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JP3858401B2 - 製本類 - Google Patents

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JP3858401B2
JP3858401B2 JP34272997A JP34272997A JP3858401B2 JP 3858401 B2 JP3858401 B2 JP 3858401B2 JP 34272997 A JP34272997 A JP 34272997A JP 34272997 A JP34272997 A JP 34272997A JP 3858401 B2 JP3858401 B2 JP 3858401B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、絵本やカラオケ本など各種の出版本として製本される合紙本をはじめとした製本類に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、絵本をはじめとする各種の合紙本が出版本として出版されているが、合紙本は、適宜枚数の二つ折りした厚紙紙葉を、互いにその折目を揃えて重ね合わせて貼着して合紙体を作製し、その合紙体の背部側より先頭の二つ折り紙葉と末尾の二つ折り紙葉とに亘って、別の厚紙を連続被覆して貼着することによって製本される。
【0003】
合紙本は、このように二つ折りした厚紙を互いにその外面同士で重ね合わせ貼着して頁紙葉を作製することによって、同時に1冊の綴じられた剛性のある本として製本されるものであるが、合紙された各頁紙葉を順に捲っていった際に、その捲った頁紙葉の背部側が捲る前の頁紙葉の背部と対向するように向き合うために次の頁紙葉が持ち上がって、捲った頁紙葉と次の頁紙葉による見開き2ページ分の開頁角度が180°の平坦な状態に開放できない欠点があった。
【0004】
そこで、見開きの2枚のページが全てのページに亘って180°の角度で平坦に開放できるような合紙本が開発されており、非常に捲りやすく見やすい合紙本として注目されている。
【0005】
例えば、図5の側面図に示すような合紙本Cはその従来例であり、表表紙32と背表紙33と裏表紙34とからなるくるみ表紙31を備え、その表表紙32又は裏表紙34のいずれか一方内面には一体的に厚紙若しくは発泡スチロール等の厚い台材Dが取り付けられている。
【0006】
そして,その台材Dの上面には、適宜枚数の二つ折りした厚紙紙葉を互いにその折目を揃えて重ね合わせて貼着した合紙体の背部側より先頭の二つ折り紙葉と末尾の二つ折り紙葉とに亘って別の厚紙を連続被覆して貼着することによって製本された、例えば5枚の合紙頁紙葉による合紙冊子体41が一体的に取り付けられている。
【0007】
該合紙冊子体41には、図5に示すように背部43側より先頭の二つ折り紙葉と末尾の二つ折り紙葉とに亘って外折れヒンジ板としての1枚の厚紙紙葉45が先頭頁紙葉42-1の背部側から背部43に亘って非貼着領域eを形成した状態で被覆貼着されている。
【0008】
図5に示す合紙本は、図6(a)に示すように先ず表表紙32を開放した後に先頭頁紙葉42-1を捲ると、該先頭頁紙葉42-1の厚紙41-1に合紙されている他の1枚の厚紙紙葉45は非貼着領域eによって外方に折り曲げ分離し、また次の頁紙葉42-2は背部13にて1枚の厚紙41-1によって互いに連結しているだけであるために開き易くなっており、次の頁紙葉42-2は持ち上がることなく、先頭頁紙葉42-1は次の頁紙葉42-2に対してほぼ180°の角度で平坦に円滑に開放できるようになっている。
【0009】
また、先頭頁紙葉42-1を捲ることによって外方に折り曲げられ分離した厚紙紙葉45(外折れヒンジ板46)は、台材Dの厚さによって表表紙32から所定の間隔を以て分離しているためにスペースが確保されて表表紙32とは接触せず先頭頁紙葉42-1を水平状態に捲ることができる。
【0010】
