JP3252653B2 - 送受信機 - Google Patents
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B1/00—Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
- H04B1/38—Transceivers, i.e. devices in which transmitter and receiver form a structural unit and in which at least one part is used for functions of transmitting and receiving
- H04B1/40—Circuits
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03D—DEMODULATION OR TRANSFERENCE OF MODULATION FROM ONE CARRIER TO ANOTHER
- H03D7/00—Transference of modulation from one carrier to another, e.g. frequency-changing
- H03D7/16—Multiple-frequency-changing
- H03D7/161—Multiple-frequency-changing all the frequency changers being connected in cascade
- H03D7/163—Multiple-frequency-changing all the frequency changers being connected in cascade the local oscillations of at least two of the frequency changers being derived from a single oscillator
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Transmitters (AREA)
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、送受信機に関するも
のであり、特に衛星通信、自動車電話、携帯電話等の移
動体通信に用いる送受信機に関するものである。
のであり、特に衛星通信、自動車電話、携帯電話等の移
動体通信に用いる送受信機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に送受信機には、アンテナを介して
音声情報、データ等を送信処理する送信回路と、アンテ
ナを介してこれらの音声情報、データ等を受信処理する
受信回路とが含まれている。この送信回路と受信回路と
は、独立して情報等を処理するため、相互に干渉しない
ことが望まれる。しかしながら、送信回路と受信回路の
配置位置が近い場合には、送信波が受信回路に、又は受
信波が送信回路に回り込むことにより、相互に干渉する
場合が発生する。
音声情報、データ等を送信処理する送信回路と、アンテ
ナを介してこれらの音声情報、データ等を受信処理する
受信回路とが含まれている。この送信回路と受信回路と
は、独立して情報等を処理するため、相互に干渉しない
ことが望まれる。しかしながら、送信回路と受信回路の
配置位置が近い場合には、送信波が受信回路に、又は受
信波が送信回路に回り込むことにより、相互に干渉する
場合が発生する。
【0003】特に、衛星通信、自動車電話あるいは携帯
電話などの移動体通信に用いられる送受信機には、実装
スペースあるいは携帯性の点から小型化及び軽量化が要
求されているため、送信回路と受信回路とを近傍に配置
せざるをえない。また、例えば、衛星通信等では、送信
電力と受信電力とのレベル差が150dB以上もあるた
め、相対的にレベルの低い受信波が送信回路に回り込ん
だとしても、問題となりにくいが、レベルの高い送信波
が受信回路に回り込んだ場合には、アンテナより入力さ
れた受信波の特性が劣化し問題となる。
電話などの移動体通信に用いられる送受信機には、実装
スペースあるいは携帯性の点から小型化及び軽量化が要
求されているため、送信回路と受信回路とを近傍に配置
せざるをえない。また、例えば、衛星通信等では、送信
電力と受信電力とのレベル差が150dB以上もあるた
め、相対的にレベルの低い受信波が送信回路に回り込ん
だとしても、問題となりにくいが、レベルの高い送信波
が受信回路に回り込んだ場合には、アンテナより入力さ
れた受信波の特性が劣化し問題となる。
【0004】このため、従来の衛星通信等の端末機で
は、送信回路と受信回路とを異なる基板に構成し、かつ
十分なシールドが施されていた。さらに、送信回路と受
信回路との干渉を抑える必要がある場合には、送信回路
と受信回路とを異なるケースに実装していた。その結
果、小型化、軽量化の要求を満足することができなかっ
た。また、移動体通信では、周波数有効利用の点から無
線チャンネル間隔の狭帯域化が必要であり、これらを簡
単な構成で実現できる低価格な送受信機の開発が求めら
れている。一方、無線チャンネル間隔の狭帯域化を実現
するためには、隣接するチャンネルへの干渉を抑える急
峻な減衰特性を有するフィルタが必要となる。それ故、
送受信機の回路構成が複雑になり、送受信機の価格が高
くなる等の問題点があった。
は、送信回路と受信回路とを異なる基板に構成し、かつ
十分なシールドが施されていた。さらに、送信回路と受
信回路との干渉を抑える必要がある場合には、送信回路
と受信回路とを異なるケースに実装していた。その結
果、小型化、軽量化の要求を満足することができなかっ
た。また、移動体通信では、周波数有効利用の点から無
線チャンネル間隔の狭帯域化が必要であり、これらを簡
単な構成で実現できる低価格な送受信機の開発が求めら
れている。一方、無線チャンネル間隔の狭帯域化を実現
するためには、隣接するチャンネルへの干渉を抑える急
峻な減衰特性を有するフィルタが必要となる。それ故、
送受信機の回路構成が複雑になり、送受信機の価格が高
くなる等の問題点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
送受信機は、小型・軽量化のために、送信回路と受信回
路とを近傍に配置した場合に相互に干渉するという問題
点があった。送信回路と受信回路を同一基板上に構成し
た場合や同一ケースに実装した場合に、特に問題とな
る。
送受信機は、小型・軽量化のために、送信回路と受信回
路とを近傍に配置した場合に相互に干渉するという問題
点があった。送信回路と受信回路を同一基板上に構成し
た場合や同一ケースに実装した場合に、特に問題とな
る。
【0006】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、送受信機において送信回路と受
信回路の干渉を低減することを目的とするものである。
ためになされたもので、送受信機において送信回路と受
信回路の干渉を低減することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る送受信
機は、基準信号を発生する水晶発振器と、前記基準信号
に基づいて所定の送信用局部周波数を有した送信用発振
信号を発生する送信用局部発振器と、所定の送信用中間
周波数を有した送信信号が入力され、該送信信号の周波
数を前記送信用発振信号に応じて所定の送信周波数に変
換する送信回路と、前記基準信号に基づいて所定の受信
用局部周波数を有した受信用発振信号を発生する受信用
局部発振器と、所定の受信周波数を有した受信信号が入
力され、該受信信号の周波数を前記受信用発振信号に応
じて所定の受信用中間周波数に変換する受信回路とを備
え、前記送信用局部周波数、前記送信用中間周波数、前
記送信周波数、前記受信用局部周波数、前記受信用中間
周波数および前記受信周波数のそれぞれが互いに重複し
ないようにするとともに、前記水晶発振器と前記送信用
局部発振器との間および前記水晶発振器と前記受信用局
部発振器との間に設けられ、前記送信用局部発振器と前
記受信用局部発振器との間の漏洩信号を減衰させる減衰
手段とをさらに備えたものである。
機は、基準信号を発生する水晶発振器と、前記基準信号
に基づいて所定の送信用局部周波数を有した送信用発振
信号を発生する送信用局部発振器と、所定の送信用中間
周波数を有した送信信号が入力され、該送信信号の周波
