JP3872523B2 - 毛髪のパーマネント加工剤および加工法 - Google Patents
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Description
本来まっすぐな毛髪に耐久的なウェーブ、いわゆるパーマネントウェーブを付与するのは、毛髪に豊かさとボリューム感を与えると共に、整えた髪型を長持ちさせることを第一の目的としていることは周知の通りである。
毛髪のパーマネント加工の典型的な方法は、第一段階において毛髪ケラチンのジサルファイド結合を、還元作用物質含有薬剤(加工剤)を用いて、開裂させ、次いで毛髪を所望の形態に整えた後、ジサアルファイド結合を、酸化作用物質含有薬剤(固定剤)を用いて、再結合させるというものである。この場合に還元作用物質として、主に亜硫酸塩、チオグリコール酸、チオ乳酸、3−メルカプト−プロピオン酸、メルカプトカルボン酸エステルおよびシステインが使用される。固定剤としては、主に過酸化水素含有液および臭素酸塩含有液が使用される。
一般的には、湿らせた毛髪を適当な成形体(一般的にはカーラー)上に巻き上げ、ウェーブ液を付与し、適当な作用時間を置いた後、洗い流す。次いで巻いたままの常態で毛髪に液状あるいは泡状の固定剤を付与し、充分な作用時間を置いた後、洗い流し、カーラーをはずし、再固定処理を施す。
しかし上記の方法には欠陥がある。欠陥の一つは毛髪の構造が根元部分から先端部分に移行するに連れて変化することによって生じる。特に中間部分および先端部分は、年の経過に伴って、あるいは日光や湿度の影響を受けて、さらにはパーマネントウェーブ加工や染色などの化学的処理によって異なった構造を示す。その結果、傷みの激しい先端部分はちりぢりに縮れるのに対して、傷んでいない根元部分には緩やかなウェーブが与えられる。このようなウェーブの形は不自然であり、またこのような先端部分はもつれやすく、そのためにさらなる損傷を招く恐れもある。
さらに現代的な感覚に合うヘアー・スタイルの展開に伴って、今日においては毛髪の極度な加工はもはや求められていない。これに関連して、客の一般的な声においても、極度の縮れ毛は好まれないことが示されている。
しかし上に挙げたようにパーマネントウェーブ本来の目的を達成するためには、根元部分に程良いウェーブを付与する必要がある。そしてこれに対していろんな方法が採られている。たとえば細いカーラーの使用、ウェーブ用薬剤の強化、作用時間の延長など。ところがこれらの方法によれば、毛髪の中央部分および先端部分に非常に強いウェーブが付与され、すなわち毛髪の中央部分および先端部分が極度に縮れ、それに伴って毛髪の構造に度を超す負担がかけられる。このような状況を考慮して、毛髪の中央部分および先端部分に望み通り、自然な感じの、歩程の大きなウェーブを付与しようとすれば、必然的に根元部分のウェーブは不十分となる、すなわち根元部分ではウェーブが非常に弱くなる。
当社のDE−OS 3119634においては、まず毛髪全体を弱い加工剤で処理し、次いで根元部分を濃縮強化された加工剤で処理するという二段階還元処理によって、上記の問題を解決しようという試みがなされている。これによって、毛髪に対して穏やかな処理が施され、均一なウェーブが付与されるはずである。しかし、この方法も、一方で作業に手間がかかるという、また他方で手間がかかるにもかかわらず中間部分および先端部分がやはり強く縮れという欠点を持っている。
ところがここに驚くべきことに本発明による方法を採用することによって、上記の欠点を回避できることが見い出された。すなわち本発明によれば、均一な加工を施すことができ、望みの形態に整髪することが可能となる。
本発明は下記の工程を経ることを特徴とする毛髪のパーマネント加工方法を対象とする。
a) 毛髪を、洗浄し、タオルで水分を拭き取った後、まずカーラー、好ましくは一般的に使用されているパーマネントウェーブ用カーラーに巻き上げる。
