JP3859116B2 - 自動車のリアスポイラー装置 - Google Patents
自動車のリアスポイラー装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3859116B2 JP3859116B2 JP2000237815A JP2000237815A JP3859116B2 JP 3859116 B2 JP3859116 B2 JP 3859116B2 JP 2000237815 A JP2000237815 A JP 2000237815A JP 2000237815 A JP2000237815 A JP 2000237815A JP 3859116 B2 JP3859116 B2 JP 3859116B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spoiler
- vehicle body
- door
- edge
- panel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 claims description 50
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 4
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 3
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 239000005357 flat glass Substances 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
- 238000005406 washing Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
【発明が属する技術分野】
本発明は、車体の後上端部に形成される角部の外面に沿って車体の幅方向に延びるスポイラーと、このスポイラーを上記角部に固着させる固着具とを備えた自動車のリアスポイラー装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
上記リアスポイラー装置は、自動車の走行時に、走行風からの外力を利用して、走行路面に対する車体後部の接地力を増加させるものであり、このリヤスポイラー装置には、従来、特開平9−150758号公報で示されるものがある。
【0003】
上記公報のものによれば、車体のルーフの後端縁部と車体の後壁の上端縁部で形成される角部が、互いに対面するアウタ、インナパネルと、これらアウタ、インナパネルの間に配設されてこれらパネルのいずれかに固着される補強パネルとを備えている。上記角部の外面に沿って車体の幅方向に長く延びるスポイラーが設けられると共に、このスポイラーの基部を上記角部に固着させる固着具が設けられている。
【0004】
また、上記固着具は、車体の側面視で、上記スポイラーの基部の前後方向の各端部側を上記アウタパネルにそれぞれ締結させて固着させる前後一対の締結具を備えている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来の技術では、車体の角部にスポイラーを固着させるための固着具は前後一対の締結具を備えているが、一般に、締結具に対する捻回操作は煩雑である。このため、上記角部にスポイラーを固着具により固着させようとするときの固着作業は、上記したように、この固着具が複数の締結具を備えている分、煩雑になりがちである。
【0006】
そこで、上記締結具に代え、車体の角部に対しスポイラーを係脱自在に係止させる係止具を設けて、締結具への捻回操作を少なくし、もって、上記固着作業を容易にさせることが考えられる。
【0007】
しかし、上記したように、車体の角部に対しスポイラーを単に係止させて固着させると、上記角部に対するスポイラーの固着強度が不足するおそれがあり、例えば、洗車時における洗車ローラからの外力で、上記スポイラーを固着させている角部のアウタパネルが変形したり、この角部からスポイラーが脱落するおそれがある。
【0008】
本発明は、上記のような事情に注目してなされたもので、車体の後上端部の角部に対するスポイラーの固着作業が容易にできるようにすると共に、上記角部に対するスポイラーの固着強度が十分に確保されるようにし、かつ、これらが簡単な構成によって達成されるようにすることを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明の自動車のリアスポイラー装置は、次の如くである。
【0010】
