JP3893842B2 - 車両のオートクラッチ制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、特にトラクタ等の大型車両に適用される車両のオートクラッチ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近ではドライバの負担を軽減するため、トラクタやトラック等の大型車両においても自動変速装置を採用する例が多く見られる。この場合、車速に応じた最適ギヤ段がマップに従って定められ、車両の加速・減速に合わせて自動的にシフトアップ・シフトダウンがなされる。
【0003】
一方、このような自動変速装置にあっては摩擦クラッチをアクチュエータで自動断接する自動クラッチ装置を備えるのが一般的である。これによれば変速の際、ギヤ抜き前にクラッチが自動分断され、ギヤ入れ後クラッチが自動接続される。いわゆる発進制御を行うものもあり、この場合、車両停止状態でクラッチが断保持され、変速機のギヤが発進段に入れられ、あとはアクセル待ちの状態となる。そしてドライバがアクセルを踏み込むと、これに伴ってクラッチが徐々に自動接続されていく。
【0004】
この自動クラッチ装置にあって、クラッチ回転の上昇・下降に合わせてクラッチを自動接続・分断するものがある。この様子を図7に示す。ここでクラッチ回転とは、摩擦クラッチの出力側ドリブンプレートの回転或いは変速機の入力軸の回転をいい、これはクラッチが接続されているときはエンジン回転と等しい。
【0005】
例えば、下り坂で発進するとき、アクセル踏み待ちの状態でブレーキが解除されると、車両が惰性走行(惰行)状態となり坂をどんどん下り落ちていってしまう。そこでこのようなときはクラッチを自動接続してエンジンブレーキを与えてやるのである。このときは変速機がギヤイン状態にあるので、車両の増速に伴ってクラッチ回転も上昇する。図7に示すように、クラッチ回転が上昇していって所定値NA に達したとき、クラッチを自動接続する。
【0006】
一方、車両走行中、ギヤイン状態且つクラッチ接状態でアクセルを戻し、車両を減速するときがある(このような状態も惰行状態に含める)。このときエンジン回転があまりに低くなるとギクシャク感が生じたり、最悪エンストしてしまうので、図7に示すように、クラッチ回転が下降していって所定値NB に達したとき、クラッチを自動分断する。ヒステリシスを与えるためNA <NB とされ、NB はエンジンのアイドリング回転NI より当然高い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このクラッチ自動分断に際して以下の問題がある。即ち、冷間時のエンジン始動直後等では暖機促進のためファーストアイドルを行うのが一般的である。そしてこのファーストアイドル回転NFIがクラッチ分断回転NB より高くなっていると、惰行状態で減速していってもクラッチ回転がNB まで落ちることができず、クラッチを切ることができない。これに対しブレーキを踏んで強制的にエンジン回転を落とし、同時にクラッチ回転をNB も落とすことが考えられるが、トラクタ等の車両ではエンジンが強力であり、通常のブレーキ踏力ではエンジン回転を落とすことが困難である。
【0009】
そこで、本発明の目的は、エンジンがファーストアイドルを行っていることに起因する上記のような弊害を防止することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、冷間時等に車両のエンジンの暖機を促進するためにエンジンのアイドリング回転数を通常より高いファーストアイドル回転に制御するエンジンのファーストアイドル制御手段を備えたエンジンと、該エンジンと変速機の間に介設される摩擦型のクラッチと、クラッチ回転数を検出する手段と、アクセル開度を検出する手段と、前記変速機のギヤイン状態を検出する手段と、前記クラッチを断接駆動するクラッチアクチュエータと、該クラッチアクチュエータに指令して前記クラッチの断、接動作を制御するコントローラとを備えるオートクラッチ装置において、前記クラッチ回転が下降するに際して、そのクラッチ回転が前記ファーストアイドル回転よりも低い所定のクラッチ断回転に達した時クラッチを自動分断する制御手段と、ファーストアイドル制御中、クラッチが接状態で、変速機がギヤイン状態で、且つアクセルペダルが踏み込まれていない上記車両の惰行減速時は、エンジンのファーストアイドル制御を禁止する制御手段とを備えたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳述する。
【0013】
図1に本実施形態に係る車両の自動変速装置を示す。ここでは車両がトレーラを牽引するトラクタであり、エンジンがディーゼルエンジンである。図示するように、エンジン1にクラッチ2を介して変速機3が取り付けられ、変速機3の出力軸4(図2参照)が図示しないプロペラシャフトに連結されて後輪(図示せず)を駆動するようになっている。エンジン1はエンジンコントロールユニット(ECU)6によって電子制御される。即ち、ECU6は、エンジン回転センサ7とアクセル開度センサ8との出力から現在のエンジン回転速度及びエンジン負荷を読取り、主にこれらに基づいて燃料噴射ポンプ1aを制御し、燃料噴射時期及び燃料噴射量を制御する。
【0014】
図2に示すように、エンジンのクランク軸にフライホイール1bが取り付けられ、フライホイール1bの外周にリングギヤ1cが形成され、リングギヤ1cの歯が通過する度にエンジン回転センサ7がパルスを出力し、ECU6が単位時間当たりのパルス数をカウントしてエンジン回転数を算出する。
【0015】
図1に示すように、ここではクラッチ2と変速機3とがトランスミッションコントロールユニット(TMCU)9の制御信号に基づいて自動制御される。即ちかかる自動変速装置には自動クラッチ装置(オートクラッチ装置)と自動変速機とが備えられる。ECU6とTMCU9とは互いにバスケーブル等を介して接続され、相互に連絡可能である。
【0016】
図1、図2、図3に示すように、クラッチ2は機械式摩擦クラッチであり、入力側をなすフライホイール1b、出力側をなすドリブンプレート2a、及びドリブンプレート2aをフライホイール1aに摩擦接触或いは離反させるプレッシャプレート2bから構成される。そしてクラッチ2は、クラッチブースタ10によりプレッシャプレート2bを軸方向に操作し、基本的には自動断接され、ドライバの負担を軽減し得るものとなっている。一方、微低速走行に際しての微妙なクラッチワークや、非常時のクラッチ急断を可能とするため、ここではクラッチペダル11によるマニュアル断接も可能となっている。所謂セレクティブオートクラッチの構成である。クラッチ自体のストローク(即ちプレッシャプレート2bの位置)を検知するクラッチストロークセンサ14と、クラッチペダル11の踏込みストロークを検知するクラッチペダルストロークセンサ16とが設けられ、それぞれTMCU9に接続される。
【0017】
図3に分かりやすく示すが、クラッチブースタ10は実線で示す二系統の空圧通路a,bを通じてエアタンク5に接続され、エアタンク5から供給される空圧で作動する。一方の通路aがクラッチ自動断接用、他方の通路bがクラッチマニュアル断接用である。一方の通路aが二股状に分岐され、そのうちの一方に自動断接用の電磁弁MVC1,MVC2が直列に設けられ、他方に非常用の電磁弁MVCEが設けられる。分岐合流部にダブルチェックバルブDCV1が設けられる。他方の通路bに、クラッチブースタ10に付設される油圧作動弁12が設けられる。両通路a,bの合流部にもダブルチェックバルブDCV2が設けられる。ダブルチェックバルブDCV1,DCV2は差圧作動型の三方弁である。
【0018】