b) 次いで上記の毛髪にそれ自体公知の毛髪ケラチン還元性物質を基本とするパーマネント加工剤(加工剤の効力は被処理毛髪の構造に応じて調整)を付与する。
c) 作用時間は試験カーラーによって決定するが、それは5ないし30分間である。
d) 作用時間経過後、カーラーに巻いたまま毛髪を水で洗い、好ましくは余分な水分を吸水ナプキンあるいはタオルで拭き取る。
この段階までは今日一般的に実施されているパーマネントウェーブ加工方法と同一である。これに対して以下が本発明による新しい工程である。
e) 次に、カーラーに巻いた毛髪に、酸化剤を基本とする粘性固定剤を付与し、2ないし6分間、好ましくは3ないし5分間作用させる。
粘性固定剤は従来の固定剤と異なり、高粘度を有する。このために根元部分がしっかり固定され、確実にウェーブが付与される。他方固定剤は粘性を有するため、初期段階においては、中間部分および先端部分への浸透が妨げられるか、あるいは明らかに浸透が遅れる。
f) 根元部分に対する固定剤の作用時間経過後、毛髪からカーラーをはずす。
この時点においては、中間部分および先端部分は充分に固定されておらず、形態が流動的であるので、この状態においてこの部分に生じている強いウェーブを大きくカールした自然なウェーブに問題なく変形させ得る。
「変形」は次のいずれかの方法で実施する。
g) 互いにまだ密着した状態にあるカールを、好ましくは目の粗い、櫛、ブラシあるいは手で解きほぐし、所望の形態に整える。同時にそれでもなお詰まった状態にある先端部分のカールを、個々に引き伸ばし、大きくカールした自然なウェーブに移行させる。この場合補助的に目の細かい櫛も使用することができる。
別の実施形態において、カーラーをはずした毛髪を、加熱しながら整髪できる適当な器具を用いて、特に電気的に温められるあるいは温風によって温められるカール・ブラシ、カーラーあるいは類似の成形体、あるいはカール・ブラシとドライヤーを用いて、所望の形態に整える。
本発明のさらに別の実施態様では、「変形」工程において、上記のように解かすのではなく、毛髪を適当な大きさのカーラー(たとえば直径15ないし30mmのカーラー、ウォーター・ウェーブ・カーラーあるいは同じような大きさのカーラー)に巻き上げ、下記の後処理を行う。
根元部分に対するウェーブは変形の時点で既に目的にかなう強健な形態にしっかり固定されているので、ウェーブ変形工程に影響されることがなく、完全にその形態が保持される。
h) 所望の形態のウェーブが得られたならば、毛髪の残りの長さ(中間部分および先端部分)を酸化剤を基本とする固定剤で同様に処理する。
この目的を達成するために、粘性固定剤を毛髪全体に、たとえば櫛で伸ばしながら、付与するか、あるいは一般に市販されている希薄な液状の固定剤(リンス型固定剤)を用いて処理する。後者の場合二成分固定剤が、時間の節約という利点を有し、考慮に値する。
i) 1ないし10分間、好ましくは3ないし5分間の作用時間を置いた後、固定剤を水で洗い流す。
毛髪の中間部分に補助的に希薄な液状の固定剤を使用する場合は、作用時間を削減することができる。
一般に使用されている毛髪加工剤は全て本発明において毛髪加工剤として有効である。加工剤は水溶液あるいはエマルジョンの形態でも、あるいは水性を基本とする粘性形態、特にクリーム、ゲルあるいはペーストの形態でも、使用することができる。
パーマネント加工剤中に含有される毛髪ケラチン還元性物質は、使用直前のパーマネント加工剤に関して、2ないし20重量パーセント、好ましくは4ないし12重量パーセント、特に好ましくは6ないし10重量パーセントの量において使用される。
毛髪ケラチン還元性物質として、たとえばチオグリコール酸、チオ乳酸、システイン、システアミン、アルキルシステアミン、アシルシステアミン、あるいはこれらの化合物の塩、並びにチオグリコール酸エステルあるいは亜硫酸塩、特に酸性領域にあるもの、さらにこれらの混合物が用いられる。