請求項1の発明は、車体2のルーフ8の後端縁部と車体2の後壁9の上端縁部で形成される角部22が、互いに対面するアウタ、インナパネル23,24と、これらアウタ、インナパネル23,24の間に配設されてこれらパネル23,24のいずれかに固着される補強パネル27とを備え、上記角部22の外面に沿って車体2の幅方向に長く延びるスポイラー33と、このスポイラー33の基部33aを上記角部22に固着させる固着具34とを備えた自動車のリアスポイラー装置において、
【0011】
上記車体2の側面視で、上記補強パネル27の一端縁部28が上記パネル23,24のいずれかに固着され、他端縁部29側が上記アウタパネル23から離間する自由端とされ、上記固着具34が、車体2の側面視で、上記アウタパネル23を貫通して上記スポイラー33の基部33aの前後方向の一端部側38を上記補強パネル27の他端縁部29側に係止させる係止具39と、この係止具39による係止状態で、上記スポイラー33の基部33aの他端部側40を上記各パネル23,24のいずれかに締結させる締結具42とを備えたものである。
【0012】
請求項2の発明は、請求項1の発明に加えて、上記車体2の後端面にドア開口13を形成し、このドア開口13を開閉自在に閉じるバックドア14を上記後壁9とし、上記ドア14の上端縁部を上記ルーフ8の後端縁部にヒンジ20により枢支させ、このヒンジ20近傍の上記ドア14の上端縁部の部分を補強する補強部材30を設けた自動車において、
【0013】
上記ドア14の上端縁部に上記スポイラー33の基部33aを上記固着具34により固着し、上記補強部材30を上記補強パネル27で構成したものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面により説明する。
【0015】
図中符号1は自動車で、矢印Frはこの自動車1の前方を示している。
【0016】
上記自動車1の車体2は前後それぞれ左右一対の車輪3によって走行路面4上に支持されている。
【0017】
上記車輪3は、不図示の車体フレームやフロアパネルを含んで上記各車輪3を懸架する下部構成部材6と、この下部構成部材6における車体2の幅方向の各端縁部から上方に向って突出する左右一対の側壁7,7と、これら両側壁7,7の上端縁部に架設されるルーフ8と、上記各部材6〜8の各後端縁部で囲まれた開口を閉じる後壁9とを備え、上記各部材6〜9で囲まれた空間が車室10とされている。
【0018】
上記下部構成部材6、側壁7、およびルーフ8の各後端縁部で囲まれた開口はドア開口13とされ、このドア開口13は車体2の後端面に形成されて、車室10と車体2の後方の外部とを連通させている。上記ドア開口13をその後方から開閉自在に閉じるバックドア14が設けられ、このドア14は上記後壁9とされている。
【0019】
上記ドア14は、このドア14の下部を構成する板金製のドア本体15と、このドア本体15の上端縁部から上方に突出するサッシ16と、上記ドア本体15の上端縁部とサッシ16とで囲まれたウィンド開口17を閉じるウィンドガラス18とを備えている。
【0020】
上記ドア14(後壁9)の上端縁部であるサッシ16の上端部は上記ルーフ8の後端縁部に左右一対のヒンジ20,20により枢支され、これらヒンジ20,20を中心として、上記ドア14の下部が後上方に向って往、復回動自在とされ、この回動で上記ドア開口13が開閉されるようになっている。
【0021】
上記車体2の後上端部には、上記ルーフ8の後端縁部と上記ドア14の上端縁部とで角部22が形成されている。この角部22のうち、上記ドア14の上端縁部を構成する上記サッシ16の上端部は前上がりの傾斜方向に延び、車体2の内外方向で互いに対面する板金製のアウタパネル23とインナパネル24とを備えている。車体2の背面視における上記サッシ16の内、外縁部において、上記アウタパネル23とインナパネル24の各縁部が互いに結合させられ、また、これら両パネル23,24の間には空間25が形成されている。
【0022】
上記アウタパネル23とインナパネル24の間に配設されて、上記ドア14の上端縁部を補強する板金製の補強パネル27が設けられ,この補強パネル27の前後方向における後端縁部である一端縁部28が上記アウタパネル23とインナパネル24の上記各内縁部の間に挟み付けられて互いに固着され、前端縁部である他端縁部29側は上記空間25に位置して自由端とされ、かつ、上記インナパネル24とは離間させられている。
【0023】
上記補強パネル27は、アウタパネル23やインナパネル24に比べて板厚がより厚くされ、単位面積当りでこれらアウタ、インナパネル23,24に比べてより大きい強度と剛性とを有している。また、上記各ヒンジ20の近傍の上記ドア14の上端縁部の部分を補強する板金製の補強部材30が設けられている。
【0024】
上記構成において、自動車1はその走行時に、走行風からの外力を利用して、走行路面4に対する車体2後部の接地力を増加させるリアスポイラー装置32を備えている。
【0025】
