆動手段により上下動し、アセンブリの開閉がなされる。
【0004】
この装置においては、上下チャンバの間をトレー容器載置板に載ったトレーが間欠移動しながら殺菌が行われる。すなわち、載置板の移動が止まった時に上下チャンバが閉じて密閉空間を形成し、この密閉空間に蒸気を供給・排気しながら開放状態の米飯の殺菌が行われる。容器載置板には載置すべき個数分(例:4個)の開口が開けられており、同時に複数(例:4個)のトレーを載置し殺菌するようになっている。また、トレーに充填された米が高圧加熱蒸気の間欠的フラッシュにより飛散することを防止するために、密閉チャンバ内においてトレーの開口部を多孔板で覆いながら殺菌するように構成されている。この多孔板の上には高圧加熱蒸気のフラッシュが均一に分散するように給気管と排気管の直下近傍にそれぞれめくら板が敷設されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の加熱殺菌装置では、チャンバ内の加熱蒸気の流れが均一性を欠き、トレーの載置される位置によっては部分的に加熱が弱い部分が発生するなど殺菌状態のばらつきが大きく、殺菌が充分に行えない場合が生じるという問題があった。特に、米飯のように食品の構成単位(各米粒)間に間隙を有する固形食品を殺菌するときは、食品の構成単位間に残存する空気により食品を効率よく加熱することができないので、すべての位置のトレーについて充分に殺菌できるような条件で加熱を行うと米飯の表面が過加熱によって褐変または変質し、食品の品質が低下するという問題があった。
【0006】
本発明は、上記従来の加熱殺菌装置の問題点にかんがみなされたものであって、固形食品を開放状態においてムラなく均一にかつ効率よく加熱して、食品の品質を低下させることなく短時間で殺菌することができる装置を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決する手段】
本発明者らは、鋭意研究と実験を重ねた結果、上記従来の装置においては、上側チャンバが固定側であるため配管の便宜上1対の給気孔とその中間の排気孔がすべて上側チャンバの頂部に形成されており、このため給気孔から供給される加熱蒸気の流れの一部が多孔板の多数の小孔から容器開口部に向かわずに、排気孔に直接流れ排気されるために殺菌状態のばらつきが生じることを見出し、この加熱蒸気の給気孔から排気孔へのショートパスをなくすことにより固形食品を解放状態においてムラなく均一に効率よく加熱できることを発見し、本発明に到達した。
【0008】
上記目的を達成する本発明の食品加熱殺菌装置は、収容された固形食品の表面上の空間が開口部を形成する容器を支持する容器支持手段と、第1の蒸気室を有する第1のチャンバと、第2の蒸気室を有する第2のチャンバと、該第1および第2のチャンバが密接して該第1および第2の蒸気室からなる実質的に密閉された密閉空間を形成する密接位置と該第1および第2のチャンバが離隔する離隔位置との間で該第1および第2のチャンバを相対移動させる相対移動手段と、該第1および第2のチャンバが該離隔位置にあるときに該容器支持手段を該第1および第2のチャンバの間に供給する容器供給手段と、該第1および第2のチャンバが該密接位置にあるときに該密閉空間に所定圧の蒸気を供給する蒸気供給手段とを有し、該第1および第2のチャンバを対として有するアセンブリが複数段所定間隔をおいて並設されており、該容器供給手段は、殺菌すべき固形食品が収容された容器を所定ピッチで間欠的に搬送し、各間欠搬送後に所定時間止まる位置において該蒸気供給手段からの蒸気供給を受けて殺菌処理が行われる食品加熱殺菌装置において、該蒸気供給手段は、蒸気供給源に接続されるとともに該容器の開口部の一部分に対向するようにして該第1のチャンバの頂部に開口する1対の給気孔および該1対の給気孔の中間において該第1のチャンバの頂部に開口する排気孔と、該第1のチャンバと該第2のチャンバの密接位置において該容器の開口部の上方かつ該第1のチャンバの頂部の下方に位置するように該第1のチャンバに固定され多数の小孔が形成された多孔板と、該1対の給気孔および該排気孔の直下位置からその近傍に延長するようにして各給気孔および排気孔に対向して該多孔板上に設けられためくら板と、該1対の給気孔の各々と該排気孔との間の該多孔板上の空間内に配されたじゃま板であって、その下端部は該排気孔に対向して設けられためくら板の該給気孔側の端縁にほぼ接しその上端部は該第1のチャンバの頂部下面にほぼ接するようにして該給気孔と該排気孔を結ぶ線に交叉して設けられたじゃま板とを備えることを特徴とするものである。
