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JP3865773B2 - 半導体球体を箔母材に添着するための方法 - Google Patents

半導体球体を箔母材に添着するための方法 Download PDF

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    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、概して、太陽光電池を製造するための半導体装置の組立てに関し、とくに、箔母材に半導体部材を添着する方法と装置に関する。
【背景技術】
【0002】
太陽光を電気に変換するための多くのシステムが知られている。太陽の放射線から電気を効果的に生産することに有用であることを立証した1つのシステムが米国特許第4,691,076号に記載されている。そのシステムでは、半導体の粒または球体で配列(array)が形成される。各球体はp型の内部とn型の皮膜を有している。多数の球体は、p型およびn型領域への接触部を形成する一対のアルミニウム箔部材から成る母材に保持される。
【0003】
これらの箔は互いに電気的に絶縁され、そして可撓性である。太陽光または他の形態の光子エネルギーを電気に変換するための太陽光電池素子モジュールを形成するために、可撓性でかつ順応可能な配列群を電気的に相互接続することができる。
ほどよく価格づけされた配列群の充分な量を生産するためには、複雑ではなく、低コストで、そして効果的であるそれらの製造方法を利用することが必要である。複雑でないシステムは、適用可能な製造工程が高度に繰り返し可能な態様で実施できるように、現在利用可能な技術を用いるものであるだろう。更に、各製造工程をより簡素化すればするほど、一般に、全体の工程では、よりコスト効果が実現されるであろう。最後に、繰り返し可能な製造方法であればあるほど、操業が一層効率的で、また太陽光用の配列群の生産はより高度化する。
【0004】
シリコン太陽光電池の製造時における重要な製造工程は、箔母材にシリコン球体を添着することである。シリコン球体をアルミニウム箔に結着するための1つの知られた技術は、箔を共融点(約570℃)よりわずかに低い温度に加熱し、ついで、自由落下する重量を利用して、球体を箔の中に圧入(または押し込むまたは動かす)することである。この自由落下する重量はシリコンとアルミニウム箔との界面で充分な剪断力を誘起して良好な粘着性の結着部を形成する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
落下重量結着は多くの問題および欠点を備えている。第1に、この技術は本来的に緩慢である。第2に、この落下重量の実施の志向は、より大量の生産量のためのスケールアップに役立たない。落下重量結着に伴う他の問題は、重さによる衝撃を受けた表面におけるゆがみが望ましくない中心圧力を引き起こすことである。最後に、この技術は、あまりにも多くの壊れた球体と短絡した電池を生み出す。
【0006】
シリコン球体を箔母材に添着する他の方法は、米国特許第5,091,319号に記載されている。その特許では、シリコン球体が、箔母材の1枚の箔を貫通して形成された小形の穴の中に水圧プレスを用いて圧入される。しかしながら、この方法は、電池全体で、とくに大型の電池では、球体が必ずしも穴の壁と均一に結着されるとは限らないという欠陥を有している。
【課題を解決するための手段】
【0007】
発明の要約
ここでは、箔母材に球体を添着する改良方法が記載される。最初に、電池挟持体(cell sandwich)が製造される。この電池挟持体は、上部および下部の加圧パッドの間に配置される箔母材上の穴の中に配置された球体を有する。ついで、この電池挟持体は加熱される(例えば、約530℃に)。ついで、電池挟持体を圧縮することによって球体を箔母材に結着するロールプレス(またはロールミル)に、電池挟持体を通すことにより球体は箔母材に添着される。
【0008】
この発明の利点は、連続的な定時間内生産の量により大きく貢献する工程の流れを提供することである。垂直方向のプレスであることに似ず、製造される電池の長さにもかかわらず、箔母材をロールプレスに連続的に通過することが可能である。この点は製造能力を高め、そしてそれゆえコストを低減する。
更に、ロールプレスは、どのような時点でもその力が極めて小さい表面領域に印加されるので、より一層均一な圧力を付与する。垂直プレスを用いた工程は、全体の電池(または少なくとも電池の選択された個所)に同時に圧力を加えるが、ロールプレスはある時点で球体の2〜3の列の球体を圧縮することにより、電池が圧縮されるようになる。2〜3列の球体に沿って圧力を均一に調整することは、電池全体に亘っての場合よりも容易である。
【0009】
更に、圧力印加速度は重要である。より迅速に力を印加するほど、結着強度は良好になるだろう。水圧プレスに比べると、ロールは一般により迅速な印加速度を付与することができる。
本発明の上記した特徴は、添付する図面と結びつけた以下の記載を考慮することからより明確に理解されるであろう。
【0010】
異なった図における対応する数字と記号は、他に指摘されないならば、対応する個所を示す。
図示実施例の詳細な説明
各種実施例の製造と用途は、以下に詳細に説明される。
説明される特定の実施例は、単に、発明の特定の製造と用途を示すものである;発明の範囲は添付した請求の範囲によって決められる。
【0011】
以下は、本発明の装置と方法の説明である。太陽光電池の製法の簡単な概説が最初に説明されるだろう。球体部材を箔母材に添着する好適な実施例が、その後に説明されるだろう。
図1a−1fを参照して、模範的な工程の流れにおける選択された製造工程ののちに、太陽光電池が示される。
【0012】
まず最初に、図1aで示したように、可撓性の導電性箔2、または“前面箔”、好ましくは、約0.5重量%から1.5重量%(好ましくは約1.0重量%)のシリコンを含有し、厚みが約80μm(3ミル)(mil、ここで1ミルは1インチの1/1000である)の好ましくはアルミニウムが用意される。箔2は、酸素含有環境への露出のため、その表面に自然酸化物層(典型的には厚み50Å)を備えている。ここでは3個の太陽光電池の配列部材または球体4に関して説明がなされるけれども、上記先行技術で例示されていると同じように、配列部材の多様性が全体の配列で提供されることを理解すべきである。箔2を有する母材内における球体4の完成した配列が電池として参考にされる。換言すれば、電池は、それぞれが導電性箔の2枚のシート2,28(図1f)に結着された多数の球体4から成る。
【0013】