使用直前のパーマネント加工剤は6ないし9、特に6.5ないし8.5のpH値を有することが好ましい。アルカリ化剤ないしはpH値調整剤として、主にアンモニアあるいは苛性ソーダーが用いられるが、この他、たとえば炭酸水素アンモニウムのような、生理学上問題のない有機塩基あるいは無機塩基の水溶性塩も全て使用することができる。
パーマネント加工剤は一成分、二成分あるいは三成分調合物の形態で提供され得る。この場合に加工剤は水溶液あるいはエマルジョンの形態であっても、あるいは水性を基本とする粘性形態、特にクリーム、ゲルあるいはペーストの形態であってもよい。
二成分の混合によって得られるパーマネント加工剤の場合、第一成分にアルカリ化剤の少なくとも一個、たとえば炭酸アルカリ、炭酸アンモニウム、炭酸水素アルカリあるいは炭酸水素アンモニウムと毛髪ケラチン還元性物質が含有され、第二成分に下記に挙げる美容剤添加物の少なくとも一個と水が含有される。
同様にパーマネント加工剤は三成分調合物の形態で分けて包装することも可能である。この場合は第一成分に後に挙げる美容剤添加物の数個と水が含有され、水を含まない第二成分に毛髪ケラチン還元性物質が含有され、第三成分に残りの添加物、たとえば香油、溶剤および保護剤などが、水溶液あるいは水を含まない形態で、含有される。
パーマネント加工剤の全ての実施形態において、美容剤添加物は水性成分中、あるいは非水性成分中のいずれにも含有され得る。
自明のことであるが、パーマネント加工剤はこのような薬剤に対して一般的に用いられている公知の添加剤を全て含有することができる。添加物として、たとえばベントナイト、脂肪酸、澱粉、ポリアクリル酸およびその誘導体、セルロース誘導体、アルギン酸塩、ワセリン、パラフィンオイルのような増粘剤;たとえば脂肪族アルコール硫酸塩、脂肪族アルコールエーテル硫酸塩、スルホン酸アルキル、アルキルベンゼンスルヘート、第四級アンモニウム塩、アルキルベタイン、オキシエチル化アルキルフェノール、脂肪酸アルカノールアミド、あるいはオキシエチル化脂肪酸エステルのようなアニオン性、カチオン性、両性あるいは非イオン性界面活性剤の中から選択される湿潤剤ないしは乳化剤;たとえばポリエチレングリコールエステルのような乳白剤;たとえばエタノール、プロパノール、イソプロパノールあるいはグリセリンのようなアルコール;たとえばD−グルコースのような糖類;並びに溶剤、安定剤、緩衝剤、香油、染料、さらに、たとえばカチオン性重合物、ラノリン誘導体、コレステリン、パントテン酸あるいはベタインのような毛髪保護剤ないしはコンディショニング剤が挙げられる。
上記の成分はその目的に応じて一般的に用いられている量において使用される。たとえば本発明における加工剤中に湿潤剤ないしは乳化剤は合計0.2ないし30重量パーセント、アルコールは合計0.1ないし20重量パーセント、乳白剤、香油および染料はそれぞれ0.01ないし1重量パーセント、緩衝剤は合計0.1ないし10重量パーセント、糖類、溶剤、安定剤、並びに毛髪保護剤ないしはコンディショニング剤はそれぞれ0.1ないし5重量パーセント含有される。他方、増粘剤および溶剤は本加工剤中に合計0.5ないし20重量パーセント含有される。
さらに本加工剤には、作用促進のために、たとえばジプロピレングリコールモノメチルエーテル、2−ピロリドン、あるいはイミダゾリジン−2−オンのような、いわゆる膨潤剤および浸透剤が1ないし30重量パーセント、毛髪の過剰な縮れを防止するためにジチオ化合物、たとえばジチオグリコール酸、ジチオ乳酸、上に挙げた化合物のジチオール、あるいはこれらの塩が、同様に1ないし30重量パーセント、含有され得る。
毛髪のパーマネント加工に対して充分な作用時間を置いた後(作用時間は毛髪の性状、加工剤のpH値および効力、並びに適用温度に応じて5ないし30分間、加熱しない場合は20ないし30分間、加熱する場合は15ないし25分間、である)、毛髪を水で洗浄する。洗浄は2ないし4分間行うことが好ましい。その後カーラーに巻いたまま毛髪の水分を吸水ナプキンあるいはタオルで拭き取る。加熱する場合の温度は30ないし45℃である。