次に頁紙葉42-2を捲ると、該頁紙葉42-2の厚紙41-1に合紙されている次の頁紙葉42-3の他の1枚の厚紙は背部43にて1枚の厚紙によって互いに連結しているだけであるために前記同様に開き易くなっており、次の頁紙葉42-3は持ち上がることなく、頁紙葉42-2は次の頁紙葉42-3に対してほぼ180°の角度で平坦に円滑に開放でき、また、厚紙紙葉45(外折れヒンジ板46)は一層鋭角に外方に折り曲げられて突出するものの、台材Dの厚さによって表表紙32から所定の間隔を以て分離しているためにスペースが確保されて表表紙32とは接触せず頁紙葉42-2、42-3を互いに180°の水平状態に捲ることができる。
【0011】
そして次の頁紙葉42-3、42-4を捲る際にも同様に次の頁紙葉に対してほぼ180°の角度で平坦に円滑に開放でき、また、各頁紙葉を捲る毎に外方に向かって折り曲げられ分離する厚紙紙葉45は台材Dの厚さによって表表紙32から所定の間隔を以て分離しているために、図6(b)に示すように最終見開きページの2ページ42-3、42-4を開放した際にも180°の平坦な状態で開放することができるように成っている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
ところで厚紙により製本された製本類、特に上記のような合紙本においては、合紙された各頁紙葉を捲った際に、その捲った頁紙葉の次の頁紙葉が持ち上がらず見開き2ページ分の開放角度が180°の平坦な状態に円滑に開放できるようにするためには、ページを捲っている間の外折れヒンジ板の退避スペースが必要であって上記のような台材Dが必要であり、そのために従来の合紙本は、実質の合紙冊子体41の厚さに対応する台材Dの厚さ分だけ余分の厚味を必要としていた。
【0013】
本発明の課題は上記不都合を解消することにあり、その発明の目的は厚紙により製本された製本類、特に上記のような合紙本などのページを捲っている間は、外折れヒンジ板の退避スペースを確保できるとともに、合紙本を閉じた際には退避スペースをコンパクトに解消できるようにすることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は、表表紙2と背表紙3と裏表紙4とからなるくるみ表紙1の前記表表紙2又は裏表紙4のいずれか一方内面に一体的に取り付けられた立体立ち起こし乃至平坦折り畳み可能な平行四辺形筒体21と、該筒体21の上面板に取付けた背部13に外折れヒンジ板16を備える冊子体11とにより構成され、立体立ち起こし時の前記平行四辺形筒体21の筒体厚さhと前記冊子体11の冊子厚さtとの関係が、ほぼh=tに設定されていることを特徴とする製本類である。
【0015】
また本発明は、上記発明の製本類において、平坦折り畳み時の前記平行四辺形筒体21の平坦折り畳み方向のサイズと、前記冊子体11の小口方向のサイズがほぼ同じである製本類である。
【0016】
また本発明は、上記発明の製本類において、前記冊子体11が、n枚の各々二つ折り紙葉11-1、11-2、11-3、・・・11-nを互いにその折目を揃えて重ね合わせ貼着した合紙体の背部13側より先頭紙葉11-1と末尾紙葉11-nとに亘って連続被覆した紙葉15を、前記背部13部分と該背部幅dと同一幅の背部側の先頭紙葉11-1部分とを非貼着領域eとしてそれ以外の被覆領域の前記先頭紙葉11-1と末尾紙葉11-nとに貼着して形成される各合紙頁12-1、12-2、12-3、・・・12-(n+1)を備える合紙冊子体である製本類である。
【0017】
また本発明は、上記発明の製本類において、前記表表紙2又は裏表紙4のいずれか一方若しくは両方の小口側又は天地側の端縁部が、前記冊子体11の端縁部より外側に延設されている製本類である。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の製本類を、図1(a)〜(b)の本発明の製本類の側断面図に示す実施の形態に従って以下に詳細に説明する。
【0019】
本発明の製本類は、図1(a)に示すように、表表紙2と背表紙3と裏表紙4とからなるくるみ表紙1と、前記表表紙2又は裏表紙4のいずれか一方内面に一体的に取り付けられた立体立ち起こし乃至平坦折り畳み可能な平行四辺形筒体21と、該筒体21の上面板に取付けた背部13に外折れヒンジ板16を備える冊子体11(又は合紙冊子体)とにより構成されている。
【0020】
