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JP3817854B2 - 苗植付装置 - Google Patents

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JP3817854B2 JP23410197A JP23410197A JP3817854B2 JP 3817854 B2 JP3817854 B2 JP 3817854B2 JP 23410197 A JP23410197 A JP 23410197A JP 23410197 A JP23410197 A JP 23410197A JP 3817854 B2 JP3817854 B2 JP 3817854B2
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Description

【0001】
【発明の属する分野】
この発明は、苗載置台上のマット状の苗から一株分の苗を掻き取って圃場に植え付けていく苗植付装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、田植機においては、30×60cm程度の広さで生育したマット苗から数本の苗を一株分として床土とともに一度に掻き取って圃場面に植え付けるように出来ている。そして、その苗を掻き取る植付爪は、通常、左右一対の棒状の杆が用いられる。マット苗は、草丈が7cm程度に生育した稚苗が用いられるが、寒冷地では根の発育が悪く、前後左右の苗の根がほとんどからまない。そのため、一株を構成する数本の苗が掻き取られたのち、圃場面に達するまでに分離するおそれがある。これを解消するため、上記の一対の棒状の植付爪に代えて、先端部の左右両端が下側に折り曲げられることにより側壁部が設けられた植付爪で一株分の苗床を左右の前記側壁部で抱えるようにしたものを用い、この植付爪が掻き取った苗を押し出すべく前記左右の側壁部の間で作動する苗押出具を設けて圃場に苗を植え付けるようにした苗植付装置がある(特開平8−140439号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記の側壁部が設けられた植付爪と苗押出具とを備えた苗植付装置において、植付爪の先端部にある側壁部と苗押出具との隙間に圃場の土や小石等が詰まって植付爪や苗押出具を変形させたり苗押出具の作動が不適正になる恐れがある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記の課題を解決するために、次の技術的手段を講じた。
すなわち、苗載置台(20)上のマット状の苗から一株分の苗を掻き取る植付爪(40)と該植付爪(40)が掻き取った苗を押し出すべく作動する苗押出具(41)とを備え、前記植付爪(40)には上壁部(40a)を備え、該植付爪(40)の先端部には前記上壁部(40a)から下側に延びる左右の側壁部(40c,40c)を備え、側面視において前記側壁部(40c,40c)と前記苗押出具(41)とを少なくとも一部で重複するように設けた苗植付装置において、側面視で前記苗押出具(41)の前記側壁部(40c,40c)と重複する部分が該苗押出具(41)の押出の戻り作動端において側面視で前記側壁部(40c,40c)から突出するように設け、植付爪(40)の切欠き部(40d)の側面(40e)を曲面形状とすると共に、苗押出具(41)の苗押出部(41b)の苗押出基部(41c)の上面(41e)を上方に突出した曲面形状としていることを特徴とする苗植付装置とした。
【0005】
【作用】