数を前記送信用発振信号に応じて所定の送信周波数に変
換する送信回路と、前記基準信号に基づいて所定の受信
用局部周波数を有した受信用発振信号を発生する受信用
局部発振器と、所定の受信周波数を有した受信信号が入
力され、該受信信号の周波数を前記受信用発振信号に応
じて所定の受信用中間周波数に変換する受信回路とを備
え、前記送信用局部周波数、前記送信用中間周波数、前
記送信周波数、前記受信用局部周波数、前記受信用中間
周波数および前記受信周波数のそれぞれが互いに重複し
ないようにするとともに、前記水晶発振器と前記送信用
局部発振器との間および前記水晶発振器と前記受信用局
部発振器との間に設けられ、前記送信用局部発振器と前
記受信用局部発振器との間の漏洩信号を減衰させる減衰
手段とをさらに備えたものである。
【0008】第2の発明に係る送受信機は、前記送受信
機内に、前記送信用局部周波数と前記送信用中間周波数
とに応じて変化する送信イメージ周波数を有する送信イ
メージ信号、および前記受信用局部周波数と前記受信用
中間周波数とに応じて変化する受信イメージ周波数を有
する受信イメージ信号が存在し、前記送信用局部周波
数、前記送信用中間周波数、前記送信周波数、前記受信
用局部周波数、前記受信用中間周波数、前記受信周波
数、前記送信イメージ周波数および前記受信イメージ周
波数のそれぞれが互いに重複しないようにしたものであ
る。
機内に、前記送信用局部周波数と前記送信用中間周波数
とに応じて変化する送信イメージ周波数を有する送信イ
メージ信号、および前記受信用局部周波数と前記受信用
中間周波数とに応じて変化する受信イメージ周波数を有
する受信イメージ信号が存在し、前記送信用局部周波
数、前記送信用中間周波数、前記送信周波数、前記受信
用局部周波数、前記受信用中間周波数、前記受信周波
数、前記送信イメージ周波数および前記受信イメージ周
波数のそれぞれが互いに重複しないようにしたものであ
る。
【0009】第3の発明に係る送受信機は、前記受信用
局部発振器は、第1および第2の受信用局部発振器から
なり、前記第1の受信用局部発振器は、前記基準信号に
基づいて所定の第1の受信用局部周波数を有した第1の
受信用発振信号を発生し、前記第2の受信用局部発振器
は、前記基準信号に基づいて所定の第2の受信用局部周
波数を有した第2の受信用発振信号を発生するものであ
り、前記受信回路は、第1および第2の受信回路からな
り、前記第1の受信回路は、所定の受信周波数を有した
受信信号が入力され、該受信信号の周波数を前記第1の
受信用発振信号に応じて所定の第1の受信用中間周波数
に変換し、前記第2の受信回路は、前記第1の受信回路
が出力する前記第1の受信用中間周波数を有した前記受
信信号が入力され、該受信信号の周波数を前記第2の受
信用発振信号に応じて所定の第2の受信用中間周波数に
変換するものであり、前記受信イメージ信号は、前記第
1の受信用局部周波数と前記受信用中間周波数とに応じ
て変化する受信イメージ周波数を有するものであり、前
記送信用局部周波数、前記送信用中間周波数、前記送信
周波数、前記受信周波数、前記第1の受信用局部周波
数、前記第1の受信用中間周波数、前記第2の受信用中
間周波数、前記送信イメージ周波数および前記受信イメ
ージ周波数のそれぞれが互いに重複しないようにしたも
のである。
局部発振器は、第1および第2の受信用局部発振器から
なり、前記第1の受信用局部発振器は、前記基準信号に
基づいて所定の第1の受信用局部周波数を有した第1の
受信用発振信号を発生し、前記第2の受信用局部発振器
は、前記基準信号に基づいて所定の第2の受信用局部周
波数を有した第2の受信用発振信号を発生するものであ
り、前記受信回路は、第1および第2の受信回路からな
り、前記第1の受信回路は、所定の受信周波数を有した
受信信号が入力され、該受信信号の周波数を前記第1の
受信用発振信号に応じて所定の第1の受信用中間周波数
に変換し、前記第2の受信回路は、前記第1の受信回路
が出力する前記第1の受信用中間周波数を有した前記受
信信号が入力され、該受信信号の周波数を前記第2の受
信用発振信号に応じて所定の第2の受信用中間周波数に
変換するものであり、前記受信イメージ信号は、前記第
1の受信用局部周波数と前記受信用中間周波数とに応じ
て変化する受信イメージ周波数を有するものであり、前
記送信用局部周波数、前記送信用中間周波数、前記送信
周波数、前記受信周波数、前記第1の受信用局部周波
数、前記第1の受信用中間周波数、前記第2の受信用中
間周波数、前記送信イメージ周波数および前記受信イメ
ージ周波数のそれぞれが互いに重複しないようにしたも
のである。
【0010】第4の発明に係る送受信機は、前記水晶発
振器と前記送信用局部発振器との間、前記水晶発振器と
前記第1の受信用局部発振器との間、および前記水晶発
振器と前記第2の受信用局部発振器との間に、前記送信
用局部発振器と前記第1の受信用局部発振器との間、前
記送信用局部発振器と前記第2の受信用局部発振器との
間、および前記第1の受信用局部発振器と前記第2の局
部発振器との間の漏洩信号を減衰させる減衰手段を備え
たものである。
振器と前記送信用局部発振器との間、前記水晶発振器と
前記第1の受信用局部発振器との間、および前記水晶発
振器と前記第2の受信用局部発振器との間に、前記送信
用局部発振器と前記第1の受信用局部発振器との間、前
記送信用局部発振器と前記第2の受信用局部発振器との
間、および前記第1の受信用局部発振器と前記第2の局
部発振器との間の漏洩信号を減衰させる減衰手段を備え
たものである。
【0011】
【作用】第1の発明に係る送受信機では、送信用発振信
号を発生する送信用局部発振器と、受信用発振信号を発
生する受信用局部発振器とを設ける場合に、各局部発振
器に基準信号を供給する水晶発振器を共通化したので、
装置の小型化が可能となり、また、各発振器毎に水晶発
振器を設ける場合と比較して水晶発振器間の干渉による
スプリアスが少なくなる。また、送信用発振信号および
受信用局部発振信号を含む各信号の周波数が互いに重複
しないようにしたので、送信回路内の信号による受信回
路内の信号への干渉が低減されるとともに、受信回路内
の信号による送信回路内の信号への干渉も低減される。
さらにまた、送信用発振信号を発生する送信用局部発振
器と、受信用発振信号を発生する受信用局部発振器とを
設けるに際して、前記水晶発振器と前記送信用局部発振
器との間および前記水晶発振器と前記受信用局部発振器
との間に、前記送信用局部発振器と前記受信用局部発振
器との間の漏洩信号を減衰させる減衰手段を備えたの
で、送信用局部発振器から受信用局部発振器に、又は受
信用局部発振器から送信用局部発振器に漏洩する信号が
減衰し、送信回路と受信回路との干渉が低減される。
号を発生する送信用局部発振器と、受信用発振信号を発
生する受信用局部発振器とを設ける場合に、各局部発振
器に基準信号を供給する水晶発振器を共通化したので、
装置の小型化が可能となり、また、各発振器毎に水晶発
振器を設ける場合と比較して水晶発振器間の干渉による
スプリアスが少なくなる。また、送信用発振信号および
受信用局部発振信号を含む各信号の周波数が互いに重複
しないようにしたので、送信回路内の信号による受信回
路内の信号への干渉が低減されるとともに、受信回路内
の信号による送信回路内の信号への干渉も低減される。
さらにまた、送信用発振信号を発生する送信用局部発振
器と、受信用発振信号を発生する受信用局部発振器とを
設けるに際して、前記水晶発振器と前記送信用局部発振
器との間および前記水晶発振器と前記受信用局部発振器
との間に、前記送信用局部発振器と前記受信用局部発振
器との間の漏洩信号を減衰させる減衰手段を備えたの
で、送信用局部発振器から受信用局部発振器に、又は受
信用局部発振器から送信用局部発振器に漏洩する信号が
減衰し、送信回路と受信回路との干渉が低減される。
【0012】第2の発明に係る送受信機では、送信イメ
ージ信号および受信イメージ信号を含む各信号の周波数
が重複しないようにしたので、各信号どうしの干渉が低
減される。
ージ信号および受信イメージ信号を含む各信号の周波数
が重複しないようにしたので、各信号どうしの干渉が低
減される。
【0013】第3の発明に係る送受信機では、受信信号
が、第1の受信用発振信号によって第1の中間周波数に
変換され、その後、第2の受信用局部発振器によって第
2の中間周波数に変換される場合に、第1の中間周波数
を有した信号および第2の中間周波数を有した信号も含
めて各信号の周波数が重複しないようにしたので、各信
号どうしの干渉が低減される。