アルミニウム箔2を最初にエンボス加工してもよい。エンボスは、図2aで示したように、選ばれた中心部の上に周期的な六角形配置をなして存在してもよい。例えば、直径370μm(14.5ミル)の球体に対しては410μm(16ミル)の中心部に、または直径760μm(30ミル)の球体に対しては810μm(32ミル)の中心部にエンボスが存在してもよい。エンボス加工された領域は、それによって保持されるべき供給シリコンの粒または球体の直径よりも僅かに小さい。エンボスは円形でもよく、また、六角形もしくは八角形のように他の適当な幾何学形状でもよい。多角形のエンボスの場合、その中心を通って多角形を横切る線は、そこに適用されるべき球体の直径よりも短い。その外に、箔2をスタンプ加工またはパンチング加工して穴6を形成することもできる。
【0014】
エンボス加工された箔2は、次に必要に応じて有機物を除去するために洗浄され、ついで、熱苛性ソーダまたは熱苛性カリでエッチングして、箔2を貫通する穴6を付与するために、薄くなったエンボスが存在している箔2の領域を除去する。多数の穴6を有するエッチングされた箔2が箔母材として説明される。
このとき、必要に応じては、背面の反射を最小にする母材表面を付与するために、フッ化水素酸13%,硝酸38%,酢酸21%と水28%である39Aエッチャントの50%溶液でエッチングすることにより箔2を表面処理することができる。
【0015】
過剰の供給シリコン球体4が母材2の前面14の上に沈積され、真空チャック(図示しない)で箔2の背面16に負圧を適用して球体4を部分的に穴6に引き込み、その中に保持する。穴6の数に比べて過剰の球体4が好ましくは最初に箔2の前面14の上で適用されるので、穴6の全ては球体4で満たされるであろう。そして次に過剰の球体4が除去される。前記を達成するために、医者用の手法(doctoring techniques)を適用してもよい。
【0016】
本発明で使用可能な部材4の大きさまたは形状には何らの制限もないけれど、用いられてきた部材4は、直径が約360〜860μm(14〜34ミル)である実質的に球形の粒である。上に説明した穴6は、球体4の直径よりも幾分小さい直径を有している。球体4は、nドープされた層または皮膜10で囲まれた好ましくはpドープされた芯部12から成る。しかしながら、それらの電気伝導性は逆極性である。球体4で穴6を満たしたことに続けて、球体4は、図1bに示したように、穴6の壁に結着される。
【0017】
図1bを参照すると、球体4は、その中心線がアルミニウム箔2の前面14、またはわずかに上もしくは前方に位置するように穴6の中に配置される。アルミニウム箔2の上部と下部に配設され、箔−球体2−4の組合せ部に対し加圧される加圧パッド34,36を用いることにより(ここでは図3に関して説明されるように)、球体4の上記配置を有効に行うことができる。加圧パッド34,36は、厚みが約25μm(1ミル)から約200μm(8ミル)であり、そして離型剤で被覆されているアルミニウム箔から形成されていてもよい。加圧パッド34,36は、解体過程での球体4への損傷を緩和する緩衝材として機能する。また、加圧パッドは、球体4をあるしなやかな物に対して動けるようにする。本発明によるこの“前面結着”工程を行う好ましい方法は、図2−6と関連して以下に詳細に説明される。しかし、まず、工程の流れの残部を説明することが有益であるだろう。
【0018】
図1bは、球体4の中心線と一致または一列に揃っているような箔2を示す。しかしながら、このことは必須ではないということが銘記されるべきである。事実、光子エネルギーが衝突するn型皮膜層10の表面積を最大にさせるために、箔2にとっては、中心線が充分に“下”に位置することが好ましい。箔2の関係は、第2の箔28へ結着するためのシート2の背面側16の“下”から露出すべきp型芯部領域12の量に依存する(図1fにおけるように)。実際には、箔シート2を球体4の極の下約55%の個所に取り付けることが合理的なかね合いを提供するということが決められてきている。
【0019】
さて、図1cを参照すると、箔2の後面または背面側16とそこから下に突出している球体4の部分は、ついで、平滑剤(酢酸18%,硝酸52%,脱イオン水26%およびフッ化水素酸4%),フッ化水素酸/硝酸混合物(HF/HNO3)、または39Aエッチャント(フッ化水素酸約13%,硝酸38%,酢酸21%および水28%)のいずれかを用いてエッチングされる。図1cに示したように、箔2の背面16の近くに位置する球体4の表面上のn型層10は除去され、そのことによって、p型領域12が露出する。アルミニウム箔2は、配列の背面側16の下に位置する層10の部分のみを除去せしめるエッチャントに対するマスクとして機能する。前面側14よりも“上”のn型皮膜層10もまた、背面エッチング(back etch)の後(または同時)に、pn接合を薄くすべく部分的にエッチングしてもよく、このエッチングは電池の電流出力を大きくする。図1dに示したように、絶縁層20,好ましくはKapton(登録商標)またはPyralin(登録商標)(両方ともDupont社から入手可能)のようなポリイミド被覆が箔2の背面側16と球体4の露出したp型領域12に施される。
【0020】
図1eにおいて、開口部22を通して球体4のp型材料12の部分を露出させるために、ポリイミド被覆20の小さな部分が除去されてもよい。この工程は、炭化ケイ素被覆(320グリット(grit))の針毛を有する回転ブラシの下に電池を通すような選択研磨によって行ってもよい。例えば、針毛は、直径0.46mm(0.018インチ),長さ22.2mm(0.875インチ)のナイロンで構成されていてもよい。これらの針毛を備えたデバーリング機械(deburring machine)は、Atotechから入手可能である(例えばModel 604)。
【0021】
次の段階では、短絡した部材または球体を隔離するために、配列は陽極酸化工程に進む。この工程において、配列は、n型領域10とp型領域12(すなわち、陽極と陰極)の間で約0.5Vの電位差をもって希フッ化水素酸浴の中に浸漬される。短絡した球体4の露出p型芯部12の上に充分な絶縁被覆(図示しない)を施すために、陽極酸化工程は約30〜120秒行う。この絶縁被覆は、背面の箔28から球体4を隔離する(図1fを参照)。
【0022】
陽極酸化工程ののち、球体4のn型皮膜10の上に二酸化チタンの被覆(図示しない)が形成される。この二酸化チタン被覆は、反射防止膜として作用する。他の材料もまた、反射防止膜として使用することができる。
図1fにおいて、厚みが約7.6〜25μm(0.3〜1.0ミル)の薄いアルミニウム箔28、または“背面の箔”は、ついで、それぞれの球体4の下に配置される。アルミニウムと電池の一体化物2−4−28は、約350〜450℃の範囲の温度、好ましくは約420℃に加熱される。加熱された箔28は、つぎに、接触部26または露出しているp型芯部12に加圧されて、両者を結着する。
【0023】
本発明の実施例において、箔28は直接球体4に結着される。別言すれば、電気的な接触部26は箔28と複合化している。この工程は、米国特許第5,028,546号に記載されているように、電気的な接触部26を球体4に結着し、ついで箔28を電気的な接触部に結着する2つの連続工程に取って代わる。この背面結着工程(back bond process)と呼ばれる工程は、図11と12に関連して以下により詳細に説明されるだろう。