粘性固定剤は、初期の段階においてカーラーに巻いた毛髪の先端部分および中間部分への浸透が妨げられるような、あるいは浸透が明らかに遅れるような粘度を有することを特徴とする。すなわち粘性固定剤は水性を基本とする粘性形態を有すること、特にクリーム、ゲル、懸濁液、ペーストあるいは泡の形態を有することを特徴とする。その場合に粘性固定剤は、たとえばハッケ回転粘度計VT550型を用いて50/秒の回転速度において測定した場合に、25℃において50ないし5000mPa・s、特に25℃において100ないし3000mPa・s、さらには25℃において100ないし1000mPa・sの粘度を有することが好ましい。
増粘剤として、ポリアクリル酸およびその誘導体、セルロース誘導体、アルギン酸塩、キチン誘導体あるいはキトサン誘導体のような重合物増粘剤と共に、たとえば脂肪族アルコール硫酸塩、脂肪族アルコールエーテル硫酸塩、スルホン酸アルキル、アルキルベンゼンスルフェート、第四級アンモニウム塩、アルキルベタイン、オキシエチル化アルキルフェノール、オキシエチル化脂肪族アルコール、脂肪酸アルコールアミドあるいはオキシエチル化脂肪酸エステルのようなアニオン性、カチオン性、両性あるいは非イオン性海面活性剤から成る適当な乳化剤と、たとえば脂肪族アルコール、脂肪酸アミド、脂肪酸グリセリンおよび脂肪酸グリコレート、ワセリン、パラフィン・オイルおよびパラフィン・ワックスのような適当な脂肪相とを組合せた活性剤タイプの増粘剤(エマルジョン、ミクロエマルジョン、懸濁液および粘性液状結晶物)、さらにはベントナイトのような無機増粘剤も使用することができる。増粘剤は合計1ないし30重量パーセント含有されることが好ましい。
固定剤中に用いることができる酸化剤として、たとえば臭素酸カリウムおよびナトリウム、ホウ酸ナトリウム、過酸化尿素および過酸化水素が挙げられる。過酸化剤の濃度は過酸化剤の性質、適用時間(通常5ないし15分間)および適用温度によって異なる。通常酸化剤は使用直前の粘性固定剤中に1ないし15重量パーセント含有される。好ましい実施形態においては、粘性固定剤中に過酸化水素は1ないし5重量パーセント、また臭素酸塩は5ないし15重量パーセント含有される。
自明のことであるが、酸化後処理用薬剤はその他に、たとえば湿潤剤、カチオン性重合物のような保護剤、弱酸、緩衝剤あるいは過酸化防止剤などを含有することができる。
h)工程の実施に当たっては、毛髪全体に粘性固定剤を付与しても、また、このような処理に対して従来使用されている固定剤を適宜使用してもよい。
次いで実施例に基づいて本発明の対象をさらに詳しく説明する。ただし本発明はこれらの実施例に限定されない。
実施例1
傷んでいない毛髪をシャンプーで洗浄し、タオルで水分を拭き取り、直系8mmのカーラーに巻き上げる。次いで下記に示すpH=8.2のパーマネント加工液を塗布管を備えた瓶を用いて巻き上げた毛髪に均一に塗布する。
パーマネント加工液
次いで毛髪をプラスチック・キャップで覆い、温度40℃のドライヤー下において10分間加熱する。次いでキャップをはずし、カーラーに巻いたまま毛髪を温水で洗い、余分な水分をタオルで拭き取る。次いで下記の粘性固定剤60gを刷毛を用いてカーラーに巻いたまま毛髪に塗布する。
過酸化水素含有粘性固定剤
3分間の作用時間を置いた後、カーラーをはずし、根元部分以外のまだ固定されてはいないが相当に強くカールした中間部分を櫛で解かしながら所望の形態に変形させる。所望の形態が得られたならば、上記の粘性固定剤50gを毛髪全体に付与する。5分間作用させた後、毛髪をもう一度温水で丁寧に洗う。これで実質的な処理は終了する。最後にドライヤーとブラシを用いて所望の髪型に整える。
実施例2