【0009】
【作用】
本発明によれば、1対の給気孔の各々と排気孔との間の多孔板上の空間内にじゃま板が配置されており、各じゃま板の下端部は排気孔に対向するめくら板の給気孔側の端縁にほぼ接し、上端部は第1のチャンバの頂部下面にほぼ接するようにして給気孔と排気孔を結ぶ線と交叉するように設けられているので、各給気孔から供給された加熱蒸気は排気孔へ直接流れることができず、加熱蒸気のすべての流れが多孔板の多数の小孔から下方に配置された容器の開口部に向けて流れ、固形食品内を流動して固形食品の均一な加熱を行うことができ、殺菌不足部分の発生を防止することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下添付図面を参照して本発明の実施の態様について説明する。
図1〜図7は、本発明を前記特許第2838198号に開示された装置に適用した実施態様を示す。この食品殺菌装置は、プラスチック容器内に充填された米飯を高温加圧条件下で殺菌処理することにより、米飯中の一般細菌および耐熱細菌を死滅させるために構成されたものである。
【0011】
図1は装置の全般的な設備構成を概略的に示す図であり、スチームジェネレータ10により供給される蒸気が蒸気循環路12内に充填されている。蒸気循環路12内の蒸気は常時3〜3.5kg/cm2の蒸気圧を有するよう維持されている。
【0012】
蒸気循環路12の下方には、上下1対のチャンバ14、16からなる加熱殺菌アセンブリ18が複数段並設されている。上チャンバ14は電磁弁からなる蒸気弁20を介して蒸気循環路12と連結されており、蒸気弁20が開かれた時に蒸気循環路12内の所定蒸気圧の蒸気が上チャンバ14に送り込まれるようになっている。
【0013】
また上チャンバ14は電磁弁からなる排気弁22を介して排気路24と連結されており、排気弁22が開かれた時後述する密閉空間内に充填された飽和蒸気を排気路24から屋外に排出するようになっている。
【0014】
蒸気循環路12内において蒸気の凝結により生成された水分は、排水管26内に徐々に溜まるが、排水管26に設けられた排水弁28を開くことにより外部に排出される。
【0015】
各加熱殺菌アセンブリ18の詳細について図2および図3を参照して説明する。上チャンバ14の蒸気室30は、その側面が完全に閉塞され、その下面が開口しており、その上面は給気管32、32および排気管34を除く部分において閉塞されている。給気管32、32は蒸気弁20を介して蒸気循環路12と連通している。排気管34は排気弁22を介して排気路24と連通している。
【0016】
上チャンバ14の蒸気室30の開口下面に臨んで、その直下に複数のプラスチック容器(トレー)1を載置可能な容器載置板38が配置される。容器載置板38は、図4に示されるように、載置すべき容器1の個数(図示実施例においては4個)分の開口39が設けられ、この開口39にそれぞれ容器1の本体部2を嵌合し、容器上端フランジ部3を開口39のまわりで支持することにより、容器1を載置支持するようになっている。図2ないし図4において容器1は仮想線で示されている。
【0017】
容器載置板38は、そこに支持される容器1内の米に対して殺菌処理が行われている間は上チャンバ蒸気室30の開口下面の直下位置に止まっているが、ローラコンベア40等の任意の搬送手段により水平方向(図2において紙面と鉛直方向、図3においてはたとえば右方向)に搬送可能とされている。
【0018】
下チャンバ16は、図2および図3に示される待機状態においては、上チャンバ14の下方に間隔をおいて離隔配置されている。下チャンバ16の蒸気室42は、その下面および側面が完全に閉塞され、その上面が開口している。下チャンバ蒸気室42は、容器載置板38の開口部39に嵌合されてその下方に突出する容器1の本体部2を収容可能な大きさを有するように形成されている。
【0019】