が、第1の受信用発振信号によって第1の中間周波数に
変換され、その後、第2の受信用局部発振器によって第
2の中間周波数に変換される場合に、第1の中間周波数
を有した信号および第2の中間周波数を有した信号も含
めて各信号の周波数が重複しないようにしたので、各信
号どうしの干渉が低減される。
【0014】第4の発明に係る送受信機では、前記水晶
発振器と前記送信用局部発振器との間、前記水晶発振器
と前記第1の受信用局部発振器との間、および前記水晶
発振器と前記第2の受信用局部発振器との間に、前記送
信用局部発振器と前記第1の受信用局部発振器との間、
前記送信用局部発振器と前記第2の受信用局部発振器と
の間、および前記第1の受信用局部発振器と前記第2の
局部発振器との間の漏洩信号を減衰させる減衰手段を備
えたので、当該漏洩信号が減衰する。
発振器と前記送信用局部発振器との間、前記水晶発振器
と前記第1の受信用局部発振器との間、および前記水晶
発振器と前記第2の受信用局部発振器との間に、前記送
信用局部発振器と前記第1の受信用局部発振器との間、
前記送信用局部発振器と前記第2の受信用局部発振器と
の間、および前記第1の受信用局部発振器と前記第2の
局部発振器との間の漏洩信号を減衰させる減衰手段を備
えたので、当該漏洩信号が減衰する。
【0015】
実施例1.実施例1の発明に係る送受信機につき図1、
図2を用いて説明する。この実施例では、送受信機とし
て衛星通信の端末機が用いられている。図1において、
1は図示しないアンテナから出力された信号が入力され
る低雑音増幅器、2aは低雑音増幅器1の出力側に接続
され、低雑音増幅器1の出力信号が入力される受信用帯
域通過フィルタ、3は受信用帯域通過フィルタ2aの出
力側及び受信用第1局部発振器4の出力側に接続された
受信用第1ミクサである。
図2を用いて説明する。この実施例では、送受信機とし
て衛星通信の端末機が用いられている。図1において、
1は図示しないアンテナから出力された信号が入力され
る低雑音増幅器、2aは低雑音増幅器1の出力側に接続
され、低雑音増幅器1の出力信号が入力される受信用帯
域通過フィルタ、3は受信用帯域通過フィルタ2aの出
力側及び受信用第1局部発振器4の出力側に接続された
受信用第1ミクサである。
【0016】5は受信用第1ミクサ3の出力側に接続さ
れた受信用第1中間増幅器、2bは受信用第1中間増幅
器5の出力側に接続された受信用帯域通過フィルタ、6
は受信用帯域通過フィルタ2bの出力側及び受信用第2
局部発振器7の出力側に接続された受信用第2ミクサで
あり、その出力信号は、復調器へ出力される。
れた受信用第1中間増幅器、2bは受信用第1中間増幅
器5の出力側に接続された受信用帯域通過フィルタ、6
は受信用帯域通過フィルタ2bの出力側及び受信用第2
局部発振器7の出力側に接続された受信用第2ミクサで
あり、その出力信号は、復調器へ出力される。
【0017】また、8は図示しない変調器から出力され
た変調信号が入力される送信用中間増幅器、9は送信用
中間増幅器8の出力側及び送信用局部発振器10の出力
側に接続された送信用ミクサ、11は送信用ミクサ9の
出力側に接続された送信用帯域通過フィルタ、12は送
信用帯域通過フィルタ11の出力側に接続された送信用
電力増幅器、13は水晶発振器であり、その出力が受信
用第1局部発振器4、受信用第2局部発振器7及び送信
用局部発振器10に接続されている。
た変調信号が入力される送信用中間増幅器、9は送信用
中間増幅器8の出力側及び送信用局部発振器10の出力
側に接続された送信用ミクサ、11は送信用ミクサ9の
出力側に接続された送信用帯域通過フィルタ、12は送
信用帯域通過フィルタ11の出力側に接続された送信用
電力増幅器、13は水晶発振器であり、その出力が受信
用第1局部発振器4、受信用第2局部発振器7及び送信
用局部発振器10に接続されている。
【0018】この実施例では、受信回路は、低雑音増幅
器1、受信用帯域通過フィルタ2a、受信用第1ミクサ
3、受信用第1局部発振器4、受信用第1中間増幅器
5、受信用帯域通過フィルタ2b、受信用第2ミクサ
6、受信用第2局部発振器7により構成されている。
器1、受信用帯域通過フィルタ2a、受信用第1ミクサ
3、受信用第1局部発振器4、受信用第1中間増幅器
5、受信用帯域通過フィルタ2b、受信用第2ミクサ
6、受信用第2局部発振器7により構成されている。
【0019】また、送信回路は、送信用中間増幅器8、
送信用ミクサ9、送信用局部発振器10、送信用帯域通
過フィルタ11、送信用電力増幅器12により構成され
ている。
送信用ミクサ9、送信用局部発振器10、送信用帯域通
過フィルタ11、送信用電力増幅器12により構成され
ている。
【0020】次に受信回路の動作について説明する。ア
ンテナから入力した受信波は低雑音増幅器1で増幅さ
れ、受信用帯域通過フィルタ2aで不要波が除去され
る。受信用帯域通過フィルタ2aの出力は、受信用第1
ミクサ3において第1局部発振周波数(RX 1st LO )を
持つ受信用第1局部発振器4からの出力信号と混合さ
れ、受信周波数(RX)から受信第1中間周波数(RX 1s
t IF) に周波数変換される。
ンテナから入力した受信波は低雑音増幅器1で増幅さ
れ、受信用帯域通過フィルタ2aで不要波が除去され
る。受信用帯域通過フィルタ2aの出力は、受信用第1
ミクサ3において第1局部発振周波数(RX 1st LO )を
持つ受信用第1局部発振器4からの出力信号と混合さ
れ、受信周波数(RX)から受信第1中間周波数(RX 1s
t IF) に周波数変換される。
【0021】受信第1中間周波数をもつ受信用第1ミク
サ3の出力信号は、受信用第1中間増幅器5において増
幅され、また、受信用帯域通過フィルタ2bでさらに不
要波が除去される。受信用帯域通過フィルタ2bの出力
信号は、受信用第2ミクサにおいて、第2局部発振周波
数(RX 2nd LO )を持つ受信用第2局部発振器7の出力
信号と混合され、受信第1中間周波数(RX 1st IF)から
受信第2中間周波数(RX 2nd IF)に周波数変換された
後、復調器へ出力される。
サ3の出力信号は、受信用第1中間増幅器5において増
幅され、また、受信用帯域通過フィルタ2bでさらに不
要波が除去される。受信用帯域通過フィルタ2bの出力
信号は、受信用第2ミクサにおいて、第2局部発振周波
数(RX 2nd LO )を持つ受信用第2局部発振器7の出力
信号と混合され、受信第1中間周波数(RX 1st IF)から
受信第2中間周波数(RX 2nd IF)に周波数変換された
後、復調器へ出力される。
【0022】受信用第1局部発振器4、受信用第2局部
発振器7には水晶発振器13からの出力信号が入力され
ている。
発振器7には水晶発振器13からの出力信号が入力され
ている。
【0023】次に送信回路の動作について説明する。変
調器より入力された送信中間周波数(TX IF )をもつ送
信信号は、送信用中間増幅器8で増幅される。送信用中
間増幅器8の出力信号は、送信局部周波数(TX LO )を
持つ送信用局部発振器10の出力信号と混合され、送信
中間周波数(TX IF )から送信周波数(TX)に周波数
変換される。その後、送信用帯域通過フィルタ11にて
不要波が除去され、送信用電力増幅器12にて増幅さ
れ、アンテナに送出される。
調器より入力された送信中間周波数(TX IF )をもつ送
信信号は、送信用中間増幅器8で増幅される。送信用中
間増幅器8の出力信号は、送信局部周波数(TX LO )を
持つ送信用局部発振器10の出力信号と混合され、送信
中間周波数(TX IF )から送信周波数(TX)に周波数
変換される。その後、送信用帯域通過フィルタ11にて
不要波が除去され、送信用電力増幅器12にて増幅さ
れ、アンテナに送出される。
【0024】送信用局部発振器10には、水晶発振器1
3からの出力信号が入力されている。即ち、受信用第1
局部発振器4、受信用第2局部発振器7、送信用局部発
振器10には、個別に水晶発振器が設けられずに、共通
の水晶発振器13を基準信号源とし、動作する回路構成
である。
3からの出力信号が入力されている。即ち、受信用第1
局部発振器4、受信用第2局部発振器7、送信用局部発
振器10には、個別に水晶発振器が設けられずに、共通
の水晶発振器13を基準信号源とし、動作する回路構成
である。
【0025】このように各局部発振器に発振信号を供給
する水晶発振器を共通化したので、装置の小型化に寄与
でき、また、各回路毎に水晶発振器を設ける場合と比較
して水晶発振器間の干渉によるスプリアスが少なくな