上記電磁弁MVC1,MVC2,MVCEはTMCU9によりON/OFF制御され、ONのとき上流側を下流側に連通し、OFF のとき上流側を遮断して下流側を大気開放する。まず自動側を説明すると、電磁弁MVC1は単にイグニッションキーのON/OFFに合わせてON/OFFされるだけである。イグニッションキーOFF 、つまり停車中はOFF となり、エアタンク5からの空圧を遮断する。電磁弁MVC2は比例制御弁で、供給又は排出エア量を自由にコントロールできる。これはクラッチの断接速度制御を行うためである。電磁弁MVC1,MVC2がともにONだとエアタンク5の空圧がダブルチェックバルブDCV1,DCV2をそれぞれ切り換えてクラッチブースタ10に供給される。これによりクラッチが分断される。クラッチを接続するときはMVC2のみがOFF され、これによりクラッチブースタ10の空圧がMVC2から排出されてクラッチが分断される。
【0019】
ところでもし仮にクラッチ分断中に電磁弁MVC1又はMVC2に異常が生じ、いずれかがOFF となると、ドライバの意思に反してクラッチが急接されてしまう。そこでこのような異常がTMCU9の異常診断回路で検知されたら、即座に電磁弁MVCEをONする。すると電磁弁MVCEを通過した空圧がダブルチェックバルブDCV1を逆に切り換えてクラッチブースタ10に供給され、クラッチ分断状態が維持され、クラッチ急接が防止される。
【0020】
次にマニュアル側を説明する。クラッチペダル11の踏込み・戻し操作に応じてマスタシリンダ13から油圧が給排され、この油圧が破線で示す油圧通路13aを介して油圧作動弁12に供給される。これによって油圧作動弁12が開閉され、クラッチブースタ10への空圧の給排が行われ、クラッチ2のマニュアル断接が実行される。油圧作動弁12が開くと、これを通過した空圧がダブルチェックバルブDCV2を切り換えてクラッチブースタ10に至る。なお、クラッチの自動断接とマニュアル断接とが干渉した場合はマニュアル断接を優先させるようになっている。
【0021】
図2に詳細に示すように、変速機3は基本的に常時噛み合い式のいわゆる多段変速機で、前進16段、後進2段に変速可能である。変速機3は入力側と出力側とにそれぞれ副変速機としてのスプリッタ17及びレンジギヤ19を備え、これらの間にメインギヤ段18を備えている。そして、入力軸15に伝達されてきたエンジン動力をスプリッタ17、メインギヤ段18、レンジギヤ19へと順に送って出力軸4に出力する。
【0022】
変速機3を自動変速すべくギヤシフトユニットGSUが設けられ、これはスプリッタ17、メインギヤ段18、レンジギヤ19それぞれの変速を担当するスプリッタアクチュエータ20、メインアクチュエータ21及びレンジアクチュエータ22から構成される。これらアクチュエータもクラッチブースタ10同様空圧作動され、TMCU9によって制御される。各ギヤ17,18,19の現在ポジションはギヤポジションスイッチ23(図1参照)で検知される。カウンタシャフト32の回転速度がカウンタシャフト回転センサ26で検知され、出力軸4の回転速度が出力軸回転センサ28で検知される。これら検知信号はTMCU9に送られる。
【0023】
この自動変速機ではマニュアルモードが設定され、ドライバのシフトチェンジ操作に基づくマニュアル変速が可能である。この場合、図1に示すように、クラッチ2の断接制御及び変速機3の変速制御は運転席に設けられたシフトレバー装置29からの変速指示信号を合図に行われる。即ち、ドライバが、シフトレバー装置29のシフトレバー29aをシフト操作すると、シフトレバー装置29に内蔵されたシフトスイッチが作動し、変速指示信号がTMCU9に送られ、これを基にTMCU9はクラッチブースタ10、スプリッタアクチュエータ20、メインアクチュエータ21及びレンジアクチュエータ22を適宜作動させ、一連の変速操作(クラッチ断→ギヤ抜き→ギヤ入れ→クラッチ接)を実行する。そしてTMCU9は現在のシフト段をモニター31に表示する。
【0024】
