JP3873297B2 - ドアロック装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、ドアロック装置に関するもので、ラッチ機構の作動からドアロック装置のラッチ状態(ストライカとラッチとの係合状態)及びアンラッチ状態(ストライカとラチとの係合解除状態)を検出する検出構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のドアロック装置としては、特開昭56−75211号公報に示されるものが知られている。これは、ストライカと係脱するラッチ及び該ラッチと係脱するポールを少なくも備え室内外の第1操作手段により作動するラッチ機構と、該ラッチ機構の作動を検出するカーテシスイッチとを有するものである。
【0003】
この従来装置において、ラッチには、カーテシスイッチのスイッチ部と直に係脱可能なラッチカムが形成されており、このラッチカムとスイッチ部とが係脱してカーテシスイッチがオン・オフされることによりラッチ機構の作動を検出し、これにより、ドアロック装置のラッチ状態及びアンラッチ状態を検出していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記した従来装置であると、カーテシスイッチのスイッチ部とラッチカムとが直に係脱するので、カーテシスイッチは、ラッチの近傍に配置されることとなる。又、ラッチはストライカと係脱しなければならないことから外部に露出せざるをえず、従って、ラッチの近傍に配置されるカーテシスイッチもラッチを介して外部に露出することとなる。結果、カーテシスイッチは、ストライカとラッチとの係脱部位から侵入する水やホコリさらにはラッチ機構のグリス等の影響を受けやすく、作動不良となる恐れがあった。
【0005】
故に、本発明は、カーテシスイッチの作動不良を低減することを、その技術的課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記した技術的課題を解決するために本発明において講じた技術的手段は、ストライカと係脱するラッチ(41)及び該ラッチ(41)と係脱するポール(42)を少なくも備え室内外の第1操作手段(771、772)により作動するラッチ機構(4)と、該ラッチ機構(4)の作動を検出するカーテシスイッチ(8)とを有するドアロック装置(2)において、前記ラッチ(41)と一体回動するラッチカム(81)と、該ラッチカム(81)と前記カーテシスイッチ(8)との間に配設されたカムレバー(82)とを有し、該カムレバー(82)には、前記ストライカに係合する前記ラッチ(41)に一体となって一方向に回動する前記ラッチカム(81)に当接可能な腕部(821)と、前記ストライカに係合解除する前記ラッチ(41)に一体となって他方向に回動する前記ラッチカム(81)に当接可能な突起(822)とが備えられ、前記ラッチカム(81)には、前記カムレバー(82)の前記腕部(821)に当接可能なカム部(811)と、前記カムレバー(82)の前記突起(822)に当接可能な突起(812)とが備えられている、ことである。
【0007】
より好ましくは、前記カムレバーを前記ラッチカムとの係合方向に常時付勢すると共に前記カーテシスイッチのスイッチ部と係合可能な付勢部材を有する、と良い。
【0008】
より好ましくは、前記ラッチカムに形成され前記ラッチのストライカとの係合解除方向の回動時において前記カムレバーと当接可能な係合突起を有する、と良い。
【0009】
より好ましくは、室内外の第2操作手段により作動させられて第1操作手段とポールとの連係を係脱させるロッキング部材と、該ロッキング部材に形成され前記ラッチの前記ストライカとの係合解除状態において前記ラッチカムと当接して前記ロッキング部材の前記第1操作手段と前記ポールとの連係を解除する方向への作動を規制する係合部とを有する、と良い。
【0010】
より好ましくは、ラッチ機構を収容する第1凹部,前記カーテシスイッチを収容する前記第1凹部とは別の第2凹部及び前記第1凹部と前記第2凹部との間に前記カムレバーを支持する支持部を備えたハウジングを有する、と良い。
【0011】