【0024】
本発明の好適な前面結着工程(front bond process)の例は、ここでは、図2〜10を参照して説明される。図1aで既に説明したように、前面箔2が製造される。図2aを参照すると、箔母材2は、球体4が添着されるであろう多数の小形の穴6を有している。これらの穴は、ある“列”を定めることができる4つの異なった経路を図示する参照番号30,30’,30"および30"'で示されているような列をなして形成されている。この好適例においては、これらの穴6は、図2aに示されているように、周期的な六角形配列で形成される。この配置は箔2の上における球体4の密度を最大にする。
【0025】
周期的な六角形パターンで配置された穴の領域を有する幾つかの太陽光電池の形状は、成功裡に組み立てられそして試験されてきている。平面の穴領域の広さは0.1〜300cm2の範囲内にある。図2bは1つの電池の設計例を示す。典型例においては、図2bに示したような電池は、3.16cm×3.16cm(10cm2)または10cm×10cm(100cm2)の寸法であってよい。図2cは、1つの箔母材2の上に隣接して配置された3個の10cm×10cm(100cm2)の電池を有する第2の例を示す。
【0026】
各球体4は、その周囲が箔2に結着されるように箔2に添着されることが好ましい。そのために、各球体4は箔2内の小形の穴6の中に、好ましくは箔−球体2−4の組合せ部を圧縮することにより物理的に押し込まれる。
圧縮工程の適用を容易にするために、図3aに示したように、電池挟持体32形成される。この電池挟持体32は、上部加圧パッド34,下部加圧パッド36、および箔2(穴6の中に球体4を有している)から成る。加圧パッド34と36は、圧縮工程中に球体があるしなやかなものに対して動けるようにする。また、加圧パッドは球体4と箔2の両者に対する損傷を防止する。
【0027】
図3bを参照すると、上部加圧パッド34は、例えばアルミニウムのような金属である第1および第2の薄く強靱でしなやかなシート39と41から成る。また、両方のしなやかなシート39と41は、離型剤被覆層40と42をそれぞれ有している。離型剤被覆層は、加圧パッドの基材の上にいずれも適用または形成されたかなり薄い(約0.3mm(0.010インチ)以下の厚み)被覆であり、加圧パッドが他の材料、とくに箔母材2とシリコン球体4のような電池挟持体32の他の部分に接着または粘着することのいずれをも防止する。また、加圧パッドを機械的に研磨しおよび/または化学的にエッチングして表面仕上げまたは表面改質することは、そのこと自身または離型剤被覆層と一緒になって、他の材料との接着防止を手助けする。
【0028】
離型剤被覆層40と42は、石膏(例えば硫酸カルシウムCaSO4)から成る。下部加圧パッド36は、好ましくはアルミニウムで、典型的には石膏の離型剤被覆層43を有するしなやかなシート44を備えていてもよい。図示していないけれども、しなやかなシート39,41および44の両面を離型剤被覆層で被覆できることが留意されるべきである。
【0029】
アルミニウムシート39,41および44の1枚または全ては、その上に形成された酸化物層(図示しない)を有していてもよい。酸化物層(図示しない)が存在する場合、それは、通常、厚みが約0.5〜3.0μm(20〜120マイクロインチ)であるだろう。
更に、電池挟持体32は、上部および下部酸化ステンレス鋼シート38と45を有している。これらのステンレス鋼シート38と45は、アルミニウムシート39と44が“2枚貝の形状をした殻体(clam shell)”(図6aに54を付した)と呼ばれる挟持体保持具と結着することを防ぐために配置される。仮に殻体が使用されない場合には、ステンレス鋼シート38と45を省いてもよい。満足すべき酸化物の厚みは、ステンレス鋼シートを、空気中において約500℃に制御された炉または乾燥炉で約20分間加熱することにより、当該ステンレス鋼シートの表面に成長させることができる。
【0030】
図3bに示されている加圧パッド34と36の要素の寸法が表1に表示される。これらの寸法は1例であることが留意されるべきである。この例において、しなやかなシート39と44は酸化アルミニウムシートから成る。
【0031】
【表1】
Figure 0003865773
【0032】
1つの例において、上部加圧パッド34は2枚のアルミニウムシート39と41を有し、また下部加圧パッド36は1枚のアルミニウムシート44を有している。しかしながら、本発明は他の層数が使用されることを想定していることが留意されるべきである。例えば、電池挟持体32の他の例が図3cに示される。この例では、上部加圧パッド34は、石膏の離型剤被覆40(例えば124mm×337mm×0.08mm±0.01mm(4.875インチ×13.250インチ×0.003インチ±0.0005インチ)の寸法を備えた酸化アルミニウムシート39(例えば152mm×365mm×0.20mm(6.0インチ×14.375インチ×0.008インチ)の寸法)から成る。下部加圧パッド36は、石膏の離型剤被覆43(例えば124mm×337mm×0.08mm±0.01mm(4.875インチ×13.250インチ×0.003インチ±0.0005インチ)の寸法)を備えた酸化アルミニウムシート44(例えば、152mm×365mm×0.20mm(4.875インチ×13.250インチ×0.008インチ)の寸法)から成る。この例の場合、ステンレス鋼シートは使用されない。シート39と44上の酸化物層がシート39と44を殻体との結着から防ぐであろう。
【0033】
ここでは、石膏の離型剤被覆40,42,43を備えたアルミニウムシート39,41,44として説明したが、加圧パッド34と36は、多くの種類の材料で構成してもよい。一般に、その材料は、下記の特性をできるだけ備えているべきである:1)分解または構造上の完全さを失うことなく必要な温度(例えば550℃以上)に耐えることができること、2)アルミニウムに対比し得る変形能を有する、3)低価格で入手可能である、4)例えば、石膏または他の離型剤を接着または酸化物の離型剤被覆を形成させることにより、球体4,箔母材2,他の加圧パッドおよび殻体に粘着しない、5)構造を損壊することなく加圧力/必要な圧力に耐える、6)関係する温度でガス発生を全く起こさない、そして、7)アルミニウムに対比し得る熱膨張特性を有する。
【0034】
もう1つの例においては、離型剤被覆層40,42および/または43は、20ミリリットルの印刷機用インク,20ミリリットルのエチレングリコール,6gの窒化ボロン、および6gのシリカを混合することによって形成されてもよい。必要とする粘稠性を得るために、更に続けてエチレングリコールを混合することができる。離型剤被覆層用の他の材料は、限定されるものではないが、酸化アルミ(Al23),酸化マグネシウム(MgO)、および二酸化チタン(TiO2)のようなセラミック被覆から成る。更には、加圧パッド34,36は、1層の圧縮された黒鉛(図示しない)から成ることもできる。この圧縮黒鉛層は、例えば、Union Carbideによって製造されているGrafoil(商標)のような既製の製品で構成できるだろう。