シフトレバー装置29において、Rはリバース、Nはニュートラル、Dはドライブ、UPはシフトアップ、DOWNはシフトダウンをそれぞれ意味する。また運転席に、変速モードを自動とマニュアルに切り換えるモードスイッチ24と、変速を1段ずつ行うか段飛ばしで行うかを切り換えるスキップスイッチ25とが設けられる。
【0025】
自動変速モードのとき、シフトレバー29aをDレンジに入れておけば車速に応じて自動的に変速が行われる。またこの自動変速モードでも、ドライバがシフトレバー29aをUP又はDOWNに操作すれば、マニュアルでのシフトアップ又はシフトダウンが可能である。この自動変速モードにおいて、スキップスイッチ25がOFF (通常モード)なら変速は1段ずつ行われる。これはトレーラ牽引時等、積載荷重が比較的大きいときに有効である。またスキップスイッチ25がON(スキップモード)なら変速は1段飛ばしで行われる。これはトレーラを牽引してないときや荷が軽いときなどに有効である。
【0026】
一方、マニュアル変速モードのときは、変速は完全にドライバの意思に従う。シフトレバー29aがDレンジのときは変速は行われず、現在ギヤが保持され、ドライバの積極的な意思でシフトレバー29aをUP又はDOWNに操作したときのみ、シフトアップ又はシフトダウンが可能である。このときも前記同様、スキップスイッチ25がOFF なら変速は1段ずつ行われ、スキップスイッチ25がONなら変速は1段飛ばしで行われる。このモードではDレンジは現ギヤ段を保持するH(ホールド)レンジとなる。
【0027】
なお、運転席に非常用変速スイッチ27が設けられ、GSUの電磁弁等が故障したときはスイッチ27の手動切換により変速できるようになっている。
【0028】
図2に示すように、変速機3にあっては、入力軸15、メインシャフト33及び出力軸4が同軸上に配置され、カウンタシャフト32がそれらの下方に平行配置される。入力軸15がクラッチ2のドリブンプレート2aに接続され、入力軸15とメインシャフト33とが相対回転可能に支持される。
【0029】
まずスプリッタ17とメインギヤ段18の構成を説明する。入力軸15にスプリットハイギヤSHが回転可能に取り付けられる。またメインシャフト33にも前方から順にメインギヤM4,M3,M2,M1,MRが回転可能に取り付けられる。MRを除くギヤSH,M4,M3,M2,M1は、それぞれカウンタシャフト32に固設されたカウンタギヤCH,C4,C3,C2,C1に常時噛合される。ギヤMRはアイドルリバースギヤIRに常時噛合され、アイドルリバースギヤIRはカウンタシャフト32に固設されたカウンタギヤCRに常時噛合される。
【0030】
入力軸15及びメインシャフト33に取り付けられた各ギヤSH,M4…に、当該ギヤを選択し得るようスプライン36が一体的に設けられ、これらスプライン36に隣接して入力軸15及びメインシャフト33に第1〜第4スプライン37〜40が固設される。第1〜第4スプライン37〜40に常時係合して第1〜第4スリーブ42〜45が前後スライド可能に設けられる。第1〜第4スリーブ42〜45を適宜選択してスライド移動させ、ギヤ側スプライン36と係合・離脱させることによりギヤ入れ・ギヤ抜きを行える。第1スリーブ42の移動をスプリッタアクチュエータ20で行い、第2〜第4スリーブ43〜45の移動をメインアクチュエータ21で行う。
【0031】
このように、スプリッタ17とメインギヤ段18とは各アクチュエータ20,21によって自動変速され得る常時噛み合い式の構成とされる。特に、スプリッタ17のスプライン部には通常の機械的なシンクロ機構が存在するものの、メインギヤ段18のスプライン部にはシンクロ機構が存在しない。このため、シンクロ制御なるものを行ってエンジン回転とギヤ速度とを調速し、シンクロ機構なしで変速できるようになっている。ここではメインギヤ段18以外にスプリッタ17にもニュートラルポジションが設けられ、所謂ガラ音対策がなされている(特願平11-319915 号参照)。