る。一方、従来は局部発振器毎に複数の水晶発振器を設
置していたので、装置全体として送信及び受信の周波数
精度を高めるためには、複数の水晶発振器のすべてが高
品質のものでなければならなかった。
する水晶発振器を共通化したので、装置の小型化に寄与
でき、また、各回路毎に水晶発振器を設ける場合と比較
して水晶発振器間の干渉によるスプリアスが少なくな
る。一方、従来は局部発振器毎に複数の水晶発振器を設
置していたので、装置全体として送信及び受信の周波数
精度を高めるためには、複数の水晶発振器のすべてが高
品質のものでなければならなかった。
【0026】これに対して、本実施例では各局部発振器
に基準信号を供給する水晶発振器を共通化したので、共
通化された水晶発振器さえ高品質ものであれば、装置全
体として送信及び受信の周波数精度を高めることができ
る。特に高い周波数安定度を持つ水晶発振器を用いれ
ば、無線チャンネル間隔の狭帯域化を容易に実現するこ
とができる。
に基準信号を供給する水晶発振器を共通化したので、共
通化された水晶発振器さえ高品質ものであれば、装置全
体として送信及び受信の周波数精度を高めることができ
る。特に高い周波数安定度を持つ水晶発振器を用いれ
ば、無線チャンネル間隔の狭帯域化を容易に実現するこ
とができる。
【0027】このように、受信回路には、受信周波数
(RX)、第1局部発振周波数(RX 1st LO )、受信第
1中間周波数(RX 1st IF) 、第2局部発振周波数(RX 2
nd LO)、受信第2中間周波数(RX 2nd IF)をもつ信号
が存在する。一方、送信回路には、送信周波数(T
X)、送信局部周波数(TX LO )、送信中間周波数(TX
IF )をもつ信号が存在する。
(RX)、第1局部発振周波数(RX 1st LO )、受信第
1中間周波数(RX 1st IF) 、第2局部発振周波数(RX 2
nd LO)、受信第2中間周波数(RX 2nd IF)をもつ信号
が存在する。一方、送信回路には、送信周波数(T
X)、送信局部周波数(TX LO )、送信中間周波数(TX
IF )をもつ信号が存在する。
【0028】さらに、両回路には、それぞれ、受信イメ
ージ周波数(RX IMG)、送信イメージ周波数(TX IMG)
を持つ信号も存在する。ここで、受信イメージ周波数
(RX IMG)は、第1局部発振周波数(RX 1st LO)から
中間周波数分だけ、希望信号周波数である受信周波数
(RX)と反対方向に離れたところにある周波数であ
る。数式で表せば、次のように表せる。 (RX IMG)=(RX 1st LO )−(RX 1st IF)
ージ周波数(RX IMG)、送信イメージ周波数(TX IMG)
を持つ信号も存在する。ここで、受信イメージ周波数
(RX IMG)は、第1局部発振周波数(RX 1st LO)から
中間周波数分だけ、希望信号周波数である受信周波数
(RX)と反対方向に離れたところにある周波数であ
る。数式で表せば、次のように表せる。 (RX IMG)=(RX 1st LO )−(RX 1st IF)
【0029】この受信イメージ周波数(RX IMG)は、受
信用第1ミクサ3による周波数変換により、希望信号と
同じ受信第1中間周波数(RX 1st IF) に周波数変換され
るので、希望信号に対して妨害信号となる。同様にし
て、送信イメージ周波数(TX IMG)も次の式により表せ
る。 (TX IMG)=(TX LO )−(TX IF )
信用第1ミクサ3による周波数変換により、希望信号と
同じ受信第1中間周波数(RX 1st IF) に周波数変換され
るので、希望信号に対して妨害信号となる。同様にし
て、送信イメージ周波数(TX IMG)も次の式により表せ
る。 (TX IMG)=(TX LO )−(TX IF )
【0030】次にこの実施例に係る送受信機中に存在す
る信号の周波数を図2により説明する。図において、2
0は受信第2中間周波数、21は受信第1中間周波数、
22は送信中間周波数、23は送信イメージ周波数、2
4は受信イメージ周波数、25は送信局部周波数、26
は受信局部周波数、27は受信周波数、28は送信周波
数である。
る信号の周波数を図2により説明する。図において、2
0は受信第2中間周波数、21は受信第1中間周波数、
22は送信中間周波数、23は送信イメージ周波数、2
4は受信イメージ周波数、25は送信局部周波数、26
は受信局部周波数、27は受信周波数、28は送信周波
数である。
【0031】この実施例においては、送受信機中に存在
する信号の周波数のそれぞれが相互に重ならないよう
に、送受信機内の周波数配列が決定されている。このよ
うにすることにより、送信回路中の信号と受信回路中の
信号が他方に漏れ込んだ場合にも、周波数が重複しない
ので、相互に干渉の度合いが低減され、特性の劣化、ス
プリアス発射等の問題が生じない。
する信号の周波数のそれぞれが相互に重ならないよう
に、送受信機内の周波数配列が決定されている。このよ
うにすることにより、送信回路中の信号と受信回路中の
信号が他方に漏れ込んだ場合にも、周波数が重複しない
ので、相互に干渉の度合いが低減され、特性の劣化、ス
プリアス発射等の問題が生じない。
【0032】特に、受信第1中間周波数、受信第2中間
周波数のみならず、受信イメージ周波数にも着目し、送
信周波数及び送信局部発振周波数帯に重ならないように
したので、特性の劣化、スプリアス発射等の問題を効果
的に解決できる。
周波数のみならず、受信イメージ周波数にも着目し、送
信周波数及び送信局部発振周波数帯に重ならないように
したので、特性の劣化、スプリアス発射等の問題を効果
的に解決できる。
【0033】また、送信第1中間周波数のみならず、送
信イメージ周波数にも着目し、受信周波数及び受信第1
局部発振周波数帯に重ならないようにしたので、特性の
劣化、スプリアス発射等の問題を効果的に解決できる。
本実施例における水晶発振器13は、上述のような所望
の局部発振周波数帯を出力できる周波数配列とされてい
る。
信イメージ周波数にも着目し、受信周波数及び受信第1
局部発振周波数帯に重ならないようにしたので、特性の
劣化、スプリアス発射等の問題を効果的に解決できる。
本実施例における水晶発振器13は、上述のような所望
の局部発振周波数帯を出力できる周波数配列とされてい
る。
【0034】以上のように実施例1に係る送受信機で
は、送信回路内の信号の周波数と受信回路内の信号の周
波数が互いに重複しないように送信用局部発振器、送信
回路、受信用局部発振器及び受信回路が制御されている
ため、送信回路内の信号による受信回路内の信号への干
渉が低減されるとともに、受信回路内の信号による送信
回路内の信号への干渉も低減され、特性の劣化、スプリ
アス発射などの問題点が生じず、送受信機を小型・軽量
化できるという効果を奏する。さらに発振器が送信回路
と受信回路において共通化されているため、発振器間の
干渉によるスプリアスがなくなる。
は、送信回路内の信号の周波数と受信回路内の信号の周
波数が互いに重複しないように送信用局部発振器、送信
回路、受信用局部発振器及び受信回路が制御されている
ため、送信回路内の信号による受信回路内の信号への干
渉が低減されるとともに、受信回路内の信号による送信
回路内の信号への干渉も低減され、特性の劣化、スプリ
アス発射などの問題点が生じず、送受信機を小型・軽量
化できるという効果を奏する。さらに発振器が送信回路
と受信回路において共通化されているため、発振器間の
干渉によるスプリアスがなくなる。
【0035】特に受信電力レベルよりも送信電力レベル
の差が150dB以上もある衛星通信の端末機で上述の
ような回路構成としているので、送信波の受信回路への
回り込みが効果的に防止される。
の差が150dB以上もある衛星通信の端末機で上述の
ような回路構成としているので、送信波の受信回路への
回り込みが効果的に防止される。
【0036】実施例2.実施例2に記載の発明に係る送
受信機につき図3を用いて説明する。図3において、図
1と同一ないし相当部には、同一符号を付して、説明を
省略する。図において、14aは水晶発振器13の出力
側及び受信用第2局部発振器7の入力側に接続された緩
衝用増幅器、14bは水晶発振器13の出力側及び受信
用第1局部発振器4の入力側に接続された緩衝用増幅
器、14cは水晶発振器13の出力側及び送信用局部発
振器10の入力側に接続された緩衝用増幅器である。
受信機につき図3を用いて説明する。図3において、図
1と同一ないし相当部には、同一符号を付して、説明を
省略する。図において、14aは水晶発振器13の出力
側及び受信用第2局部発振器7の入力側に接続された緩
衝用増幅器、14bは水晶発振器13の出力側及び受信
用第1局部発振器4の入力側に接続された緩衝用増幅
器、14cは水晶発振器13の出力側及び送信用局部発
振器10の入力側に接続された緩衝用増幅器である。
【0037】次に動作について説明する。共通化した水
晶発振器13の出力は緩衝用増幅器14aを経由して受
信用第2局部発振器7に、緩衝用増幅器14bを経由し
て受信用第1局部発振器4に,緩衝用増幅器14cを経
由して送信用局部発振器10にそれぞれ供給される。緩
衝用増幅器14a、14b、14cでは入力された信号
を増幅して出力する。各局部発振器に供給された信号は
実施例1と同様に処理される。
晶発振器13の出力は緩衝用増幅器14aを経由して受
信用第2局部発振器7に、緩衝用増幅器14bを経由し
て受信用第1局部発振器4に,緩衝用増幅器14cを経
由して送信用局部発振器10にそれぞれ供給される。緩
衝用増幅器14a、14b、14cでは入力された信号
を増幅して出力する。各局部発振器に供給された信号は
実施例1と同様に処理される。
【0038】各局部発振器は水晶発振器からの出力に応
じてミクサ等に発振信号を供給するが、実際には信号線
を通じてミキサ等からの信号が各局部発振器に逆漏れを
生じさせる場合がある。
じてミクサ等に発振信号を供給するが、実際には信号線
を通じてミキサ等からの信号が各局部発振器に逆漏れを
生じさせる場合がある。
【0039】緩衝用増幅器14a、14b、14cは、
この逆漏れした信号を、そのアイソレーションにより十
分に減衰させるため、各回路間の相互干渉を十分に抑え
ることができる。この実施例では、各局部発振器全ての
入力側に緩衝用増幅器を設けているがその必要はなく、
いづれか1つの入力側に設ければ、回路間の相互緩衝を
抑えるという効果を奏する。
この逆漏れした信号を、そのアイソレーションにより十
分に減衰させるため、各回路間の相互干渉を十分に抑え
ることができる。この実施例では、各局部発振器全ての
入力側に緩衝用増幅器を設けているがその必要はなく、
いづれか1つの入力側に設ければ、回路間の相互緩衝を
抑えるという効果を奏する。
【0040】以上のように実施例2に係る送受信機で
は、特に、送信用局部発振器と受信用局部発振器の間に
備えられた漏洩信号を減衰させる減衰手段により、送信
用局部発振器から受信用局部発振器に、又は受信用局部
発振器から送信用局部発振器に漏洩する信号が減衰し、
送信回路と受信回路との干渉が低減され、特性の劣化、
スプリアス発射等の問題点が生じず、送受信機を小型化
及び軽量化できるという効果を奏する。さらに発振器が
送信回路と受信回路において共通化されているため、発
振器間の干渉によるスプリアスがなくなる。
は、特に、送信用局部発振器と受信用局部発振器の間に
備えられた漏洩信号を減衰させる減衰手段により、送信
用局部発振器から受信用局部発振器に、又は受信用局部
発振器から送信用局部発振器に漏洩する信号が減衰し、
送信回路と受信回路との干渉が低減され、特性の劣化、
スプリアス発射等の問題点が生じず、送受信機を小型化
及び軽量化できるという効果を奏する。さらに発振器が
送信回路と受信回路において共通化されているため、発
振器間の干渉によるスプリアスがなくなる。
【0041】実施例3.尚、上記実施例では共通化した
水晶発振器13の出力に緩衝用増幅器14を設けたもの
を示したが、緩衝用増幅器14の代わりにアイソレータ
を設けても同様の効果を奏する。
水晶発振器13の出力に緩衝用増幅器14を設けたもの
を示したが、緩衝用増幅器14の代わりにアイソレータ
を設けても同様の効果を奏する。
【0042】実施例4.次に実施例4に記載の発明に係
る送受信機につき図4を用いて説明する。図4におい
て、図1、図2と同一ないし相当部には、同一符号を付
して、説明を省略する。図において、15は受信用第2
局部発振器7の出力側に接続された準同期検波回路であ
る。
る送受信機につき図4を用いて説明する。図4におい
て、図1、図2と同一ないし相当部には、同一符号を付
して、説明を省略する。図において、15は受信用第2
局部発振器7の出力側に接続された準同期検波回路であ
る。
【0043】次に動作について説明する。水晶発振器1
3より出力された信号は、入力緩衝用増幅器14aによ
り増幅され、受信用第2局部発振器7に入力される。受
信用第2局部発振器7からの出力は、準同期検波回路1
5に入力され、分岐され、一方はミクサに、他方はπ/
2位相変換した後ミクサに入力される。そして各ミクサ
よりベースバンド信号が出力される。
3より出力された信号は、入力緩衝用増幅器14aによ
り増幅され、受信用第2局部発振器7に入力される。受
信用第2局部発振器7からの出力は、準同期検波回路1
5に入力され、分岐され、一方はミクサに、他方はπ/
2位相変換した後ミクサに入力される。そして各ミクサ
よりベースバンド信号が出力される。
【0044】特にこの実施例では、受信第1中間周波数
を持つ受信信号を直接ベースバンドに変換し出力してい
るので、構成が簡単で小型化、低価格が実現できる。
を持つ受信信号を直接ベースバンドに変換し出力してい
るので、構成が簡単で小型化、低価格が実現できる。
【0045】実施例5.次に実施例5に記載の発明に係
る送受信機につき図5を用いて説明する。図5におい
て、図1、図2と同一ないし相当部には、同一符号を付
して、説明を省略する。図において、16は水晶発振器
13の出力側に接続された送信用第1局部発振器、17
はこの送信用局部発振器16の出力側に接続された直交
変調器、18は水晶発振器13の出力側に接続された送
信用第2局部発振器である。
る送受信機につき図5を用いて説明する。図5におい
て、図1、図2と同一ないし相当部には、同一符号を付
して、説明を省略する。図において、16は水晶発振器
13の出力側に接続された送信用第1局部発振器、17
はこの送信用局部発振器16の出力側に接続された直交
変調器、18は水晶発振器13の出力側に接続された送
信用第2局部発振器である。
【0046】次に受信回路の動作について説明する。ア
ンテナから入力した受信波は低雑音増幅器1で増幅さ
れ、受信用帯域通過フィルタ2aで不要波が除去され
る。受信用帯域通過フィルタ2aの出力は、受信用第1
ミクサ3において第1局部発振周波数(RX 1st LO )を
持つ受信用第1局部発振器4からの出力信号と混合さ
れ、受信周波数(RX)から受信第1中間周波数(RX 1s
t IF) に周波数変換される。
ンテナから入力した受信波は低雑音増幅器1で増幅さ
れ、受信用帯域通過フィルタ2aで不要波が除去され
る。受信用帯域通過フィルタ2aの出力は、受信用第1
ミクサ3において第1局部発振周波数(RX 1st LO )を
持つ受信用第1局部発振器4からの出力信号と混合さ
れ、受信周波数(RX)から受信第1中間周波数(RX 1s
t IF) に周波数変換される。
【0047】受信第1中間周波数をもつ受信用第1ミク
サ3の出力信号は、受信用第1中間増幅器5において増
幅され、また、受信用帯域通過フィルタ2bでさらに不
要波が除去される。受信用帯域通過フィルタ2bの出力
信号は、受信用第2ミクサにおいて、第2局部発振周波
数(RX 2nd LO )を持つ受信用第2局部発振器7の出力
信号と混合され、受信第1中間周波数(RX 1st IF)から
受信第2中間周波数(RX 2nd IF)に周波数変換された
後、復調器へ出力される。
サ3の出力信号は、受信用第1中間増幅器5において増
幅され、また、受信用帯域通過フィルタ2bでさらに不
要波が除去される。受信用帯域通過フィルタ2bの出力
信号は、受信用第2ミクサにおいて、第2局部発振周波
数(RX 2nd LO )を持つ受信用第2局部発振器7の出力
信号と混合され、受信第1中間周波数(RX 1st IF)から
受信第2中間周波数(RX 2nd IF)に周波数変換された
後、復調器へ出力される。
【0048】受信用第1局部発振器4、受信用第2局部
発振器7には水晶発振器13からの出力信号が入力され
ている。
発振器7には水晶発振器13からの出力信号が入力され
ている。
【0049】次に送信回路の動作について説明する。送
信用第1局部発振器16から出力した第1局部発振周波
数をもつ信号とベースバンド信号(Ich,Qch)と
が変調器17に入力され、変調された中間周波数(TX I
F )をもつ送信信号が得られる。そして、この送信信号
は、送信用中間増幅器8で増幅される。送信用中間増幅