【0035】
球体4を箔2に添着するために、まず、電池挟持体が加熱される。好適例では、温度は約500℃と約540℃の間、好ましくは約530℃である。高い方の温度は、アルミニウムの流動性が増大してそれがp型芯部12の中に突き刺さり、そのことによって電池部材を短絡させる温度までに制限される。一旦、電池挟持体32が必要な温度に到達すると、電池挟持体32を図4a−4bに示したようなロールプレス48に通すことにより、球体4が箔2に添着される。電池挟持体32は、上ロール50と下ロール52の間で圧縮される。ロールプレス48で加えられる圧力と球体4および箔2の高められた温度との組合せが、球体4を箔2に結着させる。
【0036】
他の例では、電池挟持体32は室温下でそのまま圧縮される。箔母材2は、結着工程を完全にするために、その後に加熱することができる。この変形例は、圧縮工程を室温で実施できるので、顕著な有用性を提供する。
好適例において、ロール50と52は、同じ直径を有し、それは典型的には約254mm(10インチ)である。一般に、ロール50(または52)の直径は、必要とする力の大きさに応じて約76mmと457mm(3インチと18インチ)の間で変化させてよい。しかしながら、この工程は、ロール50と52の大きさによって制限される。直径が小さいときには、ロール50(または52)と電池挟持体32の間に点接触のみが存在するであろうから、典型的にはより小さな直径が好ましい。このことは以下に説明されるであろうような利点を提供する。しかしながら、あまりに小さいロールは、電池挟持体32がロールプレス48に存在するときに、その電池挟持体32に好ましくない巻きあがりまたは変形を生ぜしめるだろう。また、ロールの大きさは、より大きなロールで印加される力はしばしば制御することが困難であるので、必要とする力に相応させるべきである。
【0037】
ロール50と52は互いに平行配置されて、列内の各球体が同じ大きさの圧力で圧縮されることが重要である。好適例では、電池挟持体32(図6aのように殻体54を含む)が約27.4mm(1.080インチ)の厚みであるならば、ロール50と52は典型的には約25.7mm(1.010インチ)離隔しているだろう。このギャップの設定は、ローラベアリング内に存在する約0.6mm(0.025インチ)の遊びの大きさを勘定にいれて設定する。この配置は、約11トン(24000ポンド)の適用すべき力を挟持体32のある部分に印加せしめ、そのことにより、球体4を箔母材2の中に圧縮する。殻体54を用いない工程は、球体4を箔母材2に圧縮するためにはより小さい力でよいということが予想される。
【0038】
図4aと4bには、同じ半径の2個のロール50と52から成るものとして示されているけれども、ロールプレス48は各種の態様であってもよい。それらの4つの変形例が図5a−5dに示される。
図5aでは、上ロール50は下ロール52よりも小さい半径を有する。もう1つの例(図示しない)では、下ロール52の半径が上ロール50の半径よりも小さくてもよい。電池一体化物(cell package)32は上と下で同じ速さで導かれるように、2個のロール50と52の接線方向の速度は実質的に同一であることが留意されるべきである。
【0039】
図5bの例では、電池挟持体32がベルトコンベアまたは同じような設備52の上に置かれ、上ロール50の上に導かれる。この例は、1個のロールだけが用いられることを示す。この原理を拡大して、図5cは、電池一体化物32は停止し、そしてロール50が電池一体化の上を動かされる例を示す。他の例においては、電池挟持体32の高い温度を維持するために、加熱要素(図示しない)をコンベアベルト52(図5b)の中に含ませることができる。
【0040】
最後に、図5dは、ロールプレス48が1個以上の上ロール50a−cおよび/または下ロール52a−cで構成できることを示している。これらのロールのそれぞれは、同じ半径または異なった半径を有することができる。ロールプレスのこれらの態様は、タンデムロールミル(tandem rolling mills)として例示できるだろう。
本発明は先行技術に比べて多くの利点を付与する。好適例において、球体4の2つの列30−30"'(図2aを参照)のみが同時に圧縮される。この方法では、いかなる時点でも圧縮される有効な表面積は比較的小さいので、球体4に適用する圧力をより良好に制御することができる。事実、ロール50(または52)の直径が小さくなるにつれて、接触部の表面積はより一層小さくなりその特性を高めるだろう。しかしながら、本発明は、15インチ以上の直径を有するロールを用いても可能であることが想定されている。
【0041】
上記したように、図2aは、球体4の列30(または30’または30"または30"')に関する4種類の可能な輪郭を示す。ある列は、全ての角度で箔2を横切る線によって定めることができる。別言すれば、仮に、列を決める特定の線が1個の球体のみを横切るとしても、列はその1個の球体だけを含んでいてもよい。
さて、図6aを参照すると、好適例においては、電池挟持体32はロールプレス48に通される前に“殻体”54の中に配置される。この場合、“殻体”は、上板54tと下板54bを含み、圧縮工程の間、電池挟持体32を包み込む全ての固定具を示す。図7a−7cに示したように、殻体54は、上板80と下板82を結合する蝶番付属品を含むことができる(かくして、その名は“2枚貝の形状をした殻体”である)。しかしながら、図8a−8cに示したように、蝶番を含まない殻体もまた設計されている。ロールプレスと組合せて殻体様固定具を用いることは、“書籍ロール(book rolling)”と呼ばれるだろう。
【0042】
図6bと6cに戻ると、多くの可能性のある電池挟持体32の態様が示されている。最初に図6bを参照すると、上部加圧パッド34はしなやかなシート39と離型剤被覆40から成る。好適例では、しなやかなシート39はアルミニウムであり、離型剤被覆は石膏である。下部加圧パッド36はしなやかなシート44と離型剤被覆43から成る。再度いえば、しなやかなシート44はアルミニウムから成っていてもよく、また離型剤被覆43は石膏から成っていてもよい。上記したように、他の材料を使うこともできる。
【0043】
電池挟持体32と接触する殻体の上板54tおよび下板54bの部分は、加熱および圧縮の工程中に電池挟持体32が殻体54へ添着することを防ぐであろう離型剤被覆(図示しない)で覆われていてもよい。例えば、殻体54を、窒化アルミ(AlN),窒化ホウ素(BN),窒化チタン(TiN)または炭化クロム(CrC)のようなセラミック状または同じような被覆剤で被覆することができる。これらの被覆は、アルミニウムシート(例えば39または44)が鋼製の殻体へ粘着することを妨害するだろう。
