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JP3828076B2 - 通信装置 - Google Patents

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JP3828076B2
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Description

技術分野
本発明は、送信周波数fTと受信周波数fRの差がfDDである通信装置に関するものである。
背景技術
無線通信方式の一つとして、送信周波数fTと、受信周波数fRが異なるデュプレックス(全2重)システムが知られている。この種のシステムに用いる通信装置では、キャリアをベースバンド信号で変調して送信する(送信周波数fT)と共に、受信波(受信周波数fR)を復調してベースバンド信号を取り出している。この送信時には、キャリアをベースバンド信号で直接的に変調する直接変調方式の他に、まず周波数fTIFの中間周波信号に変換した後、ミキサで周波数変換して周波数fTの送信波を得る間接変調方式が用いられている。また受信時には、中間周波(周波数fRIF)を用いた間接復調方式、いわゆるスーパーヘテロダイン方式が用いられることが多いが、受信波をキャリア周波数で直接的に復調する直接復調方式も用いられることがある。
この種の通信装置において、直接変調方式を採る場合でも送信周波数fTの信号をVCO(電圧制御発振器)で直接発振させることは少なく、2つの独立したVCOを用いて2つの周波数をそれぞれ発生させた後、ミキサで混合して周波数fTの信号を生成する場合が多い。その理由は、単一のVCOで周波数fTの信号を直接発生させた場合、変調されなかった同一周波数の信号成分(キャリア成分)が回路外に漏れ出して通信障害を引き起こし得るので、キャリアリーク低減対策のために、こういった構成を採るものである。
一方、受信時には、スーパーヘテロダイン方式ではまず受信周波数fRの受信波を第1のVCOを用いてミキサで中間周波(周波数fRIF)に変換し、不要波をフィルタで除去した後に第2のVCO(発振周波数fRIF)を用いてベースバンド信号を取り出す。直接復調方式の場合も、復調に用いられるローカル信号(受信波キャリア周波数fRと同一周波数)は2つの周波数を2つの独立したVCOで発生させた後、ミキサで混合して周波数fRの信号を生成する場合が多い。これは、単一のVCOでfRを発生させた場合、その装置内での周り込みによりシステムに種々の不都合を起こすことが多いためである。
すなわち、間接変復調方式あるいは直接変復調方式に拘わらず送信側には2つのVCOが、受信側には2つのVCOがそれぞれ必要となる。しかし実際には、これら4つのVCOのうち1つを共用して、3つのVCOで通信装置を構成することが通常行われている。これは装置の簡略化、および周波数チャネル選択操作の効率化等の観点に基づくものである。
図1は間接変調方式を用いた従来の通信装置、図2Aは直接変調方式を用いた従来の通信装置を示す。これら図面から明らかなように、いずれの場合にも、3つのVCO(VCO1〜VCO3)を用いている。図2Bは、さらに受信も直接方式の場合を示す。
図1および図2A,図2Bにおいては、送信周波数fTの方が受信周波数fRより高く、その周波数差がfDDである場合のものとする。そして、共用されるVCO1の周波数をfCHとし、送受信に必要となる送受もう1つずつのVCO2の発振周波数は直接変復調・間接変復調を問わず共にfTIFおよびfRIFであるとすると、次式が成り立つ。
fCH=fT±fTIF
fCH=fR±fRIF
但し、fT=fR+fDD
これらの上式を満足するfCH,fTIF,fRIFを選定するに際して、実際のシステムでは、各VCO発振周波数の高調波の組み合わせによるスプリアス成分が送信帯域や受信帯域にかからないように注意する必要がある。さらに、スーパーヘテロダンイン方式の場合、周波数fRIF用のフィルタが構成しやすくなるようfRIFの周波数を選ぶなど、実用上重要な条件をさらに加味して上式を満たすfCH,fTIF,fRIFの組のうち望ましいものが選択されているのが通常である。
なお、送信チャネルおよび受信チャネルとして多数のチャンネルを持つ通信装置にあっては、これらチャンネル選択のために発振周波数fCHを可変とし、fTIFおよびfRIFは固定とすることが、装置の簡略化の観点から通常行われている。
図1および図2A,図2Bに示した従来のシステム構成は、fCH,fTIF,fRIFの選択に自由度が大きく且つスプリアスの問題等に対処し易いという利点がある反面、VCOが3つ必要である。