より好ましくは、前記ハウジング上に支持され室内外の第2操作手段により作動させられて前記第1操作手段と前記ポールとの連係を係脱させるロッキング部材と、前記ハウジングの前記第2凹部内に配設され前記ロッキング部材を作動させるロッキングアクチュエータとを有する、と良い
より好ましくは、前記ハウジングに形成され前記ラツチ,前記ラツチカム及び前記ラツチを前記ストライカとの係合解除方向に付勢するスプリングを支持する軸受部を有する、と良い。
【0012】
【作用】
上記技術的手段によれば、カーテシスイッチのスイッチ部とラッチカムとがカムレバーを介して係脱してカーテシスイッチがオン・オフされることによりラッチ機構の作動を検出し、これにより、ドアロック装置のラッチ状態及びアンラッチ状態が検出され得る。これにより、カーテシスイッチをラッチから離して配置することが可能となり、結果、カーテシスイッチをラッチから隔離してカーテシスイッチのラッチを介した外部への露出を抑え得る。よって、外部から侵入する水やホコリさらにはラッチ機構のグリス等の影響が緩和され、カーテシスイッチの作動不良を低減し得る。
【0013】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明する。
【0014】
先ず、ドアロック装置2の基本構成について説明する。
【0015】
図1ないし図4に示されるように、車両の運転席側ドア1(図6示)内に配設されるドアロック装置2は、ハウジング3,ラッチ機構4,ロッキングアクチュエータ5,ダブルロックアクチュエータ6及びリンク機構7を主として構成されている。
【0016】
図3及び図4に示されるように、ハウジング3は、樹脂製であり、ドア1の上下方向に延在して配置され、ドア1の前後方向における後側となる表面(ドア1への取付面)には、ドア1の上下方向における下側に位置する開口凹部31が形成されており、ドア1の前後方向における前側となる裏面には、ドア1の上下方向における上側に位置する開口凹部32が形成されている。開口凹部31は、金属板33により閉塞され、内部空間31aを画成している。開口凹部32は、樹脂製の蓋体34によりシール部材を介して水密的に閉塞され、実質的に密封された内部空間32aを画成している。又、ハウジング2の表面には、開口凹部31に連通する通路36aを画成するトンネル部36が裏面側に突出して形成されている。蓋体34には、図5に示されるように、後述するラッチ機構4のラッチの作動を検出するカーテシスイッチ8及び後述するリンク機構7のロッキング部材の第2ロッキングレバーの作動を検出するキースイッチ9が支持されている。このカーテシスイッチ8は、開口凹部32内に配設され、ハウジング3に形成されたフランジ壁3aによって内部空間32aとは別に形成された内部空間32b内に収容されている(図4示)。又、キースイッチ9は、金属板39によって閉塞される蓋体34に形成された凹部341内に配設されている。尚、蓋体34には、コネクタ部342(図1及び図2示)が一体に形成されており、このコネクタ部342には、カーテシスイッチ8,キースイッチ9及び後述するロッキングアクチュエータ5のモータ51及びダブルロックアクチュエータ6のモータ61が蓋体34にインサート成形された基板10を介して電気的に接続されている。
【0017】
図3に示されるように、ラッチ機構4は、後述する室内外のハンドルによって作動されるものであって、開口凹部31内に配設され、内部空間31aにつまりハウジング3内に収容されている。このラッチ機構4は、ラッチ41及びポール42を主として構成されている。ラッチ41は、金属板33にかしめ固着されたラッチピン43に回動自在に支持されている。ポール42は、金属板33にかしめ固着されたポールピン44に回動自在に支持されている。ラッチ41は、車両ボデー(図示せず)に固定されたストライカ(図示せず)と係合可能であって、又、ポール42は、ラッチ42と係合可能であり、ラッチ41がドア1の閉動作により通路36a内に進入してくるストライカと係合し且つポール42がラッチ41と係合することにより、ドア1が車両ボデーに対して閉状態にあるドアロック装置2のラッチ状態(図3示の状態)を得る。又、ポール42を回動させてラッチ41との係合を解除し且つストライカがドア1の開動作により通路36aから退避していくことによりストライカとラッチ41との係合を解除することにより、ドア1が車両ボデーに対して開状態となるドアロック装置2のアンラッチ状態を得る。尚、ラッチ41は、後述する支持構造のスプリング45により、ストライカとの係合を解除する方向に常時回動付勢されており、ポール42は、開口凹部31内のスプリング(図示せず)により、ラッチ41と係合する方向に常時回動付勢されている。