くるみ表紙1は厚紙により形成され、表表紙2と背表紙3と裏表紙4のそれぞれ境界部分の折目は押し罫などによって開閉可能に形成されている。
【0021】
平行四辺形筒体21は、底面板21a、背表紙3側の側面板21b、上面板21c、小口側の側面板21d、貼着板21eにより形成され、折目を介して平坦に折り畳み可能であり、また、立体に立ち起こし可能となっていて、その立起高さhと、上面板21cの表面に貼着した冊子体11の冊子厚さtとは、ほぼ同じに設定されている。
【0022】
冊子体11は、図1(a)に示すように、例えばそれが合紙冊子体である場合は、複数枚の二つ折り紙葉、例えは4枚の厚紙による二つ折り紙葉11-1、11-2、11-3、11-4を、その二つ折りした折目を互いに揃えて重ね合わせ、その各々重ね合わせ内面を接着糊などにて貼着した合紙体と、該合紙体の外側に、その背部13側より別の紙葉15を重ね合わせ被覆した被覆紙葉15により構成されている。
【0023】
前記合紙冊子体11は、図1(b)に示すようにn枚の二つ折り紙葉11-1、11-2、11-3、・・・11-n、例えば4枚の二つ折り紙葉11-1、11-2、11-3、11-4と、その外側より被覆された紙葉15との重ね合わせ内面を互いに貼着して形成されたn+1枚の各合紙頁12-1、12-2、12-3、・・・12-(n+1)、例えば5枚の各合紙頁12-1、12-2、12-3、12-4、12-5により構成されている。
【0024】
そして、前記被覆紙葉15は、前記背部13部分との重ね合わせ被覆部分及び該背部13の幅dと同一幅の背部側の先頭紙葉11-1部分との重ね合わせ被覆部分を非貼着領域e、それ以外の領域の重ね合わせ被覆部分、即ち先頭紙葉11-1との重ね合わせ部分及び末尾紙葉11-nとの重ね合わせ部分を貼着領域として、前記被覆紙葉15が、先頭紙葉11-1と末尾紙葉11-nとに亘って貼着されている。
【0025】
前記非貼着領域eの被覆紙葉15は、その背部13部分における折目15a、15b、15cを介して、各合紙頁12-1、12-2、12-3、・・・12-(n+1)を捲った際の外折れヒンジ板16となる部分であり、折目15bは外方に徐々に突出して、くるみ表紙1の背表紙3内面に当接して支点となる突出折目に相当する部分である。
【0026】
また、本発明においては、冊子体11は、上記のような合紙頁紙葉により構成された合紙冊子体でなくてもよい。
【0027】
例えば、冊子体11はn枚の各単一紙葉を用いて、中綴じ方式や平綴じ方式以外の糸かがり方式、無線綴じ方式、ホットメルト方式などの綴じ方式により、n頁の頁紙葉12-1、12-2、12-3、・・・12-nによって構成されていてもよく、その場合の被覆紙葉15は、合紙冊子体の場合と同様に、前記背部13部分との重ね合わせ被覆部分及び該背部13の幅dと同一幅の背部側の先頭頁紙葉12-1部分との重ね合わせ被覆部分を非貼着領域e、それ以外の領域の先頭頁紙葉12-1との重ね合わせ部分及び末尾紙葉12-nとの重ね合わせ部分を貼着領域として、前記被覆紙葉15が先頭頁紙葉12-1(合紙されていない単一枚の紙葉による頁紙葉)と末尾頁紙葉12-n(合紙されていない単一枚の紙葉による頁紙葉)とに亘って貼着されている。なお、被覆紙葉15は、必ずしも先頭頁紙葉12-1と末尾頁紙葉12-nのそれぞれ小口側まで貼着されている必要はなく、前記非貼着領域eよりも僅かに両外側部分にて先頭頁紙葉12-1(合紙されていない単一枚の紙葉による頁紙葉)と末尾頁紙葉12-n(合紙されていない単一枚の紙葉による頁紙葉)に貼着されていてもよい。
【0028】
そして、合紙でない冊子体11の前記非貼着領域eの被覆紙葉15は、合紙冊子体の場合と同様に、その背部13部分における折目15a、15b、15cを介して、各n頁の頁紙葉12-1、12-2、12-3、・・・12-nを捲った際の外折れヒンジ板16となる部分であり、折目15bは外方に徐々に突出して、くるみ表紙1の背表紙3内面に当接して支点となる突出折目に相当する部分となる。
【0029】