【0044】
同様に、電池挟持体32が殻体54に粘着することを防ぐために、例えば機械的な研磨および/または化学的なエッチングによって殻体54の表面仕上げまたは表面改質を施してもよい。この表面改質は単独で行ってもよく、または粘着を防ぐべき各種の離型剤被覆と一緒に行ってもよい。
アルミニウムシート39と44が酸化されており、また石膏被覆40と43が除去されている以外は図6bの例と同様である別の例が図6cに示されている。上記したように、セラミック被覆(図示しない)を殻体54の上に形成することができる。
【0045】
殻体54は、典型的には、鋼のように固く、熱伝導性の材料から成る。D2,M2およびH13のような鋼合金が成功裡のうちに試みられている。ステンレス鋼,インコネル,チタンおよびタングステンのような他の材料もまた良好な候補である。1つの例において、殻体54は上板と下板から成り、それぞれは、長さ約508mm(20インチ),幅約203mm(8インチ)、そして厚み約12.7mm(1/2インチ)である。しかしながら、これらの寸法は箔2の大きさによって変えてもよい。2つの他の殻体54に関する詳細な図は、図7a−7eおよび図8a−8cに示されている。
【0046】
図7a−7eを参照すると、第1例の殻体54が示されている。この“蝶番された”殻体54は、図2bのような10cm2電池を結着するために使用することができる。この殻体54は、鋼製蝶番84によって背部で結合されている硬化された(例えば、Rc=65、ここでRcはロックウエルCの硬さ)2枚の鋼板80と82から成る。電池挟持体32は上板80と下板82の間に置かれるだろう。穴86の中にロッド(図示しない)が送入され、ついで上板80を下板82から押し上げることにより、殻体54が開口されるだろう。加熱源とロールプレスの間へ殻体54を搬送すること(また逆に取り出すこと)は、下板82のオーバーハング部90の下に舌片状ホーク88(図7d−7eに図示)を送入することによって行うことができる。
【0047】
第2例の殻体54は図8a,8bおよび8cに示されている。この殻体は、例えば、300cm2配列(例えば図2cにおけるような)を結着するために用いることができる。上板54tは4つのピンを備え(その2つは、図8aに示され、70aおよび70bとして番号が付されている)、そして下板54bは凹み72a−dを備えている(図8bに示されているように)。ピン70は、殻体板54tと54bが図8cで示したように合わさっているときに、それらが凹み72の中にぴたりとおさまるように配置される。他の例においては、関連する凹み(例えば72aと72c)に適合する2つのピンのみを用いてもよい。
【0048】
図6aに示したように、電池挟持体32は、圧縮工程の間、上板54tと下板54bの間にぴったりとおさまるだろう。
図8aに戻ると、殻体54は、ロールミル48を用いる結着工程の実施を良好にする多くの態様を備えている。例えば、上板54tは板の外側に段部74bを備えている。しかしながら、試験が段部のない下板54bで充分な結着を示したように、下板54bは段部74bを必要としなくてもよい(図4a−bと図5a−d)。
【0049】
更に、板54bと54tのいずれも、それぞれ、鋼製シム76bと76tを備えている。1例では、上板54tのシム76tは361mm(14.2インチ)×12.7mm(0.5インチ)×1.22mm(0.048インチ)であり、両側の下側の上に長手方向に取り付けられる(1つのシム76tだけが図8aに示されている)。この例では、下板のシム76bは、198mm(7.80インチ)×53mm(2.1インチ)×1.6mm(0.062インチ)であり、図8aに示されているように、下板54bの前端部と後端部の内側表面に配置されていてもよい。
【0050】
図9aを参照すると、段部74aと74bまたはシム76tと76bを備えない殻体54を用いて試験が行われた。この場合、ロールプレス48は前端部92で殻体54に接触した。この挙動は、電池挟持体32の厚みからの影響により、上板および下板54tと54bを後端部94で引き離し、そのことによって、球体4の最初の数列96をそれらへの過剰な圧力で損傷させた。この損傷を避けるために力を減ずる試みは、時間が遅れてロール50と52に到達する球体4の不完全な結着を招いた。
【0051】
殻体54に段部74とシム76を加えると、この問題の解消に役立った。1例においては、段部74の端部が直接球体4の最初の配列の上に存在している。この企みは、殻体54への圧力の印加を遅らせ、そして、シム76と一緒になって電池挟持体32の厚みに対する補償作用をする。電池挟持体32は、シム76tと76bで形成された領域内に存在する。後端部94で板の引き離し量を最小にするために機能する段部74とシム76の両方で、最初の球体4に加わる力の大きさは、損傷が起こらないがしかし球体4の前面箔2への結着は起こる程度にまで低下する。図8a−8cにおける殻体と比較して、殻体にとっての電池一体化物の長さに沿う典型的な力の概略は図9bに示される。
【0052】
殻体54への段部74とシム76の取付けから後端部94によって引き出された利益は等しく、前端部92へもよく適合する。
添着工程を実施するとき、殻体54は、典型的には、予備加熱されて、構造物を大きな熱量で加熱することが起こるであろう比較的長い時間を回避する。好適例では、殻体54は約450℃〜510℃に保持される。この温度はできる限り結着温度に近接して保たれるべきである。電池挟持体32がついで室温下で入れられ、そして組合せたものは次に望ましい工程温度、例えば530℃に加熱される。他の例においては、殻体54に挿入する前に電池挟持体54が予備加熱される(例えば200〜550℃へ)。この工程は、殻体54へ温度がより近接していると、パッドの動き(または移動)は少ないので、球体の動きを最小化する点で有用であることを立証した。
【0053】
他の例においては、ロール50と52が加熱されてもよい。ロール50と52を例えば約500℃に加熱することは、殻体54なしでも結着を大いに達成するだろう。加熱ロールは電池挟持体を熱く保つことに貢献するだろう。
もう1つの他の例では、離型剤被覆層がロール50と52に適用または形成され、電池挟持体32(殻体を使わないとき)または殻体がロールに粘着または密着することを防ぐこともできる。既に述べたように、ロールの表面状態は、この粘着を防ぐさらなる目的のために、例えば機械的な研磨および/または化学的なエッチングで更に改質することができる。
【0054】
上記したロール50と52は、典型的には、形状が円筒状である。やはり、他の例では、これらの円筒状ロールを多様の態様を含めて形成することができる。例えば、殻体54に包含される段部74t(74b)のように、上および/または下のロール50/52の中に段部を機械加工することができる。このロール態様は、平滑で段部なしの殻体を使用させることになる。異なったロール形状もまた、殻体54なしで結着するときに有用であることを立証している。もう1つの強調点としては、ロール50と52の幅を、例えば殻体を用いた結着でない場合には電池の幅、または殻体を用いた結着では段部の幅に適合して選定することができる。