【0018】
図4に示されるように、ロッキングアクチュエータ5は、後述するリンク機構7のロッキング部材を作動させるものであって、開口凹部32内に配設されて、内部空間32aにつまりハウジング3内に収容されている。このロッキングアクチュエータ5は、モータ51,ウォームギヤ52,初期位置(中立位置)に復帰可能なホイールギヤ53,ホイールギヤ53と共に初期位置に復帰可能な第1出力部材54及び第2出力部材55から構成されている。
【0019】
図4に示されるように、ダブルロックアクチュエータ6は、後述するリンク機構7のダブルロック部材を作動させるものであって、ロッキングアクチュエータと同様に、開口凹部32内に配設されて、内部空間32aにつまりハウジング3内に収容されている。このダブルロックアクチュエータ6は、モータ61,ウォームギヤ62及び出力部材63から構成されている。
【0020】
図1及び図2に示されるように、リンク機構7は、ハウジング3の裏面側に配設されている。このリンク機構7は、同一平面内で配置されるロッキング部材71とダブルロック部材72及びオープン部材73から構成されている。ロッキング部材71は、後述する室内外のハンドルとリンク機構4のポール42との連係を係脱するもので、蓋体34に支持されているものであって、第1ロッキングレバー711及び第2ロッキングレバー712から構成されている。第1ロッキングレバー711は、ロッキングアクチュエータ5の第2出力部材55の軸部55aのハウジング3の裏面側に突出した部分に第2出力部材55と一体で回動するように固着されている。この第1ロッキングレバー711は、ダブルロック部材72の後述するスライドブッシュ,ダブルロック部材72の後述する空振りレバー及び室内ロック連係レバー74を介してドア1の室内に設けられたロッキングノブ75(図6示)に連結されている。第2ロッキングレバー712は、軸部55a(突出した部分)回りに回動自在に支持されている。この第2ロッキングレバー712は、室外ロック連係レバー75を介してドア1の室外に設けられたロッキングキーシリンダ76に連係されている。
【0021】
ダブルロック部材72は、ロッキングノブ75とロッキング部材71との連係を係脱するもので、蓋体34に支持されているものであって、空振りレバー721,ダブルロックレバー722及びスライドブッシユ723から構成されている。空振りレバー721は、室内ロック連係レバー74とは別体であって、軸部55a回りで蓋体34に回動自在に支持され、さらに、室内ロック連係レバー74の回動によって回動させられるように室内ロック連係レバー74と係合している。ダブルロックレバー722は、ダブルロックアクチュエータ6の出力部材63の軸部63aのハウジング3の裏面側に突出した部分に出力部材63と一体で回動するように固着されている。スライドブッシュ723は、ロッキング部材71の第1ロッキングレバー711にスライド自在に支持されており、空振りレバー711と係脱自在とされている。
【0022】
オープン部材73は、ラッチ機構4を作動させるもので、ハウジング3の裏面に固定されたブラケット37に支持されているものであって、第1オープンレバー731,第2オープンレバー732及びスライドピン733から構成されている。第1オープンレバー731は、ラッチ機構4のポール42を支持するポールピン44のハウジング3の裏面側に突出した部分周りで回動自在に支持されている。この第1オープンレバー731は、ドア1の室外に設けられたアウトサイドハンドル771(図6示)に連結されている。第2オープンレバー732は、ブラケット37に回動自在に支持されており、ドア1の室内に設けられたインサイドハンドル772(図6示)に連結されている。スライドピン733は、ラッチ機構4のポール42と係脱可能であって、連係リンク78に支持されており、この連係リンク78は、連係構造79を介してロッキング部材71の第1ロッキングレバー711に連結されている。