本発明の製本類は、図2(a)〜(d)に示すように、くるみ表紙1の表表紙2又は裏表紙4のいずれか一方内面に立体立ち起こし乃至平坦折り畳み可能な平行四辺形筒体21が一体的に取り付けられ、該筒体21の上面板に合紙冊子体11を取り付けたものであり、表表紙2を開放した後に合紙冊子体11の各頁紙葉を開放する毎に、その冊子体11の背部13にある外折れヒンジ板16は、一層外方に鋭角方向に折れ曲がって、その折目15b部分を徐々に外方に突出させ、くるみ表紙1の背表紙3内面に接触させて背表紙3の内面を押圧するので、外折れヒンジ板16は、該ヒンジ板16の突出する折目部分を支点とした前記平坦に折り畳まれている平行四辺形筒体21を偏平筒体形状に立体立ち起こしするための支点アームとして作用する。
【0030】
図2(b)に示すように、まず表表紙2を開放した後に、先頭頁紙葉12-1を捲ると、該先頭頁紙葉12-1の厚紙11-1に合紙されている他の1枚の厚紙紙葉15は非貼着領域eによって形成された外折れヒンジ板16が外方に折り曲げ分離し、また次の頁紙葉12-2は背部13にて1枚の厚紙11-1によって互いに連結しているだけであるために開き易くなっており、次の頁紙葉12-2は持ち上がることなく、先頭頁紙葉12-1は次の頁紙葉12-2に対してほぼ180°の角度で平坦に円滑に開放する。
【0031】
また、先頭頁紙葉12-1を捲ることによって外方に折り曲げられ分離した厚紙紙葉15の外折れヒンジ板16は、合紙冊子体11本体の厚さtによって表表紙2から所定の間隔を以て分離しているためにスペースが確保されて表表紙2とは接触せず先頭頁紙葉12-1を水平状態に捲ることができる。
【0032】
図2(c)に示すように、次に頁紙葉12-2を捲ると、該頁紙葉12-2の厚紙11-1に合紙されている次の頁紙葉12-3の他の1枚の厚紙は背部13にて1枚の厚紙によって互いに連結しているだけであるために前記同様に開き易くなっており、次の頁紙葉12-3は持ち上がることなく、同様に頁紙葉12-2は次の頁紙葉12-3に対してほぼ180°の角度で平坦に円滑に開放できる。
【0033】
また、厚紙紙葉15の外折れヒンジ板16の折目部分は一層鋭角に外方に折り曲げられて突出してくるみ表紙1の背表紙3内面に接触し、該背表紙3の内面を押圧するものの、該外折れヒンジ板16は、該ヒンジ板16の突出する折目15b部分を支点とする支点アームとして作用して、平坦に折り畳まれている平行四辺形筒体21を徐々に立体立ち起こし、合紙冊子体11本体の厚さtとほぼ同じ高さhまで偏平筒体形状に徐々に立ち起こす。
【0034】
そのため、高さhの偏平筒体形状に立ち起こされた前記平行四辺形筒体21によって合紙冊子体11背部側の外側には突出した外折れヒンジ板16を退避させるスペースが確保でき、頁紙葉12-2、12-3を互いに水平状態に捲ることができる。
【0035】
そして、次の頁紙葉12-3、12-4を捲る際にも同様に次の頁紙葉に対してほぼ180°の角度で平坦に円滑に開放でき、また、各頁紙葉を捲る毎に外方に向かって折り曲げられ分離する厚紙紙葉15の外折れヒンジ板16は高さhの偏平筒体形状に立ち起こされた前記平行四辺形筒体21によって合紙冊子体11背部側の外側に形成されたスペースに収容されて退避させることができ、頁紙葉12-3、12-4を開放した際に180°の平坦な状態で開放することができ、また図2(d)に示すように、最終見開きページの2ページ12-4、12-5(12-n、12-(n+1)を開放した際にも180°の平坦な状態で開放することができる。
【0036】
上記製本類のくるみ表紙1、平行四辺形筒体21、合紙冊子体11に使用するフィルムやシート材料としては、厚紙、ダンボールシート、プラスチックシート(合成紙を含む)などが使用でき、また、厚さは特に限定されないが、例えば、二つ折り紙葉11-1、11-2、11-3、・・・11-n、被覆紙葉15としては、100〜150μmのシート材料が使用でき、合紙頁紙葉12-1、12-2、12-3、・・・12-n、12-(n+1)は、例えば、その2倍の厚さ200〜300μmとなる。
【0037】
図3(a)〜(b)は、本発明の製本類における一実施例であり、(a)に示すように、くるみ表紙1の表表紙2と裏表紙4とを平行四辺形筒体21及び合紙冊子体11のそれぞれ小口側端部より小口側に、幅5のように長く延設して表裏表紙2、4に延設部2a、4aを設けたものである。
【0038】
