JP3802812B2 - 差動制限装置の検出法、該検出法を用いたタイヤ空気圧低下検出方法、装置ならびにタイヤ減圧判定のプログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は差動制限装置の検出法、該検出法を用いたタイヤ空気圧低下検出方法、装置ならびにタイヤ減圧判定のプログラムに関する。さらに詳しくは、差動制限装置(LSD:リミット・スリップ・ディファレンシャル)を装着しているか否かを検出するとともに、車両のタイヤの内圧低下を適確に判定することができる差動制限装置の検出法、該検出法を用いたタイヤ空気圧低下検出方法、装置ならびにタイヤの空気圧低下検出プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
従来より、タイヤの空気圧が低下すると、タイヤの動荷重半径が小さくなり、正常な空気圧のタイヤと比較して、回転速度や回転角速度が速くなることが知られている。そして、タイヤの回転角速度の相対的な差から内圧低下を検出する方法が種々提案されている(特開平10−100620号公報、特開平9−66714号公報、特開平8−164720号公報および特開平8−145654号公報など参照)。これらの技術のうち、特開平10−100620号公報記載のタイヤ空気圧低下検出装置(DWS)では、車両がコーナーを走行しているときに、減圧車輪が従動輪にあると判別した場合、駆動輪の回転角速度から旋回半径を導出したのち、該旋回半径からコーナー走行時における横方向加速度(以下、横Gという)を算出し、ついで所定のしきい値により誤差が含まれない横Gに基づいて判定値を算出している。
【0003】
ところが、近年の車両の中には、コーナリングなどの走行性能の向上のため、駆動軸のディファレンシャルギアに差動制限装置を装着したものがある。差動制限装置は、その機構上、差動トルクが設定をこえるまで差動が制限され、駆動輪が左右等速で回転する。このため、装着車では、差動制限装置の影響で旋回外側の回転角速度が本来の回転角速度より遅くなり、旋回半径が大きめに計算されてしまう。その結果、判定値に誤差が生じるため、内圧低下を適確に判定することができない。また、駆動輪が減圧した場合、LSDの働きによって左右輪の作動が制限されるため、空気圧の差によって出るべき左右輪の回転差が通常より小さくなる。そのため、LSDが装着されている車両の駆動輪の減圧しきい値は、LSDが装着されていない車両のしきい値よりも小さく設定されなければならない。
【0004】
このようにLSDは、DWSの性能に大きな影響を与える。したがって、LSDが標準装着である車両ならば、LSD装着を前提として設計すればよい。しかし、オプション装着の場合は、LSDを装着するときにLSD対策用のDWSが組み込まれたマイコンを車両に装着し、LSD未装着車にはLSDを考慮していないDWSが組み込まれたマイコンを車両に装着する。
【0005】
かかるDWSは、ABSのマイコン上に装着されることが多い。しかしながら、LSDの装着/未装着でABSマイコンを使い分けることは作業工程上難しい。
【0006】
本発明は、叙上の事情に鑑み、差動制限装置を装着しているか否かを検出するとともに、車両のタイヤの内圧低下を適確に判定することができる差動制限装置の検出法、該検出法を用いたタイヤ空気圧低下検出方法、装置ならびにタイヤ減圧判定のプログラムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の差動制限装置の検出法は、車両に装着したタイヤから得られる回転情報を用いて求められる車両の横方向加速度または車両の旋回半径と所定の判定値との関係から、車両に差動制限装置が装着されているか否かを検出することを特徴とする。
【0008】
また、本発明のタイヤ空気圧低下検出方法は、車両に装着したタイヤから得られる回転情報に基づいてタイヤの内圧低下を検出するタイヤ空気圧低下検出方法であって、前記各タイヤの回転情報を検出する工程と、各タイヤの回転情報を記憶する工程と、前記車両の横方向加速度または車両の旋回半径を演算する工程と、該横方向加速度または旋回半径と所定の判定値との関係から、車両に差動制限装置が装着されているか否かを検出する工程と、当該検出に基づいて減圧判定のしきい値を選定し、タイヤの空気圧低下を判定する工程とを含むことを特徴とする。
【0009】
また、本発明のタイヤ空気圧低下検出装置は、車両に装着したタイヤから得られる回転情報に基づいてタイヤの内圧低下を検出するタイヤ空気圧低下検出装置であって、前記各タイヤの回転情報を検出する回転情報検出手段と、該各タイヤの回転情報を記憶する記憶手段と、前記車両の横方向加速度または車両の旋回半径を演算する第1演算手段と、該横方向加速度または旋回半径と所定の判定値との関係から、車両に差動制限装置が装着されているか否かを検出する装着検出手段と、当該検出に基づいて減圧判定のしきい値を選定し、タイヤの空気圧低下を判定する減圧判定手段とを備えてなることを特徴とする。