【0055】
この時点で、電池挟持体32を圧縮工程のためにロールプレス48に送ることができる。
さて、例示は図10aと10bでなされるべきである。球体4を箔2に圧縮するために垂直プレスを適用する先行技術の工程においては(米国特許第5,091,319号におけるように)、球体に適用される力F(図10aの参照番号56によって示されている)は、主として、箔2の平面と垂直な方向において、放射状に内側に向く成分から成る。しかしながら、ロールプレス48を使う方法では、力は、箔2の平面と垂直な方向において放射状に内側に向く成分F1と、箔2の平面と平行な方向における接線成分F2の両方から成る。これらの力は、図10bにおいて参照番号56と58で示されている。接線成分58が工程を害することは明らかであるが、注意深く設計された殻体54の使用でこれらの力を最小にできることが実験的に示されている。殻体を使用しない工程は、接線成分の好ましくない影響を解消するために、例えば、電池一体化物32の構成および/またはロールプレス48の設計を変えるべきである。ロールプレスを使用する工程は受け入れがたいことは一見して明らかであるであろうが、我々は、この工程は殻体の使用で実施可能になることを見出した。事実、実験で明らかになったことは、ロールプレスは垂直プレスより性能が優れていた。以下の説明はこの実験のハイライトを提供する。
【0056】
過去において、球体太陽光電池のシリコン球体4にアルミニウム母材を熱結着することは、加熱圧盤で垂直プレスして行われた。電池組立工程のこの結着工程は、“前面結着(front bond)”と呼ぶことができ、その方法における主要な工程の1つである。10cm2および100cm2の電池(すなわち、それぞれ、表面積10cm2および100cm2を有する電池)の両方の前面結着は、それぞれ30トンおよび200トンの最大加圧力を有し、600℃に温度制御した四−ポスタープレス(four-poster presses)で行うことができる。前面結着をするこの方法は米国特許第5,091,319号(’319)に説明されている。
【0057】
シリコン球体をアルミニウム箔に添着する改良された手段は、垂直水圧プレスに代えて2個の高速ロールミル(例えば、図4aと4bにおけるロールプレス48)を用いることにより、成功裡のうちに達成された。これらの最初の試験で用いられたロールプレス(48)は、米国特許第4,992,138号で説明されているアルミニウム箔への背面ロールエンボス加工に用いられたロールミルと同じである。
【0058】
電池挟持体(例えば、図6aにおける10cm2電池挟持体32)が用意され、そして殻体(例えば図7aにおける殻体54)に挿入された。殻体は、機械加工後約65のロックウエルC硬さに硬化された鋼で製造された。その後、硬化殻体の全面は、平滑で平行な面を確実にするために、±0.01mm(0.0005インチ)内に平滑に研磨された。実際の結着を行う前に、ロール間の噛みつきまたは間隔を調整するために、模擬の電池一体化物を収容する殻体がロールミルに通された。
【0059】
垂直プレスの加熱圧盤により500℃に加熱された殻体54を用い、電池挟持体32はこの殻体の内部に挿入され、その後、一体化物が熱膨張の不一致に基づいて曲がることを防ぐために、殻体の上にただちに軽く圧力を加えた。仮に一体化物が曲がると、球体がその場所から移動するかもしれないことが起こる。この軽い圧力は、殻体と加熱圧盤との間の良好な熱接触を確実にするためにも適用された。
【0060】
約500℃での1分間の予備加熱後、電池挟持体32を有する殻体54は、舌片状フォーク(図7d−7eにおけるような)で取り外されてロールプレス48(図4aにおけるような)の近くに置かれた。ついで、殻体54はロールプレス48に通された。球体(図4aと4bにおける4)を結着するためにはロールの1パス通過で充分であった。前面ロール結着の後、’319特許に記載されているような操作手段により電池が製造された。
【0061】
殻体の重要さについて明確にすることが、この時点で行われる。上記した前方ロール結着試験に先立ち、上記と同じロールミルを用いて厚み約0.01mm(0.0005インチ)のアルミニウム箔を球体の背面側に添着するために試みて失敗した一連の試験が行われた。この工程は、背面結着と呼ばれる(そして、その後と同様に図1fに関して説明される)。その背面結着工程は、前面箔がn型ドープ層に接続され、また背面箔がp型芯部に接続されているので、太陽光電池の電気回路を完成させる。我々は、これらの試験は機能的な殻体設計を欠いた方法ゆえに一部失敗したものと信じている。
【0062】
許容できる殻体設計は、1側で蝶番結合された2枚の厚い金属板(例えば、図7aに示した前面ロール結着殻体用の板厚当たり7.6mm(0.300インチ)の厚み)から成る。他に、図8a−8cに示したようなピンを使用することができる。蝶番は、殻体の板が動いて電池挟持体の上に過剰な接線方向の剪断力が生ずることを防いだ。別言すれば、蝶番は図8aにおけるピン70a−bと同じ機能を発揮した。ロール結着過程の過剰な接線方向の剪断力(すなわち、図10bにおける力F2)は結着工程を妨害することが成功裡のうちに見出された。
【0063】
仮に、殻体の質量が電池挟持体よりもかなり大きい場合、殻体が予備加熱炉を離れそしてロールミルに入る時間の間、他の加熱手段の助けを借りずに、約500℃の設定温度を保持することは全く可能である。加熱手段は殻体のコストを高めると同時に、電線が付設されている場合にはその動きが複雑になるであろう。
また、殻体の板は、塑性変形に抵抗するために充分に厚くかつ充分に強くなければならず、これはロールによって加えられた力が電池を横切って均一に分布されることを確実にするであろう。ロールが引き起こす板の曲がりは、不均質な力を招くことになるだろう。例えば、利用できる力の一部または全部が殻体を平らにすることに向かうならば、不充分な力が箔を球体に結着するために残されるであろう。
【0064】
そこで、殻体の概念と設計は、ロール結着の成功にとって幾分かは重要であり得る。不成功の試験で行われた殻体は、蝶番(またはピンのように過度の脇への動きを防ぐ別の手段)を備えていなかったし、板の曲がりを防ぐに充分な板厚および硬さを備えてもいなかった。上記属性の全てを包含する前面ロール結着で使われた殻体は、より改良された設計品であった。
【0065】
殻体はこれまで製造されている電池において重要な役割を演じてきているが、既に図4aと4bに関連して説明されたように、我々は殻体なしで実施できる工程を目標にしている。殻体を取り除くためには、ロールプレスによって加えられる力が、結着は電池の損傷なしで起こるように工夫されるべきであろう。