【0032】
次にレンジギヤ19の構成を説明する。レンジギヤ19は遊星歯車機構34を採用しており、ハイ・ローいずれかのポジションに切り替えることができる。遊星歯車機構34は、メインシャフト33の最後端に固設されたサンギヤ65と、その外周に噛合される複数のプラネタリギヤ66と、プラネタリギヤ66の外周に噛合される内歯を有したリングギヤ67とからなる。各プラネタリギヤ66は共通のキャリア68に回転可能に支持され、キャリア68は出力軸4に連結される。リングギヤ67は管部69を一体的に有し、管部69は出力軸4の外周に相対回転可能に嵌め込まれて出力軸4とともに二重軸を構成する。
【0033】
第5スプライン41が管部69に一体的に設けられる。また第5スプライン41の後方に隣接して、出力軸4に出力軸スプライン70が一体的に設けられる。第5スプライン41の前方に隣接して、ミッションケース側に固定された固定スプライン71が設けられる。第5スプライン41に常時係合して第5スリーブ46が前後スライド可能に設けられる。第5スリーブ46の移動がレンジアクチュエータ22で行われる。レンジギヤ19の各スプライン部にはシンクロ機構が存在する。
【0034】
第5スリーブ46が前方に移動するとこれが固定スプライン71に係合し、第5スプライン41と固定スプライン71とが連結される。これによりリングギヤ67がミッションケース側に固定され、出力軸4が1より大きい減速比で回転駆動されるようになる。これがローのポジションである。
【0035】
一方、第5スリーブ46が後方に移動するとこれが出力軸スプライン70に係合し、第5スプライン41と出力軸スプライン70とが連結される。これによりリングギヤ67とキャリア68とが互いに固定され、出力軸4が1の減速比で直結駆動されるようになる。これがハイのポジションである。
【0036】
このように、この変速機3では、前進側において、スプリッタ17でハイ・ローの2段、メインギヤ段18で4段、レンジギヤ19でハイ・ローの2段に変速可能であり、計2×4×2=16段に変速することができる。また後進側では、スプリッタ17のみでハイ・ローを切り替えて2段に変速することができる。
【0037】
次に、各アクチュエータ20,21,22について説明する。これらアクチュエータはエアタンク5の空圧で作動する空圧シリンダと、空圧シリンダへの空圧の給排を切り替える電磁弁とで構成される。そしてこれら電磁弁がTMCU9で選択的に切り替えられ、空圧シリンダを選択的に作動させるようになっている。
【0038】
スプリッタアクチュエータ20は、ダブルピストンを有した空圧シリンダ47と三つの電磁弁MVH,MVF,MVGとで構成される。スプリッタ17をニュートラルにするときはMVH/ON,MVF/OFF,MVG/ONとされる。スプリッタ17をハイにするときはMVH/OFF,MVF/OFF,MVG/ONとされる。スプリッタ17をローにするときはMVH/OFF,MVF/ON,MVG/OFFとされる。
【0039】
メインアクチュエータ21は、ダブルピストンを有しセレクト側の動作を担当する空圧シリンダ48と、シングルピストンを有しシフト側の動作を担当する空圧シリンダ49とを備える。各空圧シリンダに対しそれぞれ複数個の電磁弁MVC,MVD,MVE及びMVB,MVAが設けられる。
【0040】
セレクト側空圧シリンダ48は、MVC/OFF,MVD/ON,MVE/OFFのとき図の下方に移動し、メインギヤの3rd、4th又はN3を選択可能とし、MVC/ON,MVD/OFF,MVE/ONのとき中立となり、メインギヤの1st、2nd又はN2を選択可能とし、MVC/ON,MVD/OFF,MVE/OFFのとき図の上方に移動し、メインギヤのRev又はN1を選択可能とする。
【0041】