【0023】
次にドアロック装置2の基本作動について説明する。
【0024】
インサイドハンドル772又はアウトサイドハンドル771を一方向に操作すると、第1オープンレバー731が第2オープンレバー732のスプリング736の付勢力に抗した回動動作を介して又は直にスプリング735の付勢力に抗して回動させられる。これにより、スライドピン733がポール42と係合し、この係合により、ポール42がスプリングの付勢力に抗して回動させられる。結果、ドアロック装置1がドア1を車両ボデーに対して開状態となるアンラッチ状態となる(閉状態にあるドア1が開状態となる)。又、ドアロック装置1のラッチ状態において、ロックノブ75,ロックキーシリンダ76又はモータ51を一方向に操作すると、第1ロッキングレバー711が室内ロック連係レバー74,空振りレバー721,スライドブッシユ723を介して,室外ロック連係レバー75及び第2ロッキングレバー712を介して又はウォームギヤ52,ホイールギヤ53,第1出力部材54及び第2出力部材55を介して回動させられ、この第1ロッキングレバー711の回動動作により、連係構造79を介して連係リンク78が移動させられ、これにより、スライドピン79が移動してポール42と係合解除される(アンロック状態にあるドアロック装置2がロック状態となる)。
【0025】
尚、ロックノブ75,ロックキーシリンダ76又はモータ51を前述とは逆に他方向に操作して第1ロッキングレバー711を前述とは逆に回動動作させると、ロック状態にあるドアロック装置2がアンロック状態となる。更に、ドアロック装置1のロック状態において、モータ61を一方向に操作すると、ダブルロックレバー722がウォームギヤ62及び出力部材63を介して回動させられる。このダブルロックレバー722の回動動作により、スライドブッシュ723が移動して空振りレバー721と係合解除され、ロッキングノブ75とロッキング部材71との連係が断たれる(ロック状態でのダブルロック解除状態にあるドアロック装置2がロック状態でのダブルロック状態となる)。尚、モータ61を他方向に操作してダブルロックレバー732を前述とは逆に回動動作させると、ダブルロック状態にあるドアロック装置2がダブルロック解除状態となる。
【0026】
ドアロック装置2の本発明に関する主要部構成について説明する。
【0027】
図7及び図8に示されるように、ハウジング3には、トンネル部36に隣接して円柱状の軸受部35が突出形成されている。ラッチ41を回動自在に支持するラッチピン43は、この軸受部35の内面351によりハウジング3に対して支持されており、スプリング45は、軸受部35の外面352によりその巻回部分451でハウジング3に対して支持されている。又、軸受部35の外面351には、ラッチカム81が回動自在に支持されている。このラッチカム81は、径方向においてカム状とされたカム部811を持つものであって、ピン82によりラッチ42と一体回動するようにラッチ42に連結されている。ラッチカム81のカム部811は、ドアロック装置2のアンラッチ状態において、リンク機構7のロッキング部材71の第1ロッキングレバー711に形成された脚部711aと当接可能であって、このカム部811と脚部711aとの当接により第1ロッキングレバー711の回動を規制するようになっており、これにより、アンラッチ状態においてアンロック状態にあるドアロック装置2がロック状態になるのを防止している(図10示)。ピン82は、スプリング45の一端452を係止している。尚、スプリング45の他端453は、トンネル部35に係止されている(図1示)。これにより、スプリング45は、ラッチ41にラッチ41を回動させる付勢力を付与している。
【0028】
ハウジング3の第2凹部32を形成する壁の軸受部35と隣接する部位には、切欠部38が形成されており、蓋体34には、切欠部38に位置するピン部343が形成されている。このピン部343にはカムレバー82が回動自在に支持されている。このカムレバー82には、ラッチカム81のカム部811と当接可能な腕部821が形成されており、カムレバー82は、カム部811と腕部821との当接により一方向(図7示反時計方向)に回動させられるようになっている。又、カムレバー82には、板バネ83がインサート成形されている。この板バネ83は、カムレバー83を他方向(図7示時計方向)に回動付勢するものであって、その一端831は、ハウジング3に係止されており、他端832は、内部空間32b内に位置してカーテシスイッチ8のスイッチ部8aと対向している。