酸化によって傷んだパーマネントウェーブのかかった毛髪をシャンプーで洗浄し、水分をタオルで拭き取り、直径8mmのカーラーに巻き上げる。次いで下記のパーマネント加工液を巻き上げた毛髪に均一に散布する。
二成分から成る中性パーマネント加工液
A成分
B成分
B成分は8.5のpH値を有する。使用直前にA成分15gとB成分66gを混合し、pH=7.5のパーマネント加工剤81gを得る。
次いで「パーマネントウェーブ」位置に温度調整した赤外線−加熱キャップを用いて毛髪を10分間処理する。続いてカーラーに巻いたまま毛髪を温水で2ないし3分間すすぎ、余分な水分をタオルで拭き取る。次いで下記の粘性固定剤60gを刷毛でカーラーに巻いたままの毛髪に塗布する。
臭素酸塩含有粘性固定剤
3分間の作用時間を置いた後、カーラーをはずし、根元部分を除くまだ固定されていないが相当強くカールしている毛髪の中間部分を所望のウェーブ形態に櫛で解かしながら変容させる。所望の形態が得られたならば、上記の粘性固定剤50gを毛髪全体に付与する。5分間の作用時間を置いた後、毛髪をもう一度温水で丁寧に洗う。これで実質的な処理は終了する。これ以上機械的処置を施さずに、前記の処理を終えた毛髪を赤外線−加熱キャップ下に空気乾燥させる。
Claims (8)
- a)毛髪をカーラーに巻き上げ、
b)巻き上げた毛髪に毛髪ケラチン還元性物質を基本とするパーマネント加工剤を付与し、
c)このパーマネント加工剤を毛髪上において5〜30分間作用させ、
d)カーラーに巻いた毛髪を水で洗い、
e)カーラーに巻いた毛髪の外側、すなわち毛髪の根元部分に粘性固定剤を付与し、2〜6分間作用させ、
f)毛髪をカーラーからはずし、カーラーを除去し、
g)強すぎるウェーブを、大きくカールしたウェーブに変容させるために、毛髪を
g1)櫛、手あるいはブラシで解きほぐしながら所望の形態に整え、同時にまだ詰まった状態にある先端部分のカールを引き伸ばし、大きくカールした自然なウェーブに移行させるか、あるいは
g2)加熱しながら整髪できる適当な器具を用いて、特に電気的に温められるあるいは温風によって温められるカール・ブラシ、カーラーあるいは類似の成形体、あるいはカール・ブラシとドライヤーを用いて、所望の形態に整えるか、あるいは
g3)直径15ないし30mmのカーラーに巻き上げ、
h)e)工程において粘性固定剤が付与されていない毛髪、すなわち毛髪の中間部分および先端部分を酸化剤を基本とする固定剤で処理し、
i)1〜10分間の作用時間を置いた後、固定剤を水で洗い流すこと、
を特徴とする毛髪のパーマネント加工法。 - c)工程を加熱下に、30ないし45℃において実施することを特徴とする、請求項1に記載の加工法。
- 加熱に対して赤外線照射装置を使用することを特徴とする、請求項1あるいは2に記載の加工法。
- d)工程後に毛髪を吸水性ナプキンあるいはタオルで軽く拭くことを特徴とする、請求項1ないし3いずれか1項に記載の加工法。
- h)工程の実施に対して粘性固定剤を使用することを特徴とする、請求項1ないし4いずれか1項に記載の加工法。
- e)工程で使用する粘性固定剤が、ハッケ回転粘度計VT550型を用いて、50/秒の回転速度において測定した25℃における粘度が、100より大であり5000mPa・s以下であることを特徴とする、請求項1ないし5いずれか1項に記載の加工法。
- e)工程において、粘性固定剤を3ないし5分間作用させることを特徴とする、請求項1ないし6いずれか1項に記載の加工法。
- 請求項1ないし7いずれか1項に記載の加工法のe)工程に用いる粘性固定剤であって、酸化剤として過酸化水素を1ないし5重量パーセントあるいは臭素酸塩を5ないし15重量パーセント含有すること、およびハッケ回転粘度計VT550型を用いて、50/秒の回転速度において測定した25℃における粘度が100より大であり3000mPa・s以下であることを特徴とする粘性固定剤。
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