器8の出力信号は、送信用第2局部周波数(TX 2nd LO
)を持つ送信用局部発振器18の出力信号と混合さ
れ、送信中間周波数(TX IF )から送信周波数(TX)
に周波数変換される。その後、送信用帯域通過フィルタ
11にて不要波が除去されるとともに、送信用電力増幅
器12にて増幅され、アンテナに送出される。
信用第1局部発振器16から出力した第1局部発振周波
数をもつ信号とベースバンド信号(Ich,Qch)と
が変調器17に入力され、変調された中間周波数(TX I
F )をもつ送信信号が得られる。そして、この送信信号
は、送信用中間増幅器8で増幅される。送信用中間増幅
器8の出力信号は、送信用第2局部周波数(TX 2nd LO
)を持つ送信用局部発振器18の出力信号と混合さ
れ、送信中間周波数(TX IF )から送信周波数(TX)
に周波数変換される。その後、送信用帯域通過フィルタ
11にて不要波が除去されるとともに、送信用電力増幅
器12にて増幅され、アンテナに送出される。
【0050】送信用第1局部発振器16及び送信用第2
局部発振器18には、水晶発振器13からの出力信号が
入力されている。次にこの実施例に係る送受信機中に存
在する信号の周波数を図6により説明する。
局部発振器18には、水晶発振器13からの出力信号が
入力されている。次にこの実施例に係る送受信機中に存
在する信号の周波数を図6により説明する。
【0051】図において、20〜24、26〜28は図
2において示したものと同一又は相当部を示し、説明を
省略する。29は送信第2局部発振周波数を示す。この
実施例においては、送受信機中に存在する信号の周波数
のそれぞれが相互に重ならないように、送受信機内の周
波数配列が決定されている。このようにすることによ
り、送信回路中の信号と受信回路中の信号が他方に漏れ
込んだ場合にも、周波数が重複しないので、相互に干渉
の度合いが低減され、特性の劣化、スプリアス発射等の
問題が生じない。
2において示したものと同一又は相当部を示し、説明を
省略する。29は送信第2局部発振周波数を示す。この
実施例においては、送受信機中に存在する信号の周波数
のそれぞれが相互に重ならないように、送受信機内の周
波数配列が決定されている。このようにすることによ
り、送信回路中の信号と受信回路中の信号が他方に漏れ
込んだ場合にも、周波数が重複しないので、相互に干渉
の度合いが低減され、特性の劣化、スプリアス発射等の
問題が生じない。
【0052】特に、受信第1中間周波数、受信第2中間
周波数のみならず、受信イメージ周波数にも着目し、送
信周波数及び送信局部発振周波数帯に重ならないように
したので、特性の劣化、スプリアス発射等の問題が生じ
ない。また、送信第1中間周波数のみならず、送信イメ
ージ周波数にも着目し、受信周波数及び受信第1局部発
振周波数帯に重ならないようにしたので、特性の劣化、
スプリアス発射等の問題が生じない。
周波数のみならず、受信イメージ周波数にも着目し、送
信周波数及び送信局部発振周波数帯に重ならないように
したので、特性の劣化、スプリアス発射等の問題が生じ
ない。また、送信第1中間周波数のみならず、送信イメ
ージ周波数にも着目し、受信周波数及び受信第1局部発
振周波数帯に重ならないようにしたので、特性の劣化、
スプリアス発射等の問題が生じない。
【0053】本実施例では特に送信用第2局部発振周波
数と送信用イメージ周波数が受信周波数及び受信用第1
局部発振周波数帯に重ならないように、中間周波数、す
なわち送信の第1局部周波数を選び、送受信機内の周波
数配列が決定されている。
数と送信用イメージ周波数が受信周波数及び受信用第1
局部発振周波数帯に重ならないように、中間周波数、す
なわち送信の第1局部周波数を選び、送受信機内の周波
数配列が決定されている。
【0054】この実施例に係る送受信機では、送信中間
周波数を持つ信号を直接変調しているので、構成が簡単
で、小型化できる。
周波数を持つ信号を直接変調しているので、構成が簡単
で、小型化できる。
【0055】実施例6.実施例6に記載の発明に係る送
受信機につき図7を用いて説明する。図7において、図
5と同一ないし相当部には、同一符号を付して、説明を
省略する。図において、19aは水晶発振器13の出力
側及び受信用第2局部発振器7の入力側に接続された緩
衝用増幅器、19bは水晶発振器13の出力側及び受信
用第1局部発振器4の入力側に接続された緩衝用増幅
器、19cは水晶発振器13の出力側及び送信用第2局
部発振器18の入力側に接続された緩衝用増幅器、19
dは水晶発振器13の出力側及び送信用第1局部発振器
16の入力側に接続された緩衝用増幅器である。
受信機につき図7を用いて説明する。図7において、図
5と同一ないし相当部には、同一符号を付して、説明を
省略する。図において、19aは水晶発振器13の出力
側及び受信用第2局部発振器7の入力側に接続された緩
衝用増幅器、19bは水晶発振器13の出力側及び受信
用第1局部発振器4の入力側に接続された緩衝用増幅
器、19cは水晶発振器13の出力側及び送信用第2局
部発振器18の入力側に接続された緩衝用増幅器、19
dは水晶発振器13の出力側及び送信用第1局部発振器
16の入力側に接続された緩衝用増幅器である。
【0056】次に動作について説明する。共通化した水
晶発振器13の出力は緩衝用増幅器19aを経由して受
信用第2局部発振器7に、緩衝用増幅器19bを経由し
て受信用第1局部発振器4に、緩衝用増幅器19cを経
由して送信用第2局部発振器18に、緩衝用増幅器19
dを経由して送信用第1局部発振器16にそれぞれ供給
される。緩衝用増幅器19a、19b、19c、19d
では入力された信号を増幅して出力する。各局部発振器
に供給された信号は実施例5と同様に処理される。
晶発振器13の出力は緩衝用増幅器19aを経由して受
信用第2局部発振器7に、緩衝用増幅器19bを経由し
て受信用第1局部発振器4に、緩衝用増幅器19cを経
由して送信用第2局部発振器18に、緩衝用増幅器19
dを経由して送信用第1局部発振器16にそれぞれ供給
される。緩衝用増幅器19a、19b、19c、19d
では入力された信号を増幅して出力する。各局部発振器
に供給された信号は実施例5と同様に処理される。
【0057】各局部発振器は水晶発振器からの出力に応
じてミクサ等に発振信号を供給するが、実際には信号線
を通じてミキサ等からの信号が各局部発振器に逆漏れを
生じさせる場合がある。緩衝用増幅器19a、19b、
19c、19dは、この逆漏れした信号を、そのアイソ
レーションにより十分に減衰させるため、各回路間の相
互干渉を十分に抑えることができる。
じてミクサ等に発振信号を供給するが、実際には信号線
を通じてミキサ等からの信号が各局部発振器に逆漏れを
生じさせる場合がある。緩衝用増幅器19a、19b、
19c、19dは、この逆漏れした信号を、そのアイソ
レーションにより十分に減衰させるため、各回路間の相
互干渉を十分に抑えることができる。
【0058】この実施例では、各局部発振器全ての入力
側に緩衝用増幅器を設けているがその必要はなく、いづ
れか1つの入力側に設ければ、回路間の相互緩衝を抑え
るという効果を奏する。
側に緩衝用増幅器を設けているがその必要はなく、いづ
れか1つの入力側に設ければ、回路間の相互緩衝を抑え
るという効果を奏する。
【0059】実施例7.次に実施例7に記載の発明に係
る送受信機につき図8を用いて説明する。図8におい
て、図4、7と同一ないし相当部には、同一符号を付し
て、説明を省略する。
る送受信機につき図8を用いて説明する。図8におい
て、図4、7と同一ないし相当部には、同一符号を付し
て、説明を省略する。
【0060】本実施例は、実施例6において受信周波数
変換器に準同期検波回路を設け、直接ベースバンド信号
を出力する構成としたものである。
変換器に準同期検波回路を設け、直接ベースバンド信号
を出力する構成としたものである。
【0061】次に動作について説明する。水晶発振器1
3より出力された信号は、入力緩衝用増幅器14aによ
り増幅され、受信用第2局部発振器7に入力される。受
信用第2局部発振器7からの出力は、準同期検波回路1
5に入力され、分岐され、一方はミクサに、他方はπ/
2位相変換した後ミクサに入力される。そして各ミクサ
よりベースバンド信号が出力される。
3より出力された信号は、入力緩衝用増幅器14aによ
り増幅され、受信用第2局部発振器7に入力される。受
信用第2局部発振器7からの出力は、準同期検波回路1
5に入力され、分岐され、一方はミクサに、他方はπ/
2位相変換した後ミクサに入力される。そして各ミクサ