本発明の苗植付装置は、植付爪により苗載置台上のマット状の苗から一株分の苗を掻き取り、その掻き取った苗を苗押出具の作動により圃場に植え付ける。植付爪に掻き取られた苗は、植付爪の先端部の上壁部と左右の側壁部とにより一株分の苗がばらけないように苗植付装置に確実に保持され、前記側壁部の側方にある苗押出具の作動により確実に圃場に植え付けられる。そして、前記側壁部と苗押出具との間に圃場の泥土や小石等が詰まっても、側面視で前記の前記側壁部と重複する部分の少なくとも一部を該苗押出具の作動により側面視で前記側壁部と重複しないようにしているので、その重複しない苗押出具の部分から前記側壁部と前記苗押出具との間に詰まった圃場の土や小石等の脱落を促し、前記側壁部と前記苗押出具との間に圃場の土や小石等が詰まるのを抑制する。また、植付爪40の切欠き部40dの側面40eを曲面形状としたので、植付爪40が苗載置台20上のマット状の苗を掻き取って保持したとき、前記切欠き部40dにある苗の葉が該切欠き部40dの側面40e部分で損傷するのを抑制できる。また、苗押出具41の苗押出部41bの苗押出基部41cの上面41eを上方に突出した曲面形状としたので、圃場の土や小石等が前記苗押出基部41cの上面41eに付着するようなことがあっても、前記苗押出基部41cの上面41eにおける左右方向の保持力が小さく前記苗押出基部41cからの泥土や小石等の脱落を促す。
【0006】
【発明の効果】
よって、植付爪の側壁部と苗押出具との間に圃場の土や小石等が詰まるのを抑制し、また苗の葉が植付爪40の切欠き部40dの側面40e部分で損傷するのを抑制し、更に苗押出具41の苗押出部41bの苗押出基部41cからの泥土や小石等の脱落を促すので、植付爪や苗押出具が変形したり苗押出具の作動が不適正になるのを抑えることができる。
【0007】
【実施例】
この発明の一実施例を図面に基づき説明する。
図1は、乗用型の田植機1を示すものであり、この乗用型の田植機1は、走行車体2と6条植えの苗植付部3とから構成される。
走行車体2の略中央に駆動源であるエンジン4が備えられ、該エンジン4の駆動により走行ミッションケ−ス5等を介して前輪6,6及び後輪7,7が駆動され、これらの前後輪6,6,7,7が駆動されて走行車体2が走行する。前記エンジン4の上方に操縦席8が備えられ、該操縦席8の前側にステアリングハンドル9が設けられている。この走行車体2の後部に昇降リンク機構10が設けられ、該昇降リンク機構10を介して前記苗植付部3が装着され、油圧昇降シリンダ11の伸縮により上下に昇降するように設けられている。尚、走行車体側からの動力が植付クラッチケ−ス12を介して前記苗植付部3に伝動されるようになっている。
【0008】
また、操縦席前側のステップ部には有段操作される株間変速レバ−13が設けられており、走行車体2の走行速度に対する苗植付部3の作動速度を変速できるようになっている。この株間変速レバ−13により、植付作業者が圃場に移植する苗の植付株間を設定できるようになっている。従って、前記株間変速レバ−13を操作しない限り、走行速度に比例した速度で前記苗植付部3が作動されるようになっている。
【0009】
苗植付部3は、苗載置台20と植付伝動部21及び各条の苗植付装置22,…とを備えて構成される。苗植付部3の下部には、センタ−フロ−ト23及び両側部にサイドフロ−ト24,24が設けられており、該フロ−ト23,24,24が圃場面を滑走する構成である。
また、苗植付部3は、植付伝動部21からの動力により前記苗植付装置22を作動する。前記苗載置台20は、上部を苗載置台支持ロ−ラ25,25、下部を左右移動ガイド板26により左右移動可能に支持されている。従って、苗植付部3は、苗載置台20が固着された苗載置台左右移動棒27を左右移動させて苗載置台20を左右移動させ、マット状の苗を苗植付装置22により一株づつ掻き取る構成となっている。尚、前記左右移動ガイド板26には、苗植付装置22,…の苗掻き取り口26a,…が設けられている。また、前記苗載置台20は、左右移動終端においてマット状の苗を各条の苗送りベルト28,…により苗載置台20に沿って苗植付装置側に順次移送する公知の構成である。
【0010】