しかし、このように3つのVCOを必要とすることは、小型・軽量化,低消費電流化,低コスト化の要求が強い携帯用通信装置にとっては好ましいことではない。
そこで、必要なVCOの数を2つにして送信周波数と受信周波数がfDD(Hz)だけ異なる通信方式を実現するには、例えば図3に示す構成が考えられる。
なお、以下の説明の為の図としては送受信とも間接方式の場合で書くこととするが、以下、本発明の内容は、図1および図2A,図2Bを用いて上述した如く、送受いずれか一方あるいは両方が直接方式の場合でも全く同様に成立することをことわっておく。
いま、2つのVCOの発振周波数をfVCO1,fVCO2とすると、次式が成り立つ。
fVCO1=fCH=fR+(2×fDD)
fVCO2=2×fDD
この場合は、fTIF=fDD,fRIF=2×fDDを選択したこととなる。しかしながら、この図3A,図3B,図3Cの構成では、送信信号の中に、スプリアス成分として、受信帯に丁度重なるものが出てくるという問題が生じる。すなわち、fCHの基本波とfTIFの2次高調波から混成される送信信号のスプリアス成分は、次式で与えられるように、丁度受信周波数となってしまうことになる。
fCH−(2×fTIF)
=(fR+(2×fDD))−2×fDD
=fR
このように、送信信号のスプリアス成分が丁度受信周波数と一致してしまうことから、送信側回路から受信側回路への自機内での回り込みが生じ、余分なノイズを招来する原因となってしまう。さらに、このことは、他の通信装置に対して妨害波を発信してしまう、といった問題も生じさせる。
換言すると、図3A,図3B,図3Cの例では、2つのVCOと1つの分周回路を用いた簡易な構成となる反面、周波数の面では避け難い問題を持つことになる。
図4A,図4B,図4Cは、fVCO2=4×fDDなる周波数を選択した場合について例示したものである。この場合には、図3A,図3B,図3Cと同じく、fTIF=fDD,fRIF=2×fDDとするために、送信側のミキサには4分周回路の出力(周波数fDD)を供給し、受信側のミキサには2分周回路の出力(周波数2×fDD)を供給している。この例の場合も、図3A,図3B,図3Cで述べた通り、送信信号のスプリアス成分が丁度受信周波数と一致してしまうという問題が生じる。
また、図5A,図5B,図5Cは、fVCO2として図4A,図4B,図4Cの場合と同じく、fVCO2=4×fDDなる周波数を選択したものである。しかし、この例の場合には、fTIF=2×fDD,fRIF=fDDとするために、送信側のミキサには2分周回路の出力(周波数2×fDD)を供給し、受信側のミキサには4分周回路の出力(周波数fDD)を供給している。この例の場合は、送信信号のスプリアス成分が丁度受信周波数と一致してしまうという問題は生じない。
さらに、図6A,図6B,図6Cの場合は、図4A,図4B,図4Cおよび図5A,図5B,図5Cに示した2つの分周回路を取り去った回路を示す。この例では、2つのVCO1,VCO2の発振周波数は、次式で示す通りとなる。
fVCO1=fCH=fR+(1/2×fDD)
fVCO2=1/2×fDD
したがって、fRIF=fTIF=1/2×fDDとなることから、fT=fCH+fTIF,fR=fCH−fRIFの側のミキシング成分を選ぶことで、fTをfRよりfDDだけ高くすることができる。
しかしながらこの場合には、スプリアス問題はさらに深刻であり、送信に不要な側のサイドバンドがそのまま強く受信帯域にかかることとなってしまう。
このように、2つのVCOのみを用いて送信周波数fTおよび受信周波数fRを形成する装置は種々考え得るが、図5A,図5B,図5Cの構成以外は、送信スペクトラムと受信帯域が重ってしまい、そのままでは実用性に乏しいという問題がある。
図5A,図5B,図5Cの場合は、ここで整理したような簡単な構成のものでは、唯一送信スプリアス問題をもたない実用性のある構成である。しかしながら、認可された周波数としてfT,fR(よってfDDも)が決まっているようなシステムの場合、何らかの理由でこの周波数選択の構成に問題がでる場合、他の選択肢はないことになる。例えば、このときのfRIF(=fDD)の周波数において小型で実用的なスーパーヘテロダイン用IFフィルタが実現困難である場合など、システムによっては、必ずしもこの構成がとれない場合に、他の選択肢がないことは2VCO構成実現にとっては致命的である。
よって本発明の目的は、上述の点に鑑み、2つの発振器を用いて送信信号および受信信号を発生させると同時に、弊害となるスプリアス成分の発生を抑えた通信装置を、図5A,図5B,図5C以外の構成でも、実現できるようにすることにある。