上記リアスポイラー装置32は、上記角部22におけるドア14の上端縁部の外面に沿って車体2の幅方向に長く延びる樹脂製のスポイラー33と、このスポイラー33の基部33aを上記ドア14の上端縁部に接合させてこれに着脱自在に固着させる固着具34とを備え、上記車体2の側面視におけるスポイラー33の断面は、その基部33aから後方に向って突出するよう形成され、その上面で走行風を受けるようになっている。
【0026】
上記スポイラー33は、車体2の幅方向のほぼ全体にわたり延びており、車体2の幅方向の中央35を基準として、この車体2と共に上記スポイラー33はそれぞれほぼ左右対称形とされている。
【0027】
上記固着具34は、車体2の側面視で、上記アウタパネル23を貫通して上記スポイラー33の基部33aの前後方向の後端部側である一端部側38を上記補強パネル27に係脱自在に係止させる係止具39と、この係止具39による係止状態で、上記スポイラー33の基部33aの前端部側である他端部側40を上記各パネル23,24,27の少なくともいずれかであるアウタパネル23にその上方から嵌脱自在に嵌合させて上記角部22に対し上記スポイラー33を位置決めさせる位置決め手段41と、上記係止具39による係止状態で、かつ、上記位置決め手段41による位置決め状態で、上記スポイラー33の基部33aの他端部側40を上記各パネル23,24,27の少なくともいずれかであるアウタパネル23に着脱自在に締結させる締結具42とを備えている。
【0028】
図2において、上記係止具39は、ドア14の上端縁部と上記スポイラー33のそれぞれ左右各側部側において、上記ドア14の上端縁部のアウタパネル23に形成される貫通孔44と、上記補強パネル27の他端縁部29側に形成される係止孔45と、上記スポイラー33の基部33aに突設され、上記貫通孔44と係止孔45とを順次貫通してこの係止孔45の開口縁下面に係脱自在に係止される係止フック46とを備えている。この場合、係止孔45の開口縁に対する係止フック46の係止状態で、上記係止フック46は上記係止孔45の開口縁下面からわずかに離れていてもよく、圧接状に接合してもよい。
【0029】
図2において、上記位置決め手段41は、上記ドア14の上端縁部と上記スポイラー33のそれぞれ車体2の幅方向におけるほぼ中央部において、上記アウタパネル23に形成される貫通孔48と、上記スポイラー33の車体2の幅方向におけるほぼ中央部で、このスポイラー33の基部33aに突設され、上記貫通孔48にその上方から嵌脱自在に密嵌状に嵌入される嵌合突起49とを備えている。
【0030】
図3において、上記締結具42は、上記ドア14の上端縁部と上記スポイラー33のそれぞれ左右各側端部において、上記ドア14の上端縁部のアウタパネル23に形成されるボルト挿通孔51と、上記スポイラー33の基部33aに突設され上記ボルト挿通孔51にその上方から挿通されるボルト52と、このボルト52に螺合されるナット53とを備えている。上記車室10側から上記ナット53を工具55により捻回操作するための作業開口56が、上記インナパネル24に形成されている。
【0031】
上記角部22であるドア14の上端縁部に対しスポイラー33を固着具34により固着させる際の作業手順を説明すると、上記ドア14の上端縁部の後上方の外方から、まず、上記係止具39の係止フック46を上記貫通孔44と係止孔45とに順次貫通させて上記係止孔45の開口縁下面に係止させる。
【0032】
次に、上記係止具39によるスポイラー33の係止状態を保持したままで、上記位置決め手段41の嵌合突起49を貫通孔48に嵌入させる。すると、上記ドア14の上端縁部に対する上記スポイラー33の位置決めがなされる。
【0033】
上記した位置決め手段41の嵌合突起49を貫通孔48に嵌入させると同時に、上記締結具42のボルト52をボルト挿通孔51に挿通させる。次に、上記ボルト52にナット53を螺合させて工具55により締結する。
【0034】
すると、上記角部22の後壁9であるドア14の上端縁部へのスポイラー33の固着作業が完了する。上記後壁9からスポイラー33を取り外す作業は、上記と逆の手順によればよい。
【0035】
上記構成によれば、固着具34が、車体2の側面視で、上記アウタパネル23を貫通して上記スポイラー33の基部33aの前後方向の一端部側38を上記補強パネル27に係止させる係止具39と、この係止具39による係止状態で、上記スポイラー33の基部33aの他端部側40を上記各パネル23,24のいずれかに締結させる締結具42とを備えている。
【0036】
このため、上記角部22に対し上記スポイラー33を固着具34により固着させる作業をする場合には、まず、上記固着具34の係止具39によりスポイラー33の基部33aの一端部側38を上記角部22の補強パネル27に係止させ、次に、この係止状態のままで、上記締結具42によりスポイラー33の基部33aの他端部側40を角部22のアウタパネル23に締結させる。すると、上記スポイラー33は、その基部33aの一端部側38と他端部側40とが係止と締結とによって上記角部22に固着される。