よりベースバンド信号が出力される。
【0062】送信回路では、送信中間周波数を持つ信号
を直接変調し、受信回路では、受信第1中間周波数を持
つ信号を直接ベースバンドとして出力する構成としてい
るので、小型でかつ安価な送受信機が実現できる。
を直接変調し、受信回路では、受信第1中間周波数を持
つ信号を直接ベースバンドとして出力する構成としてい
るので、小型でかつ安価な送受信機が実現できる。
【0063】
【発明の効果】第1の発明に係る送受信機では、送信用
発振信号を発生する送信用局部発振器と、受信用発振信
号を発生する受信用局部発振器とを設ける場合におい
て、各局部発振器に基準信号を供給する水晶発振器を共
通化したので、装置の小型化が可能となり、また、各発
振器毎に水晶発振器を設ける場合と比較して水晶発振器
間の干渉によるスプリアスが少なくなる。また、送信用
発振信号および受信用局部発振信号を含む各信号の周波
数が互いに重複しないようにしたので、送信回路内の信
号による受信回路内の信号への干渉が低減されるととも
に、受信回路内の信号による送信回路内の信号への干渉
も低減される。さらにまた、送信用発振信号を発生する
送信用局部発振器と、受信用発振信号を発生する受信用
局部発振器とを設けるに際して、前記水晶発振器と前記
送信用局部発振器との間および前記水晶発振器と前記受
信用局部発振器との間に、前記送信用局部発振器と前記
受信用局部発振器との間の漏洩信号を減衰させる減衰手
段を備えたので、送信用局部発振器から受信用局部発振
器に、又は受信用局部発振器から送信用局部発振器に漏
洩する信号が減衰し、送信回路と受信回路との干渉が低
減される。
発振信号を発生する送信用局部発振器と、受信用発振信
号を発生する受信用局部発振器とを設ける場合におい
て、各局部発振器に基準信号を供給する水晶発振器を共
通化したので、装置の小型化が可能となり、また、各発
振器毎に水晶発振器を設ける場合と比較して水晶発振器
間の干渉によるスプリアスが少なくなる。また、送信用
発振信号および受信用局部発振信号を含む各信号の周波
数が互いに重複しないようにしたので、送信回路内の信
号による受信回路内の信号への干渉が低減されるととも
に、受信回路内の信号による送信回路内の信号への干渉
も低減される。さらにまた、送信用発振信号を発生する
送信用局部発振器と、受信用発振信号を発生する受信用
局部発振器とを設けるに際して、前記水晶発振器と前記
送信用局部発振器との間および前記水晶発振器と前記受
信用局部発振器との間に、前記送信用局部発振器と前記
受信用局部発振器との間の漏洩信号を減衰させる減衰手
段を備えたので、送信用局部発振器から受信用局部発振
器に、又は受信用局部発振器から送信用局部発振器に漏
洩する信号が減衰し、送信回路と受信回路との干渉が低
減される。
【0064】第2の発明に係る送受信機では、送信イメ
ージ信号と受信イメージ信号を含む各信号の周波数が重
複しないようにしたので、各信号どうしの干渉が低減さ
れる。
ージ信号と受信イメージ信号を含む各信号の周波数が重
複しないようにしたので、各信号どうしの干渉が低減さ
れる。
【0065】第3の発明に係る送受信機では、受信信号
が、第1の受信用発振信号によって第1の中間周波数に
変換され、その後、第2の受信用局部発振器によって第
2の中間周波数に変換される場合に、第1の中間周波数
を有した信号および第2の中間周波数を有した信号も含
めて各信号の周波数が重複しないようにしたので、各信
号どうしの干渉が低減される。
が、第1の受信用発振信号によって第1の中間周波数に
変換され、その後、第2の受信用局部発振器によって第
2の中間周波数に変換される場合に、第1の中間周波数
を有した信号および第2の中間周波数を有した信号も含
めて各信号の周波数が重複しないようにしたので、各信
号どうしの干渉が低減される。
【0066】第4の発明に係る送受信機では、第4の発
明に係る送受信機では、前記水晶発振器と前記送信用局
部発振器との間、前記水晶発振器と前記第1の受信用局
部発振器との間、および前記水晶発振器と前記第2の受
信用局部発振器との間に、前記送信用局部発振器と前記
第1の受信用局部発振器との間、前記送信用局部発振器
と前記第2の受信用局部発振器との間、および前記第1
の受信用局部発振器と前記第2の局部発振器との間の漏
洩信号を減衰させる減衰手段を備えたので、当該漏洩信
号が減衰する。
明に係る送受信機では、前記水晶発振器と前記送信用局
部発振器との間、前記水晶発振器と前記第1の受信用局
部発振器との間、および前記水晶発振器と前記第2の受
信用局部発振器との間に、前記送信用局部発振器と前記
第1の受信用局部発振器との間、前記送信用局部発振器
と前記第2の受信用局部発振器との間、および前記第1
の受信用局部発振器と前記第2の局部発振器との間の漏
洩信号を減衰させる減衰手段を備えたので、当該漏洩信
号が減衰する。
【0067】
【図1】実施例1に係る送受信機を示す構成図である。
【図2】実施例1に係る送受信機内の周波数配列を示す
図である。
図である。
【図3】実施例2に係る送受信機を示す構成図である。
【図4】実施例4に係る送受信機を示す構成図である。
【図5】実施例5に係る送受信機を示す構成図である。
【図6】実施例5に係る送受信機内の周波数配列を示す
図である。
図である。
【図7】実施例6に係る送受信機を示す構成図である。
【図8】実施例7に係る送受信機を示す構成図である。
3 受信用第1ミクサ、4 受信用第1局部発振器、5
受信用第1中間増幅器、6 受信用第2ミクサ、7
受信用第2局部発振器、8 送信用中間増幅器、9 送
信用ミクサ、10 送信用局部発振器、11 送信用帯
域通過フィルタ、12 送信用電力増幅器、13 水晶
発振器。
受信用第1中間増幅器、6 受信用第2ミクサ、7
受信用第2局部発振器、8 送信用中間増幅器、9 送
信用ミクサ、10 送信用局部発振器、11 送信用帯
域通過フィルタ、12 送信用電力増幅器、13 水晶
発振器。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−222526(JP,A) 特開 平6−216802(JP,A) 特開 平4−70217(JP,A) 特開 昭62−274934(JP,A) 特開 平5−227054(JP,A) 特開 平4−348620(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B04B 1/50 B04B 15/00
Claims (4)
- 【請求項1】 基準信号を発生する水晶発振器と、 前記基準信号に基づいて所定の送信用局部周波数を有し
た送信用発振信号を発生する送信用局部発振器と、 所定の送信用中間周波数を有した送信信号が入力され、
該送信信号の周波数を前記送信用発振信号に応じて所定
の送信周波数に変換する送信回路と、 前記基準信号に基づいて所定の受信用局部周波数を有し
た受信用発振信号を発生する受信用局部発振器と、 所定の受信周波数を有した受信信号が入力され、該受信
信号の周波数を前記受信用発振信号に応じて所定の受信
用中間周波数に変換する受信回路とを備え、 前記送信用局部周波数、前記送信用中間周波数、前記送
信周波数、前記受信用局部周波数、前記受信用中間周波
数および前記受信周波数のそれぞれが互いに重複しない
ようにするとともに、 前記水晶発振器と前記送信用局部発振器との間および前
記水晶発振器と前記受信用局部発振器との間に設けら
れ、前記送信用局部発振器と前記受信用局部発振器との
間の漏洩信号を減衰させる減衰手段とをさらに備えた こ
とを特徴とする送受信機。 - 【請求項2】 前記送受信機内に、前記送信用局部周波
数と前記送信用中間周波数とに応じて変化する送信イメ
ージ周波数を有する送信イメージ信号、および前記受信
用局部周波数と前記受信用中間周波数とに応じて変化す
る受信イメージ周波数を有する受信イメージ信号が存在
し、 前記送信用局部周波数、前記送信用中間周波数、前記送
信周波数、前記受信用局部周波数、前記受信用中間周波
数、前記受信周波数、前記送信イメージ周波数および前
記受信イメージ周波数のそれぞれが互いに重複しないよ
うにしたことを特徴とする請求項1記載の送受信機。 - 【請求項3】 前記受信用局部発振器は、第1および第
2の受信用局部発振器からなり、 前記第1の受信用局部発振器は、前記基準信号に基づい
て所定の第1の受信用局部周波数を有した第1の受信用
発振信号を発生し、 前記第2の受信用局部発振器は、前記基準信号に基づい
て所定の第2の受信用局部周波数を有した第2の受信用