図1、図2に示すように、苗植付装置22は、植付伝動部21の植付伝動フレ−ム29の端部から出力され機体の走行速度に比例して一定速度で回動する苗植付装置駆動軸30の駆動により回転駆動する回転ケ−ス31と該回転ケ−ス31の両端部にそれぞれ装着された苗植付具32,32とを備えて構成され、該苗植付具32,32が前記苗掻き取り口26a上の苗を掻き取り、掻き取った苗を圃場に植え付けていくようになっている。すなわち、前記回転ケ−ス31が該苗植付装置駆動軸30と一体回転するように取り付けられると共に、回転ケ−ス31内の太陽ギヤ33が前記植付伝動フレ−ム29に対して回転しないように設けられ、回転ケ−ス31の回動により該太陽ギヤ33と噛み合う中間ギヤ34,34を前記太陽ギヤ33回りに回動させ、前記中間ギヤ34,34の駆動により該中間ギヤ34,34と噛み合う最終ギヤ35,35を回動させ、該最終ギヤ35,35と一体回転する最終ギヤ回動軸36,36により前記苗植付具32,32を一体回転させ、前記回転ケ−ス31の回動位置に対して前記苗植付具32,32の前後傾斜姿勢が決定される。尚、前記苗植付具32が最終ギヤ35と一体回転するようになっている。また、前記中間ギヤ34,34及び前記最終ギヤ35,35は、前記太陽ギヤ33に対して対称位置に設けられてそれぞれの苗植付具32,32の前後傾斜姿勢を決定するようになっている。
【0011】
また、前記太陽ギヤ33と前記中間ギヤ34,34と前記最終ギヤ35,35とは非円形の偏心ギヤであると共にそれぞれ同歯数であり、回転ケ−ス31の一回転につき前記中間ギヤ34,34及び前記最終ギヤ35,35が回動角速度を変えながらそれぞれ一回転する。従って、回転ケ−ス31が一回転する間に、苗植付具32,32が回転ケ−ス31の回動とは逆方向に該回転ケ−ス31に対して一回転するようになっている。
【0012】
前記苗植付具32は、マット状の苗を一株分掻き取って保持する植付爪40と該植付爪40で分離して保持した苗を圃場面へ向けて押し出す苗押出具の一例である苗押出フォ−ク41とを備えて構成される。前記回転ケ−ス31の回動により苗植付具32がル−プ軌跡を描いて前記苗掻き取り口26aを通過することにより、前記植付爪40が苗掻き取り口26aにある苗を掻き取り保持するようになっている。苗押出フォ−ク41は、苗の押出作用側に苗押出スプリング42により付勢されると共に、苗植付具32に対して回動する苗押出カム43の回動により揺動軸44a回りに揺動する苗押出ア−ム44を揺動させ該ア−ム44先端に係合して、苗植付具ケ−ス32aに対して摺動して押出作動するようになっている。尚、前記苗押出カム43は回転ケ−ス31に対して回動しないように設けられ、回転ケ−ス31の一回転につき苗押出カム44が苗植付具32に対して一回転する構成となっている。
【0013】
前記植付爪40は、上壁部40aを備えて構成される。また、前記植付爪40の上壁部40aには基部側に2個のボルト孔40b,40bが設けられ、前記植付爪40は前記2個のボルト孔40b,40bを通す2本の締着ボルト45,45により前記苗植付具ケ−ス32aに取り付けられるようになっている。前記植付爪40の先端部には、前記上壁部40aの左右両端部から下方へ突出して設けられた左右の側壁部40c,40cが設けられている。また、前記上壁部40aの左右中央には、植付爪40の先端部から基部側に向かって切欠き部40dが設けられている。尚、前記切欠き部40dは、前記左右の側壁部40c,40cより植付爪40の基部側にまで延設されると共に、植付爪40の先端において前記上壁部40aの左右幅と略同一に構成され、植付爪40の先端から基部側に向かうに従って左右幅が縮小され、所定の位置から基部側は一定の左右幅となっている。また、植付爪40の前記先端部における前記上壁部40aの下側は、平面に構成されている。従って、図10に示すように、植付爪40の前記先端部において、横断面が左右一対のL字型で構成される苗保持部となっている。尚、前記切欠き部40dの側面40eは、曲面形状となっている。
【0014】
また、前記上壁部40aの下面において、前記左右の側壁部40c,40cの植付爪40の基部側の端部40f,40fの位置から植付爪40の基部側にかけて左右にそれぞれ下側に突出した曲面形状部分40g,40gが設けられている。