また、一般に複雑な周波数変換を多用すればこの他にも2VCO構成は可能であり得るが、周波数変換が大掛かりになると小型,軽量,低消費電力,低コストの観点から3VCO構成より劣ったものとなり、これでは発明の意味がないこととなる。
よって、本発明の他の目的は、上記目的を達成するのに必要とされる周波数変換回路の構成を簡略化した通信装置を提供することにある。
発明の開示
上記の目的を達成するために、請求項1に係る本発明は、送信周波数fTと受信周波数fRの差がfDDである通信装置において、発振周波数がN×(M×fDD)である第1の発振信号を出力する第1の発振回路(Nは1以上の整数、Mは2以上の整数)と、前記第1の発振信号を入力して、出力周波数がfTIF(fTIF=(M+1)×fDDもしくはfTIF=M×fDD)である第1の信号に変換すると共に、出力周波数がfRIF(但し、fTIFが(M+1)×fDDの場合にはfRIF=M×fDD、fTIFがM×fDDの場合にはfRIF=(M+1)×fDD)である第2の信号に変換する周波数変換回路と、発振周波数がfCH(fCH=fT±fTIFもしくはfCH=fR±fRIF)である第2の発振回路と、送信すべきベースバンド信号と、前記周波数変換回路から出力された第1の信号(周波数fTIF)と、前記第2の発振回路から出力された信号(周波数fCH)とを入力して、周波数fTの送信信号を出力する送信用混合回路と、周波数fRの受信信号と、前記第2の発振回路から出力された信号(周波数fCH)と、前記周波数変換回路から出力された第2の信号(周波数fRIF)とを入力して、受信されたベースバンド信号を出力する受信用混合回路とを具備したものである。
請求項2に係る本発明は、請求項1に記載の通信装置において、Mは2である。
請求項3に係る本発明は、請求項1または2に記載の通信装置において、Nは2以上である。
請求項4に係る本発明は、請求項3に記載の通信装置において、前記周波数変換回路は、出力周波数fTIFの前記第1の信号に変換するにあたり、fTIF=(M+1)の周波数に変換する際には(M+1)/(N×2)周波数逓倍回路を用い、fTIF=M×fDDの周波数に変換する際にはK分周回路(ただしKは2以上の整数で、K=(N×M)/2)を用い、出力周波数fRIFの前記第2の信号に変換するにあたり、fRIF=M×fDDの周波数に変換する際にはK分周回路を用い、fRIF=(M+1)×fDDの周波数に変換する際には(M+1)/(N×2)周波数逓倍回路を用いる。
請求項5に係る本発明は、請求項4に記載の通信装置において、G=(N×2)/Mが2以上の整数となるようにN、Mが選ばれ、前記(M+1)/(N×2)周波数逓倍回路は、入力信号のM分周波を得るM分周器と、前記入力信号と、前記入力信号のM分周波とを入力して、前記入力信号の周波数を(M+1)/M倍に逓倍する混合器と、前記混合器の出力周波数を1/Gに分周するG分周器とを備える。
請求項6に係る本発明は、請求項5に記載の通信装置において、前記混合器におけるミキシングはシングルサイドバンドミキシングであり、入力周波数の(M+1)/M倍の周波数を選択的に生成する。
請求項7に係る本発明は、請求項1〜6のいずれかに記載の通信装置において、前記Nは2または4である。
発明を実施するための最良の形態
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図7は、本発明を適用した各実施の形態における回路構成を一般化したブロック図である。図示した一方のVCO1は、従来の3VCO構成(図1,図2参照)で行われていたのと同じく送受処理に際して共用の使い方をするものであり、その発振周波数は図1,図2における場合と同じくfCH(fVCO1=fCH)で表す。また、他方のVCO2を送受処理で共用するにあたり、送信用中間周波数fTIFと受信用中間周波数fRIFでの周波数差fDDを実現するために、周波数変換回路1および周波数変換回路2を用いる。なお、周波数変換回路1および周波数変換回路2については、後に詳述する。
次に、各VCOの発振周波数および各周波数変換回路の変換特性を特定した各実施の形態について説明する。なお、記述と理解を簡単にするために、請求項2および請求項3に係る発明、すなわち請求項1に係る発明でM=2、かつNは2以上の場合に限定して先に説明し、その後、本発明がN=1の場合でも有効であること、および、Mが3以上の場合でも有効であることを、実施の形態6以下で、あとで加えて説明する構成とする。従って実施の形態6の手前までの部分の説明ではM=2であることを常に前提として記述している。
実施の形態1
図8A,図8Bは、第1の実施の形態を示すブロック図である。本実施の形態において、VCO2の発振周波数fVCO2=4×fDDである。ここで、fDDは、既述の通り、送信周波数fTと受信周波数fRの差(fDD=fT−fR)である。