【0010】
さらに本発明のタイヤ減圧判定のプログラムは、タイヤの空気圧低下を判定するためにコンピュータを、車両の各タイヤの回転情報を記憶する記憶手段、前記車両の横方向加速度または車両の旋回半径を演算する第1演算手段、該横方向加速度または旋回半径と所定の判定値との関係から、車両に差動制限装置が装着されているか否かを検出する装着検出手段、当該検出に基づいて減圧判定のしきい値を選定し、タイヤの空気圧低下を判定する減圧判定手段として機能させることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づいて、本発明の差動制限装置の検出法、該検出法を用いたタイヤ空気圧低下検出方法、装置ならびにタイヤ減圧判定のプログラムを説明する。
【0012】
図1に示すように、本発明の一実施の形態にかかわるタイヤ空気圧低下検出装置は、たとえば4輪車両に備えられた4つのタイヤFL、FR、RLおよびRR(以下、総称してWiという。ここで、i=1〜4、1:前左タイヤ、2:前右タイヤ、3:後左タイヤ、4:後右タイヤ)の空気圧が低下しているか否かを検出するもので、タイヤWiにそれぞれ関連して設けられた通常の回転情報検出手段1を備えている。
【0013】
前記回転情報検出手段1としては、電磁ピックアップなどを用いて回転パルスを発生させてパルスの数から車輪速度(回転速度)を測定する車輪速センサまたはダイナモのように回転を利用して発電を行ない、この電圧から車輪速度を測定するものを含む角速度センサなどを用いることができる。前記回転情報検出手段1の出力はABSなどのコンピュータである制御ユニット2に与えられる。制御ユニット2には、空気圧が低下したタイヤWiを知らせるための液晶表示素子、プラズマ表示素子またはCRTなどで構成された表示器3、およびドライバーによって操作することができる初期化スイッチ4が接続されている。本実施の形態にかかわる4輪車両は、FR(フロントエンジン・リアドライブ)車であり、駆動軸5のディファレンシャルギア6に差動制限装置7を装着している。なお、8は従動軸である。
【0014】
制御ユニット2は、図2に示されるように、外部装置との信号の受け渡しに必要なI/Oインターフェイス2aと、演算処理の中枢として機能するCPU2bと、該CPU2bの制御動作プログラムが格納されたROM2cと、前記CPU2bが制御動作を行なう際にデータなどが一時的に書き込まれたり、その書き込まれたデータなどが読み出されるRAM2dとから構成されている。
【0015】
本実施の形態では、前記各タイヤWiの回転情報を検出する回転情報検出手段1と、該各タイヤWiの回転情報を記憶する記憶手段と、前記車両の横方向加速度または車両の旋回半径を演算する第1演算手段と、該横方向加速度または旋回半径と所定の判定値との関係から得られる1次式の傾きの大小により、差動制限装置が装着されているか否かを検出する装着検出手段と、当該検出に基づいて減圧判定のしきい値を選定し、タイヤの空気圧低下を判定する減圧判定手段とを備えている。
【0016】
前記回転情報検出手段1では、タイヤWiの回転数に対応したパルス信号(以下、車輪速パルスという)が出力される。またCPU2bでは、回転情報検出手段1から出力された車輪速パルスに基づき、所定のサンプリング周期ΔT(sec)、たとえばΔT=1秒ごとに各タイヤWiの回転角速度Fiが算出される。
【0017】
ここで、タイヤWiは、規格内でのばらつき(初期差異)が含まれて製造されるため、各タイヤWiの有効転がり半径(一回転により進んだ距離を2πで割った値)は、すべてのタイヤWiがたとえ正常内圧であっても、同一とは限らない。そのため、各タイヤWiの回転角速度Fiはばらつくことになる。そこで、初期差異によるばらつきを打ち消すために補正した回転角速度F1iを算出する。具体的には、
F11=F1
F12=mF2
F13=F3
F14=nF4
と補正される。前記補正係数m、nは、たとえば車両が直線走行していることを条件として回転角速度Fiを算出し、この算出された回転角速度Fiに基づいて、m=F1/F2、n=F3/F4として得られる。そして、前記F1iに基づき、各車輪のタイヤの車輪速度Viを算出する。
【0018】