前記苗押出フォ−ク41は、押出作動により前記苗植付具ケ−ス32aに対して摺動する丸軸部41aと該丸軸部41aの先端に固着された苗押出部41bとを備えて構成される。前記苗押出部41bには苗押出基部41cと左右の苗押出プレ−ト41d,41dとが設けられ、該苗押出プレ−ト41d,41dの前端部が植付爪40が保持した苗の苗床に当接して植付爪40が保持した苗を押し出すようになっている。左右の前記苗押出プレ−ト41d,41dは、植付爪40の側壁部40c,40cより左右内側の該側壁部40c,40cの近傍に設けられ、該プレ−ト41d,41dの上部が側面視で植付爪40の前記側壁部40c,40cと重複するように設けられている。また、図4に示すように、前記苗押出フォ−ク41の押出作動における戻り作動端に位置する状態で、前記苗押出プレ−ト41d,41dが、植付爪40の側壁部40c,40cの植付爪40の基部側の端部40f,40fから該苗押出プレ−ト41d,41dの植付爪40における基部側の端部である一部のみが突出するようになっている。尚、前記苗押出プレ−ト41d,41dは、該プレ−ト41d,41dの上部が前記苗押出フォ−ク41が押出作動における押出作動端に位置する状態で植付爪40の側壁部40c,40cと側面視で重複するように設けられている。
【0015】
また、苗押出部41bの前記苗押出基部41cの上面41eは、前記苗押出プレ−ト41d,41dの端部から植付爪40の基部側にかけて上方に突出した曲面形状となっている。
以上により、この苗植付装置22は、回転ケ−ス31の回転により、上下方向のル−プ軌跡で旋回し植付爪40により苗載置台20の下部の苗掻き取り口26aから一株分の苗を掻き取ってその掻き取った苗を圃場面に移送し、苗押出フォ−ク41が押出作動により圃場に苗を植え付ける。一株分の苗を掻き取るとき、苗床から上方に延びる苗の葉が植付爪40の切欠き部40dに入ると共に植付爪40の先端部の上壁部40aと左右の側壁部40c,40cとにより苗植付装置22の苗植付具32に一株分の苗床が保持され、圃場面に移送する苗の苗床が分離しないように確実に苗床を保持する。また、苗植付具32に保持された苗は、前記左右の側壁部40c,40cの左右内側近傍にある苗押出フォ−ク41の苗押出プレ−ト41d,41dの押出作動により確実に圃場に植え付けられる。
【0016】
そして、前記側壁部40c,40cと前記苗押出プレ−ト41d,41dとの隙間に圃場の泥土や小石等が詰まっても、側面視で前記苗押出プレ−ト41d,41dの前記側壁部40c,40cと重複する部分の一部である植付爪40の基部側となる端部を苗押出フォ−ク41の戻り作動端で圃場面より上方に位置させると共に側面視で前記側壁部40c,40cから突出させて該側壁部40c,40cと重複しないようにしているので、その重複しない苗押出プレ−ト41d,41dの植付爪40の基部側となる端部から前記側壁部40c,40cと前記苗押出プレ−ト41d,41dとの間に詰まった圃場の土や小石等の脱落を促し、前記側壁部40c,40cと前記苗押出プレ−ト41d,41dとの間に圃場の土や小石等が詰まるのを抑制する。
【0017】
よって、植付爪40の側壁部40c,40cと苗押出プレ−ト41d,41dとの間に圃場の土や小石等が詰まるのを抑制するので、植付爪40や苗押出フォ−ク41が変形したり苗押出フォ−ク41の作動が不適正になるのを抑えることができる。
尚、苗載置台20の下部の苗掻き取り口26aから植付爪40が苗を掻き取る状態の苗押出フォ−ク41の戻り作動端で苗押出プレ−ト41d,41dの前端(苗押出フォ−ク41の先端側の端部)が植付爪40の側壁部40c,40cの側方にあるので、植付爪40が掻き取った苗の苗床は植付爪40の上壁部40a、左右の側壁部40c,40c及び前記苗押出プレ−ト41d,41dの前端に接触して確実に保持される。
【0018】
また、苗押出フォ−ク41の苗押出プレ−ト41d,41dが作動しない部分となる左右の側壁部40c,40cの植付爪40の基部側の端部40f,40fの位置から植付爪40の基部側の部分は、側壁部40c,40cがない上に上壁部40aの下面には左右にそれぞれ下側に突出した曲面形状部分40g,40gが設けられているので、左右方向の保持力が小さくなり圃場の泥土や小石等が付着しても脱落しやすく、圃場の泥土や小石等が付着したり噛み込んだりすることが抑制される。従って、この植付爪40の基部側の部分に付着したり噛み込んだりした圃場の泥土や小石等により植付爪40の先端部で保持される苗が苗植付具32の適正な位置あるいは苗植付具32に対して適正な姿勢に保持されないことで、圃場に苗が適正な深さや適正な姿勢に植え付けられなかったり欠株を生じたりするのを抑制することができる。