2つの周波数変換回路として、本実施の形態では、3/4周波数逓倍回路と2/4周波数逓倍回路(すなわち、2分周回路)を用いている。したがって、3/4周波数逓倍回路からは3×fDDの周波数をもつ信号が出力され、2/4周波数逓倍回路からは2×fDDの周波数をもつ信号が出力される。このことから、送信用中間周波数fTIFはfTIF=3×fDD、受信用中間周波数fRIFはfRIF=2×fDDとなる。
VCO1の発振周波数fVCO1はfCHである。したがって、送信周波数fTは、fT=fCH+fTIF=fCH+3×fDDとなる。また、受信周波数fRは、fR=fCH+fRIF=fCH+2×fDDとなる。かくして、送信周波数fTと受信周波数fRの差(fT>fR)はfDDとなる。
換言すると、VCO1の発振周波数fCHは、fCH=fT−3×fDD=fR−2×fDDとなる。
本実施の形態における各信号のスペクトルは、図8A,図8Bの下方に示す通りである。次に、この図に基づいて、本実施の形態では基本的に受信帯スプリアス問題が生じないことを説明する。
上述したように送信側の中間周波数fTIFを3×fDDとした場合、送信出力端で発生するスプリアスは、一般に、次式で表される。
n×fCH+m×(3×fDD)
n:正の整数、m:正負の整数
ここで、n=m=1とした場合は、目的とする送信周波数fTになる。
一方、受信周波数fRはこのとき、fR=fCH+(2×fDD)であるが、上式のn,mをいかように選んだとしても、この受信周波数fRが送信側から出力されることは一般には生じない(fCHがfDDの整数倍(例えば5倍)に丁度あたるような特別なシステムのケース以外はありえない)。このように受信帯スプリアスの問題を回避するためには、fRIFおよびfTIFをfDDの整数倍とする選び方が無数あるが、本実施の形態では、そのうち最も単純なfRIFおよびfTIFの組を選択し、且つ2つの周波数変換回路を単純なものとすることにより、極めて実用性が高く、しかも受信帯スプリアス問題を持たない装置構成を実現することができる。
実施の形態2
図9A,図9Bは、図8A,図8Bに示した回路構成をより一般的に拡張した第2の実施の形態を示す。本実施の形態においても、fTIF=3×fDD,fRIF=2×fDDおよびVCO1の発振周波数fCHに相違はない。また、送信周波数fT=fCH+fTIF=fCH+3×fDD、受信周波数fR=fCH+fRIF=fCH+2×fDDとなる点も同じである。したがって、送信周波数fTと受信周波数fRの差(fT>fR)もfDDである。
本実施の形態で異なる点は、VCO2の発振周波数fVCO2として、fVCO2=N×(2×fDD)を有する点にある。ここで、Nは2以上の整数である。そして、fTIF=3×fDDを得るための周波数逓倍回路として、3/(N×2)周波数逓倍回路を用いている。同様に、fRIF=2×fDDを得るための周波数逓倍回路として2/(N×2)周波数逓倍回路を用いている。したがって、N=2とした場合には、図8A,図8Bに示した回路そのものとなる。
本実施の形態においても、受信帯スプリアス問題を持たない装置構成を実現することができる。
実施の形態3
図10A,図10Bは、図9A,図9Bに示した周波数逓倍回路の位置を交換した第3の実施の形態を示す。従って、本実施の形態において、VCO2の発振周波数fVCO2には変わりがないので(fVCO2=N×(2×fDD))、fTIF=2×fDD,fRIF=3×fDDとなる。そして、送信周波数fTと受信周波数fRの差(fT>fR)をfDDとするために、VCO1の発振周波数fCHは、fCH=fT+2×fDD=fR+3×fDDとする。かくして、送信周波数fT=fCH−2×fDD=fCH−fTIF,受信周波数fR=fCH−3×fDD=fCH−fRIFとなる(fT>fR)。
本実施の形態においても、受信帯スプリアス問題を持たない装置構成を実現することができる。
実施の形態4
これまで述べた実施の形態1〜3は、送信周波数fTが受信周波数fRより大きい場合(fT>fR)について述べてきたが、これとは逆に、fT<fRの場合にも全く同様に適用可能である。
図11は、先に述べた図9A,図9Bと同じ回路構成を有する第4の実施の形態を示す。本実施の形態によれば、送信周波数fT=fCH−fTIF=fCH−3×fDD,受信周波数fR=fCH−fRIF=fCH−2×fDD,fR−fT=fDD(fT<fR)となる。
実施の形態5
図12は、先に述べた図10A,図10Bと同じ回路構成を有する第5の実施の形態を示す。本実施の形態によれば、送信周波数fT=fCH+fTIF=fCH+2×fDD,受信周波数fR=fCH+fRIF=fCH+3×fDD,fR−fT=fDD(fT<fR)となる。
