JP3856272B2 - ペダルブラケットの構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両のブレーキペダルやクラッチペダルを支持するペダルブラケットの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、自動車の車室内の運転席前方位置には、図8および図9に示すように、乗員の踏力でブレーキを作動させる吊り下げ式のブレーキペダル51が配設されている。このブレーキペダル51は、運転者がブレーキをかけるときに踏むペダル踏み部52と、該ペダル踏み部52を下端に有し上下方向へ沿って延びるペダルアーム部53とから構成されており、ボルト54およびナット(図示せず)などでペダルアーム部53の上端を締付けることにより、開口部を下向きに配置した断面略コ字状の一体型であるペダルブラケット55に回動自在に支持されている。
ペダルブラケット55の前部は、エンジンルーム56と車室57とを仕切るダッシュパネル58の車室57内側に取付けられている。また、ペダルブラケット55の後方上部は、車巾方向に沿って配設されるステリングサポートメンバ59にコラムハンガ60を介して取付けられている。さらに、ダッシュパネル58の前方側には、ブレーキペダル51に付与された乗員の踏力を増強するブレーキブースタ61が配設されており、ブレーキペダル51とブレーキブースタ61とはプッシュロッド62を介して互いに連結されている。
【0003】
また、上記ステリングサポートメンバ59には、ステアリングコラム63がコラムハンガ60を介して取付けられている。ステアリングコラム63内には、ステアリングアッパシャフト64が挿通保持されており、該ステアリングアッパシャフト64の上端にはステアリングホイール65が取付けられ、このステアリングホイール65の回転はステアリングアッパシャフト64を介して車室外のステアリングギヤ等に伝達されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来のペダルブラケット55は、断面略コ字型の一体形状に形成され、その左右両側部にブレーキペダル51の上端部がボルト54およびナットを用いて締付け固定されているので、所定値以上の外力が車両の前方から作用した時のペダルブラケット55の変形可能量が小さい上、ブレーキブースタ61およびダッシュパネル58によって、ブレーキペダル51のみならず、ステリングサポートメンバ59およびコラムハンガ60が車両後方へ押し出されてステアリングコラム63、ステアリングホイール65等が車両後方へ移動するおそれがあった。
【0005】
本発明はこのような実状に鑑みてなされたものであって、その目的は、所定値以上の外力が車両の前方から作用した時の変形可能領域を増加させると共に、各部位の要求特性に応じた設計を行うことが可能なペダルブラケットの構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記従来技術の有する課題を解決するために、本発明においては、ダッシュパネルの車室内側に前部が取付けられ、かつコラムハンガに上部が取付けられて、ペダルアームの上端部を回動自在に支持するペダルブラケットの構造において、前記ペダルブラケットをアウタプレートと該アウタプレート内に収納配置されるインナプレートとによって構成し、前記アウタプレートは車両前後方向に沿って配設された一対の対向片にて構成される左右両側部を有し、前記ダッシュパネルと前記コラムハンガとを前記アウタプレートにて連結し、前記インナプレートは前記ペダルアームの上端部が軸支されるボルトを挿入する挿入孔が対向して穿設された対向片部を有し、前記インナプレートの対向片部を前記アウタプレートの左右両側部間に配置して重ね合わせ、前記インナプレートと前記アウタプレートの互いの後部を接合して前記ペダルブラケットを構成し、前記アウタプレートの左右両側部間よりも短い前記ペダルアームの上端部を軸支するボルトにて前記インナプレートに前記ペダルアームの上端部を軸支させている。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示の実施の形態に基づいて詳細に説明する。