シフト側空圧シリンダ49は、MVA/ON,MVB/ONのとき中立となり、メインギヤのN1、N2又はN3を選択可能とし、MVA/ON,MVB/OFFのとき図の左側に移動し、メインギヤの2nd,4th又はRevを選択可能とし、MVA/OFF,MVB/ONのとき図の右側に移動し、メインギヤの1st又は3rdを選択可能とする。
【0042】
レンジアクチュエータ22は、シングルピストンを有した空圧シリンダ50と二つの電磁弁MVI,MVJとで構成される。空圧シリンダ50は、MVI/ON,MVJ/OFFのとき図の右側に移動し、レンジギヤをハイとし、MVI/OFF,MVJ/ONのとき図の左側に移動し、レンジギヤをローとする。
【0043】
ところで、上記メインギヤ18のシンクロ制御に際してカウンタシャフト32を制動するため、カウンタシャフト32にはカウンタシャフトブレーキ27が設けられる。カウンタシャフトブレーキ27は湿式多板ブレーキであって、エアタンク5の空圧で作動する。この空圧の給排を切り替えるため電磁弁MV BRKが設けられる。電磁弁MV BRKがONのときカウンタシャフトブレーキ27に空圧が供給され、カウンタシャフトブレーキ27が作動状態となる。電磁弁MV BRKがOFFのときにはカウンタシャフトブレーキ27から空圧が排出され、カウンタシャフトブレーキ27が非作動となる。
【0044】
次に、自動変速制御の内容を説明する。TMCU9には図4に示すシフトアップマップと図5に示すシフトダウンマップとがメモリされており、TMCU9は、自動変速モードのとき、これらマップに従って自動変速を実行する。例えば図4のシフトアップマップにおいて、ギヤ段n(nは1から15までの整数)からn+1へのシフトアップ線図がアクセル開度(%)と出力軸回転数(rpm )との関数で決められている。そしてマップ上では現在のアクセル開度(%)と出力軸回転数(rpm )とからただ1点が定まる。車両加速中は、車輪に連結された出力軸4の回転数が次第に増加していく。そこで通常の自動変速モードでは、現在の1点が各線図を越える度に1段ずつシフトアップを行うこととなる。このときスキップモードであれば線図を交互に1本ずつ飛ばして2段ずつシフトアップを行う。
【0045】
図5のシフトダウンマップにおいても同様に、ギヤ段n+1(nは1から15までの整数)からnへのシフトダウン線図がアクセル開度(%)と出力軸回転数(rpm )との関数で決められている。そしてマップ上では現在のアクセル開度 (%)と出力軸回転数(rpm )とからただ1点が定まる。車両減速中は出力軸4の回転数が次第に減少していくので、通常の自動変速モードでは、現在の1点が各線図を越える度に1段ずつシフトダウンを行う。スキップモードであれば線図を交互に1本ずつ飛ばして2段ずつシフトダウンする。
【0046】
一方、マニュアルモードのときは、これらマップと無関係にドライバが自由にシフトアップ・ダウンを行える。通常モードなら1回のシフトチェンジ操作で1段変速でき、スキップモードなら1回のシフトチェンジ操作で2段変速できる。
【0047】
現在のアクセル開度はアクセル開度センサ8により検知され、現在の出力軸回転数は出力軸回転センサ28により検知される。特に、TMCU9は、現在の出力軸回転数の値から現在の車速を換算し、これをスピードメータに表示する。つまり車速が出力軸回転数から間接的に検知され、出力軸回転数と車速とは比例関係にある。
【0048】
次に、本装置のクラッチ制御について説明する。
【0049】
本装置では、車両発進時に以下の発進制御を行い、ドライバのアクセルワークだけで容易に発進できるようになっている。即ち、車両停止状態(車速実質ゼロ)、クラッチ断保持、変速機が発進段に入れられている状態で、アクセル踏み待ちの状態となり、ドライバがアクセルペダルを踏み込むと、アクセル開度に比例してクラッチが徐々に自動接続されていき、車両が発進される。
【0050】
また本装置では、クラッチ回転の上昇・下降に合わせてクラッチを自動接続・分断するようになっている。この様子を図7に示す。クラッチ回転とは、クラッチ2のドリブンプレート2a(出力側)或いは変速機3の入力軸15の回転をいい、これはクラッチ接状態にあってはエンジン回転と等しい。