【0037】
よって、上記角部22に対するスポイラー33の固着作業で、係止具39が用いられた分、煩雑な締結作業が少なくされて、上記スポイラー33の固着作業が容易にできることとなる。
【0038】
また、上記したように、角部22に対しスポイラー33を固着具34の係止具39により係止させて固着させると、これを締結により固着させた場合に比べて、角部22に対するスポイラー33の固着強度は低下しがちになる。しかし、上記角部22への係止は、この角部22に設けられた強度と剛性の大きい補強パネル27に対してなされるため、上記固着強度は十分に確保される。
【0039】
また、上記したように、スポイラー33を補強パネル27に係止させたとき、この補強パネル27が上記スポイラー33側から外力を与えられて多少弾性変形したとしても、この補強パネル27はこれを車体2の外方から覆うアウタパネル23から離間させられているため、上記補強パネル27の変形が上記アウタパネル23を変形させる、ということは防止され、上記角部22の見栄えは良好なままに保たれる。
【0040】
また、前記したように、上記車体2の後端面にドア開口13を形成し、このドア開口13を開閉自在に閉じるバックドア14を上記後壁9とし、上記ドア14の上端縁部を上記ルーフ8の後端縁部にヒンジ20により枢支させ、このヒンジ20近傍の上記ドア14の上端縁部の部分を補強する補強部材30を設けた自動車において、上記ドア14の上端縁部に上記スポイラー33の基部33aを上記固着具34により固着し、上記補強部材30を上記補強パネル27で構成している。
【0041】
このため、上記角部22におけるドア14の上端縁部に、上記スポイラー33を固着具34の係止具39により係止させるとき、この係止のために、別途の補強部材を設けないで、上記ヒンジ20周りを補強する補強パネル27を利用している。
【0042】
よって、上記補強パネル27を利用した分、上記リアスポイラー装置32の構成が簡単になる。
【0043】
なお、以上は図示の例によるが、角部22におけるルーフ8の後端縁部が前記したようなアウタパネル23、インナパネル24、および補強パネル27を備えるようにし、このルーフ8の後端縁部に上記リアスポイラー装置32を固着具34により固着させるようにしてもよい。
【0044】
また、上記補強パネル27は、左右で互いに別体であっても、一体であってもよい。また、上記補強パネル27は補強部材30を兼用してもよいが兼用しなくてもよく、また、この補強部材30は上記サッシ16の上端部および/もしくは各側部を補強するためのものであってもよい。
【0045】
【発明の効果】
本発明による効果は、次の如くである。
【0046】
請求項1の発明は、車体のルーフの後端縁部と車体の後壁の上端縁部で形成される角部が、互いに対面するアウタ、インナパネルと、これらアウタ、インナパネルの間に配設されてこれらパネルのいずれかに固着される補強パネルとを備え、上記角部の外面に沿って車体の幅方向に長く延びるスポイラーと、このスポイラーの基部を上記角部に固着させる固着具とを備えた自動車のリアスポイラー装置において、
【0047】
上記車体の側面視で、上記補強パネルの一端縁部が上記パネルのいずれかに固着され、他端縁部側が上記アウタパネルから離間する自由端とされ、上記固着具が、車体の側面視で、上記アウタパネルを貫通して上記スポイラーの基部の前後方向の一端部側を上記補強パネルの他端縁部側に係止させる係止具と、この係止具による係止状態で、上記スポイラーの基部の他端部側を上記各パネルのいずれかに締結させる締結具とを備えている。
【0048】
このため、上記角部に対し上記スポイラーを固着具により固着させる作業をする場合には、まず、上記固着具の係止具によりスポイラーの基部の一端部側を上記角部の補強パネルに係止させ、次に、この係止状態のままで、上記締結具によりスポイラーの基部の他端部側を角部に締結させる。すると、上記スポイラーは、その基部の一端部側と他端部側とが係止と締結とによって上記角部に固着される。
【0049】
よって、上記角部に対するスポイラーの固着作業で、係止具が用いられた分、煩雑な締結作業が少なくされ、上記スポイラーの固着作業が容易にできることとなる。
【0050】
また、上記したように、角部に対しスポイラーを固着具の係止具により係止させて固着させると、これを締結により固着させた場合に比べて、角部に対するスポイラーの固着強度は低下しがちになる。しかし、上記角部への係止は、この角部に設けられた強度と剛性の大きい補強パネルに対してなされるため、上記固着強度は十分に確保される。
【0051】
また、上記したように、スポイラーを補強パネルの他端縁部側に係止させたとき、この補強パネルの他端縁部側が上記スポイラー側から外力を与えられて多少弾性変形したとしても、この補強パネルの他端縁部側はこれを車体の外方から覆うアウタパネルから離間させられているため、上記補強パネルの他端縁部側の変形が上記アウタパネルを変形させる、ということは防止され、上記角部の見栄えは良好なままに保たれる。