また、本実施の形態にかかわるタイヤ減圧判定のプログラムは、制御ユニット2を、車両の各タイヤWiの回転情報を記憶する記憶手段、前記車両の横方向加速度または車両の旋回半径を演算する第1演算手段、該横方向加速度または旋回半径と所定の判定値との関係から、車両に差動制限装置が装着されているか否かを検出する装着検出手段、当該検出に基づいて減圧判定のしきい値を選定し、タイヤの空気圧低下を判定する減圧判定手段として機能させる。
【0019】
前記タイヤWiの空気圧低下の検出のための減圧判定値(DEL)は、とくに限定される式を用いて得られるものではなく、たとえばつぎの式を用いて、4輪の車輪の各対角線上に位置する2輪の回転情報の和の平均値の差を4輪の回転情報の平均値で除して得られる値として求められる。またはこの式と同等の式を用いて得られる値とすることもできる。
【0020】
DEL={(F1+F4)/2−(F2+F3)/2}/{(F1+F2+F3+F4)/4}×100(%)
【0021】
そして、前記横方向加速度または旋回半径と判定値との関係から得られる1次式の傾きの大小により、差動制限装置が装着されているか否かを検出する。
【0022】
旋回半径は従動輪の車輪速度から計算される。たとえば車両が左コーナーを走行している場合において、コーナー内側の駆動輪タイヤRLはスリップしやすいため、旋回半径を正確に計算するには不適切であることから、従動輪タイヤFL、FRの速度V1、V2だけを算出する。これにより、旋回半径Rが算出される。
【0023】
R={(V12+V11)/(V12−V11)}×TW/2
ここで、TWはキングピン間の距離(トレッド幅)(m)である。
【0024】
車両の旋回半径Rに基づいて車両の横Gがつぎの式により算出される。
横G=V2/(R×9.8)
なお、分母に9.8が導入されているのは、横方向加速度をg換算するためである。
【0025】
LSDは、車両が旋回中に左右の駆動輪をある一定の力で拘束する。したがって、車両が旋回しているときには、従動輪に比べて駆動輪の左右輪比が小さくなる。
【0026】
前記DELの式では、車両が旋回している場合でも、旋回による車輪速度の差が相殺され、DELはほぼゼロに近い値になる。
【0027】
したがって、
DEL=A×横G
DEL=B×旋回半径R
における定数A、Bの値は小さい。
【0028】
しかし、LSDが装着されていると、旋回中は駆動輪がある一定の力で拘束されるため、DELの式では相殺されず、値が大きくなる。
【0029】
したがって、
DEL=A×横G
DEL=B×旋回半径R
における定数A、Bの値は大きくなる。
【0030】
前記定数A、Bの値の大小から、その車両にLSDが装着されているか否かを判別することができる。
【0031】
つぎに本発明を実施例に基づいて説明するが、本発明はかかる実施例のみに限定されるものではない。
【0032】
実施例
車両として、LSDを装着している後輪駆動の小型無蓋トラック(ピックアップトラック:排気量4.7リットル)(以下、LSD装着車という)とLSDを装着していない後輪駆動の小型無蓋トラック(以下、LSD未装着車という)を用意した。
【0033】
ついでこのLSD装着車とLSD未装着車の2車を正常空気圧のもとにそれぞれ80km/hでオーバルコースを走行させた。これにより、LSD装着車とLSD未装着車について、検出した車輪速度から横Gと判定値(DEL)を演算することにより、図3、4からつぎのような関係式を得ることができた。
【0034】
LSD未装着車:DEL=−0.8×横G
LSD装着車: DEL=−2×横G
【0035】
また、LSD装着車では、駆動輪タイヤ(RR)の空気圧が40%減圧したときの判定値が正常空気圧のときの判定値よりも約30%低下することがわかっている。そこで、LSDの検出法を用いたDWSに、車両がLSD装着車と判断され、かつ駆動輪タイヤが減圧していると判断されたときには、警報のためのしきい値(警報しきい値)を30%低下させるプログラムを組み込んだ。
【0036】
ついで駆動輪タイヤ(RR)の空気圧が40%減圧したときに相当する警報しきい値を0.1に設定する。そして、定数Aの値が1.5以上のときで、かつ駆動輪タイヤが40%減圧したと判断されたときの警報しきい値は0.07に変更する。
【0037】
これに対し、前記LSD装着車とLSD未装着車に通常の(LSDの検出法を用いない)DWSを搭載した(比較例)。このときの警報しきい値はともに0.1である。
【0038】
つぎに試験方法として、LSD装着車とLSD未装着車について、オーバルコースで約1時間の学習走行を行なったのち、駆動輪タイヤ(RR)の空気圧を40%減らして20分間走行し、警報するかどうかの試験を行なった。その結果を、表1に示す。なお、空気低下警報の判定には、直線部のデータのみを使用し、旋回部のデータはLSDが装着されているかどうかの判断のみに使用した。