上チャンバ14が固定ブロック44に支持されて不動に固定されているのに対して、下チャンバ16は油圧または水圧シリンダ等の昇降駆動手段46により昇降移動可能なベース48上に支持されている。さらに、下チャンバ16は、多数の皿バネを直列に配してなる支持脚50によりベース48上に支持されているため、ベース48に対して下チャンバ16は上下方向にかつ部分的に微動可能とされている。下チャンバ16とベース48の間にはさらに1対のシリンダガイド52、52が設けられ、ベース48上に下チャンバ16を安定的に支持するとともに、ベース48に対する下チャンバ16の微動方向を上下方向に限定して左右方向のぶれを防止している。
【0020】
図5〜図7は蒸気供給手段の一部を構成する多孔板60、めくら板62およびじゃま板64の構成を示すもので、図5は多孔板60、めくら板62およびじゃま板64と容器の位置関係を示すために上チャンバ14の頂部を取り除いて示す平面図、図6は上チャンバ14と下チャンバ16が密接して密閉空間が形成された時の蒸気室30、42の状態を模式的に示す断面図、図7は図6のA−A矢視図である。図5において、容器1は1点鎖線により示されており、また給気孔72および排気孔74は点線により示されている。
【0021】
上チャンバ14の蒸気室30内の容器1の上方の位置には容器1から所定間隔をおいて多孔板60が水平に配置され、その長手方向両端部60a、60aは上チャンバ14に図示しないピンで固定されている。多孔板60はステンレス鋼板からなり蒸気室30を横断してそのほぼ全面積を覆うような形状に形成されている。なお、符号66は蒸気をフラッシュした時各容器1の飛び上がりを防ぐための容器押え板である。
【0022】
多孔板60はその全面にわたり多数の小孔60aが形成されている。なお、図5において多孔板60の多数の小孔60aはその一部のみが示されている。多孔板60の小孔は蒸気フラッシュ時の固形食品表面への蒸気の当たりを調整する役目を果たし、局所的な蒸気の流れを緩和し、固形食品の飛散を防止している。小孔の形状と大きさはこの役目を果たす限り任意に設定可能で、限定されるわけではないが一般に2〜7mmの円形で開口率20〜50%に設定される。
【0023】
上チャンバ14と下チャンバ16が相互に離隔している図2、図3に示す状態においては、各容器1はフランジ部3が容器載置板38の開口39のまわりで支持されているが、両チャンバ14、16が密接した図6に示す状態においては、各容器1は下チャンバ16の底面に設けられた容器支持台56により押上げられて、各容器1のフランジ部3が容器載置板38から浮き上がった状態で容器支持台56に支持されている。
【0024】
1対の給気孔72および排気孔74の直下位置からその近傍に延長するようにして各給気孔72および排気孔74に対向するめくら板62が設けられている。各めくら板62はステンレス鋼板からなり、給気孔72の中心と排気孔74の中心を結ぶ直線に直交する方向(上チャンバ14の幅方向)において両端部62aが中央部62cよりも隆起した板状部材であり、中央部62cにおいて多孔板60に溶接等により固定されている。各めくら板62は、給気孔72の中心と排気孔74の中心を結ぶ直線の方向(上チャンバ14の長手方向)において各容器1の一部を覆うような位置に張出しており、給気孔72の中心と排気孔74の中心を結ぶ直線と直交する方向(上チャンバ14の幅方向)においてはめくら板62の側端縁と上チャンバ14の内壁面との間に若干の隙間68(図5)が空くように形成されている。この隙間68は加熱殺菌を終えた蒸気の排気孔74に至る排気用通路として機能する。
【0025】
1対の給気孔72の各々と排気孔74との間の空間内には多孔板60上に1対のじゃま板64が設けられている。これらじゃま板64は、その幅(上チャンバ14の幅方向の長さ)がめくら板62の幅とほぼ同一のステンレス鋼板からなり、その下端部64aはじゃま板本体64bと鈍角をなすように形成されており、排気孔74に対応して設けられためくら板62の両給気孔72、72側の端縁に溶接等の手段により接続されている。じゃま板本体64bは両給気孔側に向かって斜めに延在し、その上端部は容器1のほぼ中央部上方位置において上チャンバ14の頂部下面にほぼ接するように配置されている。なお、じゃま板64は、上記の構成とは逆に、上端部を上チャンバ14の頂部下面に溶接等により固定し、下端部をめくら板62の給気孔側端縁にほぼ接するように配置してもよく、あるいはじゃま板64を他の固定部材(図示せず)により多孔板60上に固定し、じゃま板の上端部および下端部の双方を上チャンバ14の頂部下面およびめくら板62の給気孔側端縁にそれぞれほぼ接するように配置してもよい。