【0008】
図1〜図7は本発明に係るペダルブラケットの構造の実施形態を示している。図において、1は四輪自動車の運転席の前方下部に配設され、ブレーキペダル(ペダルアーム)2の上端部を回動自在に支持するペダルブラケットであり、このペダルブラケット1の前後部は、エンジンルーム3と車室4とを仕切るべくブレーキペダル2の前方位置に立設したダッシュパネル5の車室4内側およびコラムハンガ6に取付けられている。したがって、ペダルブラケット1は、ダッシュパネル5およびコラムハンガ6に取付けられた状態で、車両後方へ向かってやや斜め上方に立ち上がって配設されている。
一方、ブレーキペダル2は、従来と同様、運転者がブレーキを作動させるときに踏むペダル踏み部7と、該ペダル踏み部7を下端に有し上下方向へ沿って延びるペダルアーム部8とから構成されており、ペダル踏み部7を車両前方側のダッシュパネル5へ向かって踏み込むと、ペダルアーム部8の上端部を支点として回動し、図示しないリターンスプリングの付勢力によって初期位置に復帰するようになっている。
【0009】
上記ペダルブラケット1は、図1〜図5に示す如く、アウタプレート9と、該アウタプレート9内に収納配置されるインナプレート10とによって二重構造に構成されている。これらアウタプレート9およびインナプレート10は、車両前後方向に沿って配設されており、アウタプレート9の前部はダッシュパネル5の垂直面に取付けられていると共に、アウタプレート9の後部はコラムハンガ6の下面前部に取付けられ、ダッシュパネル5とコラムハンガ6とは、当該アウタプレート9によって連結されている。
【0010】
このため、アウタプレート9は、その前後長さがダッシュパネル5とコラムハンガ6との間の距離にほぼ相当する大きさに形成されており、ペダルブラケット1の左右両側部をなす一対の対向片11と、これら対向片11の前端(ダッシュパネル5側)に一体成形され、かつ外側へほぼ直角に張り出しているベース片12と、当該対向片11の後端上部に一体的に架設された取付片13とから構成されている。
【0011】
上記対向片11は、車巾方向に所定の間隔を置いて配設されていると共に、車両前後方向の中間部はこれを複数回屈曲させることにより、所定値以上の外力が車両の前方から作用した時に拡開変形可能なように階段状に形成されている。しかも、対向片11の中間部の対向位置には、ブレーキペダル2のペダルアーム部8の上端部をインナプレート10に組付ける際に使用する作業用の円孔14がそれぞれ穿設されている。なお、対向片11のベース片12(ダッシュパネル5)寄り位置の前方中央部には、外方へ突出する突起15が前後方向に沿って設けられ、該突起15によって後述するブレーキブースタのプッシュロッド取付部との干渉を避けている。
また、上記ベース片12は、ダッシュパネル5に締付け固定される部位であり、これらベース片12には、締付ボルト16を挿入する上下一対のボルト孔17が穿設されている。
さらに、上記取付片13は、コラムハンガ6に締付け固定される部位であり、その中央部には、車両前後方向へ延び、締付ボルト18を挿入する長孔19が穿設されている。したがって、アウタプレート9のコラムハンガ側端部(後端部)は、対向片11および取付片13によって正面視で門形に形成されている。
【0012】
また、インナプレート10は、ブレーキペダル2のペダルアーム部8の上端部を支持すべく、開口部が前向き配置の平面視でコ字状に形成されており、これをアウタプレート9の対向片11間に挿入してその対向片部10aを重ね合わせ、互いの後部を溶接することにより、当該アウタプレート9のコラムハンガ側端部に固着されるようになっている。このため、インナプレート10の巾および高さは、アウタプレート9のコラムハンガ側端部とほぼ同様の大きさに形成されている。そして、インナプレート10の対向片部10aには、ボルト20を挿入する挿入孔21が対向して穿設され、これら挿入孔21は、インナプレート10をアウタプレート9に溶接した状態で、該アウタプレート9の円孔14の位置と合致するように配設されている。