その工程の成功を示すために、電池の開路電圧出力と閉路電流出力の両方が測定された。これらの結果は、水圧プレス法で製造された電池よりも良好であった。ロール結着法がプレス法に比べてより少ない機械的損傷を引き起こしているとすればこれらの改良電池のパラメータでそのことを説明することができる。機械的な損傷の現象のみならず、このロール結着法は、更に、プレス法におけるようないかなる垂直の結着運動も必要とせず、円滑な材料の流れを可能にする連続的で線状の運動を備えた大量生産により一層適合することができる。
【0066】
本発明の方法は、また、図1fに関して上記したように背面結着工程に利用することができる。前面結着工程の場合のように、電池挟持体が図11a−11dにおいて示したように形成される。
最初に図11aを参照すると、電池挟持体32は、上部加圧パッド34,下部加圧パッド36、ならびに、第1の導電シート2,太陽光部材4および第2の導電シート28を有する製造されつつある電池を備えている。電池は図2cに示したように300cm2であってよい。前と同じように、加圧パッド34と36は、球体4が圧縮中に損傷しないように、緩衝材として機能する。
【0067】
図11bは、背面結着工程に利用できる多くのパッド態様の第1のものを示す。図11bに示されている層は表2に総括されている。
【0068】
【表2】
Figure 0003865773
【0069】
他の例の電池挟持体が図11cに示される。この例では、石膏の層63(例えば152mm(6.00インチ)×365mm(14.375インチ)×0.03mm(0.001インチ)±0.01mm(0.0005インチ)の寸法を持つ)がアルミニウム層64の上に含まれている。加えて、アルミニウム層66上の酸化物の厚みが約3.0μm(0.000120)インチにまで増加しているならば、ステンレス鋼の層68を取り除くことができる(図示しない)。
【0070】
図11bは、上部殻体板54tと下部殻体板54bの間に配置された電池挟持体32を示す。この例では、上部殻体板54tがセラミックの離型剤で被覆されている。この被覆は背面箔28と直接接触するだろう。下部加圧パッド36は酸化アルミニウム層64と非酸化アルミニウム層67を備えている。上部の板の場合と同じように、下部殻体板54bはセラミック状のコーティングで被覆されている。この例は、ステンレス鋼シートを必要としない。
【0071】
図1eに関連して上に説明したように、多数の穴が絶縁層20の中に決められている。これらの穴は、上記と同じように、球体の一部を露出させるだろう。球体4の露出部分は、電池挟持体を圧縮することにより第2の導電シート28に添着される。
圧縮行程を行うに先立ち、殻体54と箔シート2と28の間で良好な熱接触を確実にするために、電池挟持体32が軽く加圧されていてもよい。この中間加圧工程は、垂直プレスで行うことができ、その工程は、加熱源として垂直プレスの加熱圧盤を用いるときに通常含まれている。炉設計が電池挟持体32および/または殻体54を加熱するための良好な熱環境を提供するとすれば、多分、この工程を回避することができる。殻体54が赤外線加熱源を用いて加熱されたときには、中間加圧は全く不要である。上部の板54tの重さが良好な熱伝達を高める。
【0072】
背面結着を形成すべき圧縮行程は、’319特許に記載されているような(そして図12aに示されているような)垂直プレスを用いて、また上記されそして図12bに示されているようなロールプレスによって実施することができる。前面結着工程の場合と同じように、圧力印加と加熱の組合せは導電シート28を球体4に結着せしめる。
好適例では、電気的な接触部26と第2の導電シート28が同じ材料から形成される。他の例(あまり好適ではない)では、この工程を2段階で行うことができる。
【0073】
最初の段階では、電気的な接触部26が、ここで説明したように、導電シートを圧縮して形成される。すなわち、導電シートが、プレス(’319特許)またはロール装置(ここで説明された)のいずれかを用いて圧縮されてもよい。ついで、球体4の芯12に添着された導電パッド26を残して導電シートの余剰が除去される。
その後、第2の導電シート28が電気的な接触部を覆って配置される。ついで、アルミニウムシート28と電池挟持体32が約400℃と450℃の間の温度(好ましくは約420℃)の加熱される。その後、加熱シート28はここで説明したような配列に対し圧縮される。
本発明は図示した例を参照して説明されてきたが、図示した例の多くの変形および組合せが、本発明の他の例と同じように、添付の請求の範囲の中に入る。
【図面の簡単な説明】
【0074】
【図1A】全体の工程の流れにおける各製造工程後の太陽光電池の構成図である。
【図1B】全体の工程の流れにおける各製造工程後の太陽光電池の構成図である。
【図1C】全体の工程の流れにおける各製造工程後の太陽光電池の構成図である。
【図1D】全体の工程の流れにおける各製造工程後の太陽光電池の構成図である。
【図1E】全体の工程の流れにおける各製造工程後の太陽光電池の構成図である。
【図1F】全体の工程の流れにおける各製造工程後の太陽光電池の構成図である。
【図2A】箔母材上に形成された太陽光用部材または球体の配列を図示する。
【図2B】図1A−図1Fで概略示された工程によって製造された太陽光電池の形状を図示する。
【図2C】図1A−図1Fで概略示された工程によって製造された太陽光電池の形状を図示する。
【図3A】好適実施例の電池挟持体の変形例を図示する。
【図3B】好適実施例の電池挟持体の変形例を図示する。
【図3C】好適実施例の電池挟持体の変形例を図示する。
【図4A】本発明のロール工程を図示する。
【図4B】本発明のロール工程を図示する。
【図5A】本発明のロール工程で用いられるロールプレスの変形例を図示する。
【図5B】本発明のロール工程で用いられるロールプレスの変形例を図示する。
【図5C】本発明のロール工程で用いられるロールプレスの変形例を図示する。
【図5D】本発明のロール工程で用いられるロールプレスの変形例を図示する。
【図6A】2枚貝形状をした殻体(clamshell)の中に形成される電池挟持体の変形例を図示する。
【図6B】2枚貝形状をした殻体(clamshell)の中に形成される電池挟持体の変形例を図示する。
【図6C】2枚貝形状をした殻体(clamshell)の中に形成される電池挟持体の変形例を図示する。
【図7A】第1の実施例の殻体を図示する。
【図7B】第1の実施例の殻体を図示する。
【図7C】第1の実施例の殻体を図示する。
【図7D】第1の実施例の殻体を図示する。
【図7E】第1の実施例の殻体を図示する。
【図8A】第2の実施例の殻体を図示する。
【図8B】第2の実施例の殻体を図示する。
【図8C】第2の実施例の殻体を図示する。
【図9A】図8A−8Cで示した殻体を用いて製造される電池を図示する。
【図9B】段付き板を備えた殻体にとっての最初から終わりまでの距離に亘る力の状態図を示す。
【図10A】本発明の装置と同様に、先行技術の装置用の太陽光電池に印加される力を示す。
【図10B】本発明の装置と同様に、先行技術の装置用の太陽光電池に印加される力を示す。
【図11A】背面結着工程で利用できる電池挟持体の変形例を示す。