周波数変換回路(周波数逓倍回路)について
つぎに、上述した各実施の形態で用いる周波数変換回路(周波数逓倍回路)の詳細な回路構成を説明する。Nが3や3の倍数(L×3:Lは1以上の整数)の時は、3×fDDを作るには1/(2×L)倍周波数変換、2×fDDを作るには1/(3×L)倍周波数変換が、本発明での2つの周波数変換器となるが、いずれもフリップフロップを用いた公知の分周回路により簡単に実現することができるため、本発明は容易に実施できるものである。Nが3の倍数でないときには、3×fDDを作るのに3/(N×2)の周波数変換は分周回路そのものではなくなるため、これについて説明を加える。簡単のため、図8A,図8Bに示したN=2の場合について説明する。なお、図8A,図8Bに示した2/4周波数逓倍回路は、すなわち2分周器であり、フリップフロップを用いた公知の分周回路により実現することができる。
図13に示す周波数変換(逓倍)回路について
入力信号(周波数:f)を2経路に分割し、一方はそのまま、他方は4分周した後にこれら2信号をミキシングすることにより、(1−1/4)×fすなわち3/4に周波数変換した信号を生成する。本図は、SSB構成の場合を示したものである。
図14に示す周波数変換(逓倍)回路について
入力信号(周波数:f)を2経路に分割し、一方は2分周し、他方は4分周した後にこれら2信号をミキシングすることにより、(1/2+1/4)×fすなわち3/4に周波数変換した信号を生成する。本図は、SSB構成の場合を示したものである。
図15に示す周波数変換(逓倍)回路について
入力信号(周波数:f)を2経路に分割し、一方はそのまま、他方は2分周した後にこれら2信号をミキシングすることにより、(1+1/2)f×すなわち3/2に周波数変換した信号を生成する。この後、信号を2分周器に通すことで3/4周波数変換された信号を得る。本図は、SSB構成の場合を示したものである。
本発明で用いる2つの周波数変換回路は、いずれも単純な構成で実現できる。したがって、本発明による2VCO型通信装置は小型・軽量、低消費電力、低コストの観点から極めて実用性が高いものといえる。
本発明において、2つの周波数変換回路のつながる先は変調器・復調器を含めて広義のミキサであるが、実際の回路上これらのミキサは90度位相の2信号入力が望ましいことが多い。とくにNが偶数の場合には、分周回路から容易に90度位相差の2信号が取り出せ、新たに位相変換回路を追加することなくミキサへの90度位相差2信号を供給することが可能である。このことから、Nが偶数の場合、本発明は特に有用であるといえる。さらに、Nが2,4の場合は、必要となる周波数変換回路が単純であるため特に有効である。
本発明は、使用される周波数変換回路の構成によらず有効なものである。上述した3/4周波数変換回路(周波数逓倍回路)の3つの例は、本発明の実用性を説くための例示であり、本発明はこれらの回路に限定されるものではない。但し、上述した3/4周波数逓倍回路として、特に図15に示した周波数逓倍回路の場合には、本発明の効果はより顕著である(その理由は、後に説明する)。
また既述のように、受信帯スプリアスの問題を低減できることが本発明による有用な効果であるが、この点について、現実の回路の非理想的動作も加味してさらに詳細に説明する。
本発明では、fDDだけ周波数差のついた2つのIF周波数(fTIFとfRIF)を生成するに当たり、その比を2対3にし、1対2としないことで受信帯スプリアス問題を解決している。また、そのために上述の3/4周波数変換回路を用いている。
しかしながら、上述した図13〜図15などの現実の回路では、3/4周波数変換された信号以外にも副次的に出る周波数が存在することがよくある。このうち、目的周波数3/4×fに対して、1/4×fが副次的に出る場合、これに起因して本発明によっても受信帯スプリアスが発生する場合がある。但し、これは、fT−fR=fDDのシステムにおいて、本発明による2VCO型通信装置を構成し、fCH=fT−3fDD=fR−2fDDの側の周波数を選ぶ場合(図8A,図8B参照)にのみ発生するものである。
このときの送信周波数fTは、2つのVCOの発振周波数(fCHとfVCO2)から、fT=fCH+(3/(N×2))×fVCO2と生成されることになるが、このとき上述の副次波が3/4周波数変換回路より出ていると、fCH+2×(1/(N×2))×fVCO2という送信スプリアスは、
fCH+2×(1/(N×2))×fVCO2
=fCH+(1/N)×fVCO2
=fCH+(2×fDD) =fR