この延設部2a、4aにより挟まれた空間内には、キーボード(鍵盤)、絵の具セット、小冊子類など、製本類の内容に付帯する適宜な道具や用品類Bをその延設部2a、4aのいずれかに一体的に取り付けることができる。
【0039】
図4(a)〜(b)は、本発明の製本類における他の実施例であり、図4(a)に示すように、くるみ表紙1の表表紙2と裏表紙4とを平行四辺形筒体21及び合紙冊子体11のそれぞれ天側若しくは地側の端部より天側若しくは地側に、幅5のように長く延設して表裏表紙2、4に延設部2a、4aを設けたものであり、この延設部2a、4aにより挟まれた空間内には、キーボード(鍵盤)、絵の具セット、小冊子類など、製本類の内容に付帯する適宜な道具や用品類Bをその延設部2a、4aのいずれかに一体的に取り付けることができる。
【0040】
【発明の効果】
本発明の製本類は、各頁紙葉を捲った際に、その捲った頁紙葉の次の頁紙葉が持ち上がらず、見開き2ページ分の開放角度が180°の平坦な状態に円滑に開放でき、また、頁を捲ることによって合紙冊子体の背部にある外折れヒンジ板が外方に突出して、その突出した折目先端部がくるみ表紙の背表紙内面に当接することにより平坦に折り畳まれていた平行四辺形の筒体を合紙冊子体の厚さに相当する高さまで立ち起こすことができ、合紙冊子体の背部にある前記外折れヒンジ板の退避スペースを確保することができる。
【0041】
そして、頁を閉じた際には外折れヒンジ板は背部に密着して元の状態に復帰するとともに、平行四辺形の筒体も元の平坦な状態に折り畳まれて退避スペースを解消でき、外折れヒンジ板の退避スペース確保のための合紙本などの製本類の余分なスペースや余分な厚さを不要とすることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(b)は本発明の製本類の実施の形態を説明する側断面図。
【図2】(a)〜(d)は本発明の製本類の捲り状態を説明する側断面図。
【図3】(a)〜(b)は本発明の製本類における他の実施例を説明する全体斜視図。
【図4】(a)〜(b)は本発明の製本類におけるその他の実施例を説明する全体斜視図。
【図5】従来の合紙本の形態を説明する側断面図。
【図6】(a)〜(b)は従来の合紙本の捲り状態を説明する側断面図。
【符号の説明】
A…本発明の製本類 B…キーボード(鍵盤) C…従来の合紙本 D…台材
1…くるみ表紙 2…表表紙 2a…延設部 3…背表紙 4…裏表紙
4a…延設部 5…延設幅
11…合紙冊子体 11-1、〜11-n…二つ折り紙葉 12-1〜12-n…頁紙葉13…背部 15…被覆紙葉 15a、15b、15c…折目
16…外折れヒンジ板

Claims (4)

  1. 表表紙2と背表紙3と裏表紙4とからなるくるみ表紙1の前記表表紙2又は裏表紙4のいずれか一方内面に一体的に取り付けられた立体立ち起こし乃至平坦折り畳み可能な平行四辺形筒体21と、該筒体21の上面板に取り付けた背部13に外折れヒンジ板16を備える冊子体11とにより構成され、立体立ち起こし時の前記平行四辺形筒体21の筒体厚さhと前記冊子体11の冊子厚さtとの関係が、ほぼh=tに設定されていることを特徴とする製本類。
  2. 平坦折り畳み時の前記平行四辺形筒体21の平坦折り畳み方向のサイズと、前記冊子体11の小口方向のサイズがほぼ同じである請求項1記載の製本類。
  3. 前記冊子体11が、n枚の各々二つ折り紙葉11-1、11-2、11-3、・・・11-nを互いにその折目を揃えて重ね合わせ貼着した合紙体の背部13側より先頭紙葉11-1と末尾紙葉11-nとに亘って連続被覆した紙葉15を前記背部13部分と該背部幅dと同一幅の背部側の先頭紙葉11-1部分とを非貼着領域eとしてそれ以外の被覆領域の前記先頭紙葉11-1と末尾紙葉11-nとに貼着して形成される外折れヒンジ板16を備えた合紙頁12-1、12-2、12-3、・・・12-(n+1)により構成される合紙冊子体である請求項1又は請求項2記載の製本類。
  4. 前記表表紙2又は裏表紙4のいずれか一方若しくは両方の小口側又は天地側の端縁部が、前記冊子体11の端縁部より外側に延設されている請求項1乃至請求項3記載の製本類。
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