【図11B】背面結着工程で利用できる電池挟持体の変形例を示す。
【図11C】背面結着工程で利用できる電池挟持体の変形例を示す。
【図11D】背面結着工程で利用できる電池挟持体の変形例を示す。
【図12A】太陽光電池を背面結着するための好適な方法を示す。
【図12B】太陽光電池を背面結着するための好適な方法を示す。

Claims (32)

  1. 半導体球体(4)を箔母材(2)に添着する方法であって、
    部および下部加圧パッド(34,36)の間に置かれた前記箔母材(2)の穴(6)の中に装着された半導体球体(4)を有する電池挟持体(32)を製造する工程、
    前記半導体球体(4)を前記箔母材(2)に添着するに先立ち前記電池挟持体(32)を殻体(54)の上板(54t)と下板(54b)との間に配置する工程、
    前記電池挟持体(32)を加熱する工程、および、
    前記殻体(54)内の前記電池挟持体(32)をロールプレス(48)に通して前記電池挟持体(32)を前記上板(54t)及び下板(54b)を介して圧縮することにより前記半導体球体(4)を前記箔母材(2)に添着する工程
    を備え、
    前記殻体(54)は、前記上板(54t)と下板(54b)との間に設けられ、前記圧縮工程のときに前記上板(54t)及び下板(54b)が前記電池挟持体(32)に対し前記ロールプレス(48)と前記殻体(54)との相対的な変位方向での剪断力を発生するのを防止するピン(70)を更に含み、
    前記上板(54t)及び下板(54b)の各々は、前記圧縮工程のときに自身の塑性変形を防止するのに十分な厚さ及び硬さを有する
    ことを特徴とする半導体球体を箔母材に添着する方法。
  2. 前記上部および下部加圧パッド(34,36)のそれぞれは、しなやかなシート(39,41)から成る請求項1の方法。
  3. 前記しなやかなシート(39,41)は離型剤被覆層(40,42)で被覆されている請求項2の方法。
  4. 前記しなやかなシート(39,41)はアルミニウムシートから成る請求項3の方法。
  5. 前記離型剤被覆層(40,42)は石膏層から成る請求項3の方法。
  6. 前記加圧パッド(34,36)の表面は、前記電池挟持体(32)の他の材料に粘着しないように改質されている請求項1の方法。
  7. 前記上部加圧パッド(34)は多数の層から成り、前記多数の層は、
    ステンレス鋼シート(38);
    表面に酸化物層が形成されている第1のアルミニウムシート(39);
    第1の石膏層(40);
    第2のアルミニウムシート(41);および、
    第2の石膏層(42)から成り、そして、
    前記下部加圧パッド(36)は、
    ステンレス鋼シート(45);
    表面に酸化物層が形成されているアルミニウムシート(44);および、
    石膏層(43)から成る、請求項1の方法。
  8. 前記上部加圧パッド(34)および前記下部加圧パッド(36)のそれぞれは、石膏離型剤被覆(40,42;43)を備えた酸化されたアルミニウムシート(39,41;44)から成る請求項1の方法。
  9. 前記電池挟持体(32)を加熱する前記工程が、約500℃と540℃の間で前記電池挟持体(32)を加熱する工程を含む請求項1の方法。
  10. 前記加熱工程が、前記添着工程に先立って行われる請求項1の方法。
  11. 前記加熱工程が、前記添着工程の後で行われる請求項1の方法。
  12. 前記殻体(54)内に前記電池挟持体(32)を配置するに先立ち前記殻体(54)を加熱する工程を更に備える請求項1の方法。
  13. 前記電池挟持体(32)を加熱する前記工程が、前記殻体(54)内に前記電池挟持体(32)を配置する工程の前に行われる請求項1の方法。
  14. 前記電池挟持体(32)を加熱する前記工程が、前記殻体(54)内に前記電池挟持体(32)を配置した後に行われる請求項1の方法。
  15. 前記殻体(54)は、前記殻体(54)の厚みが等しくないような前記上板(54t)及び下板(54b)の少なくとも一方に形成された段付き個所を有している請求項1の方法。
  16. 前記殻体(54)が、前記電池挟持体と接触する領域に形成された離型剤被覆層を有している請求項1の方法。
  17. 前記殻体(54)の表面が、前記電池挟持体(32)内の他の材料に粘着しないように改質されている請求項1の方法。
  18. 前記ロールプレス(48)が、ある直径の第1ロール(50)とそれと同じ直径の第2ロール(52)とから成る請求項1の方法。
  19. 前記直径が、約3インチと18インチの間にある請求項18の方法。
  20. 前記ロール(50)は、前記ロール(50)の直径が円周方向または横方向に等しくないような段付き個所を有している請求項18の方法。
  21. ロール(50,52)が約500℃に加熱される請求項18の方法。
  22. 前記第1および第2のロール(50,52)の少なくとも一方の表面は、前記電池挟持体(32)内の他の材料と粘着しないように改質されている請求項18の方法。
  23. 前記第1および第2のロール(50,52)の少なくとも一方は離型剤被覆層で被覆されている請求項22の方法。
  24. 前記ロールプレス(48)は、第1の直径の第1ロール(50)と第2の直径の第2ロール(52)とから成り、前記第1の直径は前記第2の直径と異なっている請求項1の方法。
  25. 前記電池挟持体(32)をロールプレス(48)に通す前記工程が、前記電池挟持体(32)を静止して保持し、前記電池挟持体(32)の上にてロール(50)を動かすことから成る請求項1の方法。
  26. 前記ロールプレス(48)が、多数の上ロール(50)および多数の下ロール(52)から成る請求項1の方法。
  27. 前記殻体(54)内に前記電池挟持体(32)を配置する前記工程に先立ち、前記殻体(54)を加熱する工程を更に含む請求項1の方法。
  28. 前記電池挟持体(32)を加熱する工程が、前記殻体(54)内に前記電池挟持体(32)を配置する工程の後に行われる請求項27の方法。
  29. 前記加熱工程が、前記配置工程の前に行われる請求項1の方法。
  30. 複数の前記穴(6)は、前記箔母材(2)に複数の列をなして形成され、
    前記圧縮工程において、前記球体(4)を前記箔母材(32)に添着するために、前記加熱された電池挟持体(32)内の半導体球体(4)の複数の列内の各列はロールプレス(48)により次々と圧縮される請求項1の方法。
  31. 前記穴(6)が六角形の配置で形成されている請求項30の方法。
  32. 前記半導体球体(4)は不純物を添加されたシリコン球体であり、
    前記殻体(54)は、前記殻体(54)の厚みが等しくならないよう前記上板(54t)及び下板(54b)の少なくとも一方に形成された段付き個所を有する請求項1の方法。
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