であるため丁度受信帯域と重なり、受信帯スプリアスとなってしまう。
この問題を避けるため、上述した3/4周波数逓倍回路の後にフィルタを挿入することにより、3/4×fに対する1/4×fの信号強度を十分下げることが可能となる。かくして、本発明による通信装置を有効に機能させることができる。
しかし、図15に示した周波数逓倍回路を使用した場合には、他の回路を使用する場合に比べて、この副次波((1/4)×f)の発生が少ないので、フィルタの挿入を必要とせず特に有利である。
また、本発明において、2つの周波数逓倍回路(周波数変換回路)のつながる先は変調器・復調器を含めて広義のミキサであるが、実際の回路上これらのミキサは90度位相の2信号入力が望ましいことがある。この場合、図15に示した回路では最終段が分周器であるため、Nが偶数の場合はN分周器の出力として自動的に90度位相差の2信号を取り出すことができる。したがって、新たに位相シフタ回路を追加する必要がなく、この点でも図13あるいは図14に示した回路に比べて有利である。
以上、(1/4)×f副次波の発生が少ないこと、90度位相差の2信号が新たな回路を増設することなしに取り出せることの2点から、図15に示した周波数逓倍回路(周波数変換回路)は、本発明に係る通信装置を実現するうえで特に有効である。換言すると、3/(N×2)倍の周波数変換を、入力周波数と入力周波数の2分周波をミキシングして入力周波の3/2倍の周波数を生成した後、N分周を行うとする周波数逓倍手法は、極めて有用である。
さらに、図15に示した回路内のミキシング回路は、シングルサイドバンドミキシングであるときに、この(1/4)×f副次波の抑制効果はさらに高まる。換言すると、3/(N×2)倍の周波数変換を行う回路(図15参照)内のミキシングにはシングルサイドバンドミキシングを行い、3/2倍の周波数を選択的に生成することが好適である。
以上、請求項2に係る発明、すなわちM=2の場合の本発明を説明した。以上においては、fTIFとfRIFの比率が2対3または3対2であることによって受信帯スプリアス問題を解決している。しかしながら、この効果は、2対3の比率のみに関わらず、一般に、M対M+1(ただしMは2以上の整数)の比率にfTIFおよびfRIFを(どちらがMでも可)構成することで実現可能である。しかしながら、その前に、これまで本発明においてN=1の場合は説明されてきていなかったのでまずこの場合についての本発明を説明する。
実施の形態6
図16、図17、図18、図19には、それぞれ上記の実施の形態2(図9A,図9B)、実施の形態3(図10A,図10B)、実施の形態4(図11)、実施の形態5(図12)に対応する本発明実施例を、N=1の場合に対して示している。すなわち図16はfT>fRでfT=fCH+FTIFの場合、図17はfT>fRでfT=fCH−fTIF、fR=fCH−fRIFの場合、図18はfT<fRでfT=fCH+FTIFの場合、図19はfT<fRでfT=fCH−fTIF、fR=fCH−fRIFの場合についてである。
本実施の形態において、上述した実施の形態2ないし5までと異なるのはVCO2の発振周波数は2×fDDであり、fTIFないし、fRIFとして3×fDDを生成するには3/2周波数逓倍回路を使用し、2×fDDを使用する側はVCO2の周波数をそのまま使用する点である。
実施の形態2から5までの説明と全く同様の理由から本実施においてもfTとfRの周波数差はfDDとなり、受信帯スプリアス問題のない通信装置を実現することができる。本発明での2/3倍周波数変換器の例としては図15で示した周波数変換回路の最後の分周器のみを省いた図20のような回路が例としてあり、本実施の形態は簡単に実現可能である。
また、2×fDDを使う側のミキサが90°位相差の2入力を必要とする場合には90°位相差の2信号を生成する位相シフタがVCO2とそのミキサの間に挿入されることもあるが、周波数構成としては図16から図19に示したものとなる。
最後に、Mは2以上の整数として一般化した場合の本発明について説明する。
実施の形態7
図21A,図21B、図22A,図22B、図23A,図23B、図24A,図24Bには、それぞれ上記の実施の形態2(図9A,図9B)、実施の形態3(図10A,図10B)、実施の形態4(図11)、実施の形態5(図12)に対応する本発明実施例を、M(2以上の整数)を一般化したかたちで示している。すなわち図21A,図21BはfT>fRでfT=fCH+FTIFの場合、図22A,図22BはfT>fRでfT=fCH−fTIF、fR=fCH−fRIFの場合、図23A,図23BはfT<fRでfT=fCH+FTIFの場合、図24A,図24BはfT<fRでfT=fCH−fTIF、fR=fCH−fRIFの場合についてである。