【0039】
【表1】
【0040】
【発明の効果】
以上説明したとおり、本発明によれば、LSDが装着されているかどうかの検出が可能になるので、LSDの装着/未装着で使用する定数や減圧判定ロジックの切り替えができる。これにより、タイヤの内圧低下を適確に判定することができるため、車両の性能や安全性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のタイヤ空気圧低下検出装置の一実施の形態を示すブロック図である。
【図2】図1におけるタイヤ空気圧低下検出装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図3】LSD未装着車における判定値と横Gとの関係を示す図である。
【図4】LSD装着車における判定値と横Gとの関係を示す図である。
【符号の説明】
1 回転情報検出手段
2 制御ユニット
3 表示器
4 初期化スイッチ
5 駆動軸
6 ディファレンシャルギア
7 差動制御装置
8 従動軸
Claims (8)
- 車両に装着したタイヤから得られる回転情報を用いて求められる車両の横方向加速度または車両の旋回半径と所定の判定値との関係から、車両に差動制限装置が装着されているか否かを検出する差動制限装置の検出法であって、前記判定値が、4輪の車輪の各対角線上に位置する2輪の車輪速度の和の平均値の差を4輪の車輪速度の平均値で割る式またはこの式と同等の式を用いて得られる値である差動制限装置の検出法。
- 前記横方向加速度または旋回半径と判定値との関係から得られる1次式の傾きの大小により、差動制限装置が装着されているか否かを検出する請求項1記載の差動制限装置の検出法。
- 車両に装着したタイヤから得られる回転情報に基づいてタイヤの内圧低下を検出するタイヤ空気圧低下検出方法であって、前記各タイヤの回転情報を検出する工程と、各タイヤの回転情報を記憶する工程と、前記車両の横方向加速度または車両の旋回半径を演算する工程と、該横方向加速度または旋回半径と所定の判定値との関係から、車両に差動制限装置が装着されているか否かを検出する工程と、当該検出に基づいて減圧判定のしきい値を選定し、タイヤの空気圧低下を判定する工程とを含むタイヤ空気圧低下検出方法であって、前記判定値が、4輪の車輪の各対角線上に位置する2輪の回転情報の和の平均値の差を4輪の車輪速度の平均値で割る式またはこの式と同等の式を用いて得られる値であるタイヤ空気圧低下検出方法。
- 前記横方向加速度または旋回半径と判定値との関係から得られる1次式の傾きの大小により、差動制限装置が装着されているか否かを検出する請求項3記載のタイヤ空気圧低下検出方法。
- 車両に装着したタイヤから得られる回転情報に基づいてタイヤの内圧低下を検出するタイヤ空気圧低下検出装置であって、前記各タイヤの回転情報を検出する回転情報検出手段と、該各タイヤの回転情報を記憶する記憶手段と、前記車両の横方向加速度または車両の旋回半径を演算する第1演算手段と、該横方向加速度または旋回半径と所定の判定値との関係から、車両に差動制限装置が装着されているか否かを検出する装着検出手段と、当該検出に基づいて減圧判定のしきい値を選定し、タイヤの空気圧低下を判定する減圧判定手段とを備えてなるタイヤ空気圧低下検出装置であって、前記判定値が、4輪の車輪の各対角線上に位置する2輪の車輪速度の和の平均値の差を4輪の車輪速度の平均値で割る式またはこの式と同等の式を用いて得られる値であるタイヤ空気圧低下検出装置。
- 前記横方向加速度または旋回半径と判定値との関係から得られる1次式の傾きの大小により、差動制限装置が装着されているか否かを検出する請求項5記載のタイヤ空気圧低下検出装置。
- タイヤの空気圧低下を判定するためにコンピュータを、車両の各タイヤの回転情報を記憶する記憶手段、前記車両の横方向加速度または車両の旋回半径を演算する第1演算手段、該横方向加速度または旋回半径と所定の判定値との関係から、車両に差動制限装置が装着されているか否かを検出する装着検出手段、当該検出に基づいて減圧判定のしきい値を選定し、タイヤの空気圧低下を判定する減圧判定手段として機能させるためのタイヤ減圧判定のプログラムであって、前記判定値が、4輪の車輪の各対角線上に位置する2輪の車輪速度の和の平均値の差を4輪の車輪速度の平均値で割る式またはこの式と同等の式を用いて得られる値であるタイヤ減圧判定のプログラム。
- 前記横方向加速度または旋回半径と判定値との関係から得られる1次式の傾きの大小により、差動制限装置が装着されているか否かを検出する請求項7記載のタイヤ減圧判定のプログラム。
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