【0051】
図7に示すように、クラッチ回転が上昇していって所定値NA に達したとき、クラッチを自動接続し、逆にクラッチ回転が下降していって所定値NB に達したとき、クラッチを自動分断する。NA <NB とされ、ここではNA =900(rpm)、NB =1000(rpm) とされる。NA 、NB はエンジンのアイドリング回転NI より高い。ここではNI =500(rpm)とされる。
【0052】
クラッチ回転は、カウンタシャフト回転センサ26により検知されるカウンタシャフト回転から換算する。即ち、TMCU9は変速機内の各ギヤ歯数及び各ギヤ組のギヤ比を記憶しており、クラッチ回転数N1 を、カウンタシャフト回転数N2 と、スプリットハイギヤSH(インプットギヤともいう)の歯数Z1 と、カウンタギヤCH(インプットカウンタギヤともいう)の歯数Z2 とから次式により換算する。
【0053】
N1 =(Z2 /Z1 )×N2
このようにクラッチ回転をカウンタシャフト回転センサ26を用いて間接的に検知するようにしたのは、クラッチ回転を直接検知するセンサをスペース上の都合で設置できない等の理由による。しかしながら、当該センサを設置する変形例は当然可能である。
【0054】
既述したように、上記クラッチ接制御によって、例えば下り坂惰行時のエンジンブレーキによる減速が自動的に行える。また上記クラッチ断制御によって、例えば減速惰行時のアイドリング手前における自動クラッチ断が行える。
【0055】
しかしながら、エンジンのファーストアイドルが行われ、そのファーストアイドル回転NFIがクラッチ断回転NB より高いと、ブレーキを踏んで強制的にエンジン回転及び車速を落とさない限りクラッチ回転をNB まで落とすことができず、自動クラッチ断を行えない。特に、トラクタのような強力なエンジンを搭載した車両では通常のブレーキ踏力で車速を落とすことが困難で、問題が顕著である。
【0056】
一方、発進時のクラッチ接制御に際してエンジンがファーストアイドルを行っていると、アクセル開度と無関係に燃料噴射量が勝手に増量されてしまうため、ドライバのアクセルコントロールによる意思通りの発進が行えない。
【0057】
そこで、本装置では、このようなエンジンのファーストアイドルに起因する弊害を防止するため、一時的にファーストアイドルを中止し、アイドリング回転を本来の回転NI に戻すようにしている。図6はこのファーストアイドル中止を決定するためのフローチャートである。このフローはTMCU9によって実行される。
【0058】
図示されるように、TMCU9はまずステップ101で現在のギヤ段がニュートラル(N)でないか否かをギヤポジションスイッチ23の出力から判断する。ギヤ段がニュートラルでない、即ち変速機がギヤイン状態にあるときに、減速過程でクラッチが切れない、或いは発進が妨げられるなどの問題が発生するからである。ニュートラルのときはステップ105に進んでエンジンのファーストアイドルを許可する。エンジンのファーストアイドルがECU6によって制御されるので、ステップ105では具体的にTMCU9がECU6に何等信号を送らない。これによってECU6は通常通りファーストアイドル制御を実行することになる。ニュートラルでないときはステップ102に進む。
【0059】
ステップ102では、アクセル開度センサ8により検知された現在のアクセル開度を予め記憶された所定開度と比較し、その所定開度以下か否かを判断する。所定開度とはここでは5(%) で、実質的にゼロとなるような値が設定される。これはドライバがアクセルペダルを戻して減速中であるという状態を検知するためである。
【0060】