ただし図中において、四角で囲んだ周波数変換回路はN=1の場合も含めて書かれているため、周波数変換の値が“1”となる場合も含めて一般化している。これは形式上、1倍周波数変換回路(逓倍回路)ということになるが、この場合は実施の形態6において図16、図17、図18、図19で示したとおりVCO2の周波数をそのまま周波数変換せずに使用することを意味しているものとする。
本実施の形態において、上述した実施の形態2ないし5までと異なるのはVCO2の発振周波数はM×fDDであり、fTIFないし、fRIFとしては(M+1)×fDDおよび M×fDDを使用し(どちらがどちらでも可)、(M+1)×fDDを生成するには(M+1)/(N×2)周波数逓倍回路を使用し、M×fDDを生成するにはM/(N×2)の周波数逓倍回路を使用している。
従って、M=2でNは2以上の整数とした場合には、対応する図9A,図9Bから図12に示した回路そのものとなる。
M=2でN=1の場合には、対応する図16から図19に示した回路そのものになる。
本構成によるとfTとfRの周波数差をfDDとし、かつ受信帯スプリアス問題をもたない通信装置の実現が可能である。すなわち、図21Bから図24Bの各下方に示したとおり、受信帯域に重なる送信のスプリアスは一般に存在しない。
なお、本実施の形態ではM×fDDを生成する側の周波数変換はK分周器としてフリップフロップを用いた公知の回路により簡単に実現できる。ただし、K=(N×M)/2であり、Nは1以上の整数、Mは2以上の整数であるためKは1以上の整数となる(K=1の場合は、形式上「1分周器」ということになるが、この場合は上記に説明の通り、VCO2の周波数を周波数変換なしでそのまま使うことを意味しているとするものである)。
本実施の形態で(M+1)×fDDを生成する側の周波数変換は(M+1)/(N×2)の周波数逓倍であるが、Nが(M+1)の倍数すなわちJ×(M+1)(ただしJは1以上の整数)の場合は、これが1/(J×2)倍周波数変換、すなわちH分周器としてフリップフロップを用いた公知の回路により簡単に実現できる。ただし、H=J×2である。
本実施の形態で(M+1)×fDDを生成する側の周波数変換は(M+1)/(N×2)の周波数逓倍であるが、Nが(M+1)の倍数にならない場合には、単なる分周器ではない周波数変換(逓倍)回路が必要となるが、例えば、図15でM=N=2の場合で例示した回路を、N,Mに対して一般化した図25の回路を用いることにより、このような周波数変換は実現可能である。VCO2からの入力周波数fは2分され、一方がM分周されて1/M倍された後、混合回路によりf自体とミキシングされて(M+1)/M倍の周波数変換がなされる。その後G分周されることにより、(M+1)/(N×2)の周波数変換が実現される。ここでG=(N×2)/Mであり、図25の回路を利用するにはこのGが整数となるような関係のNとMである必要がある。
ただし、これはあくまでも本発明実施のための例示であり、本発明の効果が生じる限りこれ以外の回路を使用することも当然可能で、本発明の内容はこれらの回路を使用することに限定されるものではない。
以上、実施の形態6以下で本発明におけるN(1以上の整数)、M(2以上の整数)を一般化した形で本発明を説明したが、本発明の効果はこれら一般化された場合でも全く同様に実現されるものである。
発明の効果
以上説明した通り、本発明によれば、2つの発振器を用いて送信信号および受信信号を発生させると同時に、弊害となるスプリアス成分の発生を抑えた通信装置を実現することができる。さらに、必要とされる周波数変換回路の構成を簡略化することができる。
なお、本明細書中の図による例示では、送信・受信とも間接方式の場合で説明してきたが、先に図1および図2A,図2Bに関して述べた通り、本発明の内容は、送受いずれか、あるいは両方が直接方式の場合でも同様に適用できるものである。
また本発明によると、fT,fR(よってfDDも)が決まっている場合に、fRIF,fTIFの組み合わせとしては2通り、またVCO発振周波数としては請求項でのN=2の場合だけでも2通り、N=4でさらに2通りといったように周波数選択肢が増える。現実の装置構成を考えた場合、周波数依存となる部品(IFフィルタ,VCO等)は周波数により、性能,部品の大きさ,消費電流等影響を受ける場合が多く、最適な装置構成を実現する上で周波数選択肢が増えることは極めて重要なことであり、2VCO構成の実現可否を左右するものである。
【図面の簡単な説明】
図1は、従来技術の一例を示すブロック図である。
図2Aおよび図2Bは、その他の従来技術を示すブロック図である。
図3A,図3B,図3Cは、本発明の前提となる通信装置を示すブロック図である。