【0019】
また、植付爪40の切欠き部40dの側面40eが曲面形状となっているので、植付爪40が苗載置台上のマット状の苗を掻き取って保持したときに、前記切欠き部40dにある苗の葉が該切欠き部40dの側面40e部分で損傷するのを抑制している。
また、苗押出フォ−ク41の苗押出部41bの前記苗押出基部41cの上面41eが前記苗押出プレ−ト41d,41dの端部から植付爪40の基部側にかけて上方に突出した曲面形状となっているので、圃場の泥土や小石等が前記苗押出基部41cの上面41eに付着するようなことがあっても、前記苗押出基部41cの上面41eにおける左右方向の保持力が小さく前記苗押出基部41cからの泥土や小石等の脱落を促す構成となっている。
【0020】
ところで、図11、図12、図13は、苗押出フォ−ク41に苗持ち帰り防止具42を装着した状態を示したものである。この苗持ち帰り防止具42は、樹脂製であり、苗押出フォ−ク41の苗押出部41bに嵌め込んで装着するようになっている。前記苗持ち帰り防止具42には植付爪40の切欠き部40dを上下方向に貫通する貫通部42aが設けられ、この貫通部42aが前記苗押出フォ−ク41の作動により前記切欠き部40dを前後方向に移動し、前記貫通部42aにより前記切欠き部40dに詰まった圃場の泥土や小石等を苗植付具32から除去させて脱落させるようになっている。これにより、植付爪40の先端部で保持される苗の葉が植付爪40の切欠き部40dに詰まった圃場の泥土や小石等に当接することにより苗植付具32の適正な位置あるいは苗植付具32に対して適正な姿勢に保持されないことで、圃場に苗が適正な深さや適正な姿勢に植え付けられなかったり欠株を生じたりするのを抑制することができる。
【0021】
尚、以上の実施例は乗用型の田植機の植付爪について記述したが、本発明は乗用型の田植機に限定されるものではない。
同様に、以上の実施例は回転ケ−スを備える苗植付装置について記述したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用型の田植機の側面図
【図2】乗用型の田植機の平面図
【図3】回転ケ−スの側面断面図
【図4】苗植付具の側面断面図
【図5】植付爪の平面図
【図6】植付爪の側面図
【図7】植付爪の底面図
【図8】図5におけるA−A断面図
【図9】図5におけるB−B断面図
【図10】図5におけるC−C断面図
【図11】苗持ち帰り防止具を装着した状態を示す苗植付具の一部の側面断面図
【図12】苗持ち帰り防止具を装着した状態を示す苗植付具の一部の側面図
【図13】苗持ち帰り防止具を装着した状態を示す苗植付具の一部の正面図
【符号の説明】
20…苗載置台、22…苗植付装置、40…植付爪、40a…上壁部、40c,40c…側壁部、40d…切欠き部、40e…切欠き部の側面、40f,40f…側壁部の植付爪における基部側の端部、41…苗押出フォ−ク、41b…苗押出部、41c…苗押出基部、41e…苗押出基部の上面

Claims (1)

  1. 苗載置台(20)上のマット状の苗から一株分の苗を掻き取る植付爪(40)と該植付爪(40)が掻き取った苗を押し出すべく作動する苗押出具(41)とを備え、前記植付爪(40)には上壁部(40a)を備え、該植付爪(40)の先端部には前記上壁部(40a)から下側に延びる左右の側壁部(40c,40c)を備え、側面視において前記側壁部(40c,40c)と前記苗押出具(41)とを少なくとも一部で重複するように設けた苗植付装置において、側面視で前記苗押出具(41)の前記側壁部(40c,40c)と重複する部分が該苗押出具(41)の押出の戻り作動端において側面視で前記側壁部(40c,40c)から突出するように設け、植付爪(40)の切欠き部(40d)の側面(40e)を曲面形状とすると共に、苗押出具(41)の苗押出部(41b)の苗押出基部(41c)の上面(41e)を上方に突出した曲面形状としていることを特徴とする苗植付装置。
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