アクセル開度が所定開度以下のときはステップ104に進み、エンジンのファーストアイドルを禁止する。具体的には、TMCU9がECU6にファーストアイドルをキャンセルする旨の信号を送る。これによってECU6がファーストアイドルをキャンセルし、アイドル回転を通常のアイドル回転NI に戻す。これによりエンジン回転がアイドル回転NI まで落ち込むことが許容され、減速過程でクラッチ回転がクラッチ断回転NB まで落ちることができ、クラッチを自動分断することができる。
【0061】
アクセル開度が所定開度を越えているときはステップ103に進み、出力軸回転センサ28により間接的に検知される現在の車速を予め記憶された所定速度と比較し、その所定速度未満か否かを判断する。ここでは所定速度が10(km/h)に設定され、十分な低速とされる。
【0062】
このステップは発進制御の際に使用する。即ち、発進の際はアクセルが踏み込まれるのでアクセル開度が所定開度を越える。このときファーストアイドルが許可されるとドライバの意思に即した発進が行えないので、車速が十分出ていないとき(ステップ103でY)は発進時であると判断し、ステップ104に進んでファーストアイドルを禁止するのである。これによりドライバの意思に即した発進が可能となる。
【0063】
一方、ステップ103で車速が所定速度以上と判断したときは、ステップ105に進んでファーストアイドルを許可する。このときは車速が十分出ており、減速でクラッチ断する必要性が殆どないからである。
【0064】
このように、車速の所定速度としては、発進ギヤ段で発進後、クラッチが完全に接続された後の車速を若干越えるような値が設定される。
【0065】
以上、本発明の実施形態は上述のものに限られない。例えば本発明を適用する車両はトラクタに限られない。
【0066】
【発明の効果】
本発明は次の如き優れた効果を発揮する。
【0067】
(1) エンジンがファーストアイドル中でも減速クラッチ断が実行可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る車両の自動変速装置を示す構成図である。
【図2】自動変速機を示す構成図である。
【図3】自動クラッチ装置を示す構成図である。
【図4】シフトアップマップである。
【図5】シフトダウンマップである。
【図6】本発明に係るファーストアイドル中止決定方法を示すフローチャートである。
【図7】クラッチ回転とクラッチストロークとの関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 エンジン
2 クラッチ
3 変速機
6 エンジンコントロールユニット
8 アクセル開度センサ
9 トランスミッションコントロールユニット
10 クラッチブースタ
26 カウンタシャフト回転センサ
28 出力軸回転センサ
NA クラッチ接回転
NB クラッチ断回転
NFI ファーストアイドル回転
NI アイドル回転
V 車速
Claims (1)
- 冷間時等に車両のエンジンの暖機を促進するためにエンジンのアイドリング回転数を通常より高いファーストアイドル回転に制御するエンジンのファーストアイドル制御手段を備えたエンジンと、該エンジンと変速機の間に介設される摩擦型のクラッチと、クラッチ回転数を検出する手段と、アクセル開度を検出する手段と、前記変速機のギヤイン状態を検出する手段と、前記クラッチを断接駆動するクラッチアクチュエータと、該クラッチアクチュエータに指令して前記クラッチの断、接動作を制御するコントローラとを備えるオートクラッチ装置において、前記クラッチ回転が下降するに際して、そのクラッチ回転が前記ファーストアイドル回転よりも低い所定のクラッチ断回転に達した時クラッチを自動分断する制御手段と、ファーストアイドル制御中、クラッチが接状態で、変速機がギヤイン状態で、且つアクセルペダルが踏み込まれていない上記車両の惰行減速時は、エンジンのファーストアイドル制御を禁止する制御手段とを備えたことを特徴とする車両のオートクラッチ制御装置。
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