図4A,図4B,図4Cは、本発明の前提となるその他の通信装置を示すブロック図である。
図5A,図5B,図5Cは、本発明の前提となるその他の通信装置を示すブロック図である。
図6A,図6B,図6Cは、本発明の前提となるその他の通信装置を示すブロック図である。
図7は、本発明を適用した各実施の形態における回路構成を一般的に示したブロック図である。
図8A,図8Bは、第1の実施の形態を示すブロック図である。
図9A,図9Bは、図8A,図8Bに示した回路構成をより一般的に拡張した第2の実施の形態を示すブロック図である。
図10A,図10Bは、図9A,図9Bに示した周波数逓倍回路の位置を交換した第3の実施の形態を示すブロック図である。
図11は、図9A,図9Bと同じ回路構成を有する第4の実施の形態を示すブロック図である。
図12は、図10A,図10Bと同じ回路構成を有する第5の実施の形態を示すブロック図である。
図13は、3/4周波数逓倍回路の一例を示すブロック図である。
図14は、3/4周波数逓倍回路の他の一例を示すブロック図である。
図15は、3/4周波数逓倍回路の他の一例を示すブロック図である。
図16,図17,図18,図19,図20は、第6の実施の形態を示すブロック図である。
図21A,図21B,図22A,図22B,図23A,図23B,図24A,図24B,図25は、第7の実施の形態を示すブロック図である。

Claims (7)

  1. 送信周波数fTと受信周波数fRの差がfDDである通信装置において、
    発振周波数がN×(M×fDD)である第1の発振信号を出力する第1の発振回路(Nは1以上の整数、Mは2以上の整数)と、
    前記第1の発振信号を入力して、出力周波数がfTIF(fTIF=(M+1)×fDDもしくはfTIF=M×fDD)である第1の信号に変換すると共に、出力周波数がfRIF(但し、fTIFが(M+1)×fDDの場合にはfRIF=M×fDD、fTIFがM×fDDの場合にはfRIF=(M+1)×fDD)である第2の信号に変換する周波数変換回路と、
    発振周波数がfCH(fCH=fT±fTIFもしくはfCH=fR±fRIF)である第2の発振回路と、送信すべきベースバンド信号と、前記周波数変換回路から出力された第1の信号(周波数fTIF)と、前記第2の発振回路から出力された信号(周波数fCH)とを入力して、周波数fTの送信信号を出力する送信用混合回路と、
    周波数fRの受信信号と、前記第2の発振回路から出力された信号(周波数fCH)と、前記周波数変換回路から出力された第2の信号(周波数fRIF)とを入力して、受信されたベースバンド信号を出力する受信用混合回路と
    を具備したことを特徴とする通信装置。
  2. 請求項1に記載の通信装置において、
    Mは2であることを特徴とする通信装置。
  3. 請求項1または2に記載の通信装置において、
    Nは2以上であることを特徴とする通信装置。
  4. 請求項3に記載の通信装置において、
    前記周波数変換回路は、出力周波数fTIFの前記第1の信号に変換するにあたり、fTIF=(M+1)の周波数に変換する際には(M+1)/(N×2)周波数逓倍回路を用い、
    fTIF=M×fDDの周波数に変換する際にはK分周回路(ただしKは2以上の整数で、K=(N×M)/2)を用い、出力周波数fRIFの前記第2の信号に変換するにあたり、fRIF=M×fDDの周波数に変換する際にはK分周回路を用い、fRIF=(M+1)×fDDの周波数に変換する際には(M+1)/(N×2)周波数逓倍回路を用いることを特徴とする通信装置。
  5. 請求項4に記載の通信装置において、
    G=(N×2)/Mが2以上の整数となるようにN、Mが選ばれ、
    前記(M+1)/(N×2)周波数逓倍回路は、
    入力信号のM分周波を得るM分周器と、
    前記入力信号と、前記入力信号のM分周波とを入力して、前記入力信号の周波数を(M+1)/M倍に逓倍する混合器と、
    前記混合器の出力周波数を1/Gに分周するG分周器と
    を備えたことを特徴とする通信装置。
  6. 請求項5に記載の通信装置において、前記混合器におけるミキシングはシングルサイドバンドミキシングであり、入力周波数の(M+1)/M倍の周波数を選択的に生成することを特徴とする通信装置。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の通信装置において、前記Nは2または4であることを特徴とする通信装置。
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