【0052】
請求項2の発明は、上記車体の後端面にドア開口を形成し、このドア開口を開閉自在に閉じるバックドアを上記後壁とし、上記ドアの上端縁部を上記ルーフの後端縁部にヒンジにより枢支させ、このヒンジ近傍の上記ドアの上端縁部の部分を補強する補強部材を設けた自動車において、
【0053】
上記ドアの上端縁部に上記スポイラーの基部を上記固着具により固着し、上記補強部材を上記補強パネルで構成している。
【0054】
このため、上記角部におけるドアの上端縁部に、上記スポイラーを固着具の係止具により係止させるとき、この係止のために、別途の補強部材を設けないで、上記ヒンジ周りを補強する補強パネルを利用している。
【0055】
よって、上記補強パネルを利用した分、上記リアスポイラー装置の構成が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 自動車の車体の背面図である。
【図2】 図1の2‐2線矢視断面図である。
【図3】 図1の3‐3線矢視断面図である。
【符号の説明】
1 自動車
2 車体
8 ルーフ
9 後壁
10 車室
13 ドア開口
14 ドア
20 ヒンジ
22 角部
23 アウタパネル
24 インナパネル
25 空間
27 補強パネル
28 一端縁部
29 他端縁部
30 補強部材
32 リアスポイラー装置
33 スポイラー
33a 基部
34 固着具
38 一端部側
39 係止具
40 他端部側
41 位置決め手段
42 締結具
Claims (2)
- 車体のルーフの後端縁部と車体の後壁の上端縁部で形成される角部が、互いに対面するアウタ、インナパネルと、これらアウタ、インナパネルの間に配設されてこれらパネルのいずれかに固着される補強パネルとを備え、上記角部の外面に沿って車体の幅方向に長く延びるスポイラーと、このスポイラーの基部を上記角部に固着させる固着具とを備えた自動車のリアスポイラー装置において、
上記車体の側面視で、上記補強パネルの一端縁部が上記パネルのいずれかに固着され、他端縁部側が上記アウタパネルから離間する自由端とされ、上記固着具が、車体の側面視で、上記アウタパネルを貫通して上記スポイラーの基部の前後方向の一端部側を上記補強パネルの他端縁部側に係止させる係止具と、この係止具による係止状態で、上記スポイラーの基部の他端部側を上記各パネルのいずれかに締結させる締結具とを備えた自動車のリアスポイラー装置。 - 上記車体の後端面にドア開口を形成し、このドア開口を開閉自在に閉じるバックドアを上記後壁とし、上記ドアの上端縁部を上記ルーフの後端縁部にヒンジにより枢支させ、このヒンジ近傍の上記ドアの上端縁部の部分を補強する補強部材を設けた自動車において、
上記ドアの上端縁部に上記スポイラーの基部を上記固着具により固着し、上記補強部材を上記補強パネルで構成した請求項1に記載の自動車のリアスポイラー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000237815A JP3859116B2 (ja) | 2000-08-04 | 2000-08-04 | 自動車のリアスポイラー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000237815A JP3859116B2 (ja) | 2000-08-04 | 2000-08-04 | 自動車のリアスポイラー装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002046658A JP2002046658A (ja) | 2002-02-12 |
JP3859116B2 true JP3859116B2 (ja) | 2006-12-20 |
Family
ID=18729610
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000237815A Expired - Fee Related JP3859116B2 (ja) | 2000-08-04 | 2000-08-04 | 自動車のリアスポイラー装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3859116B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20090044183A (ko) | 2007-10-31 | 2009-05-07 | 기아자동차주식회사 | 차량의 테일게이트 구조 |
JP5262400B2 (ja) * | 2008-07-29 | 2013-08-14 | マツダ株式会社 | 車両の後部構造 |