【0029】
板バネ83の他端832は、カムレバー82の回動によりカーテシスイッチ8のスイッチ部8aと係脱するようになっている。これにより、カーテシスイッチ8をオン・オフする。更に、ラッチカム81には、ラッチカム81の他方向の回動時において、カムレバー82に形成された突起822と当接可能な突起812が形成されており、この突起822と突起812との当接によりカムレバー82は、ラッチカム81により他方向に強制的に回動させられるようになっている。
【0030】
尚、ラッチカム81は、ラッチ42と一体に成形してもよい。
【0031】
ドアロック装置2の本発明に関する主要部作動について説明する。
【0032】
ドアロック装置2のアンラッチ状態において、前述した作動によりドアロック装置2がラッチ状態となるべくラッチ41が回動させられると、このラッチ41の回動と一体にラッチカム81も回動する。ラッチカム81が回動させられると、そのカム部811とカムレバー82の腕部821とが当接してカムレバー82が板バネ83の付勢力に抗して一方向に回動させられる。これにより、板バネ83の一端832がカムレバー82の回動を受けて回動してカーテシスイッチ8のスイッチ部8aと当接し、カーテシスイッチ8をオンとする。尚、カーテシスイッチ8がONとなるタイミングは、ドアロック装置2がラッチ状態となった時あるいは、ラッチ状態となる寸前である。結果、ドアロック装置2のラッチ状態が検出される(図9示)。
【0033】
ドアロック装置2のラッチ状態において、前述した作動によりドアロック装置2がアンラッチ状態となるべくラッチ41が回動させられると、このラッチ41の回動と一体にラッチカム81も回動する。ラッチカム81が回動させられると、そのカム部811とカムレバー82の腕部821との当接が解除されていき、カムレバー82がラッチカム81に追従するように板バネ83の付勢力により他方向に回動させられる。この際、カムレバー82が凍結等で回動しない場合、カムレバー82の突起822がラッチカム81の突起812と当接し、カムレバー82は、ラッチカム81の回動により強制的に他方向に回動させられる。これにより、板バネ83の一端832がカムレバー82の回動を受けて回動してカーテシスイッチ8のスイッチ部8aとの当接が解除され、カーテシスイッチ8をオフとする。尚、カーテシスイッチ8がオフとなるタイミングは、ドアロック装置2のラッチ状態が解除された時あるいは、ラッチ状態が解除された後である。結果、ドアロック装置2のアンラッチ状態が検出される(図7示)。
【0034】
【発明の効果】
本発明によれば、カーテシスイッチとラッチカムとの間にカムレバーを配設したので、カーテシスイッチのスイッチ部とラッチカムとをカムレバーを介して係脱させてドアロック装置のラッチ状態及びアンラッチ状態が検出することができる。これにより、カーテシスイッチをラッチから離して配置することが可能となり、結果、カーテシスイッチをラッチから隔離してカーテシスイッチのラッチを介した外部への露出を抑えることができる。よって、外部から侵入する水やホコリさらにはラッチ機構のグリス等の影響を緩和することができ、カーテシスイッチの作動不良を低減することができる。
【0035】
本発明によれば、カムレバーをラッチカムとの係合方向に常時付勢すると共にカーテシスイッチのスイッチ部と係脱可能な付勢部材を設けたので、部品点数が削減されると共に製造工数の低減及び信頼性の向上を計ることができる。
【0036】
本発明によれば、ラッチカムにラッチのストライカとの係合解除方向の回動時においてカムレバーと当接可能な係合突起を設けたので、カムレバーをラッチにより強制的に回動させることができ、カムレバーの凍結等による作動不良を低減することができる。
【0037】
本発明によれば、ロッキング部材にラッチのストライカとの係合解除状態においてラッチカムと当接してロッキング部材の第1操作手段とポールとの連係を解除する方向への作動を規制する係合部を設けたので、部品点数を増やすことなく、ロッキング部材の不要な作動を規制することができる。