発振信号を発生するものであり、 前記受信回路は、第1および第2の受信回路からなり、 前記第1の受信回路は、所定の受信周波数を有した受信
信号が入力され、該受信信号の周波数を前記第1の受信
用発振信号に応じて所定の第1の受信用中間周波数に変
換し、 前記第2の受信回路は、前記第1の受信回路が出力する
前記第1の受信用中間周波数を有した前記受信信号が入
力され、該受信信号の周波数を前記第2の受信用発振信
号に応じて所定の第2の受信用中間周波数に変換するも
のであり、 前記受信イメージ信号は、前記第1の受信用局部周波数
と前記受信用中間周波数とに応じて変化する受信イメー
ジ周波数を有するものであり、 前記送信用局部周波数、前記送信用中間周波数、前記送
信周波数、前記受信周波数、前記第1の受信用局部周波
数、前記第1の受信用中間周波数、前記第2の受信用中
間周波数、前記送信イメージ周波数および前記受信イメ
ージ周波数のそれぞれが互いに重複しないようにしたこ
とを特徴とする請求項2記載の送受信機。 - 【請求項4】 前記水晶発振器と前記送信用局部発振器
との間、前記水晶発振器と前記第1の受信用局部発振器
との間、および前記水晶発振器と前記第2の受信用局部
発振器との間に、前記送信用局部発振器と前記第1の受
信用局部発振器との間、前記送信用局部発振器と前記第
2の受信用局部発振器との間、および前記第1の受信用
局部発振器と前記第2の受信用局部発振器との間の漏洩
信号を減衰させる減衰手段を備えたことを特徴とする請
求項3に記載の送受信機。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13799895A JP3252653B2 (ja) | 1995-06-05 | 1995-06-05 | 送受信機 |
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CA002162937A CA2162937C (en) | 1995-06-05 | 1995-11-15 | Transmitter-receiver |
US08/562,066 US5689819A (en) | 1995-06-05 | 1995-11-22 | Transmitter-receiver |
CN96104236A CN1073309C (zh) | 1995-06-05 | 1996-03-05 | 发射—接收机 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13799895A JP3252653B2 (ja) | 1995-06-05 | 1995-06-05 | 送受信機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08331005A JPH08331005A (ja) | 1996-12-13 |
JP3252653B2 true JP3252653B2 (ja) | 2002-02-04 |
Family
ID=15211682
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13799895A Expired - Fee Related JP3252653B2 (ja) | 1995-06-05 | 1995-06-05 | 送受信機 |
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---|---|
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JP (1) | JP3252653B2 (ja) |
CN (1) | CN1073309C (ja) |
AU (1) | AU678915B2 (ja) |
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JPH09148852A (ja) * | 1995-11-24 | 1997-06-06 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 送信出力可変装置 |
US5977835A (en) * | 1998-02-06 | 1999-11-02 | Adc Telecommunications, Inc. | Method and circuit arrangement for reducing passband ripple of a bandpass filter |
KR100331596B1 (ko) * | 1998-03-25 | 2002-04-06 | 니시무로 타이죠 | 무선장치 |
JP3369480B2 (ja) * | 1998-07-31 | 2003-01-20 | 松下電器産業株式会社 | 無線回路装置 |
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US6351502B1 (en) * | 2000-01-13 | 2002-02-26 | Atheros Communications, Inc. | RF front-end with multistage stepdown filtering architecture |
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KR100473131B1 (ko) | 2001-02-21 | 2005-03-10 | 아사히 가세이 마이크로시스템 가부시끼가이샤 | 통신 장치 |
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CN101727734B (zh) * | 2008-10-22 | 2013-07-31 | 杭州士兰微电子股份有限公司 | 无线遥控接收装置 |
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CN105882975B (zh) * | 2016-05-25 | 2018-06-26 | 江西洪都航空工业集团有限责任公司 | 一种分时发射同时接收全方位覆盖的电台构型 |
CN110535487A (zh) * | 2019-09-19 | 2019-12-03 | 三维通信股份有限公司 | 一种多路信号发送接收方法及多路收发机电路 |
CN115296688B (zh) * | 2022-08-08 | 2023-10-13 | 慷智集成电路(上海)有限公司 | 全双工发射接收电路、串行电路芯片、电子设备及车辆 |
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JPS62274934A (ja) * | 1986-05-23 | 1987-11-28 | Nec Corp | 送受信装置 |
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FI102798B (fi) * | 1992-07-28 | 1999-02-15 | Nokia Mobile Phones Ltd | Digitaalisen matkapuhelimen radiotaajuusosan piirijärjestely |
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-
1995
- 1995-06-05 JP JP13799895A patent/JP3252653B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1995-11-07 AU AU37710/95A patent/AU678915B2/en not_active Ceased
- 1995-11-15 CA CA002162937A patent/CA2162937C/en not_active Expired - Fee Related
- 1995-11-22 US US08/562,066 patent/US5689819A/en not_active Expired - Fee Related
-
1996
- 1996-03-05 CN CN96104236A patent/CN1073309C/zh not_active Expired - Fee Related
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