したがって、ペダルアーム部8の上端部には、図5および図6に示す如く、円筒状のボス8aが形成され、このボス8aにブッシュ22およびスペーサ23を介してボルト20を挿入し、当該ボス8aを対向片部10a間に配置した状態でナット24と螺合させて締付けることにより、当該ペダルアーム部8の上端部がインナプレート10に軸支されるようになっている。
【0013】
さらに、上記コラムハンガ6は、前向きの下り傾斜に配置された状態で、前後中央部がステアリングサポートメンバ25に取付けられており、該ステアリングサポートメンバ25の両端は車体左右両側部にそれぞれ固定され、車巾方向に沿って配設されている。また、ステアリングサポートメンバ25には、図1に示す如く、コラムハンガ6を介してステアリングコラム26が取付けられている。このため、ステアリングコラム26は、支持ブラケット27を用いてコラムハンガ6の下部に取付けられている。なお、ステアリングコラム26内には、従来と同様、ステアリングアッパシャフト28が挿通保持されており、該ステアリングアッパシャフト28の上端にはステアリングホイール29が取付けられている。
【0014】
一方、上記ダッシュパネル5の前方側に位置するエンジンルーム3内には、ブレーキペダル2に付与された運転者の踏力を増強するブレーキブースタ30と、該ブレーキブースタ30によって増強された圧力を液圧に変換するマスタシリンダ31が配設されている。このため、ブレーキブースタ30の後面部には、ダッシュパネル5を貫通するプッシュロッド(図示せず)が突設され、ブレーキペダル2とブレーキブースタ30とは当該プッシュロッドを介して互いに連結されている。
【0015】
このような構造のペダルブラケット1にブレーキペダル2を組付けるには、まず、図4に示す状態で、当該ペダルブラケット1を構成するアウタプレート9のコラムハンガ側端部にインナプレート10を矢印方向から挿入し、重ね合わせ部を溶接にて固着する。その際、インナプレート10の挿入孔21をアウタプレート9の円孔14の位置に合致させておく。
上記手順で部組されたペダルブラケット1には、これを車体側に取付ける前に、予めブレーキペダル2が組付けられるようになっている。そこで、ペダルアーム部8のボス8aおよびスペーサ23等をインナプレート10の対向片部10a間に配置し、この状態で円孔14および挿入孔21よりボルト20をペダルアーム部8のボス8aおよびスペーサ23等に挿入し、ナット24と螺合させて締付けることにより、ブレーキペダル2はペダルブラケット1に組付けられる(図2および図3参照)。
しかる後、これらペダルブラケット1およびブレーキペダル2を持ちながら、ボルト孔17に締付ボルト16を挿入して締付けることによりアウタプレート9のベース片12をダッシュパネル5に取付け、長孔19に締付ボルト18を挿入して締付けることにより取付片13をコラムハンガ6に取付ければ、ペダルブラケット1およびブレーキペダル2は車体に搭載され、その組付作業は終了する(図1参照)。
【0016】
本発明の実施形態に係るペダルブラケット1の構造が適用された自動車に対して、所定値以上の外力が車両の前方から作用すると、この外力は、ブレーキペダル2よりも車両前方側のマスタシリンダ31およびブレーキブースタ30を介してダッシュパネル5に入力されるため、ブレーキブースタ30およびダッシュパネル5が車室4内側へ押し出される。これに伴い、ペダルブラケット1のアウタプレート9の前後部はダッシュパネル5およびコラムハンガ6に固定され、対向片11の中間部は拡開変形可能な階段状に形成され、かつ円孔14を有しているため、図7に示す如く、アウタプレート9は円孔14の付近から変形が始まり、左右に拡開されていく。
一方、インナプレート10は、アウタプレート9の変形の影響を受けることなく、ブレーキペダル2を軸支したままの形状が保持され、かつ対向片部10aの先端が車両の前方から移動してくるダッシュパネル5に対してストッパとしての機能を果たしているため、運転者とブレーキペダル2との距離が一定に保たれ、ブレーキペダル2の操作が阻害されることはない。
【0017】
本発明の実施の形態に係る構造においては、前後部がダッシュパネル5およびコラムハンガ6に取付けられるアウタプレート9と、該アウタプレート9のコラムハンガ側端部に溶接され、ブレーキペダル2のペダルアーム部8の上端部が軸支されるインナプレート10とによってペダルブラケット1を二重構造としているため、車両の前方から所定値以上の外力が加わった場合の変形部分とブレーキペダル2の支持部分とを分離して、図7で示すL距離が従来と比べて長く、変形可能領域を大きくすることができる。これによって、アウタプレート9の拡開変形によりブレーキブースタ30およびダッシュパネル5の車両後方への移動を吸収することが可能となり、ステアリングコラム26およびステアリングホイール29の車両後方への移動を防ぐことができると共に、アウタプレート9におけるコラムハンガ6との連結部付近の剛性を高めることができる。しかも、本実施の形態のペダルブラケット1では、車両の前方から所定値以上の外力が加わった場合の変形部分とブレーキペダルの支持部分にそれぞれ剛性の違うものを用いることが可能となるため、例えば、板厚を別にしたり、あるいは材質を変えたりして、各部位の要求される特性に合わせた設計を行うことができる。
【0018】
また、本実施の形態の構造では、インナプレート10がアウタプレート9の変形の影響を受けずに済み、アウタプレート9の変形の間も、運転者とブレーキペダル2との距離が一定に保たれているため、車両の前方から外力が加わった時でも、ブレーキペダル2の操作感は変わらず、運転者が違和感をおぼえるということがない。それに加えて、本実施の形態のペダルブラケット1では、予め、アウタプレート9とインナプレート10とを部組した後に、アウタプレート9の円孔14を利用してブレーキペダル2の上端部をインナプレート10に締付けて軸支させる組付作業を行うことが可能になるため、組付後におけるブレーキペダル2の整備性向上を図ることができる。
【0019】
図5の一部は本発明に係るペダルブラケットの構造の他の実施形態を示しており、上記実施形態と異なる構成は、ペダルブラケット1をより拡開変形し易くするため、アウタプレート9の対向片11の形状を部分的に変えた点である。すなわち、作業用の円孔14を穿設した付近の対向片11の部分が、突起15よりも車巾方向外側へ張り出して形成されている。その他の構成は上記実施形態と同様である。
本実施形態に係るペダルブラケット1の構造が適用された自動車に対して、所定値以上の外力が車両の前方から作用すると、最初に変形し始めるのが図5で示すアウタプレート9の対向片11のA部であり、次いでB部が変形するという順序になる。このとき、A部が突起15よりも外側へ張り出しているため、アウタプレート9がより一層拡開変形し易いという利点がある。その他の作用および効果は上記実施形態と同様である。
【0020】
以上、本発明の実施の形態につき述べたが、本発明は既述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形および変更が可能である。例えば、本発明のペダルブラケットの構造は、支持するペダルアームがクラッチペダルの場合にも適用することができる。
【0021】
【発明の効果】
上述の如く、本発明に係るペダルブラケットの構造は、ダッシュパネルの車室内側に前部が取付けられ、かつコラムハンガに上部が取付けられて、ペダルアームの上端部を回動自在に支持するものであって、前記ペダルブラケットをアウタプレートと該アウタプレート内に収納配置されるインナプレートとによって構成し、前記アウタプレートは車両前後方向に沿って配設された一対の対向片にて構成される左右両側部を有し、前記ダッシュパネルと前記コラムハンガとを前記アウタプレートにて連結し、前記インナプレートは前記ペダルアームの上端部が軸支されるボルトを挿入する挿入孔が対向して穿設された対向片部を有し、前記インナプレートの対向片部を前記アウタプレートの左右両側部間に配置して重ね合わせ、前記インナプレートと前記アウタプレートの互いの後部を接合して前記ペダルブラケットを構成し、前記アウタプレートの左右両側部間よりも短い前記ペダルアームの上端部を軸支するボルトにて前記インナプレートに前記ペダルアームの上端部を軸支させているので、所定値以上の外力が車両の前方から作用した時の変形可能領域を増加させて、ステアリングコラム等の車両前方への移動を確実に防止できると共に、各部位の要求特性に応じた設計を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る構造が適用されたペダルブラケットおよびその周辺部品を示す側面図である。
【図2】上記ペダルブラケットにブレーキペダルを組付けた状態を示す斜視図である。
【図3】上記ペダルブラケットにブレーキペダルを組付けた状態を示す正面図である。
【図4】上記ペダルブラケットを構成するアウタプレートとインナプレートとが組付けられる前の状態を示す斜視図である。
【図5】図1におけるX―X線断面図であり、一部は本発明の他の実施形態に係る構造を示している。
【図6】上記インナプレートにブレーキペダルの上端部が組付けられた状態を示す断面図である。
【図7】所定値以上の外力が車両の前方から作用した時の上記ペダルブラケットおよびその周辺部品の変位状態を示す断面図である。
【図8】従来のペダルブラケットにブレーキペダルの上端部が組付けられた状態を示す斜視図である。
【図9】従来の構造が適用されたペダルブラケットおよびその周辺部品を示す側面図である。
【符号の説明】
1 ペダルブラケット
2 ブレーキペダル
3 エンジンルーム
4 車室
5 ダッシュパネル
6 コラムハンガ
7 ペダル踏み部
8 ペダルアーム部
9 アウタプレート
10 インナプレート
11 対向片
12 ベース片
13 取付片
14 円孔
15 突起
16 締付ボルト
17 ボルト孔
18 締付ボルト
19 長孔
20 ボルト
21 挿入孔
22 ブッシュ
23 スペーサ
24 ナット
25 ステアリングサポートメンバ
26 ステアリングコラム
28 ステアリングアッパシャフト
29 ステアリングホイール
30 ブレーキブースタ
Claims (5)
- ダッシュパネルの車室内側に前部が取付けられ、かつコラムハンガに上部が取付けられて、ペダルアームの上端部を回動自在に支持するペダルブラケットの構造において、
前記ペダルブラケットをアウタプレートと該アウタプレート内に収納配置されるインナプレートとによって構成し、前記アウタプレートは車両前後方向に沿って配設された一対の対向片にて構成される左右両側部を有し、前記ダッシュパネルと前記コラムハンガとを前記アウタプレートにて連結し、前記インナプレートは前記ペダルアームの上端部が軸支されるボルトを挿入する挿入孔が対向して穿設された対向片部を有し、前記インナプレートの対向片部を前記アウタプレートの左右両側部間に配置して重ね合わせ、前記インナプレートと前記アウタプレートの互いの後部を接合して前記ペダルブラケットを構成し、前記アウタプレートの左右両側部間よりも短い前記ペダルアームの上端部を軸支するボルトにて前記インナプレートに前記ペダルアームの上端部を軸支させたことを特徴とするペダルブラケットの構造。 - 前記アウタプレートの左右両側部が、拡開変形可能な階段状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のペダルブラケットの構造。
- 前記アウタプレートの左右両側部には、前記ペダルアームの上端部を前記インナプレートに組付けるための作業用孔が穿設されていることを特徴とする請求項1に記載のペダルブラケットの構造。
- 前記アウタプレートのコラムハンガ側端部は正面視で門形に形成され、前記インナプレートは平面視でコ字状に形成されており、前記アウタプレートおよび前記インナプレートの左右両側部が溶接にて互いに固着されていることを特徴とする請求項1に記載のペダルブラケットの構造。
- 前記アウタプレートの左右両側部には、前記ペダルアームの上端部を前記インナプレートに組付けるための作業用孔が穿設され、前記アウタプレートのダッシュパネル寄りの左右両側部には、外方へ突出する突起が前後方向に沿って設けられ、前記作業用孔付近の側部が前記突起よりも車巾方向外側へ張り出していることを特徴とする請求項1に記載のペダルブラケットの構造。
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