また、じゃま板の取付角度は図示の実施態様のように多孔板60に対し斜めに取付けずに、じゃま板に垂直に取り付けてもよい。要するに、各じゃま板64は、下端部が排気孔74に対向して設けられためくら板62の給気孔側の端縁にほぼ接し、上端部が上チャンバ14の頂部下面にほぼ接するようにして給気孔72と排気孔74を結ぶ線に交叉するように配置することにより、給気孔62から排気孔74への加熱蒸気のショートパスを実質的に塞ぐ機能を発揮することができればよい。なお、じゃま板64は、給気孔72と排気孔74を結ぶ線を含む平面に直交するように配置するのが、遮蔽が効果的にでき好ましい。
【0026】
めくら板62およびの幅は、容器1の幅よりもやや狭いか、それ以上が好適である。めくら板62の幅が容器1の幅よりも著しく狭いと、給気孔62から流出する加熱蒸気の一部がめくら板ではね返らずに多孔板60の小孔60aから直接容器1に流入する結果加熱蒸気の伝播にムラが生じ均一な加熱殺菌ができないおそれが生じる。また、じゃま板64の幅が容器1の幅よりも著しく狭いと、給気孔72から排気孔74への直接の蒸気の流れが生じ、じゃま板64によるショートパス防止効果が減殺される。両給気孔72に対応するめくら板62およびじゃま板64の幅を多孔板60の幅と同一とし、排気孔74に対応するめくら板62の幅を多孔板60の幅よりも小さくすると、両給気孔72に対応するめくら板62の側端縁と上チャンバ14の内壁面との間の隙間68がなくなるが、この場合でも加熱殺菌を終えて容器1から流出した蒸気は多孔板60の下の蒸気室30内を通って排気孔74に対応するめくら板62の側端縁側の隙間68に流出し、排気孔74から排気される。
【0027】
次に、以上のように構成された食品加熱殺菌装置の動作について説明する。図2および図3に示す待機状態において、各容器1には洗米され浸漬により含水率10〜30%程度に調整された米が所定量充填されている。これらの容器1を載置する容器載置板38が上チャンバ14の直下の所定位置に送り込まれている。このとき蒸気弁20は閉状態であり、排気弁22は開状態である。
【0028】
この状態から昇降駆動手段46を作動させて下チャンバ16を上昇させ上チャンバ14に密接させて上チャンバ蒸気室30と下チャンバ16蒸気室42とによる密閉空間が形成され、各容器1はこの密閉空間内に収容される。密閉空間形成の際、蒸気室30および42内の余分な空気は排気管34から開位置の排気弁22を通って排気路24に送り込まれ、屋外に排出される。
【0029】
次いで、排気弁22を開けたまま蒸気弁20を開く。これにより所定圧、所定温度(例:0.33〜0.36MPa、140℃)の蒸気が密閉空間内に導入される。この蒸気は給気管32から給気孔72の直下に流出し、対応して設けられためくら板62に衝突して周囲に拡散され、多孔板60の多数の小孔60aから真下に流れて容器1の開口部の一部から容器1内に入り、容器の一部から他の部分に拡散するようにして容器1内の各米粒の間を流動して容器開口部の他の部分から流出する。流出した蒸気はめくら板62の側端縁と上チャンバ14の内壁面との間の隙間68を通って排気孔74に至り外部に排気される。この時各米粒の間に存在する空気は蒸気の流れによって追い出されることによって蒸気は容器の隅々まで行き渡る。このように排気弁22を開けたまま蒸気弁20を開けることによって、蒸気室30および42内、更に米粒間の空気は、排気管34から排気路24より排気され、蒸気室30および42内、米粒間は蒸気置換される。置換時間は一般に0.1から2秒以内、望ましくは0.2から1秒以内である。
【0030】
次いで、蒸気弁20を開けたままで排気弁22を閉じる。これにより所定圧、所定温度(例:0.33〜0.36MPa、140℃)の蒸気が密閉空間内に充満される。この温度は米に含まれる一般生菌および耐熱生菌を死滅させて無菌化を実現するために充分な温度とする。
【0031】
この食品加熱殺菌装置においては、好ましい稼動形態として、上述の高温飽和蒸気の導入を所定時間を1サイクルとして複数回繰り返し行う。たとえば、5〜10秒間の蒸気フラッシュを6〜10回繰り返して行う。所定時間の蒸気フラッシュを行った後蒸気弁20を閉じるとともに排気弁22を開く。排気弁22を開くことによって密閉空間内の蒸気は排気管34から排気路24を通じて外気に排出され密閉空間内は大気圧に戻る。