DE102008036283B4 (de) * | 2008-08-04 | 2017-06-29 | Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft | Heckseitige Luftleitvorrichtung für ein Kraftfahrzeug |
DE102008061391B4 (de) * | 2008-12-10 | 2024-10-17 | Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft | Kraftfahrzeug mit Luftleitvorrichtung |
FR2953770B1 (fr) * | 2009-12-16 | 2011-11-25 | Renault Sas | Porte de coffre pour vehicule automobile |
JP2013112132A (ja) * | 2011-11-28 | 2013-06-10 | Toyota Motor Corp | 車体後部構造 |
CN102673659A (zh) * | 2012-05-18 | 2012-09-19 | 重庆长安汽车股份有限公司 | 一种分段式汽车背门外板 |
DE102018208749B4 (de) * | 2018-06-04 | 2022-01-05 | Audi Ag | Heckseitige Luftleitvorrichtung für ein Fahrzeug |
-
2000
- 2000-08-04 JP JP2000237815A patent/JP3859116B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002046658A (ja) | 2002-02-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3660166B2 (ja) | 自動車の車体後部補強構造 | |
JP3859116B2 (ja) | 自動車のリアスポイラー装置 | |
JPH0952530A (ja) | Tバールーフ車のハッチルーフ取付構造 | |
JP3818856B2 (ja) | 車両用ドアのベルトライン補強構造 | |
JP2963578B2 (ja) | 車両におけるシートベルトアンカ取付構造 | |
JP4055473B2 (ja) | 車体構造 | |
JP4715039B2 (ja) | 車両の側部車体構造 | |
JP3231945B2 (ja) | 自動車のバックドア構造 | |
JP4004202B2 (ja) | トラックのキャブ | |
JPS5970223A (ja) | 自動車用ドア | |
JP3503237B2 (ja) | 自動車のドア構造 | |
JP3266835B2 (ja) | 自動車の車体前部におけるフード補強構造 | |
JP3643306B2 (ja) | 自動車の車体前部における車体フレーム構造 | |
JPH053078U (ja) | 自動車の車体上部構造 | |
JP3967079B2 (ja) | 自動車用ドアミラの車体取付け構造 | |
JPH04317819A (ja) | トラクタのドア | |
JPH0431862Y2 (ja) | ||
JP2522011Y2 (ja) | シートマウント構造 | |
JPH0716501Y2 (ja) | 自動車のバックドア構造 | |
JPH0453325Y2 (ja) | ||
JPH0622627Y2 (ja) | オープンカーのフロントヘッダ構造 | |
JP2003063450A (ja) | 車両後部構造 | |
JP2002127971A (ja) | 車両用簡易ボディ | |
JPH09109936A (ja) | 自動車のサービスホール用蓋体の取付構造 | |
JPH0349928Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060315 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060425 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060609 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060914 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060914 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110929 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |