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JP3844348B2 - 害虫用防除剤注入型処理器 - Google Patents

害虫用防除剤注入型処理器 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ゴキブリ、ワラジムシ、ムカデ、ヤスデ、ダンゴムシ、ゲジゲジ、蟻等の匍匐害虫およびハエ等の飛翔害虫用の防除剤処理器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、密閉袋に収容された害虫用防除剤を、使用時に密封袋から取り出して、害虫が出やすいところに配置している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
密封袋から防除剤を取り出して所定位置に配置するのは面倒であった。また、害虫は細い隙間等を通過する傾向があるが、そのような細い隙間に防除剤を配置するのは特に困難であった。また、いかに密封袋に保存されていても、経時的に毒餌剤等の防除剤が乾燥する傾向にあった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、簡単な構成でありながら、使いやすく、高い害虫防除効果を奏し、かつ害虫用防除剤を長期間にわたって安定的に保管できる害虫用防除剤処理器を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、下記構成により達成される。
(1)殺虫剤と害虫誘引成分を含有した液状の害虫用防除剤を収容するとともに細長い管部を有して前記防除剤を吐出可能な吐出口を前記管部に備えた容積可変容器と、前記容積可変容器をセットされる本体とを有し、
前記本体は、前記容積可変容器をその一端部で押圧可能なように棒状形成されるとともに、周方向の一部に軸方向に沿って延びるように一連の歯が設けられた押圧部材と、前記押圧部材の他端部に設けられて親指を掛けられる後方指掛け部と、前記後方指掛け部より前記容積可変容器側に配置されて親指以外の少なくともいずれかの指を掛けられる前方指掛け部と、前記押圧部材に回転可能に外嵌されるとともに、内周面に前記歯に係合する係合部が設けられたリング部材と、前記押圧部材の前記歯と前記リング部の前記係合部により構成されるロック機構と、を備え、
使用時に前記後方及び前方指掛け部に指を掛けて前記押圧部材によって前記容積可変容器を押圧することで前記吐出口から前記防除剤を細い隙間に注入でき
且つ前記ロック機構によって前記押圧部材の軸方向の移動をロックしたり非ロックにしたりできるとともに前記押出部材に対して定量押出しを行うことのできる害虫用防除剤注入型処理器。
(2) 前記容積可変容器が、圧縮変形可能な蛇腹部を有している前記(1)に記載の害虫用防除剤注入型処理器。
(3) 前記容積可変容器が、前記押圧部材によって押圧されるピストンを有している前記(1)に記載の害虫用防除剤注入型処理器。
(4) 前記容積可変容器からの害虫用防除剤の吐出量がわかるように表示手段が設けられている前記(1)〜(3)のいずれかに記載の害虫用防除剤注入型処理器。
) 前記前方指掛け部が、前記押圧部材の軸方向に対して交差する方向かつ前記押圧部材の軸方向を挟んで互いに反対方向に延びた第一部分と第二部分とを有している前記(1)〜()のいずれかに記載の害虫用防除剤注入型処理器。
(6)前記害虫用防除剤が、ゲル状、ペースト状、ゼリー状のいずれかである(1)〜(5)のいずれかに記載の害虫用防除剤注入型処理器。
【0005】
上記構成の害虫用防除剤注入型処理器(以下「防除剤処理器」ともいう)によれば、簡単な構成でありながら、使いやすく、防除剤を所定位置に片手で容易に供給できる。この防除剤処理器は、引き金を引くことで防除剤を吐出するのではなく、前方指掛け部に親指以外の指をかけて防除剤処理器を保持固定した状態で後方指掛け部を親指または手のひら(親指のつけ根付近)により前方へ押圧することで防除剤を吐出するようにすることで、構成を著しく簡素化している。また、後方指掛け部と前方指掛け部との間隔を所定範囲(6〜12cm)とすることで、防除剤処理器を安定に保持して防除剤を吐出できるようにしている。容積可変容器からの害虫用防除剤の吐出量がわかるように表示手段が設けられていれば、一定量の防除剤を吐出させることができ、より使いやすくなる。容積可変容器が細長い管部を備え、その管部の先端に前記吐出口が設けられていれば、細い隙間等に防除剤を供給するのも容易に行える。吐出口の先端口径は、φ0.1〜5mmとすることができる。例えば曲げることが可能なストローのように、管部の中間部に蛇腹部を設けるなどして、管部を自由に折り曲げ可能な形状としてもよい。押圧部材が誤って操作されないようにロック機構が設けられていれば、誤作動を防止でき、子供のいたずら等により防除剤が吐出されることもない。前方指掛け部が、押圧部材の軸方向に対して交差する方向かつ押圧部材の軸方向を挟んで互いに反対方向に延びた第一部分と第二部分とを有していれば、例えば第一部分に人差し指を掛け、第二部分に中指等を掛けることができ、防除剤処理器をより安定に保持できる。容積可変容器だけでも、同様に、内容物の防除剤を吐出させることは可能であるが、本発明のように容積可変容器を本体にセットすることで、より容易にかつ安全に防除剤の処理が可能となる。
【0006】
防除剤の形態は、ゲル、ペースト、ゼリー、液体など、容積可変容器内に収容できる形態であればどのような形態であってもよい。すなわち、本発明でいう「液状」には、ゲル状、ペースト状、ゼリー状など粘性を有するものも含まれ、さらに粉体や細粒が入っているものも含まれる。また、防除剤の効能は、速効性であっても、遅効性であってもよい。防除剤が速効性である場合には、その防除剤を経口摂取した害虫またはこれに接触した害虫はその周囲で死に至る。防除剤が遅効性である場合には、害虫がその防除剤を巣に持ち帰れば、その持ち帰った防除剤を経口摂取した害虫またはこれに接触した害虫も防除することができる。
また、防除剤として、揮発性、昇華性のものを単独或いは併用してもよい。このような防除剤は、狭い密閉空間内へ注入することで、隅にひそんだ(例えば壁板の裏などにひそんだ)害虫を防除するのに有利である。
【0007】
防除剤としては、例えば、ホウ酸、ホウ酸塩、アミジノヒドラゾン系殺虫剤をはじめ、有機リン系、カーバメート系、ピレスロイド系、オキサジアゾール系、フェニルピラゾール系などの殺虫剤が挙げられ、これらのなかから一種または二種以上を混合して用いられる。前記ホウ酸塩の具体例としては、例えば四ホウ酸ナトリウム(ホウ砂)、メタホウ酸ナトリウム、過ホウ酸ナトリウム、ホウ酸アンモニウム、ホウ酸カリウム、ホウ酸マグネシウムなどが挙げられ、また前記アミジノヒドラゾン系殺虫剤の具体例としては、例えばテトラヒドロ−5,5−ジメチル−2(IH)−ピリミジノイン{3−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1−{2−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]エテニル}−2−プロペニリデン}ヒドラゾンなどが挙げられる。さらに、上記以外の殺虫剤としては、フェニトロチオン、トリクロルホン、ピリダフェンチオン、ダイアジノン、フェンチオンなどの有機リン系殺虫剤、セビン、プロポクサーなどのカーバメート系殺虫剤、レスメトリン、d−T80−レスメトリン、フェノトリン、ペルメトリン、フタルスリン、d−T80−フタルスリン、シフェノトリン、シペルメトリン、フェンバレレート、エトフォンプロックス、プラレスリン、フェンフルスリン、トランスフルトリンなどのピレスロイド系殺虫剤、オキサジアゾール系殺虫剤のメトキサジアゾン、フィプロニル等のフェニルピラゾール系殺虫剤などが挙げられる。
【0008】
害虫誘引成分としては、例えば、動植物エキス、カゼインなどの蛋白質類、繊維素粉、木粉、樹皮などの動植物粉末、トウモロコシ油、ヒマシ油、オリーブ油、大豆油、ナタネ油、ピーナッツ油、米ぬか油などの植物油、その他(3S,4R,6E,10Z)−3,4,7,11−テトラメチル−トリデカ−6,10−ジエナール、(Z)−9−ヘキサデセナール、2,5−ジメチルピラジン、3−メチル−2,5−ジメチルピラジン、Z,E−またはE,E−α−フラネセンなどの道しるべフェロモン、カプリル酸、カプロン酸、カプリン酸、ラウリル酸、オレイン酸などの有機酸、オクチルアルコール、ドデシルアルコール、オレインアルコールなどの高級アルコール類、トリエチルアミン、エチルアミンなどのアルキルアミン類、およびその塩類、オニオンフレーバー、ミルクフレーバー、バターフレーバー、ストロベリーフレーバー、コーヒーフレーバーなどの食品用フレーバーなどが挙げられる。
【0009】
さらに、幼若ホルモン剤、摂食物質、酸化防止剤、防腐剤、誤食防止剤、着色剤などが用いられる。幼若ホルモン剤としては、例えば、メトプレン、ハイドロプレン、ピリプロキシフェンなどの昆虫幼若ホルモン剤、プレコセンなどの抗幼若ホルモン剤、エクダイソンなどの脱皮ホルモン剤などが挙げられる。摂食物質としては、例えば、小麦粉、米粉、米糖、とうもろこし粉などの穀粉、ポテトスターチ、コーンスターチなどのスターチ類、グラニュー糖、麦芽糖、アラビノース、ガラクトース、ラクトース、フルクトース、ソルビトール、廃糖蜜、蜂蜜などの糖類、および糖蜜類やグリセリンなどが挙げられる。酸化防止剤としては、例えば、2,6−ジ−タ−シャリ−ブチル−4−メチルフェノール、2,2−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチル)フェノールなどのフェノール誘導体が挙げられる。防腐剤としては、例えば、ソルビン酸、ソルビン酸塩、パラオキシ安息香酸エステル類などが挙げられる。誤食防止剤としては、例えば、トウガラシ粉、トウガラシエッセンス、安息香酸デナトリウム、アセチル化蔗糖などが挙げられる。着色剤としては、例えば、赤色2号、赤色3号、赤色102号、赤色201号、黄色4号、黄色5号、青色1号、青色2号、カーボンブラックなどの色素、顔料が挙げられる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳しく説明する。図1に示す毒餌剤処理器10は、害虫用防除剤を収容した容積可変容器11を、本体13にセットした状態で使用される。本体13は、容積可変容器11を収容する筒部13aと、筒部13aの後端に設けられた前方指掛け部14とを備えている。ここでは、筒部13aと前方指掛け部14とが一体成形されている。
筒部13aの前端には蓋部13bが取外し可能に設けられている。蓋部13bを筒部13aから取り外した状態で、筒部13a内に容積可変容器11をセットすることができる。筒部13aと容積可変容器11とは、ともに透明ないし半透明にされており、中の防除剤を目視できるようになっている。
【0011】
また本体13は、前方指掛け部14を貫通してその前端が筒部13a内に突出され、その後端に後方指掛け部16が設けられた棒状の押圧部材15を備えている。押圧部材15の前端には、容積可変容器11の後端面を均一に押すための押圧板15aが設けられている。
後方指掛け部16と前方指掛け部14との間隔(押圧部材15の軸方向に見た間隔)Lは、6〜12cmに設定される。
【0012】
ここでは、前方指掛け部14が、押圧部材15の軸方向に対して交差する方向かつ押圧部材15の軸方向を挟んで互いに反対方向に延びた(下方向、上方向に延びた)第一部分14aと第二部分14bとを有している。第二部分14bに、例えば人差し指を掛け、第一部分14aに、例えば中指、薬指、小指等を掛けることができる。
【0013】
ここでは、押圧部材15の周方向の一部に、軸方向に沿って延びるように一連の歯15bが設けられている。また、前方指掛け部14の後方側に隣接して、リング部材18が回転可能に押圧部材15に外嵌されている。リング部材18の内周面には、押圧部材15に設けられた歯15bに係合する係合部(図示せず)が設けられており、リング部材18を回転させてその係合部と歯15bとを係合させたり係合を解除させたりすることで、押圧部材15の軸方向の移動をロックしたり非ロックにしたりできる。すなわち、リング部材18(の係合部)と押圧部材15の歯15bとが、ロック機構として機能する。この機構は、定量押出しにも有利である。
【0014】
図2に容積可変容器11を示す。容積可変容器11は、蛇腹状の収容筒部11aと、収容筒部11aの前端に設けられた細長い管部11bとを有している。ここでは、収容筒部11と管部11bとが同心に設けられている。管部11bの先端に、収容筒部11a内に収容された防除剤を吐出するための吐出口(図示せず)が設けられる。
収容筒部11aの後端面に押圧力Pが作用すると、収容筒部11aが圧縮変形され、収容筒部11a内の防除剤が管部11bを通って吐出口から吐出される。この時、収容筒部11aには弾性復元力が生じ、押圧力Pが解除されると、圧縮変形された収容筒部11aは元の形状に戻ろうとし、これにより図1に示した押圧部材15が押し戻されるようにしてもよい。しかし、本実施形態のように、収容筒部11aが元の形状に戻らない構成であってもよい。
【0015】
図中二点鎖線で示すように、管部11bの先端にキャップ12を設けることができる。また、キャップ12の先端を鋭利形状にしておくことができる。使用前は、管部11bの先端を密閉部にしておき、使用時に、キャップ12を管部11bから取り外すとともに、キャップ12の鋭利な先端で密閉部に吐出口を形成するようにしてもよい。使用開始後に、キャップ12で吐出口を適宜塞いでもよい。また、管部11bを自由に折り曲げ可能に構成し、吐出口の向きを変えられるようにしてもよい。
【0016】
容積可変容器として、図3に示すような注射器タイプのものを用いることもできる。図3に示す容積可変容器21は、変形しない収容筒部21aの前端に吐出口が形成され、収容筒部21aの後端にピストン23の前端が挿入されている。ピストン23の後端が、図1に示した押圧部材15の押圧板15aで押圧される。収容筒部21aは透明ないし半透明にされており、中の防除剤を目視できるようになっている。また、収容筒部21aの外周面には、防除剤の吐出量を知らせる表示手段としての目盛22が設けられている。
図1に示したように、蛇腹タイプの容積可変容器11を用いる場合も、例えば本体13の筒部13aの外周面に目盛を設けることで、防除剤の吐出量を視認できるようになる。
【0017】
図4に基づいて、本実施形態の使用方法を説明する。先ず、リング部材18を回転させてロックを解除する。次に、前方指掛け部14の第二部分14bに人差し指を掛けるとともに第一部分14aに中指等を掛け、後方指掛け部16に親指を掛ける。そして、前方指掛け部14を支持点として、後方指掛け部16を前方に押すことで、押圧部材15の前端によって容積可変容器11を圧縮変形させ、管部11b先端の吐出口から防除剤を吐出させることができる。
【0018】
上記構成の毒餌剤処理器10によれば、簡単な構成でありながら、使いやすく、防除剤を所定位置に容易に供給できる。また、後方指掛け部16と前方指掛け部14との間隔を所定範囲とし、かつ前方指掛け部14に第一部分14aと第二部分14bとを備えることで、毒餌剤処理器10を安定に保持して毒餌剤を吐出できるようにしている。また、細長い管部11bの先端に吐出口が設けられているので、細い隙間等に毒餌剤を供給するのも容易に行える。
【0019】
【実施例】
<実施例1>
縦39cm、横29cm、高さ18cmの試験バットを用意した。試験バットには、供試虫として成虫のチャバネゴキブリを雌雄各25頭放した。そして、シェルターと水容器を入れ、一日順化させた。その後、試験バットには、下記表1で示す処方で作成した製剤(ホウ酸、ヒドラメチルノン、フィプロニル)を各2gと動物用固形飼料(通常の飼育飼料)を10cm間隔で配置した。
【0020】
【表1】
Figure 0003844348
【0021】
日毎の致死数をカウントして致死率を算出した。結果を図5に示す。フィプロニルは、1日目で致死率が100%に到達した。ホウ酸は、3日目で致死率が100%に到達した。ヒドラメチルノンは7日目に致死率が100%に到達した。
【0022】
<実施例2>
次に、下記表2で示す処方で作成した半生製剤及びジェル製剤(ともに2gづつ)を用いて、実施例1と同様な試験を行った。
【0023】
【表2】
Figure 0003844348
【0024】