【0032】
排気弁22を開いてから所定時間(例えば1秒)経過後昇降駆動手段46を作動させ、下チャンバ16を上チャンバ14から離す。これにより装置は再び図2および図3に示す待機状態になる。
【0033】
次いでローラコンベア40を作動させて容器載置板38を水平方向に1ピッチ分移動させる。すなわち、図3において左側の加熱殺菌アセンブリ18aの上チャンバ14直下位置にあった容器載置板38はこの1ピッチ分の移動により、右側の加熱殺菌アセンブリ18bの上チャンバ14直下位置に移動される。また左側の加熱殺菌アセンブリ18aの上チャンバ14の直下位置には、図示しないその左側の加熱殺菌アセンブリから、あるいは同アセンブリ18aが装置の最後尾に設置されたものである場合は図示しない容器載置板供給手段を介して新たな容器載置板38が供給される。
【0034】
以上の動作を1サイクルとして以後前述の動作を繰り返す。たとえば、加熱殺菌アセンブリ18を8段に設置して各サイクルにおいて5秒間の蒸気フラッシュを行う場合は、5秒間×8=都合40秒間の加熱殺菌処理が行われることになる。上述した加熱殺菌処理を終了した米飯は炊飯処理等後段の工程に付される。
【0035】
本発明はパック米飯の殺菌ばかりでなく、まぜご飯や赤飯、さらにはスパゲッテイやマカロニ等各種パスタ類、サラダ等各種固形食品の殺菌に適用することができる。
【0036】
【実施例】
上記実施態様の食品加熱殺菌装置を使用して米飯を殺菌する実施例について説明する。
中間層にエチレン・ビニル共重合樹脂を有するポリプロピレン製トレー容器(縦120mm、横175mm、高さ35mm、開口部の縦90mm、横155mm、内容量200g)に洗米、浸漬した米100gを充填した。
【0037】
コンベアの進行方向に連続する8ケのチャンバを有する上記構成の間欠式蒸気殺菌装置(株式会社シンワ機械製)を用いて、米を充填した上記トレー容器を、同トレー4個を一列に並べコンベアを兼ねる載置板に並列して乗せ、上記間欠式殺菌装置の各チャンバを移動させながら、高温・加圧蒸気による殺菌を行った。
【0038】
殺菌条件は次のとおりである。
殺菌条件:140℃×5秒×8回
1回の殺菌サイクル=9.6秒
(排気0.5秒、保持5.0秒、コンベア移動4.1秒)
蒸気圧 0.33〜0.36MPa
【0039】
各トレーについて、加圧加熱殺菌時の温度履歴を測定し、その結果によりF値を計算し、殺菌能力を評価した。温度履歴測定は、米国メサ・ラボラトリー社製マイクロパック(商品名)を用い、トレー内側の底部コンベア進行方向右側の端部近傍の位置について行った。評価基準としてはF値が5以上のものを充分殺菌されたものと評価し、5未満のものを殺菌不充分と評価した。
【0040】
多孔板上に設けられるめくら板およびじゃま板の構成を次のとおり変更して実験を行った。同一条件にて3回測定を繰り返した。
【0041】
実施例1
本発明の上記実施の態様(図5〜図7)どおりの構成。
【0042】
比較例1
給気孔および排気孔の直下近傍に本発明実施態様と同一構造のめくら板を設け、じゃま板を設けないもの、すなわち、じゃま板を取り除いた以外は本発明実施態様と同一構造のもの。図8(a)は比較例1を図6と同様の状態で、図8(b)は比較例1を図7と同様の状態でそれぞれ示す模式図である。なお図8および図9において図5〜図7と同一構成要素は同一符号で示す。
【0043】
比較例2
給気孔および排気孔の直下近傍に本発明実施態様と同一構造のめくら板を設け、かつ各給気孔と排気孔の中間に本発明実施態様と同一幅のじゃま板を多孔板に垂直に取付けたもの。図9(a)は比較例2を図6と同様の状態で、図9(b)は比較例2を図7と同様な状態でそれぞれ示す模式図である。じゃま板80と排気孔74の直下のめくら板62は接続されておらず、間隔が開いている。
測定結果を下表に示す。
【0044】
【0045】
この結果から判るように、試験した殺菌条件において、比較例1、2ではF値が5未満のものがあり、殺菌不足のものが出ているのに対し、実施例ではすべてF値が5以上であり、殺菌が充分に行われていることが判る。なお、実施例の条件で殺菌されたものの米の表面には、褐変などの変質は観察されなかった。
【0046】