【0038】
本発明によれば、ハウジングに設けられた軸受部によりラツチ,ラツチカム及びラツチをストライカとの係合解除方向に付勢するスプリングを支持するので、同軸配置による省スペース化や部品点数の削減等を計ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るドアロック装置の平面図である。
【図2】本発明に係るドアロック装置の側面図である。
【図3】本発明に係るドアロック装置を表面側から見た一部透視図である。
【図4】本発明に係るドアロック装置を裏面側から見た一部透視図である。
【図5】本発明に係るドアロック装置の蓋体の断面図である。
【図6】本発明に係るドアロック装置を搭載したドアの平面図である。
【図7】本発明に係るドアロック装置の検出構造を示すドアロック装置のラッチ状態での平面図である。
【図8】本発明に係るドアロック装置の検出構造を示す断面図である。
【図9】本発明に係るドアロック装置の検出構造を示すドアロック装置のアンラッチ状態での平面図である。
【図10】本発明に係るドアロック装置の検出構造の作動を示す平面図である。
【符号の説明】
2 ドアロック装置
3 ハウジング
4 ラッチ機構
5 ロッキングアクチュエータ
8 カーテシスイッチ
8a スイッチ部
31 第1凹部
32 第2凹部
35 軸受部
41 ラッチ
42 ポール
45 スプリング
71 ロッキング部材
75 ロックノブ(室内の第2操作手段)
76 ロックキーシリンダ(室外の第2操作手段)
81 ラッチカム
82 カムレバー
83 板バネ(付勢部材)
343 ピン部(支持部)
771 アウトサイドハンドル(室内の第1操作手段)
772 インサイドハンドル(室外の第1操作手段)
812 突起(係合突起)
711a 脚部(係合部)
Claims (6)
- ストライカと係脱するラッチ及び該ラッチと係脱するポールを少なくも備え室内外の第1操作手段により作動するラッチ機構と、該ラッチ機構の作動を検出するカーテシスイッチとを有するドアロック装置において、前記ラッチと一体回動するラッチカムと、該ラッチカムと前記カーテシスイッチとの間に配設されたカムレバーとを有し、該カムレバーには、前記ストライカに係合する前記ラッチに一体となって一方向に回動する前記ラッチカムに当接可能な腕部と、前記ストライカに係合解除する前記ラッチに一体となって他方向に回動する前記ラッチカムに当接可能な突起とが備えられ、前記ラッチカムには、前記カムレバーの前記腕部に当接可能なカム部と、前記カムレバーの前記突起に当接可能な突起とが備えられていることを特徴とするドアロック装置。
- 前記カムレバーを前記ラッチカムとの係合方向に常時付勢すると共に前記カーテシスイッチのスイッチ部と係脱可能な付勢部材を有する、請求項1記載のドアロック装置。
- 室内外の第2操作手段により作動させられて前記第1操作手段と前記ポールとの連係を係脱させるロッキング部材と、該ロッキング部材に形成され前記ラッチの前記ストライカとの係合解除状態において前記ラッチカムと当接して前記ロッキング部材の前記第1操作手段と前記ポールとの連係を解除する方向への作動を規制する係合部とを有する、請求項1記載のドアロック装置。
- 前記ラッチ機構を収容する第1凹部、前記カーテシスイッチを収容する前記第1凹部とは別の第2凹部及び前記第1凹部と前記第2凹部との間に前記カムレバーを支持する支持部を備えたハウジングを有する、請求項1記載ドアロック装置。
- 前記ハウジング上に支持され室内外の第2操作手段により作動させられて前記第1操作手段と前記ポールとの連係を係脱させるロッキング部材と、前記ハウジングの前記第2凹部内に配設され前記ロッキング部材を作動させるロッキングアクチュエータとを有する、請求項4記載のドアロック装置。
- 前記ハウジングに形成され前記ラッチ、前記ラッチカム及び前記ラッチを前記ストライカとの係合解除方向に付勢するスプリングを支持する軸受部を有する、請求項4記載のドアロック装置。
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