本試験の結果を図6に示す。ジェル製剤は、1日目で致死率が100%に到達した。半生製剤は、2日目で致死率が100%に到達した。
【0025】
上記のジェル製剤の処方は上記表2のものに限られない。例えば、下記表3に示す処方例1〜5で作成されたジェル製剤でも上記試験と同様の効果をえることができる。
【0026】
【表3】
Figure 0003844348
【0027】
上記表において、増粘剤とは、澱粉、多糖類、微生物ガム、セルロースなどである。
保湿剤とは、アミノ酸(たんぱく質)、多価アルコール、有機酸、多糖類、グリセリンなどである。
防腐剤とは、有機酸塩、パラオキシベンゼン、多価アルコール、界面活性剤などである。
誤食防止剤とは、安息香酸デナトニウム、唐辛子末、わさびなどである。
【0028】
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜な変形、改良等が可能である。
例えば、吐出量を観測して吐出量が所定値に達したら押圧部材15の移動を自動停止するようなストッパ手段を備えて、吐出量が常に一定となるようにしてもよい。
【0029】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、簡単な構成でありながら、使いやすく、高い害虫防除効果を奏する害虫用防除剤注入型処理器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す概略側面図である。
【図2】容積可変容器の一例を示す図である。
【図3】容積可変容器の別の例を示す図である。
【図4】本発明の一実施形態を示す概略斜視図である。
【図5】実施例1の効果を示すグラフである。
【図6】実施例2の効果を示すグラフである。
【符号の説明】
10 毒餌剤処理器(害虫用防除剤処理器)
11,21 容積可変容器
13 本体
14 前方指掛け部
14a 第一部分
14b 第二部分
15 押圧部材
16 後方指掛け部
22 目盛(表示手段)
23 ピストン

Claims (6)

  1. 殺虫剤と害虫誘引成分を含有した液状の害虫用防除剤を収容するとともに細長い管部を有して前記防除剤を吐出可能な吐出口を前記管部に備えた容積可変容器と、前記容積可変容器をセットされる本体とを有し、
    前記本体は、前記容積可変容器をその一端部で押圧可能なように棒状形成されるとともに、周方向の一部に軸方向に沿って延びるように一連の歯が設けられた押圧部材と、前記押圧部材の他端部に設けられて親指を掛けられる後方指掛け部と、前記後方指掛け部より前記容積可変容器側に配置されて親指以外の少なくともいずれかの指を掛けられる前方指掛け部と、前記押圧部材に回転可能に外嵌されるとともに、内周面に前記歯に係合する係合部が設けられたリング部材と、前記押圧部材の前記歯と前記リング部の前記係合部により構成されるロック機構と、を備え、
    使用時に前記後方及び前方指掛け部に指を掛けて前記押圧部材によって前記容積可変容器を押圧することで前記吐出口から前記防除剤を細い隙間に注入でき
    且つ前記ロック機構によって前記押圧部材の軸方向の移動をロックしたり非ロックにしたりできるとともに前記押出部材に対して定量押出しを行うことのできる害虫用防除剤注入型処理器。
  2. 前記容積可変容器が、圧縮変形可能な蛇腹部を有している請求項1に記載の害虫用防除剤注入型処理器。
  3. 前記容積可変容器が、前記押圧部材によって押圧されるピストンを有している請求項1に記載の害虫用防除剤注入型処理器。
  4. 前記容積可変容器からの害虫用防除剤の吐出量がわかるように表示手段が設けられている請求項1〜3のいずれかに記載の害虫用防除剤注入型処理器。
  5. 前記前方指掛け部が、前記押圧部材の軸方向に対して交差する方向かつ前記押圧部材の軸方向を挟んで互いに反対方向に延びた第一部分と第二部分とを有している請求項1〜のいずれかに記載の害虫用防除剤注入型処理器。
  6. 前記害虫用防除剤が、ゲル状、ペースト状、ゼリー状のいずれかである請求項1〜5のいずれかに記載の害虫用防除剤注入型処理器。
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