比較例2ではじゃま板80を設けているにもかかわらず、殺菌効果は充分ではなかった。これは、じゃま板80と排気孔74の直下のめくら板62が接続されていないために、給気孔72から流出した加熱蒸気はじゃま板80に遮られて多孔板60の小孔60aから多孔板60下方の蒸気室30内に流れこむが、蒸気室30内に入った蒸気の一部は容器1の開口部に向かわずに、じゃま板80とめくら板62の間の多孔板60の小孔60aを通って上昇し排気されるために殺菌効果が減少する理由によるものと思われる。
【0047】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、1対の給気孔の各々と排気孔との間の多孔板上の空間内にじゃま板が配置されており、各じゃま板の下端部は排気孔に対向するめくら板の給気孔側の端縁にほぼ接し、上端部は第1のチャンバの頂部下面にほぼ接するようにして給気孔と排気孔を結ぶ線と直交するように設けられているので、各給気孔から供給された加熱蒸気は排気孔へ直接流れることができず、加熱蒸気のすべての流れが多孔板の多数の小孔から下方に配置された容器の開口部に向けて流れ、固形食品内を流動して固形食品の均一な加熱を行うことができ、殺菌不足部分の発生を防止することができる。したがって、固形食品を開放状態においてムラなく均一にかつ効率よく加熱して、食品の品質を低下させることなく短時間で殺菌することができる装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態が適用される装置の全般的な構成を示す斜視図である。
【図2】加熱殺菌アセンブリの正面図である。
【図3】加熱殺菌アセンブリの側面図である。
【図4】容器載置板を示す平面図である。
【図5】多孔板、めくら板およびじゃま板と容器の位置関係を示す平面図である。
【図6】密閉空間内の容器および多孔板、めくら板およびじゃま板の状態を示す断面図である。
【図7】図6中A−A矢視図である。
【図8】比較例1を図6および図7と同様の状態で模式的に示す図である。
【図9】比較例2を図6および図7と同様の状態で模式的に示す図である。
【符号の説明】
1 容器
14 上チャンバ
16 下チャンバ
60 多孔板
62 めくら板
64 じゃま板
72 給気孔
74 排気孔
Claims (1)
- 収容された固形食品の表面上の空間が開口部を形成する容器を支持する容器支持手段と、第1の蒸気室を有する第1のチャンバと、第2の蒸気室を有する第2のチャンバと、該第1および第2のチャンバが密接して該第1および第2の蒸気室からなる実質的に密閉された密閉空間を形成する密接位置と該第1および第2のチャンバが離隔する離隔位置との間で該第1および第2のチャンバを相対移動させる相対移動手段と、該第1および第2のチャンバが該離隔位置にあるときに該容器支持手段を該第1および第2のチャンバの間に供給する容器供給手段と、該第1および第2のチャンバが該密接位置にあるときに該密閉空間に所定圧の蒸気を供給する蒸気供給手段とを有し、該第1および第2のチャンバを対として有するアセンブリが複数段所定間隔をおいて並設されており、該容器供給手段は、殺菌すべき固形食品が収容された容器を所定ピッチで間欠的に搬送し、各間欠搬送後に所定時間止まる位置において該蒸気供給手段からの蒸気供給を受けて殺菌処理が行われる食品加熱殺菌装置において、
該蒸気供給手段は、蒸気供給源に接続されるとともに該容器の開口部の一部分に対向するようにして該第1のチャンバの頂部に開口する1対の給気孔および該1対の給気孔の中間において該第1のチャンバの頂部に開口する排気孔と、
該第1のチャンバと該第2のチャンバの密接位置において該容器の開口部の上方かつ該第1のチャンバの頂部の下方に位置するように該第1のチャンバに固定され多数の小孔が形成された多孔板と、
該1対の給気孔および該排気孔の直下位置からその近傍に延長するようにして各給気孔および排気孔に対向して該多孔板上に設けられためくら板と、
該1対の給気孔の各々と該排気孔との間の該多孔板上の空間内に配されたじゃま板であって、その下端部は該排気孔に対向して設けられためくら板の該給気孔側の端縁にほぼ接しその上端部は該第1のチャンバの頂部下面にほぼ接するようにして該給気孔と該排気孔を結ぶ線に交叉して設けられたじゃま板とを備えることを特徴とする食品加熱殺菌装置。
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